JP2000208385A - 半導体処理方法 - Google Patents

半導体処理方法

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JP2000208385A
JP2000208385A JP11009526A JP952699A JP2000208385A JP 2000208385 A JP2000208385 A JP 2000208385A JP 11009526 A JP11009526 A JP 11009526A JP 952699 A JP952699 A JP 952699A JP 2000208385 A JP2000208385 A JP 2000208385A
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Toru Yonebayashi
亨 米林
Naoki Tagashira
直樹 田頭
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回避が必要な装置状態が発生した場合に、装
置状態を即座に回避することでき、また、その回避の履
歴をロギングすることができて、回避状況をレシピ実行
後に容易に確認することができる半導体処理方法を得
る。 【解決手段】 予め与えられた複数のイベントからなる
レシピにより半導体製造装置の各部を制御して半導体処
理を行う半導体処理方法において、レシピのイベントを
実行中にSKIPコマンドが与えられた場合、前記イベ
ントの実行をSKIPして他のイベントの実行に移行す
るようにした。また、前記SKIPの有無、及びSKI
Pに関する所定の情報を生産履歴としてロギングするよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体処理方法
に関し、特に、予め与えられた複数のイベントからなる
レシピにより半導体製造装置の各部を制御して半導体処
理を行う半導体処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の半導体製造装置における各
部と制御部との関係を示すブロック図である。図5の半
導体装置の制御部110は、データ表示・入力モジュー
ル101から、レシピに用いられる各種設定パラメー
タ、共用設定パラメータ、レシピデータ(レシピプログ
ラム)をうけとり、ウェーハ移載機102、反応炉のヒ
ータ103、ポンプ・圧力バルブ104、ガス配管・M
FC105を制御する。
【0003】制御部110において、データ表示・入力
モジュール101から受け取られた各種設定パラメー
タ、共用設定パラメータ、レシピデータは、それぞれメ
モリ111内の各種設定パラメータ格納エリア111
a、共用設定パラメータ格納エリア111b、レシピデ
ータ格納エリア111cに格納される。
【0004】ここで、各種設定パラメータとは、各イベ
ントにおいて使用される温度、圧力、ガス流量等のパラ
メータであって、後述の共用設定パラメータを除いたパ
ラメータを総称している。また、この各種設定パラメー
タには、レシピプログラムと同時にダウンロードされた
テーブルの設定パラメータも含まれる。この設定パラメ
ータには、例えば温度制御時に使用する温度制御テーブ
ルや、圧力制御時に使用する圧力PIDテーブルや、エ
ラー処理時に使用するエラー制御テーブル等のパラメー
タがある。
【0005】共用設定パラメータとは、各イベントで使
用される温度、圧力、ガス流量等の内、各イベントにお
いて共通して設定できるパラメータを言い、この共用設
定パラメータには次のものがある。
【0006】(1)レシピ(オペレータが操作パネルに
より予め作成し、HDD(ハードディスク)に保存した
もの)がHDDよりメモリにダウンロードされるとき、
同時にダウンロードしたいテーブル(温度、圧力、ウェ
ハ移載、エラー処理制御のために必要なテーブル)のフ
ァイル名称。 (2)レシピの各イベントの設定(温度、圧力)等をレ
シピを変更しないで、他の画面により変更するための項
目を定義したパラメータ(プロセスパラメータ項目設
定)。
【0007】レシピシーケンス制御モジュール112
