JP2000213383A - ハイブリッド車 - Google Patents

ハイブリッド車

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JP2000213383A
JP2000213383A JP1151199A JP1151199A JP2000213383A JP 2000213383 A JP2000213383 A JP 2000213383A JP 1151199 A JP1151199 A JP 1151199A JP 1151199 A JP1151199 A JP 1151199A JP 2000213383 A JP2000213383 A JP 2000213383A
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Japan
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engine
internal combustion
combustion engine
variable valve
phase
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JP1151199A
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Tadao Ikuhara
忠男 生原
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車において、内燃機関を停止し
ても確実に吸気カムの位相を最遅角側に保持することを
可能とする。 【解決手段】 可変動弁機構12を有するエンジン11
にクラッチ13を介してモータ14を駆動連結し、この
モータ14の駆動軸16にトランスミッション17を介
して左右の駆動輪18を連結する一方、コントローラ1
9は車両の運転状態に応じてエンジン11を自動的に始
動及び停止可能であり、このコントローラ19がエンジ
ン11を自動停止させる前に可変動弁機構12の位相位
置を次回のエンジン11の始動に最適な遅角位相に移動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関とモータ
とを駆動源とするハイブリッド車に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境の問題から排気ガスの発
生を抑制するような、内燃機関とモータとを駆動源とす
るハイブリッド車が実用化されている。このハイブリッ
ド車は、運転状態に応じて内燃機関とモータとの駆動を
切り換えて走行するパラレル方式と、内燃機関に発電機
を取付けて内燃機関の運転を発電のみに限定し、電動機
によりバッテリに蓄電された電力によりモータを駆動し
て走行するシリーズ方式とがある。
【0003】このようなハイブリッド車では、走行中の
エネルギを回生するシステムを有しており、この回生シ
ステムは、回生制動時にモータへの電力供給を規制して
このモータを発電状態に切り換えることで行うことがで
き、駆動輪に負荷を与えてこれを制動しつつ、この駆動
輪の回転エネルギを電気エネルギとして回収するもので
ある。
【0004】一方で、ハイブリッド車の内燃機関に可変
動弁機構を適用することで、内燃機関の始動時に吸気カ
ムの位相を遅れ側に制御して筒内圧を始動限界まで低減
し、圧縮に伴う起振力を低減することで、クランキング
から着火に至るまでの振動を低減することが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した可変動弁機構
を作動させるために油圧を用いているものが知られてい
る。この場合、可変動弁機構を制御するには油圧を発生
させるために内燃機関を作動させる必要がある。一般的
な車両の内燃機関にこの可変動弁機構を用いた場合、吸
気カムが進角側に位置していたとしても内燃機関を停止
する前にアイドル運転等(軽負荷領域)を行い、吸気カ
ムが最遅角側に制御されるため、内燃機関を停止したと
きに吸気カムは次回の始動に最適な最遅角に位置してい
る。ところが、ハイブリッド車の内燃機関にこの可変動
弁機構を用いた場合、中高負荷領域、つまり、吸気カム
が進角側に位置している状態から回生制御が開始された
とき、回生効率向上のために内燃機関を即座に停止する
と、吸気カムを最遅角側に制御するための油圧が途絶
え、次回の始動時に吸気カムが最遅角になく、始動性の
悪化やクランキングから着火に至るまでの振動に問題が
発生する。
【0006】更に、可変動弁機構には、内燃機関の停止
時に吸気カムの最遅角を保持する機構を有しているのが
一般的であり、例えば、油圧式可変動弁機構の場合、内
燃機関の始動時に最遅角位置に保持されていないと、モ
