JP2000219455A - 油圧エレベータ装置 - Google Patents
油圧エレベータ装置Info
- Publication number
- JP2000219455A JP2000219455A JP11025168A JP2516899A JP2000219455A JP 2000219455 A JP2000219455 A JP 2000219455A JP 11025168 A JP11025168 A JP 11025168A JP 2516899 A JP2516899 A JP 2516899A JP 2000219455 A JP2000219455 A JP 2000219455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- cylinder
- car
- hydraulic
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 油タンクを必要としない油圧エレベータ装置
の提供。 【解決手段】 シリンダ内に中空状に形成されたプラン
ジャ4を摺動させる油圧ジャッキ5を立設し、シリンダ
3内に作動油をポンプ8にて圧送してプランジャ4の底
部を上方に押上げることにより、乗かご6を上昇させる
ように構成した油圧エレベータ装置において、プランジ
ャ4の上部に設けた穴4Aと、この穴4Aとポンプ8間
に取付けられる乗かご6の昇降に伴い移動可能なホース
9、9Aと、乗かご6の昇降指令に伴い、作動油をプラ
ンジャ4とシリンダ3間を往復させる送油制御手段1
0、11とを備えた構成である。
の提供。 【解決手段】 シリンダ内に中空状に形成されたプラン
ジャ4を摺動させる油圧ジャッキ5を立設し、シリンダ
3内に作動油をポンプ8にて圧送してプランジャ4の底
部を上方に押上げることにより、乗かご6を上昇させる
ように構成した油圧エレベータ装置において、プランジ
ャ4の上部に設けた穴4Aと、この穴4Aとポンプ8間
に取付けられる乗かご6の昇降に伴い移動可能なホース
9、9Aと、乗かご6の昇降指令に伴い、作動油をプラ
ンジャ4とシリンダ3間を往復させる送油制御手段1
0、11とを備えた構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータ装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作動油をプランジャの内部に充填
させることでプランジャ側面に垂直方向の荷重を軽減さ
せ、プランジャの座屈に対する安全性を高くするととも
に、プランジャの下部にシリンダ内に通連する作動油流
入口に空気の流出入を阻止する手段を設け、プランジャ
内への空気溜りを無くすようにして乗かごの乗り心地へ
影響を与えない技術が、特開平8−268665号公報
に記載されている。
させることでプランジャ側面に垂直方向の荷重を軽減さ
せ、プランジャの座屈に対する安全性を高くするととも
に、プランジャの下部にシリンダ内に通連する作動油流
入口に空気の流出入を阻止する手段を設け、プランジャ
内への空気溜りを無くすようにして乗かごの乗り心地へ
影響を与えない技術が、特開平8−268665号公報
に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、プラ
ンジャ内に作動油を充填させた油圧ジャッキを用いて、
乗り心地の良い油圧式エレベータが得られるとともに、
低コストで行程の長い油圧式エレベータが得られるが、
プランジャ及びシリンダに作動油を供給するための油タ
ンクが必要であり、昇降路と別に機械室の設置が必要で
あった。
ンジャ内に作動油を充填させた油圧ジャッキを用いて、
乗り心地の良い油圧式エレベータが得られるとともに、
低コストで行程の長い油圧式エレベータが得られるが、
プランジャ及びシリンダに作動油を供給するための油タ
ンクが必要であり、昇降路と別に機械室の設置が必要で
あった。
【0004】本発明の目的は、油タンクを必要としない
油圧エレベータ装置を提供することにある。
油圧エレベータ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シリンダ内に中空状に形成されたプラン
ジャを摺動させる油圧ジャッキを立設し、前記シリンダ
内に作動油をポンプにて圧送して前記プランジャの底部
を上方に押上げることにより、乗かごを上昇させるよう
に構成した油圧エレベータ装置において、前記プランジ
ャの上部に設けた穴と、この穴と前記ポンプ間に取付け
られる前記乗かごの昇降に伴い移動可能なホースと、前
記乗かごの昇降指令に伴い、前記作動油を前記プランジ
ャと前記シリンダ間を往復させる送油制御手段とを備え
たものである。
に、本発明は、シリンダ内に中空状に形成されたプラン
ジャを摺動させる油圧ジャッキを立設し、前記シリンダ
内に作動油をポンプにて圧送して前記プランジャの底部
を上方に押上げることにより、乗かごを上昇させるよう
に構成した油圧エレベータ装置において、前記プランジ
ャの上部に設けた穴と、この穴と前記ポンプ間に取付け
られる前記乗かごの昇降に伴い移動可能なホースと、前
記乗かごの昇降指令に伴い、前記作動油を前記プランジ
ャと前記シリンダ間を往復させる送油制御手段とを備え
たものである。
【0006】このように構成したので、プランジャ内の
作動油をシリンダに圧送してプランジャ下部を作動油で
押上げることで乗かごを上昇させ、シリンダ内の作動油
をプランジャへ送油すれば乗かごが下降するので、作動
油を蓄積する油タンクが不要となり、機械室も設置する
必要がない。
作動油をシリンダに圧送してプランジャ下部を作動油で
押上げることで乗かごを上昇させ、シリンダ内の作動油
をプランジャへ送油すれば乗かごが下降するので、作動
油を蓄積する油タンクが不要となり、機械室も設置する
必要がない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0008】図1は本発明の油圧エレベータ装置の一実
