JP2000215825A - けい光体組成物から成る表示スクリ―ン - Google Patents
けい光体組成物から成る表示スクリ―ンInfo
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- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/10—Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
- H01J29/18—Luminescent screens
- H01J29/22—Luminescent screens characterised by the binder or adhesive for securing the luminescent material to its support, e.g. vessel
Abstract
(57)【要約】
【課題】輝度が高く、色純度が高く、透かしむらがな
く、しかも精細度が高い表示スクリーン用のけい光体組
成物を提供する。 【解決手段】 けい光体及び金属−酸素化合物の群を有
するけい光被膜を含むけい光体組成物から成る表示スク
リーンにおける前記金属−酸素化合物の群にイットリウ
ム酸素化合物を含有させる。このようにすると、表示ス
クリーンの画像輝度、色純度及び表示スクリーンのガラ
スへのけい光体組成物の付着性が驚異的に改善される。
また、けい光層のけい光材料の充填密度が高い値を呈
し、けい光層の均質性も優れ、“ピンホール”ができな
くなり、さらに、このように構成されるけい光層は高い
精細度を呈する。
く、しかも精細度が高い表示スクリーン用のけい光体組
成物を提供する。 【解決手段】 けい光体及び金属−酸素化合物の群を有
するけい光被膜を含むけい光体組成物から成る表示スク
リーンにおける前記金属−酸素化合物の群にイットリウ
ム酸素化合物を含有させる。このようにすると、表示ス
クリーンの画像輝度、色純度及び表示スクリーンのガラ
スへのけい光体組成物の付着性が驚異的に改善される。
また、けい光層のけい光材料の充填密度が高い値を呈
し、けい光層の均質性も優れ、“ピンホール”ができな
くなり、さらに、このように構成されるけい光層は高い
精細度を呈する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示スクリーン、特
に、けい光体及び金属−酸素化合物の群を含有するけい
光被膜を含むけい光体組成物から成る陰極線管用の表示
スクリーンに関するものである。
に、けい光体及び金属−酸素化合物の群を含有するけい
光被膜を含むけい光体組成物から成る陰極線管用の表示
スクリーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】陰極線管の表示スクリーンの内側面上に
は、ドット状又はストライプ状の画素に構成されるけい
光体組成物を含有する表示スクリーン被膜が設けられて
いる。これらの画素は常に3つで1組を成すように配置
される。こうした各組は、赤、青及び緑の三原色の各1
つの色に対するけい光体を有する画素を具えている。表
示スクリーンの被膜は、通常光化学処理によってスクリ
ーンのガラスに被着される。前記光化学処理による湿式
化学処理のものでは、ポリビニルアルコール溶液中に光
活性成分として燐及び重クロム酸アンモニウムを含有
し、シャドウマスクを用いての露光により硬化される感
光性のけい光懸濁液が用いられる。光化学処理の乾式処
理のものでは、露光すると粘着性になる感光性のラッカ
ーが用いられる。シャドウマスクを用いる前記露光後
に、乾燥けい光粉末が粘性のラッカー表面に付着する。
は、ドット状又はストライプ状の画素に構成されるけい
光体組成物を含有する表示スクリーン被膜が設けられて
いる。これらの画素は常に3つで1組を成すように配置
される。こうした各組は、赤、青及び緑の三原色の各1
つの色に対するけい光体を有する画素を具えている。表
示スクリーンの被膜は、通常光化学処理によってスクリ
ーンのガラスに被着される。前記光化学処理による湿式
化学処理のものでは、ポリビニルアルコール溶液中に光
活性成分として燐及び重クロム酸アンモニウムを含有
し、シャドウマスクを用いての露光により硬化される感
光性のけい光懸濁液が用いられる。光化学処理の乾式処
理のものでは、露光すると粘着性になる感光性のラッカ
ーが用いられる。シャドウマスクを用いる前記露光後
に、乾燥けい光粉末が粘性のラッカー表面に付着する。
【0003】表示スクリーン被膜のけい光体の充填密度
は高くして、表示スクリーンの輝度を最適にし得るよう
にすべきである。さらに、表示スクリーン被膜のけい光
体は均質的に分布させるべきであり、即ち、感光性のけ
い光懸濁液が乾燥処理中に透かしむら及び“ピンホー
ル”を形成しないようにすべきである。表示スクリーン
被膜における個々の画素の鮮明度は高くし、且つシャド
ウマスク構体を正確に再現するようにすべきである。そ
れぞれのけい光体の色は塗布処理にてそれらの色純度を
保つようにすべきである。さらに、表示スクリーン被膜
の付着性を良くし、且つ表示スクリーンの非露光領域が
曇らないようにすべきである。
は高くして、表示スクリーンの輝度を最適にし得るよう
にすべきである。さらに、表示スクリーン被膜のけい光
体は均質的に分布させるべきであり、即ち、感光性のけ
い光懸濁液が乾燥処理中に透かしむら及び“ピンホー
ル”を形成しないようにすべきである。表示スクリーン
被膜における個々の画素の鮮明度は高くし、且つシャド
ウマスク構体を正確に再現するようにすべきである。そ
れぞれのけい光体の色は塗布処理にてそれらの色純度を
