JPS6242750Y2 - - Google Patents

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JPS6242750Y2
JPS6242750Y2 JP1983148234U JP14823483U JPS6242750Y2 JP S6242750 Y2 JPS6242750 Y2 JP S6242750Y2 JP 1983148234 U JP1983148234 U JP 1983148234U JP 14823483 U JP14823483 U JP 14823483U JP S6242750 Y2 JPS6242750 Y2 JP S6242750Y2
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JP
Japan
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solvent
tube
container
solute
bag
Prior art date
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Application number
JP1983148234U
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JPS6058233U (ja
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Publication of JPS6058233U publication Critical patent/JPS6058233U/ja
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Publication of JPS6242750Y2 publication Critical patent/JPS6242750Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は医薬品等の溶質を無菌的操作条件で溶
媒に混合溶解できるようにした容器に関するもの
である。
最近、粉体または顆粒状の医薬品(凍結乾燥を
含む)が多量に使用されている。この粉体または
顆粒状の医薬品はそれ自体、最初から溶媒に溶解
したものと比較して保存が容易であり、変質も起
きにくいという利点がある。このため、一般には
前記したような粉体または顆粒状の固体状態で保
存しておき、使用時、この医薬品を蒸留水等の液
体に溶解せしめている。
こうした固体状の医薬品を蒸留水等の溶媒に溶
解するには、通常、両頭針を使用して医薬品の入
つた容器と溶媒の入つた容器とを連結し、溶媒を
医薬品側の容器に移行して混合溶解しているもの
である。
しかしこのような方法では、両頭針の接続作業
等が面倒であるばかりか、流通性を良くするた
め、両頭針とともに通気針を使用することから、
完全に密封状態を維持することは困難であり、針
を刺通したすきまから菌が侵入したり、混合溶解
時に菌に汚染される危険性がある。
また両頭針を使用する場合、移注すべき溶媒の
流量は針の口径に依存し、1本の針では移注の途
中で流量を必要に応じて調整することは困難であ
る。
本考案はこのような不利欠点を解決するために
工夫されたものであり、医薬品等の溶質を蒸留水
等の溶媒に混合溶解するに際して、完全なクロー
ズドシステムの無菌状態でこれを行なえるような
容器を提供しようとするものである。
以下本考案の実施例を添付図面を参考にして説
明すると、まず第1図においてい1は内部に蒸留
水等の溶媒13が収容されたプラスチツク製バツ
グ、2は同じく粉体または顆粒状の医薬品その他
の溶質14が収容されたプラスツチク製バツグで
ある。
これらバツグ1,2の口部3,6間は連結チユ
ーブ5で気密的に連結されており、この連結チユ
ーブ5の途中にはクランプ8が取付けられるとと
もに、バツグ1の口部には連通機構4が設けられ
ている。
この連通機構4は、たとえば第4図に示すよう
にチユーブ30,30間の可撓性チユーブ31に
連通筒32を内挿したものである。この連通筒3
2は、上端部が小頭部33によつて閉塞され、下
端部が開口されており、連通筒本体と小頭部33
の境界部には薄肉部34が形成されている。そし
て開封するときは、可撓性チユーブ31の外側か
ら小頭部33を指で押すと、その小頭部33が薄
肉部34において折損し、連通筒32の上端部が
開口するものである。こうした連通機構4はバツ
グ1の口部3から連通チユーブ5を経てバツグ2
の口部6に至る任意の箇所に取付けることが可能
である。
なお、溶質を収納するバツグ2には採液口7が
設けられており、必要に応じてこの採液口7に採
液チユーブ9及び輸液針10が取付けられる。
以上のように、本考案においてはバツグ1,2
間は完全に密封状態が保たれている。そしてバツ
グ1内の溶媒をバツグ2に移すには、連通機構4
を上述した要領で開通させた後、連通チユーブ5
を介して溶媒をバツグ2に移し、混合撹拌するも
のである。
この場合ロールクランプ8により連通チユーブ
5を流れる溶媒の流量を調整することもできる。
またバツグ2の採液口7に、上記したような採
液チユーブ9及び輸液針10を設けておくと、バ
ツグ2からの輸液操作もクローズドシステムで簡
単に行なうことができる。
第2図は本考案の他の実施例を示したものであ
り、上記プラスチツクバツグに代えてプラスチツ
ク製の瓶11,12を使用した例である。
この実施例における連通チユーブ5、連通機構
4等の構成は上記第1図と同様であるが、溶媒が
入つたプラスチツク製瓶11の下部には蛇腹状の
弾性部15が形成されている。これによつて、従
来のごとく通気針を使用せずに第3図のように瓶
11を上にして弾性部15を伸縮させるだけで溶
媒を溶質が入つた瓶12に移行することができ
る。
以上説明したように本考案によれば、溶媒が収
納された容器と、医薬品等の溶質が収納された容
器とは完全に密封状態で連結されており、溶媒を
溶質側に移行させるには連通筒32の小頭部33
を可撓性チユーブ31の外側から指で押し、その
小頭部33を薄肉部34において折損するだけで
流路を開通させることができ、したがつて、開封
操作が容易であり、溶媒と溶質の混合撹拌は無菌
的操作条件で行なうことができる。
このため溶液が外気に触れる機会がなくなつ
て、きわめて衛生的であるとともに、従来のよう
に両頭針や通気針を穿通する手間が省ける。
また溶媒を移入する際の流量調整も簡単であ
り、混合操作後、即座に輸液操作が可能であるな
ど種々のすぐれたメリツトが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示した概念図、第2
図は同じく本考案の他の実施例を示す概念図、第
3図は第2図に示した容器の使用状態図、第4図
は本考案の連通機構の実施例を示した断面図であ
る。 図中、1は溶媒収納用容器、2は溶質収納用容
器、3は口部、4は連通機構、5は連通チユー
ブ、6は口部、7は採液口、8はロールクラン
プ、9は採液チユーブ、10は輸液針、11,1
2はプラスチツク製瓶、13は溶媒、14は溶
質、15は弾性部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶質が収容される容器と、溶媒が収容される容
    器とを連結チユーブで連結し、これら容器におけ
    る一方の容器の口部から前記連結チユーブを介し
    て他方の口部に至る途中の可撓性チユーブの内部
    に、連通筒を内挿するとともに、この連通筒の一
    端部を薄肉部を介して小頭部により閉塞し、他端
    部を開口したことを特徴とする溶媒−溶質混合用
    容器。
JP14823483U 1983-09-27 1983-09-27 溶媒−溶質混合用容器 Granted JPS6058233U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14823483U JPS6058233U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 溶媒−溶質混合用容器

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JP14823483U JPS6058233U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 溶媒−溶質混合用容器

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Publication Number Publication Date
JPS6058233U JPS6058233U (ja) 1985-04-23
JPS6242750Y2 true JPS6242750Y2 (ja) 1987-11-02

Family

ID=30329407

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JP14823483U Granted JPS6058233U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 溶媒−溶質混合用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066833Y2 (ja) * 1988-05-17 1994-02-23 川澄化学工業株式会社 輸液バッグ
PT1899079E (pt) * 2005-07-01 2009-10-08 Medmix Systems Ag Dispositivo de distribuição de componentes múltiplos com conjunto de válvula

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5040466U (ja) * 1973-08-10 1975-04-24

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JPS5040466U (ja) * 1973-08-10 1975-04-24

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