施形態を示す昇降路底部の要部断面図である。
施形態を示す昇降路底部の要部断面図である。
【0009】図において、昇降路1の底部であるピット
2にはシリンダ3とシリンダ3内を出没する中空のプラ
ンジャ4から構成される油圧ジャッキ5が鉛直に立設さ
れ、プランジャ4の上端に乗かご6が取付けられ、シリ
ンダ3の上方のグランド部3Aにはプランジャ4との接
触部位に作動油漏れを防止するパッキング3Bが設けら
れ、また、シリンダ3の下方及びプランジャ4の上方に
はそれぞれ穴3C、4Aが設けられている。穴3Cにシ
ールされて取付けられるパイプ7はピット2に設置され
るポンプ8の一方の給排口8Aに接続され、穴4Aから
ホース9の一方がプランジャ4の底部近傍まで挿入さ
れ、ホース9の他方はポンプ8の他方の給排口8Bに接
続され、また、ホース9はプランジャ4の出没に応じて
伸長自在なコイル部分9Aの構造を有している。また、
ポンプ8に正逆回転を与えるモータ10と、このモータ
10への回転方向と回転数を指令するインバータ制御や
油圧エレベータの走行指令等の制御装置11とがピット
2に設置されており、乗かご6を昇降させる動力である
作動油はシリンダ3及びプランジャ4に入れられてい
る。
2にはシリンダ3とシリンダ3内を出没する中空のプラ
ンジャ4から構成される油圧ジャッキ5が鉛直に立設さ
れ、プランジャ4の上端に乗かご6が取付けられ、シリ
ンダ3の上方のグランド部3Aにはプランジャ4との接
触部位に作動油漏れを防止するパッキング3Bが設けら
れ、また、シリンダ3の下方及びプランジャ4の上方に
はそれぞれ穴3C、4Aが設けられている。穴3Cにシ
ールされて取付けられるパイプ7はピット2に設置され
るポンプ8の一方の給排口8Aに接続され、穴4Aから
ホース9の一方がプランジャ4の底部近傍まで挿入さ
れ、ホース9の他方はポンプ8の他方の給排口8Bに接
続され、また、ホース9はプランジャ4の出没に応じて
伸長自在なコイル部分9Aの構造を有している。また、
ポンプ8に正逆回転を与えるモータ10と、このモータ
10への回転方向と回転数を指令するインバータ制御や
油圧エレベータの走行指令等の制御装置11とがピット
2に設置されており、乗かご6を昇降させる動力である
作動油はシリンダ3及びプランジャ4に入れられてい
る。
【0010】次に、本発明の本実施形態の動作の説明を
行なう。
行なう。
【0011】今、乗かご6を上昇させるとき、制御装置
11は作動油がポンプ8の他方の給排口8Bから一方の
給排口8Aに流れるようにモータ10をインバータ制御
にて徐々に回転(この回転方向を正回転という)させ、
即ち、プランジャ4の作動油は、プランジャ4−ホース
9−他方の給排口8B−ポンプ8−一方の給排口8A−
パイプ7−シリンダ3の順でポンプ8によってシリンダ
3内に圧送され、プランジャ4の底部に圧力を加えて乗
かご6を上昇させる。
11は作動油がポンプ8の他方の給排口8Bから一方の
給排口8Aに流れるようにモータ10をインバータ制御
にて徐々に回転(この回転方向を正回転という)させ、
即ち、プランジャ4の作動油は、プランジャ4−ホース
9−他方の給排口8B−ポンプ8−一方の給排口8A−
パイプ7−シリンダ3の順でポンプ8によってシリンダ
3内に圧送され、プランジャ4の底部に圧力を加えて乗
かご6を上昇させる。
【0012】次に、乗かご6を上昇させるとき、制御装
置11は作動油がポンプ8の一方の給排口8Aから他方
の給排口8Bへ流れるようにモータ10に逆回転のイン
バータ制御を行なうことで、作動油はシリンダ3−パイ
プ7−一方の給排口8A−ポンプ8−他方の給排口8B
−ホース9−プランジャ4の順で、シリンダ3からプラ
ンジャ4へ流れ作動油がプランジャ4内に蓄積されると
ともに、乗かご6が下降する。
置11は作動油がポンプ8の一方の給排口8Aから他方
の給排口8Bへ流れるようにモータ10に逆回転のイン
バータ制御を行なうことで、作動油はシリンダ3−パイ
プ7−一方の給排口8A−ポンプ8−他方の給排口8B
−ホース9−プランジャ4の順で、シリンダ3からプラ
ンジャ4へ流れ作動油がプランジャ4内に蓄積されると
ともに、乗かご6が下降する。
【0013】本実施形態によれば、作動油をシリンダ3
及びプランジャ4内に溜めるようにするとともに、乗か
ごの昇降はシリンダ3及びプランジャ4内の作動油を移
動させることで、油タンクの設置を不必要とし、また、
ポンプ8、モータ10、制御装置11を昇降路1のピッ
ト2に設置することで、機械室を設ける必要がなくな
る。
及びプランジャ4内に溜めるようにするとともに、乗か
ごの昇降はシリンダ3及びプランジャ4内の作動油を移
動させることで、油タンクの設置を不必要とし、また、
ポンプ8、モータ10、制御装置11を昇降路1のピッ
ト2に設置することで、機械室を設ける必要がなくな
る。
【0014】なお、本実施形態では、ホース9を伸長自
在とするためコイル部分9Aの構造を設けたことで説明
を行なったが、乗かごをロープにて昇降させるロープ式
エレベータの乗かごと、昇降路上方に設けられる機械室
とを接続する移動ケーブルのような構造としたホース9
を用いても同様なる効果が得られる。
在とするためコイル部分9Aの構造を設けたことで説明
を行なったが、乗かごをロープにて昇降させるロープ式
エレベータの乗かごと、昇降路上方に設けられる機械室
とを接続する移動ケーブルのような構造としたホース9
を用いても同様なる効果が得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、プランジャ内の作動油
をシリンダに圧送してプランジャ下部を作動油で押上げ
ることで乗かごを上昇させ、シリンダ内の作動油をプラ
ンジャへ送油すれば乗かごが下降するので、作動油を蓄
積する油タンクが不要となり、機械室も設置する必要が
なく、製作費も安くなる。
をシリンダに圧送してプランジャ下部を作動油で押上げ
ることで乗かごを上昇させ、シリンダ内の作動油をプラ
ンジャへ送油すれば乗かごが下降するので、作動油を蓄
