JP2001030432A - バリヤー性を有する包装用ラミネート、そのラミネートの製造法、およびそのラミネートから製造された包装容器 - Google Patents

バリヤー性を有する包装用ラミネート、そのラミネートの製造法、およびそのラミネートから製造された包装容器

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JP2001030432A JP2000170299A JP2000170299A JP2001030432A JP 2001030432 A JP2001030432 A JP 2001030432A JP 2000170299 A JP2000170299 A JP 2000170299A JP 2000170299 A JP2000170299 A JP 2000170299A JP 2001030432 A JP2001030432 A JP 2001030432A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 酸素ガスおよび液体に対する優れたバリヤー
性ならびに良好な機械的強度を有し、費用効率が高くか
つ完全に一体化された新規な積層包装材料、その製造法
およびそのような積層包装材料から製造された包装容器
を提供すること。 【解決手段】 包装用ラミネート(10)は、板紙のコ
ア層(11)と、p−ヒドロキシ安息香酸とヒドロキシ
ナフトエ酸のコポリマーまたはポリエチレンテレフタレ
ートとp−ヒドロキシ安息香酸のコポリマーなどの液晶
ポリマーのバリヤー層(12)とを含む。バリヤー層
(12)は、グリシジルメタクリレートモノマー単位を
含むオレフィンコポリマーなどの接着性ポリマーの中間
接着層(14)と一緒にコア層上に共押出しする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア層と、液晶ポ
リマー(LCP)を含有するバリヤー層とを含む、液状
食品を包装するための積層包装材料に関する。
【0002】本発明はさらに、本発明の積層包装材料の
製造法ならびにその積層包装材料から製造された包装容
器に関する。
【0003】
【従来の技術】包装材料として、プラスチック材料の方
がガラスや金属などの他の包装材料より優れているため
に、最近数年間ではポリマーの使用が増大している。ポ
リマー材料は、原料コストや生産コストが比較的低く、
製造プロセスが迅速かつ簡単であると共に、軽量であ
り、有利な外観を有している。しかし、一般に単層ポリ
マーは、気体や溶媒の透過度が高いという不利点を有し
ている。従って、金属およびガラス包装が、湿度や、溶
媒、酸素などに対する良好なバリヤー性を必要とする食
品包装市場の大半を占有することが可能であった。これ
らのバリヤー問題を解決するために、種々のプラスチッ
クを共押出する方法が用いられてきた。共押出法は、種
々のポリマーが持つ最良の特性を組み合わせて用いるこ
とにより、包装材料のバリヤー機能およびコストを最適
化しようとするものである。
【0004】包装産業においては、液状食品の包装およ
び輸送のみを目的とする積層包装材料が用いられている
ことは周知である。通常、そのような積層包装材料は、
良好な機械的形状安定性を得るために、例えば、形状的
に剛性であるが折りたたみ可能な紙または板紙製コア層
から形成される。コア層の両面には防液性プラスチック
被覆が施されており、液体吸収性ファイバーのコア層を
透湿から効率的に保護している。これらの外層は、通
常、熱可塑性樹脂、好ましくはポリエチレンからなる。
さらに、熱可塑性樹脂は、包装材料に優れた熱遮断性を
付与し、それによって、包装材料を所望の幾何学的形状
を有する完成包装品に転換することができる。
【0005】しかし、紙または板紙および防液性プラス
チックのみで作られた積層包装材料は、ガス、特に酸素
ガスに対するバリヤー性を欠く。これは、酸素ガスに接
触すると、貯蔵寿命、風味および栄養素含量が驚異的に
劣化する多くの食品の包装においては重大な欠点であ
る。そのような食品の1例はフルーツジュースであり、
そのビタミンC含量は酸素ガスに暴露されると低下す
る。
【0006】包装材料に、ガス、特に酸素ガスに対する
バリヤー性を与えるために、コア層の完成包装品の内側
に面するよう向けられた面に、例えば、アルミニウム箔
(「Al−箔」)、EVOH(エチレンビニルアルコー
ル)またはPVOH(ポリビニルアルコール)の層を貼
り付ける方法が知られている。
【0007】そのような積層包装材料を用いることによ
り、いわゆる「長期貯蔵寿命」(ESL)および無菌包
装に適した包装容器を製造することができる。
【0008】しかし、既知のガスバリヤー材料にはいく
つかの難点がある。例えば、コスト、環境およびリサイ
クルなどの観点から、食品包装品のガスバリヤー材料と
してAl−箔に取って代わるには不適当と思われる場合
がある。一方、EVOHやPVOHなどのバリヤーポリ
マーはどちらも高感湿性であり、高相対湿度に暴露され
ると急速に酸素ガスバリヤー性を失う。とりわけ、その
ために、EVOHやPVOHガスバリヤー層を、別のポ
リマー層、例えば、防湿性のポリエチレン層で被覆する
必要が生じる。あるいは、EVOHおよびPVOHをそ
れぞれ1種以上の既知のポリマーと組み合わせて、周囲
湿度含量が高くても優れたガスバリヤー性を維持する完
全に一体化された連続層を形成してもよい。しかし、そ
れぞれEVOHおよびPVOHを用いたガスバリヤー層
を含む包装材料の製造は、必然的に、材料の点でも要求
される多層ラミネートの製造の点でも高コストを伴う。
というのは、そのようなガスバリヤー層は、ラミネート
の各面上を、少なくとも1つ、しばしば2つのかなり厚
い保護外層で被覆しなければならないからである。
【0009】さらに、これらの既知ポリマーバリヤー材
料に関る主な欠点は、それらの材料が、無菌包装用とし
てはAl−箔ほど信頼性がないだけでなく、経済的なポ
リマー層厚ではESL包装に求められるような良好なガ
スバリヤー性を有してもいないからである。
【0010】その上、包装製品から包装容器壁の包装材
料への芳香物質の移行に対するバリヤー性が求められる
場合、EVOHもPVOHもそのような特性を有してい
ないので、積層材料に、いわゆる非剥皮性を有する物質
の層を追加しなければならない。
【0011】本発明の目的のためには、液晶ポリマー
(LCP)は、溶液中および溶融状態で液晶を形成する
硬質芳香族コポリエステルであるのが好ましい。液晶ポ
リマー分子は、芳香族ブロックまたはセグメントを有す
る硬質ロッドとみなすことができる。芳香族セグメント
は容易に規則構造で配列して、結晶化することができ
る。このようにして、固体状態と等方性液体状態の中間
のものと称してよい新しい相が形成される。
【0012】液晶ポリマー(LCP)は、ポリマーの中
では最も高い密度を有し、従って、例えば、酸素や湿度
に対しても、食品中の種々の芳香物質に対しても、考え
られ得る最高のポリマー材料バリヤーを提供する。液晶
ポリマーは、もし極めて高い結晶化度を達成することが
できれば、金属と同程度の高いバリヤーを提供する可能
性がある。LCP分子は、結晶化度が高くなればなるほ
ど、配向によってますます密に詰め込まれ、従って、酸
素ガス分子の透過に対してより効率的なバリヤーを提供
する。隣接する包装材料層およびその周囲の空気中の湿
度含量が高いEVOHおよびPVOHより酸素バリヤー
が高いのでLCPは感湿性ではない。
【0013】しかし、液晶ポリマーは、その異方性挙動
のために溶融加工が困難である。液晶ポリマー分子は、
