JP2000217906A - 溶質の投入装置 - Google Patents

溶質の投入装置

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JP2000217906A
JP2000217906A JP11022867A JP2286799A JP2000217906A JP 2000217906 A JP2000217906 A JP 2000217906A JP 11022867 A JP11022867 A JP 11022867A JP 2286799 A JP2286799 A JP 2286799A JP 2000217906 A JP2000217906 A JP 2000217906A
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mouth
solute
sealing
opening
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Shunichi Hori
俊一 堀
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 透析システムは、溶解タンク内に透析液
調整用剤を投入する投入装置1を備えている。上記投入
装置は、透析液調整用剤B´が封入された容器5を起立
させて保持する保持手段6と、容器の口部5Aよりも下
方側を挟んでこの部分をシールするシール手段7と、容
器の口部を開封する開封手段9と、上記保持手段および
シール手段を反転させて起立された状態から容器を投入
位置において倒立した状態とする反転手段10とを備え
ており、上記シール手段は、投入位置においてシールを
解除してタンク2内に用剤B´を投入させるようになっ
ている。 【効果】 従来に比較して投入装置を簡単、かつ安価に
構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶質を投入する投入装置
に関し、より詳しくは透析システムに用いて好適な投入
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、投入装置を使用して透析シ
ステムの溶解タンクに透析液調整用剤を投入することは
行われている。このような投入装置としては、透析液調
整用剤が封入された容器を倒立して保持するとともに、
上下に昇降する保持手段と、この保持手段の下方に配設
されて、下降してきた容器の口部を切開してタンク内に
透析液調整用剤を落下投入させる開封手段とから構成さ
れたものが知られている(特開平5−168678号公
報)。また投入装置として、透析液調整用剤が封入され
た容器を倒立または起立して保持する保持手段と、容器
の口部を開放するとともに、口部に供給パイプおよび排
出パイプを接続する開封手段と、この供給パイプを介し
て容器内に溶解液を供給するとともに、透析液調整用剤
が溶けた溶解液を排出パイプを介してタンクに投入する
給液手段とから構成されたものが知られている(特開平
7-114809号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記特開平5
−168678号公報では、開放手段としてカッタを用
いているが、このカッタは上方側を向けて固定されてい
るだけなので透析液調整用剤に直接接触してしまう。し
かしながら、透析液調整用剤には空気中に含まれる湿気
に反応して粘質に変化する酢酸が含まれているため、繰
返し使用することでカッタおよびこのカッタを支持する
支持部材に透析液調整用剤が付着堆積するようになる。
それにより付着堆積した透析液調整用剤によって円滑な
排出が行われないばかりか、付着堆積した透析液調整用
剤は長時間空気にさらされているのでこれが透析液中に
混入して透析液を汚染する虞がある。これに対し上記特
開平7-114809号公報では、透析液調整用剤を溶
解して液体の状態で投入するとともに、投入後には供給
パイプ、開封手段および排出パイプとを洗浄消毒するよ
うにしているので衛生面では問題はないが、構成が複雑
なため装置が高価になるといった欠点がある。本発明は
そのような事情に鑑み、従来に比較して装置を複雑、か
つ高価にすること無しに衛生的な投入を行なうことがで
きる投入装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明では、溶
媒の投入されるタンクに溶質を投入する溶質の投入装置
において、上記投入装置は、溶質を収容した可撓性を有
する容器を起立した状態で保持する保持手段と、この容
