JP2000204992A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置

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JP2000204992A
JP2000204992A JP11008719A JP871999A JP2000204992A JP 2000204992 A JP2000204992 A JP 2000204992A JP 11008719 A JP11008719 A JP 11008719A JP 871999 A JP871999 A JP 871999A JP 2000204992 A JP2000204992 A JP 2000204992A
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torque
internal combustion
combustion engine
vehicle
output torque
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JP11008719A
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English (en)
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Tetsuji Ozaki
哲司 小崎
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ情報を増やさず、複雑な処理も不要
で、車両の駆動伝達系に関わる要素をも考慮して加速ス
リップ制御を実施し安定した車両走行を実現すること。 【解決手段】 車両の駆動輪である左右後輪32,33
での加速スリップは、左右後輪32,33に加わる駆動
トルクがタイヤを介して路面に伝えることのできる伝達
トルクを上回ることによって発生する。このため、内燃
機関1の出力トルクが、左右後輪32,33のスリップ
を検出したときの駆動軸31の駆動トルクであり限界ト
ルクとして記憶された内燃機関1の目標出力トルクとな
るよう駆動力制御される。これにより、新たなセンサ等
を増設することなく、新たなセンサ情報を増やすことな
く、複雑な処理が不要で安価な加速スリップ制御システ
ムが構築できると共に、トルクコンバータ21を含む自
動変速機20の特性も考慮されているため、安定した車
両走行を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に適用される
車両用駆動力制御装置に関するもので、特に、車両に搭
載した内燃機関やトルクコンバータを有する自動変速機
からの出力トルクを制御する車両用駆動力制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の車体速度及び車輪速度に基
づき駆動輪のスリップ率を算出し、このスリップ率に基
づき内燃機関の出力トルク(駆動力)を制御するように
した車両用駆動力制御装置が知られている。このもので
は、車体速度VB と車輪速度VW とを用いて次式(1)
にて求められるスリップ率Sが所定の値S0 となるよう
に、スロットルバルブを開閉するためのアクチュエータ
や内燃機関の点火時期等が制御されている。
【0003】
【数1】 S=(VW −VB )/VB ・・・(1) ところで、近年、主流となっている自動変速機を搭載し
た車両においては、加速操作時のトルクコンバータによ
るトルク増幅効果の影響を考慮した内燃機関の出力トル
クに対する制御が必要となっている。
【0004】これに関連する先行技術文献としては、特
開平6−74065号公報にて開示されたものが知られ
ている。このものでは、スリップ率の制御に加えて内燃
機関の目標とする機関回転数を設定して内燃機関の出力
トルクに対する制御を行うと共に、その目標機関回転数
をトルクコンバータの入出力回転数の偏差に基づいて設
定する技術が示されている。
【0005】また、これに関連する先行技術文献として
は、特許第2796878号公報にて開示されたものが
知られている。このものでは、トルクコンバータの特性
から自動変速機の出力トルクを推定演算すると共に、車
両の駆動輪に接続される駆動軸に取付けたトルクセンサ
により実際の駆動トルクを計測し、それらの偏差に基づ
き内燃機関の出力トルクを制御する技術が示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のよう
に、機関回転数が目標値となるよう収める制御では、喩
えその目標値をトルクコンバータの入出力回転数の偏差
に基づいて設定しても、駆動輪のスリップの原因となっ
ている内燃機関の出力トルクを反映した制御になってい
