JPH0715461U - オートチェンジ - Google Patents

オートチェンジ

Info

Publication number
JPH0715461U
JPH0715461U JP40589790U JP40589790U JPH0715461U JP H0715461 U JPH0715461 U JP H0715461U JP 40589790 U JP40589790 U JP 40589790U JP 40589790 U JP40589790 U JP 40589790U JP H0715461 U JPH0715461 U JP H0715461U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
vehicle
transmission
range
parking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP40589790U
Other languages
English (en)
Inventor
宏 中平
晃 津山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Delta Kogyo Co Ltd filed Critical Delta Kogyo Co Ltd
Priority to JP40589790U priority Critical patent/JPH0715461U/ja
Publication of JPH0715461U publication Critical patent/JPH0715461U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輛において、エンジン作動状態で運転者が
車を離れても車輛が盗難に遇うのを防止する。 【構成】 スイッチ操作部から切替信号を発生させてア
クチュエータを駆動し、変速機を所定の変速レンジに切
替えるようにしたオートチェンジを利用し、そのスイッ
チ操作部を車室内に着脱可能に装着し、必要な時にはス
イッチ操作部を外して持ち、知らないうちに変速機が走
行レンジに変速されないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、変速操作を電気的に行う車輛用のオートチェンジに関し、特に車 輛の盗難防止を図ることができるようにしたオートチェンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輛においては、チェンジレバーの操作をケーブル又はロッドによって 変速機に伝達し、変速操作を行うようにした変速操作装置が汎用されていた。
【0003】 他方、最近のコンピュータ技術の飛躍的進歩に伴い、スイッチ操作部のプッシ ュ操作等によって変速レンジの選択を行い、それに基づいて駆動信号を発生して 駆動モータ等のアクチュエータを駆動し、変速機をパーキングP、リバースR、 ニュートラルN、ドライブD、セカンドS、又はローLの変速レンジに切替え制 御するようにした車輛用オートチェンジが種々提案されている(例えば、実開昭 60−168629号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車輛においては、キーをつけたまま車外に出る必要が生じることが ある。例えば、厳冬期においてエンジンを暖機運転する場合、キーを入れてイグ ニッションスイッチをONにし、エンジンを始動させて暖機運転を行い、エアコ ンディションが作動し始める間は運転者は屋内等で暖房を取ることがある。
【0005】 しかるに、従来の車輛では、キーをつけたまま車輛から離れると、車輛が盗難 にあうおそれがあるという問題があった。
【0006】 この考案は、かかる問題点に鑑み、キーをつけ、あるいはエンジンを作動させ たままでも車輛の盗難を確実に防止できる装置を提供することを課題とする。
【0007】 そして本件考案者は、上述の問題点を解消すべく鋭意研究した結果、車輛用オ ートチェンジにおいては停車時に変速レンジをパーキングPに入れておくと、ス イッチ操作で変速レンジをドライブD、セカンドS、又はローL等の走行レンジ に操作しなければ車輛を全く運転できず、キーをつけ、あるいはエンジンを作動 させたままであってもスイッチ操作部を外して持ち出すことができれば上述の問 題点を解消できることに着目し、本考案を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案に係るオートチェンジは、スイッチ操作部から変速信号を発生さ せてアクチュエータを駆動し、変速機を所定の変速レンジに切替えるようにした 車輛用オートチェンジにおいて、スイッチ操作部を車室内に着脱可能に装着し、 該スイッチ操作部を着脱する機構を設けるようにしたことを要旨とする。
