JP7259647B2 - 作業車両 - Google Patents
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また特許文献1には、副変速レバーが高速側に切り替えられた場合はスロットルレバーが連動手段によって低速側に切り替えられるとともに高速側への操作が規制された状態になるので、その状態で路上走行するときは、エンジンの回転調節をスロットルレバーとは別系統であるフートペダルのみで行うことが記載されている。
このため、これらの作業車両のいずれでも、その新たに設ける手段を構成するための部品により部品の点数が増加し、その分コストを高める原因になっている。
請求項1に記載の発明は、回転動力を発生するエンジン(5)と、前記エンジン(5)の回転数を所定の低速回転数から高速回転数までの範囲内で固定するよう手動で操作するスロットル操作手段(15)と、前記エンジン(5)の回転数を任意に変更するよう踏み込み動作で操作するアクセルペダル(16)と、路上走行モードと作業走行モードを切り替えるモード切替え手段(20)と、前記スロットル操作手段(15)の選択された回転数を検出するスロットルセンサ(72)と、前記エンジン(5)の少なくとも回転数を、
前記スロットルセンサ(72)の検出値と前記アクセルペダル(16)の操作量の一方又は双方に応じて制御することが可能な制御手段(70)と、を備え、
前記制御手段(70)は、路上走行し得る状態にあるか否かを判別する判別部(81)を有し、前記判別部(81)が路上走行し得る状態にあると判別した場合、前記スロットルセンサ(72)が前記所定の低速回転数以外の回転数を検出しているとき、前記エンジン(5)の回転数を前記所定の低速回転数にするよう制御するとともに、前記スロットルセンサ(72)が前記所定の低速回転数を検出するまで前記スロットルセンサ(72)の検出値に応じた前記エンジン(5)の回転数の制御を無効にして、前記エンジン(5)の回転数を前記アクセルペダル(16)の操作量に応じて制御することを特徴とする作業車両である。
この発明では、少なくとも路上走行し得る状態になったときに、例えばスロットル操作手段と副変速レバーが連動する動作やスロットル操作手段を特定の位置に移行させる動作が行われることなく、制御手段によりエンジンの回転数がアクセルペダルの操作量に応じて適切に制御されるようになる。
また、請求項1に記載の発明によれば、路上走行し得る状態になったときに、エンジンの回転数がスロットル操作手段の低速回転数以外の高速側の回転数に固定されるよう制御された状態で路上走行することを回避でき、安全な路上走行が可能になる。
なお、この発明では、路上走行し得る状態になった後にスロットル操作手段が低速回転数を一度選択するよう操作されると、エンジンの回転数がアクセルペダルの操作量に応じて制御されることに加えてスロットル操作手段の選択する回転数に応じて制御されることも含まれるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、路上走行し得る状態にあることが、副変速操作手段の高速の変速段への切り替え情報に基づいて容易に判別することができる。
請求項4に記載の発明によれば、路上走行し得る状態にあることが、測位装置の利用により得られる路上の位置にあるとの検出情報に基づいて容易に判別することができる。
図1には、この発明の第1の実施形態に係る作業車両の一例であるトラクタ1が示されている。図2には、図1のトラクタ1の一部(駆動伝達系や制御系の構成)が示されている。
以下の説明では、前後とはトラクタ1の前進する方向と後進する方向とする。また同様に、左右(L,R)とはトラクタ1の前進する方向で見たときの左側および右側とし、上下とはトラクタ1の上側および下側とする。
これにより、トラクタ1は、所要の速度で前進および後進することが可能な車両として構成されている。エンジン5については、その前部および上部を含む一部が、開閉するボンネット7で覆われている。
この前輪駆動クラッチ65を接続する状態(入り状態)にしたときは、その回転動力が差動装置の前輪デフ装置31から左右の前輪軸部32L,32Rを通して前輪3に伝わるとともに後輪デフ装置41から左右の後輪軸部42L,42Rを通して後輪4に伝わって、四輪が駆動される。また、前輪駆動クラッチ65を切断する状態(切り状態)にしたときは、回転動力が後輪4のみに伝わって二輪が駆動される。
