JP2000209288A - デ―タ伝送方法 - Google Patents

デ―タ伝送方法

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JP2000209288A
JP2000209288A JP420999A JP420999A JP2000209288A JP 2000209288 A JP2000209288 A JP 2000209288A JP 420999 A JP420999 A JP 420999A JP 420999 A JP420999 A JP 420999A JP 2000209288 A JP2000209288 A JP 2000209288A
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bit
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word string
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JP420999A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のMPEG画像情報データを多重して形成
した8ビットワード列データを、ワード同期データを含
む10ビットワード列データに変換し、受信側において
必要なデータ同期状態が確実に得られように伝送できる
ものとする。 【解決手段】複数のMPEG画像情報データを多重して
形成した8ビットワード列データに10ビットワード列
データへのビット変換を施し、得られた10ビットワー
ド列データに、所定のワード間隔を置いて、予め設定さ
れたコードを有する10ビットワード同期データを含ん
だ付加ワードデータグループを挿入することにより、ラ
ンニング・ディスパリティを予め定められた正もしくは
負とする10ビットワード同期データを含んだ複合10
ビットワード列データを形成し、その複合10ビットワ
ード列データをシリアルデータに変換して送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、各々が高能率符号化によるデータ圧縮が
施されたものとされる複数の画像情報データに基づく8
ビットワード列データを得るとともに、その8ビットワ
ード列データをワード同期データを含んだ10ビットワ
ード列データに変換して伝送すべく送出するデータ伝送
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報等の各種の信号情報をあらわす
ディジタルデータの伝送の一態様として、ディジタルデ
ータを光信号に変換し、オプティカル・ファイバーが用
いられて形成された伝送路を通じて伝送する光伝送シス
テムが提案されている。このような光伝送システムのも
とで扱われるディジタルデータは、例えば、数百Mbps
から1Gbps まで程度のビット伝送速度(ビットレー
ト)を有したシリアルデータとされる。
【0003】斯かる光伝送システムとして知られている
システムの一つ(以下、ファイバーチャンネル・システ
ム(Fibre Channel System) と言う)のもとで扱われる
ディジタルデータは、送信側において、例えば、8ビッ
トをもって1ワードが構成される8ビットワード列デー
タから、10ビットをもって1ワードが構成される10
ビットワード列データへのビット変換、即ち、8B−1
0B変換が行われて、10ビットワード列データとされ
る。そして、実際に伝送されるのは、このようにして形
成された10ビットワード列データに、さらにパラレル
/シリアル変換処理が施されて得られるシリアルデータ
とされる。一方、受信側においては、受信されたシリア
ルデータにシリアル/パラレル変換処理が施されて10
ビットワード列データが形成され、その10ビットワー
ド列データについて、元の8ビットワード列データに戻
すための、10ビットをもって1ワードが構成される1
0ビットワード列データから、8ビットをもって1ワー
ドが構成される8ビットワード列データへのビット変
換、即ち、10B−8B変換が行われる。
【0004】また、ファイバーチャンネル・システムの
もとで、オプティカル・ファイバーが用いられて形成さ
れた伝送路を10ビットワード列データとして伝送され
るディジタルデータは、例えば、図24に示される如く
の、“フレーム”と称される最小の独立したパケットが
形成されるデータフォーマットに従うものとされる。図
24に示される“フレーム”にあっては、全体が214
8バイトで構成されており、その内容は、4バイト構成
のフレームスタート部分,24バイト構成のフレームヘ
ッダ部分,64バイト構成のオプショナルヘッダ部分,
2048バイト構成のペイロード部分,4バイト構成の
エラーチェック部分及び4バイト構成のフレームエンド
部分が順次連なるものとなっている。
【0005】これらの“フレーム”を構成する各部分の
うちの2048バイトのペイロード部分が、信号情報を
あらわす10ビットワード列データを格納する。即ち、
10ビットワード列データが伝送されるにあたっては、
送信側において、ペイロード部分に最大で2048バイ
トの10ビットワード列データを格納した“フレーム”
が多数形成され、それらが順次送出され、受信側におい
ては、順次到来する多数の“フレーム”の夫々における
ペイロード部分から、10ビットワード列データを取り
出す。
【0006】このような10ビットワード列データにお
ける10ビット構成のワードの夫々は、それを構成する
10ビットが、“1”の数が“0”の数より多いもの,
“0”の数が“1”の数より多いもの、もしくは、
“1”の数と“0”の数とが等しいものとなる。斯かる
“1”及び“0”の夫々の数の状態をあらわすにあたっ
て、例えば、ランニング・ディスパリティ(Running Di
sparity : RD)という考え方が導入されており、
“1”の数が“0”の数より多いとき、ランニング・デ
ィスパリティ(RD)が正であると言い、また、“0”
の数が“1”の数より多いとき、RDが負であると言
い、さらに、“1”の数と“0”の数とが等しいとき、
RDがニュートラルであると言う。そして、“1”の数
が“0”の数より多いワードデータはRDを正とするワ
ードデータ,“0”の数が“1”の数より多いワードデ
ータはRDを負とするワードデータ,“1”の数と
“0”の数とが等しいワードデータはRDをニュートラ
ルとするワードデータ(ニュートラル・ワードデータ)
と称される。
【0007】また、前述の如くにして10ビットワード
列データが伝送されるに際しては、受信側において10
ビットワード列データについて行われる10B−8B変
換にあたり、10ビット構成の各ワードデータを的確に
把握することが要され、そのため、送信側において、シ
リアルデータとされて伝送される10ビットワード列デ
ータがワード同期データが適宜挿入されたものとされ
る。このワード同期データは、10ビット構成のワード
データではあるが、情報伝達を行う10ビット構成のワ
ードデータとしては用いられない特定のコードを有する
ものとされる。そして、ワード同期データは、挿入され
るに際して、直前のワードデータがRDを負とするもの
であるとき、RDを正とするものとされ、また、直前の
ワードデータがRDを正とするものであるとき、RDを
負とするものとされる。
【0008】このようなワード同期データは、例えば、
K28.5というコードネームで呼ばれる10ビット構
成のワードデータDS10とされる。図25は、K2
8.5というコードネームで呼ばれる10ビット構成の
ワードデータDS10を示し、このワードデータDS1
0は、その直前に配されたワードデータによるRDであ
るCRDが負(−)であるとき、RDを正とする^ 00
1111 1010 "とされ、また、直前に配されたワ
ードデータによるRDであるCRDが正(+)であると
き、RDを負とする^ 110000 0101 "とされ
る(以後、^ 001111 1010 "を+K28.5
と言い、また、^ 110000 0101"を−K2
8.5と言う)。
【0009】一方、画像情報をあらわすディジタルデー
タ、即ち、画像情報データは、通常データ量が膨大なも
のとなるので、例えば、その伝送,記録等が行われるに
あたっては、データの品質を実質的に低下させることな
くデータ量を低減させることができるデータ圧縮が施さ
れたものとされることが望まれる。それゆえ、画像情報
データについて、そのデータ量を低減させるためのデー
タ圧縮技術の研究開発が種々行われてきているが、それ
らの成果の一つとして、画像情報、特に、動画像情報を
あらわすディジタルデータである画像情報データについ
てのデータ圧縮に関して、それを実施する手法として、
国際標準化団体のもとにおける技術委員会の傘下の作業
部会であるMPEG(Moving Picture Experts Group)
によって検討され、規格として承認された、MPEGと
称される標準方式が提案されている。
【0010】このMPEGと称される標準方式にあって
は、画像情報データに高能率符号化によるデータ圧縮が
施されることになるが、画像情報データについてのMP
EGに従った高能率符号化によるデータ圧縮が行われる
場合には、極めて高い圧縮率のデータ圧縮を実現でき、
しかも、データ圧縮が施された画像情報データに基づい
て再生される画像を高品質なものとすることができる利
点が得られる。従って、ディジタル・ビデオカメラ,デ
ィジタル・ビデオテープレコーダ等の家庭用及び業務用
電子機器の分野において、MPEGに従った高能率符号
化によるデータ圧縮が施された画像情報データ(以下、
MPEG画像情報データという)を取り扱かうものが増
加していく傾向にある。
【0011】斯かるMPEG画像情報データの伝送につ
いても、前述の如くの、送信側において、伝送されるべ
きデータに基づいて8ビットワード列データ形成され、
形成された8ビットワード列データが8B−10B変換
により10ビットワード列データに変換されるととも
に、その10ビットワード列データがワード同期データ
を含むものとされて送出される伝送方式をもって行われ
るようにされることが、例えば、送受信回路を構成する
にあたって既存の集積回路素子(IC素子)等を有効に
利用できる観点から、望まれるところとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、送信側
において、伝送されるべきデータに基づいて8ビットワ
ード列データ形成され、形成された8ビットワード列デ
ータが8B−10B変換により10ビットワード列デー
タに変換されるとともに、その10ビットワード列デー
タがワード同期データを含むものとされて送出される伝
送方式をもってのMPEG画像情報データの伝送が望ま
れるもとにあって、単独のMPEG画像情報データにつ
いてのみならず、複数のMPEG画像情報データを多重
して伝送できることになれば、MPEG画像情報データ
の効率的な利用が図られ、さらには、MPEG画像情報
データの利用範囲を拡大させることができる。そして、
MPEG画像情報データの効率的な利用、あるいは、M
PEG画像情報データの利用範囲の拡大等は、例えば、
家庭用電子機器の分野における技術の更なる発展をもた
らすことになる。
【0013】しかしながら、従来にあっては、送信側に
おいて、伝送されるべきデータに基づいて8ビットワー
ド列データが形成され、形成された8ビットワード列デ
ータが8B−10B変換により10ビットワード列デー
タに変換されるとともに、その10ビットワード列デー
タがワード同期データを含むものとされて送出される伝
送方式をもって、複数のMPEG画像情報データを多重
して伝送することができる伝送システムを実現させた具
体例は見当たらない。また、斯かる複数のMPEG画像
情報データを多重して伝送することができる伝送システ
ムに関する技術について記載された文献等も見出せな
い。
【0014】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、伝送されるべきデータに基づいて8
ビットワード列データが形成され、その8ビットワード
列データが、8B−10B変換処理及び他の処理が施さ