ないため、別のセンサ情報に基づく運転条件毎に目標値
を設定し直したり、制御パラメータを適合させる処理が
必要となり、結果として制御が複雑なものとならざるを
得なかった。
【0007】また、後者のように、トルクセンサを用い
るものでは、駆動軸にかかる実際のトルクが計測可能で
あるため、種々の改良手段を取り得るが、車載環境で使
用可能なトルクセンサとしては、駆動軸そのものに特殊
な加工を必要としたり、広範囲な温度環境で使用するた
めの温度補償に複雑な処理が必要である等により、結果
として高価なものとなるため実用的であるとは言えなか
った。更に、後者のものでは、駆動軸の駆動トルクを直
接計測することによって早期に駆動輪のスリップ状態が
検出できるとしているが、実際には、駆動軸に必要以上
のトルクが加えられることによって、その過剰トルク分
が駆動輪を含む回転部材の過剰な回転、即ち、スリップ
を引起こすのである。このため、車両と路面の関係によ
っては、スリップの有無によって駆動トルクに明確な偏
差が現れない場合がある。このような場合にも、トルク
コンバータの出力トルクと駆動軸の駆動トルクとの間に
はトルク偏差が発生するが、このトルク偏差は回転変化
が起こったのちの結果として現れるものであって、上式
(1)によるスリップ率Sに基づく判定に先立って、駆
動輪のスリップを検出できるとは限らないのである。
【0008】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、トルクセンサ等を増設するこ
となく、新たなセンサ情報を増やすことなく、かつ複雑
な処理が不要で安価な車両用駆動力制御装置の提供を課
題としている。また、トルクコンバータと変速歯車機構
とからなる自動変速機のように車両の駆動伝達系に関わ
る要素をも考慮して加速スリップ制御を実施することに
より、安定した車両走行を実現することが可能な車両用
駆動力制御装置の提供を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用駆動力
制御装置によれば、加速スリップ検出手段で車両の車体
速度及び車輪速度に基づき駆動輪の加速によるスリップ
が検出されたときの駆動トルク演算手段により算出また
は推定された車両の駆動輪に接続された駆動軸の駆動ト
ルクが限界トルクとして限界トルク記憶手段にて記憶さ
れる。そして、駆動輪のスリップが検出されている期間
では、駆動力制御手段で出力トルク低下手段により内燃
機関の出力トルクが低下され限界トルクに相当する値を
越えないよう制御される。このため、本車両用駆動力制
御装置を適用すれば、複雑な処理が不要であり安価な加
速スリップ制御システムを構築することができる。
【0010】請求項2の車両用駆動力制御装置では、駆
動トルク演算手段にて内燃機関の出力トルクが推定され
る。このため、本車両用駆動力制御装置を適用すれば、
新たなセンサ等を増設することなく、新たなセンサ情報
を増やすことも不要であり、安価な加速スリップ制御シ
ステムを構築することができる。
【0011】請求項3の車両用駆動力制御装置によれ
ば、更に、スロットル開度検出手段にて検出される内燃
機関のスロットル開度に基づき内燃機関の出力トルク特
性によって内燃機関の出力トルクが推定演算される。こ
のため、本車両用駆動力制御装置を適用すれば、新たな
センサ等を増設することなく、新たなセンサ情報を増や
すことなく、複雑な処理も不要であり、安価な加速スリ
ップ制御システムを構築することができる。
【0012】請求項4の車両用駆動力制御装置によれ
ば、更に、吸気量検出手段にて検出される内燃機関の吸
気量に基づき内燃機関の出力トルク特性によって内燃機
関の出力トルクが推定演算される。このため、本車両用
駆動力制御装置を適用すれば、新たなセンサ等を増設す
ることなく、新たなセンサ情報を増やすことなく、複雑
な処理も不要であり、安価な加速スリップ制御システム
を構築することができる。
【0013】請求項5の車両用駆動力制御装置によれ
ば、更に、吸気圧検出手段にて検出される内燃機関の吸
気圧に基づき内燃機関の出力トルク特性によって内燃機
関の出力トルクが推定演算される。このため、本車両用
駆動力制御装置を適用すれば、新たなセンサ等を増設す
ることなく、新たなセンサ情報を増やすことなく、複雑
な処理も不要であり、安価な加速スリップ制御システム
を構築することができる。
【0014】請求項6の車両用駆動力制御装置によれ
ば、更に、燃料噴射量検出手段にて検出される内燃機関
の燃料噴射量に基づき内燃機関の出力トルク特性によっ
て内燃機関の出力トルクが推定演算される。このため、
本車両用駆動力制御装置を適用すれば、新たなセンサ等
を増設することなく、新たなセンサ情報を増やすことな
く、複雑な処理も不要であり、安価な加速スリップ制御
システムを構築することができる。
【0015】請求項7の車両用駆動力制御装置によれ
