JPH09208158A - 油圧エレベーター装置 - Google Patents

油圧エレベーター装置

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JPH09208158A
JPH09208158A JP2029096A JP2029096A JPH09208158A JP H09208158 A JPH09208158 A JP H09208158A JP 2029096 A JP2029096 A JP 2029096A JP 2029096 A JP2029096 A JP 2029096A JP H09208158 A JPH09208158 A JP H09208158A
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pulley
hydraulic jack
plunger
hoistway
cylinder
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Tatsuo Miyake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速運転における油圧ジャッキの摺動関連部
材の損耗が生じない油圧エレベーター装置を得る。 【解決手段】 伸縮動作する油圧ジャッキ3の動作を介
して昇降するかご2を設ける。また、第一滑車23を有
する第一プランジャー24を油圧ジャッキ3の一端に、
第二滑車25を有する第二プランジャー26を油圧ジャ
ッキ3の他端に設ける。また、主索21の一端をかご2
に連結し第一滑車23及び第二滑車25に巻掛けて他端
を昇降路1の固定部22に連結する。これにより、油圧
ジャッキ3の動作に対して4:1ローピングを構成して
かご2を支持する。 【効果】 かごの高速運転に対してプランジャーの速度
を低速化でき、摺動部材の損耗が減少し長寿命化できて
保守費を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主索を介して油
圧ジャッキに係合されたかごが、油圧ジャッキの動作に
より昇降する油圧エレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は、例えば特開平3−13
3892号公報に示された従来の油圧エレベーター装置
を概念的に示す縦断面図、図6は図5の油圧ジャッキの
A部を縦断して示す拡大図である。図において、1は昇
降路、2は昇降路1の所定経路を昇降するかご、3は昇
降路1に立設された油圧ジャッキで、シリンダー4及び
プランジャー5によって構成されている。
【0003】6はシリンダー4の上端部を形成したシリ
ンダーヘッド、7はシリンダーヘッド6に設けられたパ
ッキン押え、8はパッキン押え7内に配置されたパッキ
ン、9はパッキン押え7内に配置されて、プランジャー
5の倒れを防ぐ摺動支持部材である。
【0004】10は昇降路1に隣接して設けられた機械
室、11は機械室10に設置された油圧パワーユニット
で、油槽12、電動機13、電動機13により駆動され
る油圧ポンプ14、油圧制御弁15、吐出管16、戻り
管17及び吸い込み管18が設けられている。19は油
圧ジャッキ3に接続された送油管、20はプランジャー
5の上端に枢着された滑車、21は一端がかご2の下端
部に連結されて滑車20に巻掛けられ、他端は油圧ジャ
ッキ3の基部、すなわち昇降路1の固定部22に連結さ
れた主索である。
【0005】従来の油圧エレベーター装置は上記のよう
に構成され、電動機13が付勢されて油圧ポンプ14が
駆動され、油槽12から吸い込み管18により圧油を吸
い込む。そして、圧油が吐出管16、油圧制御弁15及
び送油管19を経て油圧ジャッキ3へ圧送される。これ
によって、プランジャー5が押し上げられて、滑車20
が上方へ変位することによって主索21を介してかご2
が上昇運転される。
【0006】また、油圧ジャッキ3内の圧油を送油管1
9を経て排出し、油圧制御弁15によって流量制御して
戻り管17を経て油槽12へ還流させることによって、
プランジャー5が下降する。これによって、滑車20が
下方へ変位することにより主索21を介してかご2が下
降運転されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の油
圧エレベーター装置において、滑車20に巻掛けられた
主索21によりかご2が支持される。これにより、滑車
20による2:1ローピングが構成されてプランジャー
5の作動速度に対してかご2の速度が二倍になる。この
ような構成において、かご2を高速運転するためにはプ
