JP2000204803A - キ―ボックス装置及びその制御方法。 - Google Patents

キ―ボックス装置及びその制御方法。

Info

Publication number
JP2000204803A
JP2000204803A JP11008905A JP890599A JP2000204803A JP 2000204803 A JP2000204803 A JP 2000204803A JP 11008905 A JP11008905 A JP 11008905A JP 890599 A JP890599 A JP 890599A JP 2000204803 A JP2000204803 A JP 2000204803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fingerprint
room
data
fingerprint data
finger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11008905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4302221B2 (ja
Inventor
Kensuke Ohashi
健亮 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP00890599A priority Critical patent/JP4302221B2/ja
Publication of JP2000204803A publication Critical patent/JP2000204803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4302221B2 publication Critical patent/JP4302221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指紋データの入力のみで、利用者が複数の部
屋のうち希望する部屋への入退室をできるようにした操
作性のよいキーボックス装置及びその制御方法を提供す
る。 【解決手段】 利用者の指紋データを読み取る指紋読取
手段3と、登録者の指紋データおよび登録者の入退室が
許可された部屋に関するデータを記憶する登録データ記
憶手段5aと、利用者の指紋データと登録者の指紋デー
タとを照合し、入退室を許可する部屋を選択し、その鍵
収納窓を解錠する制御手段6aとを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物等の複数の
部屋の特定の部屋へ入室または退室する人を管理するキ
ーボックス装置およびその制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のキーボックス装置を示
す構成図である。図中、1は通行者、2は通行者1から
指紋を読み取り通行者1への鍵の貸し出しおよび保管を
行う制御装置、3は通行者1の指紋を読み取る指紋読取
機、4は通行者1が部屋の番号およびパスワードを入力
するために設けられた入力ボタン、5は入退室が許可さ
れた通行者1の指紋のデータと入退室が許可された部屋
の番号、パスワードとが記憶された登録データ記憶手
段、6は指紋読取機3および入力ボタン4、登録データ
記憶手段5に接続された中央処理装置、7は中央処理装
置6に接続された鍵収納窓制御装置、8は鍵収納窓制御
装置7に接続された鍵収納窓である。
【0003】次に、従来のキーボックス装置について、
その動作を図11を参照して説明する。ステップS1
で、通行者1は、指紋読取機3に指を置き、中央処理装
置6が指紋データ101と登録データ104とを照合す
る。ステップS2で、中央処理装置6は、登録データ1
04の中に通行者1の指紋データ101と一致するもの
があるかを判断し、一致するものがなければ処理を終了
する。
【0004】また、一致するものがあればステップS3
へ進む。ステップS3で、中央処理装置6は、通行者1
に対し入退室が許可された部屋が2つ以上存在するかを
判断し、2つ以上存在すればステップS4へ進む。ま
た、2つ以上存在しない場合はステップS7へ進む。ス
テップS4で、通行者1は、部屋番号102およびパス
ワード103を入力ボタン4に入力する。
【0005】ステップS5で、中央処理装置6は、登録
データ記憶手段5にあらかじめ登録された、通行者1の
入退室が許可された部屋の番号105の中に、通行者1
がステップS4にて入力した部屋番号102と一致する
ものがあるかを判断し、一致するものがなければ処理を
終了する。また一致するものがあればステップS6に進
む。
【0006】ステップS6で、中央処理装置6は、登録
データ記憶手段5にあらかじめ登録された通行者1のパ
スワード106がステップS4にて通行者1が入力した
パスワード103と一致しているかを判断し、一致して
いなければ処理を終了する。また一致するものがあれば
ステップS7に進む。ステップS7で、中央処理装置6
は、鍵収納窓制御装置7を介して通行者1の入退室が許
可された部屋の鍵収納窓8を解錠し、鍵の貸し出しを許
可する。
【0007】
【発明者が解決しようとする課題】従来のキーボックス
装置は、以上のように構成されているので、複数の部屋
への入退室が許可された通行者1に対し鍵を貸し出すと
き、通行者1が指紋読取機3への指置きと、入力ボタン
4への部屋番号およびパスワードの入力の2種類の操作
を行わなければならず、指紋読取機3への入力作業が煩
雑であるという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、利用者の指紋データの入
力のみで、入退室が許可された利用者が複数の部屋のう