ータによるクランキング開始初期には内燃機関の回転数
が低く、可変動弁機構を作動させるための油圧が不足し
てしまう。すると、可変動弁機構の位相検出後に最遅角
位置に制御して点火しようとしても、油圧が可変動弁機
構を制御可能な圧力に上昇するまで内燃機関を始動でき
なくなり、内燃機関の始動に急を要する場合、始動遅れ
が発生して加速性能の悪化を招く虞がある。そして、可
変動弁機構が最遅角位置に保持されていないと、内燃機
関のクランキング時に油圧の影響を受けて可変動弁機構
がばたついて振動が発生して騒音悪化の原因となってし
まう。
【0007】本発明はこのような問題を解決することで
あって、内燃機関を停止しても確実に吸気カムの位相を
最遅角側に保持することを可能としたハイブリッド車を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のハイブリッド車では、内燃機関とモータと
を有するハイブリッド車において、内燃機関を自動的に
始動及び停止させる内燃機関始動停止制御手段と、内燃
機関によって駆動される油圧源からの油圧力を調圧して
クランク軸とカム軸との間の位相を可変可能なカム位相
可変手段とを具え、内燃機関始動停止制御手段が、内燃
機関を自動停止させる前にカム位相可変手段の位相位置
を次回の内燃機関の始動に最適な遅角位相に移動させる
ようにしている。
【0009】従って、内燃機関が停止した後はカム位相
可変手段の位相位置が次回の内燃機関の始動に最適な遅
角位相に位置することとなる。そのため、次回の内燃機
関の始動時に、クランキングから着火に至るまでの振動
を確実に低減することができ、乗員に不快感を与えるこ
とがない。また、内燃機関を早期に始動させたいとき、
可変動弁機構の油圧制御が可能な回転数までクランキン
グを待つことなく、始動可能な回転数になった瞬間に着
火できる。そして、油圧源からの油圧力が不足していて
も、油圧脈動による可変動弁機構のばたつきを抑制して
振動や騒音の発生を抑制できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1に本発明の第1実施形態に係るハイブ
リッド車の概略構成、図2に本実施形態のハイブリッド
車の内燃機関に適用した可変動弁機構の要部断面、図3
に本実施形態のハイブリッド車の内燃機関の停止時の制
御の流れを表すフローチャートを示す。
【0012】本実施形態のハイブリッド車において、図
1に示すように、内燃機関(以下、エンジンと称す
る。)11はカム位相可変手段としての可変動弁機構1
2を有しており、クラッチ13を介してモータ14に駆
動連結されている。モータ14にはバッテリ15が接続
されており、バッテリ15からモータ14に電力が供給
されたり、制動時にこのモータ14を発電機として機能
させてバッテリ15に給電できるようになっている。ま
た、モータ14の駆動軸16はトランスミッション17
に連結され、図示しない出力軸に左右の駆動輪18が連
結されている。
【0013】このエンジン11、クラッチ13、モータ
14、バッテリ15にはコントローラ19が接続されて
いる。このコントローラ19は内燃機関始動停止制御手
段を有しており、車両の運転状態に応じてエンジン11
を自動的に始動及び停止させることができる。そして、
本実施形態では、このコントローラ19はエンジン11
を自動停止させる前に可変動弁機構12の位相位置を次
回のエンジン11の始動に最適な遅角位相に移動させる
ようになっている。また、コントローラ19は車両の運
転状態に応じてクラッチ13のオン・オフ操作やモータ
14を駆動制御可能であると共に、バッテリ15におけ
る電力の残存容量が入力されるようになっている。
【0014】従って、コントローラ19はドライバによ
る図示しないアクセルペダルの踏み込み量に応じ、バッ
テリ15からモータ14に所定の電力を供給し、このモ
ータ14はトランスミッション17を介して左右の駆動
輪18を所定の駆動力によって駆動回転させることで、
ハイブリッド車を走行させる。また、ハイブリッド車の
運転状態に応じてエンジン11を駆動すると共にクラッ
チ13をオンし、エンジン11からクラッチ13及びト
ランスミッション17を介して駆動力を伝達して左右の
駆動輪18を駆動回転させることで、ハイブリッド車を
走行させる。
【0015】ここで、前述した可変動弁機構12につい
て簡単に説明する。図2に示すように、エンジン11の
吸気側のカムシャフト21の軸端の外周部にはカムプー
リ22が同心軸上に回転自在に嵌合しており、このカム
プーリ22は図示しない歯付きベルトを介してクランク
プーリと駆動連結されている。そして、このカムプーリ
22には十字形の収容部を有するハウジング23が一体
に固定されている。そして、このハウジング23内には