は、レシピデータ格納エリア111cにアクセスして、
必要なレシピデータを取り込む。共用設定パラメータ展
開モジュール113は、各種設定パラメータ格納エリア
111aと共用設定パラメータ格納エリア11bとにア
クセスし、各種設定パラメータと共用設定パラメータと
を取り込み、レシピシーケンス制御モジュール112が
レシピデータ格納エリア111cから取り込んだレシピ
データとともに、制御パラメータ展開モジュール114
に引き渡す。
【0008】制御パラメータ展開モジュール114は、
引き渡された各種のデータおよびレシピに基づいて、ウ
ェーハ移載機102、反応炉のヒータ103、ポンプ・
圧力バルブ104、ガス配管・MFC105を制御す
る。
【0009】上述の場合、レシピシーケンス制御モジュ
ール112は、図6に示されるようなレシピRCP、す
なわち、実行すべき処理であるイベントEV1,EV
2,〜,EVnが実行順に記述してあるひとまとまりの
プログラムをレシピデータ格納エリア111cから読み
出し、共用設定パラメータ展開モジュール113および
制御パラメータ展開モジュール114と協働して、これ
らの一連のイベントを順次実行する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、従来の技術においては、レシピのイベントは
順次実行され、あるレシピイベントの実行中に、以下の
ような装置状態が発生しても、レシピはイベントを実行
して終了しないと、その装置状態を回避することができ
なかった。
【0011】(1)温度、ガス流量、圧力制御実行中に
エラーテーブルに指定されいる制御許容範囲を越えてし
まったような場合。 (2)ある装置(例えば、ウェハをウェハボートに移載
しているウェハ移載機)が動作しているとき、パラメー
タ設定の誤りや、何らかの原因により、その装置が誤動
作(例えばウェハの移載ミス)をしたような場合。
【0012】このような場合にも、そのイベントを実行
するようにしていたのでは、その製品に不良品が発生
し、生産時間、原料等が無駄となる。
【0013】そこで、この発明は、上述した課題を解決
するためになされたものであり、上記のような装置状態
が生じた場合には、該装置状態を即座に回避することで
き、また、その回避の履歴をロギングすることができ
て、回避状況をレシピ実行後に容易に確認することがで
きる半導体処理方法を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明は、予め与えられた複数のイベントから
なるレシピにより半導体製造装置の各部を制御して半導
体処理を行う半導体処理方法において、前記レシピのイ
ベントを実行中にスキップ(SKIP)コマンドが与え
られた場合、前記イベントの実行をスキップ(SKI
P)して他のイベントの実行に移行するようにしたもの
である。
【0015】このような構成によれば、例えば、上述し
たような装置状態が生じた場合に、該装置状態を即座に
回避することでき、もって、不良製品の発生を防止で
き、また生産効率の低下、製造コストの無駄を回避でき
る。
【0016】また、この発明は、上述の半導体処理方法
において、前記スキップ(SKIP)の有無、及びスキ
ップ(SKIP)に関する所定の情報を生産履歴として
ロギングするようにしたものである。
【0017】このような構成によれば、レシピ実行中に
SKIPがあった場合に、SKIPに関する所定の情
報、例えばコマンドの処理内容等をレシピ実行後に容易
に確認でき、例えば、レシピ実行中のレシピモニタ表示
画面を常時目視確認していなければSKIPに関する所
定の情報を確認できないという不具合も解消できる。従
って、オペレータにSKIPコマンドに関する目視確認
の作業負担を与えることもなく、ひいては作業負担の増
大に原因する作業ミスの発生も防止できる。
【0018】例えば、この発明によれば、予め与えられ
た複数のイベントからなるレシピにより半導体製造装置
の各部を制御して半導体処理を行う半導体処理方法にお
いて、前記レシピの所定イベント番号のイベントを実行
中にSKIPコマンドが与えられた場合、前記所定イベ
ント番号の実行をSKIPして次のイベント番号のイベ