保つようにすべきである。さらに、表示スクリーン被膜
の付着性を良くし、且つ表示スクリーンの非露光領域が
曇らないようにすべきである。
【0004】良好な表示スクリーン被膜に対する必要条
件は、特に、けい光体組成物を容易に処理し得ることに
ある。けい光体組成物は、ふるい分け特性が優れ、且つ
高い分散性を呈すべきである。懸濁液中のけい光体組成
物は安定な粒度分布を呈し、しかも全pH範囲内で容易に
フィルタにかけることができるものとすべきである。
件は、特に、けい光体組成物を容易に処理し得ることに
ある。けい光体組成物は、ふるい分け特性が優れ、且つ
高い分散性を呈すべきである。懸濁液中のけい光体組成
物は安定な粒度分布を呈し、しかも全pH範囲内で容易に
フィルタにかけることができるものとすべきである。
【0005】けい光体組成物の諸特性を陰極線管用の製
造処理の要件に適えさせるために、通常はけい光体粉末
に、けい光体組成物に関わる所望な技術的諸特性を適え
る材料を塗布するようにしている。
造処理の要件に適えさせるために、通常はけい光体粉末
に、けい光体組成物に関わる所望な技術的諸特性を適え
る材料を塗布するようにしている。
【0006】EP-A-0432500には、けい光体粒子と、この
けい光体粒子の表面上のほぼ均一なSiO2膜から成る第1
層と、この第1層の上の、少なくともZn、Al及びアルカ
リ土類金属によって形成される群から選択した金属及び
粒度が50nmに等しいか、それ以下のコロイド酸化シリコ
ン、酸化アルミニウム−ゾル及び酸化チタン−ゾルから
成る群の少なくとも1つの元素を含む第2層とから成る陰
極線管用のけい光体が開示されている。
けい光体粒子の表面上のほぼ均一なSiO2膜から成る第1
層と、この第1層の上の、少なくともZn、Al及びアルカ
リ土類金属によって形成される群から選択した金属及び
粒度が50nmに等しいか、それ以下のコロイド酸化シリコ
ン、酸化アルミニウム−ゾル及び酸化チタン−ゾルから
成る群の少なくとも1つの元素を含む第2層とから成る陰
極線管用のけい光体が開示されている。
【0007】しかしながら、現在では輝度、色純度、透
かしむらからの自由度及び精細度の点で、表示スクリー
ンの品質にはさらに高い要件が課せられている。従っ
て、けい光体組成物に対する品質要件もそれ相当に高く
なっている。
かしむらからの自由度及び精細度の点で、表示スクリー
ンの品質にはさらに高い要件が課せられている。従っ
て、けい光体組成物に対する品質要件もそれ相当に高く
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、輝度が高く、色純度が高く、透かしむらの自由度が
あり、且つ精細度が高いことによって特徴付けられる表
示スクリーンを提供することにある。
は、輝度が高く、色純度が高く、透かしむらの自由度が
あり、且つ精細度が高いことによって特徴付けられる表
示スクリーンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、けい光体及び
金属−酸素化合物の群を含有するけい光被膜を含むけい
光体組成物から成る表示スクリーンにおいて、前記金属
−酸素化合物の群がイットリウム−酸素化合物を含むこ
とを特徴とする。このような表示スクリーンの特徴は、
画像の輝度、色純度及び表示スクリーンのガラスに対す
るけい光体組成物の付着性が驚異的に改善されることに
ある。けい光層のけい光材料は高い充填密度を呈する。
けい光層はさらに、良好な均質性を呈し、ピンホールが
できない。さらに、斯様に構成したけい光層は高い精細
度を呈する。
金属−酸素化合物の群を含有するけい光被膜を含むけい
光体組成物から成る表示スクリーンにおいて、前記金属
−酸素化合物の群がイットリウム−酸素化合物を含むこ
とを特徴とする。このような表示スクリーンの特徴は、
画像の輝度、色純度及び表示スクリーンのガラスに対す
るけい光体組成物の付着性が驚異的に改善されることに
ある。けい光層のけい光材料は高い充填密度を呈する。
けい光層はさらに、良好な均質性を呈し、ピンホールが
できない。さらに、斯様に構成したけい光層は高い精細
度を呈する。
【0010】金属−酸素化合物の群にはさらに、亜鉛−
酸素化合物を含めることができる。
酸素化合物を含めることができる。
【0011】金属−酸素化合物の群にはさらに、アルカ
リ土類金属−酸素化合物又はシリコン−酸素化合物も含
めることができる。
リ土類金属−酸素化合物又はシリコン−酸素化合物も含
めることができる。
【0012】本発明の範疇内では、金属−酸素化合物の
群が、酸化イットリウム、酸化亜鉛、コロイド酸化シリ
コンを含むようにするのが特に好適である。
群が、酸化イットリウム、酸化亜鉛、コロイド酸化シリ
コンを含むようにするのが特に好適である。
【0013】けい光体組成物は、イットリウム−酸素化
合物をけい光体の含有量に対して0.01〜0.50wt.%の量
範囲で含むようにするのも好適である。
合物をけい光体の含有量に対して0.01〜0.50wt.%の量
範囲で含むようにするのも好適である。
【0014】さらに、けい光体組成物は、けい光体の含
有量に対して0.01〜0.50wt.%のアルカリ土類金属−酸
素化合物と、けい光体の含有量に対して0.01〜0.50wt.
%の亜鉛−酸素化合物と、けい光体の含有量に対して0.
01〜0.50wt.%のイットリウム−酸素化合物と、けい光
体の含有量に対して0.01〜1.0wt.%のシリコン−酸素
化合物とを含むようにするのが好適である。
有量に対して0.01〜0.50wt.%のアルカリ土類金属−酸
素化合物と、けい光体の含有量に対して0.01〜0.50wt.
