JPH07280832A - 加速度検出装置 - Google Patents

加速度検出装置

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JPH07280832A
JPH07280832A JP7677494A JP7677494A JPH07280832A JP H07280832 A JPH07280832 A JP H07280832A JP 7677494 A JP7677494 A JP 7677494A JP 7677494 A JP7677494 A JP 7677494A JP H07280832 A JPH07280832 A JP H07280832A
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JP
Japan
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acceleration
gap
air
gap adjusting
bonding agent
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JP7677494A
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Naohito Mizuno
直仁 水野
Hiroyuki Yamakawa
裕之 山川
Yukihiro Katou
之啓 加藤
Toshio Sonobe
俊夫 園部
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアダンピング構造の加速度検出装置を採用
した際のエアギャップ精度を高くする。 【構成】 シリコン基板2のカンチレバー3に加速度が
印加された時にカンチレバー3が変位し、この変位を検
出して加速度が検出される。ここで、カンチレバー3の
上下にギャップ調整用部材6a、6bが設置され、カン
チレバー3との間にエアギャップ4a、4bが形成され
る。このエアギャップ4a、4bは、ギャップ調整用部
材6a、6bを、マイクロビーズ入りの接着剤7a、7
bにてシリコン基板2に接合することにより形成され
る。マイクロビーズの1つの高さでエアギャップ4a、
4bの大きさが高精度に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速度を検出する加速
度検出装置に関し、例えばシリコン基板に形成されたカ
ンチレバーが加速度を受けて変位することにより加速度
を検出する半導体式加速度検出装置に適用することがで
きる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体式加速度検出装置
においては、加速度センサ(以下、Gセンサという)
を、シリコンオイル等のオイルダンピング液が充填され
たカンパッケージ内に設けるようにしている。このよう
にオイルダンピング構造にすることにより、Gセンサの
衝撃に対する保護、およびオイルダンピングによる検出
周波数の調整を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなオイルダンピング構造は、常温でカンパケージ内に
オイルダンピング液を封入する構成であるため、その封
入のための構造が複雑であり、製造コストが高いという
問題がある。そこで、オイルダンピング液の代わりに、
エアにてダンピング部を構成するエアダンピング構造の
ものが考えられる。図5にその一例を示す。図5はGセ
ンサ1を示すもので、単結晶のシリコン基板2の上下
に、ガラス5a、5bを陽極接合等にて設ける。ここ
で、シリコン基板2のカンチレバー3に対し、エアダン
ピング用のエアギャップ4a、4bを形成するため、ガ
ラス5a、5bに図に示すような凹部をエッチングにて
形成する。なお、エアギャップ4a、4bは、Gセンサ
1の大きさからして、10〜20μm程度といった微小
なものとする必要がある。
【0004】このように構成した場合、カンチレバー3
が中空内で加速度を受ける際、空気抵抗が小さいため、
エアギャップ4a、4bの厚さが変わると共振周波数が
変化し、Gセンサ1の感度に影響を及ぼすという問題が
生じる。従って、エアギャップ4a、4bの精度を高く
する必要があるが、上記のようなエッチングによる凹部
の形成では、エッチングにばらつきが生じ、高精度にエ
アギャップ4a、4bを形成するのが困難である。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、精度の高いエアギャップによるエアダンピング構
造の加速度検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、請求項1に記載の発明においては、加速度を
受けて変位する加速度感知部を有する基板と、該加速度
感知部の変位に対してダンピング作用をなすダンピング
部を有し、前記加速度感知部の変位により加速度を検出
するようにした加速度検出装置において、前記ダンピン
グ部を、前記加速度感知部に対してエアギャップを形成
するギャップ形成部材にて構成し、該ギャップ形成部材
を、ギャップ調整用接合剤を介して前記基板に接合し、
該ギャップ調整用接合剤にて前記エアギャップの大きさ
を調整するようにしたことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明に対し、前記ギャップ調整用接合剤とし
て、ビーズを含む接着剤を用い、このビーズの径により
前記エアギャップの大きさを調整するようにしたことを
特徴としている。請求項3に記載の発明においては、請
求項1に記載の発明に対し、前記ギャップ調整用接合剤
として、熱可塑性材料からなるシート部材を用いたこと
を特徴としている。
【0008】
【発明の作用効果】請求項1乃至3に記載の発明におい
ては、ギャップ調整用接合剤にて、ギャップ形成部材を
基板に接合するとともに、ギャップ形成部材と基板間の
ギャップの大きさを調整するようにしているから、エア
ダンピング構造において必要とされるエアギャップを高
精度に形成することができる。
【0009】特に、請求項2に記載の発明においては、
ギャップ調整用接合剤として、ビーズを含む接着剤を用
いているから、ビーズの径を選定することにより、より
精度の高いエアギャップを形成することができる。
【0010】
【実施例】図2に半導体式加速度検出装置の全体構成を
示す。Gセンサ1と処理回路11を基板12にダイボン
ド剤を介して接着する。その後、導通用端子13をハー
メチックシール部材14にてシールした金属の台座15