ントの実行に移行するとともに、レシピSKIPの有
無、SKIPコマンドの実行回数およびSKIPコマン
ドを実行したイベント番号をメモリに記憶し、前記レシ
ピの実行完了時に、前記記憶した内容を生産履歴として
記憶装置にロギングするようにすることができる。
【0019】そして、この発明の実施の形態では、レシ
ピシ−ケンス制御モジュール12がレシピRCPのイベ
ント番号EV2のイベントを実行中にSKIPコマンド
キーが押されたか否かを判断し(ステップS8)、SK
IPコマンドキーが押されていれば、イベント番号EV
2のイベントにSKIP処理を行って、次のイベント番
号EV3のイベントの実行に移行するが、レシピシーケ
ンスSKIP制御モジュール15は、レシピSKIPの
有無、SKIPコマンドを実行した回数、SKIPした
イベントNo.を記憶する(ステップS10)。レシピ
の実行が完了する(ステップS11)と、レシピシーケ
ンスSKIP制御モジュール15は、SKIPコマンド
に関して記憶した内容をメモリ11の生産情報作成エリ
ア内にセットする(ステップS14)。セットされた情
報は、生産情報作成エリア内にセットされる他の情報を
ともに、HDDなどの記憶装置に生産履歴としてロギン
グされる(ステップS15)。
【0020】このような、実施の形態によれば、レシピ
実行後においても、記憶装置を検索すれば、レシピSK
IPの有無、SKIPコマンドの実行回数およびSKI
Pコマンドを実行したイベント番号を確認することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
る半導体処理方法が適用される半導体製造装置の各部と
制御部との関係を示すブロック図、図2は図1の半導体
製造装置で実行される半導体製造方法を示すフローチャ
ート、図3は図2のステップに続く半導体製造方法を示
すフローチャート、図4はSKIPキーが押下された場
合のレシピシーケンスSKIP制御モジュールの動作を
示す図である。
【0022】図1の半導体装置の制御部10は、データ
表示・入力モジュール1から、各種設定パラメータ、共
用設定パラメータ、レシピデータを受け取り、ウェーハ
移載機2、反応炉のヒータ3、ポンプ・圧力バルブ4、
ガス配管・MFC5を制御する。また、制御部10は、
データ表示・入力モジュール1の操作パネル(例えばデ
ィスプレイの下)に備えられた図示しないSKIPボタ
ン(又はSKIPキー)が押されたとき、すなわち、外
部からSKIPコマンドが与えられたときは、SKIP
処理を行う。ここで、SKIP処理について説明する。
SKIP処理が行われる場合、代表的なものとして次の
3つがある。
【0023】(A)問題なくレシピが実行されていると
きに、オペレータが誤って操作パネルのSKIPキーを
押した場合。この場合、押された時点で実行されている
イベントは、エラー処理されて次のイベントに移行され
る。
【0024】(B)レシピに従って、ある装置(例えば
ウェハをウェハボートに移載しているウェハ移載機)が
動作しているとき、パラメータ設定の誤りや何らかの原
因でその装置が誤動作(例えば、ウェハの移載ミス)を
したとき、オペレータは誤動作を発生したイベントをリ
カバリーするために、操作パネルのSKIPキーを押
し、そのイベントの実行を中止させ、レシピの実行をホ
ールド状態にして、誤動作の原因等の訂正を行った後
に、ローカル操作により誤動作の修正を行い動作を継続
可能にさせ、リモートにしてホールド状態を解除し、動
作を継続させる。
【0025】(C)レシピに従って温度制御、圧力制
御、MFC制御等を行っている際に、電源状態や設置場
所の大気圧の状態等により、実測値が限界値を越えてし
まうようなことがあり、この場合、所定のイベントに関
しては、実行せずにエラー処理とする(なお、この場合
のエラー処理は、ウェハの生産に支障をもたらすので、
異常終了させるためにSKIP処理を行うのであって、
SKIPキーの押圧に依存せずに、プログラムにより自
動的に行われる)。
【0026】制御部10において、データ表示・入力モ
ジュール1からの各種設定パラメータ、共用設定パラメ
ータ、レシピデータは、それぞれメモリ11内の各種設
