JP2000205736A - 冷蔵庫上方の放熱装置 - Google Patents
冷蔵庫上方の放熱装置Info
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Abstract
庫の放熱装置に関するものであり、効果的な放熱構造に
よる冷却性能の確保や冷蔵庫上方の収納空間の有効活用
並びに、組み込みシステムデザインの向上を課題とする
ものである。 【解決手段】冷蔵庫とその上方に設置する収納キャビネ
ット間の放熱空間を少寸法に設定し、この放熱空間に溜
まった冷蔵庫の廃熱を送風装置により前方あるいは収納
キャビネットの上方空間に放出させることにより、効果
的な廃熱処理と収納スペースの確保を実現する。
Description
の組み合わせによるシステム収納および設備装置におい
て、特に冷蔵庫のビルトイン設置とその上方空間の放熱
装置に関するものである。
8、図9に示すように、組み合わせシステム家具で構成
されるシステムキッチン1に冷蔵庫2をビルトイン設置
する場合、冷蔵庫の廃熱を排出させるために、収納キャ
ビネット3下方でかつ冷蔵庫の上方に一定の放熱空間4
を確保することが必要であり、この放熱空間4の前面に
は外観向上のためルーバー体5を設けて視線を遮蔽する
と共に、廃熱を矢印αのように前方に排気させるように
構成されていた。
の放熱装置では、冷蔵庫2上方に一定の放熱空間4を確
保する必要があるため、冷蔵庫2上方の収納キャビネッ
ト3は小さな収納スペースしか確保できず、また天井位
置に近い高所の設置位置となることに加え、収納キャビ
ネット3の開口面積も狭いので、収納物品の出し入れ性
が悪く、極めて実用性に乏しい収納装置となっていた。
また放熱空間の関係でルーバー体5と収納キャビネット
3の扉割りだけが周囲のキャビネットのモジュールと統
一できないため、システムデザインの観点からも不調和
な部分となっていたし、収納キャビネット3の寸法が特
殊であるため、専用のキャビネット部材が必要となり、
部品点数の増加にもつながっていた。さらに、前面のル
ーバー体5から冷蔵庫2の廃熱が排出されるというもの
の、自然対流では廃熱がこもりやすく、必ずしも十分な
放熱効果が確保できているとは言い難いのが現状であ
り、特に夏場などでは冷蔵庫の冷却性能が低下したり冷
却効果低下により消費エネルギーが増大するという課題
があった。
するため、冷蔵庫の上方に少空間を介して収納キャビネ
ットを設置し、冷蔵庫を囲う側壁および後壁との隙間や
前記少空間に放出された冷蔵庫の廃熱を効果的に排出さ
せる送風装置を備えたものである。
空間を確保する必要がないため、上部の収納キャビネッ
トの収納容積が大きく取れ、また外観的にもスッキリと
したシステムデザインを実現することができる。また、
冷蔵庫上部に設置される収納キャビネットと他の収納キ
ャビネットのモジュールが統一できるので、部材の共有
化が図れ、コストダウンにも効果があるものである。
上方の放熱装置は、冷蔵庫上方に少空間を介して設置さ
れた収納キャビネットと、前記の少空間に設置され下方
の冷蔵庫廃熱を吸引し前方に排出する薄型の送風装置を
備え、前記の送風装置を収納キャビネットの底面に懸下
設置してある。
る廃熱を強制的に少空間から前方に排出するので放熱効
果が極めて高くなり、冷蔵庫の冷却性能の向上、冷却効
率のアップによる省電力化、温度上昇の抑制による冷蔵
庫コンプレッサーやファンモーター等の寿命向上や冷蔵
庫周囲に設置した収納キャビネット庫内の温度上昇の軽
減を図ることができる。また、これにより収納キャビネ
ット庫内の収納物品に対する影響も軽減することができ
る。
きるため、上部の収納キャビネットの収納容量拡大やデ
ザインの納まり性向上にもつながる。
に懸下設置されているため、冷蔵庫の出し入れや送風装
置の取付け取外しがし易く、施工性やメンテナンス性に
優れたものとなる。本発明の請求項2にかかる冷蔵庫上
方の放熱装置は、冷蔵庫上方に少空間を介して設置され
た収納キャビネットの庫内に送風装置を備え、収納キャ
ビネットの底面には吸気口と吐出口を設け、前記の少空
間には排気ダクトを設け、下方の冷蔵庫廃熱が吸気口か
ら送風装置に吸引され、次に吐出口より少空間の排気ダ
クトに送られて前方に排出されるようにしてある。
る廃熱を強制的に少空間の排気ダクトから前方に排出す
るので放熱効果が極めて高くなり、前記と同様に冷蔵庫