器の口部よりも下方側を挟持してその部分をシールする
シール手段と、上記容器の口部を開封する開封手段と、
上記保持手段およびシール手段を反転させて容器を投入
位置において倒立した状態とする反転手段とを備え、上
記投入装置は、上記シール手段により容器が起立した状
態で該容器の口部よりも下方側をシールさせるととも
に、反転手段により容器が倒立した状態とされたらシー
ル手段のシールを解除して溶質をタンク内に落下投入さ
せることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上述した構成の投入装置によれば、容器が起立
されているときは勿論のこと、容器が倒立していても溶
質は口部の上方側のシール箇所で停止するので、いずれ
の状態においても開封手段は溶質と接触することなく容
器を開封することできる。また上記シール手段は、容器
の胴部を外部から挟持してシールしているので、溶質と
接触することなしに溶質をタンク内に投入することがで
きる。したがって、本投入装置は衛生的な投入が要求さ
れる透析システムに適しており、しかも従来の透析シス
テムに用いられていた投入装置に比較して構成が簡単
で、しかも安価である。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について図1ないし図4に基
づいて本発明を説明すると、1は透析液のB液を作成す
るB液用溶解タンク2にB液用の透析液調整用剤B´を
投入する投入装置1であり、この投入装置1は、実質的
に透析システムの一部を構成するものである。またこの
透析システムは、図示しないが上記B液用溶解タンク2
および投入装置1と同一構成を有するA液用溶解タンク
とこれに透析液調整用剤A´を導入する投入装置も備え
ており、このA液用溶解タンクでは透析液のA液を作成
している。なおA液の場合には、予め液体になっている
ものもあるので必ずしも投入装置をA液用とB液用と2
台設ける必要はない。そして上記B液用溶解タンク2と
A液用溶解タンクには、それぞれの給液手段3により透
析液調整用剤が投入される以前に所定量の希釈水が投入
されるようになっており、この希釈水と透析液調整用剤
とを攪拌混合して一方の溶解タンク2でB液を他方の溶
解タンクでA液を作成する。そして作成されたB液とA
液は、別々の供給パイプ4を介して接続された図示しな
い透析装置もしくは貯留タンクに供給されるようになっ
ている。
【0007】しかして上記投入装置1について説明す
る。投入装置1は、粉末または顆粒状の透析液調整用剤
B´が入った軟質素材からなる概略ボトル状の容器5を
起立した状態で保持する保持手段6と、保持された容器
5の口部5Aよりも下方側を挟持してシールするシール
手段7と、容器5の供給位置Hに設けられて、容器5の
口部5Aに溶着された密封材8を取去る開封手段9と、
上記保持手段6およびこれに保持された容器5、さらに
シール手段7とを供給位置Hから投入位置Gに搬送する
とともに、その搬送中に各手段6、7および容器5を鉛
直方向に180度回転させて溶解タンク2の真上で容器
5を倒立した状態とする反転手段10と、この反転手段
10によって逆さまになった容器5を降下させて、溶解
タンク2の上面に形成した開口部2Aに口部5Aを挿入
する昇降手段11とを備えている。
【0008】上記保持手段6は、容器5の側面を三方向
から囲むとともに、容器5の全長よりも長く形成された
断面コ字状のガイド15と、このガイド15の中間壁部
15Aの上端から手前側に向けて水平に伸びる二股状の
フック16とを備えている。図6、図7に示すように、
容器5の口部5Aは、薄肉な胴部5Bに比較して厚肉に
形成されるとともに、その円筒状に形成された外周には
一対の環状フランジ部5Cが連設されており、この環状
フランジ部5Cの間にフック16の内周縁を挿通係合さ
せることにより吊下げ保持している。上記ガイド15
は、その両側壁部15Bの間隔を断面楕円状に形成した
胴部5Bの狭い幅に合わせて形成してあるため、容器5
は常に一定の向きで吊下げられるようになる。これによ
り容器5の底から下方に伸びる平板部5Dは両側壁部1
5Bに対して同一向きとなる。これに対し、楕円状に形
成された密封材8はその長手方向がガイド15の側壁部
15Bに対して交差する状態になる。また上記ガイド1
5の側壁部15Bの下方位置には、互いに対向させて設
けた一対の横長の押圧部材17と、この一対の押圧部材
17を進退動させる駆動機構としての一組のシリンダ1
8とを設けてあり、このシリンダ18を作動させて両押
圧部材17で容器5の底から下方に伸びる平板部5Dを