ち希望する部屋への入退室をできるようにした操作性の
よいキーボックス装置及びその制御方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるキーボ
ックス装置は、利用者によって入力された指紋データを
読み取る指紋読取手段と、登録者の指紋データおよび上
記登録者の入退室が許可された部屋に関するデータを記
憶する登録データ記憶手段と、上記利用者の指紋データ
と上記登録者の指紋データとを照合し、複数の部屋から
上記利用者に対して入退室を許可する部屋を選択し、選
択された部屋に対応する鍵収納窓を解錠する制御手段と
を備えたものである。
【0010】また、登録データ記憶手段は、複数の指の
それぞれに対応して登録者の指紋データを記憶するもの
である。
【0011】また、指紋読取手段は、複数の指紋データ
を順番に読み取り、制御手段は、上記複数の指紋データ
が読み取られた順番に基づいて、鍵収納窓を解錠する部
屋を選択するものである。
【0012】また、指紋読取手段が読み取る指紋データ
を回転処理する指紋データ補正手段を備えたものであ
る。
【0013】また、指紋読取手段は、少なくとも一本の
指の指紋データを読み取り、制御手段は、上記読み取ら
れた指紋データに含まれる指の本数に基づいて、鍵収納
窓を解錠する部屋を選択するものである。
【0014】また、指紋読取手段は、指を置く位置を複
数選択でき、制御手段が上記指紋読取手段に置かれた指
の位置に基づいて、鍵収納窓を解錠する部屋を選択する
ものである。
【0015】また、利用者によって入力された指紋デー
タを読み取る指紋読取手段と、登録者の指紋データおよ
び上記登録者の入退室が許可された部屋に関するデータ
を記憶する登録データ記憶手段と、上記利用者の指紋デ
ータと上記登録者の指紋データとを照合し、上記利用者
に対して入退室を許可するとともに、利用者が上記指紋
読取手段に指を置いている時間に基づいて、複数の部屋
から入退室を許可する部屋を選択し、選択された部屋に
対応する鍵収納窓を解錠する制御手段とを備えたもので
ある。
【0016】この発明に係わるキーボックス装置の制御
方法は、利用者が指紋データの入力方法を選択するステ
ップと、上記利用者の指紋データを読み取るステップ
と、この読み取られた指紋データと登録された指紋デー
タとを照合するステップと、この照合結果に基づいて複
数の部屋から上記利用者に対して入退室を許可する部屋
を選択し、選択された部屋に対応する鍵収納窓を解錠す
るステップとを備えた制御方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図につい
て説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1及び実
施の形態2によるキーボックス装置を示す構成図であ
る。図において、1は部屋の鍵を取り出すため、キーボ
ックス装置を利用する通行者、2は通行者1の指紋を検
査して鍵収納窓8を制御する制御装置、8は部屋の鍵を
収納する鍵収納窓である。
【0018】次に、制御装置2の詳細を説明する。3は
通行者1の指紋を読み取り、読み取った指紋を画像デー
タに変換して指紋データ101として出力する指紋読取
機、5aは入退室が許可された登録者の指紋に関するデ
ータおよび入退室可能な部屋の番号を登録データとして
記憶する登録データ記憶手段であり、指紋に関するデー
タについては、一人の登録者につき複数の指それぞれに
ついて登録データを記憶している。
【0019】ここでは、例えば、人差し指についての登
録データを第1指登録データ104として、中指につい
ての登録データを第2指登録データ107として、それ
ぞれ記憶している。指紋の登録データは指紋データ10
1と照合可能であり、指紋を特定できる形式のデータで
あれば、画像データ、画像から得られる指紋の特徴点デ
ータ等何でもよい。また、どの指を登録するかについて
は、登録者毎に異なってもかまわない。
【0020】また、6aは指紋読取機3および登録デー
タ記憶手段5aに接続され、指紋読取機3からの指紋デ
ータ101と、登録データ記憶手段5aからの指紋の登
録データとを照合し、この照合結果に基づいて、通行者
1の入退室可能な部屋を識別し、鍵収納窓制御装置7を
制御して、鍵収納窓8の施解錠処理を実行させる中央処
理装置である。この中央処理装置6aは、汎用のマイク
ロプロセッサを用いてもよいし、専用のロジックを持つ
回路を用いてもよい。7は中央処理装置6aに接続さ
れ、中央処理装置6aの制御に基づいて、鍵収納窓8の
施解錠を制御する鍵収納窓制御装置である。ここで、指
紋読取機3は、指紋読取手段であり、中央処理装置6a
は制御手段である。
【0021】次に、この実施の形態の動作を図2を参照
して説明する。図2は、図1に示したキーボックス装置
における鍵収納窓の施解錠処理を示したフローチャート
である。この実施の形態1のキーボックス装置において
は、指紋照合に用いる指の種類により鍵を貸し出す部屋
を判断し、鍵収納窓を解錠する。したがって、通行者1
は、どの部屋に入退室するかによって指紋読取機3に読
み取らせる指を選択し、選択した指を指紋読取機3に置
く。
【0022】ステップS100で処理を開始し、通行者
1は、入退室を意図する部屋に対応した指を指紋読取機
3に置く。次に、読取ステップS101で、指紋読取機
3が指紋読取機3に指が置かれたことを検知すると、置
かれた指の画像データを指紋データ101として周知の
方法によって読み取る。次に、判別ステップS102
で、中央処理装置6aが、指紋読取機3からの指紋デー
タ101と第1指登録データ104とを照合し、照合の
結果、読み取った指紋データ101と一致する第1指登
録データ104が、登録データ記憶手段5a内にあるか
否かを検知する。
【0023】一致する第1指登録データ104がある場