【0009】 ここでオートチェンジの構造はスイッチ操作によって変速操作を行うものであ ればどのようなものでもよい。例えば、スイッチ操作部はプッシュボタン式、ダ イヤル式、レバー式のいずれであってもよい。また、スイッチ操作部とマイクロ コンピュータとの間は信号線で接続してもよく、又電波等で信号の授受を行って もよい。さらに、アクチュエータには駆動モータを採用することができるが、そ れ以外の駆動源であってもよい。
【0010】 また、車輛の盗難を確実に防止するためには、車輛停止時に変速レンジをパー キングにする必要があるが、自動的にパーキングPに入るように設定するのが望 ましい。また、スイッチ操作部の着脱機構はどのようなものであってもよく、そ の機構を上手く構築すれば車室内の好みの場所にスイッチ操作部を設置できる。
【0011】
【作用】
本考案においては、スイッチ操作部を着脱可能とし、それに着脱機構を設ける ようにしたことから、キーをつけ、あるいはエンジンを作動させたまま車輛を離 れる必要がある場合にも、変速機をパーキングにし、スイッチ操作部を外してこ れを持ち出すと、乗員が知らない間に変速機が走行レンジに変速されて車輛が走 行状態になることはない。また、スイッチ操作部を運転者の好みの場所に設置す ることが可能となり、変速操作がより容易となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図1 6は本考案の一実施例によるオートチェンジを示す。図において、ハンドル1の 中央凹部1aには変速、エンジン及びドアロックの各操作用のリモコンスイッチ 2が着脱可能に取付けられている。このリモコンスイッチ2からの切替信号はコ ード化された識別信号、車種信号及び処理内容から構成され、該切替信号は車載 のコントロールユニット3で信号処理され、該コントロールユニット3からは駆 動信号が発生されてアクチュエータ4内のメイン又はサブの駆動モータ4a、4 bが回転され、その回転がギア類で変速されて操作レバー4cが揺動さ、操作レ バー4cに連結されたワイヤー4dが押し引きされて変速機4eが変速操作され るように構成されている。
【0013】 また、リモコンスイッチ2の識別、リモコンスイッチ2の着脱操作及びエンジ ン操作はデコーダコントローラ5で制御実行される。
【0014】 ここで変速系の構造を詳細に説明すると、まず図2ないし図6に示すように、 リモコンスイッチ2には変速機4eをパーキングP、リバースR、ニュートラル N、ドライブD、セカンドS、又はローLの各レンジに切替えるためのプッシュ ボタン2a〜2f、エンジン始動用及び停止用のプッシュボタン2g、2h、ド アロック及びアンロック操作用のプッシュボタン2i、2jが各々設けられ、又 リモコンスイッチ2の前端面には信号発光部2kが設けられている。
【0015】 また、リモコンスイッチ2の底部側面には磁石2lが設けられ、ハンドル1の 中央凹部1a内には磁石2lを検知する着脱検出センサとしてのホールIC6c が設けられ、又ハンドル1の中央凹部1a底面にはリモコンスイッチ2を取外し たまま忘れた時の準備のため備忘スイッチ7a〜7fが配設されている。
【0016】 さらに、ハンドル1の中央凹部1a側面にはリモコンスイッチ2を装填状態に ロックするソレノイド1bが設けられ、又ハンドル1の中央凹部1a側面にはス トッパーピン1eが設けられ、リモコンスイッチ2の側面にはストッパーピン1 eを受ける受部2mが凹設されており、これによってリモコンスイッチ2の振動 対策がなされている。また、ハンドル1にはエジェクトスイッチ1c及びリモコ ンスイッチ2を押し出すばね部材1dが配設されている。
【0017】 また、図4において、3は駆動モータ4a、4bの駆動及びモータの表示を制 御するコントロールユニット、6a、6bはリモコンスイッチ2の信号を受光す る室内受光部及びケース内受光部、6cは着脱検出センサ、6dは変速機の変速 レンジを検出するインヒビタスイッチ、6eは駆動モータ4a、4bの回転位置 を検出する位置センサ、6fは車速を検出する車速センサ、6gはイグニッショ ンのON・OFFを検出するイグニッションスイッチ、6hはブレーキペダルの 踏込みを検出するブレーキスイッチ、6iはパーキングブレーキの作動を検出す るパーキングブレーキスイッチ、6jはシートベルトの着用を検出するシートベ ルトスイッチ、6kは駆動モータ4a、4bの作動を表示するモータインジケー タである。また、7a〜7fはリモコンスイッチ2の備忘スイッチである。
