JP2000215830A - 偏向ヨ―ク - Google Patents

偏向ヨ―ク

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JP2000215830A
JP2000215830A JP11017481A JP1748199A JP2000215830A JP 2000215830 A JP2000215830 A JP 2000215830A JP 11017481 A JP11017481 A JP 11017481A JP 1748199 A JP1748199 A JP 1748199A JP 2000215830 A JP2000215830 A JP 2000215830A
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JP
Japan
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type
correction
core
coil
magnetic field
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JP11017481A
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Yoshio Ko
義雄 高
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビーム位置ずれ補正機構の補正コイルの
全部又はその一部を省略できるようにすると共に、その
補正機構を簡略化、その補正コイルに係る偏向電力を削
減、及び、偏向ヨークのコストを低減できるようにす
る。 【解決手段】 電子銃側がすぼまった形状のコア11
と、このコア11の内側で電線をサドル型に巻装した垂
直偏向コイル12A,12Bと、この垂直偏向コイル1
2A、12Bによる漏洩磁界を電子銃側へ誘導するため
にコア11の電子銃側に設けられたI型磁極片14A、
14Bとを備え、このI型磁極片14A、14Bによっ
て誘導された垂直偏向コイル12A,12Bによる漏洩
磁界を電子ビーム位置ずれ補正機構の補正磁界の一部と
して機能させるようにしたものである。このI型磁極片
14A、14Bによって誘導された垂直偏向コイル12
A、12Bによる漏洩磁界に基づいて電子ビームの位置
ずれが補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インライン方式
のワイド型のテレビ及び平面ブラウン管などにおいて、
表示画面の上下のピン歪みを補正する電子ビーム位置ず
れ補正機構に適用して好適な偏向ヨークに関する。
【0002】詳しくは、コアの電子銃側に所定形状の磁
性体を設け、この磁性体によって誘導された垂直偏向コ
イルによる漏洩磁界を電子ビーム位置ずれ補正機構の補
正磁界の一部として作用させて、この補正機構の補正コ
イルの全部又はその一部を省略できるようにすると共
に、電子ビーム位置ずれ補正機構を簡略化、その補正コ
イルに係る偏向電力を削減、及び、偏向ヨークのコスト
を低減できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】近年、強化ガラスの開発及び色選別マス
クのファインピッチ化に伴い、平面ブラウン管を使用し
たインライン方式のワイド型のテレビジョンが販売され
るに至っている。この種の平面ブラウン管にはセルフコ
ンバーゼンス方式の大口径偏向ヨークが使用される場合
が多い。この方式の偏向ヨークは、通常の偏向ヨークと
同様にして電子銃から発射された電子ビームが、水平偏
向コイルによって表示画面の水平方向に偏向され、垂直
偏向コイルによって表示画面の垂直方向に偏向される。
これと共に電子ビーム位置ずれ補正機構によって表示画
面の上下のピン歪みを無くすようにコンバーゼンス調整
される。
【0004】図14は、従来方式のトロイダル型の偏向
ヨーク1の構成例を示す側面図である。図14に示す偏
向ヨーク1は縦横比4:3の陰極線管(Cathode Ray
Tube :以下CRTという)9に適用され、コア1A、
上部ベンドキャップ3、下部ベンドキャップ4を有して
いる。この上部ベンドキャップ3と下部ベンドキャップ
4との間には図示しないセパレータと呼ばれる巻き線取
り付け部材が設けられ、この部材に水平偏向コイルが鞍
型(サドル型)状に巻装されている。この水平偏向コイ
ルの外側にはコア1Aが取り付けられ、そのコア1Aの
内外を取り巻くように垂直偏向コイル2がトロイダル状
に巻装されている。
【0005】一般に、垂直偏向コイル2によって発生さ
れた垂直偏向磁界は、コア1Aの内側でバレル状に分布
する。このとき、図15に示す縦横比4:3のCRT9
にVCR(Vertical Center Raster)と呼ばれるセ