の冷却性能の向上、省電力化、寿命向上、周囲キャビネ
ットの温度上昇の軽減とキャビネット庫内の温度上昇に
よる収納物品への影響を抑えることができる。
できるため、上部の収納キャビネットの収納容量も大き
く、デザインの納まり性向上にもつながる。
も、収納キャビネット庫内から点検、取り替えが可能で
あり、メンテナンス性に優れたものとなる。本発明の請
求項3にかかる冷蔵庫上方の放熱装置は、冷蔵庫上方に
少空間を介して設置された収納キャビネットの庫内に送
風装置を備え、収納キャビネットの底面に吸気口、天面
に吐出口を設け、下方の冷蔵庫廃熱が吸気口から送風装
置に吸引され、次に吐出口より上方の天井空間に排出さ
れるようにしてある。
る廃熱を強制的に吸引し、収納キャビネット上方に排出
するので放熱効果が極めて高くなり、前記と同様に冷蔵
庫の冷却性能の向上、省電力化、寿命向上、周囲キャビ
ネットの温度上昇の軽減を図ることができる。
間へ放出されるため、冷蔵庫の扉を開ける時に廃熱が侵
入する心配がなく、使い易い。
排気ダクトを配する必要がなく、極めて小さな空間に設
定できるため、デザインの納まりに非常に優れ、上部の
収納キャビネットの収納容量も大きい。
も、収納キャビネット庫内から点検が可能であり、メン
テナンス性に優れたものとなる。
熱装置は、冷蔵庫上方に少空間を介して収納キャビネッ
トを設置し、収納キャビネットの背面と壁面との間に下
方から上方に通じる通風経路と送風装置を設け、下方の
冷蔵庫廃熱が通風経路を通って上方の天井空間に排出さ
れるようにしてある。
る廃熱を強制的に吸引し、収納キャビネット上方に排出
するので放熱効果が極めて高くなり、前記と同様に冷蔵
庫の冷却性能の向上、省電力化、寿命向上、周囲キャビ
ネットの温度上昇を軽減することができる。
間へ放出されるため、冷蔵庫の扉を開ける時に廃熱が侵
入する心配がなく、使い易い。
空間に設定できるため、デザインの納まりに非常に優
れ、上部の収納キャビネットの収納容量も大きい。
空間に配置しているため、送風装置が見えることがなく
外観が極めて良好なうえ、騒音も低く抑制することがで
きる。本発明の請求項5にかかる冷蔵庫上方の放熱装置
は、冷蔵庫上方に少空間を介して収納キャビネットを設
置し、収納キャビネットの背面と壁面との間に下方から
上方に通じる通風経路と、収納キャビネットの天面に送
風装置を備え、下方の冷蔵庫廃熱が送風装置に吸引さ
れ、通風経路を通って上方の天井空間に排出されるよう
にしてある。
る廃熱を強制的に吸引し、収納キャビネット上方に排出
するので放熱効果が極めて高くなり、前記と同様に冷蔵
庫の冷却性能の向上、省電力化、寿命向上、周囲キャビ
ネットの温度上昇の軽減を図ることができる。
間へ放出されるため、冷蔵庫の扉を開ける時に廃熱が侵
入する心配がなく、使い易い。
設定できるため、デザインの納まりに非常に優れ、上部
の収納キャビネットの収納容量を最大にすることができ
る。
天井空間に配置しているため、送風装置が見えにくく外
観が良好なうえ、騒音も低く抑制することができる。本
発明の請求項6にかかる冷蔵庫上方の放熱装置は、冷蔵
庫上方に少空間を介して設置された収納キャビネット
と、冷蔵庫上面には薄型の送風装置が載置され、下方の
冷蔵庫廃熱が送風装置で前方に排出されるようにしてあ
る。
る廃熱を強制的に少空間から前方に排出するので放熱効
果が極めて高くなり、前記と同様に冷蔵庫の冷却性能の
向上、省電力化、寿命向上、周囲キャビネットの温度上
昇の軽減を図ることができる。
できるため、上部の収納キャビネットの収納容量拡大や
デザインの納まり性向上にもつながる。
いるため、収納キャビネット側に取付けのための加工を
施す必要がなく、施工性やメンテナンス性に優れたもの
となる。本発明の請求項7にかかる冷蔵庫上方の放熱装
置は、送風装置をケーシングで箱体に構成しているの
で、送風装置をユニットとして扱うことが可能となり、
送風装置の取付け施工性やメンテナンス性に優れたもの
となる。本発明の請求項8にかかる冷蔵庫上方の放熱装
置は、収納キャビネットの底面に係止具を設け、この係
止具に送風装置を着脱自在に取付けているので、送風装
置の取付け施工性やメンテナンス性に優れたものとな
る。本発明の請求項9にかかる冷蔵庫上方の放熱装置
は、冷蔵庫の天面に係止具を設け、この係止具に送風装
置を着脱自在に取り付けたものである。これにより、送
風装置の運転振動などによる移動を防止し確実に固定で