%の亜鉛−酸素化合物と、けい光体の含有量に対して0.
01〜0.50wt.%のイットリウム−酸素化合物と、けい光
体の含有量に対して0.01〜1.0wt.%のシリコン−酸素
化合物とを含むようにするのが好適である。
【0015】本発明はけい光体と、金属−酸素化合物の
群を含有するけい光被膜とを含むけい光体組成物にも関
するものであり、前記金属−酸素化合物の群が酸化イッ
トリウムを含むようにする。
群を含有するけい光被膜とを含むけい光体組成物にも関
するものであり、前記金属−酸素化合物の群が酸化イッ
トリウムを含むようにする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のこのような要点及び他の
要点を以下実施例を参照して詳細に説明する。
要点を以下実施例を参照して詳細に説明する。
【0017】本発明による表示スクリーンは、けい光体
と、このけい光体に塗布するけい光被膜とから成るけい
光体組成物を含むけい光層を具えている。
と、このけい光体に塗布するけい光被膜とから成るけい
光体組成物を含むけい光層を具えている。
【0018】本発明によるけい光体組成物には、あらゆ
る通常のけい光体、例えば青のZnS:Ag,Al、青のZnS:Ag,
Cl、緑のZnS:Cu,Au,Al、緑のZnS:Cu,Al又は赤のY2O
2S:Euを用いることができる。出発材料は予め着色した
けい光体とすることもでき、これにはコントラストを向
上させるために色フィルタ顔料を塗布する。このような
着色けい光体には、例えばCoAl2O3を顔料付けしたZn
S:Ag,Al又はFe2O 3を顔料付けしたY2O2S:Eu
がある。色フィルタ顔料は単一の塗布処理でけい光被膜
と一緒か、又は別の塗布層を成すように被着することが
できる。
る通常のけい光体、例えば青のZnS:Ag,Al、青のZnS:Ag,
Cl、緑のZnS:Cu,Au,Al、緑のZnS:Cu,Al又は赤のY2O
2S:Euを用いることができる。出発材料は予め着色した
けい光体とすることもでき、これにはコントラストを向
上させるために色フィルタ顔料を塗布する。このような
着色けい光体には、例えばCoAl2O3を顔料付けしたZn
S:Ag,Al又はFe2O 3を顔料付けしたY2O2S:Eu
がある。色フィルタ顔料は単一の塗布処理でけい光被膜
と一緒か、又は別の塗布層を成すように被着することが
できる。
【0019】けい光被膜はイットリウム−酸素化合物を
含有する金属−酸素化合物の群を含む。本発明の範疇内
では、“金属−酸素化合物”とは、対応する金属の水酸
化物及び酸化物を意味するものとする。金属−酸素化合
物の群には亜鉛−酸素化合物及びアルカリ土類金属−酸
素化合物を含めることもできる。けい光被膜には、シリ
コン−酸素化合物、例えば、粒度dが4nm≦d≦30nmの
微粒形態のコロイドSiO2粒子とするか、又は平均粒
度が50nm≦d≦150nmの粗粒形態のコロイドSiO2粒
子とすることができる二酸化シリコンを含有させるのが
好適である。けい光被膜には随意一種以上の水溶性の有
機結合剤、例えばポリアクリレート及びアルギン酸塩の
如きアニオン結合剤、ポリウレタン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアミド樹脂、エーテル化メラミン及びメラミン
ホルムアルデヒド化合物の如きウレタン群及び非イオン
化アミドを有する結合剤、エーテル化ユリアホルムアル
デヒド樹脂又はゼラチンを含めることができる。けい光
体組成物におけるけい光被膜とけい光体との重量比の範
囲は0.10wt.%〜2.0wt.%とするのが好適である。
含有する金属−酸素化合物の群を含む。本発明の範疇内
では、“金属−酸素化合物”とは、対応する金属の水酸
化物及び酸化物を意味するものとする。金属−酸素化合
物の群には亜鉛−酸素化合物及びアルカリ土類金属−酸
素化合物を含めることもできる。けい光被膜には、シリ
コン−酸素化合物、例えば、粒度dが4nm≦d≦30nmの
微粒形態のコロイドSiO2粒子とするか、又は平均粒
度が50nm≦d≦150nmの粗粒形態のコロイドSiO2粒
子とすることができる二酸化シリコンを含有させるのが
好適である。けい光被膜には随意一種以上の水溶性の有
機結合剤、例えばポリアクリレート及びアルギン酸塩の
如きアニオン結合剤、ポリウレタン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアミド樹脂、エーテル化メラミン及びメラミン
ホルムアルデヒド化合物の如きウレタン群及び非イオン
化アミドを有する結合剤、エーテル化ユリアホルムアル
デヒド樹脂又はゼラチンを含めることができる。けい光
体組成物におけるけい光被膜とけい光体との重量比の範
囲は0.10wt.%〜2.0wt.%とするのが好適である。
【0020】けい光体組成物は次の処理工程を順次行う
ことによって用立てることができる。即ち、 a)先ず、水中でけい光体のスラリーのpH値を稀釈アン
モニアによって少なくとも9に設定する。次の湿式化学
粉砕処理にてけい光体を分散させる。分散助剤としては
シリケート、例えば、カリウム−水ガラス又は粒度が4n
m≦d≦30nmの微粒のSiO2コロイドを用いることができ
る。イオン又は微粒の二酸化シリコン(SiO2として計算
した)の量は、けい光体に対して0.010wt.%〜0.15wt.