ンタービームラスタが画面の上下の中央付近で狭くなる
ミスコンバーゼンスを発生する。
【0006】これは通称「コマ歪み」と呼ばれる。表示
画面の上部では色選別マスクのR(赤色)及びB(青
色)に係るビームラスタに対してG(緑色)に係るビー
ムラスタが下側にずれる。反対に、表示画面の下部では
色選別マスクのR(赤色)及びB(青色)に係るビーム
ラスタに対してG(緑色)に係るビームラスタが上側に
ずれる。このコマ歪みを補正するために、下部ベンド部
4の後方に、例えば、C−I型の電子ビーム位置ずれ補
正機構200が配置され、偏向ヨーク1の電子銃側に強
いピン状の補正磁界が発生される。
【0007】図16は、C−I型の電子ビーム位置ずれ
補正機構200の構成例を示す電子銃側から見た図であ
る。この例では、コア1Aの上部にC型コマコイル6A
が配置され、コア1Aの下部にはC型コマコイル6Bが
配置され、これらのC型コマコイル6A、6Bには補正
コイル7が巻装され、この補正コイル7に垂直偏向電流
が通電される。
【0008】更に、コア1Aの左部にはI型コマコイル
7Aが配置され、コア1Aの右部にはI型コマコイル7
Bが配置され、これらのI型コマコイル7A、7Bには
補正コイル8が巻装され、この補正コイル8に垂直偏向
電流が通電される。この電子ビーム位置ずれ補正機構2
00によって、表示画面の上下のピン歪みを無くすよう
に、しかも、そのVCRを無くすようにコンバーゼンス
調整される。上述したトロイダル型の偏向ヨーク1にお
いては、垂直偏向磁界を電子銃側に磁性体により導いた
コイルレスの補正機構も実用化されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
偏向ヨーク1によれば、トロイダル型の偏向ヨーク1に
おいては、コイルレスの補正機構も採用されている。し
かし、平面ブラウン管ではコンバーゼンス性能を良くす
るために、トロイダル型の偏向ヨークに代えて、垂直偏
向コイルをサドル型に巻装した大口径偏向ヨークが考案
されている。
【0010】しかしながら、電子ビーム位置ずれ補正機
構200をフラット型のCRT用の偏向ヨークにそのま
ま適用すると、その補正コイルの数が多くなることか
ら、その補正機構が複雑化したり、その補正コイルで消
費される偏向電力が増加したりして偏向ヨークのコスト
高を招くという問題がある。
【0011】そこで、本発明は上述した課題を解決した
ものであって、電子ビーム位置ずれ補正機構の補正コイ
ルの全部又はその一部を省略できるようにすると共に、
その補正機構を簡略化、その補正コイルに係る偏向電力
を削減、及び、偏向ヨークのコストを低減できるように
した偏向ヨークを提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、電子銃側がすぼまった形状のコアと、このコアの内
側で電線をサドル型に巻装した偏向コイルと、この偏向
コイルによる漏洩磁界を電子銃側へ誘導するためにコア
の電子銃側に設けられた所定形状の磁性体とを備え、こ
の磁性体によって誘導された偏向コイルによる漏洩磁界
を電子ビーム位置ずれ補正機構の補正磁界の一部として
機能させるようにしたことを特徴とする偏向ヨークによ
って解決される。
【0013】本発明によれば、コアの電子銃側に所定形
状の磁性体が設けられ、この磁性体によって誘導された
垂直偏向コイルによる漏洩磁界に基づいて電子ビームの
位置ずれが補正されるので、電子ビーム位置ずれ補正機
構の補正コイルの全部又はその一部を省略することがで
きる。
【0014】例えば、一端がL型を有し、かつ、他端が
I型を有したI型磁極片を成す磁性体によって、I型の
補正コイルとほぼ同じ機能を持たせることができる。こ
れにより、C−I型の電子ビーム位置ずれ補正機構の機
能を具現化する場合に、C型の補正コイルのみを準備す
ればよい。
【0015】また、一端がL型を有し、かつ、他端がC
型を有したC型磁極片を成す磁性体によって、C型の補
正コイルとほぼ同じ機能を持たせることができる。これ
により、C−I型の電子ビーム位置ずれ補正機構の機能
を具現化する場合に、I型の補正コイルのみを準備すれ
ばよい。
【0016】更に、一端がL型を有し、かつ、他端がE
型を有したE型磁極片を成す磁性体によって、E型の電
子ビーム位置ずれ補正機構の一部の機能を持たせること
ができる。これにより、E型の電子ビーム位置ずれ補正
機構の機能を具現化する場合に、「E」の字の上下バー
の2箇所又は中央バーの1箇所に補正コイルを巻装すれ
ばよい。
【0017】従って、上下ピン歪み補正及び垂直センタ
ー補正をバランスさせる機能を残して、そのI型、C
型、E型及びC−I型の電子ビーム位置ずれ補正機構を
簡略化すること、その補正コイルで消費される偏向電力
を削減すること、及び、偏向ヨークのコスト低減を図る
