JP2000211064A - 積層体 - Google Patents

積層体

Info

Publication number
JP2000211064A
JP2000211064A JP11019602A JP1960299A JP2000211064A JP 2000211064 A JP2000211064 A JP 2000211064A JP 11019602 A JP11019602 A JP 11019602A JP 1960299 A JP1960299 A JP 1960299A JP 2000211064 A JP2000211064 A JP 2000211064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
laminate
adhesive resin
adhesive
primer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11019602A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Asakura
隆 浅倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11019602A priority Critical patent/JP2000211064A/ja
Publication of JP2000211064A publication Critical patent/JP2000211064A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出しラミネータをもちいて、熱溶融した樹
脂を接着樹脂としてポリサンドして物性強化層を設ける
積層体において、第二給紙又は第三給紙から供給するオ
フラインプライマーを設けないフィルムが、接着樹脂層
と強固に接着できる物性強化層を構成した積層体の供給
を課題とする。 【解決手段】少くとも基体シート1、物性強化層2との
層間を接着樹脂層6を用いて層順にポリサンドし、更に
HS層3を設けた積層体10において、上記の物性強化
層2が熱溶融した接着樹脂層6と接着する易接着処理層
5を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物性強化や、光、
酸素、水蒸気遮断性など各種の特性を付加するプラスチ
ックフィルムとを溶融した接着樹脂層を介してサンドイ
ッチラミネーション(以下、ポリサンドと記載する。)
し、更に必要に応じて設けるヒートシーラント層(以
下、HS層と記載する。)とからなる積層体の技術に属
する。
【0002】
【従来技術】従来より上記の積層体は、基体層に、物理
的・化学的の物性を強化する目的でポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート(以下、PETと記載する。)、
ポリプロピレンなどの延伸又は無延伸のフィルムやアル
ミニウム箔をポリサンドしたりドライラミネーションラ
ミネーションし、更に所望に応じてポリオレフィンなど
からなるHS層を設けた積層体が使用されていた。
【0003】上記の積層体の複合は、粘着剤や硬化型接
着剤を用いたドライラミネーション、熱溶融した熱可塑
性樹脂とワックスなどからなるホットメルトラミネーシ
ョンや、熱溶融押出した接着樹脂層を介して行うポリサ
ンドなどの他、感熱樹脂を塗布して行うヒートラミネー
ションなどがある。粘着剤やホットメルトを使用するラ
ミネーションは、積層体を包装材料としてヒートシール
するときや、内容物充填後の加熱殺菌処理などで行う際
はく離を起こすという問題があった。また、硬化型接着
剤を使用するドライラミネーションは、硬化した接着剤
が固いため、積層体の可撓性が欠如し袋体を形成したと
きに破袋したり、複合に使用したアルミニウム箔が屈曲
によりピンホールを生じたり、積層体の端部から侵入す
る化学物質によってアルミニウム箔が化学変化(腐食)
を起こしたりするという問題があった。
【0004】上記の複合方法においてポリサンドは、ポ
リオレフィンがもつ可撓性、ピンホールの防止、端部か
ら発生する物質との化学変化の防止や、適度の耐熱温
度、防湿性などから広く採用されている方法である。し
かしながら、ポリオレフィンは上記の各接着剤と比較し
て基体層や物性強化層と熱接着し難いという問題があ
る。このために、ポリサンド加工は、加熱・脱脂状態で
保持されたアルミニウム箔の巻取りや、低密度ポリエチ
レン(以下、LDPEと記載する。)、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチ
レン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマーなど
のポリオレフィン系フィルムを除く物性強化層を使用す
るときには、接着樹脂と親和性をもたせ、接着強度(は
く離強度)を安定・強化する目的で、易接着処理として
のプライマーや、コロナ放電などの化学的、物理的の前
処理を施していた。
【0005】また、通常のポリサンドに使用する熱可塑
性樹脂は、溶融押出しコーテイングラミネータ(以下、
押出しラミネータと記載する。)の生産性を維持するた
めに単一樹脂であるLDPEが使用されていた。一方、
アルミニウム箔や、ナイロンフィルムとのポリサンドの
接着樹脂にエチレン・アクリル酸共重合体などの官能基