合には、解錠ステップS103に進み、全ての第1指登
録データ104を検索しても一致するものがない場合に
は判別ステップS104に進む。ここで、中央処理装置
6aが行う照合を行うため、指紋データ101、登録デ
ータ104、107の前処理が必要な場合には、必要な
前処理を行う。この前処理は、例えば、指紋データ10
1の特徴点抽出等である。
【0024】次に、判別ステップS102で、指紋デー
タ101が第1指のものであると判断された場合には、
解錠ステップS103で、中央処理装置6aが鍵収納窓
制御装置7に対し、通行者1の入退室が許可された第1
部屋の鍵収納窓8を解錠する様指示する。この指示を受
け取った鍵収納窓制御装置7は、第1部屋の鍵収納窓8
を解錠する。そして、最後にステップS106に進み、
処理を終了し、次の通行者1を待つ等の処理に移る。
【0025】一方、判別ステップS102で、一致する
第1指登録データ104がないと判断された場合には、
ステップS104に進み、中央処理装置6aは、読取ス
テップS101で読み取った指紋データ101と一致す
る第2指登録データ107が、登録データ記憶手段5a
に記憶されているか否かを判断する。この判断の方法
は、上述のステップS102と同様である。一致する登
録データがないと判断された場合には、通行者1は登録
者ではないと判断し、鍵収納窓8を解錠せずにステップ
S106に進んで処理を終了する。
【0026】一方、一致する登録データがあると判断さ
れた場合には、解錠ステップS105に進み、中央処理
装置6aは、鍵収納窓制御装置7に対し、通行者1の入
退室が許可された第2部屋の鍵収納窓8を解錠する様指
示する。この指示を受け取った鍵収納窓制御装置7は、
第2部屋の鍵収納窓8を解錠する。そして最後にステッ
プS106に進み、処理を終了し、次の通行者1を待つ
等の処理に移る。すなわち、通行者1は、読取ステップ
S101で、第2指を指紋照合に使用することにより、
第1指を使って指紋照合をした場合と異なり、第2部屋
の鍵を取り出すことができる。
【0027】以上のように、この実施の形態において
は、通行者1が指紋読取機3に置いた指の種類により、
中央処理装置6aが通行者1が入退室を意図する部屋を
識別できる様にしたので、1回の指置きの操作により、
指紋の照合と部屋の選択とを行うことができる。したが
って、何度もボタンを押す様な面倒な操作を行わずにス
ムーズに鍵の貸し出しおよび保管が行え、操作が簡便な
キーボックス装置を提供することができる。ここでは、
2種類の指を指定して2つの部屋の選択を行う方法を説
明したが3種類以上の指を指定しても同様の方法で3つ
以上の部屋の選択を行うことができる。
【0028】実施の形態2.この実施の形態によるキー
ボックス装置においては、指紋読取機3に置かれる指の
順番によって、鍵を貸し出す部屋を判断し、鍵収納窓を
解錠する。したがって、通行者1は、どの部屋に入退室
するかによって指紋読取機3に読み取らせる指の順番を
決定し、その順番にしたがって指紋読取機3に指を置
く。
【0029】次に、この実施の形態の動作を図3により
説明する。図3は、図1に示したキーボックス装置にお
ける鍵収納窓の施解錠処理を示したフローチャートであ
り、図2と同一の符号は同一又は相当の部分を表してい
る。
【0030】まず、ステップS200〜S202まで
で、指紋の読み取りと第1指登録データ104との照合
を行う。そして、判別ステップS202で、指紋データ
101と第1指登録データ104とが一致すると判断さ
れた場合には、読取ステップS203に進む。
【0031】そして、読取ステップS203で、通行者
1は次の指を指紋読取機3に置き、指紋読取機3は再び
通行者1の他の指の指紋を読み取る。ここで、読み取り
を開始する前に中央処理装置6aは、通行者1に対し他
の指を指紋読取機3に置く様に促す指示を、図示しない
表示装置を用いて表示してもよい。指紋データ101の
読み取りは、読取ステップS201と同様の方法で行
う。
【0032】次に、判別ステップS204で、中央処理
装置6aは、読取ステップS203で読み取った新たな
指紋データ101と、登録データ記憶手段5aに記憶さ
れた第2指登録データ107とを照合し、新たな指紋デ
ータ101と一致する第2指登録データ107が有るか
否かを判断する。一致するものがあると判断された場合
には、解錠ステップS205に進み、通行者1の入退室
が許可された第1部屋の鍵収納窓を解錠する処理を行
う。ここで、解錠ステップS205以降の処理が実行さ
れるケースは、上述の様に、第1指の次に第2指を指紋
読取機3に読み取らせたケースである。通行者1は、第
1指の次に第2指という順番で指紋を入力することによ
り、第1部屋の鍵を取り出すことができる。
【0033】一方、判別ステップS204で、一致する
第2指登録データ107がないと判断された場合には、
鍵収納窓を解錠せずにステップS210に進み、処理を
終了する。
【0034】また、通行者1が読取ステップS201で
第2指を入力した場合には、判別ステップS206に処
理が進む。この判別ステップS206で一致する第2指
登録データ107があると判断された場合には、読取ス
テップS207に進む。そして、読取ステップS207
で、読取ステップS203と同様に、通行者1は次の指
を入力し、次に指紋読取機3が新たな指紋データ101
を読み取る。
【0035】次に、ステップS208で、中央処理装置
6aは、判別ステップS202と同様の方法で、読取ス
テップS207において新たに読み取った指紋データ1
01と一致する第1指登録データ104があるか否かを
判断する。一致する登録データがあると判断された場合
には、解錠ステップS209以降の処理に移り、通行者
1の入退室が許可された第2部屋の鍵収納窓を解錠する
処理を実行する。この様に、通行者1は、第2指の次に