れて、伝送されるべきデータに基づく10ビットワード
列データと10ビットワード同期データとを含んだ複合
10ビットワード列データを形成するものとされ、その
複合10ビットワード列データが伝送されるべく送出さ
れる伝送方式をもって、複数のMPEG画像情報データ
を多重して伝送することができる伝送方法を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法は、複数のMPEG画像情
報データに基づく8ビットワード列データを得るととも
に、得られた8ビットワード列データについての10ビ
ットワード列データへのビット変換を行い、その10ビ
ットワード列データに、所定のワード間隔を置いて、予
め設定されたコードを有する10ビットワード同期デー
タを含んだ付加ワードデータグループを挿入することに
より、RDを予め定められた正もしくは負とする10ビ
ットワード同期データを含んだ複合10ビットワード列
データを形成し、その複合10ビットワード列データを
シリアルデータに変換して、当該シリアルデータを伝送
すべく送出するものとされる。
【0016】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項5,請求項6,請求項7及び請求項8の各々に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法は、複数のMPEG画像
情報データを、夫々、各々がシリアルデータとされた8
チャンネルのMPEG画像情報データであって相互にビ
ット同期関係にあるもの,各々が個別のシリアルデータ
とされた複数の個別MPEG画像情報データを多重して
得たシリアルデータである複数の多重MPEG画像情報
データであって相互にビット同期関係にあるもの,各々
がシリアルデータとされた7チャンネル以下のチャンネ
ル数のMPEG映像情報データであって相互にビット同
期関係にあるもの、及び、各々が8ビットワード列デー
タとされた複数のMPEG映像情報データであって、夫
々における8ビットワードデータ毎に順次到来する状態
を繰り返すものとする。
【0017】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法によれば、伝送されるべく送出
される、複数のMPEG画像情報データに基づく複合1
0ビットワード列データには、RDを予め定められた正
もしくは負とする10ビットワード同期データが含まれ
ていることになる。このような10ビットワード同期デ
ータは、例えば、RDを正とするワードデータDS10
である+K28.5、もしくは、RDを負とするワード
データDS10である−K28.5とされる。そして、
斯かる複合10ビットワード列データに含まれる10ビ
ットワード同期データのRDは、伝送された複合10ビ
ットワード列データを受ける受信側におけるワード同期
データ検出が、RDを正とするワード同期データのみを
検出するものされているか、RDを負とするワード同期
データのみを検出するものとされているかに応じて、予
め正もしくは負に設定される。
【0018】このように伝送されるべく送出される、複
数のMPEG画像情報データに基づく複合10ビットワ
ード列データは、それを受ける受信側がワード同期デー
タ検出を、RDを正とするワード同期データのみを検出
することにより行う場合、もしくは、RDを負とするワ
ード同期データのみを検出することにより行う場合のい
ずれのもとにおいても、受信側において、10ビットワ
ード同期データが、10ビットワード列データから8ビ
ットワード列データへの変換等のため必要とされるワー
ド同期データとして、適正に検出されることになるもの
とされる。それゆえ、受信側にあっては、受信された複
合10ビットワード列データに基づく複数のMPEG画
像情報データの再生のための処理に必要とされるデータ
同期状態が、確実に得られる状態が確保される。
【0019】即ち、本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項8までのいずれかに記載された発明に係
るデータ伝送方法によれば、伝送されるべきデータに基
づいてワード同期データが付加された8ビットワード列
データが形成され、その8ビットワード列データが、8
B−10B変換処理及び他の処理が施されて、伝送され
るべきデータに基づく10ビットワード列データと10
ビットワード同期データとを含んだ複合10ビットワー
ド列データを形成するものとされ、その複合10ビット
ワード列データが伝送されるべく送出される伝送方式を
もって、複数のMPEG画像情報データを多重して伝送
することができることになる。
【0020】また、本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項8までのいずれかに記載された発明に係
るデータ伝送方法にあっては、複数のMPEG画像情報
データに基づく8ビットワード列データを得るにあた
り、複数のMPEG画像情報データが、請求項5,請求
項6,請求項7及び請求項8に夫々記載された発明に係
るデータ伝送方法における如くに、各々がシリアルデー
タとされた8チャンネルのMPEG画像情報データであ
って相互にビット同期関係にあるもの,各々が個別のシ
リアルデータとされた複数の個別MPEG画像情報デー
タを多重して得たシリアルデータである複数の多重MP
EG画像情報データであって相互にビット同期関係にあ
るもの,各々がシリアルデータとされた7チャンネル以
下のチャンネル数のMPEG映像情報データであって相
互にビット同期関係にあるもの、及び、各々が8ビット
ワード列データとされた複数のMPEG映像情報データ
であって、夫々における8ビットワードデータ毎に順次
到来する状態を繰り返すものとされる。それにより、複
数のMPEG画像情報データに基づく8ビットワード列
データが、確実に得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実施され
るデータ伝送装置の一例を示す。
【0022】図1に示される例においては、8チャンネ
ルのMPEG画像情報データA0,A1,A2,A3,
A4,A5,A6及びA7が、10ビットワード列デー
タ形成部11に供給される。8チャンネルのMPEG画
像情報データA0〜A7の夫々は、ビット伝送速度を、
例えば、87.486Mbpsとするシリアルデータと
される。10ビットワード列データ形成部11にあって
は、8チャンネルのMPEG画像情報データA0〜A7
が、相互にビット同期がとられた状態で、8B−10B
変換部12に供給される。
【0023】8B−10B変換部12においては、例え
ば、図2のAに示される如くに、相互にビット同期がと
られた状態で並列的に到来する、各々がビット伝送速度
を87.486Mbpsとするシリアルデータである8
チャンネルのMPEG画像情報データA0〜A7の夫々
における、例えば、図2のAにおいてA0/0〜A7/
0,A0/1〜A7/1,A0/2〜A7/2,・・・
・・の夫々としてあらわされる如くの、相互に対応する
1ビットづつ(合計8ビット)によって、8ビットワー
ドデータを順次形成していき、それにより、斯かる8ビ
ットワードデータが連なって形成される8ビットワード
列データを得る。そして、このようにして得られる8チ
ャンネルのMPEG画像情報データA0〜A7に基づく
8ビットワード列データに、8ビットワード列データか
ら10ビットワード列データへのビット変換である8B
−10B変換を施して、8チャンネルのMPEG画像情
報データA0〜A7に基づく10ビットワード列データ
DX(10)を得、得られた10ビットワード列データ
DX(10)を速度変換・同期データ挿入部22に供給
する。
【0024】速度変換・同期データ挿入部22には、ワ
ードデータ送出部13から、10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
される付加ワードデータグループDWPが供給され、ま
た、ワードデータ送出部14から、10ビットワード同
期データを含んだ複数の10ビットワードデータによっ
て構成される付加ワードデータグループDWNが供給さ
れる。さらに、速度変換・同期データ挿入部22には、
互いに周波数を異にするクロック信号CA及びCBも供
給される。
【0025】速度変換・同期データ挿入部22は、8B
−10B変換部12からの10ビットワード列データD
X(10)に対して、そのワード伝送速度を、例えば、
87.486MBpsから106.25MBpsに変換
する速度変換を施すとともに、予め設定された所定のワ
ード間隔を置いて、ワードデータ送出部13からの10
ビットワード同期データを含んだ付加ワードデータグル
ープDWP、もしくは、ワードデータ送出部14からの
10ビットワード同期データを含んだ付加ワードデータ
グループDWNを挿入し、それにより、8チャンネルの
MPEG画像情報データA0〜A7に基づく、ワード伝
送速度を、例えば、106.25MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZ(10)を形成する。
【0026】斯かるもとで、8B−10B変換部12
は、8チャンネルのMPEG画像情報データA0〜A7
に基づく8ビットワード列データに8B−10B変換を
施して10ビットワード列データDX(10)を得るに
あたり、その10ビットワード列データDX(10)に
おける、速度変換・同期データ挿入部22において速度
変換が施された後付加ワードデータグループDWPもし
くはDWNが挿入される部分の直前に位置することにな
る直前10ビットワードデータが、そのRDを正(+)
とするものか負(−)とするものかをあらわすRDデー
タDRDを送出して、そのRDデータDRDを速度変換
・同期データ挿入部22に供給する。
【0027】それにより、速度変換・同期データ挿入部
22は、ワード伝送速度が87.486MBpsから1
06.25MBpsに変換された10ビットワード列デ
ータDX(10)に、付加ワードデータグループDWP
もしくはDWNを挿入するにあたり、RDデータDRD
が、直前10ビットワードデータがRDを正(+)とす
るものであることをあらわすとき、ワードデータ送出部
14からの付加ワードデータグループDWNを挿入し、
また、RDデータDRDが、直前10ビットワードデー
タがRDを負(−)とするものであることをあらわすと
き、ワードデータ送出部13からの付加ワードデータグ
ループDWPを挿入する。
【0028】図3は、速度変換・同期データ挿入部22
についての具体構成例を示す。この図3に示される例に
おいては、8チャンネルのMPEG画像情報データA0
〜A7に基づく10ビットワード列データDX(10)
がスイッチ15に供給される。スイッチ15は、スイッ
チ制御信号形成部21からの制御信号CSAに応じて、
所定の期間毎、例えば、1ms間毎の切換えを行い、そ
れにより、10ビットワード列データDX(10)を、
1ms間毎にメモリ部16とメモリ部17とに交互に供
給して、10ビットワード列データDX(10)につい
てのメモリ部16とメモリ部17とに対する振分供給を
行う。
【0029】また、メモリ部16とメモリ部17とに関
連して、メモリ制御信号形成部18が設けられており、
メモリ制御信号形成部18には、8チャンネルのMPE
G画像情報データA0〜A7の夫々におけるクロック信
号に同期した周波数を87.486MHzとするクロッ
ク信号CAと、周波数を106.25MHzとするクロ
ック信号CBとが供給される。そして、メモリ制御信号
形成部18は、クロック信号CAに基づいて、周波数を
87.486MHzとする書込制御信号QWを発生する
とともに、クロック信号CBに基づいて、周波数を10
6.25MHzとする読出制御信号QRを発生し、書込
制御信号QWと読出制御信号QRとをメモリ部16及び
メモリ部17の両者に供給する。
【0030】それにより、メモリ部16においては、ス
イッチ15を通じて10ビットワード列データDX(1
0)が供給される期間において、10ビットワード列デ
ータDX(10)が、周波数を87.486MHzとす
る書込制御信号QWに応じて、ワード伝送速度を87.
