JP2000208500A - コ―ルドウォ―ル型枚葉式ランプ加熱炉 - Google Patents
コ―ルドウォ―ル型枚葉式ランプ加熱炉Info
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- JP2000208500A JP2000208500A JP11004709A JP470999A JP2000208500A JP 2000208500 A JP2000208500 A JP 2000208500A JP 11004709 A JP11004709 A JP 11004709A JP 470999 A JP470999 A JP 470999A JP 2000208500 A JP2000208500 A JP 2000208500A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 コールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉を用
いてハロゲンガスあるいはN2Oガスを含んだ雰囲気で
熱酸化を行う際に、ハロゲンガスやN2Oガスがウェー
ハ直上ではなく、事前に加熱分解された状態でウェーハ
に到達することが可能なコールドウォール型枚葉式ラン
プ加熱炉を提供し、半導体基板の膜厚や特性の均一性を
向上させた半導体装置を提供する。 【解決手段】 加熱分解した後に酸化性ガスを生成し、
半導体基板に酸化膜を形成する反応性ガスを用いて熱酸
化を行うコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉におい
て、半導体基板1を収容する反応チャンバー2の、半導
体基板の上方に複数の加熱用ランプ3を設け、さらに加
熱用ランプ3の間において複数のガス導入孔22を形成
し、このガス導入孔を通して反応性ガスを導入するよう
に構成したことを特徴とする。
いてハロゲンガスあるいはN2Oガスを含んだ雰囲気で
熱酸化を行う際に、ハロゲンガスやN2Oガスがウェー
ハ直上ではなく、事前に加熱分解された状態でウェーハ
に到達することが可能なコールドウォール型枚葉式ラン
プ加熱炉を提供し、半導体基板の膜厚や特性の均一性を
向上させた半導体装置を提供する。 【解決手段】 加熱分解した後に酸化性ガスを生成し、
半導体基板に酸化膜を形成する反応性ガスを用いて熱酸
化を行うコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉におい
て、半導体基板1を収容する反応チャンバー2の、半導
体基板の上方に複数の加熱用ランプ3を設け、さらに加
熱用ランプ3の間において複数のガス導入孔22を形成
し、このガス導入孔を通して反応性ガスを導入するよう
に構成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱分解した後に
酸化性ガスを生成し、半導体基板に酸化膜を形成するガ
ス(例えばハロゲンガスやN2Oガス)を用いて熱酸化
を行うコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉に関す
る。
酸化性ガスを生成し、半導体基板に酸化膜を形成するガ
ス(例えばハロゲンガスやN2Oガス)を用いて熱酸化
を行うコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造における酸化膜成長や窒化膜
成長では、導入ガスが加熱分解反応をしたガスが半導体
基板上で反応し、膜が成長することが重要な要素の一つ
となっている。
成長では、導入ガスが加熱分解反応をしたガスが半導体
基板上で反応し、膜が成長することが重要な要素の一つ
となっている。
【0003】通常、DCE(ジクロルエチレン)による
ハロゲン酸化やN2Oによる酸窒化成長においては、図
3に示した様なバッチ式の縦型拡散炉を用いて膜が形成
される。
ハロゲン酸化やN2Oによる酸窒化成長においては、図
3に示した様なバッチ式の縦型拡散炉を用いて膜が形成
される。
【0004】しかしながら、この手法では、薄い酸化膜
や窒化膜を形成することが難しくなっているため、より
高性能なLSIに必要とされる、薄いゲート酸化膜(約
40Å以下)を形成することが不可能である。このた
め、図4に示した様なコールドウォール型枚葉式ランプ
加熱炉によるゲート酸化膜の形成が必須となりつつあ
る。このコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉は、半
導体基板がランプにより加熱され、高温状態の半導体基
板上に導入ガスが横方向から流れ込み、半導体基板周辺
部から中心部方向へ流れながら半導体基板と反応する。
や窒化膜を形成することが難しくなっているため、より
高性能なLSIに必要とされる、薄いゲート酸化膜(約
40Å以下)を形成することが不可能である。このた
め、図4に示した様なコールドウォール型枚葉式ランプ
加熱炉によるゲート酸化膜の形成が必須となりつつあ
る。このコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉は、半
導体基板がランプにより加熱され、高温状態の半導体基
板上に導入ガスが横方向から流れ込み、半導体基板周辺
部から中心部方向へ流れながら半導体基板と反応する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このコールド
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉を用いてDCEハロゲン
酸化やN2O酸窒化成長を行った場合、横方向から導入