%の範囲内の値とするのが好適である。異なる分散助
剤、例えば、ポリカルボキシレートを用いることもでき
る。必要に応じ、けい光体の湿式化学顔料着色処理は、
例えば、ポリアクリレート−安定化顔料懸濁液を水性の
けい光体サリーに加え、けい光体と顔料懸濁液を他の分
散助剤を加えることなく一緒に粉砕するように、けい光
体の粉砕処理と同時に行うことができる。
ことによって用立てることができる。即ち、 a)先ず、水中でけい光体のスラリーのpH値を稀釈アン
モニアによって少なくとも9に設定する。次の湿式化学
粉砕処理にてけい光体を分散させる。分散助剤としては
シリケート、例えば、カリウム−水ガラス又は粒度が4n
m≦d≦30nmの微粒のSiO2コロイドを用いることができ
る。イオン又は微粒の二酸化シリコン(SiO2として計算
した)の量は、けい光体に対して0.010wt.%〜0.15wt.
%の範囲内の値とするのが好適である。異なる分散助
剤、例えば、ポリカルボキシレートを用いることもでき
る。必要に応じ、けい光体の湿式化学顔料着色処理は、
例えば、ポリアクリレート−安定化顔料懸濁液を水性の
けい光体サリーに加え、けい光体と顔料懸濁液を他の分
散助剤を加えることなく一緒に粉砕するように、けい光
体の粉砕処理と同時に行うことができる。
【0021】b)分散したけい光体には一種以上の有機
結合剤の水溶液を添加することができる。この有機結合
剤材料の総量の範囲は、けい光体に対して0.010wt.%
〜0.50wt.%とすることができる。25m2/g≦As≦70m
2/gの特定の表面積に相当する、平均粒度が50nm≦
d≦150nmの粗粒SiO2コロイド溶液をけい光体サリ
ーに添加することができる。この粗粒SiO2コロイド(S
iO2として計算した)の量は、通常、けい光体に対して
0.010wt.%〜1.0wt.%とする。粗粒SiO2コロイド
は、過熱した際にY2O3となる窒化イットリウム又は
塩化イットリウムの如きイットリウム化合物の溶液と一
緒に前もって混合させることができる。イットリウム化
合物(Y2O3として計算した)に対する二酸化シリコン
(SiO2として計算した)の重量比は、通常2:1〜5:1
の範囲とすることができる。その後、イットリウム変性
SiO2コロイドをけい光体サリーに加える。必要に応
じ、処理工程b)でも、例えばポリアクリレートで分散
される顔料懸濁液を添加することにより、けい光体の湿
式化学顔料着色処理を行うことができる。有機結合剤成
分、コロイドSiO2並びに顔料の添加は任意所望な順序
で行うことができる。
結合剤の水溶液を添加することができる。この有機結合
剤材料の総量の範囲は、けい光体に対して0.010wt.%
〜0.50wt.%とすることができる。25m2/g≦As≦70m
2/gの特定の表面積に相当する、平均粒度が50nm≦
d≦150nmの粗粒SiO2コロイド溶液をけい光体サリ
ーに添加することができる。この粗粒SiO2コロイド(S
iO2として計算した)の量は、通常、けい光体に対して
0.010wt.%〜1.0wt.%とする。粗粒SiO2コロイド
は、過熱した際にY2O3となる窒化イットリウム又は
塩化イットリウムの如きイットリウム化合物の溶液と一
緒に前もって混合させることができる。イットリウム化
合物(Y2O3として計算した)に対する二酸化シリコン
(SiO2として計算した)の重量比は、通常2:1〜5:1
の範囲とすることができる。その後、イットリウム変性
SiO2コロイドをけい光体サリーに加える。必要に応
じ、処理工程b)でも、例えばポリアクリレートで分散
される顔料懸濁液を添加することにより、けい光体の湿
式化学顔料着色処理を行うことができる。有機結合剤成
分、コロイドSiO2並びに顔料の添加は任意所望な順序
で行うことができる。
【0022】c)アルカリ土類金属、亜鉛及びイットリ
ウムによって形成される群から選択した一種以上の元素
から成る一種以上の塩水溶液、例えばそれらの硝酸塩、
塩化物及び酢酸塩をけい光体サリーに添加する。金属酸
化物の総量に対する二酸化シリコンの重量比の範囲は、
通常1:2〜10:1とする。
ウムによって形成される群から選択した一種以上の元素
から成る一種以上の塩水溶液、例えばそれらの硝酸塩、
塩化物及び酢酸塩をけい光体サリーに添加する。金属酸
化物の総量に対する二酸化シリコンの重量比の範囲は、
通常1:2〜10:1とする。
【0023】d)稀釈酸、例えばHNO3,H2SO4,,H
Cl又はCH3COOHによって、けい光体サリーのpH値を
少なくともpH=6にまで下げる。
Cl又はCH3COOHによって、けい光体サリーのpH値を
少なくともpH=6にまで下げる。
【0024】e)アンモニア性溶液、稀釈苛性カリ溶液又
は苛性ソーダ溶液によって、けい光体サリーのpH値を
少なくともpH=8.0にまで上げる。
は苛性ソーダ溶液によって、けい光体サリーのpH値を
少なくともpH=8.0にまで上げる。
【0025】f)斯様に塗布したけい光体を沈殿させ
る。その後、それをデカントし、必要ならば洗浄し、且
つ濾過する。
る。その後、それをデカントし、必要ならば洗浄し、且
つ濾過する。
【0026】g)けい光体組成物を110〜200℃の温度範
囲で数時間空中で乾燥させる。
囲で数時間空中で乾燥させる。
【0027】表示スクリーンには、例えば“フローコー
チング”法によってけい光体組成物を塗布することがで
きる。この場合には発色けい光体から成るけい光体組成
物を、重クロム酸アンモニウム(ADC)によって光活
性化した結合剤の溶液中で懸濁させる。けい光懸濁液の
個々の成分、即ち、けい光体粉末、水、結合剤、分散助
剤、安定化剤及び感光性成分は、規定のやり方で、或る
予定した順序で、しかも使用するけい光体及び表示スク
リーン処理における懸濁液の処理条件に応じた濃度で懸