これにより、トラクタ1は、前輪駆動クラッチ65を切り替えることにより、二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)のいずれかの形態で走行することが可能になっている。
ステアリングホイール12は、前輪3の操舵装置33を作動させて走行するときの向きを調節するよう操作される。メータパネル13は、トラクタ1における走行速度、設定や状態の状況、警告内容等の情報を表示する表示手段等で構成されている。
前後進切替えレバー14は、前進走行と後進走行との切り替えを行うように操作される。スロットルレバー(又はアクセルレバー)15は、エンジン5の回転数を所定の範囲内で選択して固定するよう操作するスロットル操作手段の一例である。スロットルレバー15は、例えば、所定の低速回転数と所定の高速回転数の2種類の回転数を選択できるようになっている。このときの所定の低速回転数は、アイドリング状態のときの回転数に設定される。
路上走行モードとしての「走行」は、道路走行、圃場の出入り、傾斜地等の場所を走行する際に適した機能や動作が予め選定されており、例えば4WD,2WDの駆動切り替え機能や水平切替え等が実行されるよう設定されている。作業走行モードとしての「耕うん」は、圃場等の作業場において行われる作業に適した機能や動作が予め選定されている。その機能や動作としては、例えば、4WDに固定されること、後進に切り替えたときやステアリングホイール12を切ったときに作業機90を自動で上昇させること、旋回時に内側の後輪4に自動的にブレーキをかけること等の機能や動作であり、これらが実行されるよう設定されている。
また、このモード切替えスイッチ20には、カスタマイズ設定モードとしての「こだわり」も用意されている。このカスタマイズ設定モードとしての「こだわり」は、主に作業時の機能について操縦者が任意に選択して変更することが可能なモードであり、作業走行モードとしての「耕うん」における機能や動作の採用の有無を選択することができる。
アクセルペダル16は、エンジン5の回転数を任意に変更するよう踏み込み動作により操作されるアクセル操作手段である。左右のブレーキペダル17L,17Rは、左右の後輪4L,4Rにおける図示しないブレーキ装置を作動させるときに踏み込んで操作される。クラッチペダル18は、エンジン5と主変速部6Aの間に配置されてエンジン5の回転動力の伝達を接続又は切断するとともに回転動力を前進および後進用に切り替えて伝達させる前後進クラッチ55を作動させるときに踏み込んで操作される。PTO変速レバー19は、PTO軸9の回転の速度や方向の切り替えが行われるPTO変速部96を作動させるときに操作される。
副変速レバー21は、例えば、副変速ギヤ機構におけるギヤの組み合わせとして低速段、中速段および高速段の3種類の副変速段を選択して切り替えることができるよう構成されている。
主変速レバー22は、例えば、主変速ギヤ機構におけるギヤの組み合わせとして1段(低速側)から15段(高速側)までの複数の主変速段のいずれかに自由に切り替えることができるよう構成されている。
制御手段70は、例えばマイクロコンピュータ等で構成されるものであり、メモリ部70mに格納されている制御用のプログラムやデータに基づいて必要な制御を行うようになっている。
エンジン回転センサ71は、エンジン5の回転数(例えばクランクの回転数)を検出する手段である。スロットルセンサ72は、スロットルレバー15の選択したときの回転数の移動位置を検出する手段であり、例えば、スロットルレバー15の可動支点部にその支点部の角度を検出する角度センサが適用される。アクセルセンサ73は、アクセルペダル16の操作量(ペダルの踏み込み量)を検出する手段である。
回転数調節装置51は、エンジン5がガソリンエンジンである場合には、そのエンジン5におけるスロットルの開度をスロットルセンサ72又はアクセルセンサ73の検出値に応じて調節するようスロットルをワイヤーにより動かす装置として構成される。また、回転数調節装置51は、エンジン5がディーゼルエンジンである場合には、そのエンジン5における燃焼噴射のタイミングをスロットルセンサ72又はアクセルセンサ73の検出値に応じて調節するようセンサアームをリンクにより動かす装置として構成される。
また、回転数調節装置51は、エンジン5の回転数等の状態について安定させるようフィードバック制御等により自動で電子制御する装置(電子ガバナ制御装置:調速機)を具備している。
