JP2003346133A - 指紋認証装置 - Google Patents

指紋認証装置

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JP2003346133A
JP2003346133A JP2002149996A JP2002149996A JP2003346133A JP 2003346133 A JP2003346133 A JP 2003346133A JP 2002149996 A JP2002149996 A JP 2002149996A JP 2002149996 A JP2002149996 A JP 2002149996A JP 2003346133 A JP2003346133 A JP 2003346133A
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JP2002149996A
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Yoshihiro Hagiwara
佳博 萩原
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NEC Platforms Ltd
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NEC Infrontia Corp
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの1本の指先の指紋のみにより通常入力
および非常入力を可能にし且つ必要とする記憶装置等の
記憶容量を低減可能にする。 【解決手段】指紋認証装置1を略円形等の多角形且つ回
転可能に形成し、その上面に複数の指紋入力方向を有す
る指紋入力装置5を有する。指紋入力装置5は、指紋入
力方向の数に対応した形状に形成され、4方向の場合に
は略正方形とし、それぞれ識別符号A〜Dを付す。ユー
ザは、これら複数の指紋入力方向の1つを選択して、通
常入力方向とし、それ以外の方向を非常入力方向とす
る。これにより、他人に知られることなく、通常又は非
常入力方向が選定可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指紋認証装置に関
し、特に比較的簡単な構成により通常時と非常時の指紋
入力を識別可能にする指紋認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】指紋は、個人識別の有効な手段であるこ
とが知られている。そのために、指紋を予め登録し、次
回以降に入力される指紋を検出し指紋照合手段によりそ
の一致/不一致を判断しロック解除又はIDとして使用
することが一般的になっている。これにより、キー又は
IDカード等を常時所持する必要がなくなり且つ破損、
紛失、盗難又は模造品の作成等の虞を排除して個人識別
が可能であるという利点が得られる。
【0003】斯かる技術分野における又は関連する従来
技術は、例えば特開昭63-150780号公報の「指
紋による個人照合装置」、特開平1-320591号公
報の「指紋照合装置」、および特開2001-3254
34号公報の「生体特徴利用による本人確認システム」
等に開示されている。
【0004】図9は、一般的な従来の指紋認証装置の構
成を示すブロック図である。この指紋認証装置60は、
個人指紋情報入力部61、個人指紋情報一時記憶部6
2、登録済み個人指紋情報記憶部63、個人指紋情報比
較部64および非常用個人指紋情報記憶部67により構
成されている。個人指紋情報比較部64は、判定結果を
出力すると共に非常時には、内蔵する非常用信号発生手
段68から非常時の信号を発生するように構成されてい
る。
【0005】この指紋認証装置60の動作を簡単に説明
する。個人指紋情報入力部61は、入力された個人指紋
情報に基づく信号65を、個人指紋情報一時記憶部62
に入力する。個人指紋情報一時記憶部62は、指紋情報
登録処理の場合には、一時記憶した個人指紋情報に基づ
く信号65を登録済み個人指紋情報記憶部63に入力す
る。この登録済み個人指紋情報記憶部63は、この入力
された個人指紋情報に基づく信号65を保持する。例え
ば、脅迫を受けている場合等の非常用指紋情報登録処理
の場合には、個人指紋情報一時記憶部62に一時記憶し
た個人指紋情報(例えば、通常入力時の指と異なる指の