をもつ樹脂を使用して、上記の易接着処理を省略するこ
とも一部では行われている。しかしながら、接着樹脂の
溶融温度や、金属箔やプラスチックフィルムの表面状
態、ポリサンド後の加熱処理などの特殊処理が必要であ
った。そして、これらの共重合体は、金属との親和性が
よく、溶融押出し機、特にスクリューや屈曲部に付着・
残存するということもある。したがって、完全に除去さ
れないで残った樹脂は分解して異物発生の原因となるも
のであった。したがって、接着樹脂層と通常に使用する
LDPEと樹脂交換するためには、時間を必要とする問
題から生産性からみて必ずしも望ましいものではない。
【0006】押出しラミネータを使用して行う基体層と
第二給紙から繰り出す物性強化層となるフィルムとのポ
リサンドは、図3に示すように、第一給紙101から繰
り出す基体層の設けるプライマー処理(通常は、樹脂溶
液の塗布で施される。)後、Tダイスから例えばポリオ
レフィンを薄膜状に溶融押出しするポリサンドする工程
とは同一ライン内で行われる。そして、第二給紙又は第
三給紙からから繰り出すフィルムとを溶融したポリオレ
フィン(接着樹脂)を中央にしてプライマーなどの前処
理を施さないでポリサンドを行う。何故ならば、第二給
紙から繰り出す(物性強化層)フィルムや、第三給紙か
ら繰り出す(物性強化層)フィルム又はHS層となるフ
ィルムは、溶融ポリオレフィンと接する前にコーテイン
グユニットや、乾燥ユニットを必要とするプライマー塗
布部を設けるためのスペースが不足するからである。
【0007】上記の理由から、溶融した接着樹脂と接着
しない第二給紙又は第三給紙のフィルムには、ポリサン
ドの加工を施す前に、別工程で該フィルムの接着面にプ
ライマー処理を行う必要があった。この別工程のプライ
マー処理(オフラインプライマー処理)は、工数の増加
ばかりでなく、原材料の工程ロスも含みコスト的に負担
が大きいという問題がある。また、オフラインプライマ
ー処理は、溶剤の蒸発後にプライマーに粘着性が残り、
巻取りがブロッキング現象を起こすことがあり、プライ
マー組成物の選択ばかりなく、塗布時の塗布量や乾燥条
件に細心の注意を必要とするものである。まして、物性
強化層の両面に接着樹脂と熱接着できるプライマー処理
を施すことはブロッキングの危険性が非常に高い工程で
ある。
【0008】上記のことを、具体的に事例を挙げて説明
する。例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(基体層1、以下PETフィルムと記載する。)
と、易接着処理層を設けていないプレーンの延伸ナイロ
ンフィルム(以下プレーンON層と記載する。)と、線
状ポリエチレンフィルム(HS層)とを、図3に示すタ
ンデム型といわれる押出しラミネータ100を用いて、
各層の間を接着樹脂層6及び7を介して積層を試みる場
合には下記の技術的な問題がある。すなわち、押出しラ
ミネータ100の第一給紙101に載置したPETフィ
ルムをプライマー塗布部121でプライマー塗布液11
1を塗布、乾燥ドラム116で乾燥して図1に示すプラ
イマー11を施す。続いて溶融押出し部122にPET
フィルムを搬送し、そのプライマー11を設けた面に、
第二給紙102から繰り出すプレーンONと、Tダイス
106から溶融押出ししたLDPE(接着樹脂60)か
らなる接着樹脂層6を形成してポリサンドする。更に、
上記のプレーンONのPETフィルムを設けていない面
に、プライマー塗布部123でプライマー塗布液112
を塗布、乾燥ドラム117で乾燥してプライマー12を
設けて、溶融押出し部124に搬送し、ON層のプライ
マー12を設けた面に、第三給紙103から繰り出すプ
ライマー処理を施していない線状ポリエチレンのフィル
ムとをTダイス107から溶融押出ししたLDPE(接
着樹脂70)からなる接着樹脂層7をポリサンドで形成
した積層体10を巻取り化するものである。このとき
に、第二給紙102から供給したプレーンON層と、T
ダイス106から溶融押出ししたLDPE(接着樹脂6
0)が形成する接着樹脂層6とが十分に接着しないとい
う問題がある。このようなときには、プレーンON層の
側にオフライン工程でプライマーを設けて接着樹脂60
とを圧着してポリサンドが通常的に行われている。この
オフライン工程で行うプライマー処理が工程ロスとなる
大きな問題点である。また、基体層、接着樹脂層、第二
給紙より供給するアルミニウム箔及びアルミニウムにL
DPEを溶融押出しコートするタンデム型の場合は、図
3に示すプライマー塗布部123を装備していないもの
もある。このような場合は、前記の第二給紙から供給す
るON層には両面に溶融した接着樹脂60及び70と接
着できるようにプライマー処理を必要とする問題点があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、押出しラミ
ネータを用いて溶融したポリオレフィンを接着樹脂とし
てポリサンドする物性強化層(フィルム)を設ける積層
体において、第二給紙又は第三給紙から供給するフィル
ムにオフラインプライマーを設けずとも強固に接着でき
る物性強化層を構成した積層体の供給を課題とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、基体層と、接着樹脂層を介してポリサン
ドで設けた物性強化層、及びHS層とからなる積層体に
おいて、上記の物性強化層が熱溶融した接着樹脂と接着