されたDCEガスあるいはN2Oガスは、加熱されてい
る半導体基板の熱伝導あるいは輻射熱によりはじめて熱
分解反応を起こす。そのため、半導体基板上をガスが横
切って移動する過程で熱分解反応を起こし、塩酸(HC
l)、水が生成されて行く(酸窒化膜の場合はNOとO
2ガス)。
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉を用いてDCEハロゲン
酸化やN2O酸窒化成長を行った場合、横方向から導入
されたDCEガスあるいはN2Oガスは、加熱されてい
る半導体基板の熱伝導あるいは輻射熱によりはじめて熱
分解反応を起こす。そのため、半導体基板上をガスが横
切って移動する過程で熱分解反応を起こし、塩酸(HC
l)、水が生成されて行く(酸窒化膜の場合はNOとO
2ガス)。
【0006】したがって、この塩酸や水と半導体基板と
の反応は、半導体基板周辺部と中心部とでは異なってし
まい、半導体基板面内の均一性が低下する。そのため、
酸化膜の膜厚や不純物除去効果が面内でばらついてしま
うという問題が生じる。
の反応は、半導体基板周辺部と中心部とでは異なってし
まい、半導体基板面内の均一性が低下する。そのため、
酸化膜の膜厚や不純物除去効果が面内でばらついてしま
うという問題が生じる。
【0007】本発明の主な目的の一つは コールドウォ
ール型枚葉式ランプ加熱炉を用いてハロゲンガスあるい
はN2Oガスを含んだ雰囲気で熱酸化を行う際に、ハロ
ゲンガスやN2Oガスがウェーハ直上ではなく、事前に
加熱分解された状態でウェーハに到達することが可能な
コールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉を提供し、半導
体基板の膜厚や特性の均一性を向上させた半導体装置を
提供することにある。
ール型枚葉式ランプ加熱炉を用いてハロゲンガスあるい
はN2Oガスを含んだ雰囲気で熱酸化を行う際に、ハロ
ゲンガスやN2Oガスがウェーハ直上ではなく、事前に
加熱分解された状態でウェーハに到達することが可能な
コールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉を提供し、半導
体基板の膜厚や特性の均一性を向上させた半導体装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコールドウォー
ル型枚葉式ランプ加熱炉は、加熱分解した後に酸化性ガ
スを生成し、半導体基板に酸化膜を形成する反応性ガス
を用いて熱酸化を行うコールドウォール型枚葉式ランプ
加熱炉において、前記半導体基板を収容する反応チャン
バーの、半導体基板の上方において複数の加熱用ランプ
を設け、さらに前記加熱用ランプの間において複数のガ
ス導入孔を形成し、このガス導入孔を通して前記反応性
ガスを導入するように構成したことを特徴とする。
ル型枚葉式ランプ加熱炉は、加熱分解した後に酸化性ガ
スを生成し、半導体基板に酸化膜を形成する反応性ガス
を用いて熱酸化を行うコールドウォール型枚葉式ランプ
加熱炉において、前記半導体基板を収容する反応チャン
バーの、半導体基板の上方において複数の加熱用ランプ
を設け、さらに前記加熱用ランプの間において複数のガ
ス導入孔を形成し、このガス導入孔を通して前記反応性
ガスを導入するように構成したことを特徴とする。
【0009】すなわち本発明によれば、加熱分解した後
に酸化性ガスを生成し、半導体基板に酸化膜を形成する
ガス(例えばハロゲンガスやN2Oガス)を用いて熱酸
化を行う際に、その未分解状態であるガスが事前に加熱
分解された状態でウェーハに到達することが可能であ
る。
に酸化性ガスを生成し、半導体基板に酸化膜を形成する
ガス(例えばハロゲンガスやN2Oガス)を用いて熱酸
化を行う際に、その未分解状態であるガスが事前に加熱
分解された状態でウェーハに到達することが可能であ
る。
【0010】本発明のコールドウォール型枚葉式ランプ
加熱炉においては、キャリアガスである窒素をDCE溶
液が封入されている容器の中に導入し、バブリングを行
い、キャリアガスとともに揮発したDCEガスをに導入
する。またこれとは別に、熱酸化用の酸素ガスと置換及
び希釈用の窒素ガスも導入する。
加熱炉においては、キャリアガスである窒素をDCE溶
液が封入されている容器の中に導入し、バブリングを行
い、キャリアガスとともに揮発したDCEガスをに導入
する。またこれとは別に、熱酸化用の酸素ガスと置換及
び希釈用の窒素ガスも導入する。
【0011】そのコールドウォール型枚葉式ランプ加熱
炉に設置された半導体基板に対して、DCEから熱分解
したHClガスによる不純物の除去及び酸素ガスによる
熱酸化を行うという構成に対し、本発明のコールドウォ
ール型枚葉式ランプ加熱炉は、導入されたDCEが加熱
用ランプの間を通過できるように、ランプの間に複数の
ガス導入孔を有している。このランプ間の複数のガス導
入孔は、ランプの脇を通っているために、ランプの熱に
より加熱される。したがって、導入されたDCEガス
は、このガス導入孔を通過する際に加熱分解されること
になる。このように、このランプ間の複数のガス導入孔
は、導入ガスの加熱分解用加熱機構という役割を果た
す。
炉に設置された半導体基板に対して、DCEから熱分解
したHClガスによる不純物の除去及び酸素ガスによる
熱酸化を行うという構成に対し、本発明のコールドウォ
ール型枚葉式ランプ加熱炉は、導入されたDCEが加熱
用ランプの間を通過できるように、ランプの間に複数の
ガス導入孔を有している。このランプ間の複数のガス導
入孔は、ランプの脇を通っているために、ランプの熱に
より加熱される。したがって、導入されたDCEガス