定パラメータ格納エリア11a、共用設定パラメータ格
納エリア11b、レシピデータ格納エリア11cに格納
される。レシピシーケンス制御モジュール12はレシピ
データ格納エリア11cにアクセスして、必要なレシピ
データを取り込む。
【0027】共用設定パラメータ展開モジュール13
は、各種設定パラメータ格納エリア11aと共用設定パ
ラメータ格納エリア11bとにアクセスし、各種設定パ
ラメータと共用設定パラメータとを取り込み、レシピシ
ーケンス制御モジュール12がレシピデータ格納エリア
11cから取り込んだレシピデータとともに、制御パラ
メータ展開モジュール14に引き渡す。制御パラメータ
展開モジュール14は、引き渡された各種のデータおよ
びレシピに基づいて、ウェーハ移載機2、反応炉のヒー
タ3、ポンプ・圧力バルブ4、ガス配管・MFC5を制
御する。
【0028】レシピシーケンス実行中にデータ表示・入
力モジュール1からSKIPコマンドが与えられると、
レシピシーケンス制御モジュール12がSKIP処理を
実行するとともに、レシピシーケンスSKIP制御モジ
ュール15がレシピSKIPの有無、SKIPコマンド
の実行回数、および、SKIPコマンドを実行したイベ
ント番号を記憶する。記憶した内容は、レシピ実行完了
後に、記憶装置に生産履歴としてロギングされる。
【0029】ここで、SKIPキーが押下された場合の
一連の動作を図4に示す。まず、オペレータによりSK
IPキーが押下されると(ステップS21)、データ表
示・入力モジュール1がSKIPキーの押下を認識し、
SKIPキーが押下されたことをレシピシーケンスSK
IP制御モジュール15に通達する(ステップS2
2)。このときレシピシーケンスSKIP制御モジュー
ル15は、ステップS23において次の処理を行う。
【0030】SKIPの有無を確認し、通達の回数を
記録する。 レシピシーケンス制御モジュール12より現在、どの
イベントを実行しているかを認識する。 イベントをSKIPする先のイベントナンバを認識
し、記録する。 レシピ終了後、HDDに〜のデータを生産情報と
して、生産情報作成エリア内に書き込む。
【0031】次に、上述の制御部10によるレシピシー
ケンス処理の一連の動作を図2および図3を参照して説
明する。先ず、共用設定パラメータ格納エリア11bの
設定を行う(ステップS1)。ここで、共用設定パラメ
ータについては、上述した様に、レシピ内の複数のイベ
ント01〜イベントnnまでの間において、各イベント
で共通に設定できるパラメータを言う。
【0032】そして、共用設定パラメータ格納エリア1
1bの設定により、オペレータにより既に操作パネルに
より作成されていたレシピがHDDより選択されて、メ
モリにダウンロードされ、メモリ内のレシピデータエリ
ア格納エリア11cにレシピプログラムが格納され、共
用設定パラメータが共用設定パラメータ格納エリア11
bに格納される。なお、レシピの選択はオペレータによ
る操作パネル操作により行われる。また、このとき各種
設定パラメータも同時に各種設定パラメータ格納エリア
11aに格納される。ここで、各種設定パラメータに
は、レシピと同時にダウンロードされたテーブルの設定
パラメータが格納される。
【0033】次に、レシピシーケンス設定変更があるか
否かを判断し(ステップS2)、設定変更があると、共
用設定パラメータ使用指定があるか否かを判断する(ス
テップS3)。ここで、ステップS2における「レシピ
シーケンス設定変更有り」というのは、オペレータがレ
シピをHDDからメモリにダウンロードしてから、再
度、同一名称のレシピを変更し、メモリにダウンロード
した場合を意味しており、ステップS3における判断が
必要となるのは、この場合に再度共用設定パラメータ使
用指定が有るか否か、すなわち共用設定パラメータが設
定されているか否かをチェックする必要があるからであ
る。
【0034】使用指定があった場合には、共用設定パラ
メータ格納エリア11bの設定を取り込み各種装置2,
3,4,5の制御に移行する(ステップS4)。ここ
で、装置制御に移行というのは、共用設定パラメータ使
用指定有りの場合に、メモリに存在している共用設定パ
ラメータ格納エリア内の共用設定パラメータを共用設定
