JP3346153B2 - 油圧エレベーター装置 - Google Patents

油圧エレベーター装置

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JP3346153B2
JP3346153B2 JP02029096A JP2029096A JP3346153B2 JP 3346153 B2 JP3346153 B2 JP 3346153B2 JP 02029096 A JP02029096 A JP 02029096A JP 2029096 A JP2029096 A JP 2029096A JP 3346153 B2 JP3346153 B2 JP 3346153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主索を介して油
圧ジャッキに係合されたかごが、油圧ジャッキの動作に
より昇降する油圧エレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図及び図は、例えば特開平3−13
3892号公報に示された従来の油圧エレベーター装置
を概念的に示す縦断面図、図は図の油圧ジャッキの
A部を縦断して示す拡大図である。図において、1は昇
降路、2は昇降路1の所定経路を昇降するかご、3は昇
降路1に立設された油圧ジャッキで、シリンダー4及び
プランジャー5によって構成されている。
【0003】6はシリンダー4の上端部を形成したシリ
ンダーヘッド、7はシリンダーヘッド6に設けられたパ
ッキン押え、8はパッキン押え7内に配置されたパッキ
ン、9はパッキン押え7内に配置されて、プランジャー
5の倒れを防ぐ摺動支持部材である。
【0004】10は昇降路1に隣接して設けられた機械
室、11は機械室10に設置された油圧パワーユニット
で、油槽12、電動機13、電動機13により駆動され
る油圧ポンプ14、油圧制御弁15、吐出管16、戻り
管17及び吸い込み管18が設けられている。19は油
圧ジャッキ3に接続された送油管、20はプランジャー
5の上端に枢着された滑車、21は一端がかご2の下端
部に連結されて滑車20に巻掛けられ、他端は油圧ジャ
ッキ3の基部、すなわち昇降路1の固定部22に連結さ
れた主索である。
【0005】従来の油圧エレベーター装置は上記のよう
に構成され、電動機13が付勢されて油圧ポンプ14が
駆動され、油槽12から吸い込み管18により圧油を吸
い込む。そして、圧油が吐出管16、油圧制御弁15及
び送油管19を経て油圧ジャッキ3へ圧送される。これ
によって、プランジャー5が押し上げられて、滑車20
が上方へ変位することによって主索21を介してかご2
が上昇運転される。
【0006】また、油圧ジャッキ3内の圧油を送油管1
9を経て排出し、油圧制御弁15によって流量制御して
戻り管17を経て油槽12へ還流させることによって、
プランジャー5が下降する。これによって、滑車20が
下方へ変位することにより主索21を介してかご2が下
降運転されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の油
圧エレベーター装置において、滑車20に巻掛けられた
主索21によりかご2が支持される。これにより、滑車
20による2:1ローピングが構成されてプランジャー
5の作動速度に対してかご2の速度が二倍になる。この
ような構成において、かご2を高速運転するためにはプ
ランジャー5の作動速度を増すことが必要になる。
【0008】しかし、シリンダー4のシリンダーヘッド
6にはプランジャー5の摺動部から圧油の漏出を防ぐパ
ッキン8が設けられ、またプランジャー5の倒れを防ぐ
ために摺動支持部材9が設けられている。このため、プ
ランジャー5の作動速度が増すことにより局部的に温度
上昇が生じ、摺動関連部材の磨耗が促進されて寿命が短
くなるという問題点があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、高速運転における油圧ジャッキ
の摺動関連部材の損耗が生じない油圧エレベーター装置
を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油圧エレ
ベーター装置においては、昇降路内に立設されて圧油の
供給及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この
油圧ジャッキの動作を介して駆動されて昇降路の所定経
路を昇降するかごと、油圧ジャッキのシリンダーの一端
に設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プランジ
ャーと、第一プランジャーが設けられたシリンダーの他
端に設けられて先端に第二滑車が設けられ、第一プラン
ジャーとは反対方向へ動作する第二プランジャーと、一
端がかごに連結されて中間部は第一滑車及び第二滑車に
巻掛けられ他端が昇降路の固定部に連結された主索とが
設けられる
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図
であり、図1は油圧エレベーター装置を概念的に示す縦