に、基板12を接着剤にて接合する。Gセンサ1、処理
回路11、基板12、導通用端子13をAlまたはAu
等の配線16を用いてワイヤボンドし、電気的な接続を
とる。その後、台座15と金属のカバー17を接合して
パッケージとしている。
【0011】Gセンサ1の構成を図1に示す。シリコン
基板2(特許請求の範囲でいう、基板)には、加速度感
知部をなすカンチレバー3が設けられており、このカン
チレバー3が加速度を受けた時の変位状態を、図示しな
い検出部で検出し、この検出部からの検出信号に基づき
図2の処理回路11にて加速度を検出する。ここで、図
1に示す構成では、エアギャップ4a、4bを高精度に
制御するため、ビーズ、特に微細なマイクロビーズ(直
径が5〜35μm程度もの)を含んだ接着剤7a、7b
によりシリコン基板2とリードフレーム等を用いて形成
されるギャップ調整用部材6a、6bを接合している。
すなわち、エアギャップ調整用に微細で高精度なマイク
ロビーズを接着剤の中に混入させ、エアギャップをマイ
クロビーズの1つの高さで調整するようにしている。こ
のマイクロビーズは、その偏差を極めて小さくすること
ができるため、所望の大きさのマクロビーズを選定する
ことにより、所望の大きさのエアギャップ4a、4bを
高精度に得ることができる。マイクロビーズとしては、
球状のものに限らず、球状から多少変形したもの等のも
のでもよく、その径によってエアギャップの大きさが調
整できるものであればよい。
【0012】上記した接着剤としては低温度で接合でき
る点で、樹脂が最も望ましい。樹脂以外の材料として
は、ガラスやはんだなどを用いることができる。マイク
ロビーズとしては、樹脂あるいはガラスのものを用いる
ことができ、200°C以下の温度で接合する場合は樹
脂ビーズを、それ以上の温度で接合する場合はガラスビ
ーズで接合するのが望ましい。
【0013】なお、マイクロビーズを含んだ接着剤7
a、7bにてギャップ調整用接合剤を構成し、ギャップ
調整用部材6a、6bにてカンチレバー3に対してエア
ギャップを形成するギャップ形成部材を構成している。
上記構成において、マイクロビーズを用いて接合する場
合は、まず接着剤にマイクロビーズを混入し、攪拌して
ギャップ調整用接合剤を調合する。次に、ギャップ調整
用部材6a、6bにギャップ調整用接合剤を塗布する。
この後、ギャップ調整用部材6a、6bがGセンサ1側
に向くようにギャップ調整用部材6a、6bを設置し、
ギャップ調整用部材6a、6bの上下から加圧しながら
加熱することにより接合する。
【0014】このようにギャップ調整用接合剤をギャッ
プ調整用部材6a、6bに予め形成しておき、ギャップ
調整用部材6a、6bをGセンサ1の上下から接合する
ことにより、高精度なエアギャップ4a、4bを簡易に
形成することができるとともに、Gセンサ1のエアダン
ピングを高精度に制御することができる。なお、ギャッ
プ調整用部材6a、6bは、例えばパイレックスガラ
ス、シリコン等のシリコン基板2の熱膨張係数に近い材
料のものを用いるのが望ましい。
【0015】また、上記実施例においては、台座15と
カバー17を接合したパッケージ構成のものを示した
が、樹脂ケースのものを用いてもよく、また図3に示す
ようなモールド構造とするようにしてもよい。この図3
において、基板12は台座15aに保持されるととも
に、Gセンサ1、処理回路11を配線16を用いてリー
ドフレーム18にワイヤボンドし、全体をモールド樹脂
19にてモールドするようにしたものである。
【0016】また、ギャップ調整用接合剤としてマイク
ロビーズを用いたもの以外に、図4に示すような熱可塑
性材料によるシート部材8a、8bを用いるようにして
もよい。この場合の製造工程は、1)熱可塑性材料をギ
ャップ調整用部材6a、6bに印刷、熱圧着等の方法に
より形成する、2)シリコン基板2とギャップ調整用部
材6a、6bをマイクロビーズを用いた場合と同様な方
法で接合する。熱可塑性材料としては、ポリイミド、P
BT、PPS等の樹脂材料が最も簡易かつ確実に接合で
きる。このように、熱可塑性材料によるシート部材8
a、8bを用いることにより、荷重によってエアギャッ
プ4a、4bの厚さをコントロールすることができる。
また、熱可塑性材料を用いているため、脱着が容易であ
り、さらに下側のギャップ調整用部材6bとシリコン基
板2間のシート部材8bを省略して片側のみによる接合
とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるGセンサの構成を示
す断面図である。
【図2】本発明の一実施例の全体構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の前提となるエアギャップ構成のGセン
サを示す断面図である。
【符号の説明】
2 シリコン基板 3 カンチレバー 4a、4b エアギャップ 6a、6b ギャップ調整用部材 7a、7b 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園部 俊夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度を受けて変位する加速度感知部を
    有する基板と、該加速度感知部の変位に対してダンピン
    グ作用をなすダンピング部を有し、前記加速度感知部の
    変位により加速度を検出するようにした加速度検出装置
    において、 前記ダンピング部を、前記加速度感知部に対してエアギ
    ャップを形成するギャップ形成部材にて構成し、 該ギャップ形成部材を、ギャップ調整用接合剤を介して
    前記基板に接合し、該ギャップ調整用接合剤にて前記エ
    アギャップの大きさを調整するようにしたことを特徴と
    する加速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ギャップ調整用接合剤は、ビーズを
    含む接着剤であって、このビーズの径により前記エアギ
    ャップの大きさが調整されることを特徴とする請求項1
    に記載の加速度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ギャップ調整用接合剤は、熱可塑性
    材料からなるシート部材であることを特徴とする請求項
    1に記載の加速度検出装置。
JP7677494A 1994-04-15 1994-04-15 加速度検出装置 Pending JPH07280832A (ja)

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