【0018】 また、図5において、5はリモコンスイッチ2の着脱を検知し、リモコンスイ ッチ2を識別し、又ソレノイド1b、イグニッションやエンジンを作動・停止さ せるデコーダコントローラである。また、6cは着脱検出スイッチ、6fは車速 センサ、1bはソレノイド、1cはエジェクトスイッチ、8aはイグニッション 、8bはエンジン制御系である。
【0019】 また、図7ないし図16は本実施例における制御系のフローチャートを示し、 図7はメインルーチン、図8はリモコンスイッチ2の装填ルーチン、図9はリモ コンスイッチ2の取出しルーチン、図10は自動パーキングルーチン、図11は パーキングレンジルーチン、図12はリバースレンジルーチン、図13はニュー トラルレンジルーチン、図14はローレンジルーチン、図15はドライブ・セコ ンドレンジルーチン、図16はモータ作動ルーチンである。
【0020】 次にフローチャートを用いて動作について説明する。
【0021】 コントロールユニット3においては、図7に示すように、まず制御系が初期設 定され(ステップS1)、各種スイッチの信号が入力処理され(ステップS2) 、自動パーキング処理がなされた後(ステップS3)、スイッチ操作部2の切替 信号の処理内容が判定され(ステップS4〜S9)、その判定結果に応じてパー キング、リバース、ニュートラル、ドライブ、セコンド又はローの変速処理がな されて変速機が所定のレンジに切替えられる(ステップS10〜S15)。
【0022】 また、所定のタイミングになると、デコーダコントロール5によってスイッチ の装填処理、又はスイッチ取出し処理か否かが判別され、それに応じて装填処理 及びリモートスイッチ2の識別処理、又は取出し処理が実行される。
【0023】 次に各処理内容について詳細に説明する。
【0024】 「スイッチ取出し処理」
【0025】 スイッチ取出し処理においては、図9に示すように、まずエジェクトスイッチ 1cがONされたか否かが判定され(ステップS31)、エジェクトスイッチ1 cがOFFの場合にはリモートスイッチ2は取り出す必要がないのでそのままで 処理を終了する。
【0026】 他方、エジェクトスイッチ1cがONの場合には車速が0Km/Hか否かから 走行中か否か(ステップS32)、及び停止中には全てのスイッチ類がOFFに なっているか否かが判定される(ステップS33)。走行中の場合又はいくつか のスイッチ類がONになっている場合には取出し処理を行わず、停車中で全ての スイッチ類がOFFになっている場合にはソレノンド1bをONとしてリモート スイッチ2の取出しを可能とし(ステップS34)、着脱検出スイッチ6cでリ モートスイッチ2の取出しが検出されると(ステップS35)、ソレノイド1b をOFFとし(ステップS35)、処理を終了する。
【0027】 このようにエジェクトスイッチ1cの操作によってリモートスイッチ2が自動 的に取外され、簡単に車室外に持ち出すことが可能となる。
【0028】 「スイッチ装填処理」
【0029】 スイッチ装填処理においては、図8に示すように、まず着脱検出スイッチ6c がONされたか否かが判定され(ステップS41)、着脱検出スイッチ6cがO FFの場合にはリモートスイッチ2は取り出されたままで装填処理は不要である ので処理を終了する。
【0030】 他方、リモートスイッチ2がハンドル1の凹部1aに装着され、着脱検出スイ ッチ6cがONになると、切替信号中のコード化された識別信号からリモートス イッチ2がその車輛のものか否かが判定され(ステップS42)、リモートスイ ッチ2がその車輛のものでない場合には別のリモートスイッチ2と判断してエン ジンの始動等の処理を行わない。
【0031】 リモートスイッチ2がその車輛のものである場合にはエンジンスタートボタン がONされたか否か(ステップS43)、エンジンストップボタンがONされた か否かが判定され(ステップS44)、スタートボタンがONされた場合にはエ ンジンを始動し(ステップS45)、ストップボタンがONされた場合にはエン ジンを停止させる(ステップS46)。
【0032】 このようにリモートスイッチ2がハンドル1に装填されると、リモートスイッ チ2が識別され、エンジンのスタート及びストップ、変速レンジの切替えが可能 となる。
【0033】 「自動パーキング処理」
【0034】 まず、図10に示すように、イグニッションスイッチがONか否かが判定され (ステップS301)、ONの場合には走行状態にあることからパーキングブレ ーキが作動されているか否か、シートベルトが着用されているか否か、着脱検出 センサ6cのON(取外し)・OFF(装填)が判定される(ステップS302 〜S304)。パーキングブレーキが作動されておらず、シートベルトが着用さ れ、又リモコンスイッチ2が装填されている場合には走行状態を継続すべきと判 断して着脱フラグを1にして処理を終了する(ステップS305)。