ランジャー5の作動速度を増すことが必要になる。
【0008】しかし、シリンダー4のシリンダーヘッド
6にはプランジャー5の摺動部から圧油の漏出を防ぐパ
ッキン8が設けられ、またプランジャー5の倒れを防ぐ
ために摺動支持部材9が設けられている。このため、プ
ランジャー5の作動速度が増すことにより局部的に温度
上昇が生じ、摺動関連部材の磨耗が促進されて寿命が短
くなるという問題点があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、高速運転における油圧ジャッキ
の摺動関連部材の損耗が生じない油圧エレベーター装置
を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油圧エレ
ベーター装置においては、圧油の供給及び排出により伸
縮動作する油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作を
介して駆動されて昇降路の所定経路を昇降するかごと、
油圧ジャッキのシリンダーの一端に設けられて先端に第
一滑車が設けられた第一プランジャーと、油圧ジャッキ
のシリンダーの他端に設けられて先端に第二滑車が設け
られ第一プランジャーとは反対方向へ動作する第二プラ
ンジャーと、一端がかごに連結されて中間部は第一滑車
及び第二滑車に巻掛けられ他端が昇降路の固定部に連結
された主索とが設けられる。
【0011】また、この発明に係る油圧エレベーター装
置においては、昇降路に立設状態に設けられて圧油の供
給及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この油
圧ジャッキの動作を介して駆動されて昇降路の所定経路
を昇降するかごと、油圧ジャッキのシリンダーの一端に
設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プランジャ
ーと、油圧ジャッキのシリンダーの他端に設けられて先
端に第二滑車が設けられ第一プランジャーとは反対方向
へ動作する第二プランジャーと、一端がかごに連結され
て中間部は第一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が昇
降路の固定部に連結された主索とが設けられる。
【0012】また、この発明に係る油圧エレベーター装
置においては、昇降路に立設状態に設けられて圧油の供
給及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この油
圧ジャッキの動作を介して駆動されて昇降路の所定経路
を昇降するかごと、油圧ジャッキのシリンダーの一端に
設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プランジャ
ーと、油圧ジャッキのシリンダーの他端に設けられて先
端に第二滑車が設けられ第一プランジャーとは反対方向
へ動作する第二プランジャーと、一端がかごに連結され
て中間部は第一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が昇
降路の固定部に連結された主索と、昇降路の底面から立
設されて油圧ジャッキのシリンダーヘッドに締結された
油圧ジャッキ台とが設けられる。
【0013】また、この発明に係る油圧エレベーター装
置においては、圧油の供給及び排出により伸縮動作する
油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作を介して駆動
されて昇降路の所定経路を昇降するかごと、油圧ジャッ
キのシリンダーの一端に設けられて先端に第一滑車が設
けられた第一プランジャーと、油圧ジャッキのシリンダ
ーの他端に設けられて先端に第二滑車が設けられ第一プ
ランジャーとは反対方向へ動作する第二プランジャー
と、一端がかごに連結されて中間部は第一滑車及び第二
滑車に巻掛けられ他端が昇降路に設置された油圧ジャッ
キのシリンダーヘッドに形成された固定部に連結された
主索とが設けられる。
【0014】また、この発明に係る油圧エレベーター装
置においては、長手が水平状態に配置されて圧油の供給
及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この油圧
ジャッキの動作を介して駆動されて昇降路の所定経路を
昇降するかごと、油圧ジャッキのシリンダーの一端に設
けられて先端に第一滑車が設けられた第一プランジャー
と、油圧ジャッキのシリンダーの他端に設けられて先端
に第二滑車が設けられ第一プランジャーとは反対方向へ
動作する第二プランジャーと、一端がかごに連結されて