する側に易接着処理層をもつ積層体である。また、前記
の接着樹脂層がポリオレフィンであり、物性強化層が未
延伸のフィルム状態で、その一方又は両面に溶融したポ
リオレフインと接着性をもつプライマーを塗布したり、
又はポリオレフインと接着性をもつ樹脂とを共押出しで
構成したりした多層フィルムを、更に二軸延伸加工を施
して形成したポリアミドフィルムからなる積層体であ
る。そして、前記の易接着剤がウレタン系樹脂からなる
積層体である。
【0011】
【発明の実施形態】本発明は、図1に示すとおりの基体
層1、物性強化層2との層間を接着樹脂層6を介して層
順次にポリサンドし、更にHS層3を設けた積層体にお
いて、上記の物性強化層2が熱溶融状態の接着樹脂層6
又は7と易接着処理層5をもつ積層体10である。ま
た、前記の接着樹脂層6がポリオレフィンであり、物性
強化層2が、未延伸のフィルム状態で、その一方又は両
面に溶融したポリオレフインと接着性をもつプライマー
を塗布したり、又はポリオレフインと接着性をもつ樹脂
とを共押出しで構成したりした多層フィルムを、更に二
軸延伸加工を施して形成したポリアミドフィルムからな
る積層体10である。また前記の易接着処理層5を形成
する易接着剤がウレタン系樹脂からなる積層体である。
【0012】本発明の基体層は、積層体の剛性、加工性
を制御する基本となる巻取り形状のもので供給される。
そして、その厚みが10〜150μmの熱可塑性樹脂か
らなる延伸又は無延伸フィルム、又はアルミニウムなど
の金属箔や、セロハン、セルロースアセテートなどの繊
維素の誘導体である。用いられる熱可塑性樹脂は、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、エチレン・酢
酸ビニル共重合体ケン化物などから、目的、用途に応じ
て適宜に選択することができる。
【0013】物性強化層となるフィルムは、積層体の剛
性を決めるともに、耐突き刺し強度、防皺性などの物理
的強度ばかりでなく、光、水蒸気、酸素、充填内容物に
含む香料などの漏洩・滲入を防ぐ特性をもつ材料のフィ
ルムから選択される。例えば、アルミニウム、銅、鉛,
錫などの金属箔や、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リアミド、ポリエステル,エチレン・酢酸ビニル共重合
体ケン化物、ポリカーボネートなどの延伸あるいは無延
伸の10〜100μmのフィルムや、それらのフィルム
にアルミニウム、イットリウム、酸化ケイ素などの無機
物を蒸着形成した蒸着フィルムなどがある。
【0014】上記の物性強化層を構成するフィルムを用
いて、LDPEを接着樹脂層として押出しラミネータで
ポリサンドを行うとき、特にプライマー処理などの易接
着処理を必要としないものには次のものがある。例え
ば、巻取り状態で焼鈍し、他のフィルムとは積層加工を
施していないアルミニウム箔や、ポリエチレンフィル
ム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリ
ル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合
体、アイオノマーや一部のポリプロピレンフィルムなど
である。これらに対して、ポリエステル、ポリアミド、
エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物などのフィルム
は、積層体の構成要素としてポリサンドして使用する場
合、少なくともLDPEによるポリサンドでは、内容物
を充填後のボイル・レトルトな処理などに耐える必要に
して十分な接着強度を維持できないのが実態である。こ
の欠点を解決するために、前述のようにオフラインプラ
イマー処理を施したフィルムを使用するか、硬化型接着
剤を用いたドライラミネーションによる積層が一般的で
ある。
【0015】本発明の物性強化層2を構成するフィルム
は、該フィルムを形成するフィルムの無延伸状態で、ポ
リサンドに使用する接着樹脂と溶融接着するプライマー
を塗布したり、又は樹脂とを共押出しで構成したりし、
更に二軸延伸加工を施したものである。そして、上記の
物性強化層2の側に、更に溶融押出しコーテイング又は
ドライラミネーションでHS層3を形成した積層体10
である。また前記の易接着処理層5を形成する易接着剤
がウレタン系樹脂からなる積層体である。
【0016】前記の延伸フィルムに設けるプライマー処
理は、樹脂の成膜時において無延伸、又は一部延伸状態
でプライマー塗布液を施して乾燥し、更に延伸工程及び
熱処理後冷却して構成するものである。用いられるプラ
イマー塗布液は、水溶性有機シラン、スルフォン酸を含
むポリエステル共重合体、親水性架橋性ポリウレタン、
水溶性ポリウレタン・水溶性メラミン樹脂、イミンを含
むポリウレタン、スルフォネートを含むポリウレタン、
カルボキシル基を含むポリウレタンなどがある。
【0017】物性強化層となる樹脂に共押出しで設ける
易接着処理層は、ポリオレフィン、特にLDPEと溶融
接着する共重合体を使用する。エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・ア
クリル酸エステル共重合体、エチレン・無水マレイン酸
共重合体などから選択した樹脂を使用する。また、物性
強化層と上記の共重合体とが接着しないときは、物性強
化層と上記の共重合体との中間に接着性樹脂層を介した