濁させる。けい光体組成物の懸濁液を“フローコーチン
グ”機械内で回転している表示スクリーンの用立てたガ
ラスプレートの内側表面に被着する。表示スクリーンを
回転させることにより、けい光懸濁液が表示スクリーン
上に均一に分布される。過剰な懸濁液は遠心処理により
除去される。このように形成した湿ったけい光層を乾燥
させる。表示スクリーンのガラスプレートの内側表面に
は、けい光層から或る距離離間させてシャドウマスクを
設ける。このシャドウマスクを通してけい光層を紫外光
で照射して、このけい光層の照射個所を硬化させる。け
い光層を温水により現像し、即ち硬化してないけい光層
の部分を除去する。かくして構成したけい光層を乾燥さ
せる。
チング”法によってけい光体組成物を塗布することがで
きる。この場合には発色けい光体から成るけい光体組成
物を、重クロム酸アンモニウム(ADC)によって光活
性化した結合剤の溶液中で懸濁させる。けい光懸濁液の
個々の成分、即ち、けい光体粉末、水、結合剤、分散助
剤、安定化剤及び感光性成分は、規定のやり方で、或る
予定した順序で、しかも使用するけい光体及び表示スク
リーン処理における懸濁液の処理条件に応じた濃度で懸
濁させる。けい光体組成物の懸濁液を“フローコーチン
グ”機械内で回転している表示スクリーンの用立てたガ
ラスプレートの内側表面に被着する。表示スクリーンを
回転させることにより、けい光懸濁液が表示スクリーン
上に均一に分布される。過剰な懸濁液は遠心処理により
除去される。このように形成した湿ったけい光層を乾燥
させる。表示スクリーンのガラスプレートの内側表面に
は、けい光層から或る距離離間させてシャドウマスクを
設ける。このシャドウマスクを通してけい光層を紫外光
で照射して、このけい光層の照射個所を硬化させる。け
い光層を温水により現像し、即ち硬化してないけい光層
の部分を除去する。かくして構成したけい光層を乾燥さ
せる。
【0028】これらの処理工程は、緑、青及び赤に発光
するけい光体を含む3つのけい光体組成物で順次実行さ
せる。その後、けい光層にまだ存在している有機結合剤
を除去するために、表示スクリーンを約440℃で焼き固
める。
するけい光体を含む3つのけい光体組成物で順次実行さ
せる。その後、けい光層にまだ存在している有機結合剤
を除去するために、表示スクリーンを約440℃で焼き固
める。
【0029】実施例1 水での洗浄及び湿式スクリーニング後に、緑に発光する
800gの量のZnS:Cu,Au,Alをデカントする。PH値を稀釈
アンモニアによって9.3に設定する。粒度が4nm≦d≦30
nmの微粒SiO2コロイドの3.0%溶液の10.67gの量を分散
助剤として加える。粉砕体を添加した後に、このけい光
懸濁液を湿式粉砕処理する。1時間の粉砕後に、pH値を
稀釈アンモニアによってpH=9.0にリセットする。もう1
時間の湿式粉砕後に、粉砕体を分離させ、且つ水で稀釈
して懸濁容積を2.4リットルにする。湿式スクリーニン
グ処理後に、安定したけい光懸濁液が得られる。1.0%
のユリアホルムアルデヒド樹脂溶液の48.1gの量を、pH
値が8.0の適当に分散させたZnS:Cu,Au,Alけい光体の懸
濁液に添加する。このけい光懸濁液を10分間撹拌する。
その間に、粒度が50nm≦d≦150nmの粗粒のSiO2コロイ
ドの3.0%溶液の106.7gに10%のY(NO3)3溶液(Y2
O3として計算した)を8.0g添加して、pH値を9.9から
6.0に下げる。その後、このイットリウム変性シリカゾ
ルをけい光懸濁液に加えることにより、pH値をpH=6.2に
下げる。5分間の撹拌後に、4.0%のZnSO4溶液(ZnOとし
て計算した)の12.0gをけい光懸濁液に添加する。この
けい光懸濁液を再度5分間撹拌する。その後、1モルの
H2SO4を用いてpH値を3.5に設定する。10分間の撹
拌後に、pH値を稀釈アンモニアによって8.5に高める。
けい光懸濁液を15分間撹拌した後に、塗布したZnS:Cu,A
u,Alのけい光体の懸濁液を沈殿させ、その後にそれを
デカントし、1.6のリットルの水で一回洗浄する。最後
に、この塗布したけい光体を濾過し、120℃の温度で16
時間空気中で乾燥させる。
800gの量のZnS:Cu,Au,Alをデカントする。PH値を稀釈
アンモニアによって9.3に設定する。粒度が4nm≦d≦30
nmの微粒SiO2コロイドの3.0%溶液の10.67gの量を分散
助剤として加える。粉砕体を添加した後に、このけい光
懸濁液を湿式粉砕処理する。1時間の粉砕後に、pH値を
稀釈アンモニアによってpH=9.0にリセットする。もう1
時間の湿式粉砕後に、粉砕体を分離させ、且つ水で稀釈
して懸濁容積を2.4リットルにする。湿式スクリーニン
グ処理後に、安定したけい光懸濁液が得られる。1.0%
のユリアホルムアルデヒド樹脂溶液の48.1gの量を、pH
値が8.0の適当に分散させたZnS:Cu,Au,Alけい光体の懸
濁液に添加する。このけい光懸濁液を10分間撹拌する。
その間に、粒度が50nm≦d≦150nmの粗粒のSiO2コロイ
ドの3.0%溶液の106.7gに10%のY(NO3)3溶液(Y2
O3として計算した)を8.0g添加して、pH値を9.9から
6.0に下げる。その後、このイットリウム変性シリカゾ
ルをけい光懸濁液に加えることにより、pH値をpH=6.2に
下げる。5分間の撹拌後に、4.0%のZnSO4溶液(ZnOとし
て計算した)の12.0gをけい光懸濁液に添加する。この
けい光懸濁液を再度5分間撹拌する。その後、1モルの
H2SO4を用いてpH値を3.5に設定する。10分間の撹
拌後に、pH値を稀釈アンモニアによって8.5に高める。
けい光懸濁液を15分間撹拌した後に、塗布したZnS:Cu,A
u,Alのけい光体の懸濁液を沈殿させ、その後にそれを