モード切替えセンサ74は、モード切替えスイッチ20の切り替えたときのモードの選択位置を検出する手段である。副変速操作センサ75は、副変速レバー21の選択したときの副変速段の移動位置を検出する手段であり、例えば、副変速レバー21の可動支点部にその支点部の角度を検出する角度センサが適用される。主変速操作センサ76は、主変速レバー22の選択したときの主変速段の移動位置を検出する手段である。走行速度センサ77は、トラクタ1の走行速度を検出する手段である。
副変速駆動装置61は、副変速操作センサ75の検出値に応じて副変速部6Bにおける副変速段等の変更を行うためのメカリンクや副変速の操作位置を検出する副変速操作センサ75等で構成された装置である。主変速駆動装置62は、主変速操作センサ76の検出値に応じて主変速部6Aにおける主変速段等の変更を行うためのソレノイド、油圧クラッチ等で構成された装置である。
PTO入切センサ78は、PTO入切スイッチ23における入り状態および切り状態を検出する手段である。PTO変速センサ79は、PTO変速レバー19の選択したときの移動位置を検出する手段である。
クラッチ駆動装置85は、PTO入切センサ78の検出値に応じてPTOクラッチ95における接続又は切断の状態の切り替えを行うためのソレノイド、油圧クラッチ等で構成された装置である。PTO変速駆動装置86は、PTO変速センサ79の検出値に応じてPTO変速部96における変速段等の変更を行うためのメカリンクやPTO変速の操作位置を検出するPTO変速センサ79等で構成された装置である。
第1の実施形態における判別部81は、モード切替えセンサ74が路上走行モードへの切り替えを検出した場合に路上走行し得る状態にあると判別するよう構成されている。つまり、判別部81は、モード切替えスイッチ20が路上走行モードに切り替えられたとの検出情報に基づいて路上走行し得る状態にあると判別するようになっている。
ここで、路上走行し得る状態とは、例えば、トラクタ1が現在の位置に関係なく路上走行するための設定がなされた状態や、トラクタ1が実際に路上にあって路上での走行を行うことが可能な状態をいう。また、判別部81は、例えば、制御プログラムの一部を構成するソフトウェアとして構成されている。
特にこのトラクタ1では、エンジン5を始動させるためには、スロットルレバー15が所定の低速回転数(アイドリング状態の回転数)を選択した位置にあることが前提条件にされている。このため、トラクタ1においてエンジン5を始動するときにスロットルレバー15が低速回転数を選択する位置にない場合は、エンジン5を始動させることができない。
このため、トラクタ1は、モード切替えスイッチ20が路上走行モードに切り替えられたときには、スロットルレバー15の選択位置にかかわらず、アクセルペダル16の踏み込む操作のみでエンジン5の回転数を任意に変更することができる。一方、スロットルセンサ72の検出値に応じたエンジン5の回転数の制御は無効にされて行われない。
また、このトラクタ1では、機械的な制御動作を行うための部品を新たに追加して設ける必要がないので、部品点数の増加によるコストアップが抑制される。
これにより、このトラクタ1では、アクセルペダル16から離した際にエンジン5の回転数が低速回転数になるので、エンジン5の回転数が高速回転数を選択しているスロットルレバー15の選択回転数に応じて回転し続けるよう制御している場合に比べて、エンジン5の回転数が低速回転数になる分だけ止まりやすく(制動しやすく)なる。
すなわち、図7に二点鎖線で示されるように、スロットルセンサ72が低速回転数を選択したという検出情報が得られるか否かを判断し(S16)、そのステップ16においてスロットルセンサ72が低速回転数を選択したという検出情報が得られた後に、ステップ13の制御処理(エンジン5の回転数をアクセルセンサ73の検出値で制御する)を許可して実行するよう構成する。このときの低速回転数は、前述したようにアイドリング時の回転数であり、初期の位置(回転数)でもある。
すなわち、図7や図8に示されるように、PTO入切センサ78から切断の状態(切り状態)であるという検出情報が得られるか否かを判断し(S17)、そのステップ17においてPTO入切センサ78から切断の状態であるという検出情報が得られた後に、ステップ13の制御処理(エンジン5の回転数をアクセルセンサ73の検出値で制御する)を許可して実行するよう構成する。これにより、その後に路上走行する際、PTO軸9が不必要に回転していることを回避できて安全性が確保される。