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る偏向ヨーク
の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。 (1)実施形態としての偏向ヨーク 図1は、本発明に係る実施形態としての偏向ヨーク10
の構成例を示す斜視図である。
【0019】本実施の形態ではコアの電子銃側に所定形
状の磁性体を設け、この磁性体によって誘導された垂直
偏向コイルによる漏洩磁界を電子ビーム位置ずれ補正機
構の補正磁界の一部として作用させて、この補正機構の
補正コイルの全部又はその一部を省略できるようにする
と共に、電子ビーム位置ずれ補正機構を簡略化、その補
正コイルに係る偏向電力を削減、及び、偏向ヨークのコ
ストを低減できるようにしたものである。
【0020】図1に示す偏向ヨーク10は、インライン
方式の平面ブラウン管(陰極線管:CRT)に使用する
ものであり、バレル状磁界分布を用いて電子ビームを垂
直偏向する際に、その表示画面の上下のピン歪みを補正
するための電子ビーム位置ずれ補正機構が設けられる。
この偏向ヨーク10は電子銃側(小口径側)がすぼまっ
た、図1に示すようなコーン形状のコア11を有してい
る。このコア11の表示画面側(大口径側)はブラウン
管のファンネル部分の形状に整合させるために、円形状
を成している。
【0021】また、コア11の内側には偏向コイルとし
て一対の垂直偏向用のコイル(以下垂直偏向コイルとい
う)12A,12Bが設けられ、電線がサドル型に巻装
されている。もちろん、水平偏向コイルもコア11の内
側に巻装されているが、説明を分かり易くするために図
示していない。この垂直偏向コイル12A,12Bの電
子銃側には円形状のベンドキャップ・プレート13が設
けられる。このベンドキャップ・プレート13には所定
形状の磁性体としての例えば1組のI型磁極片14A、
14Bが取り付けられる。このI型磁極片14A、14
Bは垂直偏向コイル12A,12Bによる漏洩磁界を電
子銃側へ誘導するためにコア11の小口径側に設けられ
る。
【0022】この例ではI型磁極片14A、14Bによ
って誘導された垂直偏向コイル12A,12Bによる漏
洩磁界を電子ビーム位置ずれ補正機構の補正磁界の一部
として機能させるようにした。つまり、垂直偏向コイル
12A,12Bによって発生された垂直偏向磁界をI型
磁極片14A、14Bなどの磁性体によって電子銃側に
導き、垂直偏向時に電子ビームを補助(プリ)垂直偏向
するようになされる。
【0023】このベンドキャップ・プレート13にはI
型磁極片14A,14Bの他に1組のC型補正磁界発生
機構(以下C型コマコイルという)15A,15Bが取
り付けられる。もちろん、E型の補正磁界発生機構(以
下E型コマコイルという)を取り付けてもよい。C型コ
マコイル15A,15BはC型コア51に補正コイル5
2を巻装したものであり、電子ビームのミスコンバーゼ
ンスを補正するための補正磁界が発生される。この例で
はI型、C型、E型の磁極片などの磁性体と、I型、C
型、又はE型のコマコイルを組み合わせることによって
電子ビーム位置ずれ補正機構が構成される。
【0024】図2は、I型磁極片14A,14BとC型
コマコイル15A,15Bとを組み合わせた偏向ヨーク
100の構成例を示す上面図である。この例の偏向ヨー
ク100では、I型磁極片14A,14B及びC型コマ
コイル15A,15Bを組み合わせることによって、C
−I型の電子ビーム位置ずれ補正機構60が構成され
る。このI型磁極片14A,14Bはコア11の左右に
配置され、C型コマコイル15A,15Bがコア11の
上下に配置される。もちろん、I型磁極片14A,14
Bをコア11の上下に配置し、C型コマコイル15A,
15Bをコア11の左右に配置してもよい。平面ブラウ
ン管に応じた位置ずれ補正用の磁界が発生できるからで
ある。このC型コマコイル15A,15Bの補正コイル
52には垂直偏向電流が通電される。
【0025】図3は、偏向ヨーク100を側面から見た
構成例を示す図である。図3に示す偏向ヨーク100で
はベンドキャップ・プレート12の電子銃側にヨーク止
め具16が設けられ、このヨーク止め具16によって図
示しないCRTのネック管部に固定される。この例では
コア11の内側の左右においてサドル型に巻装された1
対の垂直偏向コイル12A,12Bの上端の巻き線部分
がコア11の大口径側で頭を出すように装着され、その
垂直偏向コイル12A,12Bの下端の巻き線部がコア
11の小口径側で外側に折り曲げるように装着される。
これはコア11とI型、C型、E型の磁極片などの磁性
体との磁気的な結合を良くするためであり、垂直偏向コ
イル12A,12Bによる漏洩磁界をコア11の小口径
側に誘導し易くするためである。
