JP2000209737A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2000209737A
JP2000209737A JP11006623A JP662399A JP2000209737A JP 2000209737 A JP2000209737 A JP 2000209737A JP 11006623 A JP11006623 A JP 11006623A JP 662399 A JP662399 A JP 662399A JP 2000209737 A JP2000209737 A JP 2000209737A
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康司 東田
Tomotaka Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気部品を実装したユニットが仕様に応じて
取り付けられる電気接続箱において、付殺しされていな
い共用化されたワイヤハーネスを使用することができ、
且つワイヤハーネスコネクタの誤接続を防止することが
できる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 電気接続箱1に、仕様に応じて装着され
る電気部品実装ユニット21を保持するユニット保持部
11と、ユニット未装着時にユニット接続用のワイヤハ
ーネスコネクタ22を嵌合させるダミーコネクタハウジ
ング12とを備え、更にユニット21をユニット保持部
11に保持させるとダミーコネクタハウジング12にワ
イヤハーネスコネクタ22が嵌合されるのを阻止する阻
止手段17を具備させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車な
どに搭載される電気接続箱に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近年、自動車に関しても快適性に
対するニーズが高まり、例えば、同一の車種でもグレー
ド等に応じてオーディオ、ナビゲーションシステム、テ
レビ、電動アンテナ、エアコン、リアウィンドウヒー
タ、シートヒータ、パワーシート、サスペンションの硬
さ制御などの様々な電装品が搭載される場合がある。か
かる電装品には、電気接続箱を経由してバッテリ電源よ
り電力が供給される。この電気接続箱内には、ワイヤハ
ーネスとボディーとの短絡時やモータなどの負荷が故障
した時などに大電流が流れるのを防止するヒューズや電
装品の操作スイッチ等と連動して電装品への電力供給を
制御するためのリレー等の電気部品が搭載されている。
【0003】一方、かかる様々な電装品が搭載される
と、消費電力が多くなるので、電装品の動作状態によっ
てはバッテリ等に非常に負荷がかかる場合がある。従っ
て、このような状態においては、他の電装品に悪影響を
及ぼしたり燃費が悪化するなどの不具合が発生する場合
がある。かかる不具合の発生を防止するために、車両に
多くの電装品が搭載される場合、ACGコントロールユ
ニットという、電気部品を実装した付加的なユニットが
電気接続箱に装着されることがある。このACGコント
ロールユニットは、電装品が消費する電力量を常に検出
し、この電力量が多くなるとエンジンの回転数を上げ、
少なくなるとエンジンの回転数を下げるような制御信号
を出力する電子制御ユニットである。
【0004】ここで、ACGコントロールユニットが電
気接続箱に装着される場合と装着されない場合とで、ワ
イヤハーネスの仕様を変更すると、図5(a)に示すよう
に、ACGコントロールユニットを装着しない場合は、
ワイヤハーネスにもACGコントロールユニットと電気
的に接続されるコネクタが備わっておらず、ACGコン
トロールユニットを装着する場合は、ワイヤハーネスに
もACGコントロールユニットと電気的に接続されるコ
ネクタが備わるようになる。従って、ACGコントロー
ルユニットが装着される仕様の場合のみ、ACGコント
ロールユニット接続用ワイヤハーネスコネクタをACG
コントロールユニットに確実に接続することができる。
【0005】しかし、ACGコントロールユニットの有
無に対応してコネクタの備わったワイヤハーネスと備わ
っていないワイヤハーネスとを準備するのでは、ワイヤ
ハーネスの品種を増大させることになり、部品の共用化
を図り、コスト低減を達成する上で適当でない。一方、
ワイヤハーネスの共用化を図るために、図6(a)に示す
