JP2000205040A - カムシャフトの取付構造 - Google Patents
カムシャフトの取付構造Info
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Abstract
回転に適用できるとともに、カム交換等のメンテナンス
が容易にできるカムシャフトの取付構造を供する。 【解決手段】 頭上弁式内燃機関において、カム
シャフト30をシリンダ3上部とシリンダヘッド4に囲ま
れた空所に位置させて取付けたカムシャフトの取付構
造。
Description
式内燃機関におけるカムシャフトの取付構造に関する。
ャフトの回転をシリンダ上方のバルブの開閉駆動に伝達
するために、クランクシャフト近傍のカムシャフトとバ
ルブを駆動するロッカアームとの間に長尺のプッシュロ
ッドを介装している。しかし長いプッシュロッドは慣性
重量が大きいため高速回転に適さない。
ら離しシリンダブロックの中央部に配置させた例(実開
昭63−125139号公報)がある。同例の頭上式内
燃機関01を図5に図示する。
間に挟まれるシリンダブロック03の中央部にカムシャフ
ト015 が設けられ、同カムシャフト015 のカムスプロケ
ット017 とクランクシャフト08のタイミングスプロケッ
ト016 との間にカムチェーン018 が架渡されている。
るカムフォロア020 に下端を当接してプッシュロッド02
4 が上方へ延出してシリンダヘッド04を貫通してシリン
ダヘッッドカバー05内にまで至り、同プッシュロッド02
4 の上端がロッカアームを揺動させる。
を介してクランクシャフト08を回転させると、カムチェ
ーン018 を介してシリンダブロック03内のカムシャフト
015を回転してカムフォロア020 を揺動し、同カムフォ
ロア020 の揺動がプッシュロッド024 を上下動してロッ
カアームを介してバルブを所定タイミングで開閉する。
クランクケース内にカムシャフトがあるのと比べてカム
シャフト015 がシリンダブロック03内にあって上方のロ
ッカアームに近づき、よってプッシュロッド024 が短く
なっている。したがって従来よりはプッシュロッド024
の慣性重量が小さくある程度の高速回転に適用できる。
ッド024 は、シリンダヘッド04を貫通して下端がシリン
ダブロック03内の中央近くまで入り込んでいて長尺であ
り、未だプッシュロッド024 の慣性重量は高速回転に大
きく影響する。
フト015 が配設されるので、メンテナンス等でカムを交
換するときには、カムチェーンを外す必要からもシリン
ダブロック03を外さなければならずカム交換が容易では
ない。
その目的とする処は、プッシュロッドを短尺にして高速
回転に適用できるとともに、カム交換等のメンテナンス
が容易にできるカムシャフトの取付構造を供する点にあ
る。
を達成するために、本発明は、頭上弁式内燃機関におい
て、カムシャフトをシリンダ上部とシリンダヘッドに囲
まれた空所に位置させて取付けたカムシャフトの取付構
造とした。
空所にカムシャフトが取付けられるので、シリンダヘッ
ドカバー内に設けられるロッカアームとの間を連結する
プッシュロッドを短く設定でき、慣性重量を小さくし、
高速回転に適用できる。またカム交換等のメンテナンス
時にはシリンダブロックはそのままにシリンダヘッドを
外せばカムチェーンを外し易くカム交換等の作業を容易
にすることができる。
ムシャフトの取付構造において、前記カムシャフトをシ
リンダデッキ面より上方に位置させて取付けたことを特
徴とする。
することになり、ロッカアームとの間を連結するプッシ
ュロッドを短くして高速回転に適用でき、またシリンダ
ヘッドを外せばカムシャフトが露出するので、カム交換
等のメンテナンスが容易にできる。
求項2記載のカムシャフトの取付構造において、前記カ
ムシャフトを軸支するカムシャフトホルダの相対する一
対の取付ボルトを互いに軸方向にオフセットしたことを
特徴とする。
ホルダに軸支されるが、軸受との干渉を避けて少なくと
も一方の取付ボルトをカムシャフト近傍に配置でき、径
方向幅を狭くしてコンパクトにカムシャフトを取り付け
ることができる。
ついて図1ないし図4に図示し説明する。本実施の形態
に係る頭上弁式内燃機関1は、クランクケース2にシリ
ンダブロック3,シリンダヘッド4,シリンダヘッドカ
バー5が順次重ねられて一体に合体して構成されてい
る。
がクランクシャフト9を車体左右方向に向けて車両に横
置きに搭載され、図1はその頭上弁式内燃機関1を左側
面から見た断面図であり、同図1においてシリンダスリ