【0035】 また、イグニッションスイッチがOFFの場合、ニュートラルのインヒビタス イッチがONか否かが判定され(ステップS306)、ニュートラル状態の場合 には自動パーキング処理は不要としてそのままで処理を終了する。
【0036】 他方、ニュートラル状態でない場合にはブレーキが踏まれているか否かが判定 され(ステップS307)、ブレーキが踏まれていない場合には車速が3Km/ H以下か否かが判定され(ステップS308)、車速が3Km/H以下の場合に は停車状態に入るところであるのでモータ作動ルーチンの処理を行い、変速機を パーキングレンジPに変速して処理を終了し(ステップS309)、車速が3K m/H以上の場合には未だ走行状態にあって自動パーキングの処理をすべきでな いのでそのままで処理を終了する。
【0037】 また、ブレーキが踏まれている場合には上述のステップS304に移って着脱 検出センサ6cのON・OFFが判定される。リモコンスイッチ2が装着されて いない場合には着脱フラグが1か否かが判定され(ステップS310)、着脱フ ラグが1の場合には車速が3Km/H以下か否かが判定され(ステップS311 )、車速が3Km/H以下の場合には自動パーキングの条件となっているので着 脱フラグを0にした後(ステップS312)、モータ作動ルーチンの処理(ステ ップS309)を行ってパーキングレンジPに変速して処理を終了する。
【0038】 他方、着脱フラグが0の場合、又は車速が3Km/H以上の場合には自動パー キングが不要な場合か、走行状態であり、自動パーキングの条件にはなっていな いのでそのままで処理を終了する。
【0039】 「パーキングレンジ処理」
【0040】 リモコンスイッチ2のパーキング用プッシュボタン2aが操作された場合、図 11に示すように、車速が3Km/H以上が否かが判定され(ステップS101 )、3Km/H以上の場合には未だ車速が速くパーキング状態にすべきではない のでそのままで処理を終了する。
【0041】 車速が3Km/H以下になると、モータ作動ルーチンの処理(ステップS10 2)を行い、変速機をパーキングレンジPに変速して処理を終了する。
【0042】 「リバースレンジ処理」
【0043】 リモコンスイッチ2のリバース用プッシュボタン2bが操作された場合には、 図12に示すように、車速が3Km/H以上が否かが判定され(ステップS11 1)、3Km/H以上の場合にはドライブD、セコンドS又はローLの各レンジ からレバースレンジRに変速すると変速機のギア類に負荷が作用して破損のおそ れがあることから、変速処理を行わずに終了する。
【0044】 車速が3Km/H以下になると、変速機がパーキングPになっているか否かが 判定され(ステップS112)、変速機がパーキングPになっている場合にはブ レーキが踏まれているか否かが判定され(ステップS113)、ブレーキが踏ま れている場合にはモータ作動ルーチンの処理(ステップS114)を行い、変速 機をリバースレンジRに変速して処理を終了する。
【0045】 また、変速機がパーキングPになっていない場合にはモータ作動ルーチンの処 理(ステップS114)を行い、リバースレンジRに変速して処理を終了し、又 ブレーキが踏まれていない場合にはリバースレンジRに変速する条件ではないと 判断してそのままで処理を終了する。
【0046】 「ニュートラルレンジ処理」
【0047】 また、ニュートラルレンジ処理においては、図13に示すように、変速機がパ ーキングPになっているか否かが判定され(ステップS121)、変速機がパー キングPになっている場合にはブレーキが踏まれているか否かが判定され(ステ ップS122)、ブレーキが踏まれている場合にはモータ作動ルーチンの処理( ステップS123)を行い、変速機をニュートラルレンジNに変速して処理を終 了する。
【0048】 変速機がパーキングPになっていない場合、及びブレーキが踏まれていない場 合には直ちにモータ作動ルーチンの処理(ステップS123)を行い、変速機を ニュートラルレンジNに変速する。
【0049】 「ドライブ又はセコンドレンジ処理」
【0050】 ローレンジ処理においては、図14に示すように、変速機がリバースRになっ ているか否かが判定される(ステップS151)。これは、車速が例えば3Km /H以上でリバースレンジRからドライブ又はセコンドレンジD、Sに変速を行 うと、変速機ギア類の破損のおそれがあることからである。