ように、ACGコントロールユニット接続用ワイヤハー
ネスコネクタを備えたワイヤハーネスのみを用意し、こ
のコネクタを絶縁性の樹脂テープ等で被覆しておき、A
CGコントロールユニット保持部にACGコントロール
ユニットが装着される場合のみテープを剥がしてコネク
タをACGコントロールユニットに接続する、いわゆる
付殺し仕様を採用することもある。しかし、このような
付殺し仕様では、ワイヤハーネスの品種を削減すること
は可能であるが、電気接続箱にACGコントロールユニ
ットを装着する場合、図6(b)に示すように、コネクタ
のテープを剥がしてからコネクタをACGコントロール
ユニットに接続する必要があり、余分な作業工数がかか
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の不具合を防止す
るために、ACGコントロールユニット不装着時にワイ
ヤハーネスのACGコントロールユニット接続用コネク
タを嵌合保持するためのダミーコネクタハウジングを電
気接続箱のACGコントロールユニット保持部近傍に形
成し、ACGコントロールユニットを電気接続箱に装着
する仕様の場合は、ワイヤハーネスのACGコントロー
ルユニット接続用コネクタをACGコントロールユニッ
トに接続し、ACGコントロールユニットを電気接続箱
に装着しない仕様の場合は、電気的に絶縁されたダミー
コネクタハウジングに当該コネクタを嵌合させることが
考えられる。
【0007】このようなダミーコネクタハウジングを備
えることで、ワイヤハーネスの共用化が図れると共に、
付殺ししたワイヤハーネスの被覆テープを剥ぎ取る手間
を省くことができる。しかし、このような構成によると
ACGコントロールユニット装着時にACGコントロー
ルユニットに接続すべきコネクタをダミーコネクタハウ
ジングに誤って嵌合させてしまい、ACGコントロール
ユニットの機能を全く発揮しない状態のまま電気接続箱
を組み立ててしまう恐れがある。一旦、このような誤接
続のまま電気接続箱を組み立て、この電気接続箱を車両
に搭載してしまうと、車両組立ラインの最終検査ライン
まで誤接続が発見されることがなく、その後の修正作業
がやっかいである。
【0008】本発明の目的は、電気部品を実装したユニ
ットが仕様に応じて取り付けられる電気接続箱におい
て、絶縁テープで被覆されていない共用化されたワイヤ
ハーネスを使用することができ、且つワイヤハーネスコ
ネクタの誤接続を防止することができる電気接続箱を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る電気接続箱は、仕様に応じて装着さ
れる電気部品実装ユニットを保持するユニット保持部
と、ユニット未装着時にユニット接続用のワイヤハーネ
スコネクタを嵌合させるダミーコネクタハウジングとを
備え、更に、ユニットをユニット保持部に保持させると
ダミーコネクタハウジングにワイヤハーネスコネクタが
嵌合されるのを阻止する阻止手段を具備したことを特徴
としている。
【0010】電気部品実装ユニットを電気接続箱に装着
しない仕様の場合は、当該コネクタをユニット保持部の
ダミーコネクタハウジングに嵌合させ、電気部品実装ユ
ニットを電気接続箱に装着する仕様の場合は、阻止手段
によって当該コネクタがダミーコネクタハウジングに嵌
合することがないので、ユニット接続用ワイヤハーネス
コネクタを電気部品実装ユニットに確実に接続させるこ
とができる。又、ユニット接続用ワイヤハーネスコネク
タを備えたワイヤハーネスをユニット装着の有無に係わ
らず使用することができ、ハーネスの共用化を図ること
ができる。
【0011】又、本発明の請求項2に係る電気接続箱
は、請求項1に記載の電気接続箱において、阻止手段
を、ダミーコネクタハウジングにワイヤハーネスコネク
タを嵌合できる第1の係止位置とダミーコネクタハウジ
ングにワイヤハーネスコネクタを嵌合できない第2の係
止位置との間で変位可能な、ユニット保持部に形成され
た可撓片としたことを特徴としている。
【0012】ユニット保持部に電気部品実装ユニットを
挿入すると、ユニットによって可撓片が第1の係止位置
から第2の係止位置に変位する。即ち、ユニット挿入に
伴ってダミーコネクタハウジングのコネクタ嵌合部に可
撓片が突出するので、ワイヤハーネスコネクタをダミー
コネクタハウジングに嵌合させることができず、ワイヤ
ハーネスコネクタを電気部品実装ユニットに確実に接続
させることができる。
