JP2000205520A - バ―ナおよびこれを用いたコンロ - Google Patents

バ―ナおよびこれを用いたコンロ

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JP2000205520A
JP2000205520A JP11006634A JP663499A JP2000205520A JP 2000205520 A JP2000205520 A JP 2000205520A JP 11006634 A JP11006634 A JP 11006634A JP 663499 A JP663499 A JP 663499A JP 2000205520 A JP2000205520 A JP 2000205520A
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勝視 佐々田
Akira Gobi
昭 後尾
Yoshiyuki Gokajiya
嘉之 後梶谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はバーナ、およびそれを用いたコンロ
に関するもので、高い熱効率を有するバーナを実現し、
かつ煮零れによる炎口の目詰まりを防止できるコンロを
得ることを課題とする。 【解決手段】 炎口部12をバーナキャップ7の上部か
ら下部にかけての傾斜面9に設けることにより、火炎全
体をほぼ直上向きにして熱の集中を促進できるだけでな
く、煮汁遮蔽体31の外周部の下面に溝16を設け、か
つ開口筒33の筒頂部32を上方に突出させたことによ
り、煮汁の炎口部12への回り込みと開口筒33内への
侵入を同時に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス等を燃料とす
るバーナ、およびそれを加熱源とするコンロに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のバーナは、特開平9−15
9119号公報に記載されているようなものがあった。
このバーナは図6(a)(b)に示されているように、
内側に向く多数の炎口61を内周面の周方向に列設し、
理論燃焼空気量の±30%以内の空気で燃焼させる環状
バーナ62であり、さらにその底部を遮蔽板63によっ
て閉塞したもので、コンロ等に応用した場合、遮蔽板6
3によって二次空気の供給を抑えて燃焼させて、高い熱
効率を確保しながら、低NOxを実現するというもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のバ
ーナをコンロ等に応用した場合、煮零れなどが発生した
時には、あふれた煮汁が遮蔽板63上に蓄積して炎口6
1内に侵入するために、炎口61の一部が目詰まりを起
こすことがあるという課題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、火炎の方向を上方に向けるとともに、燃焼性を向上
させて火炎長を短くできるバーナを提供すると同時に、
そのバーナをコンロ用バーナとして用いて、高い熱効率
を確保しながら、同時に煮零れによる炎口の目詰まりを
も抑制し得る調理器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、燃料予混合ガスの混合室を形成したバー
ナ本体上に、側面を上部から下部にかけて外周方向に傾
斜させた傾斜面を設け、かつ上部に開口部を設けたバー
ナキャップを載置し、傾斜面に炎口部を設け、開口筒を
設けかつ外周部の下面に溝あるいはビード状の突起を設
けた煮汁遮蔽体がバーナキャップの上部に位置するよう
に、前記開口部と前記開口筒を嵌合したものである。ま
た開口筒の筒頂部を上方に突出させたものである。ま
た、バーナキャップは、ステンレス等の耐熱性、耐食性
を有する金属板で構成し、炎口部は、バーナキャップの
傾斜面の上部から下部に放射状に設けたスリット炎口群
としたものである。さらに煮汁遮蔽体の外径を、バーナ
キャップの燃焼面の外径とよりも大きな寸法としたもの
である。
【0006】上記発明によれば、炎口部をバーナキャッ
プの上部から下部に傾斜面に設けているため、火炎全体
がほぼ直上向きに発生して熱の集中を促進できるためだ
けでなく、バーナ上に鍋などが位置した場合、煮汁がバ
ーナ上に落下しても、煮汁遮蔽体の外周部の下面に設け
た溝、またはビード状の突起によって、煮汁の回り込み
を阻止して、炎口部への煮汁の侵入を防止することがで
きる。また、煮汁遮蔽板の開口筒の筒頂部を突出させた
ことにより、開口筒内への煮汁の侵入をそしすることも
できる。さらに、煮汁遮蔽体の外径を炎口部の下部の外
径より大きな寸法としたことにより、上記の煮汁の侵入
防止効果はさらに確実なものにできる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、燃料予混合ガスの混合
室を形成したバーナ本体と、このバーナ本体上に載置し
上部に開口部を設けたバーナキャップと、開口筒を設け
かつ外周部の下面に溝を設けた煮汁遮蔽体とからなり、
前記バーナキャップの側面部を、全周にわたって上部か
ら下部にかけて外周方向に傾斜させた傾斜面で構成し、
前記傾斜面に炎口部を設け、前記煮汁遮蔽体の外周部を
前記炎口部の下部の外径より大きな寸法とし、かつ前記
バーナキャップの上部に前記煮汁遮蔽体が位置するよう
に、前記開口部に前記開口筒を嵌合させたものである。
【0008】そして、炎口部をバーナキャップの上部か
ら下部にかけての傾斜面に設けているため、火炎全体が
ほぼ直上向きに発生して熱の集中を促進できるだけでな
く、煮汁遮蔽体の外周部の下面に溝を設けたことによ
り、煮汁の炎口部への回り込みを阻止できる。
【0009】また、燃料予混合ガスの混合室を形成した
バーナ本体と、このバーナ本体上に載置し上部に開口部
を設けたバーナキャップと、開口筒を設けかつ外周端部
の下面にビード状の突起を設けた煮汁遮蔽体とからな
り、前記バーナキャップの側面部を、全周にわたって上
部から下部にかけて外周方向に傾斜させた傾斜面で構成
し、前記傾斜面に炎口部を設け、前記煮汁遮蔽体の外周
部を前記炎口部の下部の外径より大きな寸法とし、かつ
前記バーナキャップの上部に前記煮汁遮蔽体が位置する
ように、前記開口部に前記開口筒を嵌合させたものであ
る。
【0010】そして、煮汁遮蔽体の外周端部の下面にビ
ード状の突起を設けたことにより、同様に煮汁の炎口部
への回り込みを阻止できる。
【0011】また、燃料予混合ガスの混合室を形成した
バーナ本体と、このバーナ本体上に載置し上部に開口部
を設けたバーナキャップと、筒頂部を上方に突出させた
開口筒を設けた煮汁遮蔽体とからなり、前記バーナキャ
ップの側面部を、全周にわたって上部から下部にかけて
外周方向に傾斜させた傾斜面で構成し、前記傾斜面に炎
口部を設け、前記煮汁遮蔽体の外周部を前記炎口部の下
部の外径より大きな寸法とし、かつ前記バーナキャップ
の上部に前記煮汁遮蔽体が位置するように、前記開口部
に前記開口筒を嵌合させたものである。
【0012】そして、煮汁遮蔽体の開口筒の筒頂部を上
方に突出させたことにより、煮汁の開口筒内への侵入を
防止することができる。
【0013】さらに、バーナキャップの材料をステンレ
ス等の耐熱性、耐食性を有する金属板で構成し、かつ炎
口部を前記傾斜面の上部から下部にかけて外周方向に放
射状に設けた複数のスリット炎口群としたものである。
【0014】そして、バーナキャップの材料をステンレ
ス板等で構成することにより、スリット炎口等はプレス
加工が可能であり、板厚を選択することにより、従来の
鍛造加工や鋳物加工に比べてスリット幅の選択や炎口パ
ターンの選択の自由度も拡大させることができ、さら
に、炎口部を傾斜面の上部から下部にかけて外周方向に
放射状に設けた複数のスリット炎口群としたことによ
り、炎口部の下部では隣り合うスリット炎口群との間隔
が広くなって、下部からの二次空気流入が良好となり、
短炎化が図れる。
【0015】また、コンロ開口部を有する天板と、バー
ナ開口部を有し前記コンロ開口部に設けた汁受け皿と、
前記汁受け皿の上方に設けた五徳と、前記バーナ開口部
に設けた請求項1に記載のバーナとを備え、前記バーナ
の短スリットの上部に対応する位置に前記五徳の爪体を
配設したものである。
【0016】そして、五徳上に鍋などを載置して調理を
行う場合、前述のようにバーナで形成される火炎は短炎
化されるため、鍋とバーナとの距離を短くしてもCO等
が発生しにくく、同時に短スリット炎口の直上に五徳の
爪体が位置するため、爪体と火炎の接触による熱ロスが
少なく、これらによって低CO燃焼と高い熱効率を実現
できる。さらに、鍋から煮零れが発生した場合は、煮汁
遮蔽体の下面の溝によって煮汁の回り込みが阻止され、
炎口部内に煮汁が落下して目詰まりを起こす事を防止す
ることができる。
【0017】また、コンロ開口部を有する天板と、バー
ナ開口部を有し前記コンロ開口部に設けた汁受け皿と、
前記汁受け皿の上方に設けた五徳と、前記バーナ開口部
に設けた請求項3に記載のバーナと、前記バーナの煮汁
遮蔽体の開口筒内に設けた温度センサとを備え、前記バ
ーナの短スリットの上部に対応する位置に前記五徳の爪