【0026】つまり、図4に示す偏向ヨーク100の垂
直偏向コイル巻装時に、小口径側のコア11の一部エッ
ジが露出するように、垂直偏向コイル12A,12Bの
下端の巻き線部がコア11の外側に折り曲げるようにな
される。好ましくは、図4の二点鎖線に示す位置にI
型、C型、E型の磁極片などの磁性体の一端が接触でき
るように、又は、空隙をおいて配置できるようにコア1
1を露出する。そのために、垂直偏向コイル12A,1
2Bの電子銃側の巻き線部分をコア11の内周より大き
くする。好ましくはコア11の小口径側の外径よりも大
きくする。これにより、垂直偏向コイル12A,12B
の電子銃側の巻き線部分を図5に示すようにコア外周領
域に折り返して沿わせることができる。
【0027】従って、I型、C型、E型の磁極片などの
磁性体の一端を図5の二点鎖線に示す位置でコア11に
接触させること、又は、その位置で空隙をおいてこれら
の磁性体を配置することができるので、コア11とこれ
らの磁性体とを磁気的に良好に結合することができる。
これにより、垂直偏向コイル12A,12Bによる漏洩
磁界をI型、C型、E型の磁極片などの磁性体に再現性
よく導くことができる。なお、図5は垂直偏向コイル巻
装時のコア11を側面から見た図である。
【0028】図6は、I型磁極片14Aなどの構成例を
示す斜視図である。I型磁極片14BはI型磁極片14
Aと同じ構成を採るので、その説明は省略する。この例
で磁性体としてのI型磁極片14Aは一端がL型を有
し、かつ、他端がI型を有している。ここでI型磁極片
14AはCRTのネック管部に相対する部分を電子銃側
から見た場合の形状を示すもとする。以下、C型又はE
型の磁極片についても同様とする。
【0029】このI型磁極片14A,14BのL型部分
41がコア11に接触又は空隙をもって配置され、I型
部分42の先端がブラウン管の管軸Oに向けて配置され
る。例えば、ブラウン管内の電子ビームに磁界を与え易
くするために、I型部分422の先端部43がL字状に
曲げられ、電子ビームに対する面積(対向面積:α1×
1)を確保している。I型磁極片14A,14Bの厚
みはt1mm程度であり、その幅はα1mm程度であり、
その折り曲げ部分の長さはl1mm程度である。I型磁
極片14A等は珪素鋼板又はフェライトなどの磁性材料
から成る。このような形状にすると、電子ビームに対し
て補助垂直(プリ)偏向磁界が発生し易くなる。
【0030】この例では、I型磁極片14A,14Bを
成す磁性体によって、I型コマコイルとほぼ同じ機能を
持たせるようにしたので、C−I型の電子ビーム位置ず
れ補正機構の機能を具現化する場合に、C型コマコイル
のみを準備すればよい。従って、I型コマコイル を省
略することができる。
【0031】図7は、C型磁極片17A等の構成例を示
す斜視図である。この例で磁性体としてのC型磁極片1
7Aは、一端がL型を有し、かつ、他端がC型を有して
いる。このC型磁極片17AのL型部分71がコア11
に接触又は空隙をもって配置され、C型部分72の先端
がブラウン管の管軸Oに向けて配置される。例えば、ブ
ラウン管内の電子ビームに磁界を与え易くするために、
C型部分72の先端部73がL字状に曲げられ、電子ビ
ームに対する面積(対向面積)が確保される。C型磁極
片17Aの厚みはt2mm程度であり、その先端部73
の幅はα2mm程度であり、その折り曲げ部分の長さは
2mm程度である。C型磁極片17AはI型磁極片1
4A,14Bと同様な磁性材料から成る。
【0032】この例ではC型磁極片17Aを成す磁性体
によって、C型コマコイル15Aなどのとほぼ同じ機能
を持たせるようにしたので、C−I型の電子ビーム位置
ずれ補正機構の機能を具現化する場合に、I型コマコイ
ルのみを準備すればよい。
【0033】従って、C型コマコイル15A,15Bを
省略することができる。しかも、I型コマコイルを設け
なくとも、I型磁極片14A,14BとC型コマコイル
15A,15BによってC−I型の電子ビーム位置ずれ
補正機構と同じ機能を持たせることができる。
【0034】図8は、E型磁極片18の構成例を示す斜
視図である。この例で磁性体としてのE型磁極片18
は、一端がL型を有し、かつ、他端がE型を有してい
る。このE型磁極片18のL型部分81がコア11に接
触又は空隙をもって配置され、E型部分82の上下のバ
ーの先端がブラウン管の管軸Oに向けて配置される。例
えば、ブラウン管内の電子ビームに磁界を与え易くする
ために、E型部分82の先端部83がL字状に曲げら
れ、電子ビームに対する面積(対向面積:α3×l1)が
確保される。E型磁極片18の厚みはt3mm程度であ
り、その先端部83の幅はα3mm程度であり、その折
り曲げ部分の長さはl3mm程度である。E型磁極片1
8はI型磁極片14A,14Bと同様な磁性材料から成
る。
【0035】この例では、E型磁極片18を成す磁性体