【0013】又、本発明の請求項3に係る電気接続箱
は、請求項1に記載の電気接続箱において、阻止手段
を、ダミーコネクタハウジングのワイヤハーネスコネク
タ嵌合部の一部がユニット保持部の一部を形成するよう
に設けたことを特徴としている。ユニット保持部に電気
部品実装ユニットを保持させると、ユニットの一部がダ
ミーコネクタハウジングのワイヤハーネスコネクタ嵌合
部を部分的に占有するので、ワイヤハーネスコネクタを
ダミーコネクタハウジングに嵌合させることができず、
ワイヤハーネスコネクタを電気部品実装ユニットに確実
に接続させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る電気接続箱について説明する。本発明の
一実施形態に係る電気接続箱1は、電気接続箱を下側か
ら見上げた図1に示すように、本発明に係るACGコン
トロールユニット保持部11及びダミーコネクタハウジ
ング12の形成されたロアケース10と、ロアケース1
0と組み合わされ、複数のヒューズ等が実装されたアッ
パーケース(図示せず)と、アッパーケースに嵌着され
るアッパーカバー20と、ロアケース10に嵌着される
ロアカバー(図示せず)等とから構成されている。
【0015】ロアケース10は、樹脂材等で一体成形さ
れ、その底部(図中、上部)には、ACGコントロール
ユニット保持部11とダミーコネクタハウジング12の
他、複数のワイヤハーネス接続用雄コネクタ13,1
4,…が形成されている。ロアケース10に形成された
ACGコントロールユニット保持部11はACGコント
ロールユニット21を収容保持するためのハウジング体
であり、アッパーケース側(図1において下側、図2
(b)において上側)からACGコントロールユニット2
1を挿入し、図3(a)に示すように、ACGコントロー
ルユニット保持部11にACGコントロールユニット2
1を完全に挿入すると、ACGコントロールユニット2
1の先端部21aがACGコントロールユニット保持部
11の底面11aと当接して停止し、且つACGコント
ロールユニット保持部11に形成された保持ロック11
kがACGコントロールユニット21を押さえ付けてA
CGコントロールユニット21をしっかりと保持する構
造を有している。
【0016】ACGコントロールユニット21の先端部
21aには、図3(a)の底面図に示すように、ワイヤハー
ネスと接続するための雄コネクタ21cが形成されてい
る。又、ACGコントロールユニット保持部11の底面
には、ACGコントロールユニット21を装着した場
合、ACGコントロールユニット21の雄コネクタ21
cとワイヤハーネスのコネクタ18とが接続できるよう
に開口部11bが形成されている。
【0017】尚、ここで言うACGコントロールユニッ
ト21とは、上述の通り、電装品が消費する電力量を常
に検出し、この電力量が多くなるとエンジンの回転数を
上げ、少なくなるとエンジンの回転数を下げるような制
御信号を出力する電子制御ユニットである。又、ACG
コントロールユニット21は、車両の仕様に応じて選択
的に搭載されるもので、ACGコントロールユニット2
1を搭載する場合は、ロアケース10にアッパーケース
を嵌合した後にACGコントロールユニット21をAC
Gコントロールユニット保持部11に挿入する。従っ
て、ACGコントロールユニット21を装着した電気接
続箱の場合、図1及び図3(a)の底面図に示すように、
ACGコントロールユニット保持部11の開口部11b
にACGコントロールユニット21の雄コネクタ21c
が現れ、ACGコントロールユニット21を装着しない
電気接続箱の場合、図2(a) の底面図に示すように、A
CGコントロールユニット保持部11の開口部11bに
ACGコントロールユニット21の雄コネクタ21cが
現れることはない。
【0018】ダミーコネクタハウジング12は、ACG
コントロールユニット保持部11の開口部側にACGコ
ントロールユニット保持部11と並んで形成されてい
る。ダミーコネクタハウジング12は、図2(a)の断面
図に示すように、ACGコントロールユニット21を装
着しない場合に、ワイヤハーネスのACGコントロール
ユニット接続用コネクタ22を嵌合させるものである。
これによって、コネクタの短絡等によりワイヤハーネス
に誤電流が流れるのを防止する。
【0019】上述の構成から明らかなように、ACGコ
ントロールユニット保持部11とダミーコネクタハウジ
ング12とは、ACGコントロールユニット21の装着
