JP2002286340A - 放熱装置の制御方法 - Google Patents

放熱装置の制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構築物に囲まれた中に配設された機器からの
排熱を外部に放熱する放熱装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 排熱を伴う機器の一例である冷蔵庫を室
内温度及び排熱温度に基づいて制御する。室内温度の閾
値により放熱装置による放熱量を制御して、冷蔵庫の温
度環境の変化を抑制し、排熱温度が所定の閾値を越えた
ときには、室内温度による制御に優先して放熱装置によ
る放熱量を増加させ、冷蔵庫が過負荷運転状態に陥らな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチン
等を構成する構築物内に冷蔵庫等の排熱を伴う機器を組
み込んだような場合に、機器からの排熱を外部に放熱す
ることができるようにした放熱装置の制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、システム収納に冷蔵庫を組み込
んだ場合に、冷蔵庫の排熱を外部に排出する経路を構築
する必要がある。これを実現する従来技術は、図7に示
すように、冷蔵庫1と、その上方に配置した収納キャビ
ネット2との間に、所要の容積を確保して放熱空間3を
形成したものが知られている。この放熱空間3の正面側
にはルーバー体4を設けて放熱空間3が存在することの
違和感を緩和している。この構成により冷蔵庫1からの
排熱は放熱空間3からルーバー体4を通って外部に排出
されるので、冷蔵庫をシステム収納に組み込んだシステ
ムキッチンを構成することができる。
【0003】しかし、上記のような放熱構造では充分な
放熱効果を得ようとすると、放熱空間3の容積を大きく
確保する必要がある。そのため、収納キャビネット2の
収容スペースを大きく確保することができず、その設置
位置も高くなってしまい、物品を出し入れする前面開口
部の面積も小さくなり、物品の出し入れがし難く、収納
キャビネット2として実用性に乏しいものになる問題点
があった。
【0004】また、上記放熱構造は自然対流に頼ってい
るので、熱が内部に滞留しやすく、必ずしも充分な放熱
効果が確保できているとは言い難く、特に夏場では冷蔵
庫1の冷却性能が低下し、それに伴って消費電力が増加
する問題点があった。
【0005】そこで、本願発明者はシステム収納に組み
込んだ冷蔵庫の放熱経路を確保すると共に収納キャビネ
ットの実用性を向上させた放熱構造について、特願20
01−024242号他として提案した。この構成は、
図8に示すように、冷蔵庫1の上方に小空間11を隔て
て収納キャビネット12を配設し、冷蔵庫1から放出さ
れた排熱を外部に排出する送風装置13を前記小空間1
1内に配設すると、収納キャビネット12の容積も大き
く確保でき、放熱装置13による強制放熱によりシステ
ム収納に組み込まれた冷蔵庫1でも充分な放熱効果を確
保することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のように冷蔵
庫1からの排熱を送風装置13によって外部に排気する
場合に、送風装置13を一定条件で動作させるのではな
く、冷蔵庫1の運転状態や室内温度等に応じて送風装置
13の動作状態を制御することが望ましい。即ち、冷蔵
庫1は季節や時間帯などによって温度環境が変化し、扉
の開閉頻度や食品の収容量などによって運転負荷が変化
するので、温度環境や運転負荷に応じて送風装置13の
動作を制御する必要がある。例えば、夏の環境温度が高
い状態で扉が頻繁に開閉されたような状態では、冷蔵庫
1はフル稼動状態となって排熱量が増加するので、その
ときには送風装置13の放熱能力を増加させ、冬の夜間
のように冷蔵庫1の排熱量が僅少となる状態では、送風
装置13による放熱を必要としないので、送風装置13
を停止させて電力消費を抑制するなどの制御を行なうこ
とが要求される。
【0007】本発明が目的とするところは、冷蔵庫等の
運転による排熱を伴う機器をシステム収納等に組み込ん
だ場合に、機器からの排熱を外部に排出する送風装置の
動作を機器の運転状態及び温度環境に応じて制御するよ
うにした放熱装置の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、運転による排熱を伴う機器上に所定間隔を
隔ててキャビネットを配設することにより機器とキャビ
ネットとの間に形成された小空間内に、機器の排熱を外
部に排出するファンモータを配設した放熱装置の制御方
法であって、前記機器が設置された室内の室内温度及び
機器の過負荷運転状態を指標する過負荷温度を検出し、