によって、E型の電子ビーム位置ずれ補正機構の一部の
機能を持たせるようにしたので、E型の電子ビーム位置
ずれ補正機構の機能を具現化する場合に、「E」の字の
上下バーの2箇所又は中央バーの1箇所に図示しない補
正コイル84を巻装すればよい。従って、「E」の字の
上下バーの2箇所に補正コイル84を巻装する場合には
中央バーの補正コイルを省略することができ、その中央
バーに補正コイル84を巻装する場合には、その上下バ
ーの2箇所の補正コイル84を省略することができる。
【0036】図9は、I型磁極片14A、C型磁極片1
7A及びE型磁極片18Aなどの磁性体による補正磁界
の調整例を示す一部コア11を破砕した側面図である。
この例で電子ビームに与える補正磁界の強さは、図9に
示すギャップ△d及び折り曲げ部分の長さlによって調
整される。ギャップ△dはI型磁極片14AのL型部分
41とコア11との間の離隔距離であり、C型磁極片1
7AではそのL型部分71とコア11との間の離隔距離
であり、E型磁極片18AではそのL型部分81とコア
11との間の離隔距離である。ギャップ△dは磁気抵抗
に比例する。
【0037】例えば、ギャップ△dを長くすると、磁気
抵抗が増加し磁束が少なくなることから、I型磁極片1
4A、C型磁極片17A及びE型磁極片18Aなどの磁
性体を通る磁束が少なくなって、電子ビームに与える補
正磁界が弱くなる。反対にギャップ△dを短くすると、
磁気抵抗が減少し、これらの磁性体を通る磁束が多くな
ることから、電子ビームに与える補正磁界が強くなる。
【0038】また、折り曲げ部分の長さlは上述したI
型磁極片14A、C型磁極片17A及びE型磁極片18
Aにおいて、距離l1〜l3に相当する長さである。折
り曲げ部分の長さlは磁束密度に比例する。従って、折
り曲げ部分の長さlを長くすると、対向面積α×lが大
きくなることから、電子ビームに与える補正磁界が強く
なる。反対に折り曲げ部分の長さlを短くすると、対向
面積が少なくなることから、電子ビームに与える補正磁
界が弱くなる。このように、図9に示したギャップ△d
及び折り曲げ部分の長さlを調整することにより、電子
ビームに与える補正磁界の強さを最適に調整することが
できる。
【0039】図10は、I型コマコイル19及びC型コ
マコイル15による補正磁界の調整例を示す電子ビーム
位置ずれ量対コイル電流の関係例を示す図である。横軸
はI型コマコイル19及びC型コマコイル15に流す電
流と巻き数との積[AT]である。右側が電流増加方向
であり、左側が電流減少方向である。縦軸は上下ピン歪
み補正(実線)及び垂直センター補正(波線)時の電子
ビーム位置ずれ量を示し、中央が位置ずれ量ゼロであ
り、上部が位置ずれ量(+)増加方向であり、下部が位
置ずれ量(−)増加方向である。
【0040】この例では、従来方式のようなC−I型の
電子ビーム位置ずれ補正機構200を構成する場合に、
I型コマコイル19A、19Bの代わりにI型磁極片1
4A,14Bが置き換えられ、C型コマコイル15A,
15Bの代わりにC型磁極片17A,17Bが置き換え
られる。従って、C型コマコイル15A,15BとI型
磁極片14A,14Bと組み合わせてC−I型の電子ビ
ーム位置ずれ補正機構60を構成する場合において、上
下ピン歪み補正に関しては、ある程度、I型磁極片14
A,14Bのギャップ△d及び折り曲げ部の長さlを調
整して最適な位置を見い出しておき、図10に示すC型
コマコイル15A,15Bに流す電流を調整して、電子
ビームの位置ずれがゼロになるようにする。
【0041】また、垂直センター補正に関しては、C型
コマコイル15A,15Bに必要以上に電流を流すと、
電子ビームの位置ずれ量が(+)方向に増加してしま
い、反対に電流を必要以上に減少すると、電子ビームの
位置ずれ量が(−)方向に増加するようになる。従っ
て、電子ビームの位置ずれ量がゼロになるようにC型コ
マコイル15A,15Bに最適な電流を流すようにす
る。
【0042】更に、I型コマコイル19A、19BとC
型磁極片17A、17Bと組み合わせてC−I型の電子
ビーム位置ずれ補正機構60を構成する場合において、
上下ピン歪み補正に関しては、ある程度、C型磁極片1
7A、17Bのギャップ△d及び折り曲げ部の長さlを
調整して最適な位置を見い出しておき、図10におい
て、I型コマコイル19A、19Bに流す電流を調整し
て、電子ビームの位置ずれがゼロになるようにする。I
型コマコイル19A、19Bでは電流を増加するほど、
電子ビームの位置ずれがゼロに収束するようになるが、
垂直センター補正に関しては、電流を増加するほど、電
子ビームの位置ずれが(−)方向に増加するようにな
る。従って、上下ピン歪み補正及び垂直センター補正の
両方がバランスするようにI型コマコイル19A、19
Bに最適な電流を流す。