486MBpsとする状態で書き込まれる。また、メモ
リ部17においても、スイッチ15を通じて10ビット
ワード列データDX(10)が供給される期間におい
て、10ビットワード列データDX(10)が、周波数
を87.486MHzとする書込制御信号QWに応じ
て、ワード伝送速度を87.486MBpsとする状態
で書き込まれる。従って、メモリ部16及びメモリ部1
7における10ビットワード列データDX(10)のワ
ード伝送速度を87.486MBpsとする状態での書
込みが、スイッチ15の1ms間毎の切換えに従って交
互に1ms間づつ行われる。
【0031】メモリ部16に1ms間に亙って書き込ま
れた10ビットワード列データDX(10)は、その次
の1ms間のうちに、周波数を106.25MHzとす
る読出制御信号QRに応じて、ワード伝送速度を10
6.25MBpsとする10ビットワード列データD
X'(10) としてメモリ部16から読み出され、スイッチ
19に供給される。また、メモリ部17に1ms間に亙
って書き込まれた10ビットワード列データDX(1
0)も、その次の1ms間のうちに、周波数を106.
25MHzとする読出制御信号QRに応じて、ワード伝
送速度を106.25MBpsとする10ビットワード
列データDX'(10) としてメモリ部17から読み出さ
れ、スイッチ19に供給される。
【0032】また、スイッチ制御信号形成部21には、
8B−10B変換部12から送出されるRDデータDR
Dが供給されている。そして、スイッチ制御信号形成部
21は、RDデータDRDが、直前10ビットワードデ
ータがRDを正(+)とするものであることをあらわす
とき、例えば、高レベルをとり、RDデータDRDが、
直前10ビットワードデータがRDを負(−)とするも
のであることをあらわすとき、例えば、低レベルをとる
制御信号CSCを形成して、その制御信号CSCをスイ
ッチ20に供給する。
【0033】スイッチ20には、ワードデータ送出部1
3からの付加ワードデータグループDWPとワードデー
タ送出部14からの付加ワードデータグループDWNと
が供給される。付加ワードデータグループDWP及びD
WNの夫々は、そのワード伝送速度を106.25MB
psとする10ビットワード列データとされる。そし
て、スイッチ20は、スイッチ制御信号形成部21から
の制御信号CSCが高レベルをとるとき、即ち、8B−
10B変換部12から送出されるRDデータDRDが、
直前10ビットワードデータがRDを正(+)とするも
のであることをあらわすとき、ワードデータ送出部14
からの付加ワードデータグループDWNを取り出して、
それをスイッチ19に供給し、また、スイッチ制御信号
形成部21からの制御信号CSCが低レベルをとると
き、即ち、8B−10B変換部12から送出されるRD
データDRDが、直前10ビットワードデータがRDを
負(−)とするものであることをあらわすとき、ワード
データ送出部13からの付加ワードデータグループDW
Pを導出して、それをスイッチ19に供給する。
【0034】スイッチ19は、スイッチ制御信号形成部
21からの制御信号CSBに応じて、スイッチ20から
導出される、ワード伝送速度を106.25MBpsと
する10ビットワード列データであるワードデータ送出
部14からの付加ワードデータグループDWNもしくは
ワードデータ送出部13からの付加ワードデータグルー
プDWP,メモリ部17から読み出されたワード伝送速
度を106.25MBpsとする10ビットワード列デ
ータDX'(10) 、及び、メモリ部16から読み出された
ワード伝送速度を106.25MBpsとする10ビッ
トワード列データDX'(10) の夫々を、所定のワード期
間分づつ順次取り出す。それにより、スイッチ19か
ら、図2のBに示される如くの、10ビットワードデー
タW0.W1,W2,W3.W4,W5,・・・・・
が連なって形成され、ワード伝送速度が106.25M
Bpsに変換された10ビットワード列データDX'(1
0) に、所定のワード間隔を置いてワード伝送速度を1
06.25MBpsとする付加ワードデータグループD
WNもしくはDWPが挿入されて形成される、複合10
ビットワード列データDZ(10)が導出される。な
お、図2における矢印tは、時間経過をあらわす。
【0035】ワードデータ送出部14からのワード伝送
速度を106.25MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWNは、10ビットワード同期データを含んだ
複数の10ビットワードデータによって構成されるが、
その一例にあっては、始端から終端へと、D21.4と
いうコードネームで呼ばれる10ビットワードデータ,
D21.3というコードネームで呼ばれる10ビットワ
ードデータ,10ビットワード同期データである+K2
8.5が順次連なり、さらに、+K28.5に任意の1
0ビットワードデータDXX・X,・・・・・,DYY
・Y,DZZ・Zが順次連なるものとされる。また、ワ
ードデータ送出部13からのワード伝送速度を106.
25MBpsとする付加ワードデータグループDWP
も、10ビットワード同期データを含んだ複数の10ビ
ットワードデータによって構成されるが、その一例にあ
っては、その始端から終端へと、D21.5というコー
ドネームで呼ばれる10ビットワードデータ,D21.
3,10ビットワード同期データである+K28.5が
順次連なり、さらに、+K28.5に任意の10ビット
ワードデータDXX・X,・・・・・,DYY・Y,D
ZZ・Zが順次連なるものとされる。
【0036】図4に示される如く、D21.3は、その
直前に配されたワードデータによるRDであるCRDが
負(−)であるときRDをニュートラルとする“101
010 1100”とされ、その直前に配されたワード
データによるRDであるCRDが正(+)であるときR
Dをニュートラルとする“101010 0011”と
される。また、D21.4は、その直前に配されたワー
ドデータによるRDであるCRDが負(−)であるとき
RDを正(+)とする“101010 1101”とさ
れ、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが正(+)であるときRDを負(−)とする“1
01010 0010”とされる。さらに、D21.5
は、その直前に配されたワードデータによるRDである
CRDが負(−)であるときRDをニュートラルとする
“101010 1010”とされ、その直前に配され
たワードデータによるRDであるCRDが正(+)であ
るときにもRDをニュートラルとする“101010
1010”とされる。
【0037】上述の付加ワードデータグループDWNの
一例が挿入されて形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、その付加ワードデータグループD
WNが挿入された部分が、図5のAに示される如くに1
0ビットワード同期データである+K28.5を含むも
のとされる。図5のAにおいて、MPEG10は、図2
に示されるメモリ部16及び17の夫々から読み出され
た10ビットワード列データDX'(10) を形成する各1
0ビットワードデータをあらわしており、特に、+MP
EG10は、RDを正(+)とするMPEG10をあら
わしている。
【0038】また、上述の付加ワードデータグループD
WPの一例が挿入されて形成される複合10ビットワー
ド列データDZ(10)は、その付加ワードデータグル
ープDWPが挿入された部分が、図5のBに示される如
くに10ビットワード同期データである+K28.5を
含むものとされる。図5のBにおいても、MPEG10
は、図2に示されるメモリ部16及び17の夫々から読
み出された10ビットワード列データDX'(10) を形成
する各10ビットワードデータをあらわしており、特
に、−MPEG10は、RDを負(−)とするMPEG
10をあらわしている。
【0039】ワードデータ送出部14からのワード伝送
速度を106.25MBpsとする付加ワードデータグ
ループDWNの他の例にあっては、始端から終端へと、
複数の任意の10ビットワードデータDXX・1,DX
X・2,DXX・3,・・・・・,DXX・nが、DX
X・1のRDが負(−)とされるとともに、DXX・n
のRDが負(−)とされるようにして順次連なり、さら
に、DXX・nに10ビットワード同期データである+
K28.5及びD21・5が順次連なるものとされる。
また、ワードデータ送出部13からのワード伝送速度を
106.25MBpsとする付加ワードデータグループ
DWPの他の例にあっては、始端から終端へと、複数の
任意の10ビットワードデータDYY・1,DYY・
2,DYY・3,・・・・・,DYY・nが、DYY・
1のRDが正(+)とされるとともに、DYY・nのR
Dが負(−)とされるようにして順次連なり、さらに、
DYY・nに10ビットワード同期データである+K2
8.5及びD21・5が順次連なるものとされる。
【0040】上述の付加ワードデータグループDWNの
他の例が挿入されて形成される複合10ビットワード列
データDZ(10)は、その付加ワードデータグループ
DWNが挿入された部分が、図6のAに示される如くに
10ビットワード同期データである+K28.5を含む
ものとされる。図6のAにおいて、MPEG10は、図
2に示されるメモリ部16及び17の夫々から読み出さ
れた10ビットワード列データDX'(10) を形成する各
10ビットワードデータをあらわしており、特に、+M
PEG10は、RDを正(+)とするMPEG10をあ
らわしている。
【0041】また、上述の付加ワードデータグループD
WPの他の例が挿入されて形成される複合10ビットワ
ード列データDZ(10)は、その付加ワードデータグ
ループDWPが挿入された部分が、図6のBに示される
如くに10ビットワード同期データである+K28.5
を含むものとされる。図6のBにおいても、MPEG1
0は、図2に示されるメモリ部16及び17の夫々から
読み出された10ビットワード列データDX'(10) を形
成する各10ビットワードデータをあらわしており、特
に、−MPEG10は、RDを負(−)とするMPEG
10をあらわしている。
【0042】このようにして、速度変換・同期データ挿
入部22において形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、10ビットワード列データ形成部
11から送出されて、パラレル/シリアル(P/S)変
換部23に供給される。P/S変換部23にあっては、
複合10ビットワード列データDZ(10)に、パラレ
ルデータをシリアルデータに変換するP/S変換を施し
て、複合10ビットワード列データDZ(10)に基づ
くシリアルデータDZSを形成し、そのシリアルデータ
DZSを送信部24に供給する。送信部24は、シリア
ルデータDZSを、例えば、オプティカル・ファイバー
が用いられて形成されたデータ伝送路を通じて伝送すべ
く、オプティカル・ファイバーが用いられて形成された
データ伝送路に適した光信号SZとして送出する。それ
によって、シリアルデータDZSの伝送が行われる。
【0043】図7は、本願の特許請求の範囲に記載され
た発明に係るデータ伝送方法の他の例が実施されるデー
タ伝送装置の一例を示す。
【0044】図7に示される例においては、8個のデー
タ多重部31A、31B、31C、・・・・、31Hが
設けられており、これらのデータ多重部31A〜31H