デカントし、1.6のリットルの水で一回洗浄する。最後
に、この塗布したけい光体を濾過し、120℃の温度で16
時間空気中で乾燥させる。
【0030】実施例2 緑に発光するZnS:Cu,Au,Alの800gの量を実施例1で述
べたように、分散剤として粒度が4nm≦d≦30nmの微粒S
iO2コロイドの3.0%溶液を10.67g用いて分散させる。
分子質量が10,000以下のポリウレタン樹脂の1%溶液の
32.0gの量を、pH値が8.1のZnS:Cu,Au,Alけい光体の適当
に分散させた懸濁液に加える。このけい光懸濁液を10分
間撹拌する。その間に、8.0gの10.0%Y(NO3)3溶
液(Y2O 3として計算した)を、平均粒度が50nm≦d≦1
50nmの粗粒SiO2コロイドの3.0%溶液の106.7gにゆっ
くり添加して、pH値を9.9から6.1に下げる。その後、こ
のイットリウム変性シリカゾルをけい光懸濁液に加えて
pH値を6.3に下げる。再度5分間撹拌した後に、4.0%のZ
nSO4溶液(ZnOとして計算した)の12.0gをけい光懸濁液
に添加して、pH値を5.5に下げる。その後、1モルのH
2SO4溶液を用いてpH値を3.5に設定する。10分間の
撹拌後に、pH値を稀釈アンモニアによって8.5に高め
る。けい光懸濁液をさらに15分間撹拌した後に、この塗
布したけい光体を実施例1で述べたように処理する。
べたように、分散剤として粒度が4nm≦d≦30nmの微粒S
iO2コロイドの3.0%溶液を10.67g用いて分散させる。
分子質量が10,000以下のポリウレタン樹脂の1%溶液の
32.0gの量を、pH値が8.1のZnS:Cu,Au,Alけい光体の適当
に分散させた懸濁液に加える。このけい光懸濁液を10分
間撹拌する。その間に、8.0gの10.0%Y(NO3)3溶
液(Y2O 3として計算した)を、平均粒度が50nm≦d≦1
50nmの粗粒SiO2コロイドの3.0%溶液の106.7gにゆっ
くり添加して、pH値を9.9から6.1に下げる。その後、こ
のイットリウム変性シリカゾルをけい光懸濁液に加えて
pH値を6.3に下げる。再度5分間撹拌した後に、4.0%のZ
nSO4溶液(ZnOとして計算した)の12.0gをけい光懸濁液
に添加して、pH値を5.5に下げる。その後、1モルのH
2SO4溶液を用いてpH値を3.5に設定する。10分間の
撹拌後に、pH値を稀釈アンモニアによって8.5に高め
る。けい光懸濁液をさらに15分間撹拌した後に、この塗
布したけい光体を実施例1で述べたように処理する。
【0031】実施例3 緑に発光するZnS:Cu,Au,Alの800gの量を実施例1で述
べたように、分散剤として粒度が4nm≦d≦30nmの微粒S
iO2コロイドの3.0%溶液を10.67g用いて分散させる。
分子質量が75,000のポリアクリル酸の1%溶液の25.8g
の量を、pH値が8.5のZnS:Cu,Au,Alけい光体の適当に分
散させた懸濁液に加えて、pH値を6.1に下げる。このけ
い光懸濁液を5分間撹拌する。次いで、0.5%の熱アルギ
ン酸ナトリウム溶液の30.4gの量をけい光懸濁液に添加
し、これを再び5分間撹拌する。平均粒度が50nm≦d≦15
0nmの粗粒SiO2コロイドの3.0%溶液の87.9gの量をけい
光懸濁液に添加し、これを再び10分間撹拌する。28.0g
の量の10.0%Y(NO3)3溶液(Y2O3として計算し
た)と、24.0gの4.0%のZnSO4溶液(ZnOとして計算し
た)とを別個に混合してからけい光懸濁液に加える。こ
の結果、pH値は3.6に低下する。けい光懸濁液を10分間
懸濁する。最後に、pH値を稀釈アンモニアによって8.5
に高める。けい光懸濁液をさらに15分間撹拌した後に、
塗布したZnS:Cu,Au,Alのけい光体の懸濁液を沈殿さ
せ、その後にそれをデカントし、1.6リットルの水で3回
洗浄する。最後に、この塗布したけい光体を濾過し、12
0℃の温度で18時間空気中で乾燥させる。
べたように、分散剤として粒度が4nm≦d≦30nmの微粒S
iO2コロイドの3.0%溶液を10.67g用いて分散させる。
分子質量が75,000のポリアクリル酸の1%溶液の25.8g
の量を、pH値が8.5のZnS:Cu,Au,Alけい光体の適当に分
散させた懸濁液に加えて、pH値を6.1に下げる。このけ
い光懸濁液を5分間撹拌する。次いで、0.5%の熱アルギ
ン酸ナトリウム溶液の30.4gの量をけい光懸濁液に添加
し、これを再び5分間撹拌する。平均粒度が50nm≦d≦15
0nmの粗粒SiO2コロイドの3.0%溶液の87.9gの量をけい
光懸濁液に添加し、これを再び10分間撹拌する。28.0g
の量の10.0%Y(NO3)3溶液(Y2O3として計算し
た)と、24.0gの4.0%のZnSO4溶液(ZnOとして計算し
た)とを別個に混合してからけい光懸濁液に加える。こ
の結果、pH値は3.6に低下する。けい光懸濁液を10分間
懸濁する。最後に、pH値を稀釈アンモニアによって8.5
に高める。けい光懸濁液をさらに15分間撹拌した後に、
塗布したZnS:Cu,Au,Alのけい光体の懸濁液を沈殿さ
せ、その後にそれをデカントし、1.6リットルの水で3回
洗浄する。最後に、この塗布したけい光体を濾過し、12
0℃の温度で18時間空気中で乾燥させる。
【0032】測定結果 けい光体組成物を含むけい光被膜をスクリーンガラスに
フローコーチング処理によって被着するようにして、表
示スクリーンへのけい光体組成物の付着性を測定した。
けい光被膜をライン幅が次第に狭くなるパターンで設
け、その後水で水洗いした。幅が最も狭い、正に付着し
ているだけのラインの幅を測定し、且つ比較した。最少
ライン幅が小さくなるにつれて、表示スクリーンに対す
るけい体光組成物の付着性は良くなった。