検出された室内温度及び過負荷温度に基づいて前記ファ
ンモータの運転を制御することを特徴とする。
【0009】上記制御方法によれば、排熱を伴う機器の
運転負荷が大きくなったときには排熱量も増加するの
で、それを過負荷温度として検出し、ファンモータによ
る放熱量を増加させるように制御すると、機器の運転状
態に応じた放熱がなされて機器が温度上昇による過負荷
状態に陥ることが防止できる。また、機器の排熱温度に
影響する室内温度によってもファンモータを制御するこ
とにより、機器の排熱温度が上昇することを抑制するこ
とができる。
【0010】上記制御方法において、過負荷温度は、機
器の放熱により加熱された空気の排熱温度、あるいは機
器のボディ温度として検出することができる。また、機
器上に配設されたキャビネットは機器の排熱の影響を受
けるので、キャビネットの壁面温度、あるいはキャビネ
ットの庫内温度として検出することもできる。
【0011】また、制御方法は、室内温度及び過負荷温
度の閾値を境としてファンモータをON/OFF制御及
び/又は回転数制御することによって放熱量を制御する
ことができる。
【0012】また、過負荷温度が所定の閾値を越えたと
き、室内温度による制御に優先してファンモータの連続
運転及び/又は高速運転を所定時間実行することによ
り、平常時は室内温度による放熱量の制御を行ない、過
負荷温度が高くなったとき放熱量の大きい運転モードに
切り換えて機器の過負荷状態に即座に対応させることが
できる。所定時間は、予め設定された設定時間又は室内
温度や過負荷温度により変更する可変時間として放熱量
の大きい状態を維持する。
【0013】また、過負荷温度の閾値を室内温度に対応
させて変更することにより、室内温度の影響を受ける過
負荷温度を正常に検出することができる。
【0014】また、室内温度及び過負荷温度は、所定時
間毎に複数回検出した検出値の平均値とすることによ
り、ノイズや冷風、温風の侵入などによる瞬間的な温度
変化の影響を排除することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0016】本実施形態は、運転による排熱を伴う機器
の一例である冷蔵庫をシステム収納に組み込み、冷蔵庫
の排熱を外部に排出するために、図1に示すように、冷
蔵庫1上に放熱装置80を配設した構成において、放熱
装置80による放熱動作を冷蔵庫1の運転状態に対応さ
せて制御する制御方法について示すものである。
【0017】図1において、冷蔵庫1の両側面との間に
側面小空間9が形成されるように構築された側板パネル
10、10の間に、冷蔵庫1の天面と小空間11を隔て
て収納キャビネット(キャビネット)12が設置され、
小空間11に放熱装置80が配置されている。放熱装置
80は、図1(b)に示すように、送風装置13に通気
ダクト90を連結して構成され、冷蔵庫1の背面から放
出され、背面小空間8を通って小空間11に上昇してき
た排熱を前記通気ダクト90によって送風装置13に導
き、送風装置13により排熱を外部に排出する。この放
熱装置80の構成により、システム収納内に組み込まれ
て冷蔵庫1がその側面及び背面が構築物に覆われた状態
になっていても放熱経路が確保され、冷蔵庫1は過負荷
状態に陥ることなく正常な運転状態を維持することがで
きる。
【0018】図2は、前記放熱装置80の構成を示すも
ので、送風装置13及び通気ダクト90を主要構成要素
として構成されている。送風装置13は、小空間11の
正面側を覆う仕切り体17に、後述するファンモータ2
1等を内装したケーシング18を取り付けて構成され、
収納キャビネット12の底面に取り付けられる固定金具
82により収納キャビネット12の底面に装着される。
また、通気ダクト90は、断熱性に富む素材で且つ切断
加工が容易な材料、ここでは樹脂製の段ボールを裁断及
び折り曲げ加工して天板101、底板102及び支持板
103を作成し、それぞれに設けられた貼り代で互いに
接着し、背面側が開放し、正面側に送風装置13の背面
板部39が嵌入する連結口104を設けたダクト構造に
形成される。
【0019】前記送風装置13は、図3に分解図として
示すように、ケーシング18、シロッコ型のファンモー
タ21、排気ダクト23、フィルタ24及び蓋板29を
主要構成要素として構成されている。ケーシング18
は、全体として上面開口した薄型の箱形状に形成され、
その後側面に幅方向に並んだ多数の長孔状の吸気口19
が形成され、前側面に排気ダクト23の排気口20が形
成されている。ファンモータ21は、ケーシング18の
内部後方側で吸気口19に相対向する位置に設置されて
いる。排気ダクト23は、ファンモータ21の吹出口2
2に吸込口を連通させてケーシング18の内部に設けら