には、夫々、3チャンネルの個別MPEG画像情報デー
タA0,B0及びC0、A1,B1及びC1、A2,B
2及びC2、・・・・、A7,B7及びC7が供給され
る。個別MPEG画像情報データA0,B0,C0〜A
7,B7,C7の各々は、例えば、ビット伝送速度を2
9.162Mbpsとするシリアルデータとされる。
【0045】データ多重部31Aは、3チャンネルの個
別MPEG画像情報データA0,B0及びC0を多重化
して、ビット伝送速度を29.162×3=87.48
6Mbpsとするシリアルデータである、多重MPEG
画像情報データDM0を形成する。データ多重部31B
〜31Hも、夫々、3チャンネルの個別MPEG画像情
報データA1,B1及びC1〜A7,B7及びC7を多
重化して、各々がビット伝送速度を87.486Mbp
sとするシリアルデータである、多重MPEG画像情報
データDM1,DM2,・・・・,DM7を形成する。
【0046】データ多重部31A〜31Hから夫々得ら
れる、各々がビット伝送速度を87.486Mbpsと
するシリアルデータである、8チャンネルの多重MPE
G画像情報データDM0〜DM7は、10ビットワード
列データ形成部11に供給される。10ビットワード列
データ形成部11にあっては、8チャンネルの多重MP
EG画像情報データDM0〜DM7が、相互にビット同
期がとられた状態で、8B−10B変換部12に供給さ
れる。
【0047】8B−10B変換部12においては、例え
ば、図8のAに示される如くに、相互にビット同期がと
られた状態で並列的に到来する、各々がビット伝送速度
を87.486Mbpsとするシリアルデータである8
チャンネルの多重MPEG画像情報データDM0〜DM
7の夫々における、例えば、図8のAにおいてA0/0
〜A7/0,B0/0〜B7/0,C0/0〜C7/
0,・・・・・の夫々としてあらわされる如くの、相互
に対応する1ビットづつ(合計8ビット)によって、8
ビットワードデータを順次形成していき、それにより、
斯かる8ビットワードデータが連なって形成される8ビ
ットワード列データを得る。そして、このようにして得
られる8チャンネルの多重MPEG画像情報データDM
0〜DM7に基づく8ビットワード列データに、8ビッ
トワード列データから10ビットワード列データへのビ
ット変換である8B−10B変換を施して、8チャンネ
ルの多重MPEG画像情報データDM0〜DM7に基づ
く10ビットワード列データDX(10)を得、得られ
た10ビットワード列データDX(10)を速度変換・
同期データ挿入部22に供給する。
【0048】速度変換・同期データ挿入部22には、ワ
ードデータ送出部13から、10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
される付加ワードデータグループDWPが供給され、ま
た、ワードデータ送出部14から、10ビットワード同
期データを含んだ複数の10ビットワードデータによっ
て構成される付加ワードデータグループDWNが供給さ
れる。さらに、速度変換・同期データ挿入部22には、
互いに周波数を異にするクロック信号CA及びCBも供
給される。
【0049】速度変換・同期データ挿入部22は、8B
−10B変換部12からの10ビットワード列データD
X(10)に対して、そのワード伝送速度を、例えば、
87.486MBpsから106.25MBpsに変換
する速度変換を施すとともに、予め設定された所定のワ
ード間隔を置いて、ワードデータ送出部13からの10
ビットワード同期データを含んだ付加ワードデータグル
ープDWP、もしくは、ワードデータ送出部14からの
10ビットワード同期データを含んだ付加ワードデータ
グループDWNを挿入し、それにより、8チャンネルの
MPEG画像情報データA0〜A7に基づく、ワード伝
送速度を、例えば、106.25MBpsとする複合1
0ビットワード列データDZ(10)を形成する。
【0050】斯かるもとで、8B−10B変換部12
は、8チャンネルの多重MPEG画像情報データDA0
〜DM7に基づく8ビットワード列データに8B−10
B変換を施して10ビットワード列データDX(10)
を得るにあたり、その10ビットワード列データDX
(10)における、速度変換・同期データ挿入部22に
おいて速度変換が施された後付加ワードデータグループ
DWPもしくはDWNが挿入される部分の直前に位置す
ることになる直前10ビットワードデータが、そのRD
を正(+)とするものか負(−)とするものかをあらわ
すRDデータDRDを送出して、そのRDデータDRD
を速度変換・同期データ挿入部22に供給する。
【0051】それにより、速度変換・同期データ挿入部
22は、ワード伝送速度が87.486MBpsから1
06.25MBpsに変換された10ビットワード列デ
ータDX(10)に、付加ワードデータグループDWP
もしくはDWNを挿入するにあたり、RDデータDRD
が、直前10ビットワードデータがRDを正(+)とす
るものであることをあらわすとき、ワードデータ送出部
14からの付加ワードデータグループDWNを挿入し、
また、RDデータDRDが、直前10ビットワードデー
タがRDを負(−)とするものであることをあらわすと
き、ワードデータ送出部13からの付加ワードデータグ
ループDWPを挿入する。
【0052】その結果、速度変換・同期データ挿入部2
2からは、図8のBに示される如くの、10ビットワー
ドデータWA0.WB0,WC0,WA1,WB1,W
C1,・・・・・ が連なって形成され、ワード伝送速
度が106.25MBpsに変換された10ビットワー
ド列データDX'(10) に、所定のワード間隔を置いてワ
ード伝送速度を106.25MBpsとする付加ワード
データグループDWNもしくはDWPが挿入されて形成
される、複合10ビットワード列データDZ(10)が
導出される。なお、図8における矢印tは、時間経過を
あらわす。
【0053】速度変換・同期データ挿入部22は、例え
ば、図3に示される具体構成例と同様な具体構成をとる
ものとされる。そして、ワードデータ送出部14からの
ワード伝送速度を106.25MBpsとする付加ワー
ドデータグループDWNは、図1に示される例における
ワードデータ送出部14から送出される付加ワードデー
タグループDWNと同様に、10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
され、例えば、始端から終端へと、D21.4,D2
1.3,10ビットワード同期データである+K28.
5が順次連なり、さらに、+K28.5に任意の10ビ
ットワードデータDXX・X,・・・・・,DYY・
Y,DZZ・Zが順次連なるもの、あるいは、始端から
終端へと、複数の任意の10ビットワードデータDXX
・1,DXX・2,DXX・3,・・・・・,DXX・
nが、DXX・1のRDが負(−)とされるとともに、
DXX・nのRDが負(−)とされるようにして順次連
なり、さらに、DXX・nに10ビットワード同期デー
タである+K28.5及びD21・5が順次連なるもの
とされる。
【0054】また、ワードデータ送出部13からのワー
ド伝送速度を106.25MBpsとする付加ワードデ
ータグループDWPも、図1に示される例におけるワー
ドデータ送出部13から送出される付加ワードデータグ
ループDWPと同様に、10ビットワード同期データを
含んだ複数の10ビットワードデータによって構成さ
れ、例えば、始端から終端へと、D21.5,D21.
3,10ビットワード同期データである+K28.5が
順次連なり、さらに、+K28.5に任意の10ビット
ワードデータDXX・X,・・・・・,DYY・Y,D
ZZ・Zが順次連なるもの、あるいは、始端から終端へ
と、複数の任意の10ビットワードデータDYY・1,
DYY・2,DYY・3,・・・・・,DYY・nが、
DYY・1のRDが正(+)とされるとともに、DYY
・nのRDが負(−)とされるようにして順次連なり、
さらに、DYY・nに10ビットワード同期データであ
る+K28.5及びD21・5が順次連なるものとされ
る。
【0055】上述の付加ワードデータグループDWNも
しくはDWPが挿入されて形成される複合10ビットワ
ード列データDZ(10)は、その付加ワードデータグ
ループDWNもしくはDWPが挿入された部分が、図5
のA,図5のB,図6のAあるいは図6のBに示される
ものと同様にあらわされるものとされる。
【0056】このようにして、速度変換・同期データ挿
入部22において形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、10ビットワード列データ形成部
11から送出されて、P/S変換部23に供給される。
P/S変換部23にあっては、複合10ビットワード列
データDZ(10)に、パラレルデータをシリアルデー
タに変換するP/S変換を施して、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)に基づくシリアルデータDZS
を形成し、そのシリアルデータDZSを送信部24に供
給する。送信部24は、シリアルデータDZSを、例え
ば、オプティカル・ファイバーが用いられて形成された
データ伝送路を通じて伝送すべく、オプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光
信号SZとして送出する。それによって、シリアルデー
タDZSの伝送が行われる。
【0057】図9は、本願の特許請求の範囲に記載され
た発明に係るデータ伝送方法のさらに他の例が実施され
るデータ伝送装置の一例を示す。
【0058】図9に示される例においては、7チャンネ
ルのMPEG画像情報データDA,DB,DC,DD,
DE,DF及びDGが、10ビットワード列データ形成
部11に供給される。7チャンネルのMPEG画像情報
データDA〜DGの夫々は、ビット伝送速度を、例え
ば、29.162Mbpsとするシリアルデータとされ
る。10ビットワード列データ形成部11にあっては、
7チャンネルのMPEG画像情報データDA〜DGが、
相互にビット同期がとられた状態で、8B−10B変換
部12に供給される。
【0059】8B−10B変換部12においては、例え
ば、図10のAに示される如くに、相互にビット同期が
とられた状態で並列的に到来する、各々がビット伝送速
度を29.162Mbpsとするシリアルデータである
7チャンネルのMPEG画像情報データDA〜DGの夫
々における、例えば、図10のAにおいてDA/0〜D
G/0,DA/1〜DG/1,DA/2〜DG/2,・
・・・・の夫々としてあらわされる如くの各ビットデー
タを、DAから順にDGに至り再びDAに戻るようにし
て順次8ビットづつ取り込んで、8ビットワードデータ
を次々と形成していき、それにより、斯かる8ビットワ
ードデータが連なって形成される8ビットワード列デー
タを得る。そして、このようにして得られる7チャンネ
ルのMPEG画像情報データDA〜DGに基づく8ビッ
トワード列データに、8ビットワード列データから10
ビットワード列データへのビット変換である8B−10
B変換を施して、7チャンネルのMPEG画像情報デー
タDA〜DGに基づく10ビットワード列データDX
(10)を得、得られた10ビットワード列データDX
(10)を速度変換・同期データ挿入部25に供給す
る。この10ビットワード列データDX(10)のワー
ド伝送速度は、29.162Mbps×7/8=25.