ーブ6内で摺動するピストン7とクランクシャフト9と
を連接棒8が連結しており、ピストン7の往復動をクラ
ンクシャフト9の回転に変えている。
アより前方に膨出しており、シリンダデッキ面を上面視
した図4を参照してシリンダヘッド4との合わせ面がシ
リンダボアの周囲の円環状合わせ面3aとその前方に変
形コ字状に膨出した矩形状合わせ面3bとからなる。
ての部分と矩形状合わせ面3bとで形成された枠内は、
左右方向に長尺部分とその左端から後方へ延出した部分
とで概ねL字状をなし、左右方向に長尺部分は底の浅い
底壁11を備えており、左端から後方へ延出した部分は、
底が貫通してチェーン室12を形成している。
面視で略平行四辺形の頂点部分が膨出してボス部15が形
成されており、4つのボス部15の上面は略合わせ面3
a,3bと同一面上にあり、各ボス部15にはねじ孔が形
成されている。
ャフトホルダ20が架設され、カムシャフトホルダ20の両
端の円孔を貫通してボルト21,21がボス部15,15のねじ
孔に螺合して固着する。同様に右側の前後2つのボス部
15,15間にカムシャフトホルダ25が架設され、カムシャ
フトホルダ25の両端の円孔を貫通してボルト26,26がボ
ス部15,15のねじ孔に螺合して固着する。
リング22が嵌合されてカムシャフト30の左端を貫通して
回転自在に軸支し、右側のカムシャフトホルダ25は内側
にベアリング27が嵌合されカムシャフト30の右端を回転
自在に軸支する。図4はシリンダブロック3のデッキ面
にカムシャフト30がカムシャフトホルダ20,25により軸
支された状態を示している。
ック3のデッキ面に固定するボルト21,21,26,26の取
付け位置は平行四辺形の頂点位置にあり、各カムシャフ
トホルダ20,25の前後一対のボルト取付位置はカムシャ
フト30の軸方向にオフセットしている。
いて前側のボルト取付位置は、ベアリング22,27の外側
に位置するが、後側のボルト取付位置は軸方向にオフセ
ットしてベアリング22,27の右側に位置してカムシャフ
ト30に接近している。そのためカムシャフトホルダ20,
25の前後幅を小さくし、ひいては内燃機関1の前後長を
小さくしている。
シリンダブロック3のデッキ面に突設され、同左右の突
設されたカムシャフトホルダ20,25に回転自在にカムシ
ャフト30が軸支されるので、カムシャフト30はシリンダ
ブロック3より上方にあってシリンダヘッド4内に位置
することになる。
ロケット31が嵌着され、同ドリブンスプロケット31に巻
きかけられたカムチェーン32がチェーン室12を通ってク
ランクシャフト9に嵌着されたドライブスプロケット33
に巻きかけられる(図2参照)。カムチェーン32は、チ
ェーンガイド34でガイドされ、チェーンテンショナ35で
適度な緊張を与えられる。
設けられるカムシャフトホルダ20,25およびカムシャフ
ト30を、上方から覆うシリンダヘッド4には、カムシャ
フト30の2つのカムロブに対応してそれぞれリフタガイ
ド部が形成され、各リフタガイド部にカムフロワ40が摺
動自在に嵌合され、同カムフロワ40にプッシュロッド41
の下端が連結されている。
らシリンダヘッドカバー5内に突出して上端をロッカア
ームシャフト42に揺動自在に支持されたロッカアーム43
の一端に連結し、ロッカアーム43の他端が吸気バルブ44
または排気バルブ45に連結している。
カムチェーン32を介してシリンダヘッド4内に位置する
カムシャフト30を回転させ、カムシャフト30の回転はプ
ッシュロッド41を上下動し、ロッカアーム43を介して吸
気バルブ44,排気バルブ45を所定のタイミングで開閉駆
動する。
てカムシャフト30は、シリンダブロック3のデッキ面に
突設されたカムシャフトホルダ20,25に軸支されて、シ
リンダヘッド4内に位置するので、シリンダヘッドカバ
ー5内に配設されるロッカアーム43との距離が短く、し
たがってプッシュロッド41が短尺であり、プッシュロッ
ド41の慣性重量を小さくし、高速回転に適用することが
できる。
3のデッキ面に突出して設けられるので、シリンダブロ
ック3はそのままにシリンダヘッド4を取り外せばカム
シャフト30およびその端部のドリブンスプロケット31が
露出するので、この状態でカムチェーン32を外すことが
簡単にでき、カム交換等のメンテナンス作業を容易にす
ることができる。
一部断面とした正面図である。
側面図である。
ャフトを取り付けた状態を上面視した図である。
ダブロック、4…シリンダヘッド、5…シリンダヘッド
カバー、6…シリンダスリーブ、7…ピストン、8…連
接棒、9…クランクシャフト、11…底壁、12…チェーン
室、15…ボス部、20…カムシャフトホルダ、21…ボル
ト、22…ベアリング、25…カムシャフトホルダ、26…ボ
ルト、27…ベアリング、30…カムシャフト、31…ドリブ
ンスプロケット、32…カムチェーン、33…ドライブスプ
ロケット、34…チェーンガイド、35…チェーンテンショ
ナ、40…カムフロワ、41…プッシュロッド、42…ロッカ
アームシャフト、43…ロッカアーム、44…吸気バルブ、
45…排気バルブ。
Claims (3)
- 【請求項1】 頭上弁式内燃機関において、 カムシャフトをシリンダ上部とシリンダヘッドに囲まれ
た空所に位置させて取付けたことを特徴とするカムシャ
フトの取付構造。 - 【請求項2】 前記カムシャフトをシリンダデッキ面よ
り上方に位置させて取付けたことを特徴とする請求項1
記載のカムシャフトの取付構造。 - 【請求項3】 前記カムシャフトを軸支するカムシャフ
トホルダの相対する一対の取付ボルトを互いに軸方向に
オフセットしたことを特徴とする請求項1または請求項
2記載のカムシャフトの取付構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01039899A JP4201417B2 (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | カムシャフトの取付構造 |
US09/487,545 US6280158B1 (en) | 1999-01-19 | 2000-01-19 | Water pump for circulating cooling water in an internal combustion engine and camshaft mounting structure therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01039899A JP4201417B2 (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | カムシャフトの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000205040A true JP2000205040A (ja) | 2000-07-25 |
JP4201417B2 JP4201417B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=11749041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01039899A Expired - Fee Related JP4201417B2 (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | カムシャフトの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4201417B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180105651A (ko) * | 2016-02-05 | 2018-09-28 | 오브리스트 테크놀로지스 게엠베하 | 발전기 세트 |
-
1999
- 1999-01-19 JP JP01039899A patent/JP4201417B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180105651A (ko) * | 2016-02-05 | 2018-09-28 | 오브리스트 테크놀로지스 게엠베하 | 발전기 세트 |
US10844783B2 (en) | 2016-02-05 | 2020-11-24 | Obrist Technologies Gmbh | Generator set |
KR102181736B1 (ko) * | 2016-02-05 | 2020-11-24 | 오브리스트 테크놀로지스 게엠베하 | 발전기 세트 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4201417B2 (ja) | 2008-12-24 |
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