JP2000214026A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JP2000214026A
JP2000214026A JP1640299A JP1640299A JP2000214026A JP 2000214026 A JP2000214026 A JP 2000214026A JP 1640299 A JP1640299 A JP 1640299A JP 1640299 A JP1640299 A JP 1640299A JP 2000214026 A JP2000214026 A JP 2000214026A
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JP
Japan
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solder
thin film
pedestal
pressure sensor
metal thin
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Pending
Application number
JP1640299A
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English (en)
Inventor
Masaharu Yasuda
正治 安田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田接合部分の半田の熱収縮があっても正確
な圧力測定のできる半導体圧力センサを提供する。 【解決手段】ダイアフラム11を有する半導体基板1と
ダイアフラム11に圧力を導入するための圧力導入孔2
1が形成された台座2とを接合し、台座2の半導体基板
1との接合面と反対側の面に金属薄膜4を形成し、金属
薄膜4の形成された面とパッケージ3のダイ31とを半
田接合してなる半導体圧力センサにおいて、前記半田接
合個所に部分的に半田の接合されないボイド9を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台座を介してダイ
アフラムの形成された半導体基板とパッケージのダイと
を接合してなる半導体圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業上の様々な分野で圧力センサ
が用いられている。中でも、信頼性、コスト、小型軽量
化の点から車載関係や家電製品等において半導体圧力セ
ンサの使用が急増している。
【0003】この半導体圧力センサは、図6に示すよう
に、ダイアフラム11を形成したシリコンチップ(半導
体基板)1の一方の面にピエゾ抵抗12を形成した構造
が使用される。このシリコンチップ1は台座2を介して
パッケージ3のダイ31に接合される。シリコンチップ
1と台座2とは陽極接合により接合されており、台座2
のシリコンチップ1との接合面と反対側の面とパッケー
ジ3のダイ31とは半田6により半田接合されている。
これらの接合により、物理的に強固な接合を得ることが
できる。なお、台座2にはダイアフラム11に圧力を導
入するための圧力導入孔21が形成されている。
【0004】台座2はパッケージ3等からシリコンチッ
プ1へ及ぼされる応力を緩和するためのものであり、材
料としては、シリコンチップ1と熱膨張係数の近いガラ
スやシリコン基板が使用される。台座2のパッケージ3
のダイ31との接合面には半田と容易に共晶接合する材
料からなる金属薄膜層4が形成され、ダイ31の台座2
との接合面は半田と容易に共晶接合する材料からなるメ
ッキ層5が施されている。
【0005】シリコンチップ1表面の電極パッド13と
リード7とは金又はアルミ製のワイヤ8で接続されてい
る。シリコンチップ1の表面には、複数のピエゾ抵抗1
2が拡散により形成されており、複数のピエゾ抵抗12
を互いに結線することによりホイートストンブリッジ回
路を形成している。リード7から電流等をホイートスト
ンブリッジ回路に供給し、ピエゾ抵抗12の抵抗値の変
化を電圧の変化として検出することにより、圧力導入管
32を介して伝わる圧力変化33を電気的な信号の変化
として取り出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような半導体圧力センサにあっては、上記の半田6によ
る接合に際して、半田6の融点より高い温度で接合する
必要がある。この温度では、半田6、パッケージ3のダ
イ31、台座2、シリコンチップ1との間で互いに応力
を及ぼし合うということはないが、融点より高い温度
(一般的には200℃より高温)であるため、半導体圧
力センサを使用する温度まで冷却するにつれて、半田6
とシリコンチップ1が接合された台座2との物理的な特
性が異なるために、お互いに力を及ぼし合う状態とな
る。
【0007】一般的には、シリコンチップ1や台座2よ
りも半田6の熱膨張係数の方が大きく、室温レベルにお
いては半田6がシリコンチップ1や台座2よりも収縮し
ている。そして、半田6の収縮に伴って、半田6が盛り
上がり、シリコンチップ1と接合された台座2を下から
突き上げるような力を及ぼし、その力の一部がシリコン
チップ1に作用し、ダイアフラム11に形成されたピエ
ゾ抵抗12自体を歪ませてしまう。従って、検出対象と
する圧力媒体以外からの応力を受けた状態で半導体圧力
センサを使用することになり、正確な圧力の検出ができ
ないことになる。また、半導体圧力センサの使用温度が
広くなれば、半田6からの応力が温度によって異なり、
半導体圧力センサの温度特性に歪み(直線性の低下)を
生じさせてしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、半田接合部分の半田の
熱収縮があっても正確な圧力測定のできる半導体圧力セ
ンサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ダイアフラムを有する半導体基板と前記ダイアフラムに
圧力を導入するための圧力導入孔が形成された台座とを
接合し、該台座の前記半導体基板との接合面と反対側の
面に金属薄膜を形成し、該金属薄膜の形成された面とパ
ッケージのダイとを半田接合してなる半導体圧力センサ
において、前記半田接合個所に部分的に半田の接合され
ないボイドを設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記台座の金属薄膜の形成された面に、部
分的に半田と接合しない材料により薄膜を形成すること
によりボイドを設けるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記台座の金属薄膜の形成された面側に、
部分的に凹部を設け、該凹部の側面と底面の内、少なく
ともいずれかの面に前記金属薄膜が形成されないように
することにより、ボイドを設けるようにしたことを特徴
とするものである。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記凹部の形状を逆テーパ状としたことを
特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づき説明する。本発明の半導体圧力センサ
は、図6に示した従来の半導体圧力センサと基本的構成
は同等であるので、同一個所には同一符号を付して説明
を省略する。
【0014】図1は本発明の第1の実施形態に係る半導
体圧力センサの概略構成を示す断面図である。本実施形
態では、図6に示した半導体圧力センサにおいて、台座
2の金属薄膜層4を形成した面の圧力導入孔21の開口
部と外側エッジとの中間部分に、半田6と接合しない材
料からなる薄膜9を形成している。薄膜9としては、例
えば、半田6としてAu−Sn半田を使用する場合に
は、Al等の薄膜とするのが良い。なお、半田6として
Au−Sn半田を使用する場合には、金属薄膜層4とし
てはAuが用いられ、メッキ層5としてはAuメッキが
用いられる。
【0015】本実施形態によれば、薄膜9の部分では、
台座2と半田6とが接着せず、台座2と半田6との接合
面に部分的にボイドが形成されたことになる。従って、
半田6が熱収縮した場合に、収縮した半田6がボイドの
部分を埋めることになり、台座2を持ち上げるような作
用が防止され、ピエゾ抵抗12に及ぼす影響が緩和され
る。この状態で圧力導入管32を介して伝わる圧力変化
を検出できるので、媒体以外の要因を含まない正確な圧
力の検出が可能となる。また、広範囲の温度で使用する
ことのできるようになるのである。
【0016】図2は本発明の第2の実施形態に係る半導
体圧力センサの概略構成を示す断面図である。本実施形
態では、図6に示した半導体圧力センサにおいて、台座
2の金属薄膜層4を形成する面の圧力導入孔21の開口
部と外側エッジとの中間部分に、凹部となる溝22を形
成する。図3に示すように、金属薄膜層4は、溝22の
底面22bには形成されるが、側面22aには形成され
ないようにしておく。
【0017】本実施形態によれば、溝22の側面22a
には金属薄膜層4が形成されていないので、この部分で
は台座2と半田6とが接着せず、台座2と半田6との接
合面に部分的にボイドが形成されたことになる。従っ
て、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0018】図4は本発明の第3の実施形態に係る半導
体圧力センサの概略構成を示す断面図である。本実施形
態では、図6に示した半導体圧力センサにおいて、台座
2の金属薄膜層4を形成する面の圧力導入孔21の開口
部と外側エッジとの中間部分に、凹部となる逆テーパ状
の溝23を形成する。図5に示すように、金属薄膜層4
は、溝23の底面23bには形成されるが、側面23a
には形成されないようにしておく。逆テーパ状の溝23
の形成方法としては、例えば、台座2の溝23を形成し
たい個所に、予め凹凸構造を形成しておき、その後、ボ
ロン等の不純物を注入して、フッ酸等でエッチングする
ことにより形成することができる。
【0019】本実施形態によれば、溝23の側面23a
には金属薄膜層4が形成されていないので、この部分で
は台座2と半田6とが接着せず、台座2と半田6との接
合面に部分的にボイドが形成されたことになる。従っ
て、第1、第2の実施形態と同様の効果を奏する。
【0020】なお、上記第2及び第3の実施形態では、
溝22、23の側面22a、23aに金属薄膜層4が形
成されないようにしているが、底面22a、22bに金
属薄膜層4が形成されないようにしても良いし、両面と
もに金属薄膜層4が形成されないようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項4記
載の発明によれば、ダイアフラムを有する半導体基板と
前記ダイアフラムに圧力を導入するための圧力導入孔が
形成された台座とを接合し、該台座の前記半導体基板と
の接合面と反対側の面に金属薄膜を形成し、該金属薄膜
の形成された面とパッケージのダイとを半田接合してな
る半導体圧力センサにおいて、前記半田接合個所に部分
的に半田の接合されないボイドを設けたので、温度変化
により、前記半田接合における半田が熱収縮した場合で
も前記ボイドで吸収されることになり、半田接合部分の
半田の熱収縮があっても正確な圧力測定のできる半導体
圧力センサが提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体圧力セン
サの概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体圧力セン
サの概略構成を示す断面図である。
【図3】同上に係る部分的拡大図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る半導体圧力セン
サの概略構成を示す断面図である。
【図5】同上に係る部分的拡大図である。
【図6】従来例に係る半導体圧力センサの概略構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコンチップ 2 台座 2a 第1の支持基板 2b 第2の支持基板 3 パッケージ 4 金属薄膜層 5 メッキ層 6 半田 7 リード 8 ワイヤ 9 薄膜 11 ダイアフラム 12 ピエゾ抵抗 13 電極パッド 21 圧力導入孔 22 溝 22a 側面 22b 底面 23 溝 23a 側面 23b 底面 31 ダイ 32 圧力導入管 33 圧力変化

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアフラムを有する半導体基板と前記
    ダイアフラムに圧力を導入するための圧力導入孔が形成
    された台座とを接合し、該台座の前記半導体基板との接
    合面と反対側の面に金属薄膜を形成し、該金属薄膜の形
    成された面とパッケージのダイとを半田接合してなる半
    導体圧力センサにおいて、前記半田接合個所に部分的に
    半田の接合されないボイドを設けたことを特徴とする半
    導体圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記台座の金属薄膜の形成された面に、
    部分的に半田と接合しない材料により薄膜を形成するこ
    とによりボイドを設けるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の半導体圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記台座の金属薄膜の形成された面側
    に、部分的に凹部を設け、該凹部の側面と底面の内、少
    なくともいずれかの面に前記金属薄膜が形成されないよ
    うにすることにより、ボイドを設けるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体圧力センサ。
  4. 【請求項4】 前記凹部の形状を逆テーパ状としたこと
    を特徴とする請求項3記載の半導体圧力センサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167468A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Alps Electric Co Ltd 圧力センサとその製造方法

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