挟持することができるようになっている。これにより上
記ガイド15が後に詳述する方向転換手段により180
度反転されたとしても、上記一対の押圧部材17によっ
て容器5の底を吊下げ保持しているので胴部5Bが折れ
曲がるようなことはなく、排出不良を防止することがで
きる。
【0009】容器5の口部5Aよりも下方側をシールす
るシール手段7は、上記ガイド15の側壁部15Bの上
方位置に設けられて互いに対向するとともに、その全長
を容器5の幅よりも長く設定した横長の押圧部材20
と、これら押圧部材20を進退動させる駆動機構として
の一組のシリンダ21とを備えている。図3に示すよう
に、フック16に容器5を吊下げた状態では、透析液調
整用剤B´は下方に偏るため胴部5Bの上方側は空の状
態になっており、この空になった未封入箇所を押圧部材
20により挟んで胴部5Bの一方側の側壁と他方側の側
壁を互いに圧接させることによりシールすることができ
るようになっている。このシール手段7は、上記保持手
段6の押圧部材17が先に平板部5Dを挟持してしまう
と胴部5Bが突っ張って側壁同士を圧接させることがで
きないため、保持手段6の押圧部材17よりも先に作動
するようになっている。
【0010】上記保持手段6およびシール手段7の作動
が終了したら、開封手段9によって口部5Aに溶着され
た円板状の密封材8を取去るようになっている。上記開
封手段9は、フレーム22に回転自在に軸支されて水平
方向に伸びるとともに、先端が容器5の口部5Aの左側
に位置する駆動軸23と、この駆動軸23の先端に末端
を連結されるとともに、その先端が斜め上方に伸びる湾
曲アーム24と、上記駆動軸23の末端に設けたギヤ2
5に噛合するギヤ26を有し、該駆動軸23を介して湾
曲アーム24を上下方向に揺動させるロータリアクチエ
ータ27と、上記湾曲アーム24の先端に固定されて下
方に向けて伸びるとともに、容器5の口部5Aから突出
した密封材8のつば8A(図5参照)の上面に当接する
二股状の内側爪28と、この二股状の内側爪28に掛け
渡した支持軸に軸支されて該内側爪28よりも外方に位
置するとともに、内側に折曲げた先端がつば8Aの下面
に当接する外側爪29と、上記湾曲アーム24に取付け
られるとともに、上記外側爪29の末端に接続されて該
外側爪29の先端と内側爪28の先端とを開閉させるシ
リンダ30とを備えている。この開封手段9は、図3の
2点鎖線で示すように容器5が供給される際には、湾曲
アーム24および両爪28、29を上方に持上げて待機
させるとともに、外側爪29を反時計方向に回転させて
この先端と内側爪28の先端との間を開放させている。
そして上記保持手段6およびシール手段7の作動が終了
すると、ロータリアクチエータ27を作動せて上方で待
機させていた両爪28、29を駆動軸23を中心として
時計回りに降下させて、予め開放させていた当該両爪2
8、29の先端の間に密封材8の右側のつば8Aを取込
むようになっている。このように内側爪28と外側爪2
9との間に密封材8のつば8Aを取込んだら、シリンダ
30を作動させて外側爪29を時計方向に回転させるこ
とにより、この外側爪29の先端と内側爪28の先端と
でつば8Aを挟持させる。そして、この両爪28、29
でつば8Aを挟持した後にロータリアクチエータ27を
作動させて駆動軸23を中心として両爪28、29を反
時計回りに上昇させることにより口部5Aから密封材8
を取去ることができるようになっている。なお開封手段
9によって取去れた密封材8は、後に詳述する反転手段
10により供給位置Hから容器5が移動された後に、両
爪28、29を開放させて下方に設けた図示しない回収
箱に落下させて廃棄するようになっている。
【0011】そして上記開封手段9によって容器5から
密封材8を取去ったら、反転手段10により保持手段6
およびこれに保持された容器5、さらにシール手段7と
を供給位置Hから投入位置Gまで移動させると同時に、
移動中に各手段6、7および容器5を鉛直方向に180
度回転させて容器5を逆さま、すなわち倒立させるよう
になっている。上記反転手段10は、上記フレーム22
の上端と下端とに取付けられて平行する一対のレール3
3と、この一対のレール33に跨って係合された横移動
用スライド部材34と、上記フレーム22に、一端と他
端を回転自在に軸支されるとともに、上記横移動用スラ
イド部材34の裏側に設けたナット35に螺合するねじ
軸36と、上記フレーム22の右端に設けられて、この
ねじ軸36を回転させて横移動用スライド部材34を水
平移動させる駆動モータ37と、この横移動用スライド
部材34に設けられた昇降用スライド部材38に固定側
