JP2000207024A - 自動走行車両の走行モ―ド切替装置 - Google Patents

自動走行車両の走行モ―ド切替装置

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JP2000207024A
JP2000207024A JP11006497A JP649799A JP2000207024A JP 2000207024 A JP2000207024 A JP 2000207024A JP 11006497 A JP11006497 A JP 11006497A JP 649799 A JP649799 A JP 649799A JP 2000207024 A JP2000207024 A JP 2000207024A
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mode
key
switch
manual
traveling
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JP11006497A
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English (en)
Inventor
Reiichi Kachi
令一 加地
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルフモードで不正な手段によって手動走行
モードに移行してしまうのを阻止することができるよう
にする。 【解決手段】 キースイッチ10のキー位置がセルフ位
置から移動してセルフ位置と他のキー位置との間に位置
付けられた後は手動走行モードへの切替えを阻止する不
正操作阻止手段(異常検出判断処理部55)を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導経路に沿って
自動走行をする自動走行車両に関し、特に走行モードを
自動走行モードと手動走行モードとに切替える自動走行
車両の走行モード切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動走行車両としては、
例えばゴルフ場内においてキャディバッグなどの荷物や
プレイヤーを乗せて走行路に沿って走行するゴルフカー
がある。従来の自動走行式のゴルフカーとして、例えば
特開平6−161555号公報に開示されたものがあ
る。
【0003】この公報に示されたゴルフカーは、走行路
に埋設された電磁誘導線をセンサによって検出してこの
誘導線に沿って自動で走行する自動走行モードと、乗員
が操向ハンドルやアクセルレバー・ブレーキレバーなど
を操作して走行する手動走行モードとを切替えることが
できる構造を採っている。
【0004】従来のゴルフカーにおいて自動走行モード
と手動走行モードとの切替えは、キースイッチからなる
メインスイッチと、発進・停止スイッチおよび手動切替
スイッチを用いて行っている。詳述すると、従来のゴル
フカーは、メインスイッチをオン位置まで回してオン操
作した状態で発進・停止スイッチをオン操作することに
より自動走行モードで走行を開始し、メインスイッチを
オン操作した状態で手動切替スイッチをオン操作するこ
とによって、手動走行モードで走行することができるよ
うになる。
【0005】前記メインスイッチは、上述したように自
動・手動走行モードを切替えることができるオン位置の
他に、自動走行モードに固定した状態で手動走行モード
へ移行できないようにすべくキーを取外すことができる
セルフ位置が設けられている。このセルフ位置にキーを
回動させてキーを取外した状態では、ゴルフカーは自動
走行モードでのみ走行するから、キャディが同乗してい
なくてもゴルフカーの走行速度などを管理することがで
きる。この走行モードを以下においてセルフモードとい
う。
【0006】また、従来のゴルフカーは、車体の各部に
設けたセンサやアクチュエータの異常を検出する異常検
出装置を備えている。この異常検出装置は、異常を検出
したときに手動走行が可能になるように回路を切替える
構成を採っている。メインスイッチもこの異常検出装置
が異常を検出する対象になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成した従来のゴルフカーにおいては、セルフモー
ドであってもプレイヤーが運転してゴルフカーの走行上
の規則が破られるおそれがあった。これは、プレイヤー
がメインスイッチのキー穴に不正なキーを挿入し、メイ
ンスイッチを無理に操作することによって、前記異常検
出装置がメインスイッチに異常が発生したと判定し、手
動走行が可能になってしまうからであった。
【0008】すなわち、不正なキーでメインスイッチの
キー位置を隣りのキー位置に移行させようとしながら、
手動切替スイッチをオン操作することによって、セルフ
モードから手動走行モードに移行してしまうからであっ
た。
【0009】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、セルフモードで不正な手段によって
手動走行モードに移行してしまうのを阻止することがで
きる自動走行車両の走行モード切替装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動走行車
両の走行モード切替装置は、キースイッチのキー位置が
第2のキー位置(セルフ位置)から移動して第2のキー
位置と第1のキー位置(例えばオン位置)との間に位置
付けられた後は手動走行モードへの切替えを阻止する不
正操作阻止手段を備えたものである。
【0011】本発明によれば、キースイッチのキー位置
を第2のキー位置としてキーを外し、自動走行モードで
走行しているときに、不正なキーによってキースイッチ
が無理に操作されると、不正操作阻止手段によって手動
走行モードへの切替えが阻止される。
【0012】請求項2に記載した自動走行車両の走行モ
ード切替装置は、請求項1記載の自動走行車両の走行モ
ード切替装置において、不正操作阻止手段を、手動走行
モードへの移行を阻止している状態でキー位置が第1の
キー位置に移動することによって、手動走行モードへの
切替えが可能になるように構成したものである。
【0013】この発明によれば、不正操作阻止手段によ
り手動走行モードへの切替えが阻止される状態をキー操
作によって解除することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動走行車両
の走行モード切替装置の一実施の形態を図1ないし図6
によって詳細に説明する。ここでは、本発明をゴルフカ
ーに適用する場合に採る形態について説明する。図1は
本発明を適用したゴルフカーの側面図、図2は同じく平
面図、図3はゴルフカーの構成を示すブロック図、図4
はメインスイッチの正面図、図5は要部の構成を示すブ
ロック図、図6は異常検出判断処理部の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0015】これらの図において、符号1で示すもの
は、この実施の形態によるゴルフカーである。このゴル
フカー1は、エンジン2を動力源として走行するもので
あり、前輪3と後輪4との間に前部シート5および後部
シート6を装備するとともに、車体後部にキャディバッ
グ(図示せず)を載せるためのバッグキャリア7を取付
けている。
【0016】また、このゴルフカー1は、前部シート5
に着座した乗員が運転する走行形態(以下、これを手動
走行モードという)と、図2中に符号8で示す電磁誘導
線に沿って自動で走行する走行形態(以下、これを自動
走行モードという)とを採ることができるように構成し
ている。これらのモードの切替えは、図3中に符号9で
示す操作盤のメインスイッチ10および手動切替スイッ
チ11を操作することによって行う。
【0017】手動走行モードでは、操向ハンドル12
(図1,3参照)と、図3中に符号13,14で示すア
クセルペダル、ブレーキペダルを人為的に操作して走行
する。アクセルペダル13を踏込むと、アクセルペダル
13に連動するアクセルポテンショメータ15とアクセ
ルスイッチ16から制御信号がメインコントローラ17
のCPU18に送出され、CPU18がエンジン2を制
御する。
【0018】エンジン2の制御は、車速がアクセルペダ
ル13の踏込み量に対応する速度になるようにキャブレ
タ19のスロットル弁(図示せず)をスロットルモータ
20で駆動することによって実施している。スロットル
モータ20とスロットル弁とは、これら両者の回転軸に
それぞれ設けたプーリ21,22と、これらのプーリ間
に掛け渡したワイヤとからなる動力伝達機構によって接
続している。車速は、後輪4側のトランスミッション2
3に設けた車速センサ24,25によって検出し、スロ
ットル弁の開度は、スロットル弁側のスロットルポテン
ショメータ26と、スロットルモータ20側のポテンシ
ョメータ27とによって検出する。なお、エンジン2の
動力は、図3中に符号28で示すVベルト式自動変速機
を介してトランスミッション23に伝達される。
【0019】一方、ブレーキペダル14を踏込むと、踏
力が切替機構29からワイヤを介して各車輪のドラムブ
レーキ30に伝達され、このドラムブレーキ30が作動
する。
【0020】自動走行モードでは、操向ハンドル12を
ステアリングクラッチ31によって操舵系から切離して
一定位置に固定し、操舵制御と、指定した地点(以下、
この地点を定点という)で走行状態を変化させる定点制
御とをCPU18が実施する。前記定点としては、走行
路の曲がり角の前後、指定停止点などである。このゴル
フカー1は、前記操作盤9の発進・停止スイッチ32を
操作することによって自動走行モードで走行する。
【0021】自動走行モードでの操舵は、車体前側の下
部に設けた3個の誘導センサ33によって走行路34
(図2参照)の電磁誘導線8を検出し、誘導センサ33
が電磁誘導線8を追従するようにステアリング軸35を
ステアリングモータ36で回動させることによって実施
する。この操舵制御系は、従来のゴルフカーと同等の構
成を採っている。
【0022】自動走行モードでの車速の増減・停車など
の定点制御は、図2に示すように走行路34に埋設した
定点部材41〜43とトリガー部材44とを定点部材検
出用センサ45とトリガー部材検出用センサ46とによ
って検出し、この検出結果に基づいてCPU18がキャ
ブレタやドラムブレーキ30、トランスミッション23
の電磁ブレーキ47などを制御して行う。
【0023】キャブレタの自動制御は、スロットルモー
タポテンショメータ27およびスロットルポテンショメ
ータ26から送出されるフィードバック信号に基づい
て、設定スロットル開度に達するようにスロットルモー
タ20に制御信号を送出して行う。自動制動制御は、車
速センサ24,25から送出される車速信号に基づい
て、設定速度に達するようにブレーキ用モータ48に制
御信号を送出して行う。
【0024】ブレーキ用モータ48はギヤ49を介して
前記切替機構29に接続しており、ブレーキ用モータ4
8を作動させることによって、手動走行モードと同様に
ドラムブレーキ30で制動することができる。なお、制
動時には、停止直前であって車速が予め定めた速度を下
回ったときに電磁ブレーキ47を作動させる。この電磁
ブレーキ47は、作動すると後輪4の回転が阻止される
構造を採っている。
【0025】前記定点部材41〜43およびトリガー部
材44は、何れも上端と下端に磁極を有する永久磁石に
よって形成し、走行路34に埋設している。定点部材4
1〜43は3個使用し、トリガー部材44は1個使用し
ている。3個の定点部材41〜43は、電磁誘導線8よ
り車体左側に、走行路34に沿って一列に並ぶように配
設している。
【0026】この実施の形態によるゴルフカー1は、こ
れらの定点部材41〜43およびトリガー部材44を前
記センサ45,46によって検出し、定点部材の極性お
よび並び順に対応するように設定した制御内容に基づい
て車速の増減、停車などの定点制御を実施する構成を採
っている。
【0027】上述した手動走行モードと自動走行モード
の切替えは、図5において符号51で示す走行モード切
替装置がメインスイッチ10のキー位置および手動切替
スイッチ11のON,OFF状態を検出して実施する。
【0028】走行モード切替装置51は、CPU18に
設けたモード状態入力処理部52と、手動切替入力処理
部53と、メインスイッチモード切替制御処理部54
と、異常検出判断処理部55と、この異常検出判断処理
部55に接続したメモリ56などから構成している。
【0029】モード状態入力処理部52は、メインスイ
ッチ10にインターフェイスとしてのスイッチ入力部5
7を介して接続してあり、メインスイッチ10から送出
される信号によってメインスイッチ10のキー位置を判
定し、後述するメインスイッチモード切替制御処理部5
4にキー位置を示すキー位置信号を送出する。
【0030】前記メインスイッチ10は、図4に示すよ
うに、キー58を差込み口10aに挿入した状態で回動
させることによって選択位置(これを以下においてキー
位置という)が変わるキースイッチである。前記キー位
置としては、電源回路が開放されるとともにキー58を
メインスイッチ10に対して着脱することができるOF
F位置と、電源回路が閉成されるON位置と、定点通過
位置と、セルフ位置と、前記各キー位置の間に位置する
ハーフ位置とがある。
【0031】前記手動切替入力処理部53は、手動切替
スイッチ11にインターフェイスとしてのスイッチ入力
部59を介して接続し、手動切替スイッチ11がON操
作されたときに信号を後述するメインスイッチモード切
替制御処理部54に送出する。
【0032】前記メインスイッチモード切替制御処理部
54は、前記モード状態入力処理部52から送出された
キー位置信号および手動切替入力処理部53から送出さ
れた信号に基づいて以下のように各種のモードを選択
し、図示していない走行制御手段に制御信号を送出す
る。この走行制御手段がスロットルモータ20、ブレー
キモータ48および電磁ブレーキ47などの各種アクチ
ュエータを制御することによって、ゴルフカー1が自動
または手動で各種のモードに対応するように走行する。
【0033】メインスイッチ10のキー位置がON位置
に位置付けられているときには自動走行モードが選択さ
れる。自動走行モードでは、発進・停止スイッチ32を
ON操作することによって、ゴルフカー1を発進させた
り停止させることができる。
【0034】キー位置がON位置にあるときには、手動
切替スイッチ11をON操作することによって、走行モ
ードが自動走行モードから手動走行モードに切替えられ
る。キー位置がON位置にあるときのモードを以下にお
いてはONモードという。
【0035】キー位置が定点通過位置に位置付けられて
いるときには、上述した定点制御のうち車体を停車させ
る制御を実施することなく自動走行モードで走行する定
点通過モードが選択される。キー位置がセルフ位置に位
置付けられているときには、手動切替スイッチ11をO
N操作しても手動走行モードに切替わることなく自動走
行モードで走行するセルフモードが選択される。このセ
ルフ位置にキー58を回すことによって、キー58をメ
インスイッチ10から取外すことができる。キー58を
取外すと、キー位置を変更することはできなくなる。
【0036】前記ON位置および定点通過位置が本発明
に係る第1のキー位置を構成し、セルフ位置が本発明に
係る第2のキー位置を構成している。
【0037】また、メインスイッチモード切替制御処理
部54は、上述したように各種のモードを選択したとき
にモードを示すモード信号を後述する異常検出判断処理
部54に送出する。なお、キー位置が前記ハーフ位置で
あるときには、ハーフ位置であることを示す信号をモー
ド信号の代わりに異常検出判断処理部55に送出する。
【0038】前記異常検出判断処理部55は、メインス
イッチモード切替制御処理部54から送出されたモード
信号が示すモード名をメモリ56に記憶させ、モードの
変更の有無からメインスイッチ10のキー位置が切替え
られたか否かを判定し、セルフ位置からハーフ位置に切
替えられたときに手動切替スイッチ用スイッチ入力部5
9に制御信号を送出するとともに、キー位置が前記ハー
フ位置にある状態が継続している場合には車体が停止す
る状態にする構成を採っている。手動切替スイッチ用ス
イッチ入力部59に送出する制御信号とは、手動切替ス
イッチ11からスイッチ入力部59に送出された信号を
スイッチ入力部59が受付けるのを禁止するようにする
ための信号である。以下においては、この制御信号を切
替禁止信号という。
【0039】また、この異常検出判断処理部55は、キ
ー操作によってセルフ位置から他のキー位置に切替えら
れたときに、前記スイッチ入力部59に前記切替禁止信
号を送出するのを中止する。手動切替スイッチ用スイッ
チ入力部59は、前記切替禁止信号が入力されていると
きには手動切替スイッチ11のON,OFFを検出する
制御を中止する回路を採っている。
【0040】前記メモリ56は、この実施の形態では二
つの記憶領域、すなわち現在のモードを記憶させる現在
モード記憶領域56aと、前回のモードを記憶させる前
モード記憶領域56bとを備えている。前回のモードと
は、現在の制御ルーチンの1回前の制御ルーチンで検出
されたモードのことである。
【0041】次に、前記異常検出判断処理部55の動作
をその構成の更に詳細な説明も合わせて図6に示すフロ
ーチャートによって説明する。先ず、メインスイッチ1
0にキーを挿入してキー位置をOFF位置からON位置
に回動させると、異常検出判断処理部55はメモリ56
の二つの記憶領域を初期化し、ステップS1でメモリ5
6の現在モード記憶領域56aに記憶されているモード
データを前モード記憶領域56bに書込む。このときは
初回のルーチンであるから、記憶内容がないことを示す
データが前モード記憶領域56bに書込まれる。
【0042】次に、異常検出判断処理部55は、ステッ
プS2で現在のモード、すなわちONモードであること
をメモリ56の現在モード記憶領域56aに書込み、ス
テップS3でメモリ56の両記憶領域56a,56bに
記憶されているモードデータどうしを比較する。
【0043】前回のモードと現在のモードとが等しくな
い場合、すなわちメインスイッチ10のキー位置が変更
された場合には、ステップS4でモード切替中を示すフ
ラグを立ててからステップS5に進む。一方、両記憶領
域56a,56bに記憶されているモードデータが一致
する場合には、ステップS4を経ることなく直接ステッ
プS5に進む。
【0044】ステップS5では、異常検出判断処理部5
5がモード切替中のフラグが立っているか否かを判定す
る。このときには、YESと判定されてステップS6に
進む。ステップS6では、メインスイッチ10が不正に
操作されているのか否かを判定する。すなわち、前回の
モードがセルフモードであり、現在のモードがセルフモ
ード、ONモード、定点通過モードの何れでもないとき
に不正に操作されていると判定する。前回のモードがセ
ルフモードではない場合には、NOと判定されてステッ
プS7に進み、モード切替中を示すフラグを消失させ
る。このようにフラグのリセット処理を実施した後、ス
テップS1に戻る。
【0045】メインスイッチ10のキー位置がON位置
から変更されていない場合、異常検出判断処理部55
は、ステップS1でメモリ56の現在モード記憶領域5
6aに既に記憶されているモードデータ(ONモード)
を前モード記憶領域56bに書込み、ステップS2で現
在のモード(ONモード)をメモリ56の現在モード記
憶領域56aに書込む。その後、ステップS3では前回
のモードと現在のモードが一致するからNOと判定さ
れ、モード切替中のフラグが立つことなくステップS5
に進む。ステップS5では前記フラグが立っていないこ
とからNOと判定されてステップS8に進む。
【0046】ステップS8では、異常検出判断処理部5
5は現在のモードを示すフラグをセットする。メインス
イッチ10のキー位置がON位置から変更されていない
場合にはONモードを示すフラグが立つ。次に、ステッ
プS9で前記フラグがハーフ位置を示すものであるか否
かを判定する。このときにはONモードであるからNO
と判定されてステップS10でメインスイッチ異常を示
すフラグを消失させ、ステップS11で手動走行禁止を
解除する制御信号を手動切替スイッチ用スイッチ入力部
59に送出する。前記メインスイッチ異常を示すフラグ
は後述するように異常が検出されたときにセットされ、
手動走行を禁止する制御信号も異常が検出されたときに
送出される。
【0047】次に、異常検出判断処理部55は、ステッ
プS12で手動切替スイッチがON操作されたか否か
と、手動走行禁止解除信号が送出されているか否かを判
定する。これら両方の条件を満たすときにYESと判定
されてステップS13に進み、異常検出判断処理部55
がこのゴルフカー1の走行モードを手動走行モードに切
替える。前記二つの条件が一つでも満たされない場合に
は、ステップS1に戻る。すなわち、ONモードで手動
切替スイッチ11がON操作されたときには、ステップ
S12からステップS13に進んで手動走行モードに切
替えられる。手動切替スイッチ11がON操作されてい
ない場合には、現在のモードを維持してステップS1に
戻る。
【0048】上述した制御は、メインスイッチ10を不
正に操作しない場合であればキー位置が定点通過位置ま
たはセルフ位置であっても同様に実施される。次にメイ
ンスイッチ10を不正に操作した場合の動作について説
明する。
【0049】キー位置がセルフ位置に位置付けられ、キ
ー58が取外されて自動走行モードで走行している場合
に例えば不正なキー(図示せず)をメインスイッチ10
の差込み口10aに挿入してキー位置をセルフ位置から
定点通過位置側に無理に変えようとした場合には、ステ
ップS1でセルフモードがメモリ56の前モード記憶領
域56b書込まれ、ステップS2でメインスイッチ10
がハーフ位置であることを示すデータ(仮にハーフモー
ドという)がメモリ56の現在モード記憶領域56aに
書込まれる。
【0050】そして、ステップS3では前回のモード
(セルフモード)と現在のモード(ハーフモード)とが
異なるからYESと判定され、ステップS4でモード切
替中を示すフラグが立つ。次のステップS5では上述し
たようにモード切替中のフラグが立っているからYES
と判定されてステップS6に進む。
【0051】ステップS6では、前回のモードがセルフ
モードであるという条件を満たすとともに、現在のモー
ドがセルフモード、ONモード、定点通過モードの何れ
でもないという条件を満たすから、YESと判定されて
ステップS14に進む。ステップS14では、異常検出
判断処理部55が手動走行を禁止する制御信号を手動切
替スイッチ用スイッチ入力部59に送出する。前記スイ
ッチ入力部59は、手動走行を禁止する制御信号が入力
されているときには、たとえ手動切替スイッチ11がO
N操作されたとしても、ON操作を検出したことを示す
信号を手動切替入力処理部53に送出することがないよ
うに構成している。
【0052】すなわち、セルフモードで不正にキー操作
を行った場合には、手動切替スイッチ11をON操作し
たとしても走行モードが手動走行モードに切替わること
はない。上述したように手動操作を禁止した後、ステッ
プS7でモード切替中であることを示すフラグを消失さ
せてからステップS1に戻る。
【0053】メインスイッチ10のキー位置がセルフ位
置と定点通過位置との間からセルフ位置に戻された場合
には、モードの切替が行われているからステップS1か
らステップS2→S3→S4→S5を経てステップS6
に進む。そして、ステップS6で前回のモードがセルフ
であるという条件を満たしていないことからNOと判定
されてステップS7に進み、モード切替中のフラグが消
失されてからステップS1に戻る。すなわち、たとえ不
正なキーでメインスイッチ10を操作してもセルフ位置
に戻した場合にはセルフモードが維持される。
【0054】メインスイッチ10のキー位置が前記ハー
フ位置に位置付けられている状態が継続している場合に
は、ステップS3では前回のモードが現在のモードと一
致しているからNOと判定される。この結果、モード切
替中を示すフラグが立つことがなく、次のステップS5
でNOと判定されてステップS8に進む。
【0055】そして、ステップS8でハーフモードを示
すフラグが立ち、現在のモードがハーフモードであるか
否かを判定するステップS9でYESと判定され、ステ
ップS15に進む。
【0056】ステップS15では、メインスイッチ10
が異常であることを示すフラグを異常検出判断処理部5
5が立てる。この実施の形態では、メインスイッチ10
が異常であることを示すフラグが立ったときには走行制
御手段が車体を停止させる制御を開始する構成を採って
いる。すなわち、セルフモードでメインスイッチ10が
不正に操作されている状態が継続している場合には車体
が停止する。
【0057】上述したようにメインスイッチ10の異常
を検出した後、ステップS12で手動切替スイッチ11
がON操作されているか否かと、手動走行禁止を解除す
る状態であるか否かを異常検出判断処理部55が判定す
る。このときには両方の条件がともに満たされないか
ら、NOと判定されてステップS1に戻る。
【0058】上述したように不正操作を行って車体が停
止した後は、メインスイッチ10のキー位置をセルフ位
置から他の位置、例えばON位置に回動させることによ
って、自動走行モードに復帰させることができる。
【0059】正しいキー58によってキー位置をセルフ
位置からON位置に回動させると、先ず、モード切替時
の制御が実施される。すなわち、ステップS1からステ
ップS2→S3→S4→S5→S6→S7という順序で
制御を実施する。そして、次のルーチンにおいてON位
置でモード切替えが行われていないときの制御が実施さ
れ、ステップS1→S2→S3→S5→S8→S9→S
10と進んでこのステップS10でメインスイッチ異常
であることを示すフラグが消失する。この結果、走行制
御手段による停車制御が終了し、ゴルフカー1は自動走
行モードでの走行が可能な状態になる。
【0060】そして、ステップS11において、手動走
行禁止を解除する制御信号を手動切替スイッチ用スイッ
チ入力部59に異常検出判断処理部55が送出する。こ
のため、ステップS11が実施された後に手動切替スイ
ッチ11をON操作することによって、次のステップS
12でYESと判定され、ステップS13で手動走行モ
ードに切替えられる。
【0061】したがって、上述したように構成したゴル
フカー1によれば、メインスイッチ10のキー位置をセ
ルフ位置としてキー58を外し、自動走行モードで走行
しているときに、不正なキーによってメインスイッチ1
0が無理に操作されると、異常検出判断処理部55によ
って手動走行モードへの切替えが阻止されるから、セル
フモードに設定することによって、ゴルフカー1の走行
路や車速などをキャディが同乗していなくても管理する
ことができる。
【0062】また、異常検出判断処理部55によって手
動走行モードへの切替えが阻止される状態をキー操作に
よって解除することができるから、簡単に初期の状態に
復帰させることができる。
【0063】なお、上述した実施の形態では、エンジン
12を動力源とするゴルフカー1に本発明を適用する例
を示したが、本発明は、電動機を動力源とするゴルフカ
ーにも適用することができるし、ゴルフカーの他の自動
走行車両、例えば工場内を走行する搬送車などにも適用
することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ースイッチのキー位置を第2のキー位置に位置付けてキ
ーを外し、自動走行モードで走行しているときに、不正
なキーによってキースイッチが無理に操作されると、不
正操作阻止手段によって手動走行モードへの切替えが阻
止されるから、自動走行モードで走行する自動走行車両
が他車の走行を妨げるようなことを確実に阻止すること
ができる。
【0065】請求項2記載の発明によれば、不正操作阻
止手段により手動走行モードへの切替えが阻止される状
態をキー操作によって解除することができるから、自動
走行車両を通常の状態に特別な操作を行うことなく簡単
に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したゴルフカーの側面図であ
る。
【図2】 本発明を適用したゴルフカーの平面図であ
る。
【図3】 ゴルフカーの構成を示すブロック図である。
【図4】 メインスイッチの正面図である。
【図5】 要部の構成を示すブロック図である。
【図6】 異常検出判断処理部の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1…ゴルフカー、10…メインスイッチ、51…走行モ
ード切替装置、55…異常検出判断処理部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動走行車両が走行路に沿って自動的に
    走行する自動走行モードと、乗員が運転する手動走行モ
    ードとを切替えることが可能な第1のキー位置と、前記
    自動走行モードが選択されるとともにキーを外すことが
    可能な第2のキー位置とを有するキースイッチによって
    走行モードを切替える自動走行車両の走行モード切替装
    置において、前記キースイッチのキー位置が第2のキー
    位置から移動して第2のキー位置と第1のキー位置との
    間に位置付けられた後は手動走行モードへの切替えを阻
    止する不正操作阻止手段を備えたことを特徴とする自動
    走行車両の走行モード切替装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動走行車両の走行モー
    ド切替装置において、不正操作阻止手段を、手動走行モ
    ードへの移行を阻止している状態でキー位置が第1のキ
    ー位置に移動することによって、手動走行モードへの切
    替えが可能になるように構成したことを特徴とする自動
    走行車両の走行モード切替装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015037442A1 (ja) * 2013-09-13 2015-03-19 日立建機株式会社 自律走行制御システム
EP4160567A4 (en) * 2020-05-28 2024-03-13 Kawasaki Motors, Ltd. COMMERCIAL VEHICLE

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EP4160567A4 (en) * 2020-05-28 2024-03-13 Kawasaki Motors, Ltd. COMMERCIAL VEHICLE

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