体を配設したものである。
【0018】そして、同様に鍋から煮零れが発生した場
合、煮汁遮蔽体の筒頂部が突出させたことにより、煮汁
が開口筒内に侵入することを阻止でき、内部の温度セン
サが汚染することを防止することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1のバ
ーナAの要部断面図である。
【0021】図において、1はバーナ本体で、耐熱性金
属からなり燃料予混合ガスの混合管部2と、内周壁3と
外周壁4で形成した環状の混合室5を一体で構成したも
ので、内周壁3で囲まれた空間は貫通した空気口6を形
成している。また、7はSUS304、SUS316、
SUS321等のオーステナイト系ステンレス、または
SUS430、SUS436等のフェライト系ステンレ
スといった耐熱耐食性に優れた板金材料を略円錐台形状
に成型したバーナキャップで、上部中央に前記空気口6
と対応する開口部8があり、バーナキャップ7の上部か
ら下部にかけて外周方向に傾斜させた傾斜面9を構成
し、傾斜面9を貫通する多数のスリット10からなるス
リット炎口群11を放射状に分散配置した炎口部12を
設けたものである。なおバーナキャップ7の下部には、
煮零れカバー13が嵌合され、バーナ本体1に直接煮汁
等が落下しないように構成されている。14はほぼ中央
に開口筒15を設けたほぼ環状の煮汁遮蔽体であり、開
口筒15をバーナキャップ7の開口部8内に嵌合して、
バーナキャップ7の上部と煮汁遮蔽体14を密着させて
いる。煮汁遮蔽体14は、その外周部の外径をバーナキ
ャップ7の炎口部12の下部の外径よりも1〜2mm程
度大きくし、上面から見た場合炎口部12を包含する構
成である。また、煮汁遮蔽体14の外周部近傍の下面に
は、下方に開口した溝16が環状に形成されている。
【0022】次に動作、作用について説明すると、燃料
予混合ガスは混合管部2を通じて吸引され、混合室5内
に均一に拡散し、炎口部12で火炎を形成する。この時
炎口部12で形成される火炎は、傾斜面9のテーパーに
沿って斜め上方に発生する。また、煮汁遮蔽体14の下
部とバーナキャップ7の上端部の間では、上向きの火炎
が煮汁遮蔽体14の下部に当たって淀みが発生しやすく
保炎性が良好になるため、吹き飛びを起こしやすいガス
においても安定した火炎が形成される。一方、煮汁遮蔽
体14の外周部近傍の下面側に構成した溝16は、炎口
部12で発生した火炎に対しては障害物にならないた
め、火炎方向に変化はおこらない。また、煮汁などが煮
汁遮蔽体14上に落下しても、前記の溝16で水切りさ
れた状態になり、煮汁は溝16よりも内側には回り込ま
ずに直下に落下し、結果として炎口部12内への煮汁の
侵入を防止することができる。
【0023】(実施例2)図2は本発明の実施例2のバ
ーナBの断面図である。
【0024】図において、実施例1と異なる点は、煮汁
遮蔽体21の外周部の下面側に下方に凸となるビード状
の突起22を環状に設けたところである。
【0025】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0026】次に動作、作用について説明すると、同様
に煮汁遮蔽体21の外周端部の下面側に構成したビード
状の突起22の存在により、煮汁などが煮汁遮蔽体21
上に落下しても、前記のビード状の突起22で煮汁遮蔽
体21の最外周で水切りされた状態になり、煮汁はビー
ド状の突起22よりも内側には回り込まずに直下に落下
し、結果として炎口部12内への煮汁の侵入をさらに効
果的に防止することができる。
【0027】(実施例3)図3は本発明の実施例3のバ
ーナCの断面図である。
【0028】図において、実施例1と異なる点は、煮汁
遮蔽体31の筒頂部32を上方に突出させた開口筒33
を設けたところである。
【0029】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0030】次に動作、作用について説明すると、同様
に煮汁遮蔽体31の開口筒33における上方に突出させ
た筒頂部32の存在により、煮汁などが煮汁遮蔽体31
上に落下しても、前記の筒頂部32が堤防の役割を果た
し、開口筒33内への煮汁の侵入を防止することができ
る。
【0031】(実施例4)図4は本発明の実施例4のコ
ンロの要部断面図である。
【0032】図において、コンロは、天板41のコンロ
開口部42に、中央にバーナ開口部43を設けた汁受け
皿44を載置し、バーナ開口部43に実施例1に示した
バーナAを臨ませ、汁受け皿44の外周近傍には枠体に