端部を取付けられるとともに、この固定側端部に対して
回転される可動側部材に上記ガイド15を取付けたロー
タリアクチエータ39とを備えており、上記駆動モータ
37を作動させて横移動用スライド部材34を移動させ
ている最中にロータリアクチエータ39を作動させてガ
イド15および容器5、さらに保持手段6およびシール
手段7とを180度回転させるようになっている。この
とき、上記シール手段7は胴部5Bを挟持して透析液調
整用剤B´がこぼれないようにしている。
【0012】上記反転手段10により逆さにされた容器
5は、そのままでは口部5Aと溶解タンク2の上面に設
けた開口部2Aとの間隔が離れており落下投入時に周囲
に透析液調整溶剤が飛散する虞があるため、昇降手段1
1により降下されて口部5Aを開口部2Aからタンク2
内部に差込むようになっている(図1の2点鎖線参
照)。上記昇降手段11は、上記横移動用スライド部材
34に鉛直方向に向けて取付けたレール44と、このレ
ール44に係合した上記昇降用スライド部材38と、こ
の昇降用スライド部材38の上端に取付けられた昇降用
モータ45と、この昇降用モータ45の駆動軸に取付け
られて回転されるとともに、横移動用スライド部材34
に鉛直方向に向けて取付けたラック46に噛合するピニ
オン47とを備えており、上記昇降用モータ47を正逆
回転させることにより保持手段6および容器5、さらに
シール手段7とを同時に昇降させることができるように
なっている。上記溶解タンク2の開口部2Aは、図5に
拡大して示すように容器5の口部5Aよりも僅かに大き
く穿設されるとともに、口部5Aが挿入されるとき以外
はシリンダ4によって進退動される閉鎖板49によって
閉鎖されており、上記シリンダ4は、容器5の口部5A
を挿入する直前に開口部2Aを開口させるとともに口部
5Aが抜取られたら直ちに開口部2Aを閉鎖させるよう
になっている。また、上記開口部2Aの内周縁には弾性
素材からなるシール部材50が設けられており、容器5
の口部5Aはこのシール部材50を押し広げる状態で溶
解タンク2内に挿入されるようになっている。以上のよ
うに溶解タンク2は、口部5Aの挿入時または脱出時以
外は上記閉鎖板49によって外部と遮断されるととも
に、また口部5Aが挿入されてからはシール部材50に
より外部から遮断されるので、その結果溶解タンク2が
外部と連通している時間が非常に短いので雑菌や埃が侵
入する危険性を小さくすることができる。そして溶解タ
ンク2内に容器5の口部5Aが挿入されたら、今まで閉
鎖させていたシール手段7の押圧部材20を後退させて
開放させることにより、容器5内に透析液調整用剤B´
が投入されるようになる。このとき上記昇降手段11
は、容器5の口部5Aが溶解タンク2から抜け出ない範
囲で昇降用スライド部材38および保持手段6を小刻み
に昇降させるようになっており、すなわち本実施例では
昇降手段11を排出促進手段として機能させることによ
って透析液調整溶剤B´の排出を速やかに行うことがで
きるようにしている。
【0013】また上記ガイド15には、透析液調整用剤
B´の残留の有無を検出する検出手段としての静電容量
センサ56を設けてあり、この静電容量センサ56で透
析液調整用剤B´の投入が開始されてから所定時間経過
した後に透析液調整用剤B´の有無を検出するようにな
っている。そして静電容量センサ56で容器5内に透析
液調整用剤B´が残留していないことが検出された場合
には、シール手段7により口部5Aの上方側をシールし
てから、すなわち微量に残ることがある透析液調整用剤
の飛散を防止してから昇降手段11により保持手段6を
上昇させて溶解タンク2内から容器5の口部5Aを引き
抜いた後、反転手段10により投入位置Gから供給位置
Hまで保持手段6および容器5、シール手段7を移動さ
せるとともに、その際に保持手段6および容器5を18
0度反転させて容器5の口部5Aを上方に向けた状態で
停止させる。このように保持手段6が供給位置Hで停止
されたら、保持手段6の押圧部材17を後退させて平板
部5Dの挟持を開放するとともに、シール手段7の押圧
部材20を後退させて胴部5Bのシールを開放させるよ
うになっており、これにより容器5を保持手段6から取
除けばよい。なお容器5の口部5Aに係合するフックを
左右に開閉できるように構成することにより、フックを
開放させて容器5を落下排出させることができる。これ
に対し、所定時間経過しても容器5内に透析液調整用剤
B´が残っていた場合には、昇降手段11により容器5
に上下運動を与えながら投入を延長させた後にもう一度
透析液調整用剤B´の有無を確認する。このとき、透析