ば、更に、出力トルク演算手段にてトルクコンバータと
変速歯車機構とからなる自動変速機におけるトルクコン
バータの出力トルクが、出力軸回転数検出手段によるト
ルクコンバータの入力軸回転数と出力軸回転数検出手段
によるトルクコンバータの出力軸回転数とから算出さ
れ、このトルクコンバータの出力トルクから駆動軸の駆
動トルクが算出される。このため、本車両用駆動力制御
装置を適用すれば、複雑な処理が不要であり安価な加速
スリップ制御システムを構築することができると共に、
トルクコンバータを含む自動変速機の特性も考慮される
ため、安定した車両走行を実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる車両用駆動力制御装置が適用された後輪駆動車の要
部構成を示す概略図である。なお、本実施例における車
両は6気筒内燃機関及びトルクコンバータと変速歯車機
構とからなる自動変速機(Automatic Transmission)を
搭載するA/T車である。
【0018】図1において、内燃機関1の吸気通路2に
はアクセルペダル3の踏込操作量等に連動して開閉動作
されるメインスロットルバルブ4が配設され、このメイ
ンスロットルバルブ4にはそのメインスロットル開度を
検出するスロットル開度センサ5が接続されている。ま
た、吸気通路2には、メインスロットルバルブ4の上流
側にサブスロットルバルブ6が配設され、そのサブスロ
ットルバルブ6は駆動モータ7によって駆動され開閉動
作される。そして、吸気通路2の最下流側にはインジェ
クタ(燃料噴射弁)8が配設されている。
【0019】内燃機関1のシリンダブロック9、ピスト
ン10等にて区画される燃焼室11には点火プラグ12
が配設されている。この点火プラグ12の点火タイミン
グはイグナイタ(点火機構)13からの高電圧発生タイ
ミングによって決定される。また、クランクシャフト1
4には機関回転数Neを検出するためのクランク角セン
サ15が配設されている。
【0020】一方、内燃機関1の駆動伝達系としての自
動変速機20は、トルクコンバータ21と変速歯車機構
27とからなる。トルクコンバータ21にはポンプイン
ペラ23とタービンランナ24とが作動流体を介して回
転自在に配設されている。ポンプインペラ23には入力
軸22、タービンランナ24には出力軸25がそれぞれ
接続されている。この入力軸22は内燃機関1のクラン
クシャフト(出力軸)14に接続されており、内燃機関
1の出力トルク(回転駆動力)が入力軸22に入力さ
れ、出力軸25から変速歯車機構27に出力トルク(回
転駆動力)が出力される。また、出力軸25の近傍には
タービンランナ24の回転数を検出するタービン回転速
度センサ26が配設されている。なお、本実施例では、
クランク角センサ15により検出される機関回転数Ne
がトルクコンバータ21の入力軸22からの入力側回転
数、また、タービン回転速度センサ26により検出され
るタービン回転数Ntがトルクコンバータ21の出力軸
25からの出力側回転数にそれぞれ相当する。
【0021】自動変速機20のトルクコンバータ21の
出力軸25に接続された変速歯車機構27は、プラネタ
リギヤ(図示略)と多板クラッチ(図示略)とから構成
され、本実施例の自動変速機20の変速歯車機構27は
ドライブ段(1速〜4速)の他にパーキング段、ニュー
トラル段及びリバース段を有している。
【0022】自動変速機20の変速歯車機構27から延
びる推進軸28にはディファレンシャルギヤ機構(差動
装置)30が接続され、このディファレンシャルギヤ機
構30には駆動軸31を介して左右後輪(駆動輪)3
2,33が接続されている。そして、左後輪32にはそ
の回転数を検出する左後輪回転速度センサ34、右後輪
33にはその回転数を検出する右後輪回転速度センサ3
5が配設されている。また、左右前輪(従動輪)36,
37には、それぞれの回転数を検出する左前輪回転速度
センサ38、右前輪回転速度センサ39が配設されてい
る。そして、本実施例の車両用駆動力制御装置には、加
速スリップ制御回路40、内燃機関制御回路41及び変
速機制御回路42が備えられている。
【0023】次に、本実施例の車両用駆動力制御装置に
備えられている加速スリップ制御回路40、内燃機関制
御回路41及び変速機制御回路42のうち、加速スリッ
プ制御回路40の電気的構成について図2を参照して説
明する。
【0024】図2において、加速スリップ制御回路40
は、周知の中央処理装置としてのCPU40a、制御プ
ログラムを格納したROM40b、各種データを格納す
るRAM40c、B/U(バックアップ)RAM40d
等からなる論理演算回路として構成されている。これら
は、コモンバス40eを介して入力ポート40f、出力
ポート40g及びD/A変換器40hに接続されてい
る。
【0025】ここで、内燃機関制御回路41及び変速機
制御回路42についても共に、加速スリップ制御回路4