指紋)に基づく信号65を、非常用個人指紋情報記憶部
67へ入力する。そして、この非常用個人指紋情報記憶
部67は、その信号65を保持する。
【0006】次に、指紋情報照合処理について説明す
る。個人指紋情報一時記憶部62は、一時記憶した個人
指紋情報に基づく信号66Aを、個人指紋情報比較部6
4へ入力する。この個人指紋情報比較部64は、登録済
み個人指紋情報記憶部63に保持されている個人指紋情
報を読み出す。そして、個人指紋情報比較部64は、個
人指紋情報一時記憶部62からの信号66Aと登録済み
個人指紋情報記憶部63から読み出した信号66Bとを
比較する。これら両信号66A、66Bが一致した場合
には、その結果を判定結果として出力する。
【0007】一方、不一致の場合には、個人指紋情報比
較部64は、非常用個人指紋情報記憶部67に保存され
ている個人指紋情報に基づく信号66Cを読み出す。個
人指紋情報比較部64は、信号66Aと66Cとを比較
し、判定結果を出力する。このとき、比較結果が一致し
た場合には、個人指紋情報比較部64は、その非常用信
号発生手段68から非常用信号を発生させる。これによ
り、例えば脅迫等により意に反しての指紋入力時には、
脅迫者等に気づかれることなく警報等の非常時の信号を
発生することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の指紋認証装置は、次の如き課題を有する。第1に、通
常の登録済み個人指紋情報記憶部に加えて非常用個人指
紋情報を使用するため、情報記憶部の記憶容量が2倍と
なり、回路規模が増加し且つ高価になる。第2に、通常
使用する指の指紋情報を元に模造指を作成した場合に
は、非常用信号を発生できない。
【0009】
【発明の目的】本発明は、従来技術の上述した課題に鑑
みなされたものであり、通常使用する指1本分の指紋情
報により非常用信号を発生可能な指紋認証装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による指紋認証装置は次のような特徴的な構
成を採用している。
【0011】(1)指紋入力装置に指先を配置して指紋
情報を入力して予め登録し、その後に前記指紋入力装置
に入力される指紋との一致を比較判定して判定結果を出
力すると共に、非常入力の場合には非常時信号を発生す
る指紋認証装置において、前記指紋入力装置に配置され
る指先の向きにより、通常入力であるか又は非常入力で
あるかを判定する指紋認証装置。
【0012】(2)前記指紋入力装置は、複数の指紋入
力方向を有し、該複数の指紋入力方向のうちユーザ(被
験者)が通常入力方向を選択可能にする上記(1)の指
紋認証装置。
【0013】(3)前記指紋認証装置は、ユーザが自由
に回転可能な円形等の多角形に形成する上記(1)又は
(2)の指紋認証装置。
【0014】(4)前記指紋認証装置は、前記指紋入力
装置への指紋入力が非常入力であることを通知する外部
装置と接続線により接続される上記(1)、(2)又は
(3)の指紋認証装置。
【0015】(5)前記指紋入力装置は、複数の指紋入
力方向に対応する形状の指紋入力部を有する上記(1)
乃至(4)の何れかの指紋認証装置。
【0016】(6)前記指紋入力装置の前記指紋入力部
には、前記複数の指紋入力方向に対応して識別符号を有
する上記(5)の指紋認証装置。
【0017】(7)指紋を入力する指紋入力装置および
前記入力された指紋を予め登録された指紋と照合する指
紋照合手段を内蔵し、該照合手段の照合結果および非常
入力時の非常時信号を外部装置に出力する指紋認証装置
において、前記指紋認証装置は回転可能な多角形に形成
され、上面に指紋入力装置を有し、該指紋入力装置は、
ユーザが選択可能な複数の指紋入力方向を有し、該選択
された入力方向の指紋情報を予め登録し、前記指紋照合
手段は、前記指紋入力装置から入力された指紋情報を所
定角度回転させた指紋情報と前記登録された指紋情報と
を照合する指紋認証装置。
【0018】(8)前記指紋入力装置は、前記複数の指
紋入力方向に対応して三角形又は多角形に形成され、そ
れぞれ識別符号が付され、ユーザは前記指紋登録時に選
択した指紋入力方向を前記識別符号で記憶可能にする上
記(7)の指紋認証装置。
【0019】
【発明の実施例】以下、本発明による指紋認証装置の好