十字形のベーンロータ24が収容され、中心部がカムシ
ャフト21の軸端部にボルト25によって固定されてい
る。このベーンロータ24は先細形状をなす4つのベー
ン26を有しており、各ベーン26がハウジング23の
収容部に互いに対向する進角側油室27及び遅角側油室
28を4組区画している。なお、各進角側油室27同士
及び各遅角側油室28同士は、図示しない油路によって
連通している。また、各ベーン26にはロックピン29
が移動自在に嵌合しており、ベーンロータ24の遅角位
置でハウジング23のロック孔30に嵌入可能となって
いる。
【0016】一方、エンジン11の油圧タンク31には
このエンジン11によって駆動される油圧ポンプ32
(油圧源)が配設され、この油圧ポンプ32は逆止弁3
3及び油圧制御弁34を介して進角側油室27及び遅角
側油室28に接続されている。
【0017】従って、油圧ポンプ32によって油圧制御
弁34を介して進角側油室27に油圧を供給すると、ハ
ウジング23に対してベーンロータ24を図2にて時計
回り方向に回動し、カムプーリ22とカムシャフト21
との位相を進角側に変更することができる。一方、遅角
側油室28に油圧を供給すると、ハウジング23に対し
てベーンロータ24を図2にて反時計回り方向に回動
し、カムプーリ22とカムシャフト21との位相を遅角
側に変更することができる。そして、このとき、最遅角
位置ではロックピン29がハウジング23のロック孔3
0に嵌入し、ハウジング23とベーンロータ24とを確
実にロックする。
【0018】ところで、本実施形態では、ドライバが図
示しないブレーキペダルを踏んでハイブリッド車が減速
するとき、バッテリ15の電力の残存容量が設定値以下
であるときには、モータ14を発電機として機能させる
ことで、バッテリ15に給電を行うモータ回生制御を実
行するようにしている。そして、このとき、クラッチ1
3をオフしてモータ14とエンジン11との駆動伝達を
絶ってこのエンジン11を停止するが、この場合、コン
トローラ19がエンジン11を停止させる前に可変動弁
機構12の位相位置を次回のエンジン11の始動に最適
な遅角位相、つまり最遅角位置に移動させるようにして
いる。
【0019】ここで、モータ回生制御時におけるエンジ
ンの停止制御について図3に示すフローチャートに基づ
いて説明する。
【0020】図3に示すように、ステップS1にてハイ
ブリッド車の減速運転が、例えば、ブレーキペダルのオ
ンやアクセルペダルのオフなどによって確認されると、
ステップS2にてバッテリ15の電力の残存容量を演算
し、ステップS3で電力の残存容量が設定値以下である
かどうかを判定する。ここで、電力の残存容量が設定値
以下であれば、ステップS4にてモータ回生による回生
ブレーキ力と油圧ブレーキ力との配分を演算し、ステッ
プS5でモータ回生制御を開始する。
【0021】このモータ回生制御に入ると、ステップS
6にて油圧ブレーキ力の減少制御を開始してから、ステ
ップS7にて現在の可変動弁機構12における位相角を
演算して求めてから、ステップS8にてクラッチ13を
オフしてモータ14からエンジン11を切り離し、ステ
ップS9で可変動弁機構12の最遅角制御を開始する。
そして、ステップS10において、可変動弁機構12内
に設けられた吸気カムの位相検出センサとクランクシャ
フトに設けられたクランク角位相検出センサの各位相角
の位相差によって最遅角位置が検出されると、ステップ
S11でエンジン11を停止する。なお、最遅角位置の
検出は、可変動弁機構12内に設けられた吸気カムの位
相検出センサと排気カムの位相検出センサの各位相角の
位相差によって行ってもよい。一方、ステップS3にて
電力の残存容量が設定値よりも大きければ、ステップS
12に移行してモータ回生制御は行わずに油圧ブレーキ
力の制御を行う。
【0022】このように本実施形態のハイブリッド車に
あっては、車両の減速中であって、バッテリ15の電力
の残存容量が設定値以下であるときには、クラッチ13
をオフしてモータ14からエンジン11を切り離し、バ
ッテリ15に給電を行うモータ回生制御を実行する一
方、エンジン11を停止させる前に可変動弁機構12の
位相位置を最遅角位置に移動させるようにしている。
【0023】従って、エンジン11の停止後は可変動弁
機構12の位相位置がエンジン11の始動に最適な最遅
角位置にあるため、次回のエンジン11の始動時に、ク
ランキングから着火に至るまでの振動を十分に低減して
一定に保持することができ、また、走行時に使用される
モータ14のトルクを一定に維持することで、同一アク
セル開度に対する加速性能の均一化を確保することがで
き、乗員に不快感を与えることがない。更に、エンジン
11を早期に始動させたいとき、可変動弁機構12の油
圧制御が可能な回転数までクランキングを待つことな