【0043】このように本実施形態としてに偏向ヨーク
10によれば、コア11の電子銃側に、I型磁極片14
A、C型磁極片17A及びE型磁極片18Aなどの磁性
体が設けられ、I型コマコイル19Aなどを設けなくと
も、I型磁極片14A,14BとC型コマコイル15
A,15Bによって従来方式のC−I型の電子ビーム位
置ずれ補正機構200と同じ機能をC−I型の電子ビー
ム位置ずれ補正機構60に持たせることができる。
【0044】また、C型コマコイル15A,15Bを設
けなくとも、C型磁極片17A,17BとI型コマコイ
ル19A、19BによってC−I型の電子ビーム位置ず
れ補正機構60を構成することができる。更に、E型磁
極片18A,18Bの「E」の字の全部のバーに補正コ
イルを巻装しなくても、E型の電子ビーム位置ずれ補正
機構を構成することができる。
【0045】つまり、これらの磁性体によって誘導され
た垂直偏向コイル12A,12Bによる漏洩磁界に基づ
いて電子ビームの位置ずれが補正されるので、上下ピン
歪み補正及び垂直センター補正をバランスさせる機能を
残して、補正コイルの全部又はその一部を省略すること
ができる。従って、電子ビーム位置ずれ補正機構の構成
を簡略化すること、その補正コイルで消費される偏向電
力を削減すること、及び、偏向ヨーク10及び100な
どのコスト低減を図ることができる。
【0046】(2)第1の実施例に係る偏向ヨーク 図11Aは、第1の実施例としてのI型磁極片14A,
14B、C型磁極片17A,17B及びI型コマコイル
19A、19Bを組み合わせたE−I型の電子ビーム位
置ずれ補正機構70の構成例、及び、図11Bは、その
補正機構70をコア11に装着した偏向ヨーク101の
構成例を示す上面図である。
【0047】この例の偏向ヨーク101では、図11A
に示すC型磁極片17A,17B及びI型コマコイル1
9A,19Bを組み合わせることによってE型コマコイ
ルと同じ機能が実現化され、このE型コマコイルを図1
1Bに示すI型磁極片14A,14Bと組合わせること
により、E−I型の電子ビーム位置ずれ補正機構70が
構成される。I型コマコイル19A、19Bには所定の
巻き回数で補正コイル92が巻装される。
【0048】このI型磁極片14A,14Bは電子銃側
から見た図11Bに示すコア11の左右に配置され、C
型磁極片17A,17Bはそのコア11の上下に配置さ
れる。そして、I型コマコイル19AがそのC型磁極片
17Aの凹部内に配置され、I型コマコイル19Bがそ
のC型磁極片17Bの凹部内に配置される。もちろん、
I型磁極片14A,14Bをコア11の上下に配置し、
C型磁極片17をコア11の左右に配置し、凹部内にI
型コマコイル19A,19Bを配置してもよい。ワイド
型のテレビ又は平面ブラウン管に応じた位置ずれ補正用
の磁界が発生できるからである。このI型コマコイル1
9A,19Bの補正コイル92には垂直偏向電流が通電
され、図示しない垂直偏向コイル12A,12Bによる
バレル状の偏向磁界にI型コマコイル19A,19Bに
よるピン状の補正磁界を合成することができる。
【0049】この際のバレル状の偏向磁界とピン状の補
正磁界とのバランスは、図9で説明したように、I型コ
マコイル19等の巻き数と、I型磁極片14A,14B
及びC型磁極片17A、17Bの折れ曲がり部の長さl
の寸法及びギャップ△dとを調整することにより行う。
これにより、電子ビームを最適に垂直偏向できて、しか
も、コンバーゼンス調整可能な大口径高精度偏向ヨーク
101の提供に寄与するところが大きい。
【0050】(3)第2の実施例に係る偏向ヨーク 図12Aは、第2の実施例としてのE型磁極片18A,
18Bによる電子ビーム位置ずれ補正機構80の構成
例、及び、図12Bは、その補正機構80をコア11に
装着した偏向ヨークの構成例を示す上面図である。
【0051】この例の偏向ヨーク102では、図12A
に示すE型磁極片18A,18Bの「E」の字の上下バ
ー(計2箇所)に補正コイル84を巻装してE型コマコ
イルと同じ機能が実現化され、このE型コマコイルを図
12Bに示すI型磁極片14A,14Bと組合わせるこ
とにより、E−I型の電子ビーム位置ずれ補正機構80
が構成される。
【0052】このI型磁極片14A,14Bは電子銃側
から見た図12Bに示すコア11の左右に配置され、E
型磁極片18A,18Bはそのコア11の上下に配置さ
れる。補正コイル84は上下のE型磁極片18A,18
Bの左右バー(計4箇所)に巻装される。もちろん、I
型磁極片14A,14Bをコア11の上下に配置し、E
型磁極片18A,18Bをコア11の左右に配置し、左
右のE型磁極片18A,18Bの上下バー(計4箇所)
にに補正コイル84を巻装してもよい。ワイド型のテレ
ビ又は平面ブラウン管に応じた位置ずれ補正用の磁界が
発生できるからである。このE型磁極片18A,18B