は、このガス導入孔を通過する際に加熱分解されること
になる。このように、このランプ間の複数のガス導入孔
は、導入ガスの加熱分解用加熱機構という役割を果た
す。
【0012】したがって、半導体基板にガスが到達する
ときには、ガスが既に加熱分解されているために、半導
体基板上で均一に反応するという効果が得られる。
ときには、ガスが既に加熱分解されているために、半導
体基板上で均一に反応するという効果が得られる。
【0013】このDCEをN2Oガスに代え、コールド
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉に導入して酸窒化膜を形
成した場合にも、同様に均一に反応を起こさせることが
できる。
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉に導入して酸窒化膜を形
成した場合にも、同様に均一に反応を起こさせることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0015】図1に、本発明のコールドウォール型枚葉
式ランプ加熱炉の断面図が示されている。このコールド
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉は、内部に半導体基板1
を収容できる反応チャンバー2を備え、この反応チャン
バー2天板21には、複数の加熱用ランプ3が取り付け
られ、各ランプ3の間の位置に、複数のガス導入孔22
が形成されている。
式ランプ加熱炉の断面図が示されている。このコールド
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉は、内部に半導体基板1
を収容できる反応チャンバー2を備え、この反応チャン
バー2天板21には、複数の加熱用ランプ3が取り付け
られ、各ランプ3の間の位置に、複数のガス導入孔22
が形成されている。
【0016】図2は、天板21に取り付けられたランプ
3と、その間に形成された複数のガス導入孔22の配置
の一例を示している。
3と、その間に形成された複数のガス導入孔22の配置
の一例を示している。
【0017】一方、半導体基板に酸化膜を形成する反応
性ガスは、容器4に収容されたDCE中にN2のような
キャリアガスでバブルリングすることにより揮発により
発生され、この反応性ガスは、経路5を通って分配室6
に導かれ、その過程で、反応性ガスに、熱酸化用の酸素
ガスと置換及び希釈用の窒素ガスが混合される。
性ガスは、容器4に収容されたDCE中にN2のような
キャリアガスでバブルリングすることにより揮発により
発生され、この反応性ガスは、経路5を通って分配室6
に導かれ、その過程で、反応性ガスに、熱酸化用の酸素
ガスと置換及び希釈用の窒素ガスが混合される。
【0018】分配室6に導入された反応性ガスは、つい
で天板21に設けられたガス導入孔22を通って反応チ
ャンバー2内に流入する。このとき、導入されるガスが
一旦加熱用ランプ3の上部側に導入されることが一つの
特徴であり、ここから加熱用ランプ3の間に設けられた
複数のガス導入孔22を通って、半導体基板1が設置さ
れている部分に導入される。
で天板21に設けられたガス導入孔22を通って反応チ
ャンバー2内に流入する。このとき、導入されるガスが
一旦加熱用ランプ3の上部側に導入されることが一つの
特徴であり、ここから加熱用ランプ3の間に設けられた
複数のガス導入孔22を通って、半導体基板1が設置さ
れている部分に導入される。
【0019】このランプ3間の複数のガス導入孔22
は、ランプ3の側方に接近して設けられているために、
ここを通るガスはランプ3の熱により加熱される。した
がって導入されたDCEガスは、このガス導入孔22を
通過する際に加熱分解されることになる。このように、
このランプ3間の複数のガス導入孔22は、導入ガスの
加熱分解用加熱機構という役割を果たす。
は、ランプ3の側方に接近して設けられているために、
ここを通るガスはランプ3の熱により加熱される。した
がって導入されたDCEガスは、このガス導入孔22を
通過する際に加熱分解されることになる。このように、
このランプ3間の複数のガス導入孔22は、導入ガスの
加熱分解用加熱機構という役割を果たす。
【0020】したがって、半導体基板にガスが到達する
ときには、ガスが既に加熱分解されているために、半導
体基板上で均一に反応するという効果が得られる。
ときには、ガスが既に加熱分解されているために、半導
体基板上で均一に反応するという効果が得られる。
【0021】この反応チャンバーにはガス排気用の配管
が設置されており、ここから排気される。
が設置されており、ここから排気される。
【0022】本発明のコールドウォール型枚葉式ランプ
加熱炉でハロゲン酸化を行った場合には、ランプ3間の
複数のガス導入孔22が導入ガスの加熱分解用加熱機構
という役割を果たしている。このときの流れるガスは、 C2H2Cl2+2O2 →2HCl+2CO2 3C2H2Cl2+13/2O2 →4HCl+6CO2+H
2O+Cl2 という2種類の加熱分解反応が主に行われる。
加熱炉でハロゲン酸化を行った場合には、ランプ3間の
複数のガス導入孔22が導入ガスの加熱分解用加熱機構
という役割を果たしている。このときの流れるガスは、 C2H2Cl2+2O2 →2HCl+2CO2 3C2H2Cl2+13/2O2 →4HCl+6CO2+H
2O+Cl2 という2種類の加熱分解反応が主に行われる。
【0023】このような構成においては、塩酸(HC
l)が発生するため、この塩酸が半導体基板に存在する
金属等の不純物と反応して塩化物となって昇華するた