このように構成した場合は、操縦者がモード切替えスイッチ20を作業走行モードに切り替えたとき、エンジン5がスロットルレバー15の選択位置に関係なく低速回転数で回転するようになる。この結果、例えばモード切替えスイッチ20が作業走行モードに切り替えられた際にスロットルレバー15が高速回転数を選択していると、そのスロットルレバー15の選択位置に対応してエンジン5が高速の回転数でいきなり回転し始めることを回避することができ安全性が確保される。
図9には、この発明の第2の実施形態に係るトラクタの一部(制御の構成例)が示されている。
第2の実施形態に係るトラクタは、制御手段70における判別部81(図6参照)が以下に説明するように異なる制御情報に基づいて制御を行うよう変更された以外は第1の実施形態に係るトラクタ1と同じ構成のものである。
このため、トラクタ1は、副変速レバー21が高速の副変速段を選択するよう操作されたときには、スロットルレバー15の選択位置にかかわらず、アクセルペダル16の踏み込む操作のみでエンジン5の回転数を任意に変更することができる。一方、このときも、スロットルセンサ72の検出値に応じたエンジン5の回転数の制御は無効にされて行われない。
また、このトラクタにおいても、機械的な制御動作を行うための部品を新たに追加して設ける必要がないので、部品点数の増加によるコストアップが抑制される。
すなわち、制御手段70が、図9や図10に示されるように、PTO入切センサ78から接続の状態(入り状態)であるという検出情報が得られても、そのPTO入切センサ78からの検出情報が切断の状態(切り状態)として扱うように処理したうえで(S26)、ステップ22の制御処理(スロットルセンサ72の検出値を無効にする処理)を許可して実行するよう構成する。これにより、その後に路上走行する際、PTO軸9が不必要に回転していることを回避できて安全性が確保される。
すなわち、制御手段70が、図10に二点鎖線で示されるように、モード切替えセンサ74から路上走行モードに切り替えられたことの検出情報が得られるか否かを判断し(S27)、そのステップ27で路上走行モードに切り替えられたことの検出情報が得られたときに、ステップ26の制御処理(PTO入切センサ78からの検出情報を常に切り状態の情報として扱う処理)を許可して実行するように構成する。
図11および図12には、この発明の第3の実施形態に係るトラクタの一部(制御手段と制御処理の構成例)が示されている。
第3の実施形態に係るトラクタは、測位装置100を備え、制御手段70における位置検出部88の検出情報により判別部81が以下に説明するように一部異なる制御を行うよう変更された以外は第1の実施形態に係るトラクタ1と同じ構成のものである。
また、位置検出部88は、測位装置100で得られる測位情報と上記圃場と路上等の位置情報との照合から検出される車体2の現在位置が、特に路上の位置であるか否かを判定する機能を備えている。
位置検出部88については、上記照合および検出を行う機能を有する装置等のハードウェアとして構成されるものを適用しても構わない。装置形式の位置検出部88を適用する場合には、その位置検出部88が有するメモリ部に上記位置情報を予め格納すればよい。
このため、トラクタ1は、位置検出部88により車体2が路上の位置にあると検出されたときには、スロットルレバー15の選択位置にかかわらず、アクセルペダル16の踏み込む操作のみでエンジン5の回転数を任意に変更することができる。一方、このときも、スロットルセンサ72の検出値に応じたエンジン5の回転数の制御は無効にされて行われない。
また、このトラクタにおいても、機械的な制御動作を行うための部品を新たに追加して設ける必要がないので、部品点数の増加によるコストアップが抑制される。
すなわち、制御手段70が、図12や図13に示されるように、モード切替えセンサ74から作業走行モード(耕うん)に切り替えられているという検出情報が得られても、そのモード切替えセンサ74からの検出情報が走行モードに切り替えられた検出情報として扱うように処理したうえで(S36)、ステップ32の制御処理(スロットルセンサ72の検出値を無効にする処理)を許可して実行するよう構成する。
このように速度を低下させる制御を行うよう構成した場合は、出入口における傾斜地でのトラクタの移動走行を安全に行うことができる。