パラメータ展開モジュールが参照し、これらパラメータ
に基づいて、各種装置2,3,4,5の制御が実行され
ることを意味する。
【0035】ステップS3において共用設定パラメータ
使用指定がなかった場合には、データ表示・入力モジュ
ール1からのマニュアル操作による設定を取り込み各種
装置2,3,4,5の制御に移行する(ステップS
5)。ここで、装置制御に移行というのは、共用設定パ
ラメータ使用指定がなかった場合において、マニュアル
操作でレシピを実行するときに、使用するテーブル(温
度、圧力、ウェハ移載、エラー処理制御)をオペレータ
がマニュアル操作にて操作パネルよりダウンロードした
場合(マニュアル操作による設定)に、各種設定パラメ
ータ格納エリア11a内にある各種パラメータとしての
テーブルパラメータを共用設定パラメータ展開モジュー
ルが参照して、これらパラメータに基づいて、各種装置
2,3,4,5の制御が実行されることを意味する。
【0036】ステップS2においてレシピシーケンス設
定に変更が無かった場合、およびステップS3,S5に
おいて各種装置2,3,4,5の制御に移行する場合に
は、レシピシーケンス設定変更が終了しているか否かを
判断し(ステップS6)、終了していなければステップ
S2に戻る。なお、ステップS2においてレシピシーケ
ンス設定に変更がなかった場合にステップS6に進むの
は、プログラム上同じロジックを通過するように、プロ
グラムを作成したためであり、ステップS7に進むよう
にしても良い。
【0037】ステップS6において、レシピシーケンス
設定変更が終了している場合には、レシピの1イベント
分だけの実行を開始し(ステップS7)、SKIPコマ
ンドキーが押されたか否か、又は所定のエラーが発生し
たか否かを判断する(ステップS8)。ここで、所定の
エラーとは、エラー処理が定義されているテーブル内の
該当するエラー処理にSKIPの設定がされている場合
を言う。そして、SKIPコマンドキーが押されていな
ければ、或いは所定のエラーが発生していなければ、当
該イベントの実行は完了したか否かを判断し(ステップ
S9)、完了していなければ、ステップS8に戻る。
【0038】ステップS8において、SKIPコマンド
キーが押されたと判断された場合には、SKIP処理を
行い、レシピシーケンスSKIP制御モジュール15が
その内容を記憶する(ステップS10)。ステップS9
でイベントの実行が完了したと判断されるか、ステップ
S10の処理が完了すると、レシピの実行は完了したか
否かを判断する(ステップS11)。
【0039】レシピの実行が完了していなければ、次の
イベントに移行し(ステップS12)、ステップS7に
戻る。ステップS11において、レシピの実行が完了し
ていれば、実行完了したレシピの実行中にSKIPコマ
ンドキーが押されたことがあったか否かを判断する(ス
テップS13)。もしも、SKIPコマンドキーが押さ
れたことがあったならば、図4に示したように、レシピ
SKIPの有無、SKIPコマンドを実行した回数、お
よび、SKIPを行ったイベントNo.をメモリ11の
生産情報作成エリア(不図示)にセットする(ステップ
S14)。
【0040】ステップS13においてSKIPコマンド
キーが押されたことがないと判断されるか、ステップS
14の処理が完了した場合には、生産情報作成エリア内
に、レシピ実行完了時点でのガス、温度、圧力等のモニ
タ値および設定値等をセットし、セットした情報と、ス
テップS14におけるSKIPコマンドの実行に関して
セットした情報を生産情報として記憶装置(不図示;例
えばHDDや再書き込み可能な不揮発性の記憶装置が好
ましい)にロギングし、レシピシーケンス制御モジュー
ル15の動作を終了する(ステップS15)。
【0041】このようにして、レシピシーケンス制御モ
ジュール12がレシピシーケンスの各イベントをイベン
トNo.に従って進行させているときに、SKIPコマ
ンドが指示されると、レシピシーケンス制御モジュール
12は、当該イベントをSKIPし次のイベントの実行
に移行するが、レシピシーケンスSKIP制御モジュー
ル15は、レシピSKIPの有無、SKIPコマンドの