め、半導体基板上から不純物を除去することが可能とな
る。またこれと同時に、熱分解反応を起こさなかった酸
素、あるいは分解反応により生じた水分子によって酸化
膜が形成される。
l)が発生するため、この塩酸が半導体基板に存在する
金属等の不純物と反応して塩化物となって昇華するた
め、半導体基板上から不純物を除去することが可能とな
る。またこれと同時に、熱分解反応を起こさなかった酸
素、あるいは分解反応により生じた水分子によって酸化
膜が形成される。
【0024】したがって、不純物を含まない酸化膜を半
導体基板上に形成することが可能であり、半導体装置の
性能及び歩留まりの向上という効果がもたらされる。
導体基板上に形成することが可能であり、半導体装置の
性能及び歩留まりの向上という効果がもたらされる。
【0025】このことを図2を用いてさらに説明する。
図2は、加熱用ランプ3を取り付けた反応チャンバー1
の天板21に形成されたガス導入孔22を上部から見た
ものとして示している。本発明によるコールドウォール
型枚葉式ランプ加熱炉においては、このガス導入孔22
が多数存在していることにより、導入されるガスが半導
体基板1上のどの部分においても均一に加熱分解反応を
起こし、半導体基板1上で均一に不純物除が去効され、
そして酸化膜の形成が可能となる。
図2は、加熱用ランプ3を取り付けた反応チャンバー1
の天板21に形成されたガス導入孔22を上部から見た
ものとして示している。本発明によるコールドウォール
型枚葉式ランプ加熱炉においては、このガス導入孔22
が多数存在していることにより、導入されるガスが半導
体基板1上のどの部分においても均一に加熱分解反応を
起こし、半導体基板1上で均一に不純物除が去効され、
そして酸化膜の形成が可能となる。
【0026】なお、以上の説明では、反応性ガスとして
DCE(ジクロルエチレン)を用いた場合であるが、T
CA(トリクロロエタン)としてもよい。
DCE(ジクロルエチレン)を用いた場合であるが、T
CA(トリクロロエタン)としてもよい。
【0027】また本発明のコールドウォール型枚葉式ラ
ンプ加熱炉では、ハロゲン酸化に代えて、酸窒化にも適
用することができる。同様に、図1に示した構造の半導
体製造装置を用いてN2Oガスを流すことで均一な酸窒
化膜を半導体基板上に形成することもできる。
ンプ加熱炉では、ハロゲン酸化に代えて、酸窒化にも適
用することができる。同様に、図1に示した構造の半導
体製造装置を用いてN2Oガスを流すことで均一な酸窒
化膜を半導体基板上に形成することもできる。
【0028】この酸窒化膜成長では導入したN2Oガス
がいくつかの熱分解反応を起こし、結果的に以下のよう
な反応を起こす。この反応で生成されたNO及びO2ガ
スによって酸窒化膜が形成される。
がいくつかの熱分解反応を起こし、結果的に以下のよう
な反応を起こす。この反応で生成されたNO及びO2ガ
スによって酸窒化膜が形成される。
【0029】5N2O → 4N2+O2+NO+NO2 この場合においても本発明による加熱用ランプの間にガ
ス導入孔が多数存在していることにより、導入されるガ
スが半導体基板上のどの部分においても均一に加熱分解
反応を起こし、半導体基板上で均一な酸窒化膜が形成さ
れるという効果が得られる。
ス導入孔が多数存在していることにより、導入されるガ
スが半導体基板上のどの部分においても均一に加熱分解
反応を起こし、半導体基板上で均一な酸窒化膜が形成さ
れるという効果が得られる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のコール
ドウォール型枚葉式ランプ加熱炉では、加熱用ランプの
間に設けられた複数のガス導入孔を通って反応チャンバ
ーに導入される。またDCEガスは、このガス導入孔を
通過する際に加熱分解されることになる。このように、
このランプ間の複数のガス導入孔は、導入ガスの加熱分
解用加熱機構という役割を果たす。
ドウォール型枚葉式ランプ加熱炉では、加熱用ランプの
間に設けられた複数のガス導入孔を通って反応チャンバ
ーに導入される。またDCEガスは、このガス導入孔を
通過する際に加熱分解されることになる。このように、
このランプ間の複数のガス導入孔は、導入ガスの加熱分
解用加熱機構という役割を果たす。
【0031】したがって、半導体基板にガスが到達する
ときには、ガスが既に加熱分解されているために、半導
体基板上で均一に反応するという効果が得られる。
ときには、ガスが既に加熱分解されているために、半導
体基板上で均一に反応するという効果が得られる。
【0032】このDCEをN2Oガスに代え、コールド
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉に導入して酸窒化膜を形
成した場合にも、同様に均一に反応を起こさせることが
できる。
ウォール型枚葉式ランプ加熱炉に導入して酸窒化膜を形
成した場合にも、同様に均一に反応を起こさせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコールドウォール
型枚葉式ランプ加熱炉を示す概略的縦断面図。
型枚葉式ランプ加熱炉を示す概略的縦断面図。
【図2】図1のコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉
の加熱用ランプとガス導入孔の配置の一例を示す説明
図。
の加熱用ランプとガス導入孔の配置の一例を示す説明
図。
【図3】従来のコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉
を示す概略的縦断面図。
を示す概略的縦断面図。