スロットル操作手段としては、第1から第3の実施形態で例示したスロットルレバー15に代えて、例えば段階式又は無段階式のダイヤル形態からなるスロットルダイヤルや、押下方式や接触(タッチ)方式のスロットルボタン等に代表される他の形態からなるものを適用してもよい。
すなわち、制御手段70は、上記の場合に、メータパネル13における表示部13a(図6参照)に警告の表示することと、メータパネル13に付設する音発生部13b(図6参照)で警告の音を発することの一方又はその双方を行うように構成する。また、上記の場合において制御手段70は、エンジン5の回転数をスロットルセンサ72の検出値に応じて制御することを無効にしていることになる。
これにより、トラクタ1の操縦者は、路上走行をするときにスロットルレバー15の操作が禁止されていることを知ることができ、無駄な操作を行うことを回避することができる。
また、制御手段70については、上記の場合に、スロットルレバー15が低速回転数を選択する位置にないときの経過時間が所定の閾値時間を越えたときにエンジン5を停止させる制御を行うように構成してもよい。
5 エンジン
15 スロットルレバー
16 アクセルペダル
20 モード切替えスイッチ
21 副変速レバー
70 制御手段
72 スロットルセンサ
74 モード切替えセンサ
75 副変速操作センサ
81 判別部
88 位置検出部
100 測位装置
Claims (4)
- 回転動力を発生するエンジン(5)と、
前記エンジン(5)の回転数を所定の低速回転数から高速回転数までの範囲内で固定するよう手動で操作するスロットル操作手段(15)と、
前記エンジン(5)の回転数を任意に変更するよう踏み込み動作で操作するアクセルペダル(16)と、
路上走行モードと作業走行モードを切り替えるモード切替え手段(20)と、
前記スロットル操作手段(15)の選択された回転数を検出するスロットルセンサ(72)と、
前記エンジン(5)の少なくとも回転数を、前記スロットルセンサ(72)の検出値と前記アクセルペダル(16)の操作量の一方又は双方に応じて制御することが可能な制御手段(70)と、
を備え、
前記制御手段(70)は、路上走行し得る状態にあるか否かを判別する判別部(81)を有し、前記判別部(81)が路上走行し得る状態にあると判別した場合、前記スロットルセンサ(72)が前記所定の低速回転数以外の回転数を検出しているとき、前記エンジン(5)の回転数を前記所定の低速回転数にするよう制御するとともに、前記スロットルセンサ(72)が前記所定の低速回転数を検出するまで前記スロットルセンサ(72)の検出値に応じた前記エンジン(5)の回転数の制御を無効にして、前記エンジン(5)の回転数を前記アクセルペダル(16)の操作量に応じて制御することを特徴とする作業車両。 - 前記モード切替え手段(20)の切り替えを検出するモード切替えセンサ(74)を備え、
前記制御手段(70)の判別部(81)は、前記モード切替えセンサ(74)が路上走行モードへの切り替えを検出した場合に路上走行し得る状態にあると判別することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。 - 前記エンジン(5)の回転動力を駆動輪(3,4)へ伝達するときの変速比を低速から高速までの範囲内で設定された複数の変速段から選択して切り替えるよう操作する副変速操作手段(21)と、
前記副変速操作手段(21)の選択された変速段を検出する副変速操作センサ(75)と、
を備え、
前記制御手段(70)の判別部(81)は、前記副変速操作センサ(75)が路上走行に適用される高速の変速段への切り替えを検出した場合に路上走行し得る状態にあると判別することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。 - 車体(2)の位置を計測する測位装置(100)を備え、
前記制御手段(70)は、前記測位装置(100)で得られる測位情報を少なくとも予め作業走行する圃場の範囲とその周辺に存在する路上に関する位置情報と照合して車体(2)の位置を検出する位置検出部(88)を有し、
前記判別部(81)は、前記位置検出部(88)が路上の位置にあることを検出した場合に路上走行し得る状態にあると判別することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
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