適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0020】先ず、図1は、本発明による指紋認証装置
の好適実施形態の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、指紋認証装置1は、CPU(中央処理装置)
2、RAM(ランダムアクセスメモリ)3、I/F Co
ntroller(インタフェースコントローラ)4、指紋入力
装置5、ROM(読み出し専用メモリ)6およびこれら
各構成要素を相互接続するバス7により構成される。こ
の指紋認証装置1には、インタフェースコントローラ4
から接続線8を介して外部装置9が接続される。
【0021】次に、指紋認証装置1の各構成要素の機能
および動作を説明する。ROM6は、プログラムおよび
データを格納(記憶)する不揮発性の記憶装置である。
RAM3は、データの読み出しおよび/又は書き込みを
行う。CPU2は、ROM6からプログラムを読み出
し、ROM6又はRAM3から読み出したデータを処理
する。また、CPU2は、指紋入力装置5に入力命令を
発行する。指紋入力装置5は、この入力命令に基づきデ
ータを取得し、有効データがあることをCPU2に通知
する。CPU2は、有効データ通知を受け取った後に、
指紋入力装置5からデータを読み出し、プログラムに基
づきデータ処理を行う。その処理結果を、RAM3に書
き込む又はインタフェースコントローラ4に出力する。
CPU2は、インタフェースコントローラ4にデータ送
受信命令を発行し、命令に続いてインタフェースコント
ローラ4に対してデータの読み出し/書き込みを行う。
インタフェースコントローラ4は、CPU2から発行さ
れた命令に基づいて、外部装置9とデータの送受信を行
う。
【0022】図2は、図1に示す指紋入力装置1の外観
図(平面図)である。図2に示す特定実施形態の指紋認
証装置1は、全体的に多角形(略円形)であり、ユーザ
が簡単に回転可能である。この指紋認証装置1の上面の
略中央には、指紋入力装置5が配置され、後述の如くユ
ーザ(又は被験者)が指先を配置可能にする。この、指
紋入力装置5は、略正方形の指紋入力部を有する。この
指紋入力部には4方向の指紋入力方向が設けられてお
り、それぞれ識別符号A〜Dが付されている。即ち、方
向Aを基準として、右(又は時計方向)に90°回転さ
せた方向B、右に180°回転させた方向Cおよび右に
270°回転させた方向Dの4つの指紋入力方向を有す
る。ユーザが、自己の指紋を入力する場合には、これら
の4方向の何れかの方向に指先を配置させる。
【0023】図3は、図1および図2に示す指紋入力装
置1にユーザの指を配置する方向を示す図である。図3
(a)は、ユーザの指先10をA方向に向けた状態を示
す。図3(b)は、指先10をB方向に向けた状態を示
す。図3(c)は、指先10をC方向に向けた状態を示
す。図3(d)は、指先10をD方向に向けた状態を示
す。
【0024】次に、図4は、本発明の指紋認証装置1の
指紋登録処理フローチャートである。図1に示す指紋認
証装置1のCPU2は、図4に示すフローチャートの処
理に従って指紋登録処理を行う。以下、順を追って説明
すると、指紋入力サブルーチン処理をコールし、指紋デ
ータを変数Pdfとして取得する(ステップA11)。次
に、変数Pdfの内容を引数X1に代入する(ステップA
12)。そして、指紋一致判定サブルーチン処理をコー
ルする(ステップA13)。この指紋一致判定サブルー
チン処理の結果が、変数Hitに格納される。
【0025】変数Hitの値に応じて、次の処理を場合分
けする(ステップA14)。変数Hitの内容が1でない
場合(ステップA14:No)には、入力された指紋が
データベースに登録されていないことを示し、変数Pdf
の内容をデータベースに登録する処理をコールし(ステ
ップA15)、処理を終了する。一方、変数Hitの内容
が1の場合(ステップA14:Yes)には、入力され
た指紋が既にデータベースに登録されている情報と一致
することを示し、指紋登録データ重複エラー表示処理を
コールし(ステップA16)、処理を終了する。
【0026】次に、図5は、本発明における指紋認証装
置1の指紋入力サブルーチン処理のフローチャートを示
す。図1中のCPU2は、図5のフローチャートに示す
処理に従って指紋入力サブルーチン処理を行う。以下、
順を追って説明すると、指紋入力処理をコールし、指紋
画像を取得する(ステップB21)。次に、得られた指