・不装着に係わらず、電気接続箱のロアケース10に常
に形成されており、ACGコントロールユニット21を
装着しない仕様の場合は、図2(a)の底面図に示すよう
に、ダミーコネクタハウジング12のみにACGコント
ロールユニット接続用コネクタ22と嵌合するダミーの
雄コネクタ12cが形成され、ACGコントロールユニ
ット21を装着する仕様の場合は、図3(a)の底面図に
示すように、ACGコントロールユニット保持部11と
ダミーコネクタハウジング12の双方にACGコントロ
ールユニット接続用コネクタ22と嵌合する同一形状の
雄コネクタ21c,12cが形成されることになる。
【0020】一方、ACGコントロールユニット保持部
11とダミーコネクタハウジング12とを画成する内壁
の一部には、図2及び図3に示すように、いわゆるラン
ス形状の可撓片17が形成されている。可撓片17は、
基端17bがACGコントロールユニット保持部11の
内壁上部に位置すると共に、自由端17tがダミーコネ
クタハウジング12の開口部付近に位置している。可撓
片17の自由端17tは、通常はダミーコネクタハウジ
ング12にワイヤハーネスコネクタ22を嵌合できる位
置(図2(a)に示す第1の係止位置)にあるが、可撓片
17をACGコントロールユニット保持部外方(即ち、
ダミーコネクタハウジング側)に撓ませることで、ダミ
ーコネクタハウジング12にワイヤハーネスコネクタ2
2を嵌合できない位置(図3(a)に示す第2の係止位
置)に可撓片17の自由端17tが変位することができ
る。
【0021】可撓片17のACGコントロールユニット
接触面には、基端17bから一定距離離間した位置に傾
斜部17rがACGコントロールユニット保持部11の
内方に向かって突出するように形成されている。そし
て、図2(b)及び図3(a)に示すように、ACGコントロ
ールユニット挿入時にACGコントロールユニット21
の先端部21aが可撓片17の傾斜部17rを保持部外方
に押し付け、可撓片17の自由端17tを第1の係止位
置から第2の係止位置に変位させる。
【0022】本発明の第1の実施形態に係る電気接続箱
1は、ユニット保持部11、ダミーコネクタハウジング
12、及び可撓片17が上述の構成で形成されているの
で、以下に説明するように、ACGコントロールユニッ
ト21を装着しない仕様の場合は、ワイヤハーネスコネ
クタ22をダミーコネクタハウジング12に嵌合させる
ことができ、且つACGコントロールユニット21を装
着する仕様の場合は、ワイヤハーネスコネクタ22をA
CGコントロールユニット21のみに接続することがで
きる。
【0023】まず最初に、ACGコントロールユニット
21を装着しない仕様の場合、即ち、ACGコントロー
ルユニット21を装着しないまま、ロアケース10とア
ッパーケース、及びアッパーカバー20を組み付けた場
合、図2(a)の底面図に示すように、ダミーコネクタハ
ウジング12にのみコネクタ嵌合部12cが形成され
る。従って、電気接続箱1に接続されるワイヤハーネス
を共通化した場合、即ち、ACGコントロールユニット
装着の有無に係わらずACGコントロールユニット接続
用雌コネクタ22がワイヤハーネスに常に備わっている
場合、このACGコントロールユニット接続用雌コネク
タ(この場合、ダミーの雌コネクタとなる)22をダミ
ーコネクタハウジング12のみに嵌合させることができ
る。この場合、ACGコントロールユニット保持部11
にACGコントロールユニット21が挿入されていない
ので、可撓片17は第1の係止位置にあり、ワイヤハー
ネスの雌コネクタ22をダミーコネクタハウジング12
に容易に嵌合させることができる。従って、ワイヤハー
ネスの雌コネクタ22が短絡して誤動作の原因となるの
を防止することができる。
【0024】次に、ACGコントロールユニット21を
装着する仕様の場合について説明する。図2(b)の断面
図に示すようにACGコントロールユニット保持部11
にACGコントロールユニット21を挿入していくと、
ACGコントロールユニット21の先端部21aが可撓
片17の傾斜部17rを保持部外方に押し出すので、図
3(a)の断面図に示すようにACGコントロールユニッ
ト21がACGコントロールユニット保持部11に完全
に挿入されると、可撓片17の自由端17tが第1の係
止位置から第2の係止位置に変位する。
【0025】この第2の係止位置に可撓片17が変位す
ることで、ACGコントロールユニット接続用雌コネク
