JP2003192023A - スティック包装袋 - Google Patents

スティック包装袋

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JP2003192023A
JP2003192023A JP2001400362A JP2001400362A JP2003192023A JP 2003192023 A JP2003192023 A JP 2003192023A JP 2001400362 A JP2001400362 A JP 2001400362A JP 2001400362 A JP2001400362 A JP 2001400362A JP 2003192023 A JP2003192023 A JP 2003192023A
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polyester resin
biaxially stretched
resin layer
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Nobuhiro Tanaka
信広 田中
Masaharu Onishi
雅晴 大西
Isao Tanano
勲 棚野
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装材料として求められる力学的強度や耐熱
性を有すると共に、ノッチ付与や表面傷加工を施すこと
なく、どこからでも自由に手で引裂けるスティック包装
袋を提供する。 【解決手段】 端裂抵抗が5〜70Nである二軸延伸フ
ィルムを少なくとも一層含む積層体からなることを特徴
とするスティック包装袋。二軸延伸フィルムが非晶性ポ
リエステル樹脂層と結晶性ポリエステル樹脂層とを少な
くとも一層ずつ有する積層ポリエステルフィルムであっ
て、非晶性ポリエステル樹脂層の厚みが、積層ポリエス
テルフィルム全厚みに対し20〜95%である上記ステ
ィック包装袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品をはじめとし
て、医薬品、日用品、コスメティックスなどの包装材料
として好適に利用される引裂き性に優れた包装袋に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルムを用いて製造した
袋は、開封を容易にするために端部にノッチを付与した
り、傷加工が施されている。しかしながら、前者のよう
な方法ではノッチ以外の場所から引裂くことが出来ない
ため開封方法の自由度が低く、また、ノッチ部分からの
引裂きに失敗した場合には、内容物が上手く取り出せな
いという問題があった。後者の傷加工のような方法では
開封時の利便性は向上するが、フィルム本来の強度が低
下するだけでなく、後加工によるコストアップが避けら
れなかった。
【0003】特に、スティック包装のような形態では一
般的にフィルムの流れ方向と交差する形で開封すること
があるが、この場合形態上ノッチを付与することが困難
なため、表面に傷加工が施されることが多い。この時も
同様にフィルム強度の低下とコストアップという問題が
ある。
【0004】一方、引裂き性に優れたフィルムとしてセ
ロハンが知られており、例えばセロハン/ポリエチレン
のような構成で使用されているが、セロハンは吸湿性が
高いため寸法変化しやすく、季節により特性が変動し一
定の品質の製品を供給することが困難であった。また、
セロハンの引裂き性は良好である反面、印刷やラミネー
トなどの二次加工工程においてフィルム切断などのトラ
ブルも多く、引裂き性と機械的強度のバランスに優れる
フィルムを用いた包装袋が望まれていた。
【0005】引裂き性を付与した素材としては、高度に
シンジオタクチック構造を有するポリスチレン系フィル
ムとポリオレフィンフィルムの積層体が特開平5−33
8089号公報に開示されている。しかしながら、特開
平5−338089号公報に記載されたフィルムは、主
たる構造がポリスチレンであるために、フィルム自体が
脆く印刷やラミネート工程時に切断しやすいという問題
があった。また、その積層体にあっては、折れシワが鮮
明に残りやすく外観不良になるなどの問題や、耐熱性に
劣るために積層体を熱溶着させる際のシール条件範囲が
狭くなったり、力学的強度が低いために輸送中に破袋が
発生するなど、包材として要求される性能を十分に満足
しているものではなかった。
【0006】このように従来の技術では、引裂き性と力
学的強度や耐熱性を兼ね備えた包材を提供することは困
難であり、その改良が望まれていた。特にスティック包
装袋では強度を維持しながら、どこからでも開封可能、
つまり手で引裂ける機能の付与が強く求められていた。
同時に、引裂き性に優れたフィルムを使用したスティッ
ク包装袋は、近年、JIS規格に見られるような、バリ