フローコーチング処理によって被着するようにして、表
示スクリーンへのけい光体組成物の付着性を測定した。
けい光被膜をライン幅が次第に狭くなるパターンで設
け、その後水で水洗いした。幅が最も狭い、正に付着し
ているだけのラインの幅を測定し、且つ比較した。最少
ライン幅が小さくなるにつれて、表示スクリーンに対す
るけい体光組成物の付着性は良くなった。
【0033】図1は、緑に発光するZnS:Cu,Au,Alけい光
体を含む本発明によるけい光体組成物が、スクリーンガ
ラスへのけい光層の付着性に及ぼす確実なる影響を示し
ている。SiO2及びZnOから成る完全に無機の被膜組成物
(組成物x)並びに有機結合剤を添加したSiO2及びZnOか
ら成る被膜組成物(被膜▲)及び本発明の被膜に似ている
も、SiO2、ZnO及び有機結合剤とは別に、酸化イットリ
ウムの代わりに酸化ランタンを含む被膜(被膜●)は、け
い光体の付着性に関して、イットリウム−酸素化合物を
含むけい光体組成物(被膜■)に対して劣った。
体を含む本発明によるけい光体組成物が、スクリーンガ
ラスへのけい光層の付着性に及ぼす確実なる影響を示し
ている。SiO2及びZnOから成る完全に無機の被膜組成物
(組成物x)並びに有機結合剤を添加したSiO2及びZnOか
ら成る被膜組成物(被膜▲)及び本発明の被膜に似ている
も、SiO2、ZnO及び有機結合剤とは別に、酸化イットリ
ウムの代わりに酸化ランタンを含む被膜(被膜●)は、け
い光体の付着性に関して、イットリウム−酸素化合物を
含むけい光体組成物(被膜■)に対して劣った。
【図1】 図1は酸化イットリウムを含有しているけい
光体組成物の付着性と、酸化イットリウムを含有してい
ない3つのけい光体組成物の付着性との比較を示す特性
図である。
光体組成物の付着性と、酸化イットリウムを含有してい
ない3つのけい光体組成物の付着性との比較を示す特性
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ヴォルフラム クツァルノヤン ドイツ国 52078 アーヘン シュテッテ ィナー シュトラーセ 65 (72)発明者 ハンス−オット ユンク ドイツ国 52078 アーヘン ヴォルファ ースカウル 58 (72)発明者 ヘラルト ハー イェー ファン イェル セル オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 ミフール ボウテリ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 ピエール エル ハー エム コッベン オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 アントニウス アー エム ファン ウェ ールト オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6
Claims (8)
- 【請求項1】 けい光体及び金属−酸素化合物の群を含
有するけい光被膜を含むけい光体組成物から成る表示ス
クリーンにおいて、前記金属-酸素化合物の群がイット
リウム−酸素化合物を含むことを特徴とするけい光体組
成物から成る表示スクリーン。 - 【請求項2】 前記金属-酸素化合物の群がさらに、亜
鉛-酸素化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の
けい光体組成物から成る表示スクリーン。 - 【請求項3】 前記金属−酸素化合物の群がさらに、ア
ルカリ土類金属−酸素化合物を含むことを特徴とする請
求項1に記載のけい光体組成物から成る表示スクリー
ン。 - 【請求項4】 前記金属−酸素化合物の群がさらに、シ
リコン-酸素化合物を含むことを特徴とする請求項1に記
載のけい光体組成物から成る表示スクリーン。 - 【請求項5】 前記金属−酸素化合物の群が、酸化イッ
トリウム、酸化亜鉛及びコロイドの酸化シリコンを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のけい光体組成物から
成る表示スクリーン。 - 【請求項6】 前記けい光体組成物がけい光体の含有量
に対してイットリウム−酸素化合物を0.01〜0.50wt.%
の範囲の量で含むことを特徴とする請求項1に記載のけ
い光体組成物から成る表示スクリーン。 - 【請求項7】 前記けい光体組成物が、けい光体の含有
量に対して0.01〜0.50wt.%のアルカリ土類金属−酸素
化合物と、けい光体の含有量に対して0.01〜0.50wt.%
の亜鉛−酸素化合物と、けい光体の含有量に対して0.01
〜0.50wt.%のイットリウム−酸素化合物と、けい光体
の含有量に対して0.01〜1.0wt.%のシリコン−酸素化
合物とを含むことを特徴とする請求項に記載のけい光体
組成物から成る表示スクリーン。 - 【請求項8】 けい光体及び金属−酸素化合物の群を含
有するけい光被膜を具えているけい光体組成物におい
て、前記金属−酸素化合物の群が酸化イットリウムを含
むことを特徴とするけい光体組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19901538A DE19901538A1 (de) | 1999-01-16 | 1999-01-16 | Bildschirm mit metalloxidhaltiger Leuchtstoffzubereitung |
DE19901538:4 | 1999-01-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000215825A true JP2000215825A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=7894462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4405A Pending JP2000215825A (ja) | 1999-01-16 | 2000-01-13 | けい光体組成物から成る表示スクリ―ン |