れている。フィルタ24は、ほぼ矩形となった板状体の
後側部分24aが薄肉に形成されて可撓性を有してお
り、その後側部分24aに幅方向に形成された複数の通
風孔28Aを覆うようにフィルタ網部27Aが固着され
ている。尚、フィルタ網部27Aの前方側には補助通風
孔28Bを覆うように補助フィルタ網部27Bが固着さ
れている。蓋板29は、ケーシング18の上面開口を施
蓋してケーシング18にねじ止め固定される。
【0020】前記ケーシング18内は、図3に示すよう
に、仕切板30によって通風室31と基板収納室32と
に区分され、通風室31の内部には前記ファンモータ2
1及び排気ダクト23が設けられ、冷蔵庫1の排熱温度
を検出する排熱温度センサ110が配設されている。ま
た、基板収納室32には電源回路や制御回路を構成した
回路基板(図示せず)が配設され、電源回路に接続され
た電源コード97は、図2に示すように、ケーシング1
8の外部に引き出され、その先端には差込プラグ98が
接続されている。この差込プラグ98は、全ての構成要
素の装着が完了した後、冷蔵庫1と同一の配電分岐回路
に接続され、小空間11内の側板パネル10に固定され
たコンセントに差し込まれることにより送風装置13が
動作状態となるようにして、送風装置13の電源の入り
切りが差込プラグのコンセントへの挿脱によりなされる
ように構成されている。
【0021】仕切り体17は、図2に示すように、中央
部に排気口20が横長に開口し、その上方にフィルタ2
4の端部である着脱操作部37が位置し、着脱操作部3
7からフィルタ24を正面側に抜き出し、清掃した後、
再びフィルタ24を装着できるようにしている。また、
排気口20の左側部分には、動作表示、フィルタの清掃
報知等の表示灯の他、室温検出のための室内温度センサ
の露出部などが設けられている。また、正面から見て右
側にはスリット状の開口部を列設した通気口83が形成
され、小空間11内が通気口83を通して外部に通じる
ようにしており、送風装置13が何らかの障害により動
作停止した場合に、障害が解消されるまで冷蔵庫1の排
気経路が確保されるようにしている。
【0022】上記通気ダクト90は収納キャビネット1
2の底面の所定位置にねじ止めされ、送風装置13は収
納キャビネット12の底面に取り付けた一対の固定金具
82、82により収納キャビネット12の底面に装着さ
れる。送風装置13の装着は、図2、図3に示すよう
に、ケーシング18の両側に形成された装着部85、8
5がそれぞれ固定金具82内に入るように挿入する。送
風装置13を装着すると、図4に示すように、送風装置
13の背面側に吸気口19が形成された背面板部39が
通気ダクト90の連結口104内に嵌入し、通気ダクト
90に送風装置13が連結されると共に排熱空気の通気
経路が形成される。装着された送風装置13は、固定金
具82に設けられたねじ穴82aを通してタッピングね
じを仕切り体17の上面に形成された固定穴82bにね
じ込むことにより位置固定される。
【0023】図4は、送風装置13をファンモータ21
の位置で前後方向に切断した断面図として示すもので、
ファンモータ21を回転駆動させると、吸気口19から
の吸気により冷蔵庫1の背面から小空間11に上昇して
きた排熱空気は通気ダクト90に案内されて吸気口19
から送風装置13内に吸気され、フィルタ24のフィル
タ網部27A及び補助フィルタ網部27Bを通過して混
入した塵埃が除去され、ファンモータ21に吸気されて
吹出口22から排出され、排気ダクト23を通って仕切
り体17に設けられた排気口20から外部に排気され
る。
【0024】上記構成になる放熱装置80の運転は、前
記排熱温度センサ110によって検出される排熱温度及
び室内温度センサ111によって検出される室内温度に
基づいて制御される。以下、放熱装置80の制御方法に
ついて説明する。
【0025】図5は、放熱装置80の電気的構成を示す
もので、ファンモータ21の回転速度及びON/OFF
を制御するモータ駆動回路113、排熱温度センサ11
0及び室内温度センサ111の検出出力に応じてモータ
駆動回路113に制御信号を出力する制御回路114、
AC電力をファンモータ21の駆動電力及び制御電力に
変換する電源回路112を備えて構成されている。これ
らは電源回路112に接続された差込プラグ98を、冷
蔵庫1と同一の配電分岐回路に接続されたコンセント9
9に差し込み接続することによって制御動作が開始され
る。この制御動作について、図6に示すフローチャート
を参照して説明する。尚、図6に示すS1、S2…は処
理手順を示すステップ番号であって、本文中に添記する
番号と一致する。また、以下に示す具体的な制御値は実
施例としての値であって、これに限定されるものではな
い。
【0026】まず、差込プラグ98をコンセント99に