第1指を入力することにより、第2部屋の鍵を取り出す
ことができる。一方、一致する登録データがない場合に
は、鍵収納窓を解錠せずにステップS210に進んで処
理を終了する。
【0036】この様に、この実施の形態では、新たに追
加した読取ステップS201〜S204により、少なく
とも2つの指の指紋の照合を行うため、誤認識、不正に
よる非登録者への鍵の貸出しの可能性をより低減するこ
とができる。しかも、複数の部屋への入退室が可能であ
っても部屋番号を入力するボタン押し等の特別の操作を
必要としない。そのため、安全性が高く、かつ操作性の
よいキーボックス装置を提供することができる。ここで
は、2種類の指を指定してその指紋読み取りの順序によ
り2つの部屋の選択を行う方法を説明したが3種類以上
の指を指定しても同様の方法で、より多数の部屋の選択
を行うことができる。
【0037】実施の形態3.この実施の形態は、通行者
による指紋データの入力方法として、指を置く時間を変
化させることのできる方法を採用し、この時間を計測し
識別することにより、鍵を貸し出す部屋を判断し、鍵収
納窓を解錠できる様にしたものである。したがって、通
行者は、どの部屋に入退室するかによって指紋読取機に
指を置く時間を決定し、指をその時間だけ指紋読取機に
置くようにする。
【0038】図4は、この発明の実施の形態3によるキ
ーボックス装置を示す構成図である。図において、図1
と同一の符号は同一又は相当の部分を表しており、その
説明を省略する。108は中央処理装置6bの制御に基
づいて、通行者1に指置き時間を知らせる指置き時間表
示手段である。この指置き時間表示手段108は、通行
者1に指を置いた時間を知らせることができれば、どの
様なものを用いてもよく、例えば各種ディスプレイ、L
ED等がある。また、表示手段に代えてスピーカのよう
に報知手段にしてもよい。
【0039】109は、中央処理装置6bに接続され、
時間を計測する時計である。6bは、指紋読取機3およ
び登録データ記憶手段5bに接続され、指紋読取機3か
らの指紋データ101と、登録データ記憶手段5bから
の登録データとを照合し、この照合結果に基づいて鍵収
納窓制御装置7を制御して、鍵収納窓8の施解錠動作を
実行させる中央処理装置であり、特に、時計109から
の時間を読み取り、その時間に基づいて鍵を貸し出す部
屋を判断する。中央処理装置6bは、制御手段である。
【0040】次に、この実施の形態の動作を図5により
説明する。図5は図4に示したキーボックス装置におけ
る鍵収納窓の施解錠処理を示したフローチャートであ
る。但し、図2において、中央処理装置6aが行ってい
た動作は、この実施の形態では中央処理装置6bが行
う。
【0041】まず、ステップS300から処理を開始
し、ステップS301で中央処理装置6bが指紋読取機
3に指が置かれたか否かを判断する。指が置かれた場合
には、次のステップS302に進む。置かれていない場
合には、ステップS301に戻り、指が置かれるまで待
機する。指が置かれたか否かの判断は、例えば、指紋読
取機3が指置きを検知し、その検知信号を中央処理装置
6bが行う。また、フローチャートに示した処理の順番
とは異なり、先にステップS303を実行し、その後ス
テップS301を実行することにより、指紋読取機3か
ら中央処理装置6bに指紋データ101が送信された時
点で、指が置かれたと判断してもよい。
【0042】次に、ステップS302では、中央処理装
置6bが時計109にリセット信号を送信し、時計10
9が内蔵の時間tを0にリセットし、時間を計測し始め
る。次に、ステップS303〜S304で、指紋データ
101の読み取りと、読み取った指紋データ101が第
1指登録データ104と一致するかを判断する。判別ス
テップS304で一致すると判断された場合には、ステ
ップS305に移り、中央処理装置6bが時計109か
ら現在の時間tを読み取り、読み取った時間tがあらか
じめ定められた時間Tを経過したか否かを判断する。こ
こで、あらかじめ定められた時間Tを経過していない場
合には、再びステップS305に戻り、時間Tを過ぎる
まで、ループを繰り返す。すなわち、中央処理装置6b
は、時間Tを過ぎるまで次の処理に移らずに待機する。
【0043】一方、ステップS305で、時間Tを過ぎ
ていると判断された場合には、ステップS306で、中
央処理装置6bが指置時間表示手段108を制御して、
通行者1に対して、指を離す様指示する。この指示を受
けた通行者1は、入退室可能な部屋毎に指を離すまでの
時間を決定し、その時間に応じて指を指紋読取機3から
離す。次に、ステップS307で、中央処理装置6b
は、指紋読取機3から指が離されたか否かを判断し、指
が離されるまで、このステップS307を繰り返す。
【0044】ステップS307で指が離されたと判断さ
れると、中央処理装置6bは、時計109から現在の時
間tを読み取り、あらかじめ定められた時間2Tをしき
い値として、この時間tが2T以上であるか否かを判断
する。(S308)時間t、すなわち指が置かれた時間
があらかじめ定められた時間2T以上である場合には、
解錠ステップS309に進み、通行者1の入退室が許可
された第1部屋の鍵収納窓を解錠する処理を行う。一
方、指が置かれた時間があらかじめ定められた時間2T
以上でない場合には、解錠ステップS310に進み、通
行者1の入退室が許可された第2部屋の鍵収納窓を解錠
する処理を行う。
【0045】以上の様に、この実施の形態においては、
通行者1が指紋読取機3から指を離した時間により、中
央処理装置6bが通行者1が入退室を意図する部屋を識
別できる様にしたので、複数の部屋への入退室が可能で
あっても、1回の指置き操作により指紋の照合と部屋の
選択とを行うことができ、操作性のよいキーボックス装
置を提供することができる。なお、ここでは指紋読取機