きると共に、メンテナンス性にも優れたものとなる。本
発明の請求項10にかかる冷蔵庫上方の放熱装置は、収
納キャビネットの前面及び冷蔵庫の前面とほぼ同一面
に、少空間の前方を覆う仕切り体を設け、また前記仕切
り体の一部には開口を設け、ここから冷蔵庫廃熱が放出
されるようにしたものである。これにより、少空間の前
方から送風装置や排気ダクトが見えることがなく、外観
の納まりが向上するとともに、送風装置が送風装置近傍
の空気のみを吸引せず、冷蔵庫の後方や側方の廃熱を効
率よく吸い込み、排気することができる。本発明の請求
項11にかかる冷蔵庫上方の放熱装置は、送風装置の本
体後部に吸気口を配したものである。これにより、冷蔵
庫の後方背面にこもりやすい廃熱を効果的に吸引して排
出することができるため、放熱効果の優れたものとな
る。本発明の請求項12にかかる冷蔵庫上方の放熱装置
は、送風装置と仕切り体を一体に組み合わせたものであ
り、取付け施工性、メンテナンス性に優れたものとな
る。本発明の請求項13にかかる冷蔵庫上方の放熱装置
は、冷蔵庫廃熱が送風装置によって収納キャビネット及
び冷蔵庫の前方に排出されるとき、斜め上方に排出され
るガイド体を備えたものである。これにより、廃熱は使
用者の頭上に放出されるため不快感がなく、また廃熱が
冷蔵庫の扉開閉時に庫内に侵入することがなく、使い勝
手の優れたものとなる。本発明の請求項14にかかる冷
蔵庫上方の放熱装置は、冷蔵庫廃熱温度を検知すること
により送風装置の運転を制御するものである。これによ
り冷蔵庫廃熱温度の高い状態の時には送風装置の送風量
を強め、冷蔵庫廃熱温度の低い状態の時には送風量を弱
めるなどして送風装置の使用電力をトータル的に少なく
して効果的に放熱が行えるものとなる。本発明の請求項
15にかかる冷蔵庫上方の放熱装置は、冷蔵庫の冷却装
置の稼動状態を検知することにより送風装置の運転を制
御するものである。これにより、冷却装置が稼動して廃
熱発生量の高い時に効果的に送風装置により放熱をする
ことができる。本発明の請求項16にかかる冷蔵庫上方
の放熱装置は、送風装置の異常報知機能を備えてなるも
のである。これにより、万一送風装置が故障停止した場
合など、これを異常報知することにより素早く修理等の
対処が行えるものである。これにより、廃熱が放出され
ないと冷蔵庫の冷却性能が低下し庫内収納食品が腐敗し
たり、冷蔵庫各部の温度が過熱状態となり冷蔵庫の故障
や寿命低下を引き起こす恐れがあるが、これらの不都合
を未然に防止することができるものである。
説明する。
蔵庫上の放熱装置の側方断面図である。図2は同正面図
である。図において、冷蔵庫6は壁面7から少空間Aを
離隔して設置され、また冷蔵庫6の両側には少空間Bを
介して側板パネル8が設けられ、冷蔵庫6の上方には少
空間Cを介して収納キャビネット9が壁面7と側板パネ
ル8に接して取付けられている。10は少空間Cに設け
られた薄型の送風装置で、収納キャビネット9の底面に
設けられた係止具11に懸下して取付けられている。送
風装置10の前方には少空間Cを覆う仕切り体12が設
けられ、仕切り体12と収納キャビネット9の前面扉1
3と冷蔵庫6の前面扉14はほぼ同一面に配置されてい
る。送風装置10はケーシング15とこの内部にファン
モーター16とダクト17及びファンモーター16の運
転を制御する温度センサー回路18が設けられている。
ケーシング15の後面と両側面には吸気口19が設けら
れ、前記仕切り体12にはダクト17と連通した開口2
0が設けられている。また送風ダクト17の前方には排
気を斜め上方に案内するガイド体21を備えている。ま
た仕切り体12の前面には送風装置10の電源を入り切
りする電源スイッチ22とファンモーター16の運転状
態を知らせる運転ランプ23及び、ファンモーター16
の万一の故障を報知する異常報知ランプ24が設けられ
ている。なお、25はシステムキッチン等の収納ユニッ
トで冷蔵庫6はそれらの収納システム中に組み込み設置
されている。次に動作、作用について説明すると、一般
に冷蔵庫はコンプレッサーで冷媒を循環させ、冷蔵庫の
庫内に設けた冷却器で熱を吸収して冷却し、吸収した熱
を冷蔵庫外郭の側面、背面、天面や底面に配した放熱器
で放出するしくみとなっている。放熱器から放出された
冷蔵庫6の廃熱は、冷蔵庫背面の少空間Aや側面の少空
間Bを通って少空間Cに向かって上昇していくと送風装
