JPH066833Y2 - 輸液バッグ - Google Patents

輸液バッグ

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JPH066833Y2
JPH066833Y2 JP1988064044U JP6404488U JPH066833Y2 JP H066833 Y2 JPH066833 Y2 JP H066833Y2 JP 1988064044 U JP1988064044 U JP 1988064044U JP 6404488 U JP6404488 U JP 6404488U JP H066833 Y2 JPH066833 Y2 JP H066833Y2
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JP
Japan
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tube
bag body
bag
infusion
flexible
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JP1988064044U
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悳正 藤山
弘明 渡邉
典久 奥谷
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Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、可撓性のバッグ本体と可撓性のチューブから
構成される輸液バッグの改良に関するものである。
さらに、輸液として、高カロリー輸液、アミノ酸、ブド
ウ糖、リンゲル、生理食塩液等が使用できる輸液バッグ
である。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 以下高カロリー輸液用バッグの例について説明する。
第5図は現在使用されている輸液バッグ41の概略図を
示す。図中、42は可撓性のバッグ本体、43は可撓性
の薬液注入チューブ、44は可撓性の採液チューブ、4
5は液体導入針、46は接続管、47は輸液口である。
使用に際しては液体導入針45から、種々の高カロリー
輸液をバッグ本体42に導入して所定の濃度に調整した
後、これらの薬液を導入する際に、バッグ本体42内に
同時に入ったエアーを追い出す必要があった。
エアー抜きは通常、薬液の封入されたバッグ本体42を
手で押圧して加圧しながら該バッグ本体42内のエアー
を薬液注入チューブ43、採液チューブ44、薬液導入
針45を経て薬液瓶48内へ逃がしている。
しかしながらこれらの方法では、通常バッグ本体42の
位置と薬液瓶48までの高さが1mあるので背圧が薬液
注入チューブ43、採液チューブ44、バッグ本体42
にかかること及び薬液注入チューブ43の径が細く全長
が長いことに起因してエアーを薬液瓶48中へ追い出す
には10kg以上の加圧が必要となり相当の労力を要して
いた。
以上の課題を解決するために本考案者らは鋭意検討を重
ねた結果次の考案に到達した。
[課題を解決するための手段] 第1の考案として、少なくとも可撓性のバッグ本体と可
撓性チューブから構成される輸液バッグにおいて、可撓
性チューブの任意の箇所に、前記バッグ本体より容量の
小さい可撓性エアー抜き容器を装着した輸液バッグを提
供するものである。
第2の考案として、第1考案記載の輸液バッグであっ
て、可撓性エアー抜き容器とバッグ本体間のチューブの
任意の箇所にオス部材とメス部材からなるコネクターを
装着した輸液バッグを提供するものである。
第3の考案として、第1の考案記載の輸液バッグであっ
て、チューブの任意の箇所に接続管及び短い分岐ライン
チューブを介して前記バッグ本体より容量の小さい可撓
性エアー抜き容器を装着した輸液バッグを提供するもの
である。
第4の考案として、第1の考案記載の輸液バッグであっ
て、輸液バッグ本体の上端部に短いエアー抜きチューブ
を接続し、該チューブの先端に前記バッグ本体より容量
の小さい可撓性エアー抜き容器を装着した輸液バッグを
提供するものである。
[作用] バッグ本体内に収納された薬液中に混入したエアーは、
バッグ本体を加圧することにより、可撓性チューブを経
てエアー抜き容器へ追い出すことができる。エアー抜き
容器はバッグ本体内及びチューブ内にかかる圧力を吸収
緩和することができ軽い労力で楽にエアー抜きを実施す
ることができる。
[実施例] 第1図は、本考案の輸液バッグの一例である高カロリー
輸液バッグ1の概略図を示す。高カロリー輸液バッグ1
は、例えばエチレン−酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル等の
可撓性の合成樹脂シートよりなるバッグ本体2と、先端
に液体導入針15を装着した採液チューブ3と、途中の
任意の箇所に2枚の可撓性シートを溶着してバッグ本体
2より容量を小さく形成したエアー抜き器7を装着して
なる輸液注入チューブ4,5から構成されている。
バッグ本体2の上端部には、シリコーンゴム8を装填し
たゴムボタンキャップ9、輸液口10及び前記輸液注入
チューブ5が装着されている。11は輸液口カバーであ
る。
中腹部には、液量目盛12が形成され、下端部には、ハ
ンガー13が形成されている。採液チューブ3は接続管
14を介して輸液注入チューブ4に接続されている。
次に本考案の使用例について説明する。
薬液導入針15より所望の薬液を採液チューブ3、薬液
注入チューブ4,5、エアー抜き容器7を介してバッグ
本体2内へ導入する。バッグ本体2内へ薬液と共に混入
したエアーは次の様にして除去される。
連結チューブ4の途中に配置されたクランプ18を閉じ
て手によりバッグ本体2を押圧して、エアーを薬液注入
チューブ5を経てエアー抜き容器7へ追い出す。
エアー抜き容器7は、可撓性シートより形成されている
ので薬液注入チューブ5及びバッグ本体2内にかかる圧
力を吸収緩和する共に薬液中に混入しているエアーを膨
張できる容積の範囲内で吸収することができる。
さらにバッグ本体2とエアー抜き容器7間に設けられた
薬液注入チューブ5間の距離が短いのでバッグ本体2に