3に指が置かれた時間により2つの部屋の選択の方法を
説明したが、指が置かれた時間をさらに区分することに
より、より多くの部屋の選択が可能となる。
【0046】実施の形態4.この実施の形態は、指紋の
データの入力方法として、傾いて入力された指紋データ
を補正して識別することにより、鍵を貸し出す部屋を判
断し、鍵収納窓を解錠できる様にしたものである。した
がって、通行者は、どの部屋に入退室するかによって指
紋読取機に置く指の傾きを決定し、その角度にしたがっ
て指を指紋読取機に置く。
【0047】図6は、この実施の形態4によるキーボッ
クス装置を示す構成図であり、図6において、図1と同
一の符号は同一または相当の部分を表している。6c
は、指紋読取機3および登録データ記憶手段5bに接続
され、指紋読取機3からの指紋データ101と、登録デ
ータ記憶手段5bからの登録データとを照合し、この照
合結果に基づいて鍵収納窓制御装置7を制御し、鍵収納
窓8の施解錠動作を実行させる中央処理装置であり、特
に指紋データ101の傾きを識別し、この識別結果に基
づいて施解錠処理を行うものである。ここで、中央処理
装置6cは制御手段である。
【0048】次に、この実施の形態4の動作を図7に基
づいて説明する。図7は、図6のキーボックス装置の鍵
収納窓の施解錠処理を説明するフローチャートである。
図2で中央処理装置6aが実行していた処理は、この実
施の形態では中央処理装置6cが実行する。まず、通行
者1は、入退室可能な部屋毎に、指紋読取機3に入力す
る指の角度を決定し、この角度に従って、指紋読取機3
に指を置く。例えば、第1部屋に入室したい場合には指
を傾けずに0度の角度で指を置き、第2部屋に入室した
い場合は、指を約45度傾けて指紋読取機3に置く。そ
れぞれの傾き角はこれに限定されるものではなく、適宜
変更できる。例えば、0度と180度であってもよい。
【0049】指紋読取機3に指が置かれると、読取ステ
ップS401からの処理が始まる。ここで、通行者1が
指を0度で、すなわち傾けずに入力した場合には、読取
ステップS401〜S403の処理が実行され、第1部
屋の鍵収納窓が解錠される。一方、通行者1が指を傾か
せて指紋データ101を入力した場合、判別ステップS
402では、指紋データ101の傾きにより発生した特
徴の相違により、一致する登録データはないと判断され
るため、ステップS404に進む。
【0050】ステップS404では、中央処理装置6c
が、指紋データ101をあらかじめ定められた角度、こ
こでは−45度傾かせる処理を行う。例えば、公知の画
像処理の画像の回転処理を行う。また、指紋データ10
1が画像データではなく、指紋の画像データから抽出さ
れた特徴データである場合には、その特徴データを−4
5度に合わせて補正する。
【0051】次に、判別ステップS405で、中央処理
装置6cは、ステップS404において回転された指紋
データ101、すなわち、角度補正された指紋データ1
01と、一致する登録データがあるか否かについて判断
する。この判断方法はステップS402と同様である。
この判別ステップS405で、一致する登録データがな
いと判断された場合には、ステップS407に進み、鍵
収納窓を解錠せずに処理を終了する。一方、一致する登
録データがあると判断された場合には、指を傾けて入力
されたと判断され、ステップS406で第2部屋の鍵収
納窓が解錠される。
【0052】なお、この実施の形態においては、指紋デ
ータ101を回転させて、それと一致する登録データが
あるか否かを検知することにより、指の傾きを検出した
が、指紋データ101に基づいて、指の傾きを検出でき
る様な処理であれば、どの様な方法で指の傾きを検出し
てもよい。
【0053】以上の様に、この実施の形態においては、
通行者1が指紋読取機3に置いた指の傾きにより、中央
処理装置6cが、通行者1が入退室を意図する部屋を識
別できる様にしたので、複数の部屋への入退室が可能で
あっても1回の指置き操作により、指紋の照合と部屋の
選択とを行うことができ、操作性のよいキーボックス装
置を提供することができる。ここでは、指紋読取機3に
置いた指の傾きにより、入退室を意図する2つの部屋を
識別できる方法を説明したが指の傾きをさらに区分する
ことにより、より多くの部屋を識別できる。
【0054】実施の形態5.この実施の形態は、指紋デ
ータの入力方法として、指紋読取機に置かれた指の数が
異なる方法を用い、この指の数を識別することにより、
鍵を貸し出す部屋を判断し、鍵収納窓を解錠できる様に
したものである。したがって、通行者は、どの部屋に入
退室するかによって指紋読取機に置く指の本数を決定
し、決められた本数の指を指紋読取機に置くようにす
る。
【0055】図8は、この発明の実施の形態5によるキ
ーボックス装置を示す構成図である。図において、図1
と同一の符号は同一または相当の部分を表しており、3
aは、通行者1の第1指の指紋を読み取り、読み取った
指紋を画像データに変換して第1の指紋データ101a
として出力する指紋読取機、3bは、第1の指紋読取機
3aと併設され、通行者1の第2指の指紋を読み取り、
読み取った指紋を画像データに変換して第2の指紋デー
タ101bとして出力する第2の指紋読取機である。6
dは、指紋読取機3a、3b、および登録データ記憶手
段5aに接続され、指紋読取機3a、3bからの指紋デ
ータと、登録データ記憶手段5aからの登録データとを
照合し、この照合結果に基づいて鍵収納窓制御装置7を
制御して、鍵収納窓8の施解錠動作を実行させる中央処
理装置であり、特に通行者1が一操作で提示した指の本
数を識別することにより、鍵を貸し出す部屋を判断する
ものである。ここで、指紋読取機3a、3bは指紋読取
手段であり、中央処理装置6dは制御手段である。
【0056】次に、この実施の形態の動作を図9により