紋画像から特徴抽出を行う(ステップB22)。次に、
指紋データを作成する(ステップB23)。このステッ
プB23で作成された指紋データを変数Fdfに代入し
(ステップB24)、処理を終了する。
【0027】図6は、本発明の指紋認証装置の指紋照合
処理のフローチャートを示す。図1中のCPU2は、図
6に示すフローチャートに従って指紋照合処理を行う。
以下、順を追って説明すると、指紋入力サブルーチン処
理をコールし、指紋データを変数Pdfとして取得する
(ステップA11)。次に、変数Pdfの内容を引数X1
に代入する(ステップC31)。そして、指紋一致判定
サブルーチン処理をコールする(ステップA13)。こ
のステップA13の処理結果が、変数Hitに格納され
る。
【0028】上述した変数Hitの値に応じて、次の処理
を場合分けする。変数Hitの内容が1でない場合(ステ
ップC32:No)には、入力された指紋がデータベー
スに登録されていないことを示し、CPU2は、インタ
フェースコントローラ4へ、「入力指紋データがデータ
ベースに登録されている情報と一致しない」ことを外部
装置9へ出力する命令を発行し、処理を終了する。CP
U2の命令を受け取ったインタフェースコントローラ4
は、外部装置9へ情報を送信する(ステップC34)。
【0029】一方、変数Hitの内容が1の場合(ステッ
プC32:Yes)には、入力された指紋が既にデータ
ベースに登録されている情報と一致することを示す。C
PU2は、インタフェースコントローラ4へ、「入力指
紋データがデータベースに登録されている情報と一致す
る」ことを外部装置9へ出力する命令を発行する。CP
U2の命令を受け取ったインタフェースココントローラ
4は、外部装置9へ情報を送信する(ステップC3
3)。次に、変数mの値に応じて、次の処理を場合分け
する。変数mの内容が0の場合(ステップC35:Ye
s)には、入力された指紋がデータベースに登録された
向きと一致していることを示し、処理を終了する(ステ
ップC37)。
【0030】一方、変数mの内容が0でない場合(ステ
ップC35:No)には、入力された指紋がデータベー
スに登録された向きと一致していないことを示す。CP
U2は、インタフェースコントローラ4へ、「入力指紋
データが非常時入力である」ことを外部装置9へ出力す
る命令を発行し、処理を終了する。CPU2の命令を受
け取ったインタフェースコントローラ4は、外部装置9
へ情報を送信する(ステップC36)。
【0031】図7は、本発明の指紋認証装置1の指紋一
致判定サブルーチン処理のフローチャートである。図1
中のCPU2は、図7に示すフローチャートに従って指
紋一致判定サブルーチン処理を行う。以下、順を追って
説明すると、引数mに0を代入し、変数Nにデータベー
スに登録されている情報の件数を代入し、変数rに一致
判定レベルを代入する(ステップD41)。次に、引数
X1(比較元指紋データ)の内容を変数Xに代入する(ス
テップD42)。そして、指紋一致検索サブルーチン処
理をコールする(ステップD43)。ステップD43の
結果が、変数Hitに格納される。
【0032】次に、変数Hitの値に応じて、次の処理を
場合分けする。変数Hitの内容が1の場合(ステップD
44:Yes)には、入力された指紋がデータベースに
登録されていることを示し、処理を終了する。一方、変
数Hitの内容が1でない場合(ステップD44:No)
には、入力された指紋がデータベースに登録されていな
いことを示す。そこで、引数X1の内容を90°左回転
する処理をコールする(ステップD45)。次に、引数
mに1を加算した値(m+1)を引数mに代入する(ス
テップD46)。
【0033】引数mの値に応じて、次の処理を場合分け
する。引数mの内容が4の場合(ステップD47:Ye
s)には、入力された指紋がデータベースに登録されて
いないことを示し、処理を終了する。一方、引数mの内
容が4でない場合(ステップD47:No)には、上述
したステップD42以降を繰り返し処理する。ステップ
D45を実行する度に、比較元指紋データの向きを90
°左回転することにより、指紋入力装置5で入力可能な
方向A〜Dの4方向に対して指紋一致判定を行うことに
なる。
【0034】次に、図8は、本発明による指紋認証装置
1の指紋一致検索サブルーチン処理のフローチャートを
示す。図1中のCPU2は、図8に示すフローチャート