中間部は昇降路に設けられた滑車に巻掛けられ、さらに
第一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が昇降路の固定
部に連結された主索とが設けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は、この発明の実施の形態
の一例を示す図であり、図1は油圧エレベーター装置を
概念的に示す縦断面図、図2は図1のB部を縦断して示
す拡大図である。図において、1は昇降路、2は昇降路
1の所定経路を昇降するかごである。
【0016】3は昇降路1に立設された油圧ジャッキ
で、シリンダー4、シリンダー4の一端に設けられて先
端に第一滑車23が設けられた第一プランジャー24及
びシリンダー4の他端に設けられて先端に第二滑車25
が設けられ第一プランジャー24とは反対方向へ動作す
る第二プランジャー26によって構成されている。
【0017】6はシリンダー4の上端部を形成した前述
の図6と同様な上側シリンダーヘッド、7はシリンダー
ヘッド6に設けられた前述の図6と同様なパッキン押
え、10は昇降路1に隣接して設けられた機械室、11
は機械室10に設置された油圧パワーユニットで、油槽
12、電動機13、電動機13により駆動される油圧ポ
ンプ14、油圧制御弁15、吐出管16、戻り管17及
び吸い込み管18が設けられている。
【0018】19は油圧ジャッキ3に接続された送油
管、27はシリンダー4の下端部を形成した前述の図6
と同様な下側シリンダーヘッド、28はシリンダーヘッ
ド27に設けられた前述の図6と同様なパッキン押え
で、前述の図6と同様にパッキン8及び摺動支持部材9
が設けられている。
【0019】29は昇降路1の底面から立設されて油圧
ジャッキ4を支持した油圧ジャッキ台で、基台30及び
基台30から上方に延在して下側シリンダーヘッド27
に締結された柱体31によって構成されている。21は
一端がかご2の下端部に連結されて第一滑車23に巻掛
けられ、中間部は第一滑車23及び第二滑車25に巻掛
けられ他端が油圧ジャッキ3の基部、すなわち昇降路1
の固定部22に連結された主索である。
【0020】上記のように構成された油圧エレベーター
装置において、電動機13が付勢されて油圧ポンプ14
が駆動され、油槽12から吸い込み管18により圧油を
吸い込む。そして、圧油が吐出管16、油圧制御弁15
及び送油管19を経て油圧ジャッキ3へ圧送される。こ
れによって、第一プランジャー24及び第二プランジャ
ー26の両者がそれぞれシリンダー4から押し出され
る。そして、上記両者の変位によって第一滑車23及び
第二滑車25の双方が互いに離れる方向へ移動する。
【0021】この上記双方の移動による主索21の巻き
取り作用によって主索21を介してかご2が上昇運転さ
れる。また、油圧ジャッキ3内の圧油を送油管19を経
て排出し、油圧制御弁15によって流量制御して戻り管
17を経て油槽12へ還流させることによって、上記両
者がシリンダー4に押し込まれる。これによって、上昇
運転時とは逆の作用により主索21を介してかご2が下
降運転される。
【0022】上記の構成において、第一滑車23及び第
二滑車25に巻掛けられた主索21によりかご2が支持
される。これにより、第一滑車23及び第二滑車25に
よる4:1ローピングが構成されて第一プランジャー2
4及び第二プランジャー26それぞれの作動速度に対し
てかご2の速度が四倍になる。このため、第一プランジ
ャー24及び第二プランジャー26の比較的に低速の作
動速度によって、かご2を高速運転することができる。
【0023】したがって、かご2の高速運転に対してシ
リンダー4のシリンダーヘッドにおけるプランジャーの
速度を低速化することができる。このため、プランジャ
ーの摺動部に生じる局部的な温度上昇が抑制されて、圧
油の漏出を防ぐためのパッキン8、プランジャーの倒れ
を防ぐために摺動支持部材9等の損耗を減少することが
でき寿命を長くすることができる。これによって、油圧
ジャッキ3の動作を安定化することができ、また保守費
を低減することができる。
【0024】また、図1及び図2の実施の形態におい
て、柱体31が下側シリンダーヘッド27に直接締結さ
れた油圧ジャッキ台29よって、油圧ジャッキ3が昇降
路1に立設される。このため、油圧ジャッキ台29の構
造を簡素化することができて、油圧ジャッキ3設置の所
要スペースを節減することができると共に、製作費を低
減することができる。
【0025】実施の形態2.図3は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。