く、始動可能な回転数になった瞬間に着火でき、素早い
エンジン11とモータ14との併用による走行が可能と
なり、高出力運転や加速性能を向上できる。そして、油
圧源からの油圧力が不足していても、油圧脈動による可
変動弁機構12のばたつきを抑制して振動や騒音の発生
を抑制できる。
【0024】なお、上述の実施形態では、可変動弁機構
12の最遅角制御において、最遅角位置の検出を、吸気
カムの位相角とクランク角位相角の位相差、あるいは、
吸気カムの位相角と排気カムの位相角の位相差によって
行ったが、予め、予備試験によって最遅角制御指令から
実際に最遅角するまでの時間を確認しておき、タイマを
用いて最遅角位置を推定してもよい。図4に本発明の第
2実施形態に係るハイブリッド車の内燃機関の停止時の
制御の流れを表すフローチャートを示す。なお、ハイブ
リッド車の概略構成は前述した実施形態で説明したもの
と同様であるため、説明は省略する。
【0025】図4に示すように、ステップT1にてハイ
ブリッド車の減速運転が確認されると、ステップT2に
てバッテリ15の残存容量を演算し、ステップT3で残
存容量が設定値以下であれば、ステップT4にてモータ
回生によるブレーキ力と油圧ブレーキ力との配分を演算
し、ステップT5でモータ回生制御を開始する。
【0026】ステップT6にて油圧ブレーキ力の減少制
御を開始してから、ステップT7にて現在の可変動弁機
構12における位相角を演算し、ステップT8にてクラ
ッチ13をオフしてモータ14からエンジン11を切り
離し、ステップT9で可変動弁機構12の最遅角制御を
開始する。そして、ステップT10において、最遅角制
御指令から実際に最遅角するまでの遅延時間tのパラメ
ータとして、エンジン回転数、油温または水温などを読
み込み、ステップT11にて遅延時間tを演算して決定
する。ステップT12で可変動弁機構12へ最遅角制御
指令のための信号を発信してからタイマをカウントし、
ステップT13でタイマによる経過時間が遅延時間tを
越えたことが確認されると、可変動弁機構12の最遅角
位置が推定され、ステップT14でエンジン11を停止
する。なお、最遅角位置の推定を、最遅角制御指令から
実際に最遅角するまでの遅延時間tを越えることで行っ
たが、安全を見込んで若干の余裕時間Δtを加えたt+
Δtを遅延時間としてもよい。一方、ステップT3にて
電力の残存容量が設定値よりも大きければ、ステップT
15に移行してモータ回生制御は行わずに油圧ブレーキ
力の制御を行う。
【0027】また、上述の実施形態では、ハイブリッド
車の減速中にモータ回生制御が行われてエンジン11が
停止するため、このときの可変動弁機構12の最遅角制
御について説明したが、エンジン11の暖機運転、即座
にこのエンジン11を停止すると、可変動弁機構12が
最遅角位置にないことがあり、この場合であっても適用
することができる。
【0028】図5に本発明の第3実施形態に係るハイブ
リッド車の内燃機関の停止時の制御の流れを表すフロー
チャート、図6に本発明の第4実施形態に係るハイブリ
ッド車の内燃機関の停止時の制御の流れを表すフローチ
ャートを示す。なお、ハイブリッド車の概略構成は前述
した実施形態で説明したものと同様であるため、説明は
省略する。
【0029】図5に示すように、ステップE1にてハイ
ブリッド車の暖機運転の終了が確認されると、ステップ
E2にて現在の可変動弁機構12における位相角を演算
し、ステップE3にて可変動弁機構12が最遅角位置に
あるかどうかを判定する。ここで、可変動弁機構12が
最遅角位置にあれば、ステップE4でエンジン11を停
止する。一方、ステップE3にて可変動弁機構12が最
遅角位置になければ、ステップE5にてクラッチ13を
オフしてモータ14からエンジン11を切り離し、ステ
ップE6で可変動弁機構12の最遅角制御を開始する。
そして、ステップE7において、可変動弁機構12内に
設けられた吸気カムの位相検出センサとクランクシャフ
トに設けられたクランク角位相検出センサの各位相角の
位相差によって最遅角位置が検出してから、ステップE
4でエンジン11を停止する。
【0030】また、図6に示すように、ステップF1に
てハイブリッド車の暖機運転の終了が確認されると、ス
テップF2にて現在の可変動弁機構12における位相角
を演算し、ステップF3にて可変動弁機構12が最遅角
位置にあるかどうかを判定し、最遅角位置にあれば、ス
テップF4でエンジン11を停止する。一方、ステップ
F3にて可変動弁機構12が最遅角位置になければ、ス
テップF5にて現在の可変動弁機構12における位相角
を演算し、ステップF6にてクラッチ13をオフしてモ
ータ14からエンジン11を切り離し、ステップF7で
可変動弁機構12の最遅角制御を開始する。そして、ス