置10により吸気口19からファンモーター16に吸引
され、送風ダクト17を通りガイド体21により斜め上
方に向けられ仕切り体12の開口20より矢印βのよう
に前方に排出される。これにより、冷蔵庫の廃熱は送風
装置10により強制的に外方に放出されるため放熱効果
が高く、夏場などでも冷蔵庫の冷却性能に優れると共に
冷却効果が高く消費電力を抑制することができる。ま
た、前記の強制排気により放熱に必要な空間Cも小さく
できるため、冷蔵庫上部の収納キャビネット9の高さ寸
法が大きく設定でき、収納容積を大きく取ることができ
る。また、キャビネットの扉割りが統一できて外観が向
上すると共に収納キャビネット9と収納ユニット25を
構成する各部材の共有化が図れることとなり、部品点数
を削減することができるのでコストダウンにつながると
いう効果もある。また、冷蔵庫6の廃熱は排気方向をガ
イド体21により斜め上方に案内されているため、廃熱
は使用者の頭上を通過し、使用者に当たる不快感を防止
することができると共に、冷蔵庫の扉開閉時に廃熱が庫
内に侵入することもない。温度センサー回路18は冷蔵
庫の廃熱温度が上昇しているときはファンモーター16
を運転または強運転し、冷蔵庫の冷却温度が弱設定時や
冬季使用時などで廃熱温度があまり上昇していないとき
はファンモーター16を停止又は弱運転し、ファンモー
ターの使用電力を出来るだけ少なくして効果的に廃熱を
放出するようになっている。なお本実施例では13を温
度センサー回路によるファンモーター制御としたが、1
3を冷蔵庫のコンプレッサー作動時の電流検知回路によ
るファンモーター制御とする方法もある。また、異常報
知ランプ24はファンモーター16が故障停止した場合
や回転数が低下した場合など、放置しておくと冷蔵庫廃
熱が放出されず冷蔵庫が冷えずに収納物が腐敗したり冷
蔵庫がオーバーロードとなってさらに温度過昇状態を招
き、冷蔵庫の故障や寿命低下の要因となるため、早急な
修理が必要であるが、このとき異常を知らしめることが
できる。なお本実施例では19を異常報知ランプとして
いるが、異常報知のブザーであっても良い。また仕切り
体12は、送風装置10が少空間Cの前方から空気を吸
引してしまうと、冷蔵庫後方や下方の廃熱を吸引する効
果が低下してしまうのでこれを防止すると共に、前面空
間から送風装置10が見えないように遮蔽してスッキリ
した外観デザイン構成させている。また、送風装置10
の吸気口19をケーシング15の後面と両側面に配置し
ているので、奥にこもった廃熱を吸引しやすく、放熱効
果の良いものとなっている。また、送風装置10は前方
の仕切り体12と一体に組み合わされたユニットを構成
し、さらに係止具11により着脱自在に固定されている
ため、取付け施工性やメンテナンス性も良好なものとな
っている。
蔵庫上の放熱装置の側方断面図を示す。本実施例2にお
いて、実施例1と異なる点は送風装置10を収納キャビ
ネット9の庫内底面に敷設したことにある。送風装置1
0はケーシング15により箱体に構成され、ケーシング
15の底面には吸気口26と吐出口27が設けられ、こ
れと相対する位置の収納キャビネット9の底面側にも、
吸気口28と吐出口29が設けられている。また吐出口
29に連通した排気ダクト30が少空間Cに設けられて
いる。
造を有し、説明は省略する。
廃熱は冷蔵庫背面の少空間Aや両側面の少空間Bから少
空間Cに向かって上昇していくと、送風装置10により
吸気口28から吸気口26を通って収納キャビネット9
内のファンモーター16に吸引され、次に吐出口27、
吐出口29から排気ダクト30を通り、ガイド体21に
より斜め上方の少空間Cの前方に矢印βのように排出さ
れる。
ず排気ダクト30のみ配置させているので、少空間Cは
実施例1よりさらに小さく設定することができ外観が極
めて良好となる。また、送風装置10は収納キャビネッ
ト9の庫内から取り外すことができる、メンテナンス性
にも優れている。
風装置10を設けているため、収納キャビネット9の庫
内奥側に収納されて見えにくく取り出しにくくなりがち
な収納物品を見えやすく取り出しやすくできるという利
点がある。
と上記のような利点が生まれるが、設置位置を変更して
も本願発明の要旨を損なうものではない。
蔵庫上の放熱装置の側方断面図を示す。
は、収納キャビネット9の底面に吸気口31、収納キャ
ビネット9の天面に吐出口32を設け、収納キャビネッ