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---|---|
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US6700555B1 (en) * | 2001-08-07 | 2004-03-02 | Rockwell Collins | Optically addressed direct view photo-luminescent display |
KR100839407B1 (ko) * | 2002-01-21 | 2008-06-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 프로젝션 시스템용 모노크롬 음극선관 및 이의 제조 방법 |
KR20050006777A (ko) * | 2003-07-10 | 2005-01-17 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 디스플레이장치용 형광체 |
US7452325B2 (en) * | 2004-11-15 | 2008-11-18 | Benvenue Medical Inc. | Catheter-based tissue remodeling devices and methods |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2082618B (en) * | 1980-08-21 | 1984-02-08 | Emi Plc Thorn | Synthetic willemite phosphors |
EP0432500B1 (en) * | 1989-11-15 | 1994-03-16 | Nichia Kagaku Kogyo K.K. | Cathode-ray tube phosphor |
DE69111733T2 (de) * | 1990-10-02 | 1996-04-18 | Nichia Kagaku Kogyo Kk | Phosphorzusammensetzung, Phosphor-Überzugszusammensetzung, Entladungslampe und Herstellungsverfahren derselben. |
JP2784255B2 (ja) * | 1990-10-02 | 1998-08-06 | 日亜化学工業株式会社 | 蛍光体及びそれを用いた放電ランプ |
KR0145631B1 (ko) * | 1993-07-30 | 1998-08-01 | 사토 후미오 | 수은증기방전등용형광체와 이 형광체를 이용한 수은증기 방전등 및 이 방전등을 이용한 조명장치 |
JPH07268318A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-10-17 | Toshiba Corp | 蛍光体、蛍光体の製造方法および蛍光ランプ |
DE69526423T2 (de) * | 1994-08-08 | 2002-12-05 | Koninkl Philips Electronics Nv | Verfahren zur beschichtung eines lumineszenten materials |
TW295672B (ja) * | 1994-09-20 | 1997-01-11 | Hitachi Ltd | |
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JPH09104863A (ja) * | 1995-10-12 | 1997-04-22 | Nec Kansai Ltd | 被覆蛍光体および蛍光体の被覆処理方法および被覆蛍光体を用いた電界発光灯 |
DE19626219A1 (de) * | 1996-06-29 | 1998-01-02 | Philips Patentverwaltung | Leuchtstoffzubereitung mit SiO¶2¶-Partikel-Beschichtung |
EP1047750B1 (en) * | 1998-08-25 | 2005-04-06 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method of coating a luminescent material |
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1999
- 1999-01-16 DE DE19901538A patent/DE19901538A1/de not_active Ceased
-
2000
- 2000-01-07 EP EP00200050A patent/EP1020508A3/de not_active Withdrawn
- 2000-01-13 JP JP4405A patent/JP2000215825A/ja active Pending
- 2000-01-18 US US09/483,976 patent/US6290874B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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