の補正コイル84には垂直偏向電流が通電され、図示し
ない垂直偏向コイル12A,12Bによるバレル状の偏
向磁界にE型磁極片18A,18Bの補正コイル84に
よるピン状の補正磁界を合成することができる。
【0053】この際のバレル状の偏向磁界とピン状の補
正磁界とのバランスは、E型磁極片18A,18Bの補
正コイル84の巻き数と、E型磁極片18A,18Bの
折れ曲がり部の長さlの寸法及びギャップ△dとを調整
することにより行う。これにより、電子ビームを最適に
垂直偏向できて、しかも、コンバーゼンス調整可能な大
口径高精度偏向ヨーク102の提供に寄与するところが
大きい。
【0054】(4)第3の実施例に係る偏向ヨーク 図13Aは、第3の実施例としてのE型磁極片18A,
18Bによる他の電子ビーム位置ずれ補正機構90の構
成例、及び、図13Bは、その補正機構90をコア11
に装着した偏向ヨーク103の構成例を示す上面図であ
る。
【0055】この例の偏向ヨーク103では、図13A
に示すE型磁極片18A,18Bの「E」の字の中央バ
ー(1箇所)に補正コイル84を巻装してE型コマコイ
ルと同じ機能が実現化され、このE型コマコイルを図1
3Bに示すI型磁極片14A,14Bと組合わせること
により、E−I型の電子ビーム位置ずれ補正機構90が
構成される。
【0056】このI型磁極片14A,14Bは電子銃側
から見た図13Bに示すコア11の上下に配置され、E
型磁極片18A,18Bはそのコア11の左右に配置さ
れる。補正コイル84は左右のE型磁極片18A,18
Bの中央バー(計2箇所)に巻装される。もちろん、I
型磁極片14A,14Bをコア11の左右に配置し、E
型磁極片18A,18Bをコア11の上下に配置し、上
下のE型磁極片18A,18Bの中央バー(計2箇所)
に補正コイル84を巻装してもよい。ワイド型のテレビ
又は平面ブラウン管に応じた位置ずれ補正用の磁界が発
生できるからである。
【0057】このE型磁極片18A,18Bの補正コイ
ル84には垂直偏向電流が通電され、図示しない垂直偏
向コイル12A,12Bによるバレル状の偏向磁界にE
型磁極片18A,18Bの補正コイル84によるピン状
の補正磁界を合成することができる。この際のバレル状
の偏向磁界とピン状の補正磁界とのバランスは、E型磁
極片18A,18Bの補正コイル84の巻き数と、E型
磁極片18A,18Bの折れ曲がり部の長さlの寸法及
びギャップ△dとを調整することにより行う。
【0058】従って、最適な垂直偏向磁界が電子ビーム
に与えれるので、その電子ビームを最適に垂直偏向する
こと、及び、その電子ビームを最適にコンバーゼンス調
整できるので、色選別マスク等に電子ビームを忠実にラ
ンディングさせることができる。これにより、大口径高
精度偏向ヨーク100〜103を応用した高画質かつ高
品質のディスプレイ装置の提供に寄与するところが大き
い。
【0059】上述した実施の形態では本発明に係る偏向
ヨークを垂直偏向ヨークに適用した場合について説明し
たが、これに限られることはなく、水平偏向ヨークにも
適用できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の偏向ヨーク
によれば、コアの電子銃側に所定形状の磁性体が設けら
れ、この磁性体によって誘導された垂直偏向コイルによ
る漏洩磁界を電子ビーム位置ずれ補正機構の補正磁界の
一部として機能させるようになされたものである。
【0061】この構成によって、上下ピン歪み補正及び
垂直センター補正をバランスさせる機能を残して、その
補正コイルの全部又はその一部を省略することができ
る。従って、電子ビーム位置ずれ補正機構の構成を簡略
化すること、その補正コイルで消費される偏向電力を削
減すること、及び、偏向ヨークのコスト低減を図ること
ができる。
【0062】この発明は、インライン方式のワイド型及
び4:3のTV用の平面ブラウン管などにおいて、表示
画面の上下のピン歪みを補正する電子ビーム位置ずれ補
正機構に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての偏向ヨーク10
の構成例を示す斜視図である。
【図2】偏向ヨーク100の構成例を示す上面図であ
る。
【図3】偏向ヨーク100の側面の構成例を示す図であ
る。
【図4】偏向ヨーク100の垂直偏向コイル巻装時のコ
ア11の構成例を示す上面図である。
【図5】そのコア11の側面の構成例を示す図である。
【図6】磁性体としてのI型磁極片14A等の構成例を
示す斜視図である。
【図7】磁性体としてのC型磁極片17A等の構成例を
示す斜視図である。
【図8】磁性体としてのE型磁極片18A等の構成例を
示す斜視図である。
【図9】各型の磁極片による補正磁界の調整例を示すコ
ア11の一部破砕の側面図である。
【図10】電子ビーム位置ずれ量対コイル電流の関係例