0と同様に、CPU,ROM,RAM,B/U RAM
等からなる論理演算回路として構成されている。そし
て、変速機制御回路42には、タービン回転速度センサ
26が接続されており、このタービン回転速度センサ2
6による検出値は変速機制御回路42で波形成形され、
加速スリップ制御回路40に入力される。また、変速機
制御回路42からは、駆動輪回転速度、メインスロット
ル開度等に対応する車両の運転状態に基づき自動変速機
20の変速歯車機構27の変速段を自動的に切換えるよ
う自動変速機20に指令信号が出力される。
【0026】加速スリップ制御回路40には、左右後輪
回転速度センサ34,35及び左右前輪回転速度センサ
38,39が接続されており、各センサからの検出信号
は波形整形回路40i、入力ポート40fを介してCP
U40aに入力される。また、加速スリップ制御回路4
0には、クランク角センサ15、スロットル開度センサ
5が接続されており、各センサからの検出信号が入力ポ
ート40fを介してCPU40aに入力される。そし
て、加速スリップ制御回路40では、これら各センサか
らの検出信号に基づき左右後輪32,33のスリップ状
態が検出される。
【0027】更に、加速スリップ制御回路40には、サ
ブスロットルバルブ6を回転駆動するための駆動モータ
7が接続されており、CPU40aから制御演算結果に
基づき出力ポート40gを介して駆動回路40jに制御
信号が出力される。つまり、CPU40aにて駆動モー
タ7の回転駆動制御、即ち、サブスロットルバルブ6の
開閉制御が実行される。また、加速スリップ制御回路4
0には、内燃機関制御回路41が接続されており、CP
U40aから制御演算結果に基づきD/A変換器40h
を介して内燃機関制御回路41に機関回転数制御信号
(電圧信号)が出力される。そして、内燃機関制御回路
41では、機関回転数制御信号に基づきインジェクタ8
から内燃機関1に噴射供給される燃料がカットされ、出
力トルク制御としての内燃機関1の回転数制御が実行さ
れる。
【0028】このように、本実施例では加速スリップ制
御回路40による加速スリップ制御として、サブスロッ
トルバルブ6の開閉制御と内燃機関1の回転数制御とが
実行される。加えて、内燃機関制御回路41に内燃機関
1の運転状態を検出する各種センサからの検出信号が入
力され、その検出結果に基づきイグナイタ13から点火
プラグ12への高電圧発生タイミング、即ち、点火時期
が制御される。
【0029】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる車両用駆動力制御装置で使用されている加速スリッ
プ制御回路40のCPU40aにおける駆動力制御の処
理手順を示す図3のフローチャートに基づき、図4、図
5、図6、図7及び図8を参照して説明する。ここで、
図4は速度比とトルク容量係数との関係を示す特性図、
図5は速度比とトルク比との関係を示す特性図、図6は
スロットル開度をパラメータとして内燃機関の目標出力
トルクと機関回転数との関係を示す特性図、図7はトル
ク低下量と遅角量との関係を示す特性図である。また、
図8は各種制御量等の遷移状態を示すタイムチャートで
ある。なお、この駆動力制御ルーチンは所定時間毎にC
PU40aにて繰返し実行される。
【0030】一般的に、車両の駆動輪である左右後輪3
2,33での加速スリップは、後輪32,33に加わる
駆動トルクがタイヤを介して路面に伝えることのできる
伝達トルクを上回ることによって発生する。このため、
トルクコンバータ21を含む自動変速機20を通ったト
ルクが伝達トルクを越えないように内燃機関1の出力ト
ルクを調節すればよい。
【0031】図3において、まず、ステップS101で
初期設定として駆動力制御モードを表すフラグFlag
が「0」にセットされる。次にステップS102に移行
して、4車輪速として従動輪である左右前輪36,37
に配設された左右前輪回転速度センサ38,39からの
車輪回転速度VFL,VFR、駆動輪である左右後輪32,
33に配設された左右後輪回転速度センサ34,35か
らの車輪回転速度VRL,VRR、スロットル開度センサ5
からのメインスロットル開度TVOm、クランク角セン
サ15からの機関回転数Ne、変速機制御回路42から
のタービン回転数Ntが読込まれる。次にステップS1
03に移行して、従動輪である左右前輪36,37の車
輪回転速度VFL,VFRの算術平均が車体速度VB として
次式(2)にて算出される。
【0032】
【数2】 VB =(VFL+VFR)/2 ・・・(2) 次にステップS104に移行して、駆動輪である左右後
輪32,33の車輪回転速度VRL,VRRの算術平均が車
輪速度VW として次式(3)にて算出される。
【0033】
【数3】 VW =(VRL+VRR)/2 ・・・(3) 次にステップS105に移行して、ステップS103で
算出された車体速度VB とステップS104で算出され
た車輪速度VW とからスリップ率S〔%〕が次式(4)
にて算出される。
【0034】
【数4】 S=(VW −VB )/VB ・・・(4) 次にステップS106に移行して、このときの駆動力制
御モードを表すフラグFlagが「0」であるかが判定
される。最初はフラグFlagが「0」であるためステ
ップS107に移行し、ステップS105で算出された
スリップ率S〔%〕が閾値k〔%〕以上であるかが判定
される。ここで、kは予め設定された定数で、例えば、
0.2(スリップ率20〔%〕)に設定される。ステッ
プS107の判定条件が成立せず、即ち、S<kである
ときには駆動力制御が必要なスリップまで達していない
と判定され(図8に示す時刻t1 以前)、ステップS1
02に戻り同様の処理が実行される。
【0035】一方、ステップS107の判定条件が成
立、即ち、S≧kであるときには駆動力制御が必要なス
リップが発生したと判定されステップS108に移行
し、内燃機関1の目標出力トルクTet〔N・m〕が次式
(5)にて算出される。ここで、Ttsは駆動輪のスリッ
プが検出された瞬間のタービントルク、tr(e)は後
述のトルク比である。
【0036】
【数5】 Tet=Tts/tr(e) ・・・(5) 一般的に、自動変速機20のタービントルクTt〔N・
m〕は次式(6)にて推定される。ここで、C(e)は
トルク容量係数、tr(e)はトルク比であり、共にト
ルクコンバータ21の特性で決まる速度比e(=Nt/
Ne)の関数であり、その特性図を図4及び図5に示
す。なお、Neは機関回転数、Ntはタービン回転数で
ある。
【0037】
【数6】 Tt=C(e)*tr(e)*Ne2 ・・・(6) このようにして、運転者のアクセルペダル3の踏込操作
量等に関わらず、自動変速機20のタービントルクTt
〔N・m〕に対応する内燃機関1の出力トルクTe〔N
・m〕を、スリップが検出された瞬間のタービントルク
Tts〔N・m〕に対応する内燃機関1の目標出力トルク
Tet〔N・m〕となるように減少させるのである。
【0038】次にステップS109に移行して、図6の
特性図に基づき、現在の機関回転数Ne〔rpm〕に対
する内燃機関1の目標出力トルクTet〔N・m〕を満足
するメインスロットルバルブ4及びサブスロットルバル
ブ6が複合されたスロットル開度TVO〔%〕が算出さ
れる。したがって、このときのメインスロットルバルブ
4のメインスロットル開度TVOm〔%〕を用い、次式
(7)にてサブスロットルバルブ6のサブスロットル設
定開度TVOs〔%〕が算出される。
【0039】
【数7】 TVOs=TVO/TVOm ・・・(7) このようにして、サブスロットルバルブ6の開度変化に
対して、実際のトルク変化が無駄時間と1次遅れとで近
似され、実機の特性に合わせて無駄時間の値及び1次遅
れの時定数が設定される(図8の内燃機関の出力トルク
Teに破線にて示す曲線)。次にステップS110に移
行して、図7の特性図に基づき、応答遅れに起因して不
足となる低下すべきトルク量としてのトルク低下量〔N
・m〕(図8の内燃機関の出力トルクTeに示す斜線領
域)に対応する遅角量〔°CA(Crank Angle)〕が算出
される。
【0040】次にステップS111に移行して、ステッ
プS109で算出されたサブスロットルバルブ6のサブ
スロットル設定開度TVOs及びステップS110で算
出された点火時期の遅角量に基づきサブスロットルバル
ブ6の駆動処理が実行され目標とする内燃機関1の出力
低下制御が実行される。このようにして、サブスロット
ルバルブ6が駆動制御され、等価的にメインスロットル
バルブ4のメインスロットル開度が減少されることで、
運転者のアクセルペダル3の踏込操作量等に関わらず内
燃機関1の出力トルクが減少される。ここで、サブスロ
ットルバルブ6の閉方向制御では出力低下の応答が遅い
ため、出力低下処理の最初の段階では、ステップS11
0で算出された遅角量に基づき点火時期の遅角処理が併
用され応答遅れが補われる。次にステップS112に移
行して、フラグFlagが「1」にセットされたのち
(図8に示す時刻t1 )、ステップS102に戻り同様
な処理が実行される。
【0041】そして、次のステップS106によるフラ
グFlagが「0」であるかの判定では、このときの駆
動力制御モードを表すフラグFlagは「1」にセット
されているためステップS113に移行し、ステップS
105で算出されたスリップ率S〔%〕が閾値x〔%〕
以下であるかが判定される。ここで、xは予め設定され
た定数で、例えば、0.05(スリップ率5〔%〕)に
設定される。ステップS113の判定条件が成立せず、
即ち、スリップ率Sが上述の閾値kより小さい閾値x以
下に低下していないときにはステップS114に移行
し、フラグFlagが「1」にセットされているかが判
定される。ステップS114の判定条件が成立、即ち、
フラグFlagが「1」にセットされているときにはス
テップS115に移行し、サブスロットルバルブ6の現
在のサブスロットル開度tvos 〔%〕がステップS10
9で算出されたサブスロットル設定開度TVOs〔%〕
に等しくなっているかが判定される(図8に示すサブス
ロットル開度tvos 参照)。
【0042】ステップS115の判定条件が成立せず、
即ち、サブスロットルバルブ6のサブスロットル開度t
vos がサブスロットル設定開度TVOsに等しくないと
きにはステップS116に移行し、未だサブスロットル
バルブ6に対する駆動処理が不足しているとしてサブス
ロットルバルブ6の駆動処理が引続き実行される。この
ように、サブスロットルバルブ6はステップモータ等で
駆動されサブスロットル設定開度TVOsまで瞬時に閉
じることができないため有限の時間をかけて変化され
る。
【0043】一方、ステップS115の判定条件が成
立、即ち、サブスロットルバルブ6のサブスロットル開
度tvos がサブスロットル設定開度TVOsに等しくな
るとステップS116がスキップされる。次にステップ
S117に移行して、そのときの遅角量が上述のステッ
プS110と同様に算出される。次にステップS118
に移行して、ステップS117で算出された遅角量が
「0」に等しいかが判定される(図8に示す遅角量参
照)。ステップS117の判定条件が成立せず、即ち、
遅角量が未だ「0」でないときにはステップS102に
戻り同様の処理が実行される。そして、ステップS11
8の判定条件が成立、即ち、ステップS117で算出さ
れた遅角量が「0」に等しくなるとステップS119に
移行し、このときの駆動力制御モードを表すフラグFl
agが「2」にセットされたのち(図8に示す時刻t2
)、ステップS102に戻り同様の処理が実行され
る。
【0044】そして、次のステップS114によるフラ
グFlagが「1」であるかの判定では、このときの駆
動力制御モードを表すフラグFlagは「2」にセット
されているためステップS120に移行し、サブスロッ
トルバルブ6に対するF/B(フィードバック)制御処
理が実行されたのち(図8に示すサブスロットル開度t
vos 参照)、ステップS102に戻り同様の処理が実行
される。ここで、サブスロットルバルブ6のF/B(フ
ィードバック)制御処理としては公知のPID制御(Pr
oportional Integral and Differential Control)等を
用いることができる。一方、ステップS113の判定条
件が成立、即ち、ステップS105で算出されたスリッ
プ率S〔%〕が閾値x〔%〕以下となるとステップS1
21に移行し、このときの駆動力制御モードを表すフラ
グFlagが「0」にセットされ(図8に示す時刻t3
)、本ルーチンを終了する。
【0045】次に、図3のステップS111またはステ
ップS116のサブスロットルバルブ駆動処理で併用さ
れている内燃機関制御回路41における点火遅角制御の
処理手順について、図9のフローチャートに基づき簡単
に説明する。
【0046】図9において、ステップS201では基本
点火時期が算出される。次にステップS202に移行し
て、図3のステップS110またはステップS117で
算出された遅角量に基づき点火時期が算出される。次に
ステップS203に移行して、ステップS202で点火
遅角された点火時期に対応して点火タイマがセットさ
れ、本ルーチンを終了する。
【0047】このように、本実施例の車両用駆動力制御
装置は、車両の駆動輪としての左右後輪32,33に接
続される駆動軸31の駆動トルクを算出または推定する
加速スリップ制御回路40にて達成される駆動トルク演
算手段と、車両の車体速度VB 及び車輪速度VW に基づ
き左右後輪32,33の加速によるスリップを検出する
加速スリップ制御回路40にて達成される加速スリップ
検出手段と、内燃機関1の出力トルクTeを低下させる
加速スリップ制御回路40にて達成される出力トルク低
下手段と、前記加速スリップ検出手段により左右後輪3
2,33のスリップを検出したときの前記駆動トルク演
算手段による駆動軸31の駆動トルクを限界トルクとし
て記憶する加速スリップ制御回路40にて達成される限
界トルク記憶手段と、前記加速スリップ検出手段が左右
後輪32,33のスリップを検出している期間、前記出
力トルク低下手段により内燃機関1の出力トルクTeが
少なくとも前記限界トルクに相当する値以下になるよう
制御する加速スリップ制御回路40にて達成される駆動
力制御手段とを具備するものである。
【0048】また、加速スリップ制御回路40にて達成
される駆動トルク演算手段が内燃機関1の出力トルクT
eを推定するものである。そして、本実施例の車両用駆
動力制御装置は更に、内燃機関1のメインスロットル開
度TVOmを検出するスロットル開度検出手段としての
スロットル開度センサ5を具備し、内燃機関1の出力ト
ルクTeをメインスロットル開度TVOmに対する内燃
機関1の出力トルク特性から推定するものである。ま
た、本実施例の車両用駆動力制御装置は更に、内燃機関
1のクランクシャフト14(出力軸22)に接続される
トルクコンバータ21と変速歯車機構27とからなる自
動変速機20と、トルクコンバータ21の入力軸回転数
としての機関回転数Neを検出する入力軸回転数検出手
段としてのクランク角センサ15と、トルクコンバータ
21の出力軸回転数としてのタービン回転数Ntを検出
する出力軸回転数検出手段としてのタービン回転速度セ
ンサ26と、機関回転数Ne及びタービン回転数Ntか
らトルクコンバータ21のタービントルクTtを算出す
る加速スリップ制御回路40にて達成される出力トルク
演算手段とを具備し、トルクコンバータ21のタービン
トルクTtから駆動軸31の駆動トルクに対応する内燃
機関1の目標出力トルクTetを算出するものである。
【0049】つまり、車両の駆動輪である左右後輪3
2,33での加速スリップは、左右後輪32,33に加
わる駆動トルクがタイヤを介して路面に伝えることので
きる伝達トルクを上回ることによって発生する。このた
め、トルクコンバータ21を含む自動変速機20を通っ
たトルクが伝達トルクを越えないように内燃機関1の出
力トルクを調節すればよいのであって、内燃機関1の出
力トルクTeが、左右後輪32,33のスリップを検出
したときの駆動軸31の駆動トルク、即ち、限界トルク
として記憶された内燃機関1の目標出力トルクTetとな
るよう駆動力制御される。これにより、本車両用駆動力
制御装置を適用すれば、トルクセンサ等を増設すること
なく、新たなセンサ情報を増やすことなく、複雑な処理
が不要で安価な加速スリップ制御システムを構築するこ
とができると共に、この際、トルクコンバータ21を含
む自動変速機20の特性も考慮されているため、安定し
た車両走行を実現することができる。
【0050】ところで、上記実施例では、内燃機関1の
メインスロットル開度TVOmを検出するスロットル開
度センサ5を用いて駆動力制御を行ったが、本発明を実
施する場合には、これに限定されるものではなく、内燃
機関の吸気量を検出する吸気量検出手段、または内燃機
関の吸気圧を検出する吸気圧検出手段、または内燃機関
の燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段の何れか1
つ、またはそれらを組合わせて用いることで同様の駆動
力制御を実現することができる。
【0051】また、上記実施例では、点火遅角制御を用
いて駆動力制御を行ったが、本発明を実施する場合に
は、これに限定されるものではなく、点火遅角と燃料カ
ットとを併用してもよい。特に、排気温が高い状態では
有効となる。
【0052】そして、上記実施例では、左右車輪の回転
速度の平均値を利用して駆動力制御する所謂、トラクシ
ョンコントロールに適用したが、本発明を実施する場合
には、これに限定されるものではなく、4車輪のブレー
キ力を独立に制御して走行安定性を確保するシステムに
おいても、同様に内燃機関の出力トルクを低下させなが
ら過剰に加速スリップしている車輪に対するブレーキ制
御を行うことができる。なお、この場合には、点火遅角
制御を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用駆動力制御装置が適用された後輪駆動車の要部
構成を示す概略図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用駆動力制御装置に備えられている加速スリップ
制御回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用駆動力制御装置で使用されている加速スリップ
制御回路における駆動力制御の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】 図4は図3で用いられる速度比とトルク容量
係数との関係を示す特性図である。
【図5】 図5は図3で用いられる速度比とトルク比と
の関係を示す特性図である。
【図6】 図6は図3で用いられるスロットル開度をパ
ラメータとして内燃機関の目標出力トルクと機関回転数
との関係を示す特性図である。
【図7】 図7は図3で用いられるトルク低下量と遅角
量との関係を示す特性図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用駆動力制御装置による各種制御量等の遷移状態
を示すタイムチャートである。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用駆動力制御装置で使用されている内燃機関制御
回路における点火遅角制御の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 内燃機関 4 メインスロットルバルブ 5 スロットル開度センサ 6 サブスロットルバルブ 7 駆動モータ 15 クランク角センサ 20 自動変速機 21 トルクコンバータ 26 タービン回転速度センサ 27 変速歯車機構 31 駆動軸 32,33 左右後輪(駆動輪) 40 加速スリップ制御回路 41 内燃機関制御回路 42 変速機制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動輪に接続される駆動軸の駆動
    トルクを算出または推定する駆動トルク演算手段と、 前記車両の車体速度及び車輪速度に基づき前記駆動輪の
    加速によるスリップを検出する加速スリップ検出手段
    と、 内燃機関の出力トルクを低下させる出力トルク低下手段
    と、 前記加速スリップ検出手段により前記駆動輪のスリップ
    を検出したときの前記駆動トルク演算手段による前記駆
    動軸の駆動トルクを限界トルクとして記憶する限界トル
    ク記憶手段と、 前記加速スリップ検出手段が前記駆動輪のスリップを検
    出している期間、前記出力トルク低下手段により前記内
    燃機関の出力トルクが、少なくとも、前記限界トルクに
    相当する値以下になるよう制御する駆動力制御手段とを
    具備することを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動トルク演算手段は、前記内燃機
    関の出力トルクを推定することを特徴とする請求項1に
    記載の車両用駆動力制御装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記内燃機関のスロットル開度を
    検出するスロットル開度検出手段を具備し、 前記内燃機関の出力トルクを前記スロットル開度に対す
    る前記内燃機関の出力トルク特性から推定することを特
    徴とする請求項2に記載の車両用駆動力制御装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記内燃機関の吸気量を検出する
    吸気量検出手段を具備し、 前記内燃機関の出力トルクを前記吸気量に対する前記内
    燃機関の出力トルク特性から推定することを特徴とする
    請求項2に記載の車両用駆動力制御装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記内燃機関の吸気圧を検出する
    吸気圧検出手段を具備し、 前記内燃機関の出力トルクを前記吸気圧に対する前記内
    燃機関の出力トルク特性から推定することを特徴とする
    請求項2に記載の車両用駆動力制御装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記内燃機関の燃料噴射量を検出
    する燃料噴射量検出手段を具備し、 前記内燃機関の出力トルクを前記燃料噴射量に対する前
    記内燃機関の出力トルク特性から推定することを特徴と
    する請求項2に記載の車両用駆動力制御装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記内燃機関の出力軸に接続され
    るトルクコンバータと変速歯車機構とからなる自動変速
    機と、 前記トルクコンバータの入力軸回転数を検出する入力軸
    回転数検出手段と、 前記トルクコンバータの出力軸回転数を検出する出力軸
    回転数検出手段と、 前記入力軸回転数及び前記出力軸回転数から前記トルク
    コンバータの出力トルクを算出する出力トルク演算手段
    とを具備し、 前記トルクコンバータの出力トルクから前記駆動軸の駆
    動トルクを算出することを特徴とする請求項1に記載の
    車両用駆動力制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006042629A1 (de) * 2004-10-20 2006-04-27 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Anti-schlupf steuerverfahren für ein antriebssystem in einem kraftfahrzeug
JP2023505897A (ja) * 2019-12-11 2023-02-13 ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド 自動車の被駆動軸を自動制御する方法、及び、自動車

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