共押出し多層フィルムから延伸加工を施して作成するこ
ともできる。
【0018】以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細
に説明する。
【実施例】(実施例 1)図3に示す押出しラミネータ
100を用いて、第一給紙から図1に示す厚み12μm
のPETフィルム(基体層1)のコロナ放電処理面に、
プライマー処理部121でウレタン系樹脂からなるプラ
イマー塗布液111を施して、乾燥ドラム116で乾燥
する。そして、溶融押出し部122のTダイス106か
ら厚み20μmのLDPE(接着樹脂60)を溶融押出
しして、片面に易接着処理層5を設けた厚み15μmの
ON層(物性強化層2:ボニールQC (株)興人製
商品名)の易接着処理層5とを接着樹脂60からなる接
着樹脂層6を設けてポリサンドした。つづいて、ON層
2の側にプライマー塗布部123で上記のウレタン系樹
脂からなるプライマー塗布液112を塗布して乾燥ドラ
ム117で乾燥してプライマー12を設けた。更に、溶
融押出し部124のTダイス107から厚み20μmの
LDPE(接着樹脂70)を溶融押出しして、厚み40
μmの線状ポリエチレンフィルム(HS層3)とを接着
樹脂70からなる接着樹脂層7を設けてポリサンドし本
発明の積層体10を作成した。
【0019】(実施例 2)図2に示す構成で、厚み1
5μmの実施例1に記載したON層22(物性強化層
2:ボニールQC (株)興人製 商品名)と、厚み4
0μmの線状ポリエチレンのコロナ放電処理面とを接着
剤15を介してドライラミネーションし複合フィルム8
を作成した。そして、実施例1と同様にPETフィルム
(基体層1)のコロナ放電処理面にプライマー11を設
け、厚み20μmのLDPE(接着樹脂層6)を溶融押
出しで形成し、第二給紙102から供給した厚み9μm
のアルミニウム箔21と積層した。更に、同一工程でア
ルミニウム箔21にプライマー12を設けて、前記の複
合フィルム8を第三給紙から供給し、ON層の易接着処
理層51の側とを、厚み20μmのLDPEからなる接
着樹脂層7を介してポリサンドし、本発明の実施例2の
積層体を構成した。
【0020】(比較例 1)実施例1の基体層1と積層
する物性強化層をプレーンONとした以外は、実施例1
と同一工程で比較例1の積層体を構成した。
【0021】(比較例 2)実施例2と同一の構成で物
性強化層をプレーンONとした以外は、実施例2と同一
工程で比較例2の積層体を構成した。
【0022】実施例及び比較例の各試料について、次の
評価を行った結果を表1に示す。 (1) はく離強度(接着強度):JIS K6854接着
剤のはく離接着強さ試験方法に準じて15mm巾におけ
る縦方向のT型はく離強度をg/15mmで評価する。 (2) ボイルテスト:各試料を横140mm×縦200m
mに断裁し、10mm巾でHS層をヒートシールした袋
体に水を150ml充填密封し、85℃30分のボイル
を行い、層間における接着の変化を目視で評価する。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
積層体は、基体層と、第二給紙から供給する物性強化層
のポリサンドされる側は、熱溶融した接着樹脂(LDP
E)と熱接着するように構成されている。そして、プラ
イマー塗布部を備えていない押出しラミネータの第二給
紙、又は第3給紙から供給される物性強化層のフィルム
にオフラインプライマーを施すことがなく、十分に接着
したはく離強度をもつポリサンドを行うことができる。
したがって、上記の物性強化層をポリサンドするとき
に、工程数を増加することがなく、安定した接着はく離
強度をもつ積層体を効率よく提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を示す断面概略図である。
【図2】本発明の実施例の一例を示す断面概略図であ
る。
【図3】本発明を説明するためのタンデム型押出しラミ
ネータの断面概略図である。
【符号の説明】
1 基体層 2 物性強化層 3 HS層 5、51 易接着処理層 6、7、61、71 接着樹脂層 8 複合フィルム 10 積層体 11、12 プライマー 15 接着剤 21 アルミニウム箔 22 ON層 60、70 接着樹脂 100 タンデム型押出しラミネータ 101 第一給紙 102 第二給紙 103 第三給紙 105 巻取り部 106、107 Tダイス 111、112 プライマー塗布液 121、123 プライマー塗布部 122、124 溶融押出し部 116、117 乾燥ドラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基体層と、接着樹脂層を介し
    てサンドイッチラミネーションで設けた物性強化層、及
    びヒートシーラント層とからなる積層体において、上記
    の物性強化層が熱溶融した接着樹脂と接着する側に易接
    着処理層をもつことを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 前記の接着樹脂層がポリオレフィンであ
    り、物性強化層が未延伸のフィルム状態で、その一方又
    は両面に溶融したポリオレフインと接着性をもつプライ
    マーを塗布したり、又はポリオレフインと接着性をもつ
    樹脂とを共押出しで構成したりした多層フィルムを、更