ポリマーの溶融加工時にポリマー溶融体に応力が加えら
れている間に液状で配向されるが、これまで、LCPの
薄くて平滑なフラットフィルム層を支持体ウェブ上に押
出被覆することはできなかった。さらに、LCポリマー
の価格はかなり高いので、実際的な食品包装用のバリヤ
ー材としては現実には使用されていない。
【0014】従来技術において、液晶ポリマーフィルム
は、一般に、ポリマー分子の二軸延伸が起こるような方
法で製造されている。二軸延伸フィルムは、フィルムの
二軸方向、すなわち、機械加工方向(MD)および機械
加工方向に対して横断方向(TD)のいずれにおいて
も、剛性および機械的強度が高い。二軸延伸は、LCP
が溶融状態にある間、すなわち、ダイ中にあるかまたは
溶融体がダイギャップを出た直後に行わなければならな
い。これを行うためには、インフレーションダイまたは
逆転ダイなどの特殊なダイを用いる。LCPから二軸延
伸フィルムを製造する一般的な方法は、環状ダイを介し
てチューブラーフィルムを押出す方法である。チューブ
は、空気のブローまたはインフレーションによって膨張
するにつれ、機械加工方向と横断方向とに延伸される。
【0015】これまでは、包装用にLCPの一軸延伸フ
ィルムを用いることは不可能だと考えられていた。とい
うのは、これまでの考えられる厚さを有するそのような
フィルムは、機械加工方向に対して横断方向には弱すぎ
て、フィルムの長さ(MD)に沿って容易に裂けてしま
うと考えられたからである。現在に至るまで、通常のフ
ラットフィルム押出ダイを介したフラットコート押出に
よりLCPの薄くて平滑なフラットフィルムを押出すこ
とは不可能であった。さらに、走行する支持体ウェブ上
にLCPの薄くて平滑なフラットフィルムを押出被覆す
ることも不可能であった。特に、走行する支持体ウェブ
上に経済的な速度でLCPの薄くて平滑なフラットフィ
ルムを押出被覆することはできなかった。「薄い」と
は、好ましくは10μm未満、より好ましくは約2〜約
8μm、最も好ましくは3〜7μmの厚さを意味する。
これまでは、LCポリマーの二軸延伸をさらに含み、従
って、包装用ラミネートの高速製造技術に用いられてい
るような通常の押出被覆より長い製造時間を要する別の
プロセスで経済的な厚さを有するLCPフィルムを予備
製造する必要があると考えられていた。
【0016】一般に、積層包装材料の製造においては、
支持体上にLCPの薄くて平滑なフラットフィルムを押
出被覆することは不可能であると考えられていたので、
その代わりとして、LCPバリヤーフィルムまたは層の
代替製造法に開発および研究努力が費やされていた。
【0017】WO95/23063号に開示されている
1つの研究および開発法によれば、溶融加工性を向上さ
せるために、LCポリマーを第2の熱可塑性等方性ポリ
マーとブレンドする。所望の溶融加工性を得るのに好ま
しいと示唆されている熱可塑性ポリマーは、LDPEな
どのポリオレフィンである。ブレンドすることにより、
LCPの異方性挙動は減少し、それによって延伸作用も
低下する。それでも、二軸方向の延伸は脆性の防止に好
ましいと言う。WO95/23063号によれば、ブレ
ンドは、例えば紙ウェブ支持体上に押出被覆してよく、
非バリヤーポリマーで希釈されるにも拘わらず、良好な
ガスバリヤー性を提供すると言う。特に、このブレンド
はLCP/等方性ポリマーのモルホロジーが層状になる
ように加工され、LCPは連続層を形成し、等方性ポリ
マーはオーバーラップラメラ形態でLCP層の表面領域
に集まる。実際には、そのような2種の異なるポリマー
のブレンドは、官能化反応性ポリマー形態の相溶化性化
合物を使用しなければフィルムとして加工することはで
きない。
【0018】特に、LCPとポリオレインのブレンドか
ら一定の厚さを有する均質層を押出すことは極めて困難
である。ブレンド中のLCPはブレンド内に塊を形成
し、この塊のために押出された層が平滑でなくなる。各
塊の位置では突起ができるのに対し、その周囲の層には
厚さが薄い領域ができる。そのように押出層の厚さむら
は、当然、ブレンド層と隣接層との間の接着に悪影響を
及ぼす。
【0019】このように、バリヤー性、加工性および隣
接層への接着性に関するブレンド組成物の最適化は複雑
であると共に多くの時間を要し、実際には、ブレンド中
に第3の成分として相溶化性化合物をさらに加える必要
がある。
【0020】他の研究および開発法によれば、LCPの
単層または多層フィルムを形成するプロセスにおいて、
LCPの二軸延伸法を開発することにより、LCP溶融
体からフィルムを製造する。EP503063号は、L
CP層と、この液晶ポリマー層の少なくとも1つの面上
に積層された熱可塑性層とを含む複合フィルム、および
そのようなフィルムおよび層をLCPの二軸延伸を達成
する共押出技術により製造する方法を開示している。米
国特許第5589236号は、1つの層または1つの層
の一部の機械加工方向に関して第1の角度をもった第1
の方向の分子配向を、第2の層またはその層の一部の機
械加工方向に関して同じ角度をもった第2の対向方向の
分子配向によって張力補正および平衡が保たれるように
LCPの分子配向を制御し、それによって、得られたフ
ィルムのカールが回避されるようにフィルムまたは層内
の均衡張力を補う方法を記載している。要するに、US
5589236に記載されている発明の目的は、層間お
よび層内の異なる熱膨張係数に起因する張力によってカ
ールすることのない平面フィルムおよび層を提供するこ
とである。
【0021】EP503063号およびUS55892
36号に記載のプロセスの主な難点は、LCPの溶融加
工および所望の二軸延伸を可能にするために特殊な装置
およびフィルム成形ダイを用いなければならない点にあ
る。LCPフィルムの製造には、液状食品カートン包装
用ラミネートの製造技術に要求されるより長い時間とよ
り複雑な装置が必要である。それでも、分子配向による
固有の張力無しに平面フィルムを得ることは難しく、か
つこの現象に関して、プロセスを慎重に最適化しなけれ
ばならない。
【0022】従って、包装用ラミネートに、均質なLC
Pの薄くて柔軟な層を組み込む簡単で経済的かつ信頼し
得る方法を見出す必要がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、優れたバリヤー性、特に酸素ガスに対するバリヤー
性を有するだけでなく、良好な液体バリヤー性ならびに
高い可撓性およびラミネートの層間の良好な接着性など
の良好な機械的強度をも有する、序文に記載されている
タイプの、費用効率が高く、完全に一体化された新規な
積層包装材料を実現することである。
【0024】本発明の別の目的は、包装品から包装壁材
への物質の移行に対する優れた非剥皮性を有する包装材
料を実現することである。
【0025】本発明の他の目的は、液状食品の無菌包装
および長期貯蔵ならびに「長期貯蔵寿命」(ESL)包
装に特に適した包装容器を製造するための包装材料を実
現することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、本発明に
従って、紙またはカートンのコア層と、液晶ポリマー
(LCP)のバリヤー層とを含む積層包装材料によって
達成される。バリヤー層のLCPが実質的に一軸延伸さ
れるように、LCPは、2〜10μmの量で適用され、
かつ少なくとも1つの中間接着層と一緒にコア層上に共
押出被覆される。
【0027】そのような包装用ラミネートは、溶融加工
性と、機械加工方向(TD)に対して横断方向における
フィルムまたは層の不十分な機械的性質に関る問題のた
めに、これまで製造が不可能かつ不経済であると考えら
れていた。そのような包装用ラミネートによって達成さ
れる主な利点は、結晶化度およびLCP層内のLCP分
子の整列が増強され、それによって、ポリマー分子が互
いに密着するためにバリヤー性が増強されることであ
る。今や、バリヤー性を確実に増強させても、LCP層
を以前より薄く製造することができる。さらに、ガスバ
リヤー性は高湿環境では増強される。従って、LCP材
料は、EVOHやPVOHとは全く反対に、液体や湿度
と直接接触した状態でもバリヤー材料として用いること
ができる。湿度が高くなると、可塑化作用により酸素バ
リヤーがさらに増強される。水分子は、ギャップ、すな
わち、LCP分子の結晶構造中の不完全な部分を塞ぎ、
従って、殆どの物質に対してLCP層の緊密性をさらに
増大させる。実際、LCP材料は、本発明の包装用ラミ
ネート容器中で包装すべき液状食品と直接接触したとき
にバリヤー性が最も高くなる。
【0028】LCP材料の防湿バリヤーは、HDPEや
延伸ポリプロピレン(OPP)より優れている。
【0029】LCポリマーは、剥皮性の点でポリエチレ
ンテレフタレート(PET)と同等であり、従って、い
わゆる「非剥皮性」材料とみなされる。
【0030】さらに、LCPの光バリヤーは、一般に、
例えば充填包装品の長期貯蔵に関して有利な立場にある
LDPEより良好である。
【0031】本発明の包装用ラミネートにおいて、コア
層は紙または板紙層を含む。紙コア層の厚さと剛性は、
包装用ラミネートを折りたたみ成形かつシールすること
により積み木または切妻屋根形状を有する自立包装容器
が得られる程度である。
【0032】用いられる液晶ポリマーは、芳香族主鎖サ
ーモトロピックポリマー、好ましくは、サーモトロピッ
クポリエステル、ポリ(エステルアミド)、ポリ(エス
テルエーテル)、ポリ(エステルカーボネート)または
ポリ(エステルイミド)である。液晶ポリマーは、ポリ
(エチレンテレフタレート)とヒドロキシ安息香酸との
コポリマー、またはヒドロキシナフトエ酸とヒドロキシ
安息香酸とのコポリマーなどのポリエステルコポリマー
を含むのが好ましい。一般に、液晶ポリマーは、以下の
一般式(またはそれのうちの2つ以上)で表される成分
を互いに反応させたときに形成されるポリマーと定義す
ることができる:一般式HOOC−R1−COOHのジ
カルボン酸、一般式HO−R2−OHのジオール、およ
び一般式HO−R3−COOHのオキシカルボン酸(上
記式中、R1、R2およびR3は二価の芳香族炭化水素基
を表す)、一般式R4−X−R5の基(式中、R4および
5は二価の炭化水素基を表し、Xは、酸素もしくは硫
黄原子、スルホニル、カルボニル、アルキレン、または
エステル基を表すか、あるいは、Xは、単結合、キシリ
レン基または二価の脂肪族炭化水素基を表す)。液晶ポ
リマーはまた、一般式HO−R3−COOHのオキシカ
ルボン酸のホモポリマーを含んでいてもよい。
【0033】芳香族コポリエステル級の市販LCPの例
としては、Vectra(登録商標)〔ヘキスト・セラ
ニーズ社(Hoechst−Celanese)〕、X
ydar(登録商標)〔アモコ・パフォーマンス・プロ
ダクツ社(Amoco Performance Pr
oducts)〕、HX型LCP〔デュポン社(DuP
ont)〕、Eikonol(登録商標)およびSum
ikasuper(登録商標)(住友化学)、Rodr
un(登録商標)(ユニチカ)およびGranlar
(登録商標)〔グランモント社(Granmont)〕
が挙げられる。
【0034】LCPがp−ヒドロキシ安息香酸とヒドロ
キシナフトエ酸との芳香族コポリマー(PHB/HN
A)またはポリエチレンテレフタレートとp−ヒドロキ
シ安息香酸とのコポリマーであればなお好ましい。LC
Pとしては、商品名Vectra A 950(登録商
標)として市販されているPHB/HNA芳香族コポリ
マー、またはVectra RD 501(登録商標)
として市販されているLCPポリマーが最も好ましい。
最も好ましいLCP、すなわち、VectraA 95
0(登録商標)は、粘性の点でLDPE〔通常、包装の
分野で用いられているものは、メルトインデックス(M
I)が190℃、2.16kg(ASTM 1278)
で約6〜8g/10分である〕と近似しており、従っ
て、上述のLDPEとの共押出ラミネーションに最も適
したLCPである。
【0035】LCPバリヤー層は、少なくとも1つの中
間接着層と一緒にコア層上に共押出被覆される。そのよ
うな包装用ラミネートは、効率的な製造法のゆえにコス
ト面で極めて有利であり、特定のLCP層への接着に適
した中間接着層が選択される限りにおいて優れた層間接
着性を有する。さらに、包封共押出層は、LCP層の層
厚を支持かつ一様に分配する助けをする。接着性ポリマ
ーは、LCPの温度に近い温度での溶融加工に適してお
り、かつ最適な接着を供給するためにLCPとほぼ同じ
レオロジー的挙動を有するのが好ましい。バリヤー層に
隣接する中間接着層は、グリシジルメタクリレート基を
含有する接着性オレフィンコポリマーを含むのが好まし
い。グリシジルメタクリレートのオキシラン環は、極め
て反応性であり、LCP層に接着させるのに極めて有利
であることが判明した。中間接着層の接着性ポリマー
が、エチレンとアクリル酸エステルとグリシジルメタク
リレートとのランダムターポリマーであればなお好まし
い。接着性ポリマーとしては、エチレンとメチルアクリ
レートとグリシジルメタクリレートとのランダムターポ
リマーが最も好ましい。そのような接着性ポリマーのう
ち十分な機能を果たすものの1例は、エルフ・アトケム
社(Elf Atochem)から、「Lotader
AX 8900」(登録商標)として入手可能であ
る。
【0036】バリヤー層は、包装用ラミネートに、約2
〜約10μm、好ましくは約3〜約7μm、最も好まし
くは約3〜約5μmの量で適用される。そのような薄い
一軸延伸LCP層のフィルムまたは層はこれまで製造す
ることができなかった。
【0037】厚さが3μm以下か、ときに2μm以下に
なったりすると、得られたフィルムまたは層の厚さは確
実に一様にはならず、溶融押出プロセス中に困難が生じ
る。厚さが約7μmより厚いか、ときに10μmより厚
くなると、得られた押出フィルムまたは層は異方性機械
的性質を有するという問題が生じることがある。すなわ
ち、LCPは、機械加工方向に対して横断方向(TD)
で、もろさと不撓性とを示すことがある。とりわけ、L
CP層を厚くする必要はない。というのは、バリヤー性
が増強されないのに包装用ラミネートのコストが高くな
るからである。LCP層の最も好ましい厚さは約5μm
であることが判明した。この厚さだと、バリヤー性とフ
ィルムのTDにおける機械的性質との最適な均衡が得ら
れる。驚くべきことには、LCP層が薄いと、優れたガ
スバリヤー性が得られるだけでなく、優れた機械的性
質、すなわち、LCP層のTDにおいて優れた破断時伸
びが得られ、もろさや脆性がなくなることがわかった。
本発明による積層包装材料のLCP層がTDにおいて優
れた破断時伸び値を有するという結論は、充填包装品で
測定した酸素バリヤー値が優れているという事実によっ
て推断することができる。超音波ヒートシールによりシ
ールされた1リットル入りTetra Brik(登録
商標)包装品の酸素バリヤーをASTM D3985−
84で試験したところ、24時間、21278.25P
a O2、23℃、50%RHで、0.3cc以上、実
際には、0.25cc以上であり、プロセスを最適化す
れば、好ましくは0.1cc/24時間/21278.
25Paまたはそれ以上になるであろう。積層材料の構
造は、/12/板紙/20/5/5/5/20/g/m
2の量のLDPE/板紙/LDPE/接着性ポリマー/
LCP/接着性ポリマー/LDPEであった。
【0038】LCP酸素バリヤー層は、包装品をアルミ
ニウム箔と同程度に折りたたみ成形したときに角や二重
に折りたたまれた領域(いわゆるK−折り目ゾーン)に
亀裂や劣化がない。アルミニウム箔に比べて偶発的な亀
裂は少ないし、亀裂ははるかに小さく、かつ細い。LC
Pポリマーの良好な破断時伸び性は折りたたみゾーンで
は重要である。というのは、包装材料は折りたたむとき
に曲げられ、LCP層は曲げられたコア層にわたって伸
び得ることが必要だからである。さらに、他のポリマー
ガスバリヤー材料に比べてLC−ガスバリヤー層が有す
る重要な利点は、LCP層のガスバリヤー性が湿度の影
響を受けて増強されること、すなわち、LCP材料のガ
スバリヤー性は、包装品が空のときよりも液体で充填さ
れたときの方が良くなることにある。
【0039】本発明の好ましい実施態様によれば、ガス
バリヤー層のコア層に面していない方の面を接着性ポリ
マー中間層によって熱可塑性ヒートシール可能なポリマ
ー層に接着する。そのような熱可塑性ポリマーのヒート
シール可能な層は、ヒートシール可能な包装用ラミネー
トの分野で通常用いられている厚さと質を有するのが好
ましい。適当な熱可塑性ヒートシール可能なポリマーの
好ましい例としては、ポリエチレンまたはポリエチレン
テレフタレート(PET)などのポリオレフィンが挙げ
られる。
【0040】中間接着層は、上記定義の接着性ポリマー
を含むのが好ましい。
【0041】ガスバリヤー層は、隣接する接着性ポリマ
ー層および熱可塑性ヒートシール可能なポリマー層と一
緒にコア支持体層上に共押出被覆される。そのようなラ
ミネートの利点は、包装用ラミネートの内側、すなわ
ち、包装用ラミネートから得られた包装容器内に包装さ
れる製品に面するように折り返される側の全てのポリマ
ー層を1回の操作で押出し得るので、コスト効率が極め
て良いことである。所望の厚さの一軸延伸LCPバリヤ
ー層だけでなく層間の満足すべき中間層接着性を有する
そのようなラミネートは、これまで製造することができ
なかった。
【0042】コア層のバリヤー層に面していない面も、
熱可塑性ヒートシール可能なポリマー外層で被覆され
る。
【0043】本発明の他の態様により、積層包装材料の
製造法が提供される。
【0044】この方法は、バリヤー層が実質的に単一の
方向(機械加工方向)に延伸されるように、バリヤー層
を少なくとも1つの中間接着層と一緒にコア層上に共押
出被覆することを含み、このようにして、LCPポリマ
ー層は、実質的に一軸延伸され、かつ2〜10μmの量
で適用される。
【0045】押出ダイは、個々の層を互いに独立して分
配する装置、例えば、フィードブロックを具備した、固
定幅コートハンガーダイおよび/または内部デックル付
きダイ型のものであるのが好ましい。デックルは、広い
ダイから押出されるポリマーを、通常支持体ウェブの幅
である所望の幅に制限する機能を有する。
【0046】そのようなダイは、例えば外部デックル付
きダイとは反対に、配向が生じる、いわゆる不感帯無し
にLCPをスムーズに流動させ、従って、薄い押出被覆
層の一軸延伸を得るために、ダイユニット内で形成され
るポリマーの層状構造を妨げない。ダイ内のLCPの滞
留時間はできるだけ短くする必要がある。
【0047】押出ダイ中のLCP溶融体の圧力は、LC
P押出機と組み合わせた溶融体ポンプにより一定に保つ
のが好ましい。
【0048】一定の溶融体圧力により、ダイユニットに
おいて均一な剪断速度が得られ、それによってポリマー
の流動がスムーズになる。これは、ポリマーの層状構造
を維持するためにも極めて重要である。
【0049】バリヤー層は、約2〜約10μm、好まし
くは約3〜約7μm、最も好ましくは約5μmの厚さに
押出す。
【0050】この方法は、バリヤー層を隣接する接着性
ポリマー層および熱可塑性ヒートシール可能なポリマー
層と一緒にコア層上に共押出被覆することを含む。この
方法により、LCPバリヤー層は、周囲のポリマー層か
ら支持され、フィルムまたはラミネートの全領域にわた
ってより容易に一様かつ均一に保たれる。
【0051】LCPポリマーの溶融加工温度と隣接ポリ
マー層の溶融加工温度の差は、共押出ラミネーション後
の冷却時に層間に生じる剪断力を排除または実質的に減
少させる程度に小さいのが有利である。
【0052】溶融加工温度の差が大き過ぎると、ポリマ
ー層はプロセスの下流で種々の時期に固化するであろ
う。これは、層間の接着破断、およびそれによる接着性
の喪失を引き起こす可能性がある。
【0053】本発明の包装用ラミネートの好ましい製造
法は、LCPバリヤー層を含む多層フィルムを共押出す
るステップと、コア層支持体表面を活性化するために前
処理するステップと、場合によって、新たに押出された
多層フィルムの接触表面を前処理し、その後で、前処理
した表面に圧力を加えて互いに接着させるステップとを
含む。
【0054】コア層支持体は、プラズマ、コロナまたは
火炎処理などの真空ベース乾式表面活性化法により表面
活性化処理し、場合によって、多層フィルムのコア層接
触面をオゾンで処理してもよい。
【0055】本発明の第3の態様により、本発明の包装
用ラミネートから製造された形状安定性包装容器が提供
される。
【0056】
【発明の実施の形態】本発明を、以下の実施態様によ
り、添付図面を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0057】図1aを参照すると、本発明による好まし
い積層包装材料10aの断面図が示されている。包装材
料10aは、好ましくは形状剛性であるが折りたたみ可
能な紙または板紙製コア層を含む。あるいはコア層11
は、好ましくは、発泡プラスチックなどの、より厚く、
より剛性のプラスチック層からなっていてもよい。コア
層11の一方の面には、「Vectra A 950」
(登録商標)タイプの液晶ポリマーのバリヤー層が適用
されている。LCPは、実質的に一軸延伸されており、
LCP層の厚さは約5μmである。
【0058】バリヤー層12は、コア層11に直接隣接
する熱可塑性ポリマー、特に、低密度ポリエチレン(L
DPE)などのポリエチレンの層13、およびLDPE
層13とバリヤー層12の間の、エチレンとアクリル酸
エステルとグリシジルメタクリレートとのランダムター
ポリマーであるLotader AX 8900(登録
商標)を含む接着性ポリマー層14によりコア層11に
接着されている。
【0059】この特定タイプの接着性ポリマーは、一般
に包装用ラミネートの製造に用いられている他の接着剤
に比べて、LCP層とそれに隣接する層とを接着するの
に最も有利であることが証明されている。液状食品の長
期貯蔵用包装品の特性が無傷の状態を保ち、かつ包装用
ラミネートの各層が互いに完全に一体化された状態に保
たれる、つまり、包装用ラミネートの層間の接着性が維
持されることは極めて重要である。従って、本発明に従
って製造された種々の包装用ラミネートに関して接着試
験を実施した。接着性ポリマーを選択すること以外は同
一のラミネート構造に関して行った比較接着試験によ
り、接着性ポリマー、Lotader AX 8900
(登録商標)を用いた試料は、隣接するLCP層および
LDPE層に極めて良好に接着することが証明された。
破断時に、LCP層自体の凝集破壊が発生した。
【0060】この分野の技術では一般的なカルボン酸ま
たはマレイン酸無水物改質ポリオレフィンなどの他の接
着剤を用いると、さらに良好な接着性が得られるが、層
間の界面で最終破壊が起こる。しかし、層間の界面での
破壊は、液体包装用ラミネートにおいては、望ましく
も、好ましくもない。
【0061】これらの結果は、考え得る最良のLCP層
との接着性は、前述のエチレンとアクリル酸エステルと
グリシジルメタクリレートとのターポリマーを用いるこ
とにより得られることを示している。
【0062】19μmのLDPEと、7μmの接着性ポ
リマー、すなわち、LotaderAX 8900(登
録商標)と、7μmのLCPと、7μmの接着性ポリマ
ーと、16μmのLDPEとからなる5層ラミネートの
接着性を、3週間ラミネートを貯蔵した後でインストロ
ン剥離試験法で試験したところ、LCP層において約1
14.5Nで凝集破壊があった。
【0063】あるいは、層13の熱可塑性ポリマーは、
線状低密度ポリエチレン(LLDPE)もしくはメタロ
センポリエチレン(m−PE)タイプのポリエチレン、
またはそれらのポリエチレンとLDPEのブレンドを含
んでいてもよい。
【0064】LCPバリヤー層12のコア層11に面し
ないように向けられた面上には、接着層13と同一また
は異なる種類の熱可塑性ポリマーからなるヒートシール
可能な外層15が適用されている。この層15は、前述
の接着性ポリマーからなる第2の中間層16によってバ
リヤー層12に接着されている。
【0065】ヒートシール可能な外層15は、好ましく
は15g/m2以上、より好ましくは20〜25g/m2
以上の量で適用される。
【0066】本発明の包装用ラミネートから製造された
包装品の外面を構成することになるコア層の反対側の面
上には、層13および層15と同一または異なる種類の
熱可塑性ヒートシール可能なポリマーの第2のヒートシ
ール可能な外層17が、好ましくは10g/m2以上、
より好ましくは10〜15g/m2の量で適用される。
【0067】5つの層12、13、14、15および1
6は、全部一緒に共押出被覆されるのが好ましいが、あ
るいは、それより有利でない実施態様によれば、第1の
ステップで共押出層12、13および14を支持体コア
層11上に適用し、第2のステップでバリヤー層12上
に層15および16を共押出被覆してもよい。
【0068】図1bを参照すると、本発明による別の好
ましい積層包装材料10bの断面図が示されている。包
装用ラミネート10bは、包装用ラミネート10aと実
質的に同一の構造を有しているが、バリヤー層12は、
接着性ポリマー層14により直接コア層11上に接着さ
れ、ポリオレフィン層13は省かれている。
【0069】4つの層12、14、15および16は、
全部一緒にコア層支持体11上に共押出被覆されるのが
好ましい。
【0070】図1aおよび図1bの包装用ラミネート構
造は、ヒートシールによる無菌包装用のTetra B
rik(登録商標)タイプの包装容器の製造に極めて適
している(図4bの説明も参照されたい)。
【0071】図1cには、本発明の別の好ましい積層包
装材料10cの断面図が示されている。
【0072】包装材料10cは、好ましくは形状剛性で
あるが折りたたみ可能な紙または板紙製のコア層を含
む。コア層の一方の面上には、「Vectra A 9
50」(登録商標)タイプの液晶ポリマーのバリヤー層
12が適用されている。LCPは実質的に一軸延伸され
ており、この層の厚さは約5μmである。
【0073】バリヤー層12は、コア層11に直接隣接
する熱可塑性ポリマー、特に、低密度ポリエチレン(L
DPE)などのポリエチレンの層13、およびLDPE
層13とバリヤー層12の間の、エチレンとアクリル酸
エステルとグリシジルメタクリレートとのランダムター
ポリマーであるLotader AX 8900(登録
商標)を含む接着性ポリマー層14により、コア層11
に接着されている。
【0074】本発明の包装用ラミネートから製造された
包装品の外面を構成することになるコア層の反対側の面
上には、層13と同一または異なる種類の熱可塑性ヒー
トシール可能なポリマーのヒートシール可能な外層17
が、好ましくは15g/m2の量で適用される。
【0075】3つの層12、13および14は一緒にコ
ア層支持体11上に共押出被覆される。
【0076】図1dを参照すると、本発明による別の好
ましい積層包装材料10dの断面図が示されている。包
装用ラミネート10dは、包装用ラミネート10cと実
質的に同一の構造を有しているが、バリヤー層12は接
着性ポリマー層14により直接コア層11に接着されて
おり、ポリオレフィン層13は省かれている。
【0077】2つの層12および14は一緒にコア層支
持体11上に共押出被覆される。
【0078】図1cおよび図1dの包装用ラミネート構
造は、低速ヒートシール法または代替シール法により、
ESL包装用の切妻屋根形Tetra Rex(登録商
標)包装容器の製造に極めて適している(図4aの説明
も参照されたい)。
【0079】図2aは、それぞれ、図1a、図1b、図
1cおよび図1dの積層包装材料の好ましい製造法を概
略的に示している。
【0080】板紙支持体コア層11のウェブは、ロール
(図示せず)から巻き出され、表面をコロナおよび/ま
たは火炎処理により活性化する表面活性化ステーション
21を通って前進する。
【0081】図1a〜図1dに記載されている層12〜
16は、それぞれ、共押出装置22のダイユニットのフ
ィードブロック中でまだ完全には一体化されていない2
層、3層、4層または5層のプレフィルム24を生成し
て共押出しされ、多層プレフィルム24はダイと前進す
る板紙支持体ウェブ11の間のエアギャップ25を通過
して、冷却ロール27とカウンタープレッシャーロール
28の間のロールニップ26に引きこまれる。
【0082】LCPバリヤーポリマー、接着性ポリマー
および熱可塑性ヒートシール可能なポリマーは、比較的
低い一定の速度でダイギャップを出る。多層プレフィル
ムがロールニップ26方向に引っ張られるにつれ、プレ
フィルム24が前進する速度が加速される。支持体ウェ
ブは、ラミネーションプロセス中、300〜400m/
分で前進し、プレフィルムをニップに引っ張り込む。前
述のように加速されるために、バリヤー層12のLCポ
リマーは、ウェブの走行方向、すなわち、機械加工方向
(MD)に強力に延伸される。LCPは、共押出装置2
2のダイユニット内である程度多軸で延伸されるが、フ
ィルムは、その後の強力なMD延伸により、実質的に一
軸延伸される。LCP層内のMDに対して横断方向の延
伸、またはMD以外の他の方向の延伸は無視できる。支
持体ウェブの速度(ロールニップでの速度)とダイにお
ける押出されたフィルムの速度との比は、シートまたは
フィルムの押出注型プロセスより約3〜4倍も高い。こ
れは、共押出プロセスの実質的により困難な状況を示し
ている。
【0083】LCPバリヤー層12の厚さは、好ましく
は約3〜7μm、最も好ましくは約5μmである。驚く
べきことには、一軸延伸されたLCP層は、この層のT
Dでは脆性でも、不撓性でもない。この層の断片をねじ
ったり、絞って小球状のプラスチックにしたりしても、
この材料は、割れたり、裂けたりしない。これは、剛性
ではあるが折りたたみ可能なコア層を含む包装用ラミネ
ートの折りたたみ成形による形状安定性包装容器の製造
には極めて有利である。というのは、包装品の折り目や
角の部分でLCP層が割れたりする恐れがなくなるかま
たは実質的に減少するからである。
【0084】共押出された、まだ高温の溶融多層プレフ
ィルム24は、板紙支持体ウェブに接着されて完全に一
体化された状態になり、プレフィルム24の種々の層
は、ロールニップ26でポリマー層からの圧力および熱
により互いに完全に接着される。種々のポリマーは一緒
に共押出しするのが好ましい。というのは、溶融プレフ
ィルムの熱は、このフィルムが支持体表面に到達するま
で良好に維持され、従って、フィルムと紙ウェブとが良
好に接着されるからである。プレフィルムに含まれる層
が厚ければ厚いほど、ラミネートの各層間の適切な接着
を確実にするために供給される熱エネルギーが高くな
る。
【0085】冷却ロール27の温度は、約8〜約15℃
であるのが好ましい。
【0086】熱可塑性樹脂被覆17は、図2aに示され
ている共押出被覆法の前または後に、コア層11のガス
バリヤー層12に面しないように折り返される他の面の
押出被覆により適用してよい。
【0087】このようにして両面が押出被覆された板紙
ウェブ11′は前進して、第2のロール(図示せず)に
巻き取られる。
【0088】図2bは、それぞれ、図1aおよび図1b
の積層包装材料の次善の代替製造法を概略的に示してい
る。
【0089】板紙支持体コア層11のウェブは、ロール
(図示せず)から巻き出され、表面をコロナおよび/ま
たは火炎処理により活性化する表面活性化ステーション
21を通って前進する。
【0090】図1aおよび図1bに記載されている層
(13)、14および12は、この順序で、第1の共押
出被覆ステップで、共押出装置22′のダイユニットの
フィードブロック中でそれぞれ完全には一体化されてい
ない2層または3層のプレフィルム24′を生成して共
押出しされ、多層プレフィルム24′は、ダイと前進す
る板紙支持体ウェブ11の間のエアギャップ25を通過
して、冷却ロール27とカウンタープレッシャーロール
28の間のロールニップ26に引きこまれる。共押出さ
れた、まだ高温の溶融多層プレフィルム24′は、板紙
支持体ウェブ11に接着されて完全に一体化された状態
になり、プレフィルム24′の種々の層は、ロールニッ
プ26でポリマー層からの圧力および熱により互いに完
全に接着される。3つのポリマー層を一緒に共押出する
のが好ましい。というのは、溶融プレフィルムの熱は、
このフィルムが支持体表面に到達するまで良好に維持さ
れ、従って、紙ウェブに良好に接着するからである。
【0091】第2の共押出被覆ステップで、層16およ
び15は、この順序で、コロナおよび/または火炎処理
ステーション29で表面活性化処理された後、第2の共
押出装置22″により、前以て共押出しされたバリヤー
層12の表面上に共押出しされる。
【0092】熱可塑性樹脂被覆17は、図2bに示され
ている共押出被覆法の前または後に、コア層11のガス
バリヤー層12に面しないように向けられる他の面の押
出被覆により適用してよい。
【0093】このようにして両面が押出被覆された板紙
ウェブ11″は前進して、第2のロール(図示せず)に
巻き取られる。
【0094】図3は、本発明の方法を実施するための押
出装置30を概略的に示している。この装置は、LCP
を押出すための第1の押出機31aと、LCP層に隣接
する層用のポリマーを押出すための第2および任意の第
3の押出機31bおよび31cと、ダイユニット32と
を含む。押出機31aは、原料LCPの顆粒を充填する
ための原料ホッパー33と、内部に慣用タイプのスクリ
ュー35を具備したシリンダー体34とを有する。上述
のスクリューは、その縦軸を中心として回転可能であ
り、可変回転速度を有する電気または油圧モーター36
によって駆動される。原料は、ホッパー33中に充填さ
れ、外部加熱ラジエーターまたは加熱コイル37で加熱
されるシリンダー体34中に落下する。シリンダー34
中で、LCPは加熱コイル37で加熱され、回転スクリ
ュー35によってシリンダー体34を通って前進輸送さ
れている間に摩擦により分配される。スクリューでのL
CPの混合は、できるだけ緩慢かつ低剪断速度で行うの
が好ましい。LCPが加熱されたシリンダー体34の他
端に到達したときには、LCPは均一溶融体となり、ス
クリューと追加の溶融体ポンプ38により、シリンダー
体34とダイユニット32の間のいわゆる管39を通っ
てポンプ輸送され、定圧下にダイユニット中に射出され
る。LCP押出装置の追加の溶融体ポンプ38は、この
ように、ダイユニット32に到達する前のLCP溶融体
の圧力を一定に、好ましくは約4〜5×104Paに保
つ。LCP溶融体の圧力の変動が大き過ぎると、平滑な
フラットフィルムまたは層の押出が極めて困難になる。
【0095】同時に、隣接するポリマー層用のポリマー
溶融体は、類似の装置により、第2および随意の第3の
押出機31bおよび31cによりダイユニット32中に
供給される。しかし、これらのポリマー溶融体をダイユ
ニット32に供給するためには、追加の溶融体ポンプは
必要ではない。これらのポリマー溶融体は、通常、LC
Pよりはるかに容易に溶融加工されるので、圧力は押出
機だけで容易に一定に保たれる。種々のポリマーフィー
ドをダイユニット32の入り口の一部である多層フィー
ドブロック(図示せず)の所望数のチャンネルに分配
し、層間がまだ完全には接着されていない多層高温プレ
フィルムとしてダイを介してダイギャップから押出す。
高温のプレフィルムを、走行する支持体ウェブ、好まし
くは板紙層のウェブ上に直接押出す。ポリマー溶融体が
押出されるダイユニットのダイギャップと、支持体ウェ
ブ表面との距離、すなわち、いわゆるエアギャップは、
隣接層のポリマーがまだ溶融体である間はLCPが結晶
化しない程度に短くなければならず、できるだけ短いの
が好ましい。エアギャップは、約200mmより短いの
が好ましく、約180mmより短かければなお好まし
く、160mmより短いのが最も好ましい。エアギャッ
プが大き過ぎると、種々の層の種々のポリマーの冷却速
度により、ロールニップでLCPが隣接層より早く固化
してしまうかもしれず、これは、層間の接着性および層
間の界面構造に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0096】本発明の典型的な押出被覆ラミネーション
操作において、「Vectra A950」(登録商
標)タイプのLCPは、190℃および2.16kg
(ASTM1278)で約7g/10分のMIを有する
LDPEと共に押出され、接着性ポリマーは、エルフ・
アトケム社から入手可能な「Lotader AX89
00」(登録商標)と称される、エチレンとアクリル酸
エステルとグリシジルメタクリレートとのランダムター
ポリマーである。
【0097】共押出しされる種々のポリマーは、薄く平
滑な層を確実に押出すことができるように、レオロジー
的挙動および流動性に関して互いに整合していることが
重要である。従って、粘度比は、ダイ中で安定した層流
を得るためにダイ中の剪断速度で可能な限り一致する必
要がある。これは、LCPおよびLCP層に直接隣接す
る層のポリマーにとって特に重要である。上述のポリマ
ーの粘度は、100s -1を超えるあたりの剪断速度で収
束する。一般に、LCPポリマーの粘度と共押出される
ポリマーの粘度の比率は、共押出し可能であるために
は、1:4〜4:1の範囲でなければならない。この比
率は、1:3〜3:1の範囲であればなお好ましく、約
1:1が最も好ましい。粘度およびレオロジー的挙動の
差が大き過ぎると、粘度の低い方のポリマーによる粘度
の高い方のポリマーのエッジ包封が発生し得る。すなわ
ち、粘度が高い方のポリマーの厚さが押出されたフィル
ム/層のエッジで減少することになる。さらに、いわゆ
る界面障害、すなわち、層厚の変動を引き起こす流動障
害の恐れがある。
【0098】本発明の押出被覆法に用いられるダイユニ
ットの剪断速度範囲、すなわち、10〜10,000s
-1、好ましくは約100〜約2,000s-1の場合、共
押出しされるポリマーは、1〜1,000Pas、好ま
しくは1〜約100Pasの範囲内の粘度を有している
必要がある。
【0099】LCPの押出に用いられるスクリュー35
は、高い混合能力を有していなければならない。本発明
の典型的な押出被覆ラミネーション操作においては、シ
リンダー体34およびスクリュー35は、それぞれ、3
4a、34b、34cおよび34dで示されている第
1、第2、第3および第4の混合ゾーンを含む。LCP
押出装置全体の温度は慎重に調節する。典型的には、第
1の混合ゾーン34aの温度は、加熱コイル37により
約285〜290℃に維持し、第2、第3および第4の
混合ゾーンの温度は、約290〜300℃に維持する。
シリンダー体34とダイユニット32の間の管39およ
び溶融体ポンプ38の温度は約300℃に維持し、ダイ
ユニット32の温度は約310℃に維持する。
【0100】押出時には、前述のLDPEポリマーも同
様に約300℃に維持してよいが、前述の接着性ポリマ
ーは約260℃に維持する。共押出される種々のポリマ
ーの溶融加工温度の差は、共押出ラミネーション後の冷
却時に層間に発生する剪断力を排除または実質的に減少
させる程度に小さくなければならない。
【0101】本発明のこの典型的な押出被覆ラミネーシ
ョン操作におけるダイユニット32のダイギャップは、
約0.6mmであるのが有利である。エアギャップ、す
なわち、ポリマー溶融体が出てくるダイユニット32の
ダイギャップと支持体ウェブ表面との距離はできるだけ
短くする必要があり、この場合には約170mmであ
る。
【0102】LCPが押出被覆されるウェブ支持体の走
行速度は容易に約300m/分に維持され、場合によっ
て約400m/分に増大した。
【0103】LCPは、隣接する接着性ポリマー層およ
び接着性ポリマー層の他の面に隣接するLDPE層と一
緒に、板紙走行支持体ウェブ上に共押出しした。このよ
うにして共押出被覆されたLCPバリヤー層は、一軸延
伸モルホロジーを有する平滑で均質なフラット層であ
り、厚さは約5μmであった。
【0104】図2aの方法で製造した図1aのラミネー
ト構造に関してガスバリヤー性を測定した。層の厚さ
は、LDPEが約20g/m2、接着性ポリマーが5g
/m2、LCPが5g/m2、接着性ポリマーが5g/m
2、LDPEが20g/m2であった。測定データは50
/80%RHで[cm3、μm/(m2、24時間)、1
01325Pa]として表し、気体は試験用気体であ
る。
【0105】 Vectra A 950: 39.9/39.0平均、 0.3/1.8標準偏差 Vectra RD 501: 78.9/52.5平均、 2.4/9.0標準偏差 得られたガスバリヤーは、バリヤー層12の厚さに比例
する。上記からわかるように、酸素バリヤー値は少なく
とも良好であり、相対湿度が高くなると、すなわち、5
0%RHのときより80%RHのときの方がさらに良く
なる。
【0106】Permatran−W 3/31平面試
料法を用い、37.8℃、100%RHで、防湿性を測
定した。報告された値に到達するまでに6〜8日かかっ
た。透過率は、初期には、約40〜60g、μm/(m
2、24時間)であった。材料 平均 標準偏差 試料数 最大 最小 バリヤー 6.2 7.5 0.00 2 7.5 7.5 Vectra A950 7.1 8.7 0.42 2 9.0 8.4 Vectra RD501 厚さ50μmの純粋なVectra A950およびR
D501(登録商標)フィルムに関して光透過率測定を
行った。これらのフィルムは、300nmでは0.2
%、800nmでは約60%の透過率という光バリヤー
を示した。厚さ約40μmのLLDPE+EAAフィル
ムは、300〜800nmで>90%の透過率を有す
る。従って、LCPの光バリヤーは純粋なLDPEより
良好であると推断することができる。
【0107】共押出ラミネーションおよびそのようなL
CPバリヤーラミネートを得るプロセスは、溶融体ポン
プの流れ、それによるダイユニット32の前のLCP溶
融体の圧力を調節し、ダイユニットの寸法、ダイギャッ
プ、支持体ウェブの速度、ダイと支持体表面の間のエア
ギャップ、共押出されるポリマーのレオロジー性とそれ
らのポリマーの溶融加工温度との整合、ならびに押出機
の混合ゾーンにおけるLCP溶融体の緩慢な混合を制御
することにより可能になる。
【0108】図4aおよび図4bは、本発明の包装用ラ
ミネートから製造された慣用の形状安定性包装容器を概
略的に示している。
【0109】このように、良好な酸素ガスバリヤー性を
有する防液性寸法安定性包装品40aおよび40bは、
本発明による積層包装材料10から、不連続または連続
プロセスで、それぞれシートまたはウェブ形状の包装材
料を完成包装品40a、40bとして形成、充填、シー
ルする既知のパッキング機および充填機を用いて製造す
ることができる。
【0110】本発明の包装容器は、開口装置41を備え
ていてよく、そのような開口/閉鎖装置は、一般に、液
状食品包装の分野では公知である。
【0111】積層包装材料を40bタイプの包装容器に
変換するプロセスは、例えば、先ず、ウェブ形積層包装
材料10の縦エッジをチューブ状に結合し、このチュー
ブに連続的に液状食品を充填し、その後で、内容物のレ
ベルの下でチューブを繰返し横方向にシールして個々の
包装品40bを分離する。包装品40bは、横方向シー
ルゾーンで切断することにより互いに分離され、最終的
な折りたたみ成形およびシールプロセスにより、通常は
平行六面体の所望の幾何学的形状が得られる。
【0112】あるいは、40aタイプの包装品は、シー
トをカートンブランクカプセルとして折りたたみ成形
し、次いで、充填、閉鎖して、完成包装品を形成するこ
とにより実現してもよい。
【0113】本発明のLCPポリマーのガスバリヤー層
を含む積層包装材料のヒートシールは、超音波ヒートシ
ールにより実施するのが好ましい。超音波ヒートシール
法は、LCPガスバリヤー層を含む包装用ラミネート包
装には極めて良好に機能することが明らかに証明され
た。超音波ヒートシールでは、包装用ラミネートの層の
材料が振動するが、感受性が強すぎると、超音波により
破断または破壊されることがある。これは、LCPバリ
ヤー層には関係ないことが証明された。超音波シールに
より極めて強力なシールが得られ、LCPポリマー層
は、機械的性質およびガスバリヤー性を維持しながら無
傷に保たれた。充填し、シールした包装品を試験した結
果、これらの包装品が、極めて良好な酸素バリヤー性を
有すると共に、落下試験でも高いシール強度を有するこ
とが証明された。落下試験法は、包装品の衝撃強さを測
定し、包装品中で最も弱い部分を見出す方法である。充
填包装品を、所与の温度および相対湿度(23℃および
50%RH)で24時間状態調整貯蔵した後で試験す
る。落下試験装置は、90°または110°の衝撃角を
有する傾斜滑りレールを備えている。第1のステップで
は、90°で漏洩が起こる高さを決定する。高さは、種
々の高さで10個の包装品を落下させて決定する。統計
的に50%の包装品が漏洩する高さを計算し、その高さ
から1個の包装品を落下試験にかける。別の包装品を調
整した高さで落下させ、合計50個の包装品を落下させ
て、漏洩を調べる。110°の落下角で同じ手順を繰り
返す。得られた結果から、試験した包装品の5%が漏洩
する高さを決定する。
【0114】この方法は、公式な「Packforsk
Norm PTN 13−70、Rev.73」とし
て、また「Message Number 18」で公
開されている。ブロー成形プラスチック容器に対して
は、ASTM−D 2463−95(「Standar
d Test Method for Drop Im
pact Resistance of Blow−M
olded Thermoplastic Conta
iners」)による極めて類似した標準試験法が用い
られている。
【0115】試験した積層材料の構造は、/12/板紙
/20/5/5/5/20/g/m 2の量の/LDPE
/板紙/LDPE/接着性ポリマー/LCP/接着性ポ
リマー/LDPE/であり、この材料から形成された包
装品は、1リットル入りTetra Brik(登録商
標)包装品であった。落下試験の結果から、1.75m
の高さから落下させた後では包装品の5%未満しか漏洩
を示さず、これは極めて良好なシール品質を示している
との結論を得た。
【0116】当業者には、本発明が例示されている実施
態様には限定されず、添付請求の範囲で規定されている
本発明の範囲を逸脱しなければ、種々の変更および改変
が可能であることは自明であろう。例えば、図1に示さ
れている材料の構造が、例示されている層の数には制限
されず、その数はもっと多くても少なくてもよいし、包
装材料の所望の用途に応じて自由に変更し得ることは勿
論である。同様に、種々の層の厚さは、例えば、充填さ
れる製品、ヒートシール要件および市場要件などの特定
の要件に応じて変更し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】a,b,c,dは、本発明による積層包装材料
の断面図である。
【図2】a,bは、図1に関連して記載された個々の積
層包装材料の製造法の略図である。
【図3】本発明を実施するための装置の略図である。
【図4】a,bは、本発明の積層包装材料から製造され
た慣用の形状安定性包装容器の斜視側面図である。
【符号の説明】
10a 積層包装材料 11 コア層 12 バリヤー層 13 LDPE層 14 接着性ポリマー層 15 ヒートシール可能な外層 16 第2の接着性ポリマー中間層 17 第2のヒートシール可能な中間層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/40 B65D 65/40 D 81/24 81/24 D // B29K 67:00 B29L 9:00 (72)発明者 クイエル アスプルンド スウェーデン国 ソドラ サンドビイ、ア ルムベーゲン 5 (72)発明者 フレドリク ペルソン スウェーデン国 ロムマ、ホイエアガタン 213 (72)発明者 アンデルス ピー、アンデルソン スウェーデン国 ビルレベルガ、ピー、オ ー、ボックス 549

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙またはカートンのコア層(11)と、
    液晶ポリマー(LCP)のガスバリヤー層(12)とを
    含む、液状食品を包装するための積層包装材料料(1
    0)であって、LCPガスバリヤー層(12)が、2〜
    10μmの量で適用され、かつ前記バリヤー層の液晶ポ
    リマーが実質的に単一方向に配向されるように、少なく
    とも1つの中間接着層(13、14)と一緒にコア層
    (11)上に共押出被覆されることを特徴とする、積層
    包装材料(10)。
  2. 【請求項2】 バリヤー層(12)に隣接する中間接着
    層(14)が、グリシジルメタクリレートモノマー単位
    を含有する接着性オレフィンコポリマーを含むことを特
    徴とする、請求項1に記載の積層包装材料(10)。
  3. 【請求項3】 接着性オレフィンコポリマーが、エチレ
    ンと、アクリル酸エステルと、グリシジルメタクリレー
    トとのランダムターポリマーであることを特徴とする、
    請求項2に記載の積層包装材料(10)。
  4. 【請求項4】 前記LCPが、p−ヒドロキシ安息香酸
    とヒドロキシナフトエ酸との芳香族コポリマー(PHB
    /HNA)、またはポリエチレンテレフタル酸とp−ヒ
    ドロキシ安息香酸とのコポリマーであることを特徴とす
    る、請求項1から3のいずれか1項に記載の積層包装材
    料(10)。
  5. 【請求項5】 バリヤー層(12)が、3〜7μm、よ
    り好ましくは3〜5μmの量で適用されることを特徴と
    する、請求項1から4のいずれか1項に記載の積層包装
    材料(10)。
  6. 【請求項6】 ガスバリヤー層(12)のコア層(1
    1)に面していない他の面が、接着性オレフィンコポリ
    マー中間層(16)により熱可塑性ヒートシール可能な
    ポリマー層(15)に接着されることを特徴とする、請
    求項1から5のいずれか1項に記載の積層包装材料(1
    0)。
  7. 【請求項7】 ガスバリヤー層(12)が、隣接する接
    着性ポリマー(14、16)層および熱可塑性ヒートシ
    ール可能なポリマー層(13、15)と一緒にコア層
    (11)上に共押出被覆されることを特徴とする、請求
    項6に記載の積層包装材料(10)。
  8. 【請求項8】 コア層(11)のバリヤー層(12)に
    面していない他の面も、熱可塑性ヒートシール可能なポ
    リマーの外層(17)で被覆されることを特徴とする、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の積層包装材料
    (10)。
  9. 【請求項9】 バリヤー層の液晶ポリマーが実質的に1
    つの方向に配向されかつ2〜約10μmの量で適用され
    るように、バリヤー層(12)を少なくとも1つの中間
    接着層(13、14)と一緒にコア層(11)上に共押
    出被覆することを含む、請求項1から8のいずれか1項
    に記載の積層包装材料(10)を製造する方法。
  10. 【請求項10】 LCPポリマーが実質的に1つの方向
    に配向され、かつ2〜約10μmの量で適用されるよう
    に、バリヤー層(12)を隣接する接着性ポリマー層
    (14、16)および熱可塑性ヒートシール可能なポリ
    マー層(13、15)と一緒にコア層(11)上に共押
    出被覆することを含む、請求項1から9のいずれか1項
    に記載の積層包装材料(10)を製造する方法。
  11. 【請求項11】 押出ダイ(32)がフィードブロック
    を具備する固定幅コートハンガーダイおよび/または内
    部デックル付きダイ型のものであることを特徴とする、
    請求項9または10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 LCP押出機と組み合わせた溶融体ポ
    ンプ(38)により、押出ダイ(32)中のLCP溶融
    体の圧力を一定に保つことを特徴とする、請求項9から
    11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 バリヤー層(12)が3〜7μmの厚
    さに押出されることを特徴とする、請求項9から12の
    いずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 LCPポリマーの溶融温度と隣接層の
    ポリマーの溶融温度との差が、共押出ラミネーション後
    の冷却時に層間に生じる剪断力を排除または実質的に減
    少させる程小さいことを特徴とする、請求項9から13
    のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 LCPバリヤー層(12)を含む多層
    プレフィルム(24)を共押出しするステップと、コア
    層(11)支持体の表面を活性化するために前処理する
    ステップ(21)と、場合によって、多層フィルムの接
    触表面を前処理し、その後で、圧力を加えて前処理表面
    を互いに接着させるステップとを含む、請求項9から1
    4のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 プラズマ、コロナまたは火炎処理など
    の真空ベース乾式表面活性化法によりコア層支持体(1
    1)を表面活性化処理し、場合によって、多層フィルム
    のコア層接触面をオゾンで処理することを特徴とする、
    請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 コア層(11)と液晶ポリマー(LC
    P)を含むバリヤー層(12)とを含む積層包装材料
    (10)を製造する方法であって、LCP層が実質的に
    1つの方向に延伸されるように、固定幅コートハンガー
    ダイおよび/または内部デックル付きダイ型の押出ダイ
    (32)により、LCPフラット層を他のポリマー層と
    一緒に前記コア層を含む支持体ウェブ上に共押出被覆す
    る(22)ステップを含む、積層包装材料(10)を製
    造する方法。
  18. 【請求項18】 請求項1から8のいずれか1項に記載
    の積層包装材料(10)のシートまたはウェブ形状ブラ
    ンクを折りたたみ成形かつシールして製造した、酸素ガ
    ス感受性液状食品を無菌貯蔵または長期貯蔵寿命で貯蔵
    するための形状安定性包装容器(30)。
  19. 【請求項19】 請求項1から8のいずれか1項に記載
    の積層包装材料(10)のシートまたはウェブ形状ブラ
    ンクを折りたたみ成形かつ超音波ヒートシールして製造
    した、酸素ガス感受性液状食品を無菌貯蔵または長期貯
    蔵寿命で貯蔵するための充填包装容器。
  20. 【請求項20】 24時間、21278.25Pa O
    2、23℃、50%RH(ASTM D3985−8
    4)で測定して、容量1リットル当たり、0.3ccよ
    り良好、好ましくは0.25ccより良好な酸素バリヤ
    ーを示し、Packforsk Norm PTN 1
    3−70、Rev.73による落下試験において、1.
    50mより良好、好ましくは1.75mを実現する、す
    なわち、約1.50m、好ましくは約1.75mの高さ
    から落下させた後で、前記充填包装容器のうちの5%未
    満しか漏洩しないことを特徴とする、請求項19に記載
    の充填包装容器。
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