なお、図3の他は図1及び図2と同様に油圧エレベータ
ー装置が構成されている。図において、図1及び図2と
同符号は相当部分を示し、22は下側シリンダーヘッド
27の縁部がかご2方向に突出して構成された固定部で
ある。
【0026】32は主索21の油圧ジャッキ3側の端部
に連結されて固定部22の貫通孔に挿通された引止め
具、33は引止め具32の挿通端側に嵌合された圧縮コ
イルばね、34は引止め具32に嵌合されて圧縮コイル
ばね33の反固定部22側に配置されたばね受け金具、
35は引止め具32の挿通端の先端にねじ込まれたナッ
トである。
【0027】上記のように構成された油圧エレベーター
装置においても、油圧ジャッキ3に第一プランジャー2
4及び第二プランジャー26が設けられて、第一滑車2
3及び第二滑車25に巻掛けられた主索21によりかご
2が支持される。したがって、詳細な説明を省略するが
図3の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態
と同様な作用を得ることができる。
【0028】また、図3の実施の形態において下側シリ
ンダーヘッド27の縁部に形成された固定部22によっ
て主索21の油圧ジャッキ3側の端部が連結される。こ
のため、主索21連結部の構成が単純化されて主索21
連結部の所要スペースを節減することができ、また製作
費を低減することができる。
【0029】実施の形態3.図4も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図1相当図である。
なお、図4の他は図1及び図2と同様に油圧エレベータ
ー装置が構成されている。図において、図1及び図2と
同符号は相当部分を示し、4は昇降路1の底部に長手が
水平に配置された油圧ジャッキ、36は昇降路1の上部
に枢着された第三滑車、37は昇降路1の底部に枢着さ
れた第四滑車である。
【0030】21は主索で、一端がかご2の下端部に連
結されて第三滑車36に巻掛けられ、中間部は第四滑車
37、第二滑車25及び第一滑車23に順次巻掛けられ
他端が油圧ジャッキ台29、すなわち昇降路1の固定部
22に連結されている。
【0031】上記のように構成された油圧エレベーター
装置においても、油圧ジャッキ3に第一プランジャー2
4及び第二プランジャー26が設けられて、第一滑車2
3及び第二滑車25に巻掛けられた主索21によりかご
2が支持される。したがって、詳細な説明を省略するが
図4の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態
と同様な作用を得ることができる。
【0032】また、図4の実施の形態において油圧ジャ
ッキ3が昇降路1の底部に水平に配置されるので、昇降
路1の横断水平面積を少なくすることができ、油圧エレ
ベーター装置の設置を容易化することができる。また、
油圧ジャッキ3が水平に配置されるので、据付作業性、
保守作業性を向上することができる。
【0033】さらに、油圧ジャッキ3を水平に配置し
て、主索21を昇降路に設けられた滑車を経て第一滑車
23及び第二滑車25に巻掛けるように構成する。この
ように構成することにより、歩道橋用のエレベーター、
鉄道の駅の跨線橋用のエレベーター等であって、昇降路
1の横断水平面積が制約される場合に、橋梁体に油圧ジ
ャッキ3を配置することにより容易にレイアウトでき設
置を容易化することができる。
【0034】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、圧油の
供給及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この
油圧ジャッキの動作を介して駆動されて昇降路の所定経
路を昇降するかごと、油圧ジャッキのシリンダーの一端
に設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プランジ
ャーと、油圧ジャッキのシリンダーの他端に設けられて
先端に第二滑車が設けられ第一プランジャーとは反対方
向へ動作する第二プランジャーと、一端がかごに連結さ
れて中間部は第一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が
昇降路の固定部に連結された主索とを設けたものであ
る。
【0035】これによって、第一滑車及び第二滑車によ
る4:1ローピングが構成されて第一プランジャー及び
第二プランジャーの作動速度に対してかごの速度が四倍
になる。このため、第一プランジャー及び第二プランジ
ャーの比較的に低速の作動速度によって、かご2を高速