に従って指紋一致検索サブルーチン処理を行う。以下、
順を追って説明すると、変数Hitに0を代入し、変数R
に引数r(一致判定レベル)の内容を代入し、変数nに1
を代入する(ステップE51)。次に、変数Yにデータ
ベースのn番目の内容を代入する(ステップE52)。
引数Xと変数Yの比較処理をコールする(ステップE5
3)。このステップE53の処理結果が、引数Zに格納
される。
【0035】次に、引数Zの値に応じて、次の処理を場
合分けする。引数Zの内容が変数R以上の場合(ステッ
プE54:Yes)には、引数Xと変数Yの内容が一致
することを示し、変数Hitに1を代入し(ステップE5
5)、処理を終了する。一方、引数Zの内容が変数Rよ
り小さい場合(ステップE54:No)には、引数Xと
変数Yの内容が一致しないことを示す。そこで、変数n
に1を加算した値(n+1)を変数nに代入する(ステ
ップE56)。変数nの値に応じて、次の処理を場合分
けする。変数nの内容がNより大きい場合(ステップE
57:Yes)には、処理を終了する。一方、変数nの
内容がN以下の場合(ステップE57:No)には、上
述したステップE52以降を繰り返し処理する。ステッ
プE56およびステップE52を実行する度に、変数Y
にデータベースの次のデータが代入され、比較処理が実
行される(ステップE53)。
【0036】上述した動作により、同一の指紋情報を使
用しても、指紋を入力する方向を識別することにより、
「入力指紋データが非常時入力である」ことを外部装置
9へ出力することが可能である。
【0037】以上、本発明による指紋認証装置の好適実
施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実
施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を
限定するものではないことに留意されたい。本発明の要
旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変
更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
上述した好適実施形態では、指紋入力方向はA〜Dの4
方向であったが、何ら4方向である必要はなく、3方
向、5方向、6方向の如く、必要に応じて任意数の方向
が選定可能である。それに応じて、指紋一致検索サブル
ーチンでの回転角度を変更する。例えば、3方向の場合
には、指紋入力装置の指先配置形状を正三角形とし、角
度を120°とする。また、6方向の場合には、六角形
とし、回転角度を60°とする。
【0038】
【効果の説明】以上の説明から理解される如く、本発明
の指紋認証装置によると、次の如き実用上の顕著な効果
を奏する。先ず、非常時入力用に指紋を登録する必要が
ないため、データベースを小さくすることが可能であ
る。その理由は、指紋入力時に指紋入力装置への指先の
向きを複数変えて入力し、入力された指紋の向きを識別
することにより、1人当たり1本の指紋登録のみで、指
紋入力が通常の場合か又は非常時入力であるか判断でき
るためである。
【0039】次に、普段使用する指先の指紋情報を元に
模造指先を作成した場合でも、非常時入力であることを
識別できる場合があることである。その理由は、指紋入
力向きが一致しない場合には、非常時入力であることが
判断でき、指紋の入力向きは本人のみが知っている知識
情報だからである。
【0040】更に、指紋認証装置は、円形等の多角形且
つ回転可能に形成したので、ユーザは認証装置、特に指
紋入力装置の指紋入力部を選択された方向に回転させ、
指先を不自然な角度に回転させることなく指紋を入力可
能にする。また、この指紋入力部には、指紋入力方向に
対応してA〜Dの如き識別符号を付しているので、ユー
ザは、この識別符号を記憶して通常入力と非常入力を、
他人に知られることなく容易に識別可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による指紋認証装置の好適実施形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す指紋認証装置の外観を示す平面図で
ある。
【図3】図2に示す指紋認証装置における指紋入力装置
と指先の4方向の位置関係を(a)〜(d)に示す。
【図4】図1に示す指紋認証装置における指紋登録処理
のフローチャートである。