ト9の庫内に配置した送風装置10の吸気口33と吐出
口34を送風ダクト35で連結したことにある。
一構造を有し、説明は省略する。
廃熱は少空間Cに向かって上昇していくと、送風装置1
0により吸気口31、28からファンモーター16に吸
引され、次に吐出口34、27から収納キャビネット9
の上方に矢印βのように排出される。
配置させず廃熱の滞留空間のみとしているので、実施例
2よりさらに小さく空間寸法を設定することができ、外
観が極めて良好なものとなるとともに、収納スペースが
更に大きく取れるものである。
蔵庫上の放熱装置の側方断面図を示す。本実施例4にお
いて実施例3と異なる点は、収納キャビネット9の背面
と壁面7の間隙に下方から上方に通じる通風経路31を
形成し、送風装置10をこの通風経路31内に配置させ
たことにある。なお、実施例1、2、3と同一符号のも
のは同一構造を有し、説明は省略する。ここで冷蔵庫6
からの廃熱は、送風装置10により通風経路31を通っ
て収納キャビネット9の下方から上方に、矢印βのよう
に放出される。なお少空間Cの寸法は上昇した廃熱が後
方の通風経路36までスムーズに流れる最小寸法に設定
してあり実施例3と同様に外観は極めて良好である。ま
た送風装置10は収納キャビネット9の背面に配置して
あるので、収納キャビネット9の庫内がスッキリして収
納性が良好であると共に、ファンモーター16の回転音
が遮蔽されるので騒音も低レベルとなる。 (実施例5)図6は本発明の実施例5の冷蔵庫上の放熱
装置の側方断面図を示す。本実施例5において実施例4
と異なる点は、送風装置10を収納キャビネット9の上
方に設け、通風経路36と送風装置10を送風ダクト3
7で連結したことにある。なお、実施例4と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。ここで冷蔵庫
6からの廃熱は、通風経路36から送風ダクト37を通
り送風装置10から収納キャビネット9の上方空間前方
に矢印βのように放出される。通風経路36には送風装
置10を配置していないので実施例4よりさらに通風経
路36の空間寸法を小さく設定でき、収納キャビネット
9の収納容積を更に大きく取ることができる。 (実施例6)図7は本発明の実施例6の冷蔵庫上の放熱
装置の側方断面図を示す。
は、仕切り体12を前面に配した送風装置10を冷蔵庫
6の天面の係止具38で着脱自在に固定したことにあ
る。なお、実施例1と同一符号のものは、同一構造を有
し説明は省略する。ここで、送風装置10は仕切り体1
2と組み合わせて一体化されたものを冷蔵庫上面に載置
すればよく、収納キャビネット9側に取付け加工を施す
必要がないため、極めて施工性が良好である。なお、こ
こでは係止具38で送風装置10を固定させ、ファンモ
ーター16の振動などにより移動するのを防止してい
る。なお、上記各実施例において、送風装置10は仕切
り体12を前面に配し、ケーシング15の中にファンモ
ーター16、ダクト17、温度センサー回路18を組み
込んだユニット体としたが、必ずしもユニット体に構成
せずとも本願発明の要旨を損なうものではないものであ
る。
方の放熱に要する空間を小さくすることができるため、
上方の収納キャビネットの収納容量を拡大できると共
に、冷蔵庫を組み込み設置したシステム家具の外観を向
上させることができる。さらに送風装置による強制排気
により冷蔵庫の放熱効果が大幅によくなるため、冷蔵庫
の冷却性能の向上や冷却効率の向上による消費電力の削
減効果を得ることができる。
の側方断面図
の側方断面図
の側方断面図
の側方断面図
の側方断面図
の側方断面図
Claims (16)
- 【請求項1】冷蔵庫上方に少空間を介して設置された収
納キャビネットと、前記少空間に設置され下方の冷蔵庫
廃熱を吸引し前方に排出する薄型の送風装置を備え、前
記の送風装置は収納キャビネットの底面に懸下設置され
たことを特徴とする、冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項2】冷蔵庫上方に少空間を介して設置された収
納キャビネットの庫内に送風装置を備え、収納キャビネ
ットの底面には吸気口と吐出口を設け、前記少空間には
排気ダクトを設け、下方の冷蔵庫廃熱が吸気口から送風
装置に吸引され、次に吐出口より少空間の排気ダクトに
送られて前方に排出されるようにした冷蔵庫上方の収納