断面図、図2は図1のB部を縦断して示す拡大図であ
る。図において、1は昇降路、2は昇降路1の所定経路
を昇降するかごである。
【0012】3は昇降路1に立設された油圧ジャッキ
で、シリンダー4、シリンダー4の一端に設けられて先
端に第一滑車23が設けられた第一プランジャー24及
第一プランジャー24が設けられたシリンダー4の他
端に設けられて先端に第二滑車25が設けられ第一プラ
ンジャー24とは反対方向へ動作する第二プランジャー
26によって構成されている。
【0013】6はシリンダー4の上端部を形成した前述
の図と同様な上側シリンダーヘッド、7はシリンダー
ヘッド6に設けられた前述の図と同様なパッキン押
え、10は昇降路1に隣接して設けられた機械室、11
は機械室10に設置された油圧パワーユニットで、油槽
12、電動機13、電動機13により駆動される油圧ポ
ンプ14、油圧制御弁15、吐出管16、戻り管17及
び吸い込み管18が設けられている。
【0014】19は油圧ジャッキ3に接続された送油
管、27はシリンダー4の下端部を形成した前述の図
と同様な下側シリンダーヘッド、28はシリンダーヘッ
ド27に設けられた前述の図と同様なパッキン押え
で、前述の図と同様にパッキン8及び摺動支持部材9
が設けられている。
【0015】29は昇降路1の底面から立設されて油圧
ジャッキ4を支持した油圧ジャッキ台で、基台30及び
基台30から上方に延在して下側シリンダーヘッド27
に締結された柱体31によって構成されている。21は
一端がかご2の下端部に連結されて第一滑車23に巻掛
けられ、中間部は第一滑車23及び第二滑車25に巻掛
けられ他端が油圧ジャッキ3の基部、すなわち昇降路1
の固定部22に連結された主索である。
【0016】上記のように構成された油圧エレベーター
装置において、電動機13が付勢されて油圧ポンプ14
が駆動され、油槽12から吸い込み管18により圧油を
吸い込む。そして、圧油が吐出管16、油圧制御弁15
及び送油管19を経て油圧ジャッキ3へ圧送される。こ
れによって、第一プランジャー24及び第二プランジャ
ー26の両者がそれぞれシリンダー4から押し出され
る。そして、上記両者の変位によって第一滑車23及び
第二滑車25の双方が互いに離れる方向へ移動する。
【0017】この上記双方の移動による主索21の巻き
取り作用によって主索21を介してかご2が上昇運転さ
れる。また、油圧ジャッキ3内の圧油を送油管19を経
て排出し、油圧制御弁15によって流量制御して戻り管
17を経て油槽12へ還流させることによって、上記両
者がシリンダー4に押し込まれる。これによって、上昇
運転時とは逆の作用により主索21を介してかご2が下
降運転される。
【0018】上記の構成において、第一滑車23及び第
二滑車25に巻掛けられた主索21によりかご2が支持
される。これにより、第一滑車23及び第二滑車25に
よる4:1ローピングが構成されて第一プランジャー2
4及び第二プランジャー26それぞれの作動速度に対し
てかご2の速度が四倍になる。このため、第一プランジ
ャー24及び第二プランジャー26の比較的に低速の作
動速度によって、かご2を高速運転することができる。
【0019】したがって、かご2の高速運転に対してシ
リンダー4のシリンダーヘッドにおけるプランジャーの
速度を低速化することができる。このため、プランジャ
ーの摺動部に生じる局部的な温度上昇が抑制されて、圧
油の漏出を防ぐためのパッキン8、プランジャーの倒れ
を防ぐために摺動支持部材9等の損耗を減少することが
でき寿命を長くすることができる。これによって、油圧
ジャッキ3の動作を安定化することができ、また保守費
を低減することができる。
【0020】また、油圧ジャッキ3が図1に示すように
昇降路1内に立設され、また一つのシリンダー4の一端
に第一プランジャー24が設けられ、他端には第二プラ
ンジャー26が設けられる。このため、水平投影面にお
いて狭隘な昇降路1に容易に油圧ジャッキ3を装備する
ことができる。したがって、油圧エレベーター装置が設
置される建物のスペース効率を向上することができ建物
の建設費を低減することができる。
【0021】また、図1及び図2の実施の形態におい
て、柱体31が下側シリンダーヘッド27に直接締結さ
れた油圧ジャッキ台29よって、油圧ジャッキ3が昇降
路1に立設される。このため、油圧ジャッキ台29の構
造を簡素化することができて、油圧ジャッキ3設置の所
要スペースを節減することができると共に、製作費を低
減することができる。
【0022】実施の形態2. 図3は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、
前述の図2相当図である。なお、図3の他は図1及び図
2と同様に油圧エレベーター装置が構成されている。図
において、図1及び図2と同符号は相当部分を示し、2
2は下側シリンダーヘッド27の縁部がかご2方向に突
出して構成された固定部である。
【0023】32は主索21の油圧ジャッキ3側の端部
に連結されて固定部22の貫通孔に挿通された引止め
具、33は引止め具32の挿通端側に嵌合された圧縮コ
イルばね、34は引止め具32に嵌合されて圧縮コイル