差し込んだ動作開始時には、制御回路114はモータ駆
動回路113に初期低速運転モードを指令し(S1)、
モータ駆動回路113は所定の低速回転(1300rp
m)でファンモータ21を回転駆動する。制御回路11
4は初期低速運転モードを1分間維持して、この間に室
内温度センサ111の検出出力から適正な運転モードの
選択を実施する。
【0027】制御回路114は室内温度を所定時間間隔
(30ms)で検出し、それぞれの1分毎の平均値を演
算し、演算結果に基づく制御動作を実行する。上記初期
低速運転モードが1分間継続される間に室内温度が演算
されているので、初期低速運転モードによる運転が1分
間経過した後(S2)、室内温度が31℃以上であるか
否かの判定を実行する(S3)。室内温度が31℃以上
であるときは、間欠低速運転モードがモータ駆動回路1
13に指令される(S4)。間欠低速運転モードの設定
は、ファンモータ21の回転数1300rpmで、ON
時間10分/OFF時間5分の間欠運転動作である。ス
テップS4の判定において、室内温度が31℃よりも低
いときには、省電力低速運転モードがモータ駆動回路1
13に指令される(S5)。省電力低速運転モードの設
定は、ファンモータ21の回転数1300rpmで、O
N時間1分/OFF時間14分の間欠運転動作である。
【0028】上記間欠低速運転モードあるいは省電力低
速運転モードが実行されると、次に、制御回路114は
排熱温度センサ110の検出出力を所定時間間隔(30
ms)で検出し、1分毎の平均値を算出し、排熱温度が
46℃以上であるか否かの判定により(S6)、排熱温
度が46℃以下であれば、室内温度が28.5℃以下と
判定されたとき(S7)、運転モードを省電力低速運転
モードに変更させる。また、省電力低速運転モードが実
行されている間に、室内温度が31℃以上と判定された
とき(S8)、運転モードを間欠低速運転モードに変更
させる。
【0029】この室内温度に基づく制御動作が継続して
いる間に、ステップS3の判定において、排熱温度が4
6℃以上と判定されたときには、室内温度による制御に
優先して連続高速運転モードがモータ駆動回路113に
指令される(S9)。連続高速運転モードの設定は、フ
ァンモータ21の回転数1500rpmで、1時間の連
続運転動作である。この連続高速運転モードによる運転
は1時間継続された後(S10)、ステップS1の初期
低速運転モードに戻り、ステップS1〜S10の処理動
作が繰り返される。この排熱温度の上昇によって放熱量
を増加させる制御は、上記のように一定時間の継続でな
く、室内温度や排熱温度が高いときには連続運転の時間
を延長させるなど温度による可変時間とするのが好適で
ある。
【0030】上記制御方法では、ファンモータ21は室
内温度が低いときには、省電力低速運転モードとしてO
N時間の短い低速間欠運転動作となるが、ファンモータ
21の運転を停止させるように制御してもよい。また、
ファンモータ21の回転数を低速回転から更に低い回転
数に下げるように制御してもよい。
【0031】また、制御回路114による室内温度の判
定閾値温度を複数に設定し、各判定閾値温度に対応させ
て間欠運転のON/OFF比率を設定し、より詳細に制
御することもできる。例えば、室内温度の判定閾値温度
を、t1=35℃、t2=25℃、t3=15℃に設定
し、検出された室内温度Tに対する間欠運転のON/O
FF比率を表1のように設定することができる。
【0032】
【表1】 この複数の判定閾値温度の設定によるファンモータ21
の制御において、検出された室内温度Tが最も低い判定
閾値温度t3より低い場合は、表1に示すようにファ
ンモータ21の運転を停止させるように制御することも
できる。また、検出された室内温度Tが最も高い判定閾
値温度t1より高い場合は、表1に示すようにファン
モータ21を連続運転に制御することもできる。
【0033】また、排熱温度は室内温度の影響を受ける
ので、室内温度に対応させて排熱温度の判定閾値温度を
変更することが望ましい。室内温度が低いとき排熱温度
も低くなるので、判定閾値温度が一定の値であると上昇
した排熱温度が閾値温度に達せず、排熱温度による制御
がなされない惧れがあるが、室内温度に対応させて判定
閾値温度を変更すると、排熱温度の上昇を的確に検知す
ることができる。
【0034】以上説明した制御方法において、冷蔵庫1
の過負荷状態を指標する温度として排熱温度を検出して
いるが、排熱温度の元となる冷蔵庫1のボディ温度を検
出し、このボディ温度により冷蔵庫1の過負荷状態を検
知して、同様の制御を行なうことができる。また、排熱
温度により加熱される収納キャビネット12の壁面温度
または庫内温度によっても冷蔵庫1の過負荷状態を検知
することができ、収納キャビネット12の壁面温度また