被加熱物を載置する爪体45を設けた五徳46を設けた
ものである。
【0033】なお、実施例1と同一の符号のものは同一
構造を有し、説明を省略する。
【0034】次に動作、作用について説明すると、五徳
46の爪体45上に鍋などを載置して調理を行う場合、
前述のようにバーナAの炎口部12で形成される火炎は
短炎化されており、鍋とバーナAとの距離を短くしても
CO等が発生しにくく、低CO燃焼と高い熱効率を実現
できる。さらに、鍋から煮零れが発生した場合は、煮汁
は、煮汁遮蔽体14の外周部近傍の下面側に構成した溝
16で水切りされた状態になり、溝16よりも内側には
回り込まずに直下に落下し、結果として炎口部12内へ
の煮汁の侵入を防止することができる。
【0035】(実施例5)図5は本発明の実施例5のコ
ンロの要部断面図である。
【0036】図において、実施例4と異なる点は、バー
ナAの代わりに実施例3に示したバーナCを設け、開口
筒33内に鍋底の温度を把握する温度センサ51を設け
たところである。
【0037】なお、実施例4と同一の符号のものは同一
構造を有し、説明を省略する。次に動作、作用について
説明すると、鍋から煮零れが発生した場合は、煮汁など
が煮汁遮蔽体31上に落下しても、筒頂部32が堤防の
役割を果たし、開口筒33内への煮汁の侵入を防止する
ため、開口筒33内に臨んだ温度センサ51は煮汁に汚
染されることがなく、的確に鍋底の温度を把握すること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下記の効
果が得られる。
【0039】すなわち請求項1に記載の発明によれば、
バーナキャップの炎口部を、その側面の上部から下部に
かけて外周方向に傾斜させた傾斜面で構成し、外周部の
下面に溝を設けた煮汁遮蔽体をバーナキャップの上部に
設けたことにより、火炎全体がほぼ直上向きにできるだ
けでなく、煮汁の炎口部への回り込みを阻止できる。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、煮
汁遮蔽体の外周端部の下面にビード状の突起を設けたこ
とにより、煮汁などが煮汁遮蔽体上に落下しても、煮汁
遮蔽体の最外周で水切りされた状態になり、煮汁はビー
ド状の突起よりも内側には回り込まずに直下に落下し、
結果として炎口部内への煮汁の侵入をさらに効果的に防
止することができる。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、煮
汁遮蔽体の筒頂部を上方に突出させた開口筒を設けたこ
とにより、煮汁などが煮汁遮蔽体上に落下しても、前記
の筒頂部が堤防の役割を果たし、開口筒内への煮汁の侵
入を防止することができる。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、バ
ーナキャップの材料をステンレス等の耐熱性、耐食性を
有する金属板で構成し、かつ炎口部を傾斜面の上部から
下部にかけて外周方向に放射状に設けた複数のスリット
炎口群としたことにより、スリット炎口等はプレス加工
が可能であり、板厚を選択することにより、従来の鍛造
加工や鋳物加工に比べてスリット幅の選択や炎口パター
ンの選択の自由度も拡大でき、さらに炎口部の下部では
隣り合うスリット炎口群との間隔を広くとれるため、下
部からの二次空気流入が良好となり短炎化が図れる。
【0043】また、請求項5に記載の発明によれば、コ
ンロ開口部に設けた汁受け皿を配置し、バーナ開口部に
前記のバーナを設けたことにより、短炎化により鍋とバ
ーナとの距離を短くできるため高い熱効率を実現でき、
さらに、鍋から煮零れが発生した場合は、煮汁遮蔽体の
外周部の下面に設けた溝によって、煮汁が内部へ回り込
むことを防止、結果として炎口部内に煮汁が落下する事
を防止することができる。
【0044】また、請求項6に記載の発明によれば、開
口筒の筒頂部を上方に突出させた煮汁遮蔽体を備えたバ
ーナの開口筒内に温度センサを臨ませたことにより、煮
零れが発生した場合は、筒頂部が開口筒内への煮汁の侵
入を防止するため、温度センサの汚染を防止でき、的確
に鍋底の温度を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のバーナの要部断面図
【図2】本発明の実施例2のバーナの要部断面図
【図3】本発明の実施例3のバーナの要部断面図
【図4】本発明の実施例4のコンロの要部断面図
【図5】本発明の実施例5のコンロの要部断面図
【図6】(a)従来のバーナの上面図 (b)同バーナの断面図
【符号の説明】