及び放熱装置。 - 【請求項3】冷蔵庫上方に少空間を介して設置された収
納キャビネットの庫内に送風装置を備え、収納キャビネ
ットの底面に吸気口、天面に吐出口を設け、下方の冷蔵
庫廃熱が吸気口から送風装置に吸引され、次に吐出口よ
り上方の天井空間に排出されるようにした冷蔵庫上方の
放熱装置。 - 【請求項4】冷蔵庫上方に少空間を介して収納キャビネ
ットを設置し、収納キャビネットの背面と壁面との間に
下方から上方に通じる通風経路と送風装置を設け、下方
の冷蔵庫廃熱が通風経路を通って上方の天井空間に排出
されるようにした冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項5】冷蔵庫上方に少空間を介して収納キャビネ
ットを設置し、収納キャビネットの背面と壁面との間に
下方から上方に通じる通風経路と、収納キャビネットの
天面に送風装置を備え、下方の冷蔵庫廃熱が送風装置に
吸引され、通風経路を通って上方の天井空間に排出され
るようにした、冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項6】冷蔵庫上方に少空間を介して設置された収
納キャビネットと、冷蔵庫上面には薄型の送風装置が載
置され、下方の冷蔵庫廃熱が送風装置で前方に排出され
るようにした冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項7】送風装置はケーシングで箱体に構成した請
求項1ないし6のいずれか1項記載の冷蔵庫上方の放熱
装置。 - 【請求項8】収納キャビネットの底面に係止具を設け、
この係止具に送風装置を着脱自在に取付けた請求項1ま
たは7記載の冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項9】冷蔵庫の天面には係止具が設けられ、この
係止具に送風装置を着脱自在に取り付けた請求項6記載
の冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項10】収納キャビネットの前面及び冷蔵庫の前
面とほぼ同一面に、少空間の前方を覆う仕切り体を設
け、前記仕切り体の一部には開口を設け、ここから送風
装置により冷蔵庫廃熱が放出されるようにした請求項
1、5、6、7、8、9のいずれか1項記載の冷蔵庫上
方の放熱装置。 - 【請求項11】送風装置はその本体の少なくとも後部に
吸気口を配してなる請求項1、2、5、6、7、8、
9、10のいずれか1項記載の冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項12】送風装置と仕切り体は一体に組み合わさ
れてなる請求項10または11記載の冷蔵庫上方の放熱
装置。 - 【請求項13】冷蔵庫廃熱が送風装置により少空間から
収納キャビネット及び冷蔵庫の前方に排出されるとき、
斜め上方に排出されるガイド体を備えてなる請求項1、
2、6ないし12のいずれか1項記載の冷蔵庫上方の放
熱装置。 - 【請求項14】冷蔵庫廃熱の温度検知により送風装置の
運転を制御する制御装置を備えた請求項1〜13のいず
れか1項記載の冷蔵庫上方の放熱装置。 - 【請求項15】冷蔵庫の冷却装置の稼動状態を検知する
ことにより送風装置の運転を制御する制御装置を備えた
請求項1〜13のいずれか1項記載の冷蔵庫上方の放熱
装置。 - 【請求項16】送風装置の異常報知機能を備えてなる請
求項1〜15のいずれか1項記載の冷蔵庫上方の放熱装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11002942A JP2000205736A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 冷蔵庫上方の放熱装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11002942A JP2000205736A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 冷蔵庫上方の放熱装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=11543427
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