JP2000220261A - 軒樋化粧カバー及びそれを含む軒樋排水構造 - Google Patents

軒樋化粧カバー及びそれを含む軒樋排水構造

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JP2000220261A
JP2000220261A JP11022769A JP2276999A JP2000220261A JP 2000220261 A JP2000220261 A JP 2000220261A JP 11022769 A JP11022769 A JP 11022769A JP 2276999 A JP2276999 A JP 2276999A JP 2000220261 A JP2000220261 A JP 2000220261A
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eaves gutter
decorative cover
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eaves
rainwater
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JP11022769A
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Hisaji Nakajima
久次 中島
Yoshitsugu Tsuchida
喜嗣 土田
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒樋において雨滴が凝集して流下し、雨垂れ
となって落下することを防止することにより、雨垂れに
よって地面が掘られ、外壁面が汚染されるのを阻止す
る。 【解決手段】 軒樋3に装着する軒樋化粧カバー4にお
いて、下方前方に傾斜する傾斜壁部4bを形成するとと
もに、傾斜壁部4bを流下する雨滴を回収する雨滴回収
溝5を傾斜壁部4bの下方に画成する。また、軒樋3の
底壁に排水口10を形成するとともに、軒樋化粧カバー
4の底壁部4eに排水口9を形成し、両方の排水口9,
10から排出される雨水を回収する雨水流入口及び雨水
排出口14を有する集水器11を軒樋3の底壁及び軒樋
化粧カバー4の底壁部4eに装着して、軒樋排水構造を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒樋、特には、前
側壁に傾斜壁部が形成された閉塞軒樋に装着して好適な
軒樋化粧カバー、及びそれを含む軒樋排水構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、前側壁に下方前方に
傾斜する傾斜壁部101aが形成された閉塞軒樋101
では、降雨時に傾斜壁部101aに雨滴が付着し易く、
それら雨滴は凝集して傾斜壁部101aを流下し、前側
壁の下端から雨垂れとなって落下する。そして、雨垂れ
が多量に、激しく落下すると、軒樋101下方の地面を
掘って凹凸を形成し、雨垂れが建物の外壁面に付着する
と、外壁面を汚染して美観を損ねる。
【0003】軒先の美観を向上させるため、図8に示す
ように、閉塞軒樋101には軒樋化粧カバー102を装
着することもあるが、従来の軒樋化粧カバー102に
は、閉塞軒樋101の傾斜壁部101aに対応させて、
前側壁に下方前方に傾斜する傾斜壁部102aが形成さ
れていた。よって、軒樋化粧カバー102を装着した場
合にも、降雨時に上述したような問題が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の問題点に鑑みて為されたものであり、軒樋の壁面にお
いて降雨時に雨滴が凝集して流下し、雨垂れとなって落
下することを防止することにより、雨垂れによって地面
が掘られ、外壁面が汚染されるのを阻止することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明の軒樋化粧カバーは、下方前方に向かって傾
斜する傾斜壁部を形成するとともに、流下する雨滴を回
収する雨滴回収溝を前記傾斜壁部の下方に画成したこと
を特徴とする。かかる軒樋化粧カバーによれば、降雨時
に凝集して流下した雨滴を雨水回収溝で回収するから、
雨垂れとなって落下することを防止することができる。
【0006】ここで、雨滴回収溝は、下端部から前方に
延びる底壁部と、上方前方に起立する突出部とによって
画成することができる。
【0007】また、本発明の軒樋排水構造は、軒樋の底
壁に排水口を形成するとともに、前記軒樋化粧カバーの
底壁部に排水口を形成し、前記両方の排水口から排出さ
れる雨水を回収する雨水流入口及び雨水排出口を有する
集水器を前記軒樋の底壁及び前記軒樋化粧カバーの底壁
部に装着してなる。かかる軒樋排水構造によれば、本発
明の軒樋化粧カバーの雨滴回収溝によって回収した雨水
を軒樋内に貯留した雨水と同時に排水することができ、
特別な排水部材を必要としない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明の軒樋化粧
カバーを軒樋に装着した状態を示す断面図、図2は本発
明の軒樋化粧カバーの種々変形例を示す断面図、図3は
軒樋及び軒樋化粧カバーの排水口近傍部の下方視斜視
図、図4は集水器の斜視図、図5は集水器取付部におけ
る断面図、図6は軒樋排水構造を示す外観斜視図であ
る。
【0009】なお、本明細書中において、軒樋及び軒樋
化粧カバーに関して「前」または「前方」という場合、
建物の外壁(あるいは軒先)から遠い側、または離れる
方向を意味し、「後」または「後方」という場合、建物
の外壁(あるいは軒先)に近い側、または近づく方向を
意味する。
【0010】図1に示すように、軒先には固定金具1が
固着され、この固定金具1には軒樋吊具2が取着されて
いる。軒樋3は、前側壁の上半部を傾斜壁部3c、下半
部を垂直壁部3dとした閉塞軒樋であり、前側及び後側
上端部に係合部3a,3bを形成し、垂直壁部3dと底
壁との接続部に係合凹部3eを形成してある。そして、
係合部3a,3bを軒樋吊具2の前側及び後側上端部に
形成された切欠部2a,2bに嵌挿することによって、
軒樋3は装着されている。
【0011】本発明の軒樋化粧カバー4は、上端部を逆
U字状の係合部4aとし、上端部から下方前方に向かっ
て傾斜壁部4bとし、さらに、下端部まで下方後方に向
かって傾斜壁部4cとしてある。また、下端部を上方に
屈曲して係合凸部4dとし、係合凸部4dから前方に延
びる底壁部4eを経て、上方前方に起立する突出部4f
を形成してある。そして、軒樋化粧カバー4の係合部4
aは軒樋3の係合部3aと係合し、係合凸部4dは軒樋
3の係合凹部3eと係合するように形成され、傾斜壁部
4c、底壁部4e及び突出部4fによって雨滴回収溝5
を画成してある。
【0012】軒樋化粧カバー4は、また、傾斜壁部4b
及び傾斜壁部4cからなる壁部が折曲されて略く字状に
形成されているため、弾性変形によってその接続部を支
点にして拡開自在となっている。よって、軒樋化粧カバ
ー4を拡開させた状態で、軒樋化粧カバー4の係合部4
aを軒樋3の係合部3aに係合し、係合凸部4dを軒樋
3の係合凹部3eに係合させれば、弾性復元力によって
軒樋3に確実に装着することができる。
【0013】本発明の軒樋化粧カバーは、例えば、防錆
処理を施した金属板をプレス加工することにより製造す
ることができるが、合成樹脂材料を押出成形することに
より製造することもできる。
【0014】本発明の軒樋化粧カバー4によれば、降雨
時に傾斜壁部4bに付着した雨滴は凝集して傾斜壁部4
bに沿って流下し、さらに傾斜壁部4cに沿って流下
し、下端部に画成された雨滴回収溝5内に流入して貯留
する。よって、軒樋化粧カバー4の下端から雨垂れとな
って落下することはなく、軒樋3下方の地面を掘って凹
凸を形成したり、外壁面を汚染して美観を損ねることも
ない。
【0015】また、本発明の軒樋化粧カバーは、上記形
状のものに限られず、種々形状のものを採用することが
できる。例えば、図2(A)に示すように、上端部から
下方前方に向かう傾斜壁部6bに接続して下端部まで垂
直壁部6cを形成した軒樋化粧カバー6としてもよい。
また、図2(b)に示すように、上端部から下端部まで
外側に凸とした湾曲傾斜壁部7bを形成した軒樋化粧カ
バー7としてもよい。さらには、図2(c)に示すよう
に、上端部から下方前方に向かう傾斜壁部8bに接続し
て下端部まで下方前方に向かう傾斜壁部8cを形成した
軒樋化粧カバー8としてもよい。
【0016】軒樋化粧カバー4の雨滴回収溝5内に貯留
した雨水を排出するために、図3に示すように、軒樋化
粧カバー4の底壁部4eの適宜部所には排水口9が形成
されるが、特には、軒樋化粧カバー4装着時、排水口9
が軒樋3の底壁に形成された排水口10の近傍に位置す
ることが好ましい。そうすれば、図4に示すような集水