51675MBpsとされる。
【0060】速度変換・同期データ挿入部25には、ワ
ードデータ送出部26から、10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
される付加ワードデータグループDWSが供給される。
さらに、速度変換・同期データ挿入部25には、互いに
周波数を異にするクロック信号CA及びCBも供給され
る。
【0061】速度変換・同期データ挿入部25は、8B
−10B変換部12からの10ビットワード列データD
X(10)に対して、そのワード伝送速度を、例えば、
25.51675MBpsから26.5625MBps
に変換する速度変換を施すとともに、予め設定された所
定のワード間隔を置いて、ワードデータ送出部26から
の10ビットワード同期データを含んだ付加ワードデー
タグループDWSを挿入し、それにより、7チャンネル
のMPEG画像情報データDA〜DGに基づく、ワード
伝送速度を、例えば、26.5625MBpsとする複
合10ビットワード列データDZ(10)を形成する。
【0062】図11は、速度変換・同期データ挿入部2
5についての具体構成例を示す。この図11に示される
例においては、7チャンネルのMPEG画像情報データ
DA〜DGに基づく10ビットワード列データDX(1
0)がスイッチ15に供給される。スイッチ15は、ス
イッチ制御信号形成部27からの制御信号CSAに応じ
て、所定の期間毎、例えば、1ms間毎の切換えを行
い、それにより、10ビットワード列データDX(1
0)を、1ms間毎にメモリ部16とメモリ部17とに
交互に供給して、10ビットワード列データDX(1
0)についてのメモリ部16とメモリ部17とに対する
振分供給を行う。
【0063】また、メモリ部16とメモリ部17とに関
連して、メモリ制御信号形成部18が設けられており、
メモリ制御信号形成部18には、7チャンネルのMPE
G画像情報データDA〜DGの夫々におけるクロック信
号に同期した周波数を29.162MHzとするクロッ
ク信号CAと、周波数を26.5625MHzとするク
ロック信号CBとが供給される。そして、メモリ制御信
号形成部18は、周波数を29.162MHzとするク
ロック信号CAに基づいて、周波数を25.51675
MHzとする書込制御信号QWを発生するとともに、ク
ロック信号CBに基づいて、周波数を26.5625M
Hzとする読出制御信号QRを発生し、書込制御信号Q
Wと読出制御信号QRとをメモリ部16及びメモリ部1
7の両者に供給する。
【0064】それにより、メモリ部16においては、ス
イッチ15を通じて10ビットワード列データDX(1
0)が供給される期間において、10ビットワード列デ
ータDX(10)が、周波数を25.51675MHz
とする書込制御信号QWに応じて、ワード伝送速度を2
5.51675MBpsとする状態で書き込まれる。ま
た、メモリ部17においても、スイッチ15を通じて1
0ビットワード列データDX(10)が供給される期間
において、10ビットワード列データDX(10)が、
周波数を25.51675MHzとする書込制御信号Q
Wに応じて、ワード伝送速度を25.51675MBp
sとする状態で書き込まれる。従って、メモリ部16及
びメモリ部17における10ビットワード列データDX
(10)のワード伝送速度を25.51675MBps
とする状態での書込みが、スイッチ15の1ms間毎の
切換えに従って交互に1ms間づつ行われる。
【0065】メモリ部16に1ms間に亙って書き込ま
れた10ビットワード列データDX(10)は、その次
の1ms間のうちに、周波数を26.5625MHzと
する読出制御信号QRに応じて、ワード伝送速度を2
6.5625MBpsとする10ビットワード列データ
DX'(10) としてメモリ部16から読み出され、スイッ
チ19に供給される。また、メモリ部17に1ms間に
亙って書き込まれた10ビットワード列データDX(1
0)も、その次の1ms間のうちに、周波数を26.5
625MHzとする読出制御信号QRに応じて、ワード
伝送速度を26.5625MBpsとする10ビットワ
ード列データDX'(10) としてメモリ部17から読み出
され、スイッチ19に供給される。
【0066】スイッチ19には、ワードデータ送出部2
6からの付加ワードデータグループDWSも供給され
る。付加ワードデータグループDWSは、ワード伝送速
度を26.5625MBpsとする10ビットワード列
データとされる。そして、スイッチ19は、スイッチ制
御信号形成部27からの制御信号CSBに応じて、ワー
ドデータ送出部26からのワード伝送速度を26.56
25MBpsとする10ビットワード列データである付
加ワードデータグループDWS,メモリ部17から読み
出されたワード伝送速度を26.5625MBpsとす
る10ビットワード列データDX'(10) 、及び、メモリ
部16から読み出されたワード伝送速度を26.562
5MBpsとする10ビットワード列データDX'(10)
の夫々を、所定のワード期間分づつ順次取り出す。それ
により、スイッチ19から、図10のBに示される如く
の、10ビットワードデータWA0.WB1,WC2,
WD3.WE4,WF5,WG6,・・・・・ が連な
って形成され、ワード伝送速度が26.5625MBp
sに変換された10ビットワード列データDX'(10)
に、所定のワード間隔を置いてワード伝送速度を26.
5625MBpsとする付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される、複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)が導出される。なお、図10における
矢印tは、時間経過をあらわす。
【0067】ワードデータ送出部26からのワード伝送
速度を26.5625MBpsとする付加ワードデータ
グループDWSは、10ビットワード同期データを含ん
だ複数の10ビットワードデータによって構成される
が、その一例にあっては、始端から終端へと、10ビッ
トワード同期データである+K28.5、及び、任意の
10ビットワードデータDXX・X,・・・・・,DY
Y・Y,DZZ・Zが順次連なるものとされる。また、
ワードデータ送出部26からのワード伝送速度を26.
5625MBpsとする付加ワードデータグループDW
Sの他の例にあっては、始端から終端へと、任意の10
ビットワードデータDXX・X,DYY・Y,・・・・
・,10ビットワード同期データである+K28.5,
D21.5が順次連なるものとされる。
【0068】このような付加ワードデータグループDW
Sの場合、10ビットワード同期データである+K2
8.5の直前の10ビットワードデータが、必ずしもR
Dを負(−)にするものとされないことになるが、たと
え、+K28.5の直前の10ビットワードデータがR
Dを正(+)にするものとされても、そのことによる別
段の不都合は生じない。
【0069】上述の付加ワードデータグループDWSの
一例が挿入されて形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、その付加ワードデータグループD
WSが挿入された部分が、図12に示される如くに10
ビットワード同期データである+K28.5を含むもの
とされる。図12において、MPEG10は、図11に
示されるメモリ部16及び17の夫々から読み出された
10ビットワード列データDX'(10) を形成する各10
ビットワードデータをあらわしている。
【0070】また、上述の付加ワードデータグループD
WSの他の例が挿入されて形成される複合10ビットワ
ード列データDZ(10)は、その付加ワードデータグ
ループDWSが挿入された部分が、図13に示される如
くに10ビットワード同期データである+K28.5を
含むものとされる。図13においても、MPEG10
は、図11に示されるメモリ部16及び17の夫々から
読み出された10ビットワード列データDX'(10) を形
成する各10ビットワードデータをあらわしている。
【0071】このようにして、速度変換・同期データ挿
入部25において形成される複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)は、10ビットワード列データ形成部
11から送出されて、P/S変換部23に供給される。
P/S変換部23にあっては、複合10ビットワード列
データDZ(10)に、パラレルデータをシリアルデー
タに変換するP/S変換を施して、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)に基づくシリアルデータDZS
を形成し、そのシリアルデータDZSを送信部24に供
給する。送信部24は、シリアルデータDZSを、例え
ば、オプティカル・ファイバーが用いられて形成された
データ伝送路を通じて伝送すべく、オプティカル・ファ
イバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適した光
信号SZとして送出する。それによって、シリアルデー
タDZSの伝送が行われる。
【0072】図14は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法のさらに別の例が実施さ
れるデータ伝送装置の一例を示す。
【0073】図14に示される例においては、10ビッ
トワード列データ形成部11に、各々が8ビットワード
列データとされた7チャンネルのMPEG画像情報デー
タDA,DB,DC,DD,DE,DF及びDGが、各
8ビットワードデータを単位として順次供給される状態
が繰り返される。8ビットワード列データであるMPE
G画像情報データDA〜DGの各々は、例えば、ワード
伝送速度を29.162Mbps/8=3.64525
MBpsとするパラレルデータとされる。
【0074】10ビットワード列データ形成部11にあ
っては、7チャンネルのMPEG画像情報データDA〜
DGの夫々における各8ビットワードが、順次、8B−
10B変換部12に供給される。8B−10B変換部1
2においては、例えば、図15のAに示される如くに、
相互にビット同期がとられた状態で並列的に到来する、
各々がワード伝送速度を3.64525MBpsとする
パラレルデータである7チャンネルのMPEG画像情報
データDA〜DGの夫々における、例えば、図15のA
においてDA/0〜DA/7,DB/0〜DB/7,D
C/0〜DC/7,・・・・・としてあらわされる如く
の、8ビットワードデータが連なって形成される、ワー
ド伝送速度を7×29.162Mbps/8=25.5
1675MBpsとする8ビットワード列データを得
る。そして、このようにして得られる7チャンネルのM
PEG画像情報データDA〜DGに基づく8ビットワー
ド列データに、8ビットワード列データから10ビット
ワード列データへのビット変換である8B−10B変換
を施して、7チャンネルのMPEG画像情報データDA
〜DGに基づく10ビットワード列データDX(10)
を得、得られた10ビットワード列データDX(10)
を速度変換・同期データ挿入部25に供給する。
【0075】速度変換・同期データ挿入部25には、ワ
ードデータ送出部26から、10ビットワード同期デー
タを含んだ複数の10ビットワードデータによって構成
され、ワード伝送速度を26.5625MBpsとする
付加ワードデータグループDWSが供給される。さら
に、速度変換・同期データ挿入部25には、互いに周波
数を異にするクロック信号CA及びCBも供給される。
【0076】速度変換・同期データ挿入部25は、8B
−10B変換部12からの10ビットワード列データD
X(10)に対して、そのワード伝送速度を、例えば、
25.51675MBpsから26.5625MBps
に変換する速度変換を施すとともに、予め設定された所
定のワード間隔を置いて、ワードデータ送出部26から
の10ビットワード同期データを含んだ付加ワードデー
タグループDWSを挿入し、それにより、例えば、図1
5のBに示される如くの、ワード伝送速度が26.56
25Mbpsに変換された10ビットワード列データ
に、所定のワード間隔を置いてワード伝送速度を26.