アフリーの流れに対応する包材としての関心も高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決しようとするものであり、包装材料として求め
られる力学的強度や耐熱性を有すると共に、ノッチ付与
や表面傷加工を施すことなく、どこからでも自由に手で
引裂けるスティック包装袋を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決するために鋭意検討した結果、積層する二
軸延伸フィルムの物性を規定することにより、包装材料
としての強度や加工適性を維持しながら、手で引裂ける
スティック包装袋が得られることを見出し本発明に到達
した。すなわち、本発明の要旨は、端裂抵抗が5〜70
Nである二軸延伸フィルムを少なくとも一層含む積層体
からなることを特徴とする引裂き性に優れたスティック
包装袋である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において用いられる二軸延伸フィルムは、
シーラント等の他素材と積層し、スティック包装袋の形
状になった際に引裂き性が発現するように、端裂抵抗が
5〜70Nであることが必要であり、好ましくは、10
〜60N、さらに好ましくは15〜50Nであることが
必要である。端裂抵抗が5Nより小さいと、印刷やラミ
ネートなどの加工工程でフィルムの切断等のトラブルが
生じたり、また、実質的に包材としての強度が低下する
ため、輸送中に破袋が発生しやすくなるなど好ましくな
い。一方、端裂抵抗が70Nより大きいと人の手で容易
に引裂くことが困難となるため好ましくない。
【0010】本発明において用いられる二軸延伸フィル
ムの厚みは特に限定されるものではなく、結果的にフィ
ルムの端裂抵抗が前記範囲となるものであればよい。例
えば通常5〜50μm、好ましくは10〜40μmの範
囲である。
【0011】この二軸延伸フィルムの種類も特に限定さ
れるものではないが、耐熱性、力学的特性、延伸性およ
び良好な厚み精度を併せ持つという点で、二軸延伸ポリ
エステルフィルムが好ましく、より好ましくは、非晶性
ポリエステル樹脂層と結晶性ポリエステル樹脂層とを少
なくとも一層ずつ有する積層ポリエステルフィルムであ
って、非晶性ポリエステル樹脂層の厚みが、積層ポリエ
ステルフィルム全厚みに対し20〜95%であることが
好ましい。
【0012】上記積層ポリエステルフィルムを構成する
非晶性ポリエステル樹脂とは、実質的に結晶性を示さな
いポリエステル樹脂のことを示す。すなわちガラス転移
温度から融点までの温度領域においてその樹脂を放置し
た際に、結晶化度が5%以下の樹脂のことをいう。この
ような非晶性ポリエステル樹脂としては、例えばポリエ
チレンテレフタレートを酸変性、及び/又はジオール変
性した非晶性共重合ポリエステルが好ましい。共重合に
用いられる酸変性成分、及び/又はジオール変性成分は
特に限定されるものではない。このような非晶性ポリエ
ステル樹脂の中でも、耐熱性、力学的特性、透明性など
の観点から、テレフタル酸を主とする二塩基酸成分と、
1,4−シクロヘキサンジメタノールを10〜70モル
%含むジオール成分とからなるポリエステル樹脂が好ま
しい。また、本発明において用いられる二軸延伸ポリエ
ステルフィルムの非晶性ポリエステル樹脂層には、必要
とされる特性が損なわれない範囲において他の高分子成
分が含まれていてもよい。
【0013】一方、積層ポリエステルフィルムを構成す
る結晶性ポリエステル樹脂としては、融点が230℃以
上のものが用いられ、中でもポリエチレンテレフタレー
トを主骨格とするポリエステル樹脂が好適に用いられ
る。このような結晶性ポリエステル樹脂には、必要とさ
れる特性が損なわれない範囲において、他の成分が共重
合されていてもよい。また、本発明において用いられる
結晶性ポリエステル樹脂層には、必要とされる特性が損
なわれない範囲において他の高分子成分が含まれていて
もよい。非晶性ポリエステル樹脂層に結晶性ポリエステ
ル樹脂層を積層することにより、非晶性ポリエステル樹
脂のみによっては得られない耐熱性、力学的特性および
良好な延伸性、厚み精度が付与される。
【0014】積層ポリエステルフィルムは、非晶性ポリ
エステル樹脂層(A)と結晶性ポリエステル樹脂層
(B)とを少なくとも一層ずつ有することが好ましい。
積層ポリエステルフィルムの具体的な層構成としては、
A/B、B/A/B、をはじめ、A/B/A、B/A/
B/A/B等が挙げられる。好ましい構成としては、B
/A/Bが挙げられる。また、積層ポリエステルフィル
ムには、上記非晶性ポリエステル樹脂層と結晶性ポリエ
ステル樹脂層以外に、層間接着性を付与するために、接
着剤層等を積層してもよい。
【0015】積層ポリエステルフィルムにおいて、非晶
性ポリエステル樹脂層の厚み構成比は、全厚みの20〜
95%であることが好ましく、30〜85%であること