【0051】 変速機がリバースRになっていない場合には変速機がパーキングPになってい るか否かが判定され(ステップS152)、パーキングPになっている場合には ブレーキが踏まれているか否かが判定され(ステップS153)、ブレーキが踏 まれている場合にはモータ作動ルーチンの処理(ステップS154)を行い、変 速機をドライブ又はセコンドレンジD、Sに変速して処理を終了する。
【0052】 また、変速機がパーキングPになっていない場合には直ちにモータ作動ルーチ ンの処理(ステップS154)を行ってローレンジLに変速して処理を終了し、 又変速機がリバースRになっている場合には車速が3Km/H以上が否かが判定 され(ステップS155)、3Km/H以上の場合には変速機ギア類の破損のお それがあるのでそのまま処理を行わずに終了し、3Km/H以下になった時にモ ータ作動ルーチンの処理(ステップS154)を行ってローレンジLに変速し、 処理を終了する。
【0053】 「ローレンジ処理」
【0054】 ドライブ又はセコンドレンジ処理においては、図15に示すように、変速機が リバースRになっているか否かが判定される(ステップS131)。これは車速 が3Km/H以上の時にリバースレンジRからローレンジLに変速を行うと、変 速機のギア類に負荷が作用して破損のおそれがあることからである。
【0055】 変速機がリバースRになっていない場合には変速機がパーキングPになってい るか否か(ステップS132)、ドライブD又はセコンドSになっているか否か が判定され、ドライブD又はセコンドSになっていない場合にはモータ作動ルー チンの処理(ステップS134)を行い、変速機をローレンジLに変速して処理 を終了する。
【0056】 また、変速機がリバースRになっている場合、車速が3Km/H以上が否かが 判定され(ステップS135)、3Km/H以上の場合には変速機のギア類に破 損のおそれがあるので、処理を行わずに終了し、3Km/H以下になると、モー タ作動ルーチンの処理(ステップS134)を行って変速機をドライブD又はセ コンドSのレンジに変速し、処理を終了する。
【0057】 さらに、変速機がパーキングPになっている場合には変速機破損のおそれがな いので、ブレーキが踏まれていると(ステップS136)、モータ作動ルーチン の処理(ステップS134)を行って変速機をドライブD又はセコンドSのレン ジに変速して処理を終了し、又ドライブD又はセコンドSになっている場合には 車速が100Km/H以上か否かを判定し(ステップS137)、100Km/ H以上の場合には急激なシフトダウンによって乗員に前方投げ出し荷重が作用し 、又変速機のギア類に破損のおそれがあるのでそのまま処理を終了し、100K m/H以下になると、モータ作動ルーチンの処理(ステップS134)を行って 変速機をドライブD又はセコンドSのレンジに変速して処理を終了する。
【0058】 「作動ルーチン処理」
【0059】 モータ作動ルーチンの処理においては、図16に示すように、モータフラグが 1か否かが判定され(ステップS20)、フラグが0、即ちメインモータ4aが 正常な場合にはメインモータ4aをONにしてモータインジケータ6kのサブモ ータ表示を消し(ステップS21、S22)、又フラグが1、即ちメインモータ 4aが故障している場合にはサブモータ4bをONにしてモータインジケータ6 kにサブモータ表示をする(ステップS23、S24)。
【0060】 次にモータロック、即ちモータ4a、4bが故障か否かが判定され(ステップ S25)、モータロックでない場合には変速機のレンジがリモートスイッチ2で 選択したレンジになったか否かを判定し(ステップS26)、ポジションが一致 する、即ち所定のレンジに変速されるとモータ4a、4bをOFF(ステップS 27)として処理を終了する。
【0061】 また、駆動しているメインモータ4a又はサブモータ4bがなんらかの原因で ロックされた場合には、モータフラグが1か否かが判定され(ステップS28) 、モータフラグが0の場合にはメインモータ4aをOFF、サブモータ4bをO Nとしてモータフラグを1にし(ステップS29、S210、S211)、ステ ップS26に移ってポジションの一致を判定し、又モータフラグが1の場合には サブモータ4bをOFF、メインモータ4aをONとし、モータフラグを0にし て(ステップS212、S213、S214)ステップS26に移ってポジショ ンの一致を判定し、こうしてモータ4a、4bを代えて変速処理がなされる。
【0062】 以上のような本実施例のオートチェンジでは、リモコンスイッチ2をハンドル 1に着脱可能に取付け、リモコンスイッチ2の取外し時には変速機をパーキング Pに切替えるようにしたので、エンジンを作動させたまま車外にでる必要がある 場合にも、リモコンスイッチ2を取外してこれを持ち出すと、変速機が走行レン ジに変速されることはなく、車輛の盗難を確実に防止できる。しかもリモコンス イッチ2の取外し時には変速機を自動的にパーキングPに切替えるようにしたの で、車輛の盗難をより一層確実に防止できる。