説明する。図9は、図8に示したキーボックス装置にお
ける鍵収納窓の施解錠処理を示したフローチャートであ
り、図2において、中央処理装置6aが行っていた動作
は、この実施の形態では中央処理装置6dが行う。
【0057】まず、通行者1は第1の指紋読取機3aと
第2の指紋読取機3bに、それぞれ第1指と第2指を一
操作で同時に置く。そして、ステップS501で、第1
の指紋読取機3aと第2の指紋読取機3bは、それぞれ
指紋データ101a、101bを読み取る。
【0058】次に、ステップS502で、中央処理装置
6dは、第1及び第2の指紋読取機3a、3bから送ら
れてくる指紋データ101a、101bが指2本分ある
か否かについて判断する。ここで、2本分である場合に
は、判別ステップS503に進む。2本分でない場合に
は判別ステップS506に進む。判別ステップS503
では、中央処理装置6dが、第1の指紋読取機3aが読
み取った第1の指紋データ101aと一致する第1指登
録データ104があるか否かについて判断する。一致す
る登録データがないと判断された場合には、鍵収納窓8
の解錠を行わずにステップS508に進み処理を終了す
る。
【0059】一方、一致する登録データがあると判断さ
れた場合には、判別ステップS504で、中央処理装置
6dが、第2の指紋読取機3bが読み取った第2の指紋
データ101bと一致する第2指登録データ107があ
るかについて判断する。一致する登録データがないと判
断された場合には、鍵収納窓8の解錠を行わずにステッ
プS508で処理を終了する。一致する登録データがあ
ると判断された場合には、解錠ステップS505に進
み、第1部屋の鍵収納窓8を解錠する。従って、通行者
1は、指を2本同時に指紋読取機に置くという一操作に
より、第1部屋の鍵を取り出すことができる。
【0060】一方、通行者1が第1の指紋読取機3aに
指を置き、第2の指紋読取機3bに指を置かなかった場
合には、ステップS502から判別ステップS506に
処理が移る。そして、判別ステップS506で、中央処
理装置6dが、第1の指紋読取機3aが読み取った第1
の指紋データ101aと一致する第1指登録データ10
4があるか否かについて判断する。一致する登録データ
がないと判断された場合には、鍵収納窓8の解錠を行わ
ずにステップS508で処理を終了する。一致する登録
データがあると判断された場合には、解錠ステップS5
07に進み、第2部屋の鍵収納窓8を解錠する。
【0061】ここで、判別ステップS503およびS5
06の照合は、図2の判別ステップS102と同様の方
法で実現することができる。また、判別ステップS50
4の照合は、図2の判別ステップS104と同様の方法
で実現することができる。
【0062】以上の様に、この発明の実施の形態におい
ては、通行者1が第1の指紋読取機3a、第2の指紋読
取機3bに同時に置いた指の本数により、中央処理装置
6dが通行者1が入退室を意図する部屋を識別すること
ができる様にしたので、複数の部屋への入退室が可能で
あっても、1回の指置き操作により指紋の照合と部屋の
選択を行うことができ、操作性のよいキーボックス装置
を提供することができる。なお、ここでは指紋読取機に
同時に置いた指の本数を1本または2本の場合で説明した
が指紋読取機に同時に置いた指の本数を増やせば同様の
方法でより多くの部屋の選択が可能となる。
【0063】以上、この発明のいくつかの実施の形態を
説明してきたが、この発明の指紋データの入力方法は、
説明した実施の形態に限定されるものではない。例え
ば、指紋データの入力方法として、指紋読取手段におい
て指が置かれる位置を複数選択できる様にする方法を用
いてもよい。この場合には、制御手段が指紋読取手段中
に置かれている指の位置があらかじめ定められた位置よ
りも上にあるか、下にあるかによって、上述の実施の形
態の様に鍵を貸し出すべき部屋を判断する様になる。
【0064】
【発明の効果】この発明は、以上に説明した様に構成さ
れているので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0065】この発明に係わるキーボックス装置は、利
用者によって入力された指紋データを読み取る指紋読取
手段と、登録者の指紋データおよび登録者の入退室が許
可された部屋に関するデータを記憶する登録データ記憶
手段と、利用者の指紋データと登録者の指紋データとを
照合し、複数の部屋から利用者に対して入退室を許可す
る部屋を選択し、選択された部屋に対応する鍵収納窓を
解錠する制御手段とを備えたことにより、指紋の入力の
みで何度もボタンを押す様な面倒な操作を行わずに簡単
な操作で鍵の貸し出しが行える効果がある。
【0066】また、登録データ記憶手段は、複数の指の
それぞれに対応して登録者の指紋データを記憶すること
により、制御手段は、指紋データがどの指に対応するか
によって鍵収納窓を解錠する部屋を判断することができ
るため、利用者は、指の種類と部屋の対応を記憶してお
けば入退室する部屋の選択を行うことができる。
【0067】また、指紋読取手段は、複数の指紋データ
を順番に読み取り、制御手段は、複数の指紋データが読
み取られた順番に基づいて、鍵収納窓を解錠する部屋を
選択することにより、安全性が高く、かつ、鍵を取り出
す際の操作性が向上する効果がある。
【0068】また、指紋読取手段が読み取る指紋データ
を回転処理する指紋データ補正手段を備えたことによ
り、指紋読み取り時の指の傾きを細分化すれば多数の部
屋から希望の部屋を簡単な操作で選択できる。
【0069】また、指紋読取手段は、少なくとも一本の
指の指紋データを読み取り、制御手段は、読み取られた
指紋データに含まれる指の本数に基づいて、鍵収納窓を
解錠する部屋を選択することにより、鍵を取り出す際の
操作性が向上する効果がある。
【0070】また、指紋読取手段は、指を置く位置を複
