JP2000211945A - ガラスペ―スト組成物 - Google Patents

ガラスペ―スト組成物

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JP2000211945A
JP2000211945A JP1569099A JP1569099A JP2000211945A JP 2000211945 A JP2000211945 A JP 2000211945A JP 1569099 A JP1569099 A JP 1569099A JP 1569099 A JP1569099 A JP 1569099A JP 2000211945 A JP2000211945 A JP 2000211945A
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glass paste
glass
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Kazuhiko Yamanaka
一彦 山中
Satoru Fujimine
哲 藤峰
Yumiko Aoki
由美子 青木
Shiro Otaki
史郎 大滝
Tsuneo Manabe
恒夫 真鍋
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Asahi Glass Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C8/00Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
    • C03C8/14Glass frit mixtures having non-frit additions, e.g. opacifiers, colorants, mill-additions
    • C03C8/16Glass frit mixtures having non-frit additions, e.g. opacifiers, colorants, mill-additions with vehicle or suspending agents, e.g. slip

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間保存した場合にも粘度変化の少ないガ
ラスペースト組成物を提供すること。 【解決手段】 ガラスペースト組成物中の含水量が0.
15〜0.60重量%であることを特徴とするガラスペ
ースト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘度の経時安定性
に優れたガラスペースト組成物(以下単にガラスペース
トという)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子用、自動車用等のガラス部品
の製造にガラスペーストが幅広く使用されている。これ
らのガラスペーストは、ガラスフリット、溶剤、および
バインダー機能を有する有機樹脂とからなり、それぞれ
の用途において、必要に応じて顔料、感光剤、可塑剤等
が適宜添加されて使用されている。このようなガラスペ
ーストは、ガラスあるいはセラミックス基板上に印刷ま
たは塗布され、焼成工程を経て製品とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のガラスペースト
は、長期間保存した場合に粘度変化を起こすことがあ
る。このような粘度変化は、その使用時、印刷または塗
工特性の面から問題となることがあり、例えば、粘度が
変化すると、印刷後の膜厚が変化して、製品の歩留を悪
くする一因となっている。従って、本発明の目的は、長
期間保存した場合にも粘度変化の少ない、粘度の経時安
定性に優れたガラスペーストを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、有機樹脂を有
機溶剤に溶解した有機ビヒクルと該ビヒクル中に分散し
たガラスフリットとからなるガラスペーストにおいて、
該ガラスペースト中の含水量が0.15〜0.60重量
%であることを特徴とするガラスペーストを提供する。
本発明者は検討を重ねた結果、ガラスペーストの粘度の
経時変化が該ガラスペースト中の含水量の変化に起因す
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
【0005】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を挙げて本
発明をさらに詳細に説明する。本発明のガラスペースト
は、少なくともガラスフリット、溶剤およびバインダー
機能を有する有機樹脂を含有し、該ガラスペースト中の
含水量を0.15〜0.60重量%に調整したことを特
徴としている。
【0006】本発明で使用されるガラスフリットとして
は、従来からガラスペースト用として使用されているも
のはいずれも使用でき、特に制限されない。例えば、具
体的にはケイ酸鉛系、ホウケイ酸鉛系等の公知のガラス
フリットが挙げられる。ガラスフリットのガラスペース
ト中の含有量は、通常、60〜90重量%程度である。
好ましくは70〜80重量%である。
【0007】また、本発明でバインダーとして使用され
る有機樹脂としては、従来からガラスペースト用として
使用されている有機溶剤に可溶なものはいずれも使用で
き、特に制限されない。例えば、エチルセルロース、ア
クリル樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂およびブチ
ラール樹脂等が挙げられる。該有機樹脂は、有機溶剤に
溶解して、通常、1〜30重量%の濃度で使用される。
好ましくは10〜20重量%の濃度である。
【0008】また、有機樹脂のガラスペースト中の含有
量は、0.1〜10重量%が好ましく、さらに好ましく
は1〜6重量%である。有機樹脂の含有量が0.1重量
%未満である場合には、ガラスペースト中の含水量の変
化に対して粘度変化が大きくなり、安定した粘度のガラ
スペーストを得ることが困難となる恐れがあり、また、
10重量%を超える場合には、焼成時に起こる有機樹脂
の分解が不充分になる恐れがある等の点で好ましくな
い。
【0009】本発明で使用する有機溶剤は、前記有機樹
脂を溶解するものであれば特に限定されない。例えば、
α−テルピネオール、2,2,4−トリメチルペンタジ
オール、1,3−モノイソブチレート等が挙げられる。
特に、α−テルピネオールを含むガラスペーストは、含
水量の変化に対して粘度変化が小さく、この溶剤は望ま
しい溶剤である。また、必要に応じて、ジメチルフタレ
ート、ジブチルフタレート等の可塑剤やポリホスフェー
ト、ホスフェートエステル等の界面活性剤を加えること
もできる。
【0010】本発明のガラスペーストの構成成分は上記
の通りであるが、該ガラスペーストが長期保存中にも粘
度変化を生じることなく、粘度の経時安定性を保持する
ためには、ガラスペーストを調製した時点の該ペースト
中の含水量(初期含水量)を、0.15〜0.60重量
%とすることが必要である。好ましくは0.2〜0.5
重量%とする。含水量が0.15重量%未満では長期保