運転することができる。したがって、かごの高速運転に
対してシリンダーのシリンダーヘッドにおけるプランジ
ャーの速度を低速化することができる。
【0036】このため、プランジャーの摺動部において
局部的に温度上昇が生じることがなく、圧油の漏出を防
ぐためのパッキン、プランジャーの倒れを防ぐために摺
動支持部材等の損耗を減少することができ寿命を長くす
ることができる。これにより、油圧ジャッキの安定した
動作を得る効果及び保守費を低減する効果がある。
【0037】また、この発明は以上説明したように、昇
降路に立設状態に設けられて圧油の供給及び排出により
伸縮動作する油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作
を介して駆動されて昇降路の所定経路を昇降するかご
と、油圧ジャッキのシリンダーの一端に設けられて先端
に第一滑車が設けられた第一プランジャーと、油圧ジャ
ッキのシリンダーの他端に設けられて先端に第二滑車が
設けられ第一プランジャーとは反対方向へ動作する第二
プランジャーと、一端がかごに連結されて中間部は第一
滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が昇降路の固定部に
連結された主索とを設けたものである。
【0038】これによって、第一滑車及び第二滑車によ
る4:1ローピングが構成されて第一プランジャー及び
第二プランジャーの作動速度に対してかごの速度が四倍
になる。このため、第一プランジャー及び第二プランジ
ャーの比較的に低速の作動速度によって、かご2を高速
運転することができる。したがって、かごの高速運転に
対してシリンダーのシリンダーヘッドにおけるプランジ
ャーの速度を低速化することができる。
【0039】このため、プランジャーの摺動部において
局部的に温度上昇が生じることがなく、圧油の漏出を防
ぐためのパッキン、プランジャーの倒れを防ぐために摺
動支持部材等の損耗を減少することができ寿命を長くす
ることができる。これにより、油圧ジャッキの安定した
動作を得る効果及び保守費を低減する効果がある。ま
た、油圧ジャッキが立設状態に配置されるので油圧エレ
ベーター装置の設計計画を容易化する効果がある。
【0040】また、この発明は以上説明したように、昇
降路に立設状態に設けられて圧油の供給及び排出により
伸縮動作する油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作
を介して駆動されて昇降路の所定経路を昇降するかご
と、油圧ジャッキのシリンダーの一端に設けられて先端
に第一滑車が設けられた第一プランジャーと、油圧ジャ
ッキのシリンダーの他端に設けられて先端に第二滑車が
設けられ第一プランジャーとは反対方向へ動作する第二
プランジャーと、一端がかごに連結されて中間部は第一
滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が昇降路の固定部に
連結された主索と、昇降路の底面から立設されて油圧ジ
ャッキのシリンダーヘッドを支持した油圧ジャッキ台と
を設けたものである。
【0041】これによって、第一滑車及び第二滑車によ
る4:1ローピングが構成されて第一プランジャー及び
第二プランジャーの作動速度に対してかごの速度が四倍
になる。このため、第一プランジャー及び第二プランジ
ャーの比較的に低速の作動速度によって、かご2を高速
運転することができる。したがって、かごの高速運転に
対してシリンダーのシリンダーヘッドにおけるプランジ
ャーの速度を低速化することができる。
【0042】このため、プランジャーの摺動部において
局部的に温度上昇が生じることがなく、圧油の漏出を防
ぐためのパッキン、プランジャーの倒れを防ぐために摺
動支持部材等の損耗を減少することができ寿命を長くす
ることができる。これにより、油圧ジャッキの安定した
動作を得る効果及び保守費を低減する効果がある。
【0043】また、油圧ジャッキが立設状態に配置され
るので油圧エレベーター装置の設計計画を容易化する効
果があり、またシリンダーヘッドを支持した油圧ジャッ
キ台よって油圧ジャッキが立設されるので、油圧ジャッ
キ配置の所要スペースを節減することができると共に、
製作費を低減する効果がある。
【0044】また、この発明は以上説明したように、圧
油の供給及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、
この油圧ジャッキの動作を介して駆動されて昇降路の所
定経路を昇降するかごと、油圧ジャッキのシリンダーの
一端に設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プラ