ばね33の反固定部22側に配置されたばね受け金具、
35は引止め具32の挿通端の先端にねじ込まれたナッ
トである。
【0024】上記のように構成された油圧エレベーター
装置においても、油圧ジャッキ3に第一プランジャー2
4及び第二プランジャー26が設けられて、第一滑車2
3及び第二滑車25に巻掛けられた主索21によりかご
2が支持される。したがって、詳細な説明を省略するが
図3の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態
と同様な作用を得ることができる。
【0025】また、図3の実施の形態において下側シリ
ンダーヘッド27の縁部に形成された固定部22によっ
て主索21の油圧ジャッキ3側の端部が連結される。こ
のため、主索21連結部の構成が単純化されて主索21
連結部の所要スペースを節減することができ、また製作
費を低減することができる
【0026】
【発明の効果】の発明は以上説明したように、昇降路
内に立設されて圧油の供給及び排出により伸縮動作する
油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作を介して駆動
されて昇降路の所定経路を昇降するかごと、油圧ジャッ
キのシリンダーの一端に設けられて先端に第一滑車が設
けられた第一プランジャーと、第一プランジャーが設け
られたシリンダーの他端に設けられて先端に第二滑車が
設けられ、第一プランジャーとは反対方向へ動作する第
二プランジャーと、一端がかごに連結されて中間部は第
一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が昇降路の固定部
に連結された主索とを設けたものである。
【0027】これによって、第一滑車及び第二滑車によ
る4:1ローピングが構成されて第一プランジャー及び
第二プランジャーの作動速度に対してかごの速度が四倍
になる。このため、第一プランジャー及び第二プランジ
ャーの比較的に低速の作動速度によって、かごを高速運
転することができる。したがって、かごの高速運転に対
してシリンダーのシリンダーヘッドにおけるプランジャ
ーの速度を低速化することができる。
【0028】このため、プランジャーの摺動部において
局部的に温度上昇が生じることがなく、圧油の漏出を防
ぐためのパッキン、プランジャーの倒れを防ぐために摺
動支持部材等の損耗を減少することができ寿命を長くす
ることができる。これにより、油圧ジャッキの安定した
動作を得る効果及び保守費を低減する効果がある。
【0029】また、油圧ジャッキが昇降路内に立設さ
れ、また一つのシリンダーの一端に第一プランジャーが
設けられ、他端には第二プランジャーが設けられる。こ
のため、水平投影面において狭隘な昇降路に容易に油圧
ジャッキを装備することができるので、油圧エレベータ
ー装置が設置される建物のスペース効率を向上すること
ができ建物の建設費を低減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、油圧エ
レベーター装置を概念的に示す縦断面図。
【図2】 図1のB部を縦断して示す拡大図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、図2相
当図。
【図4】 従来の油圧エレベーター装置を概念的に示す
縦断面図。
【図5】 図4の油圧ジャッキのA部を縦断して示す拡
図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 かご、3 油圧ジャッキ、4 シリン
ダー、21 主索、22 固定部、23 第一滑車、2
4 第一プランジャー、25 第二滑車、26第二プラ
ンジャー、27 シリンダーヘッド、29 油圧ジャッ
キ台、36第三滑車(昇降路に設けられた滑車)、37
第四滑車(昇降路に設けられた滑車)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 9/04 B66B 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内に立設されて圧油の供給及び排
    出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この油圧ジャッ
    キの動作を介して駆動されて上記昇降路の所定経路を昇
    降するかごと、上記油圧ジャッキのシリンダーの一端に
    設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プランジャ
    ーと、上記シリンダーの他端に設けられて先端に第二滑
    車が設けられ上記第一プランジャーとは反対方向へ動作
    する第二プランジャーと、一端が上記かごに連結されて
    中間部は上記第一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が
    上記昇降路の固定部に連結された主索とを備えた油圧エ
    レベーター装置
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