5625MBpsとする付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される、7チャンネルのMPEG画
像情報データDA〜DGに基づいた、ワード伝送速度を
26.5625MBpsとする複合10ビットワード列
データDZ(10)を形成する。なお、図15における
矢印tは、時間経過をあらわす。
【0077】斯かる例にあっても、速度変換・同期デー
タ挿入部25は、例えば、図11に示される具体構成例
と同様な具体構成をとるものとされ、クロック信号CA
の周波数が29.162MHzに選定されるとともに、
クロック信号CBの周波数が26.5625MHzに選
定される。
【0078】そして、ワードデータ送出部26からのワ
ード伝送速度を26.5625MBpsとする付加ワー
ドデータグループDWSは、図9に示される例における
ワードデータ送出部26から送出される付加ワードデー
タグループDWSと同様に、例えば、10ビットワード
同期データを含んだ複数の10ビットワードデータによ
って構成され、その一例にあっては、始端から終端へ
と、10ビットワード同期データである+K28.5、
及び、任意の10ビットワードデータDXX・X,・・
・・・,DYY・Y,DZZ・Zが順次連なるものとさ
れ、また、他の例にあっては、始端から終端へと、任意
の10ビットワードデータDXX・X,DYY・Y,・
・・・・,10ビットワード同期データである+K2
8.5,D21.5が順次連なるものとされる。
【0079】このような付加ワードデータグループDW
Sが挿入されて形成される複合10ビットワード列デー
タDZ(10)は、その付加ワードデータグループDW
Sが挿入された部分が、図12あるいは図13に示され
る複合10ビットワード列データDZ(10)の部分と
同様なものとされる。
【0080】上述の如くにして、速度変換・同期データ
挿入部25において形成される複合10ビットワード列
データDZ(10)は、10ビットワード列データ形成
部11から送出されて、P/S変換部23に供給され
る。P/S変換部23にあっては、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)に、パラレルデータをシリアル
データに変換するP/S変換を施して、複合10ビット
ワード列データDZ(10)に基づくシリアルデータD
ZSを形成し、そのシリアルデータDZSを送信部24
に供給する。送信部24は、シリアルデータDZSを、
例えば、オプティカル・ファイバーが用いられて形成さ
れたデータ伝送路を通じて伝送すべく、オプティカル・
ファイバーが用いられて形成されたデータ伝送路に適し
た光信号SZとして送出する。それによって、シリアル
データDZSの伝送が行われる。
【0081】図16は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の一例に従って図1に示
されるデータ伝送装置における送信部24から送出され
る、複合10ビットワード列データDZ(10)が変換
されて得られたシリアルデータDZSに基づく光信号S
Zを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0082】この図16に示されるデータ受信装置の例
にあっては、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路を通じて伝送された光信
号SZを受信する受信部41が備えられている。受信部
41は、光信号SZを受信するとき、受信された光信号
SZに基づくシリアルデータDZSを再生し、再生され
たシリアルデータDZSをシリアル/パラレル(S/
P)変換・ワード同期データ検出部42に供給する。
【0083】S/P変換・ワード同期データ検出部42
にあっては、シリアルデータDZSにシリアル/パラレ
ル変換が施されて、図17のA,図17のC,図18の
Aもしくは図18のCに示される如くの、例えば、ワー
ド伝送速度を106.25MBpsとするパラレルデー
タである複合10ビットワード列データDZ(10)が
形成される。そして、S/P変換・ワード同期データ検
出部42から得られる複合10ビットワード列データD
Z(10)は、8ビットワード列データ形成部43に供
給される。
【0084】また、S/P変換・ワード同期データ検出
部42においては、複合10ビットワード列データDZ
(10)における付加ワードデータグループDWNもし
くはDWPが挿入された部分に含まれる、RDを正
(+)とする10ビットワード同期データである+K2
8.5を検出して、ワード同期データ検出出力信号SW
Sを送出する。ワード同期データ検出出力信号SWS
は、複合10ビットワード列データDZ(10)が図1
7のAに示される如くのものである場合には、その複合
10ビットワード列データDZ(10)における+K2
8.5に対応して、図17のBに示される如くに得ら
れ、複合10ビットワード列データDZ(10)が図1
7のCに示される如くのものである場合には、その複合
10ビットワード列データDZ(10)における+K2
8.5に対応して、図17のDに示される如くに得ら
れ、複合10ビットワード列データDZ(10)が図1
8のAに示される如くのものである場合には、その複合
10ビットワード列データDZ(10)における+K2
8.5に対応して、図18のBに示される如くに得ら
れ、さらに、複合10ビットワード列データDZ(1
0)が図18のCに示される如くのものである場合に
は、その複合10ビットワード列データDZ(10)に
おける+K28.5に対応して、図18のDに示される
如くに得られる。
【0085】S/P変換・ワード同期データ検出部42
から得られるワード同期データ検出出力信号SWSは、
同期信号形成部44に供給される。同期信号形成部44
においては、ワード同期データ検出出力信号SWSに基
づくワード同期信号CWが形成される。
【0086】S/P変換・ワード同期データ検出部42
からの複合10ビットワード列データDZ(10)が供
給される8ビットワード列データ形成部43には、同期
信号形成部44からのワード同期信号CWも供給され
る。そして、8ビットワード列データ形成部43におい
ては、複合10ビットワード列データDZ(10) とワ
ード同期信号CWとが、速度変換・同期データ分離部4
5に供給される。
【0087】速度変換・同期データ分離部45において
は、ワード同期信号CWによる同期制御が行われるもと
で、複合10ビットワード列データDZ(10) から、
ワード伝送速度を106.25MBpsとする10ビッ
トワード列データDX(10) と、付加ワードデータグ
ループDWNもしくはDWPとが、分離されて取り出さ
れる。そして、取り出された10ビットワード列データ
DX(10) には、ワード伝送速度を106.25MB
psとするものから、ワード伝送速度を87.486M
Bpsとするものへの速度変換が施される。
【0088】ワード伝送速度を87.486MBpsと
するものとして速度変換・同期データ分離部45から得
られる10ビットワード列データDX(10) は、10
B−8B変換部46に供給される。10B−8B変換部
46には、同期信号形成部44からのワード同期信号C
Wも供給され、10B−8B変換部46においては、ワ
ード同期信号CWによる同期制御が行われるもとで、1
0ビットワード列データDX(10) に、10ビットワ
ード列データを8ビットワード列データにビット変換す
る10B−8B変換が施され、8ビットワード列データ
DX(8)が形成される。
【0089】さらに、10B−8B変換部46において
は、10B−8B変換により得られた8ビットワード列
データDX(8) を構成する各8ビットワードデータに
おける8個のビットデータの夫々が、個別に取り出され
る状態が継続されて、8ビットワード列データDX
(8) に基づく、各々がビット伝送速度を87.486
Mbpsとするシリアルデータとされた8チャンネルの
MPEG画像情報データA0,A1,A2,A3,A
4,A5,A6及びA7 が形成される。それにより、1
0B−8B変換部46から、再生された8チャンネルの
MPEG画像情報データA0〜A7 が導出される。
【0090】図19は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法の他の例に従って図7に
示されるデータ伝送装置における送信部24から送出さ
れる、複合10ビットワード列データDZ(10)が変
換されて得られたシリアルデータDZSに基づく光信号
SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0091】この図19に示されるデータ受信装置の例
にあっては、図16に示されるデータ受信装置の例の場
合と同様に、受信部41,S/P変換・ワード同期デー
タ検出部42,8ビットワード列データ形成部43,同
期信号形成部44,速度変換・同期データ分離部45及
び10B−8B変換部46が備えられており、これらは
図16に示されるデータ受信装置における対応する各部
と同様に動作する。
【0092】そして、図19に示されるデータ受信装置
の例にあっては、速度変換・同期データ分離部45にお
いて、複合10ビットワード列データDZ(10)から
10ビットワード列データDX(10)と、付加ワード
データグループDWSとが分離されて取り出される。速
度変換・同期データ分離部45において、複合10ビッ
トワード列データDZ(10)から分離され、ワード伝
送速度を87.486MBpsとするものに変換された
10ビットワード列データDX(10) が、10B−8
B変換部46において、ワード伝送速度を87.486
MBpsとする8ビットワード列データDX(8) にビ
ット変換される10B−8B変換を受ける。さらに、1
0B−8B変換部46においては、10B−8B変換に
より得られた8ビットワード列データDX(8) を構成
する各8ビットワードデータにおける8個のビットデー
タの夫々が、個別に取り出される状態が継続されて、8
ビットワード列データDX(8) に基づく、各々がビッ
ト伝送速度を87.486Mbpsとするシリアルデー
タとされた8チャンネルの多重MPEG画像情報データ
DM0,DM1,DM2,DM3,DM4,DM5,D
M6及びDM7 が得られる。そして、10B−8B変換
部46から、8チャンネルの多重MPEG画像情報デー
タDM0〜DM7 が導出されて、8個のデータ分離部4
7A,47B,47C,47D,47E,47F,47
G及び47Hに夫々供給される。
【0093】データ分離部47Aにおいては、多重MP
EG画像情報データDM0に基づき、各々がビット伝送
速度を29.162Mbpsとするシリアルデータとさ
れる3チャンネルの個別MPEG画像情報データA0,
B0及びC0が互いに分離されて導出される。同様に、
データ分離部47Bにおいては、多重MPEG画像情報
データDM1に基づき、各々がビット伝送速度を29.