は庫内温度により同様の制御を行なうことができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、室内
温度に基づく制御により機器の温度環境が上昇すること
が抑制され、更に機器が過負荷運転状態になったときに
は、それを指標する排熱温度等の検出により室内温度に
よる制御に優先して放熱量が大きくなるように制御され
るので、構築物に囲まれた状態に機器を配設しても状況
に応じた放熱が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る冷蔵庫とその放熱装置を適用し
たシステム収納の(a)は正面図、(b)は側面図。
【図2】放熱装置の構成を分解して示す斜視図。
【図3】送風装置の構成を示す分解斜視図。
【図4】同上送風装置の断面図。
【図5】放熱装置の電気的構成を示すブロック図。
【図6】放熱装置の制御手順を示すフローチャート。
【図7】従来の冷蔵庫の放熱構造を示す側面図。
【図8】従来の冷蔵庫の放熱装置の構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 冷蔵庫(機器) 12 収納キャビネット(キャビネット) 13 送風装置 21 ファンモータ 80 放熱装置 110 排熱温度センサ 111 室内温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 17/06 312 F25D 17/06 312 17/08 303 17/08 303 (72)発明者 木下 敬介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA07 CA02 EA01 LA09 LA10 MA02 3L056 BD02 BE01 BE05 BF02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転による排熱を伴う機器上に所定間隔
    を隔ててキャビネットを配設することにより機器とキャ
    ビネットとの間に形成された小空間内に、機器の排熱を
    外部に排出するファンモータを配設した放熱装置の制御
    方法であって、 前記機器が設置された室内の室内温度及び機器の過負荷
    運転状態を指標する過負荷温度を検出し、検出された室
    内温度及び過負荷温度に基づいて前記ファンモータの運
    転を制御することを特徴とする放熱装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 過負荷温度は、機器の放熱により加熱さ
    れた空気の排熱温度である請求項1に記載の放熱装置の
    制御方法。
  3. 【請求項3】 過負荷温度は、機器のボディ温度である
    請求項1に記載の放熱装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 過負荷温度は、キャビネットの壁面温度
    である請求項1に記載の放熱装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 過負荷温度は、キャビネットの庫内温度
    である請求項1に記載の放熱装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 室内温度及び過負荷温度それぞれの閾値
    を境としてファンモータをON/OFF制御及び/又は
    回転数制御する請求項1〜5いずれか一項に記載の放熱
    装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 過負荷温度が所定の閾値を越えたとき、
    室内温度による制御に優先してファンモータの連続運転
    及び/又は高速運転を所定時間実行する請求項1〜6い
    ずれか一項に記載の放熱装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 所定時間は、予め設定された設定時間又
    は温度により変更する可変時間である請求項7に記載の
    放熱装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 過負荷温度の閾値を室内温度に対応させ
    て変更する請求項6又は7に記載の放熱装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 室内温度及び過負荷温度は、所定時間
    内に複数回検出した検出値の平均値とする請求項1〜9
    いずれか一項に記載の放熱装置の制御方法。
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