器11を使用することによって、排水口9,10から排
出される雨水を同時に回収することができる。
【0017】集水器11は、図4に示すように、補助流
入口12と主要流入口13とからなる雨水流入口と、雨
水排出口14とを有し、補助流入口12と主要流入口1
3とは隔壁15に穿設した流通孔16によって連通して
いる。なお、補助流入口12と主要流入口13との隔壁
15を除去して、単一の雨水流入口としてもよい。
【0018】図5に示すように、軒樋化粧カバー4の雨
滴回収溝5に貯留した雨水は、排出口9を通って補助流
入口12へと流入し、軒樋3内に貯留した雨水は、排出
口10を通って主要流入口13へと流入し、集水器11
内で一緒になって、雨水排出口14から流出し、エルボ
管、縦樋等を通って側溝等に排出される。
【0019】
【発明の効果】本発明の軒樋化粧カバーによれば、降雨
時に付着、凝集した雨滴を傾斜壁部に沿って流下させ、
雨滴回収溝によって回収するから、雨垂れとなって落下
することを防止することができ、雨垂れによって地面が
掘られ、外壁面が汚染されるのを阻止することができ
る。また、軒樋化粧カバーに雨滴回収溝を形成したか
ら、従来の軒樋に何等の処理を施すことなく、上記作
用、効果を発揮することができる。さらに、必要に応じ
て軒樋化粧カバーを装着すればよく、適宜選択すること
ができる。
【0020】また、本発明の軒樋排水構造によれば、本
発明の軒樋化粧カバーの雨滴回収溝によって回収した雨
水を軒樋内に貯留した雨水と同時に排水することがで
き、特別な排水部材を必要としないから、極めて便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軒樋化粧カバーを軒樋に装着した状態
を示す断面図である。
【図2】本発明の軒樋化粧カバーの種々変形例を示す断
面図である。
【図3】軒樋及び軒樋化粧カバーの排水口近傍部の下方
視斜視図である。
【図4】集水器の斜視図である。
【図5】集水器取付部における断面図である。
【図6】軒樋排水構造を示す外観斜視図である。
【図7】軒樋を固着した軒先を示す断面図である。
【図8】従来の軒樋化粧カバーを軒樋に装着した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
3 軒樋 4 軒樋化粧カバー 4b 傾斜壁部 4e 底壁部 4f 突出部 5 雨滴回収溝 9 排水口 10 排水口 11 集水器 12 補助流入口 13 主要流入口 14 雨水排出口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月4日(1999.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋に装着する軒樋化粧カバーにおい
    て、下方前方に向かって傾斜する傾斜壁部を形成すると
    ともに、流下する雨滴を回収する雨滴回収溝を前記傾斜
    壁部の下方に画成したことを特徴とする軒樋化粧カバ
    ー。
  2. 【請求項2】 上記雨滴回収溝は、下端部から前方に延
    びる底壁部と、上方前方に起立する突出部とによって画
    成されてなることを特徴とする請求項1に記載の軒樋化
    粧カバー。
  3. 【請求項3】 軒樋の底壁に排水口を形成するととも
    に、請求項1又は2に記載の軒樋化粧カバーの底壁部に
    排水口を形成し、前記両方の排水口から排出される雨水
    を回収する雨水流入口及び雨水排出口を有する集水器を
    前記軒樋の底壁及び前記軒樋化粧カバーの底壁部に装着
    してなる軒樋排水構造。
JP11022769A 1999-01-29 1999-01-29 軒樋化粧カバー及びそれを含む軒樋排水構造 Pending JP2000220261A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063519A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Matsushita Electric Works Ltd 軒樋化粧飾り曲り、及びその製造方法
JP2015098782A (ja) * 2015-02-27 2015-05-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 雨樋構造

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