ンジャーと、油圧ジャッキのシリンダーの他端に設けら
れて先端に第二滑車が設けられ第一プランジャーとは反
対方向へ動作する第二プランジャーと、一端がかごに連
結されて中間部は第一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他
端が昇降路に設置された油圧ジャッキのシリンダーヘッ
ドに形成された固定部に連結された主索とを設けたもの
である。
【0045】これによって、第一滑車及び第二滑車によ
る4:1ローピングが構成されて第一プランジャー及び
第二プランジャーの作動速度に対してかごの速度が四倍
になる。このため、第一プランジャー及び第二プランジ
ャーの比較的に低速の作動速度によって、かご2を高速
運転することができる。したがって、かごの高速運転に
対してシリンダーのシリンダーヘッドにおけるプランジ
ャーの速度を低速化することができる。
【0046】このため、プランジャーの摺動部において
局部的に温度上昇が生じることがなく、圧油の漏出を防
ぐためのパッキン、プランジャーの倒れを防ぐために摺
動支持部材等の損耗を減少することができ寿命を長くす
ることができる。これにより、油圧ジャッキの安定した
動作を得る効果及び保守費を低減する効果がある。ま
た、主索の油圧ジャッキ側の端部が油圧ジャッキのシリ
ンダーヘッドに形成された固定部に連結されるので、主
索連結部の構成が単純化されて連結部の所要スペースを
節減することができ、また製作費を低減する効果があ
る。
【0047】また、この発明は以上説明したように、長
手が水平状態に配置されて圧油の供給及び排出により伸
縮動作する油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作を
介して駆動されて昇降路の所定経路を昇降するかごと、
油圧ジャッキのシリンダーの一端に設けられて先端に第
一滑車が設けられた第一プランジャーと、油圧ジャッキ
のシリンダーの他端に設けられて先端に第二滑車が設け
られ第一プランジャーとは反対方向へ動作する第二プラ
ンジャーと、一端がかごに連結されて中間部は昇降路に
設けられた滑車に巻掛けられ、さらに第一滑車及び第二
滑車に巻掛けられ他端が昇降路の固定部に連結された主
索とを設けたものである。
【0048】これによって、第一滑車及び第二滑車によ
る4:1ローピングが構成されて第一プランジャー及び
第二プランジャーの作動速度に対してかごの速度が四倍
になる。このため、第一プランジャー及び第二プランジ
ャーの比較的に低速の作動速度によって、かご2を高速
運転することができる。したがって、かごの高速運転に
対してシリンダーのシリンダーヘッドにおけるプランジ
ャーの速度を低速化することができる。
【0049】このため、プランジャーの摺動部において
局部的に温度上昇が生じることがなく、圧油の漏出を防
ぐためのパッキン、プランジャーの倒れを防ぐために摺
動支持部材等の損耗を減少することができ寿命を長くす
ることができる。これにより、油圧ジャッキの安定した
動作を得る効果及び保守費を低減する効果がある。
【0050】また、油圧ジャッキが水平に配置されるの
で、昇降路の横断水平面積を少なくすることができ、油
圧エレベーター装置の設置を容易化する効果がある。ま
た、油圧ジャッキが水平に配置されるので、据付作業
性、保守作業性を向上する効果があり、また歩道橋用の
エレベーター、鉄道の駅の跨線橋用のエレベーター等で
あって、昇降路の横断水平面積が制約される場合に、橋
梁体に油圧ジャッキを配置して容易にレイアウトでき設
置を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、油圧エ
レベーター装置を概念的に示す縦断面図。
【図2】 図1のB部を縦断して示す拡大図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、図2相
当図。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す図で、図1相
当図。
【図5】 従来の油圧エレベーター装置を概念的に示す
縦断面図。
【図6】 図5の油圧ジャッキのA部を縦断して示す拡
大図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 かご、3 油圧ジャッキ、4 シリン
ダー、21 主索、22 固定部、23 第一滑車、2
4 第一プランジャー、25 第二滑車、26第二プラ
ンジャー、27 シリンダーヘッド、29 油圧ジャッ
キ台、36第三滑車(昇降路に設けられた滑車)、37