存中に含水量が増加して粘度低下を生じることがあり、
一方、0.6重量%を超えると長期保存中に含水量が減
少して粘度増加を生じることがある。
【0011】本発明のガラスペーストは、上記の有機ビ
ヒクルとガラスフリットとを十分に混合することにより
調製することができる。この際、得られるガラスペース
トの含水量は、その製造時の雰囲気、特に湿度によって
変化するので、上記ガラスペーストの製造は、該ガラス
ペーストが保存される一般的な雰囲気条件と同様な雰囲
気条件において製造することにより、得られるガラスペ
ーストの含水量を好ましい範囲にすることができる。一
般的な保存条件は、例えば、25℃および50%RH程
度であるので、このような雰囲気において製造すること
がことが好ましい。
【0012】また、製造時の雰囲気条件が、保存時の雰
囲気条件と著しく異なる場合には、使用する各種原料の
水分含有率を予め調べておき、必要に応じてこれらの原
材料を乾燥してから使用してもよい。また、得られたガ
ラスペーストの含水量を検査し、含水量が前記範囲より
も少ない場合には、必要な水分を補給し、あるいは含水
量が前記範囲を超える場合には、加熱あるいは減圧等の
適当な方法により過剰の水分を除去し、ガラスペースト
の含水量を前記範囲内とすることもできる。
【0013】本発明のガラスペーストには、さらに必要
に応じて、着色剤としての顔料、熱膨張率を調整するた
めのコージェライト、チタン酸鉛、アルミナ等のセラミ
ックフィラー等を適宜添加することができる。以上の如
き本発明のガラスペーストは、例えば、PDP用透明誘
電体用ペースト、PDP背面リブ用ペースト等の用途に
有用である。
【0014】
【実施例】次に例を挙げて本発明を具体的に説明する。
尚、以下における%は特に断りのない限り重量%であ
る。 例1〜5 容器内にエチルセルロースおよびその濃度が10%とな
る量の溶剤(α−テルピネオール)を採り、85℃に加
熱し、攪拌しながらエチルセルロースを溶解して有機ビ
ヒクルを得た。この有機ビヒクル25gと軟化点が57
0℃であるPbO−B23−SiO2系ガラスフリット
(PbO68.9%、B231.4%、SiO229.
7%)75gとを、下記表1に記載のそれぞれのペース
ト作製時の温度および湿度(RH)において、自動乳鉢
と3本ロールを用いて十分に混練して、例1〜5のガラ
スペーストを得た。
【0015】上記各ガラスペースト作製時の温度および
湿度(RH)、ガラスペーストの初期含水量を後記表1
に示す。また、それぞれのガラスペーストの作製直後、
および25℃、50%RHの雰囲気下で10日間保存後
の粘度を、B型粘度計(BROOKFIELD ENGINEERING LABOR
ATORIES 社製モデルDV-III、スピンドル(No.1
4))で測定した(測定条件;スピンドル回転数=10
rpm)。作製直後の粘度と10日間保存後の粘度から
求めた保存後の粘度変化を表1に示す。また、25℃、
50%RHの雰囲気下で10日間保存後の含水量も表1
に示す。
【0016】表 1
【0017】表1の結果は、以下のことを示している。
ガラスペーストの作製条件とガラスペーストの保存条件
とが余り変わらない例2〜4(本発明の実施例に相当)
では、保存後のガラスペーストの含水量はガラスペース
ト作製時と殆ど変わらず、保存後の粘度変化も殆どな
い。それに対して、例2より低い湿度下に作製された例
1(比較例に相当)(初期含水量は本発明の下限量未
満)、および例4より高い湿度下に作製された例5(比
較例に相当)(初期含水量は本発明の上限量を超える)
では、保存後のガラスペーストの含水量が例1では増加
し、例5では減少し、それに伴い粘度もそれぞれ減少お
よび増加している。以上のことから、ガラスペースト中
の含水量を0.15〜0.60%に調整しておくことに
より、保存後のガラスペーストの粘度の経時変化を防止
できることが分かる。
【0018】
【発明の効果】以上の本発明によれば、ガラスペースト
の含水量を保存時の湿度を考慮した含水量に調整してお
くことにより、保存後の粘度の経時変化が極めて少ない
ガラスペーストが提供される。従って、本発明のガラス
ペーストを用いることにより、長期保存後のガラスペー
ストであっても、ガラスまたはセラミック基板に印刷ま
たは塗工した場合にも、ガラスペーストの粘度変化によ
る印刷膜厚の変化等の不具合を少なくすることができ
る。
フロントページの続き (72)発明者 青木 由美子 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 大滝 史郎 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 真鍋 恒夫 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G062 AA08 AA09 AA15 BB04 DA04 DB01 DC03 DD01 DE01 DF06 EA01 EA10 EB01 EC01 ED01 EE01 EF01 EG01 FA01 FA10 FB01 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM07 MM12 PP13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機樹脂を有機溶剤に溶解した有機ビヒク
    ルと該ビヒクル中に分散したガラスフリットとからなる
    ガラスペースト組成物において、該ガラスペースト組成
    物中の含水量が0.15〜0.60重量%であることを
    特徴とするガラスペースト組成物。
  2. 【請求項2】有機ビヒクル中の有機樹脂の含有量が、1
    〜30重量%である請求項1に記載のガラスペースト組
    成物。
  3. 【請求項3】ガラスペースト組成物中の有機樹脂の含有
    量が、0.1〜10重量%である請求項1に記載のガラ
    スペースト組成物。
JP1569099A 1999-01-25 1999-01-25 ガラスペ―スト組成物 Pending JP2000211945A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006233031A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Jsr Corp 無機粒子含有組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2016199423A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 旭硝子株式会社 ガラスペーストおよび電子部品

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JP2006233031A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Jsr Corp 無機粒子含有組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法
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