【図5】図4中の指紋入力サブルーチンの詳細なフロー
チャートである。
【図6】図1に示す指紋認証装置における指紋照合処理
のフローチャートである。
【図7】図4中の指紋一致判定サブルーチンの詳細なフ
ローチャートである。
【図8】図7中の指紋一致検索サブルーチンの詳細なフ
ローチャートである。
【図9】従来の指紋認証装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 指紋認証装置 2 CPU 4 インタフェースコントローラ 5 指紋入力装置 6 ROM 9 外部装置 10 指紋入力用指先
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 300 A61B 5/10 322 Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 5B047 AA25 BB04 CB09 CB16 5B057 AA20 CC04 CD03 CH01 CH11 CH14 CH16 DA12 DC08 DC33 5B085 AA08 AE03 AE15 AE23 AE26 BE01 BG02 BG07 5L096 BA15 CA25 EA16 FA67 HA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指紋入力装置に指先を配置して指紋情報を
    入力して予め登録し、その後に前記指紋入力装置に入力
    される指紋との一致を比較判定して判定結果を出力する
    と共に、非常入力の場合には非常時信号を発生する指紋
    認証装置において、 前記指紋入力装置に配置される指先の向きにより、通常
    入力であるか又は非常入力であるかを判定することを特
    徴とする指紋認証装置。
  2. 【請求項2】前記指紋入力装置は、複数の指紋入力方向
    を有し、該複数の指紋入力方向のうちユーザ(被験者)
    が通常入力方向を選択可能にすることを特徴とする請求
    項1に記載の指紋認証装置。
  3. 【請求項3】前記指紋認証装置は、ユーザが自由に回転
    可能な円形等の多角形に形成することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の指紋認証装置。
  4. 【請求項4】前記指紋認証装置は、前記指紋入力装置へ
    の指紋入力が非常入力であることを通知する外部装置と
    接続線により接続されることを特徴とする請求項1、2
    又は3に記載の指紋認証装置。
  5. 【請求項5】前記指紋入力装置は、複数の指紋入力方向
    に対応する形状の指紋入力部を有することを特徴とする
    請求項1乃至4の何れかに記載の指紋認証装置。
  6. 【請求項6】前記指紋入力装置の前記指紋入力部には、
    前記複数の指紋入力方向に対応して識別符号を有するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の指紋認証装置。
  7. 【請求項7】指紋を入力する指紋入力装置および前記入
    力された指紋を予め登録された指紋と照合する指紋照合
    手段を内蔵し、該照合手段の照合結果および非常入力時
    の非常時信号を外部装置に出力する指紋認証装置におい
    て、 前記指紋認証装置は回転可能な多角形に形成され、上面
    に指紋入力装置を有し、該指紋入力装置は、ユーザが選
    択可能な複数の指紋入力方向を有し、該選択された入力
    方向の指紋情報を予め登録し、前記指紋照合手段は、前
    記指紋入力装置から入力された指紋情報を所定角度回転
    させた指紋情報と前記登録された指紋情報とを照合する
    ことを特徴とする指紋認証装置。
  8. 【請求項8】前記指紋入力装置は、前記複数の指紋入力
    方向に対応して三角形又は多角形に形成され、それぞれ
    識別符号が付され、ユーザは前記指紋登録時に選択した
    指紋入力方向を前記識別符号で記憶可能にすることを特
    徴とする請求項7に記載の指紋認証装置。
JP2002149996A 2002-05-24 2002-05-24 指紋認証装置 Pending JP2003346133A (ja)

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