    に二軸延伸加工を施して形成したポリアミドフィルムで
    あること特徴とする請求項1に記載の積層体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプライマーがポリウレ
    タン系樹脂からなること特徴とする積層体。
JP11019602A 1999-01-28 1999-01-28 積層体 Withdrawn JP2000211064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019602A JP2000211064A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019602A JP2000211064A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 積層体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000211064A true JP2000211064A (ja) 2000-08-02

Family

ID=12003769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11019602A Withdrawn JP2000211064A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000211064A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005047110A1 (ja) * 2003-11-12 2005-05-26 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. 包装充填機
JP2006023615A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Ricoh Co Ltd 感光体あるいはプロセスカートリッジの保管方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005047110A1 (ja) * 2003-11-12 2005-05-26 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. 包装充填機
JP2006023615A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Ricoh Co Ltd 感光体あるいはプロセスカートリッジの保管方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3585038B2 (ja) 電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムの製造方法
JP2004507390A (ja) 可撓性フィルム用カプセル封入バリヤーおよび前記の製法
WO2016050686A1 (en) Coextruded film suitable for thermal lamination on printed plastic backing, apted to allow the manufacture, with no glue, of a multilayer flexible laminated film having an internal coating
JP5804339B2 (ja) 防曇性多層フィルム、これを用いる積層体、及び包装材
JPH10510488A (ja) 熱シール性多層フィルム及びその製造方法
KR20090089893A (ko) 다층 라미네이트 제조방법 및 다층 라미네이트
JP2002343314A (ja) リチウムイオン電池用外装材
JP4655703B2 (ja) 易剥離性フィルムおよび蓋材
JP2000211064A (ja) 積層体
JP4240613B2 (ja) 高防湿積層体
WO2020129740A1 (ja) カバーフィルムおよびそれを用いた電子部品包装体
JP3883582B2 (ja) 包装用クリーンフィルムの製造方法
JP7508252B2 (ja) ラミネートフィルム
JP3883583B2 (ja) 包装用クリーンフィルムの製造方法
EP0665785B1 (en) Laminating method
JP7508250B2 (ja) ラミネート用延伸フィルムおよびラミネートフィルム
JPH06134942A (ja) 積層体およびその製造方法
JPH0155102B2 (ja)
JP2915451B2 (ja) 熱封緘性積層フィルムの製造法
JP2018111242A (ja) 積層体およびパウチ
JP3563824B2 (ja) 接着性シート
JP6610331B2 (ja) 積層体およびパウチ
JP4357259B2 (ja) 積層体
JP2003192023A (ja) スティック包装袋
JP2021154656A (ja) ラミネート用延伸フィルムおよびラミネートフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060118

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070326