かかる圧力を軽減することができる。
しかる後にバッグ本体2中にエアーが入らないようにク
ランプ19を閉じて薬液注入チューブ5の任意の箇所を
ウェルダーにより溶着して切断し、バッグ本体2から薬
液注入チューブ4,5、エアー抜き容器7、液体導入針
15を装着した採液チューブ3を分離する。バッグ本体
2内で混合された薬液は、輸液口10より輸液セット等
を介して患者に輸液される。
次に本考案の第2の考案について説明する。第1図に示
した高カロリー輸液バッグ1の薬液注入チューブ5の途
中に第2図に示すごとくオス部材21とメス部材22と
から構成されるコネクター20を装着したものである。
オス部材21には、オス連結筒24が形成されかつ内面
には、メスネジ(図示せず)が形成されている。
他方、メス部材22には、オス連結筒24と対向する位
置に該オス連結筒24の嵌合溝25を形成したメス連結
筒26が形成されている。
該メス連結筒26の外周面に前記メスネジへの係合部2
7が形成されている(断続的または連続的に形成しても
良い)。
28は把持部で、オス部材21とメス部材22の着脱が
容易となるように形成したものである。
このようにコネクター20を装着するメリットは、前述
の様に、バッグ本体2内部のエアーをエアー抜き容器7
に追い出した後、バッグ本体2から薬液注入チューブ
4,5等を分離する際に、薬液注入チューブ5の途中を
切断しなくてもクランプ19を閉じてコネクター20の
オス部材21とメス部材22を分離してオス部材21に
キャップ等を被冠するのみで容易に分離することができ
る無菌性を維持することができる。
第3図は、本願の第3の考案の一例を示す高カロリー輸
液バッグ1aである。
高カロリー輸液バッグ1aは、薬液注入チューブ4a,
5aの途中に接続管31を設けて、該接続管31に短い
分岐ラインチューブ32を設けて、その先端に2枚の可
撓性合成樹脂製シートを溶着してバッグ本体2aより容
量を小さく形成したエアー抜き容器7aを装着したもの
である。
該高カロリー輸液バッグ1aの使用方法は次の通りであ
る。
薬液導入針15aより薬液を採液チューブ3a、薬液注
入チューブ4a,5aを経てバッグ本体2a内に導入し
た後、エアー抜き容器7aをバッグ本体2aと同位置に
おいて連結チューブ4aの途中に配置されたクランプ1
8aを閉じて分岐ライン32の途中に配置したクランプ
33を開放する。
前記と同様にバッグ本体2aを押圧しながらエアーを薬
液注入チューブ5a、接続管31、分岐ライン32を介
してエアー抜き容器7a中に押し出す。
エアー抜き容器7aは、可撓性の合成樹脂製シートを溶
着して形成した袋より構成されているので、前述したエ
アー抜き容器7と同様に圧力吸収緩和及びエアーの吸収
効果を有する。さらにエアー抜き容器7aをバッグ本体
2aと同位置に置いて使用するためバッグ本体2a及び
薬液注入チューブ5aにかかる背圧が少なく非常に楽な
労力でエアー抜きを実施することができる。
第4図は、本考案の第4の考案の一例を示す高カロリー
輸液バッグ1bである。高カロリー輸液バッグ1bは、
バッグ本体2bの上端部に途中にクランプ33bを装着
した短いエアー抜きチューブ32bを接続し、該チュー
ブ32bの先端に本体2bよりも容量を小さく形成した
エアー抜き容器7bを装着したものである。使用方法
は、第3図の高カロリー輸液バッグ1aと同様である。
尚、本考案に使用するエアー抜き容器7,7a,7bの
材質は前述したバッグ本体2、薬液注入チューブ4,5
等にかかる圧力を吸収緩和できかつエアーを吸収できる
程度の可撓性を有する合成樹脂等であれば何でも良い。
またその形状も2枚のシートを重ね合せて袋状に形成し
たものの他に、ブロー成形等により袋状又は容器状に形
成したものも使用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、バッグ本体内に速かに薬
液を導入して所定濃度に調整した後、バッグ本体及び薬
液注入チューブ内にかかる圧力を吸収緩和しながら軽い
労力で楽にエアー抜きを実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の輸液バッグの一例を示す概略図、第
2図は第1図の輸液バッグのチューブに装着するコネク
ターの該略図、第3図は本願考案の第3の考案を示す輸
液バッグの概略図。第4図は本願考案の第4の考案を示
す輸液バッグの概略図である。第5図は従来の輸液バッ
グを示す該略図である。 図中、1は高カロリー輸液バッグ、2はバッグ本体、3
は採液チューブ、4,5は薬液注入チューブ、7はエア
ー抜き容器、20はコネクター、21はオス部材、22
はメス部材、31は接続管、32aは短い分岐ラインチ
ューブ、32bは短いエアー抜きチューブを示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも可撓性のバッグ本体と可撓性チ
    ューブから構成される輸液バッグにおいて、可撓性チュ
    ーブの任意の箇所に、前記バッグ本体より容量の小さい
    可撓性エアー抜き容器を装着したことを特徴とする輸液
    バッグ。
  2. 【請求項2】第1項記載の輸液バッグであって、可撓性
    エアー抜き容器とバッグ本体間のチューブの任意の箇所
    にオス部材とメス部材からなるコネクターを装着したこ
    とを特徴とする輸液バッグ。
  3. 【請求項3】第1項記載の輸液バッグであって、チュー
    ブの任意の箇所に接続管及び短い分岐ラインチューブを
    介して前記バッグ本体より容量の小さい可撓性エアー抜
    き容器を装着したことを特徴とする輸液バッグ。
  4. 【請求項4】第1項記載の輸液バッグであって、輸液バ
    ッグ本体の上端部に短いエアー抜きチューブを接続し、
    該チューブの先端に前記バッグ本体より容量の小さい可
    撓性エアー抜き容器を装着したことを特徴とする輸液バ
    ッグ。
JP1988064044U 1988-05-17 1988-05-17 輸液バッグ Expired - Lifetime JPH066833Y2 (ja)

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