がさらに好ましい。ここでいう厚み構成比とは、フィル
ムの全厚みに対する非晶性ポリエステル樹脂層の厚みの
パーセンテージのことである。非晶性ポリエステル樹脂
層の厚みが全厚みの95%を超えると、結晶性ポリエス
テル層の寄与により得られる耐熱性、力学的特性及び良
好な延伸性、厚み精度が損なわれるため好ましくない。
また非晶性ポリエステル樹脂層の厚みが全厚みの20%
未満の場合、目的とする手切れ性が得られにくくなるた
め好ましくない。
【0016】二軸延伸フィルムの製造方法は公知の方法
を利用できるが、以下積層ポリエステルフィルムの製造
方法を例に挙げて説明する。積層ポリエステルフィルム
の製造方法として、複数の押出機等の中で、非晶性ポリ
エステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂を別々に溶融
し、ダイス出口から押出して未延伸フィルムに成形し、
次いで未延伸フィルム同士を加温状態でラミネートする
方法が挙げられる。別の方法としては一方の未延伸フィ
ルムの表面に、他方の溶融フィルムを溶融ラミネートす
る方法がある。さらに別の方法としては共押出し法によ
り積層した状態でダイス出口より押出してフィルムを成
形する方法がある。例えば、十分に乾燥した非晶性ポリ
エステル樹脂(A)及び結晶性ポリエステル樹脂(B)
をそれぞれ別の2台の押出機に供給し、溶融押出しし、
複合アダプターを通過させ、2種2層(A/B)または
2種3層(B/A/B)としてTダイのダイオリフィス
からシート状に押出し吐出する。ダイオリフィスから吐
出された軟化状態にあるシートは、冷却ドラムに密着し
て巻きつけられて冷却される。
【0017】続いて、得られた未延伸シートを90〜1
40℃の温度で、通常、縦横それぞれ3.0〜5.0倍
の延伸倍率で二軸延伸する。延伸温度が90℃未満であ
ると均質な延伸フィルムを得ることができない場合があ
り、140℃を超えると、結晶性ポリエステル樹脂
(B)の結晶化が促進されて透明性が悪くなる場合があ
る。また、延伸倍率が3.0倍未満であると強度が小さ
く、包装体にしたときにピンホールが発生しやすく、
5.0倍を超えると延伸が困難になる。二軸延伸された
フィルムは、続いて、結晶性ポリエステル層の融点以下
の温度で熱処理される。熱処理温度が高すぎるとフィル
ムが溶断するため好ましくない。なお、二軸延伸方法と
しては、テンター同時二軸延伸法、ロールとテンターに
よる逐次二軸延伸方法、あるいはチューブラー法のいず
れでもよい。
【0018】本発明において上記二軸延伸フィルムは、
必要に応じて印刷、ラミネートされて積層体として使用
される。このため、印刷インキや接着剤などとの密着性
を向上させるために、フィルム表面に化学的、または物
理的処理が施されていてもよい。積層体は二軸延伸フィ
ルムを少なくとも一層その中に含むことにより良好な引
裂き性を有する。
【0019】本発明のスティック包装袋は、二軸延伸フ
ィルムまたはその積層体に、融着層または接着層の様な
シール層を設け、これをシールすることにより得られ
る。このシール層は、例えばヒートシール性を有する樹
脂(シーラント)を積層することにより得られる。シー
ラントとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレンコポリマー、エチレン−ビニルアセテ
ートコポリマー、エチレン−アクリル酸共重合物、エチ
レン−メタクリル酸共重合物、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合物、エチレン−メタクリル酸メチル共重合
物、エチレン−アクリル酸メチル共重合物、アイオノマ
ーなどが挙げられる。これらは、予め未延伸のシートと
したものを接着剤を介して積層するドライラミネーショ
ン、または前記樹脂を二軸延伸フィルム上に溶融押出し
する押出しラミネーションにより積層される。ドライラ
ミネーションによる場合には、種々の接着剤が用いら
れ、また押出しラミネーションによる場合には、種々の
アンカーコート剤が用いられる。積層方法はこれらに限
定されるものではないが、引裂いた時に二軸延伸フィル
ムとシーラント層が剥離(デラミ)し、端裂抵抗が著し
く上昇して引裂き開封が困難とならないように、十分な
ラミネート強力が得られていればよい。シーラント層の
厚みは10〜100μm、好ましくは20〜60μmの
範囲である。
【0020】シール層はホットメルト系の接着剤をコー
ティングすることでも設けられる。このホットメルト系
接着剤は二軸延伸フィルムの全面にコーティングが施さ
れても、部分的であってもよい。
【0021】前記の様なラミネートによって、本発明の
スティック包装袋に用いられる積層体の構成は、例えば
次の通りである。二軸延伸フィルムを「C」層、紙、ア
ルミニウム箔、又はその他のフィルムを「D」層、シー
ル層を「S」層とすると、「C/S」、「C/D/
S」、「D/C/S」、「C/C/S」、「C/D/C
/S」、「C/C/D/S」、「D/C/C/S」、
「D/C/D/S」、「D/D/C/S」などが挙げら
れる。なお、前記構成の中で、「S」層は「S/S」で
あってもよく、また、「C/D」、「D/C」、「C/
C」、「D/D」の各層間に接着層として「S」層が存
在していてもよい。
【0022】なお、本発明のスティック包装袋は、前記
のような積層体を、シール層を内側にして構成されるも
のであり、このスティック包装袋は引裂き性に優れ、簡
単に容易にどの部分からでも開封できるという利点を有
する。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。な
お、実施例および比較例の評価に用いた原料および測定
法は、次の通りである。
【0024】[原料] PET:ユニチカ社製ポリエチレンテレフタレート樹脂
固有粘度0.67、融点256℃。 PETG:イーストマンケミカル社製 EASTER
6763(エチレングリコールと1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール31.5mol%、及びテレフタル酸を
共重合したポリエステル)、固有粘度0.75。 APET:イーストマンケミカル社製 EASTER
9921(エチレングリコールと1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール3.4mol%、及びテレフタル酸を共
重合したポリエステル)、固有粘度0.80、融点23
4℃。 IPET:ユニチカ社製共重合ポリエステル樹脂 IP
−11(テレフタル酸とイソフタル酸11mol%、及
びエチレングリコールを共重合したポリエステル)、固
有粘度0.67、融点211℃。 アルミニウム箔:東洋アルミニウム社製 Al、厚み7
μm。 LDPE:住友化学工業社製 スミカセンL211。 LLDPE:東セロ社製 TUX−FCS、厚み30μ
m、40μm。 接着剤:大日本インキ化学工業 LX−75A/KW4
0。 アンカーコート剤:東洋モートン社製 EL510。
【0025】[端裂抵抗の測定]端裂抵抗は、JIS
C 2318 6.3.4項に準じて測定し、平均値を
示した。 [手切れ性の評価]積層体のシール層を内面にして、円
筒の形状を作成し、このサンプルを両手で引裂くことに
よりフィルムの引裂き性の程度を3段階で評価した。容
易に手で引裂けたものを「○」、やや抵抗が高かったが
引裂きは可能なものを「△」、手で引裂くのが非常に困
難であったものを「×」とした。
【0026】実施例1〜3 非晶性ポリエステル樹脂層を構成する樹脂(A)として
PETG、結晶性ポリエステル樹脂層を構成する樹脂
(B)としてPETをおのおの温度270℃で別々の押
出機により溶融し、この溶融体を複合アダプターで合流
させた後にTダイより押出し、冷却ドラムで急冷してB
/A/B構成の3層の未延伸積層フィルムを得た。この
時、最終的な二軸延伸ポリエステルフィルムにおいてP
ETおよびPETGの厚み構成比が表1の割合になるよ
うに各押出機の吐出量を調整した。上記未延伸積層フィ
ルムをまずロール延伸法により縦方向に約90℃で3.
5倍、次いでテンター延伸法により横方向に約110℃
で3.8倍に延伸した後、横方法に3%の弛緩を行いつ
つ225℃の温度で熱処理を行った。さらにフィルムを
冷却した後、巻取機においてロール状に巻き取り、厚み
12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。この
ポリエステルフィルムの端裂抵抗を表1に示した。得ら
れた二軸延伸ポリエステルフィルムの片面に、酢酸エチ
ルを溶剤として調製した接着剤を2.0g/m2(dr
y)となるように塗布したのち、シーラントとしてLL
DPE(40μm)をニップロールにて圧着した。得ら
れた積層体は40℃にて24時間エージングし接着剤を
硬化させた。この積層体を多連スティック自動充填包装
機(三光機械社製)を用い、砂糖が充填されたスティッ
ク包装袋を作成した。
【0027】実施例4 実施例1で得た二軸延伸ポリエステルフィルムの片面
に、酢酸エチルを溶剤として調製した接着剤を2.0g
/m2(dry)となるように塗布し、アルミニウム箔
をニップロールにて圧着した。この積層体のアルミニウ
ム面側にさらに同様に接着剤を塗布し、シーラントとし
てLLDPE(30μm)を圧着した。得られた積層体
は40℃にて24時間エージングし接着剤を硬化させ
た。実施例1と同様にして、この積層体から砂糖を充填
したスティック包装袋を作成した。
【0028】実施例5 実施例2で得た二軸延伸ポリエステルフィルムを2枚積
層した以外は、実施例4と同様に実施した。
【0029】実施例6〜7 実施例1及び3で得た二軸延伸ポリエステルフィルムの
片面に、酢酸エチルを溶剤として調製した接着剤を2.
0g/m2(dry)となるように塗布し、アルミニウ
ム箔をニップロールにて圧着した。この積層体のアルミ
ニウム面側にさらに同様に接着剤を塗布し、もう一層二
軸延伸ポリエステルフィルムを圧着した後、接着剤を塗
布し、シーラントとしてLLDPE(30μm)を圧着
した。得られた積層体は40℃にて24時間エージング
し接着剤を硬化させた。実施例1と同様にして、この積
層体から砂糖を充填したスティック包装袋を作成した。
【0030】実施例8〜9 二軸延伸ポリエステルフィルムに接着剤を塗布後、LL
DPEを圧着する代わりに、二軸延伸ポリエステルフィ
ルムにアンカーコート剤を施し、LDPEを厚み15μ
mとなるように押出し、このLDPEを介してLLDP
E(30μm)を貼り合せた以外は、実施例1及び3と
同様に実施した。
【0031】実施例10 二軸延伸ポリエステルフィルムとアルミニウム箔からな
る積層体のアルミニウム面側に接着剤を塗布後、LLD
PEを圧着する代わりに、アルミニウム面側にアンカー
コート剤を施し、LDPEを厚み15μmとなるように
押出し、このLDPEを介してLLDPE(30μm)
を貼り合せた以外は、実施例4と同様に実施した。
【0032】比較例1〜3 非晶性ポリエステル樹脂層を構成する樹脂(A)として
PETGの他にAPET、IPETを用い、厚み構成比
を表1の割合とした以外は、実施例1と同様にして二軸
延伸ポリエステルフィルムを製造し、端裂抵抗が70N
を超えるフィルムを調製した。得られたフィルムを使用
して、実施例1と同様にしてスティック包装袋を作成し
た。
【0033】比較例4 比較例1で得た二軸延伸ポリエステルフィルムを使用し
た以外は、実施例8と同様にしてスティック包装袋を作
成した。
【0034】このようにして得られた包装袋の評価結果
を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明によれば食品をはじめとして、医
薬品、日用品、コスメティックスなどの包装袋として有
用な、簡単に容易にどの部分からでも開封できるスティ
ック包装袋を提供することが可能である。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA06 BA24 BA54 BB03 BC01 BC18 BC20 EA30 HN06 HP05 3E067 AB01 AB81 BA12A CA17 CA24 EA06 EB10 FA01 FC01 GD10 3E086 AA23 AB01 AC07 AC16 AD01 BA04 BA15 BA33 BB41 BB51 BB85 BB90 CA28 CA35 DA08 4F100 AK01A AK01B AK41A AK41B AK42 AK42B AK42J AK63 AL01 AT00A AT00B BA01 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA13 CB00 DA01 EH20 EJ38 EJ38A EJ38B GB15 GB16 GB23 JA11A JA12B JA20A JA20B JJ03 JK01 JK03A JK03B JL14 YY00A YY00B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端裂抵抗が5〜70Nである二軸延伸フ
    ィルムを少なくとも一層含む積層体からなることを特徴
    とする引裂き性に優れたスティック包装袋。
  2. 【請求項2】 二軸延伸フィルムが二軸延伸ポリエステ
    ルフィルムであることを特徴とする請求項1記載のステ
    ィック包装袋。
  3. 【請求項3】 二軸延伸ポリエステルフィルムが非晶性
    ポリエステル樹脂層と結晶性ポリエステル樹脂層とを少
    なくとも一層ずつ有する積層ポリエステルフィルムであ
    って、非晶性ポリエステル樹脂層の厚みが、積層ポリエ
    ステルフィルム全厚みに対し20〜95%であることを
    特徴とする請求項2記載のスティック包装袋。
  4. 【請求項4】 非晶性ポリエステル樹脂が、テレフタル
    酸を主とする二塩基酸成分と、1,4−シクロヘキサン
    ジメタノールを10〜70モル%含むジオール成分とか
    らなるポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項
    3記載のスティック包装袋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2100728A1 (en) * 2008-03-13 2009-09-16 Alcan Technology & Management Ltd. Multilayer film for packaging dry, pasty and liquid fill goods
CN102294863A (zh) * 2011-06-13 2011-12-28 卓高泰(广州)包装有限公司 抗冲击包装片材及其制备方法

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