【図4】従来の他のコールドウォール型枚葉式ランプ加
熱炉を示す概略的縦断面図。
熱炉を示す概略的縦断面図。
1 半導体基板 2 反応チャンバー 21 天板 22 ガス導入孔 3 加熱用ランプ 4 容器 5 経路 6 分配室
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱分解した後に酸化性ガスを生成し、
半導体基板に酸化膜を形成する反応性ガスを用いて熱酸
化を行うコールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉におい
て、前記半導体基板を収容する反応チャンバーの、前記
半導体基板の上方において複数の加熱用ランプを設け、
さらに前記加熱用ランプの間において複数のガス導入孔
を形成し、このガス導入孔を通して前記反応性ガスを導
入するように構成したことを特徴とするコールドウォー
ル型枚葉式ランプ加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00470999A JP3156925B2 (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | コールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00470999A JP3156925B2 (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | コールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000208500A true JP2000208500A (ja) | 2000-07-28 |
JP3156925B2 JP3156925B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=11591424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00470999A Expired - Fee Related JP3156925B2 (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | コールドウォール型枚葉式ランプ加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156925B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6884295B2 (en) | 2000-05-29 | 2005-04-26 | Tokyo Electron Limited | Method of forming oxynitride film or the like and system for carrying out the same |
JP2007018406A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Fujitsu Ltd | ワークフローシステム、ワークフロー管理方法及びプログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03232971A (ja) * | 1990-02-09 | 1991-10-16 | Hitachi Ltd | 薄膜形成方法 |
JPH05343336A (ja) * | 1992-06-09 | 1993-12-24 | Handotai Process Kenkyusho:Kk | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
JPH10121252A (ja) * | 1996-07-24 | 1998-05-12 | Applied Materials Inc | Rtpチャンバ内への新規なガス導入手段 |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP00470999A patent/JP3156925B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03232971A (ja) * | 1990-02-09 | 1991-10-16 | Hitachi Ltd | 薄膜形成方法 |
JPH05343336A (ja) * | 1992-06-09 | 1993-12-24 | Handotai Process Kenkyusho:Kk | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
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US7211295B2 (en) | 2000-05-29 | 2007-05-01 | Tokyo Electron Limited | Silicon dioxide film forming method |
JP2007018406A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Fujitsu Ltd | ワークフローシステム、ワークフロー管理方法及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3156925B2 (ja) | 2001-04-16 |
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