液調整用剤B´が容器5内に残っていなければ容器5を
溶解タンク2から抜取って供給位置Aに移動させる。
【0014】なお上記実施例では投入装置1を透析シス
テムの一部として構成したがこれに限定されるものでは
なく、単体として構成してもよいし、他の医療機器へ用
いてもよいし医療分野以外に用いてもよい。また本実施
例では、容器5の胴部5B全体を薄肉に形成して可撓性
を持たせていたがこれに限定されるものではなく、シー
ル部材によりシールする部分だけを薄肉に形成してそれ
以外の部分を厚肉に形成して剛性を持たせてもよい。ま
た本実施例では、容器5の口部5Aをこれに溶着させた
密封材8によって密封させていたがこれに限定されるも
のではなく、例えばスクリュウキャップを用いてもよい
が、その場合にはスクリュウキャップを回転させて取去
るよう開封手段の構成を適宜変更しなければならない。
さらに本実施例では、昇降手段11により容器5を上下
動させて排出を促進させていたがこれに限定されるもの
ではなく、容器5に断続的に衝撃を加えて排出を促進さ
せるようにしてもよい。さらに本実施例では、検出手段
のセンサとして静電容量センサ56を用いていたがこれ
に限定されるものではなく、光電式センサまたは重量計
測式センサ等を用いてもよい。さらに本実施例では、粉
末もしくは顆粒の透析液調整用剤Bとしていたがこれに
限定されるものではなく、押圧部材の圧接面積を広くし
てシール性を向上させたり、或は一方の押圧部材に長手
方向に伸びる溝を形成し、他方の押圧部材に長手方向に
伸びるとともに上記溝内に圧入される膨出部を形成して
シール性を向上させることによりゼリー状の物質や液体
であっても投入することが可能となるが、この場合には
同時に押圧部材を圧接させるシリンダの能力も向上させ
るのが望ましい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較して投入装置を簡単、かつ安価に構成することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す投入装置1の正面作動
図。
【図2】投入装置1の平面作動図。
【図3】図1の供給位置Hにおける保持手段6、シール
手段7および開封手段9を示す拡大図。
【図4】図1の供給位置Hにおける保持手段6、シール
手段7および開封手段9を示す拡大右側面図。
【図5】投入位置Gにおける保持手段6、シール手段7
を示す拡大正面図。
【図6】容器5の正面図。
【図7】容器5の側面図。
【符号の説明】
1…投入装置 2…溶解タンク 5…容器 5A…口部 5B…胴部 5C…環状フランジ部 5D…平板部 6…保持手段 7…シール手段 8…密封材 9…開封手段 10…反転手段 11…昇降手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒の投入されるタンクに溶質を投入す
    る溶質の投入装置において、 上記投入装置は、溶質を収容した可撓性を有する容器を
    起立した状態で保持する保持手段と、この容器の口部よ
    りも下方側を挟持してその部分をシールするシール手段
    と、上記容器の口部を開封する開封手段と、上記保持手
    段およびシール手段を反転させて容器を投入位置におい
    て倒立した状態とする反転手段とを備え、 上記投入装置は、上記シール手段により容器が起立した
    状態で該容器の口部よりも下方側をシールさせるととも
    に、反転手段により容器が倒立した状態とされたらシー
    ル手段のシールを解除して溶質をタンク内に落下投入さ
    せることを特徴とする溶質の投入装置。
  2. 【請求項2】 上記投入装置は、上記シール手段により
    容器の口部よりも下方側をシールさせてから、上記開封
    手段により容器の口部を開封させることを特徴とする請
    求項1に記載の溶質の投入装置。
  3. 【請求項3】 上記投入装置は、保持手段およびシール
    手段を昇降させる昇降手段を有しており、この昇降手段
    は、反転手段により反転されて倒立した容器を下降させ
    てタンクの上面に設けた開口部から内部に口部を挿入さ
    せるようになっており、上記シール手段は、この昇降手
    段により容器の口部がタンク内に挿入された後にシール
    を解除して溶質を落下投入させることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の溶質の投入装置。
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