数選択でき、制御手段が指紋読取手段に置かれた指の位
置に基づいて、鍵収納窓を解錠する部屋を選択すること
により、鍵を取り出す際の操作性が向上する効果があ
る。
【0071】また、利用者によって入力された指紋デー
タを読み取る指紋読取手段と、登録者の指紋データおよ
び登録者の入退室が許可された部屋に関するデータを記
憶する登録データ記憶手段と、利用者の指紋データと登
録者の指紋データとを照合し、利用者に対して入退室を
許可するとともに、利用者が指紋読取手段に指を置いて
いる時間に基づいて、複数の部屋から入退室を許可する
部屋を選択し、選択された部屋に対応する鍵収納窓を解
錠する制御手段とを備えたことにより、何度もボタンを
押す様な面倒な操作を行わずに簡単な操作で鍵の貸し出
しが行えるとともに、指紋読取手段に指を置いている時
間を細分化すれば多数の部屋から希望の部屋を選択でき
る。
【0072】この発明に係わるキーボックス装置の制御
方法は、利用者が指紋データの入力方法を選択するステ
ップと、利用者の指紋データを読み取るステップと、こ
の読み取られた指紋データと登録された指紋データとを
照合するステップと、この照合結果に基づいて複数の部
屋から利用者に対して入退室を許可する部屋を選択し、
選択された部屋に対応する鍵収納窓を解錠するステップ
とを備えたことにより、利用者が指紋データの入力方法
を選択することで簡単な操作で鍵収納窓を解錠する方法
を自由に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1及び実施の形態2に
よるキーボックス装置を示す構成図である。
【図2】 図1のキーボックス装置における鍵収納窓の
施解錠動作を示すフローチャートである。
【図3】 図1のキーボックス装置における鍵収納窓の
施解錠動作の別の形態を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3によるキーボックス
装置を示す構成図である。
【図5】 図4のキーボックス装置における鍵収納窓の
施解錠動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4によるキーボックス
装置を示す構成図である。
【図7】 図6のキーボックス装置における鍵収納窓の
施解錠動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態5によるキーボックス
装置を示す構成図である。
【図9】 図8のキーボックス装置における鍵収納窓の
施解錠動作を示すフローチャートである。
【図10】 従来のキーボックス装置を示す構成図であ
る。
【図11】 図10のキーボックス装置における鍵収納窓
の施解錠動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通行者、2 制御装置、3 指紋読取機、4 入力
ボタン、5a〜5b 登録データ記憶手段、6a〜6d
中央処理装置、7 鍵収納窓制御装置、8 鍵収納
窓、 101 指紋データ、102 部屋番号、103
パスワード、104 第1指登録データ、105 入
退室可能な部屋番号データ、106 登録パスワード、
107 第2指登録データ、108 指置時間表示手
段、109 時計。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者によって入力された指紋データを
    読み取る指紋読取手段と、登録者の指紋データおよび上
    記登録者の入退室が許可された部屋に関するデータを記
    憶する登録データ記憶手段と、上記利用者の指紋データ
    と上記登録者の指紋データとを照合し、複数の部屋から
    上記利用者に対して入退室を許可する部屋を選択し、選
    択された部屋に対応する鍵収納窓を解錠する制御手段と
    を備えたことを特徴とするキーボックス装置。
  2. 【請求項2】 登録データ記憶手段は、複数の指のそれ
    ぞれに対応して登録者の指紋データを記憶することを特
    徴とする請求項1記載のキーボックス装置。
  3. 【請求項3】 指紋読取手段は、複数の指紋データを順
    番に読み取り、制御手段は、上記複数の指紋データが読
    み取られた順番に基づいて、鍵収納窓を解錠する部屋を
    選択することを特徴とする請求項2記載のキーボックス
    装置。
  4. 【請求項4】 指紋読取手段が読み取る指紋データを回
    転処理する指紋データ補正手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のキーボックス装置。
  5. 【請求項5】 指紋読取手段は、少なくとも一本の指の
    指紋データを読み取り、制御手段は、上記読み取られた
    指紋データに含まれる指の本数に基づいて、鍵収納窓を
    解錠する部屋を選択することを特徴とする請求項1記載
    のキーボックス装置。
  6. 【請求項6】 指紋読取手段は、指を置く位置を複数選
    択でき、制御手段が上記指紋読取手段に置かれた指の位
    置に基づいて、鍵収納窓を解錠する部屋を選択すること
    を特徴とする請求項1記載のキーボックス装置。
  7. 【請求項7】 利用者によって入力された指紋データを
    読み取る指紋読取手段と、登録者の指紋データおよび上
    記登録者の入退室が許可された部屋に関するデータを記
    憶する登録データ記憶手段と、上記利用者の指紋データ
    と上記登録者の指紋データとを照合し、上記利用者に対
    して入退室を許可するとともに、利用者が上記指紋読取
    手段に指を置いている時間に基づいて、複数の部屋から
    入退室を許可する部屋を選択し、選択された部屋に対応
    する鍵収納窓を解錠する制御手段とを備えたことを特徴