実行回数、および、SKIPコマンドの実行したイベン
トNo.とを生産情報(生産履歴)として記憶し、記憶
装置にロギング(生産履歴ロギング)する。したがっ
て、レシピ終了後の必要とするときには、記憶装置にア
クセスし、この生産情報から、SKIPコマンドの実行
に関してロギングした内容を生産情報表示画面によって
確認することができる。
【0042】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明に係る
半導体処理方法によれば、必要に応じてイベントをSK
IPできるので、回避すべき装置状態が生じた場合に、
該装置状態を即座に回避することでき、もって、不良製
品の発生を防止でき、また生産効率の低下、製造コスト
の無駄を回避できる。また、本発明に係る半導体処理法
法によれば、イベントをSKIPする場合に、それに関
する情報をロギングできるようにしたので、例えば、予
め与えられた複数のイベントからなるレシピにより半導
体製造装置の各部を制御して半導体処理を行う際に、前
記レシピの所定イベント番号のイベントを実行中にSK
IPコマンドが与えられた場合、前記所定イベント番号
の実行をSKIPして次のイベント番号のイベントの実
行に移行するとともに、レシピSKIPの有無、SKI
Pコマンドの実行回数およびSKIPコマンドを実行し
たイベント番号をメモリに記憶し、前記レシピの実行完
了時に、前記記憶した内容を生産履歴として記憶装置に
ロギングすることによって、SKIPコマンドに関して
処理された内容の確認をレシピモニタ表示画面の目視確
認に依存することなく、レシピ実行後においても、記憶
装置を検索すれば、レシピSKIPの有無、SKIPコ
マンドの実行回数およびSKIPコマンドを実行したイ
ベント番号を確認することができ、ひいては、オペレー
タの作業負荷を低減して製造品質を向上させる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体処理方法が適用される半
導体製造装置の各部と制御部との関係を示すブロック図
である。
【図2】図1の半導体製造装置で実行される半導体製造
方法を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップに続く半導体製造方法を示すフ
ローチャートである。
【図4】SKIPキーが押下された場合のレシピシーケ
ンスSKIP制御モジュールの動作を示す図である。
【図5】従来の半導体製造装置における各部と制御部と
の関係を示すブロック図である。
【図6】レシピの例を説明する図である。
【符号の説明】
1 データ表示・入力モジュール 2 ウェーハ移載機 3 反応炉のヒータ 4 ポンプ・圧力バルブ 5 ガス配管・MFC 10 制御部 11 メモリ 12 レシピシーケンス制御モジュール 13 共用設定パラメータ展開モジュール 14 制御パラメータ展開モジュール 15 レシピシーケンスSKIP制御モジュール S1〜S15 ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め与えられた複数のイベントからなる
    レシピにより半導体製造装置の各部を制御して半導体処
    理を行う半導体処理方法において、 前記レシピのイベントを実行中にスキップコマンドが与
    えられた場合、前記イベントの実行をスキップして他の
    イベントの実行に移行するようにしたことを特徴とする
    半導体処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体処理方法におい
    て、 前記スキップの有無、及びスキップに関する所定の情報
    を生産履歴としてロギングするようにしたことを特徴と
    する半導体処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007086458A1 (ja) * 2006-01-27 2007-08-02 Hitachi Kokusai Electric Inc. 基板処理装置

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