タ22をダミーコネクタハウジング12に嵌合できない
ようになるので、図3(b)の断面図に示すように、AC
Gコントロールユニット接続用雌コネクタ22をACG
コントロールユニット21にのみ確実に接続させること
ができる。従って、ACGコントロールユニット21が
装着される仕様の場合、ワイヤハーネスのACGコント
ロールユニット接続用雌コネクタ22をダミーコネクタ
ハウジング12に誤って嵌合させることはない。又、従
来の付殺し接続されたワイヤハーネスを使用する場合の
ように、ACGコントロールユニット装着仕様の場合に
絶縁テープを剥ぎ取る余分な工程を必要とすることもな
く、組立作業工数の低減を図ることもできる。
【0026】次に、本発明の別の実施形態に係る電気接
続箱について説明する。尚、第1の実施形態と同一の構
成に係る部分については、対応する符号を付して詳細な
説明を省略する。本発明の別の実施形態に係る電気接続
箱5は、第1の実施形態のような可撓片をACGコント
ロールユニット保持部とダミーコネクタハウジングとの
間に備える代わりに、ダミーコネクタハウジング52の
ワイヤハーネスコネクタ嵌合部52cの一部がユニット
保持部51の一部を形成して、ACGコントロールユニ
ット接続用雌コネクタをダミーコネクタハウジング52
に誤って嵌合させるのを阻止している。
【0027】即ち、図4(a)に示すように、ACGコン
トロールユニット保持部51とダミーコネクタハウジン
グ52のワイヤハーネスコネクタ嵌合部52cとが互い
に連通してこれらの重複部分が共通した空間を形成し、
ACGコントロールユニット21をACGコントロール
ユニット保持部51に半挿入した状態では、ダミーコネ
クタハウジング52にワイヤハーネスコネクタを嵌合さ
せる空間が確保されているが、ACGコントロールユニ
ット21をACGコントロールユニット保持部51に完
全に挿入すると、図4(b) に示すように、重複部分の空
間AがACGコントロールユニット21で占有され(図
4(b)の斜線部参照)、ダミーコネクタハウジング52
にワイヤハーネスコネクタを嵌合させようとしても、ワ
イヤハーネスコネクタがACGコントロールユニット2
1の先端部(図中、下端部)21aに干渉し、嵌合を阻
止する。
【0028】従って、ワイヤハーネスコネクタは、AC
Gコントロールユニット21の雄コネクタ21cにのみ
接続することができ、ACGコントロールユニット搭載
仕様におけるワイヤハーネスコネクタ22のダミーコネ
クタハウジング52への誤嵌合を効果的に防止すること
ができる。その為、組立作業者が目視によらず手作業に
よってもワイヤハーネスコネクタ22をACGコントロ
ールユニット21に確実に接続することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電気
接続箱は、仕様に応じて装着される電気部品実装ユニッ
トを保持するユニット保持部と、ユニット未装着時にユ
ニット接続用のワイヤハーネスコネクタを嵌合させるダ
ミーコネクタハウジングとを備え、更に、ユニットをユ
ニット保持部に保持させるとダミーコネクタハウジング
にワイヤハーネスコネクタが嵌合されるのを阻止する阻
止手段を具備したことを特徴としている。
【0030】電気部品実装ユニットを電気接続箱に装着
しない仕様の場合は、当該コネクタをユニット保持部の
ダミーコネクタハウジングに嵌合させ、電気部品実装ユ
ニットを電気接続箱に装着する仕様の場合は、阻止手段
によって当該コネクタがダミーコネクタハウジングに嵌
合することがないので、ユニット接続用ワイヤハーネス
コネクタを電気部品実装ユニットにのみ確実に接続させ
ることができる。
【0031】従って、ユニット装着の有無に係わらずユ
ニット接続用コネクタを有するワイヤハーネスを電気接
続箱に接続することができ、ワイヤハーネスの共用化を
図ることができる。又、ユニット接続用コネクタを絶縁
被覆する必要もなく、且つコネクタ接続時に絶縁被覆を
剥ぎ取る必要もないので組立工数の低減を図ることがで
きる。更には、電気部品実装ユニットが装着された場合
に、ユニット接続用コネクタをダミーコネクタハウジン
グに誤嵌合するのを効果的に阻止する。
【0032】又、本発明の請求項2に係る電気接続箱
は、請求項1に記載の電気接続箱において、阻止手段
を、ダミーコネクタハウジングにワイヤハーネスコネク
タを嵌合できる第1の係止位置とダミーコネクタハウジ
ングにワイヤハーネスコネクタを嵌合できない第2の係