    とするキーボックス装置。
  8. 【請求項8】 利用者が指紋データの入力方法を選択す
    るステップと、上記利用者の指紋データを読み取るステ
    ップと、この読み取られた指紋データと登録された指紋
    データとを照合するステップと、この照合結果に基づい
    て複数の部屋から上記利用者に対して入退室を許可する
    部屋を選択し、選択された部屋に対応する鍵収納窓を解
    錠するステップとを備えたことを特徴とするキーボック
    ス装置の制御方法。
JP00890599A 1999-01-18 1999-01-18 キーボックス装置及びその制御方法。 Expired - Fee Related JP4302221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00890599A JP4302221B2 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 キーボックス装置及びその制御方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00890599A JP4302221B2 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 キーボックス装置及びその制御方法。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000204803A true JP2000204803A (ja) 2000-07-25
JP4302221B2 JP4302221B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=11705700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00890599A Expired - Fee Related JP4302221B2 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 キーボックス装置及びその制御方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4302221B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222424A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Nec Corp 指紋照合システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222424A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Nec Corp 指紋照合システム
US7184579B2 (en) 2001-01-29 2007-02-27 Nec Corporation Fingerprint identification system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4302221B2 (ja) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1418486B1 (en) Fingerprint-based authentication apparatus
EP1291807B1 (en) Person recognition apparatus and method
US7239725B2 (en) Face image recognition apparatus
US6341170B2 (en) Organism collation apparatus capable of randomly selecting type or organism information to be collated
JP7166061B2 (ja) 顔認証システム、顔認証サーバおよび顔認証方法
JP4509581B2 (ja) 生体照合を用いた個人認証装置、個人認証方法、及び通行制御装置
JP2000204803A (ja) キ―ボックス装置及びその制御方法。
JP3982938B2 (ja) 入退室管理システム
JP3777821B2 (ja) 指紋照合装置並びにその錠制御方法
JP3980410B2 (ja) 設備の監視装置
JPH1046882A (ja) キー管理装置及びその管理方法
JPH10240992A (ja) Id判別装置
JPH06176135A (ja) 指紋照合方法
JP2005350960A (ja) Icカードゲート装置
JP5440121B2 (ja) 入室管理装置及び入室管理方法
JP2001092960A (ja) 指紋認証方法
JP2003346099A (ja) 指紋照合付カードリーダ装置
JP2008287473A (ja) 指紋照合装置
JP2010286920A (ja) 生体認証装置および生体認証システム
JP2002207977A (ja) 認証装置および認証方法、並びに記録媒体
JP2000105622A (ja) セキュリティー装置と方法
JP2772137B2 (ja) Id判別装置
JPH08202873A (ja) 指紋照合装置
JPH08326375A (ja) 入場管理システム
JP2008097248A (ja) 個人認証装置および個人認証方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20081031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees