JP2000009566A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JP2000009566A
JP2000009566A JP17734398A JP17734398A JP2000009566A JP 2000009566 A JP2000009566 A JP 2000009566A JP 17734398 A JP17734398 A JP 17734398A JP 17734398 A JP17734398 A JP 17734398A JP 2000009566 A JP2000009566 A JP 2000009566A
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JP
Japan
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pedestal
pressure sensor
pressure
semiconductor
die
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JP17734398A
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English (en)
Inventor
Masaharu Yasuda
正治 安田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田の熱収縮による台座の割れを防止し、信
頼性の高い半導体圧力センサを提供する。 【解決手段】 ダイアフラム11を有する半導体基板1
とダイアフラム11に圧力を導入するための圧力導入孔
21が形成された台座2とを接合し、台座2の半導体基
板1との接合面と反対側の面とパッケージ3のダイ31
とを半田接合してなる半導体圧力センサにおいて、台座
2のパッケージ3のダイ31との接合面でかつ圧力導入
孔21の近傍に、機械的に弱い脆弱部22を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台座を介してダイ
アフラムの形成された半導体基板とパッケージのダイと
を接合してなる半導体圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業上の様々な分野で圧力センサ
が用いられている。中でも、信頼性、コスト、小型軽量
化の点から車載関係や家電製品等において半導体圧力セ
ンサの使用が急増している。
【0003】この半導体圧力センサは、図4に示すよう
に、ダイアフラム11を形成したシリコンチップ(半導
体基板)1の一方の面にピエゾ抵抗12を形成した構造
が使用される。このシリコンチップ1は台座2を介して
パッケージ3のダイ31に接合される。シリコンチップ
1と台座2とは陽極接合により接合されており、台座2
のシリコンチップ1との接合面と反対側の面とパッケー
ジ3のダイ31とは半田6により半田接合されている。
これらの接合により、物理的に強固な接合を得ることが
できる。なお、台座2にはダイアフラム11に圧力を導
入するための圧力導入孔21が形成されている。
【0004】台座2はパッケージ3等からシリコンチッ
プ1へ及ぼされる応力を緩和するためのものであり、材
料としては、シリコンチップ1と熱膨張係数の近いガラ
スやシリコン基板が使用される。台座2のパッケージ3
のダイ31との接合面には半田と容易に共晶接合する材
料からなる金属薄膜層4が形成され、ダイ31の台座2
との接合面は半田と容易に共晶接合する材料からなるメ
ッキ層5が施されている。
【0005】シリコンチップ1表面の電極パッド13と
リード7とは金又はアルミ製のワイヤ8で接続されてい
る。シリコンチップ1の表面には、複数のピエゾ抵抗1
2が拡散により形成されており、複数のピエゾ抵抗12
を互いに結線することによりホイートストンブリッジ回
路を形成している。リード7から電流等をホイートスト
ンブリッジ回路に供給し、ピエゾ抵抗12の抵抗値の変
化を電圧の変化として検出することにより、圧力導入管
32を介して伝わる圧力変化を電気的な信号の変化とし
て取り出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような半導体圧力センサにあっては、上記の半田6によ
る接合に際して、半田6の融点より高い温度で接合する
必要がある。この温度では、半田6、パッケージ3のダ
イ31、台座2、シリコンチップ1との間で互いに応力
を及ぼし合うということはないが、融点より高い温度
(一般的には200℃より高温)であるため、半導体圧
力センサを使用する温度まで冷却するにつれて、半田6
とシリコンチップ1が接合された台座2との物理的な特
性が異なるために、お互いに力を及ぼし合う状態とな
る。
【0007】一般的には、シリコンチップ1や台座2よ
りも半田6の熱膨張係数の方が大きく、室温レベルにお
いては半田6がシリコンチップ1や台座2よりも収縮し
ている。そして、半田6の収縮に伴って、半田6からの
応力がシリコン基板からなるシリコンチップ1に接合さ
れた台座2を圧縮するように作用し、台座2にクラック
等の割れが生じる原因になっている。実使用時に環境ス
トレス(例えば、高温から低温への温度変化、あるいは
低温から高温への温度変化)が繰り返し加わった場合に
は、クラックが成長して、やがて所定の圧力に耐えられ
なくなり、破壊に至るといった問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、半田の熱収縮による台
座の割れを防止し、信頼性の高い半導体圧力センサを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体圧
力センサは、ダイアフラムを有する半導体基板と前記ダ
イアフラムに圧力を導入するための圧力導入孔が形成さ
れた台座とを接合し、該台座の前記半導体基板との接合
面と反対側の面とパッケージのダイとを半田接合してな
る半導体圧力センサにおいて、台座のパッケージのダイ
との接合面でかつ圧力導入孔の近傍に、機械的に弱い脆
弱部を形成したことを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の半導体圧力センサは、請求
項1記載の半導体圧力センサにおいて、前記台座のパッ
ケージのダイとの接合面でかつ圧力導入孔の近傍にイオ
ン注入を施すことにより、前記脆弱部を形成するように
したことを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の半導体圧力センサは、請求
項1記載の半導体圧力センサにおいて、前記台座の半導
体基板との接合面でかつ圧力導入孔の近傍に切り欠きを
形成することにより、台座の前記切り欠きより下の部分
を前記脆弱部としたことを特徴とするものである。
【0012】請求項4記載の半導体圧力センサは、請求
項1記載の半導体圧力センサにおいて、前記台座の圧力
導入孔の近傍にスリットを形成することにより、台座の
前記スリットより下の部分を前記脆弱部としたことを特
徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づき説明する。本発明の半導体圧力センサ
は、図4に示した半導体圧力センサと基本的構成は同等
であるので、同一個所には同一符号を付して説明を省略
する。本発明は、台座2のパッケージ3のダイ31との
接合面でかつ圧力導入孔21の近傍に、機械的に弱い脆
弱部を予め形成しておくようにしたことを特徴としてお
り、以下、脆弱部の形成の仕方の具体例を説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施形態に係る半導
体圧力センサの概略構成を示す断面図である。本実施形
態では、予め、台座2のパッケージ3のダイ31との接
合面でかつ圧力導入孔21の近傍にイオン注入を行うこ
とにより、機械的に弱い脆弱部22を形成している。
【0015】本実施形態によれば、半田接合後に、半田
6と台座2との熱膨張係数の差から発生する応力が台座
2に作用した時には、脆弱部22にクラックが入る。そ
して、このクラックが進行し脆弱部22が取り除かれて
しまい、その結果、クラックの成長は止まり、脆弱部2
2より外側には広がらない。従って、半田の熱収縮によ
る台座2の割れが防止できるのである。
【0016】図2は本発明の第2の実施形態に係る半導
体圧力センサの概略構成を示す断面図である。本実施形
態では、台座2のシリコンチップ1との接合面でかつ圧
力導入孔21の近傍に切り欠き23を形成することによ
り、台座2の切り欠き23より下の部分が脆弱部24と
なるようにしたものである。
【0017】本実施形態によれば、半田接合後に、半田
6と台座2との熱膨張係数の差から発生する応力が台座
2に作用した時には、圧力導入孔21と半田6とが接触
する部分から斜め上方にクラックがはいり、このクラッ
クが進行すると、切り欠き23にまで成長して台座2の
一部24がはがれる。このはがれる部分が脆弱部24と
なっている。この時点でクラックの成長は止まるのであ
る。従って、半田の熱収縮による台座2の割れが防止で
きるのである。
【0018】図3は本発明の第3の実施形態に係る半導
体圧力センサの概略構成を示す断面図である。本実施形
態では、台座2の圧力導入孔21の側面にスリット25
を形成することにより、台座2のスリット25より下の
部分が脆弱部26となるようにしたものである。スリッ
ト25の形成方法としては、例えば、2枚の基板を用い
て、片側の基板にスリット25の元となるように圧力導
入孔に窪んだ構造を形成し、他方の基板には圧力導入孔
のみで何ら加工を施さずにおき、この両方の基板を貼り
合わせることにより実現できる。
【0019】本実施形態によれば、半田接合後に、半田
6と台座2との熱膨張係数の差から発生する応力が台座
2に作用した時には、圧力導入孔21と半田6とが接触
する部分から斜め上方にクラックがはいり、このクラッ
クが進行すると、スリット25にまで成長して台座2の
一部26がはがれる。このはがれる部分が脆弱部26と
なっている。この時点でクラックの成長は止まるのであ
る。従って、半田6の熱収縮による台座2の割れが防止
できるのである。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項4記
載の発明によれば、ダイアフラムを有する半導体基板と
前記ダイアフラムに圧力を導入するための圧力導入孔が
形成された台座とを接合し、該台座の前記半導体基板と
の接合面と反対側の面とパッケージのダイとを半田接合
してなる半導体圧力センサにおいて、台座のパッケージ
のダイとの接合面でかつ圧力導入孔の近傍に、機械的に
弱い脆弱部を形成したので、半田接合後に、半田と台座
との熱膨張係数の差から発生する応力が台座に作用した
時には、脆弱部にクラックが入り、該クラックが進行し
脆弱部が取り除かれてしまい、その結果、クラックの成
長は止まり、脆弱部より外側には広がらず、半田の熱収
縮による台座の割れが防止できることになり、信頼性の
高い半導体圧力センサが提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体圧力セン
サの概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体圧力セン
サの概略構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る半導体圧力セン
サの概略構成を示す断面図である。
【図4】従来例に係る半導体圧力センサの概略構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコンチップ 2 台座 3 パッケージ 4 金属薄膜層 5 メッキ層 6 半田 7 リード 8 ワイヤ 11 ダイアフラム 12 ピエゾ抵抗 13 電極パッド 21 圧力導入孔 22 脆弱部 23 切り欠き 24 脆弱部 25 スリット 26 脆弱部 31 ダイ 32 圧力導入管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアフラムを有する半導体基板と前記
    ダイアフラムに圧力を導入するための圧力導入孔が形成
    された台座とを接合し、該台座の前記半導体基板との接
    合面と反対側の面とパッケージのダイとを半田接合して
    なる半導体圧力センサにおいて、台座のパッケージのダ
    イとの接合面でかつ圧力導入孔の近傍に、機械的に弱い
    脆弱部を形成したことを特徴とする半導体圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記台座のパッケージのダイとの接合面
    でかつ圧力導入孔の近傍にイオン注入を施すことによ
    り、前記脆弱部を形成するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記台座の半導体基板との接合面でかつ
    圧力導入孔の近傍に切り欠きを形成することにより、台
    座の前記切り欠きより下の部分を前記脆弱部としたこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体圧力センサ。
  4. 【請求項4】 前記台座の圧力導入孔の近傍にスリット
    を形成することにより、台座の前記スリットより下の部
    分を前記脆弱部としたことを特徴とする請求項1記載の
    半導体圧力センサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101943622A (zh) * 2009-07-06 2011-01-12 株式会社山武 压力传感器及制造方法

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