積する油タンクが不要となり、機械室も設置する必要が
なく、製作費も安くなる。
【図1】本発明の油圧エレベータ装置の一実施形態を示
す昇降路底部の要部断面図である。
す昇降路底部の要部断面図である。
2 ピット 3 シリンダ 4 プランジャ 5 油圧ジャッキ 6 乗かご 8 ポンプ 9 ホース 9A コイル部分 10 モータ 11 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ内に中空状に形成されたプラン
ジャを摺動させる油圧ジャッキを立設し、前記シリンダ
内に作動油をポンプにて圧送して前記プランジャの底部
を上方に押上げることにより、乗かごを上昇させるよう
に構成した油圧エレベータ装置において、前記プランジ
ャの上部に設けた穴と、この穴と前記ポンプ間に取付け
られ、前記乗かごの昇降に伴い移動可能なホースと、前
記乗かごの昇降指令に伴い、前記作動油を前記プランジ
ャと前記シリンダ間を往復させる送油制御手段とを備え
たことを特徴とする油圧エレベータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025168A JP2000219455A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 油圧エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025168A JP2000219455A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 油圧エレベータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000219455A true JP2000219455A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12158487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11025168A Pending JP2000219455A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 油圧エレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000219455A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112938714A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-11 | 范楚红 | 一种电梯用新型液压设备 |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP11025168A patent/JP2000219455A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112938714A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-11 | 范楚红 | 一种电梯用新型液压设备 |
CN112938714B (zh) * | 2021-02-03 | 2022-09-02 | 上海汉神机电股份有限公司 | 一种电梯用新型液压设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9822777B2 (en) | Hydraulic pumping assembly, system and method | |
EP1762534A3 (en) | Cylinder apparatus for hydraulic lift jack with transmission | |
EP1707078A1 (en) | Hydraulic device for elevating/lowering chair | |
CN112412906A (zh) | 一种用于举升机的液压控制系统 | |
CN1318290C (zh) | 液压千斤顶 | |
CN213899442U (zh) | 一种用于举升机的液压控制系统 | |
JP2000219455A (ja) | 油圧エレベータ装置 | |
CN216478094U (zh) | 一种剪叉式高空作业平台升降液压控制系统 | |
CN114370437B (zh) | 一种剪叉式高空作业平台升降液压控制系统 | |
JP2007515606A (ja) | 駆動システムにおける、または同システムに関する改良点 | |
JP3346153B2 (ja) | 油圧エレベーター装置 | |
JP2528934B2 (ja) | 流体圧エレベ―タ | |
CN213707609U (zh) | 一种带有二维柱塞泵的液压升降机 | |
JP3148681B2 (ja) | 油圧式エレベータ | |
JP2002060167A (ja) | 液圧エレベーター装置 | |
JP2000118916A (ja) | 油圧エレベータの走行装置 | |
EP2199244B1 (en) | Hydraulic lift | |
JP2001163545A (ja) | 油圧エレベーターにおける油圧制御装置の改修方法 | |
JP2915650B2 (ja) | リニアモータを使用した油圧式エレベーター | |
KR200243913Y1 (ko) | 카 리프트용 유압실린더의 유체 출입구조 | |
KR100559454B1 (ko) | 유압식 수문 권양기 | |
KR20220011295A (ko) | 건설 기계 | |
JP3116939U (ja) | 昇降式台車 | |
JPH10147485A (ja) | 油圧エレベータ | |
JP2003002559A (ja) | 油圧式エレベータの油圧ジャッキ及びそれを用いた油圧回路 |