【0063】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るオートチェンジによれば、スイッチ操作部から切 替信号を発生させてアクチュエータを駆動し、変速機を所定の変速レンジに切替 える車輛用オートチェンジにおいて、スイッチ操作部を車室内に着脱可能に装着 し、必要に応じて持ち出せるようにしたので、エンジンを作動させたまで車外に 出ても車輛の盗難を確実に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるオートチェンジを示す
概略構成図である。
【図2】上記オートチェンジの要部を示す概略斜視図で
ある。
【図3】上記オートチェンジにおけるリモコンスイッチ
の斜視図である。
【図4】上記オートチェンジにおける変速制御系を示す
機能ブロック図である。
【図5】上記オートチェンジにおけるデコーダ制御系を
示す機能ブロック図である。
【図6】上記オートチェンジにおけるリモコンスイッチ
取付部を示す構成図である。
【図7】上記オートチェンジにおける変速制御のメイン
ルーチンのフローチャートを示す図である。
【図8】上記オートチェンジにおけるリモコンスイッチ
の装填処理ルーチンのフローチャートを示す図である。
【図9】上記オートチェンジにおけるリモコンスイッチ
の取出し処理ルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【図10】上記オートチェンジにおける変速制御の自動
パーキングルーチンのフローチャートを示す図である。
【図11】上記オートチェンジにおける変速制御のパー
キングレンジルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【図12】上記オートチェンジにおける変速制御のリバ
ースレンジルーチンのフローチャートを示す図である。
【図13】上記オートチェンジにおける変速制御のニュ
ートラルレンジルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【図14】上記オートチェンジにおける変速制御のロー
レンジルーチンのフローチャートを示す図である。
【図15】上記オートチェンジにおける変速制御のドラ
イブ・セコンドレンジルーチンのフローチャートを示す
図である。
【図16】上記オートチェンジにおける変速制御の作動
ルーチンのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 ステアリングハンドル 2 リモコンス
イッチ 4 アクチュエータ 4e 変速機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ操作部2から切替信号を発生さ
    せてアクチュエータ4を駆動し、変速機4eを所定の変
    速レンジに切替える車輛用オートチェンジにおいて、 上記スイッチ操作部2が車室内に着脱可能に装着され、
    該スイッチ操作部2を脱着する機構が設けられているこ
    とを特徴とするオートチェンジ。
JP40589790U 1990-12-29 1990-12-29 オートチェンジ Pending JPH0715461U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40589790U JPH0715461U (ja) 1990-12-29 1990-12-29 オートチェンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40589790U JPH0715461U (ja) 1990-12-29 1990-12-29 オートチェンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0715461U true JPH0715461U (ja) 1995-03-14

Family

ID=18515506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40589790U Pending JPH0715461U (ja) 1990-12-29 1990-12-29 オートチェンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715461U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101367323B1 (ko) * 2012-11-09 2014-03-06 현대자동차주식회사 탈부착이 가능한 전자식 변속 레버