162Mbpsとするシリアルデータとされる3チャン
ネルの個別MPEG画像情報データA1,B1及びC1
が互いに分離されて導出され,データ分離部47Cにお
いては、多重MPEG画像情報データDM2に基づき、
各々がビット伝送速度を29.162Mbpsとするシ
リアルデータとされる3チャンネルの個別MPEG画像
情報データA2,B2及びC2が互いに分離されて導出
され,データ分離部47Dにおいては、多重MPEG画
像情報データDM3に基づき、各々がビット伝送速度を
29.162Mbpsとするシリアルデータとされる3
チャンネルの個別MPEG画像情報データA3,B3及
びC3が互いに分離されて導出され,データ分離部47
Eにおいては、多重MPEG画像情報データDM4に基
づき、各々がビット伝送速度を29.162Mbpsと
するシリアルデータとされる3チャンネルの個別MPE
G画像情報データA4,B4及びC4が互いに分離され
て導出され,データ分離部47Fにおいては、多重MP
EG画像情報データDM5に基づき、各々がビット伝送
速度を29.162Mbpsとするシリアルデータとさ
れる3チャンネルの個別MPEG画像情報データA5,
B5及びC5が互いに分離されて導出され,データ分離
部47Gにおいては、多重MPEG画像情報データDM
6に基づき、各々がビット伝送速度を29.162Mb
psとするシリアルデータとされる3チャンネルの個別
MPEG画像情報データA6,B6及びC6が互いに分
離されて導出され,データ分離部47Hにおいては、多
重MPEG画像情報データDM7に基づき、各々がビッ
ト伝送速度を29.162Mbpsとするシリアルデー
タとされる3チャンネルの個別MPEG画像情報データ
A7,B7及びC7が互いに分離されて導出される。
【0094】このようにして、各々がビット伝送速度を
29.162Mbpsとするシリアルデータである個別
MPEG画像情報データA0,B0,C0〜A7,B
7,C7の夫々が再生される。
【0095】図20は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法のさらに他の例に従って
図9に示されるデータ伝送装置における送信部24から
送出される、複合10ビットワード列データDZ(1
0)が変換されて得られたシリアルデータDZSに基づ
く光信号SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0096】この図20に示されるデータ受信装置の例
にあっても、例えば、オプティカル・ファイバーが用い
られて形成されたデータ伝送路を通じて伝送された光信
号SZを受信する受信部41が備えられている。受信部
41は、光信号SZを受信するとき、受信された光信号
SZに基づくシリアルデータDZSを再生し、再生され
たシリアルデータDZSをS/P変換・ワード同期デー
タ検出部42に供給する。
【0097】S/P変換・ワード同期データ検出部42
にあっては、シリアルデータDZSにシリアル/パラレ
ル変換が施されて、図21のAもしくは図22のAに示
される如くの、例えば、ワード伝送速度を26.562
5MBpsとするパラレルデータである複合10ビット
ワード列データDZ(10)が形成される。そして、S
/P変換・ワード同期データ検出部42から得られる複
合10ビットワード列データDZ(10)は、8ビット
ワード列データ形成部43に供給される。
【0098】また、S/P変換・ワード同期データ検出
部42においては、複合10ビットワード列データDZ
(10)における付加ワードデータグループDWSが挿
入された部分に含まれる、RDを正(+)とする10ビ
ットワード同期データである+K28.5を検出して、
ワード同期データ検出出力信号SWSを送出する。ワー
ド同期データ検出出力信号SWSは、複合10ビットワ
ード列データDZ(10)が図21のAに示される如く
のものである場合には、その複合10ビットワード列デ
ータDZ(10)における+K28.5に対応して、図
21のBに示される如くに得られ、複合10ビットワー
ド列データDZ(10)が図22のAに示される如くの
ものである場合には、その複合10ビットワード列デー
タDZ(10)における+K28.5に対応して、図2
2のBに示される如くに得られる。
【0099】S/P変換・ワード同期データ検出部42
から得られるワード同期データ検出出力信号SWSは、
同期信号形成部44に供給される。同期信号形成部44
においては、ワード同期データ検出出力信号SWSに基
づくワード同期信号CWが形成される。
【0100】S/P変換・ワード同期データ検出部42
からの複合10ビットワード列データDZ(10)が供
給される8ビットワード列データ形成部43には、同期
信号形成部44からのワード同期信号CWも供給され
る。そして、8ビットワード列データ形成部43におけ
る速度変換・同期データ分離部45においては、ワード
同期信号CWによる同期制御が行われるもとで、複合1
0ビットワード列データDZ(10) から、ワード伝送
速度を26.5625MBpsとする10ビットワード
列データDX(10) と、付加ワードデータグループD
WSとが、分離されて取り出される。そして、取り出さ
れた10ビットワード列データDX(10) には、ワー
ド伝送速度を26.5625MBpsとするものから、
ワード伝送速度を29.162Mbps×7/8=2
5.51675MBpsとするものへの速度変換が施さ
れる。
【0101】ワード伝送速度を25.51675MBp
sとするものとして速度変換・同期データ分離部45か
ら得られる10ビットワード列データDX(10) は、
10B−8B変換部46に供給される。10B−8B変
換部46には、同期信号形成部44からのワード同期信
号CWも供給され、10B−8B変換部46において
は、ワード同期信号CWによる同期制御が行われるもと
で、10ビットワード列データDX(10) に、10ビ
ットワード列データを8ビットワード列データにビット
変換する10B−8B変換が施され、8ビットワード列
データDX(8)が形成される。
【0102】さらに、10B−8B変換部46において
は、10B−8B変換により得られた8ビットワード列
データDX(8) を構成する各8ビットワードデータに
おける8個のビットデータの夫々が、7個づつ順次取り
出される状態が継続されて、8ビットワード列データD
X(8) に基づく、各々がビット伝送速度を29.16
2Mbpsとするシリアルデータとされた7チャンネル
のMPEG画像情報データDA,DB,DC,DD,D
E,DF及びDGが形成される。それにより、10B−
8B変換部46から、再生された7チャンネルのMPE
G画像情報データDA〜DGが導出される。
【0103】図23は、本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係るデータ伝送方法のさらに別の例に従って
図14に示されるデータ伝送装置における送信部24か
ら送出される、複合10ビットワード列データDZ(1
0)が変換されて得られたシリアルデータDZSに基づ
く光信号SZを受信するデータ受信装置の一例を示す。
【0104】この図23に示されるデータ受信装置の例
にあっては、図19に示されるデータ受信装置の例の場
合と同様に、受信部41,S/P変換・ワード同期デー
タ検出部42,8ビットワード列データ形成部43,同
期信号形成部44,速度変換・同期データ分離部45及
び10B−8B変換部46が備えられており、これらは
図19に示されるデータ受信装置における対応する各部
と同様に動作する。
【0105】そして、図23に示されるデータ受信装置
の例においては、速度変換・同期データ分離部45にお
いて、複合10ビットワード列データDZ(10) か
ら、ワード伝送速度を26.5625MBpsとする1
0ビットワード列データDX(10) と、付加ワードデ
ータグループDWSとが、分離されて取り出される。そ
して、取り出された10ビットワード列データDX(1
0) には、ワード伝送速度を26.5625MBpsと
するものから、ワード伝送速度を7×29.162Mb
ps/8=25.51675MBpsとするものへの速
度変換が施される。
【0106】ワード伝送速度を25.51675MBp
sとするものとして速度変換・同期データ分離部45か
ら得られる10ビットワード列データDX(10) は、
10B−8B変換部46に供給される。10B−8B変
換部46には、同期信号形成部44からのワード同期信
号CWも供給され、10B−8B変換部46において
は、ワード同期信号CWによる同期制御が行われるもと
で、10ビットワード列データDX(10) に、10ビ
ットワード列データを8ビットワード列データにビット
変換する10B−8B変換が施され、8ビットワード列
データDX(8)が形成される。
【0107】さらに、10B−8B変換部46におい
て、8ビットワード列データDX(8) を構成する各8
ビットワードデータが、7個づつ順次取り出される状態
が繰り返されて、8ビットワード列データDX(8) に
基づく、各々がワード伝送速度を29.162Mbps
/8=3.64525MBpsとする8ビットワード列
データとされた7チャンネルのMPEG画像情報データ
DA〜DGが順次得られ、それらが8ビットワード列デ
ータ形成部43から導出される。このようにして、各々
がワード伝送速度を3.64525MBpsとする8ビ
ットワード列データとされた7チャンネルのMPEG画
像情報データDA〜DGの夫々が再生される。
【0108】上述の本願の特許請求の範囲に記載された
発明に係るデータ伝送方法の各例にあっては、付加ワー
ドデータグループDWN,DWPもしくはDWSが、複
合10ビットワード列データDZ(10)における必ず
RDを正(+)とする10ビットワード同期データであ
る+K28.5を含む部分を形成するものとされている
が、本願の特許請求の範囲に記載された発明に係るデー
タ伝送方法にあっては、付加ワードデータグループDW
N,DWPもしくはDWSを、複合10ビットワード列
データDZ(10)における必ずRDを負(−)とする
10ビットワード同期データである−K28.5を含む
部分を形成するものとなすこともできる。斯かる際に
は、前述の図16,図19,図20及び図23の夫々に
示されるデータ受信装置は、そのS/P変換・ワード同
期データ検出部42が、RDを負(−)とする10ビッ
トワード同期データである−K28.5を検出して、ワ
ード同期データ検出出力信号SWSを送出するものとさ
れる。
【0109】また、上述の図9あるいは図14に示され
るデータ伝送装置が用いられて実施される本願の特許請
求の範囲に記載された発明に係るデータ伝送方法の例に
あっては、7チャンネルのMPEG画像情報データが多
重伝送されるようになされているが、多重伝送されるM
PEG画像情報データの数は、7チャンネルに限られる
ものではなく、例えば、7チャンネル以下のチャンネル
数となすことができる。
【0110】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項8までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法によれば、
伝送されるべく送出される、複数のMPEG画像情報デ
ータに基づく複合10ビットワード列データには、RD
を予め定められた正もしくは負とする10ビットワード
同期データが含まれていることになり、斯かる複合10
ビットワード列データに含まれる10ビットワード同期
データのRDは、伝送された複合10ビットワード列デ
ータを受ける受信側におけるワード同期データ検出が、
RDを正とするワード同期データのみを検出するものさ
れているか、RDを負とするワード同期データのみを検
出するものとされているかに応じて、予め正もしくは負
に設定される。そして、このように伝送されるべく送出
される、複数のMPEG画像情報データに基づく複合1
0ビットワード列データは、それを受ける受信側がワー
ド同期データ検出を、RDを正とするワード同期データ
のみを検出することにより行う場合、もしくは、RDを
負とするワード同期データのみを検出することにより行
う場合のいずれのもとにおいても、受信側において、1
0ビットワード同期データが、10ビットワード列デー