止位置との間で変位可能な、ユニット保持部に形成され
た可撓片としたことを特徴としている。
【0033】ユニット保持部に電気部品実装ユニットを
挿入すると、ユニットによって可撓片が第1の係止位置
から第2の係止位置に変位する。即ち、ユニット挿入に
伴ってダミーコネクタハウジングのコネクタ嵌合部に可
撓片が突出するので、ワイヤハーネスコネクタをダミー
コネクタハウジングに嵌合させることができず、ワイヤ
ハーネスコネクタを電気部品実装ユニットに確実に接続
させることができる。
【0034】又、本発明の請求項3に係る電気接続箱
は、請求項1に記載の電気接続箱において、阻止手段
を、ダミーコネクタハウジングのワイヤハーネスコネク
タ嵌合部の一部がユニット保持部の一部を形成するよう
に設けてたことを特徴としている。ユニット保持部に電
気部品実装ユニットを保持させると、ユニットの一部が
ダミーコネクタハウジングのワイヤハーネスコネクタ嵌
合部を部分的に占有するので、ワイヤハーネスコネクタ
をダミーコネクタハウジングに嵌合させることができ
ず、ワイヤハーネスコネクタを電気部品実装ユニットに
確実に接続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気接続箱1を、ロ
アカバーを外した状態でロアケース方向から示した斜視
図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電気接続箱1にAC
Gコントロールユニット21を装着する手順を説明する
断面図及び底面図である。
【図3】図2のACGコントロールユニット21にワイ
ヤハーネスコネクタ22を接続する手順を説明する断面
図及び底面図である。
【図4】本発明の別の実施形態に係る電気接続箱5にA
CGコントロールユニット21を装着する手順を説明す
る断面図及び底面図である。
【図5】従来のACGコントロールユニットとワイヤハ
ーネスコネクタとの接続方法の一例を説明する概略図で
ある。
【図6】従来のACGコントロールユニットとワイヤハ
ーネスコネクタとの接続方法の別の例を説明する概略図
である。
【符号の説明】
1,5 電気接続箱 10 ロアケース 11 ACGコントロールユニット保持部 12 ダミーコネクタハウジング 17 可撓片 17r 傾斜部 20 アッパーカバー 21 ACGコントロールユニット 21c 雄コネクタ 22 ワイヤハーネスコネクタ 51 ACGコントロールユニット保持部 52 ダミーコネクタハウジング 52c ダミーコネクタハウジング嵌合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕様に応じて装着される電気部品実装ユ
    ニットを保持するユニット保持部と、前記ユニット未装
    着時にユニット接続用のワイヤハーネスコネクタを嵌合
    させるダミーコネクタハウジングとを備えた電気接続箱
    において、 前記ユニットを前記ユニット保持部に保持させると前記
    ダミーコネクタハウジングへの前記ワイヤハーネスコネ
    クタの嵌合を阻止する阻止手段を備えたことを特徴とす
    る電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記阻止手段は、前記ダミーコネクタハ
    ウジングにワイヤハーネスコネクタを嵌合できる第1の
    係止位置と前記ダミーコネクタハウジングにワイヤハー
    ネスコネクタを嵌合できない第2の係止位置との間で変
    位可能な、前記ユニット保持部に形成された可撓片から
    なり、前記ユニット保持部への前記ユニットの装着に伴
    い前記可撓片が第1の係止位置から第2の係止位置に変
    位して前記ダミーコネクタハウジングにワイヤハーネス
    コネクタを嵌合できないようにすることを特徴とする、
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記阻止手段は、前記ダミーコネクタハ
    ウジングのワイヤハーネスコネクタ嵌合部の一部が前記
    ユニット保持部の一部を形成するように設けられ、前記
    ユニット保持部への前記ユニット装着時に前記ワイヤハ
    ーネスコネクタが前記ダミーコネクタハウジングに嵌合
    されるのを阻止することを特徴とする、請求項1に記載
    の電気接続箱。
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