JP2017035136A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 オムロン株式会社 操作装置、報知方法およびx線撮影ユニット
IT201800010033A1 (it) * 2018-11-05 2020-05-05 Silatech S R L Sistema di comando per un cambio di velocità automatico di un veicolo a motore includente un dispositivo di comando portatile.

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101367323B1 (ko) * 2012-11-09 2014-03-06 현대자동차주식회사 탈부착이 가능한 전자식 변속 레버
JP2017035136A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 オムロン株式会社 操作装置、報知方法およびx線撮影ユニット
US10433806B2 (en) 2015-08-06 2019-10-08 Omron Corporation Operation device, control method, and X-ray imaging unit
IT201800010033A1 (it) * 2018-11-05 2020-05-05 Silatech S R L Sistema di comando per un cambio di velocità automatico di un veicolo a motore includente un dispositivo di comando portatile.
WO2020095201A1 (en) * 2018-11-05 2020-05-14 SILATECH S.r.l. Control system for a motor-vehicle transmission including a portable control device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10024431B2 (en) Control device and control method for vehicle
JP4609482B2 (ja) 車両用操作方法提示装置
EP1769985B1 (en) Vehicle engine starting apparatus
FR2600285A1 (fr) Dispositif de commande electromecanique de boite de vitesses automatique
JPH092090A (ja) 前後輪駆動車両
JP5263186B2 (ja) 車両制御装置
US6653747B1 (en) Electronic key system including ignition and transmission control
KR20200089969A (ko) 차량의 시동제어 스마트키 시스템
JPH0715461U (ja) オートチェンジ
JPH0715463U (ja) オートチェンジ
JPH0715462U (ja) オートチェンジ
JP6564269B2 (ja) 車両制御システム
EP1886885B1 (en) Vehicle control apparatus and vehicle provided with the same
JP2562209Y2 (ja) 電動オートチェンジ
JPH0718065U (ja) 電動オートチェンジ
JP2562210Y2 (ja) 電動オートチェンジ
JP2762834B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2002264682A (ja) シフト装置
JP5234309B2 (ja) 変速制御装置
JP2000170911A (ja) 自動変速機のパーキング装置
JPH04224432A (ja) 車載テレビジョン装置
JP2007255407A (ja) エンジン始動停止制御装置及びエンジン始動停止制御方法
JPH0557259U (ja) ドアロック制御装置
JPH1089205A (ja) 自動車の無線始動装置
KR100247546B1 (ko) 주차시 시트 벨트 자동 해제 장치