テップF8において、最遅角制御指令から実際に最遅角
するまでの遅延時間tのパラメータとして、エンジン回
転数、油温または水温などを読み込み、ステップF9に
て遅延時間tを演算して決定する。ステップF10で可
変動弁機構12へ最遅角制御指令のための信号を発信
し、ステップF11で遅延時間tを経過したら、ステッ
プF4でエンジン11を停止する。
【0031】なお、上述した実施形態にあっては、エン
ジン11とモータ14との間にクラッチ13を設け、こ
のクラッチ13をオフしてモータ14からエンジン11
を切り離してから可変動弁機構12の最遅角制御を開始
したが、特にクラッチ13を設けなくても最遅角制御は
可能である。また、ハイブリッド車のモータ回生制御時
とエンジン11の暖機運転終了後におけるエンジン11
を停止時について説明したが、本発明のハイブリッド車
はこれ以外にもエンジン11の停止時に上述した可変動
弁機構12の最遅角制御を行ってもよい。
【0032】また、上述した実施形態では、吸気カムを
可変させたものを記載したが、排気カムを可変させるも
の、更に、双方のカムを可変させる可変動弁機構に適用
することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように本発明のハイブリッド車によれば、内燃機関を自
動停止させる前にカム位相可変手段の位相位置を次回の
内燃機関の始動に最適な遅角位相に移動させるようにし
たので、次回の内燃機関の始動時に、クランキングから
着火に至るまでの振動を確実に低減することができ、乗
員に不快感を与えることがない。また、内燃機関を早期
に始動させたいとき、可変動弁機構の油圧制御が可能な
回転数までクランキングを待つことなく、始動可能な回
転数になった瞬間に着火できる。そして、油圧源からの
油圧力が不足していても、油圧脈動による可変動弁機構
のばたつきを抑制して振動や騒音の発生を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車の
概略構成図である。
【図2】本実施形態のハイブリッド車の内燃機関に適用
した可変動弁機構の要部断面図である。
【図3】本実施形態のハイブリッド車の内燃機関の停止
時の制御の流れを表すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係るハイブリッド車の
内燃機関の停止時の制御の流れを表すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第3実施形態に係るハイブリッド車の
内燃機関の停止時の制御の流れを表すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第4実施形態に係るハイブリッド車の
内燃機関の停止時の制御の流れを表すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11 エンジン(内燃機関) 12 可変動弁機構(カム位相可変手段) 13 クラッチ 14 モータ 15 バッテリ 19 コントローラ(内燃機関始動停止制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 B60K 9/00 Z 321 Fターム(参考) 3G016 BA38 DA06 DA22 GA07 3G092 AA11 AC02 AC03 CA02 DA01 DA09 DF04 DG05 EA04 EA17 FA05 FA14 FA32 GA10 HA13X HA13Z HE01Z HE03Z HE08Z HF02Z HF08Z HF26Z 3G093 AA04 AA07 AA16 BA02 BA15 BA21 BA22 BA33 CA02 DA01 DA05 DA07 DB15 DB19 DB23 EA15 EC04 FB02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関とモータとを有するハイブリッ
    ド車において、前記内燃機関を自動的に始動及び停止さ
    せる内燃機関始動停止制御手段と、前記内燃機関によっ
    て駆動される油圧源からの油圧力を調圧してクランク軸
    とカム軸との間の位相を可変可能なカム位相可変手段と
    を具え、前記内燃機関始動停止制御手段は、前記内燃機
    関を自動停止させる前に前記カム位相可変手段の位相位
    置を次回の内燃機関の始動に最適な遅角位相に移動させ
    ることを特徴とするハイブリッド車。
JP1151199A 1999-01-20 1999-01-20 ハイブリッド車 Pending JP2000213383A (ja)

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