タから8ビットワード列データへの変換等のため必要と
されるワード同期データとして、適正に検出されること
になるものとされるので、受信側にあっては、受信され
た複合10ビットワード列データに基づく複数のMPE
G画像情報データの再生のための処理に必要とされるデ
ータ同期状態が、確実に得られる状態が確保されること
になる。
【0111】即ち、本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項8までのいずれかに記載された発明に係
るデータ伝送方法によれば、伝送されるべきデータに基
づいてワード同期データが付加された8ビットワード列
データが形成され、その8ビットワード列データが、8
B−10B変換処理及び他の処理が施されて、伝送され
るべきデータに基づく10ビットワード列データと10
ビットワード同期データとを含んだ複合10ビットワー
ド列データを形成するものとされ、その複合10ビット
ワード列データが伝送されるべく送出される伝送方式を
もって、複数のMPEG画像情報データを多重して適正
に伝送することができることになる。
【0112】また、本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項8までのいずれかに記載された発明に係
るデータ伝送方法にあっては、複数のMPEG画像情報
データに基づく8ビットワード列データを得るにあた
り、複数のMPEG画像情報データが、請求項5,請求
項6,請求項7及び請求項8に夫々記載された発明に係
るデータ伝送方法における如くに、各々がシリアルデー
タとされた8チャンネルのMPEG画像情報データであ
って相互にビット同期関係にあるもの,各々が個別のシ
リアルデータとされた複数の個別MPEG画像情報デー
タを多重して得たシリアルデータである複数の多重MP
EG画像情報データであって相互にビット同期関係にあ
るもの,各々がシリアルデータとされた7チャンネル以
下のチャンネル数のMPEG映像情報データであって相
互にビット同期関係にあるもの、及び、各々が8ビット
ワード列データとされた複数のMPEG映像情報データ
であって、夫々における8ビットワードデータ毎に順次
到来する状態を繰り返すものとされ、それにより、複数
のMPEG画像情報データに基づく8ビットワード列デ
ータが、確実に得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法の一例が実施されるデータ伝送装置の
例を示すブロック構成図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法の一例の説明に供されるタイムチャー
トである。
【図3】 図1に示されるデータ伝送装置における速度
変換・同期データ挿入部の具体構成例を示すブロック構
成図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法の例において用いられる付加ワードデ
ータグループに含まれる10ビットワードデータの説明
に供される概念図である。
【図5】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法の例の説明に供されるタイムチャート
である。
【図6】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法の例の説明に供されるタイムチャート
である。
【図7】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法の他の例が実施されるデータ伝送装置
の例を示すブロック構成図である。
【図8】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法の他の例の説明に供されるタイムチャ
ートである。
【図9】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に係
るデータ伝送方法のさらに他の例が実施されるデータ伝
送装置の例を示すブロック構成図である。
【図10】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法のさらに他の例の説明に供されるタ
イムチャートである。
【図11】 図9に示されるデータ伝送装置における速
度変換・同期データ挿入部の具体構成例を示すブロック
構成図である。
【図12】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法の例の説明に供されるタイムチャー
トである。
【図13】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法の例の説明に供されるタイムチャー
トである。
【図14】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法のさらに別の例が実施されるデータ
伝送装置の例を示すブロック構成図である。
【図15】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法のさらに別の例の説明に供されるタ
イムチャートである。
【図16】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法の一例に従って送出される光信号を
受信するデータ受信装置の一例を示すブロック構成図で
ある。
【図17】 図16に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図18】 図16に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図19】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法の他の例に従って送出される光信号
を受信するデータ受信装置の一例を示すブロック構成図
である。
【図20】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法のさらに他の例に従って送出される
光信号を受信するデータ受信装置の一例を示すブロック
構成図である。
【図21】 図20に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図22】 図20に示されるデータ受信装置の動作説
明に供されるタイムチャートである。
【図23】 本願の特許請求の範囲に記載された発明に
係るデータ伝送方法のさらに別の例に従って送出される
光信号を受信するデータ受信装置の一例を示すブロック
構成図である。
【図24】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れる“フレーム”の説明に供される概念図である。
【図25】 ディジタルデータの伝送にあたって用いら
れるワード同期データの説明に供される概念図である。
【符号の説明】
11・・・10ビットワード列データ形成部, 12・
・・8B−10B変換部, 13,14,26・・・ワ
ードデータ送出部, 15,19,20・・・スイッ
チ, 16,17・・・メモリ部, 18・・・メモリ
制御信号形成部,21,27・・・スイッチ制御信号形
成部, 22,25・・・速度変換・同期データ挿入
部, 23・・・P/S変換部, 24・・・送信部,
31A〜31H・・・データ多重部, 41・・・受
信部, 42・・・S/P変換・ワード同期データ検出
部, 43・・・8ビットワード列データ形成部, 4
4・・・同期信号形成部, 45・・・速度変換・同期
データ分離部, 46・・・10B−8B変換部, 4
7A〜47H・・・データ分離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK34 KK50 LA02 MA00 RA02 RB01 RB09 RB10 RC02 RE04 UA24 UA32 5K029 AA00 BB01 CC04 DD02 EE06 EE18 GG03 GG07 GG10 5K047 AA00 BB02 CC01 DD02 HH03 LL01 MM02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が高能率符号化によるデータ圧縮が施
    されたものとされる複数の画像情報データに基づく8ビ
    ットワード列データを得るとともに、該8ビットワード
    列データについての10ビットワード列データへのビッ
    ト変換を行い、該10ビットワード列データに、所定の
    ワード間隔を置いて、予め設定されたコードを有する1
    0ビットワード同期データを含んだ付加ワードデータグ
    ループを挿入することにより、ランニング・ディスパリ
    ティを予め定められた正もしくは負とする10ビットワ
    ード同期データを含んだ複合10ビットワード列データ
    を形成し、該複合10ビットワード列データをシリアル
    データに変換して、該シリアルデータを伝送すべく送出
    するデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】付加ワードデータグループを、複合10ビ
    ットワード列データに、ランニング・ディスパリティを
    正とする10ビットワード同期データが含まれることに
    なるものに選定することを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ伝送方法。
  3. 【請求項3】付加ワードデータグループを、複合10ビ
    ットワード列データに、ランニング・ディスパリティを
    負とする10ビットワード同期データが含まれることに
    なるものに選定することを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ伝送方法。
  4. 【請求項4】付加ワードデータグループを、ランニング
    ・ディスパリティをニュートラルとする10ビットワー
    ドデータとされた補助ワードデータを含むものとするこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載のデータ伝送
    方法。
  5. 【請求項5】複数の画像情報データを、各々が高能率符
    号化によるデータ圧縮が施されて得られるシリアルデー
    タとされた8チャンネルの映像情報データであって、相
    互にビット同期関係にあるものとすることを特徴とする
    請求項1から請求項4までのいずれかに記載のデータ伝
    送方法。
  6. 【請求項6】複数の画像情報データを、各々が個別の高
    能率符号化によるデータ圧縮が施されて得られるシリア
    ルデータとされた複数の個別映像情報データを多重して
    得たシリアルデータである8チャンネルの多重映像情報
    データであって、相互にビット同期関係にあるものとす
    ることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれ
    かに記載のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】複数の画像情報データを、各々が高能率符
    号化によるデータ圧縮が施されて得られるシリアルデー
    タとされた7チャンネル以下のチャンネル数の映像情報
    データであって、相互にビット同期関係にあるものとす
    ることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれ
    かに記載のデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】複数の画像情報データを、各々が高能率符
    号化によるデータ圧縮が施されて得られる8ビットワー
    ド列データであって、複数の上記8ビットワード列デー
    タが各々における8ビットワードデータ毎に順次到来す
    る状態を繰り返すものとすることを特徴とする請求項1
    から請求項4までのいずれかに記載のデータ伝送方法。
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