第四滑車(昇降路に設けられた滑車)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧油の供給及び排出により伸縮動作する
    油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作を介して駆動
    されて昇降路の所定経路を昇降するかごと、上記油圧ジ
    ャッキのシリンダーの一端に設けられて先端に第一滑車
    が設けられた第一プランジャーと、上記シリンダーの他
    端に設けられて先端に第二滑車が設けられ上記第一プラ
    ンジャーとは反対方向へ動作する第二プランジャーと、
    一端が上記かごに連結されて中間部は上記第一滑車及び
    第二滑車に巻掛けられ他端が上記昇降路の固定部に連結
    された主索とを備えた油圧エレベーター装置。
  2. 【請求項2】 昇降路に立設状態に設けられて圧油の供
    給及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この油
    圧ジャッキの動作を介して駆動されて上記昇降路の所定
    経路を昇降するかごと、上記油圧ジャッキのシリンダー
    の一端に設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プ
    ランジャーと、上記シリンダーの他端に設けられて先端
    に第二滑車が設けられ上記第一プランジャーとは反対方
    向へ動作する第二プランジャーと、一端が上記かごに連
    結されて中間部は上記第一滑車及び第二滑車に巻掛けら
    れ他端が上記昇降路の固定部に連結された主索とを備え
    た油圧エレベーター装置。
  3. 【請求項3】 昇降路に立設状態に設けられて圧油の供
    給及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この油
    圧ジャッキの動作を介して駆動されて上記昇降路の所定
    経路を昇降するかごと、上記油圧ジャッキのシリンダー
    の一端に設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プ
    ランジャーと、上記シリンダーの他端に設けられて先端
    に第二滑車が設けられ上記第一プランジャーとは反対方
    向へ動作する第二プランジャーと、一端が上記かごに連
    結されて中間部は上記第一滑車及び第二滑車に巻掛けら
    れ他端が上記昇降路の固定部に連結された主索と、昇降
    路の底面から立設されて上記油圧ジャッキのシリンダー
    ヘッドを支持した油圧ジャッキ台とを備えた油圧エレベ
    ーター装置。
  4. 【請求項4】 圧油の供給及び排出により伸縮動作する
    油圧ジャッキと、この油圧ジャッキの動作を介して駆動
    されて昇降路の所定経路を昇降するかごと、上記油圧ジ
    ャッキのシリンダーの一端に設けられて先端に第一滑車
    が設けられた第一プランジャーと、上記シリンダーの他
    端に設けられて先端に第二滑車が設けられ上記第一プラ
    ンジャーとは反対方向へ動作する第二プランジャーと、
    一端が上記かごに連結されて中間部は上記第一滑車及び
    第二滑車に巻掛けられ他端が上記昇降路に設置された上
    記油圧ジャッキのシリンダーヘッドに形成された固定部
    に連結された主索とを備えた油圧エレベーター装置。
  5. 【請求項5】 長手が水平状態に配置されて圧油の供給
    及び排出により伸縮動作する油圧ジャッキと、この油圧
    ジャッキの動作を介して駆動されて昇降路の所定経路を
    昇降するかごと、上記油圧ジャッキのシリンダーの一端
    に設けられて先端に第一滑車が設けられた第一プランジ
    ャーと、上記シリンダーの他端に設けられて先端に第二
    滑車が設けられ上記第一プランジャーとは反対方向へ動
    作する第二プランジャーと、一端が上記かごに連結され
    て中間部は上記昇降路に設けられた滑車に巻掛けられ、
    さらに上記第一滑車及び第二滑車に巻掛けられ他端が上
    記昇降路の固定部に連結された主索とを備えた油圧エレ
    ベーター装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106956996A (zh) * 2017-05-05 2017-07-18 四川泰升液压电梯制造有限公司 一种液压提速电梯

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