A、B、C バーナ 1 バーナ本体 5 混合室 7 バーナキャップ 8 開口部 9 傾斜面 11 スリット炎口群 12 炎口部 14、21、31 煮汁遮蔽体 15、33 開口筒 16 溝 22 ビード状の突起 32 筒頂部 41 天板 42 コンロ開口部 43 バーナ開口部 44 汁受け皿 45 爪体 46 五徳 51 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々田 勝視 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後尾 昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後梶谷 嘉之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K017 AA02 AA09 AB02 AB04 AB05 AB08 AC02 AD01 AD11 AD14 AF01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料予混合ガスの混合室を形成したバーナ
    本体と、このバーナ本体上に載置し上部に開口部を設け
    たバーナキャップと、開口筒を設けかつ外周部の下面に
    溝を設けた煮汁遮蔽体とからなり、前記バーナキャップ
    の側面部を、全周にわたって上部から下部にかけて外周
    方向に傾斜させた傾斜面で構成し、前記傾斜面に炎口部
    を設け、前記煮汁遮蔽体の外周部を前記炎口部の下部の
    外径より大きな寸法とし、かつ前記バーナキャップの上
    部に前記煮汁遮蔽体が位置するように、前記開口部に前
    記開口筒を嵌合させたバーナ。
  2. 【請求項2】燃料予混合ガスの混合室を形成したバーナ
    本体と、このバーナ本体上に載置し上部に開口部を設け
    たバーナキャップと、開口筒を設けかつ外周端部の下面
    にビード状の突起を設けた煮汁遮蔽体とからなり、前記
    バーナキャップの側面部を、全周にわたって上部から下
    部にかけて外周方向に傾斜させた傾斜面で構成し、前記
    傾斜面に炎口部を設け、前記煮汁遮蔽体の外周部を前記
    炎口部の下部の外径より大きな寸法とし、かつ前記バー
    ナキャップの上部に前記煮汁遮蔽体が位置するように、
    前記開口部に前記開口筒を嵌合させたバーナ。
  3. 【請求項3】燃料予混合ガスの混合室を形成したバーナ
    本体と、このバーナ本体上に載置し上部に開口部を設け
    たバーナキャップと、筒頂部を上方に突出させた開口筒
    を設けた煮汁遮蔽体とからなり、前記バーナキャップの
    側面部を、全周にわたって上部から下部にかけて外周方
    向に傾斜させた傾斜面で構成し、前記傾斜面に炎口部を
    設け、前記煮汁遮蔽体の外周部を前記炎口部の下部の外
    径より大きな寸法とし、かつ前記バーナキャップの上部
    に前記煮汁遮蔽体が位置するように、前記開口部に前記
    開口筒を嵌合させたバーナ。
  4. 【請求項4】バーナキャップの材料をステンレス等の耐
    熱性、耐食性を有する金属板で構成し、かつ炎口部を前
    記傾斜面の上部から下部にかけて外周方向に放射状に設
    けた複数のスリット炎口群とした請求項1ないし請求項
    3に記載のバーナ。
  5. 【請求項5】コンロ開口部を有する天板と、バーナ開口
    部を有し前記コンロ開口部に設けた汁受け皿と、前記汁
    受け皿の上方に設けた五徳と、前記バーナ開口部に設け
    た請求項1に記載のバーナとを備え、前記バーナの短ス
    リットの上部に対応する位置に前記五徳の爪体を配設し
    たコンロ。
  6. 【請求項6】コンロ開口部を有する天板と、バーナ開口
    部を有し前記コンロ開口部に設けた汁受け皿と、前記汁
    受け皿の上方に設けた五徳と、前記バーナ開口部に設け
    た請求項3に記載のバーナと、前記バーナの煮汁遮蔽体
    の開口筒内に設けた温度センサとを備え、前記バーナの
    短スリットの上部に対応する位置に前記五徳の爪体を配
    設したコンロ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008202865A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Rinnai Corp コンロ用バーナ
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