を示す図である。
【図11】Aは、第1の実施例としてのC−I型の電子
ビーム位置ずれ補正機構70の構成例、Bは、その補正
機構70のコア11への装着例を示す上面図である。
【図12】Aは、第2の実施例としてのE−I型の電子
ビーム位置ずれ補正機構80の構成例、Bは、その補正
機構80のコア11への装着例を示す上面図である。
【図13】Aは、第3の実施例としてのE−I型の電子
ビーム位置ずれ補正機構90の構成例、Bは、その補正
機構90のコア11への装着例を示す上面図である。
【図14】従来方式の偏向ヨーク1の構成例を示す側面
図である。
【図15】その上下ピン歪みの発生例を示すCRT9の
表示画面のイメージ図である。
【図16】従来方式のC−I型の電子ビーム位置ずれ補
正機構200の構成例を示す電子銃側から見た図であ
る。
【符号の説明】
11・・・コア、12A,12B・・・垂直偏向コイ
ル、13・・・ベンドキャップ・プレート、14A,1
4B・・・I型磁極片(磁性体)、15A,15B・・
・C型コマコイル、17A,17B・・・C型磁極片
(磁性体)、18A,18B・・・E型磁極片(磁性
体)、19A,19B・・・I型コマコイル、52,8
4,92・・・補正コイル、60・・・C−I型の電子
ビーム位置ずれ補正機構、70,80,90・・・E−
I型の電子ビーム位置ずれ補正機構、100〜103・
・・偏向ヨーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子銃側がすぼまった形状のコアと、 前記コアの内側で電線をサドル型に巻装した偏向コイル
    と、 前記偏向コイルによる漏洩磁界を電子銃側へ誘導するた
    めに前記コアの電子銃側に設けられた所定形状の磁性体
    とを備え、 前記磁性体によって誘導された前記偏向コイルによる漏
    洩磁界を電子ビーム位置ずれ補正機構の補正磁界の一部
    として機能させるようにしたことを特徴とする偏向ヨー
    ク。
  2. 【請求項2】 前記偏向コイルは垂直偏向コイルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】 前記垂直偏向コイルが設けられる場合で
    あって、 前記垂直偏向コイルの電子銃側の巻き線部分をコアの内
    周より大きくすると共に、該垂直偏向コイルの電子銃側
    の巻き線部分をコア外周領域に折り返して沿わせるよう
    にしたことを特徴とする請求項2に記載の偏向ヨーク。
  4. 【請求項4】 前記磁性体は、一端がL型を有し、か
    つ、他端がI型を有したI型磁極片を成すことを特徴と
    する請求項1に記載の偏向ヨーク。
  5. 【請求項5】 前記I型磁極片及びC型コアに補正コイ
    ルを巻装したC型補正磁界発生機構を使用してC−I型
    の電子ビーム位置ずれ補正機構を構成する場合であっ
    て、 前記I型磁極片をコア電子銃側の左右に配置すると共
    に、 前記C型補正磁界発生機構をコア電子銃側の上下に配置
    し、 前記C型補正磁界発生機構の補正コイルに垂直偏向電流
    を通電することを特徴とする請求項4に記載の偏向ヨー
    ク。
  6. 【請求項6】 前記磁性体は、一端がL型を有し、か
    つ、他端がC型を有したC型磁極片を成すことを特徴と
    する請求項1に記載の偏向ヨーク。
  7. 【請求項7】 前記C型磁極片及びI型コアに補正コイ
    ルを巻装したI型補正磁界発生機構を使用してE型の電
    子ビーム位置ずれ補正機構を構成する場合であって、 前記C型磁極片をコア電子銃側に配置すると共に、前記
    C型磁極片の内側にI型補正磁界発生機構を配置し、 前記I型補正磁界発生機構の補正コイルに垂直偏向電流
    を通電することを特徴とする請求項6に記載の偏向ヨー
    ク。
  8. 【請求項8】 前記磁性体は、一端がL型を有し、か
    つ、他端がE型を有したE型磁極片を成すことを特徴と
    する請求項1に記載の偏向ヨーク。
  9. 【請求項9】 前記E型磁極片を使用してE型の電子ビ
    ーム位置ずれ補正機構を構成する場合であって、 前記E型磁極片をコア電子銃側に配置すると共に、前記
    E型磁極片の「E」の字の上下バーの2箇所又は中央バ
    ーの1箇所に補正コイルを巻装し、 前記補正コイルに垂直偏向電流を通電することを特徴と
    する請求項8に記載の偏向ヨーク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405210B1 (ko) * 2001-06-27 2003-11-12 삼성전기주식회사 편향요크의 보정장치

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