JP2000204279A - 染料組成物、インク組成物及びインクジェット記録方法 - Google Patents

染料組成物、インク組成物及びインクジェット記録方法

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JP2000204279A
JP2000204279A JP31263699A JP31263699A JP2000204279A JP 2000204279 A JP2000204279 A JP 2000204279A JP 31263699 A JP31263699 A JP 31263699A JP 31263699 A JP31263699 A JP 31263699A JP 2000204279 A JP2000204279 A JP 2000204279A
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弘和 北山
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康夫 白崎
Yasuo Murakami
靖夫 村上
Hiroaki Ono
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット記録に適する色相と鮮明性を有
し、且つ記録物の耐光及び耐水等の堅牢度に優れるイエ
ロー色素の提供。 【解決手段】式(2) 【化1】 (式中、Xは水素原子、塩素原子あるいは臭素原子を示
す。)で表される化合物をスルホン化することにより得
られる水溶性染料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規スルホン化さ
れたキノフタロン系染料組成物、水性イエローインク組
成物及びインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタによる記録方法
としてインクの各種吐出方式が開発されているが、いず
れもインクの小滴を発生させ、これを種々の被記録材料
(紙、フィルム、布帛等)に付着又は染着させ記録を行
うものである。インクジェットプリンタによる記録方法
は、記録ヘッドと被記録材料とが接触しない為、音の発
生がなく静かであり、凹凸面、柔軟物質、壊れやすい製
品等、場所を選ばず印字ができるという特長がある。ま
たプリンタの小型化及び印字等の高速化、カラー化が容
易という特長の為、近年急速に普及し、今後も大きな伸
長が期待されている。コンピュータのカラーディスプレ
イ上の画像又は文字情報をインクジェットプリンタによ
り、カラ−で記録するには、一般にはイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)の三原色にブラック
(K)を加えた4色のインクによる減法混色で表現され
る。CRTディスプレイ等のレッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)による加法混色画像をできるだけ
忠実に再現するには、使用する色素、中でもYMCのイ
ンクに使用される色素にはできるだけYMCそれぞれの
標準に近い色相を有し、且つ鮮明であることが望まれ
る。又、インク組成物は長期の保存に対し安定であり、
又プリントした画像の濃度が高く、しかも耐水性、耐光
性等の堅牢度に優れている事が求められる。今後、使用
分野を拡大すべく、広告等の展示物に活用した場合、光
(電灯、蛍光灯、日光等)に曝される場合が多くなり、
特に耐光性の優れたインク組成物が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タの用途はOA用小型プリンタから産業用の大型プリン
タまで拡大されており、耐水性及び耐光性等の堅牢性が
これまで以上に求められている。耐水性については多孔
質シリカ、カチオン系ポリマー、アルミナゾル又は特殊
セラミックスなどインク中の色素を吸着し得る無機微粒
子をPVA樹脂などとともに紙の表面にコーティングす
ることにより大幅に改良され、既にインクジェットプリ
ント用の各種コート紙が市販されている。しかし、耐光
性については大幅に改良させる技術は確立されておら
ず、その改良が重要な課題となっている。
【0004】インクジェット記録用水性インクに用いら
れるイエローの色素骨格としてはアゾ系が代表的であ
る。しかしアゾ系については色相及び耐水性は良いもの
があるが、耐光性が一般的に劣る。特に銅フタロシアニ
ン系に代表されるシアン染料等の染料に比べ耐光性は劣
る水準である。本発明は、インクジェット記録に適する
色相と鮮明性を有し、且つ記録物の耐光、耐水性堅牢度
が強く、更にカラーバリューも高いイエロー色素及び水
性イエローインク組成物を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記したよ
うな課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に
至ったものである。即ち本発明は、(1)式(2)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Xは水素原子、塩素原子あるいは
臭素原子を示す。)で表される化合物をスルホン化する
ことにより得られる化合物またはその塩を含有する水溶
性染料組成物、(2)式(2)で示される化合物のスル
ホン化により得られる化合物またはその塩が式(1)
【0008】
【化4】
【0009】(式中、Xは水素原子、塩素原子あるいは
臭素原子を示す。Mは水素原子、アルカリ金属、アルカ
リ土類金属、有機アミンのカチオンまたはアンモニウム
イオンを示す。nは1〜4の整数である。)で表される
(1)に記載の水溶性染料組成物、(3)式(2)で示
される化合物のスルホン化により得られる化合物または
その塩が、式(2)で示される化合物を5〜65重量%
発煙硫酸中、反応温度を0〜100℃でスルホン化して
得られる化合物またはその塩である(1)または(2)
に記載の水溶性染料組成物、(4)式(2)で示される
化合物のスルホン化により得られる化合物またはその塩
が、式(2)で示される化合物を10〜45重量%発煙
硫酸中、反応温度を10〜80℃でスルホン化して得ら
れる化合物またはその塩である(1)ないし(3)記載
の水溶性染料組成物、(5)色素成分として、(1)な
いし(4)記載の染料組成物を含有することを特徴とす
る水性イエローインク組成物、(6)水及び水溶性有機
溶剤を含有する(5)に記載の水性イエローインク組成
物、(7)染料組成物中の塩化ナトリウムと硫酸ナトリ
ウムの総含有量が1重量%以下である(5)又は(6)
に記載の水性イエローインク組成物、
【0010】(8)インクジェット記録用である(5)
ないし(7)のいずれか一項に記載の水性イエローイン
ク組成物、(9)インク滴を記録信号に応じて吐出させ
て被記録材に記録を行うインクジェット記録方法におい
て、インクとして(5)ないし(8)のいずれか一項に
記載の水性イエローインク組成物を使用することを特徴
とするインクジェット記録方法、(10)被記録材が情
報伝達用シートである(9)に記載のインクジェット記
録方法、(11)(5)ないし(8)のいずれか一項に
記載の水性イエローインク組成物を含有する容器、(1
2)(11)に記載の容器を有するインクジェットプリ
ンタ、(13)(1)ないし(4)に記載の染料組成物
を有する着色体に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の染料組成物は、前記式
(2)で表されるキノフタロン化合物をスルホン化して
得られる化合物またはその塩を含有し、このキノフタロ
ン系染料組成物は、水溶性でイエロー色の色素成分とし
て使用される。
【0012】前記式(2)及び式(1)において、Xは
水素原子、塩素原子または臭素原子である。好ましいX
としては、水素原子が挙げられる。
【0013】また、前記式(1)において、Mは水素原
子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、有機アミンのカ
チオンまたはアンモニウムイオンを示す。アルカリ金属
としては、例えばナトリウム、カリウム、リチウム等が
挙げられる。アルカリ土類金属としては、例えばカルシ
ウム、マグネシウム等が挙げられる。有機アミンとして
は、例えばメチルアミン、エチルアミン、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノール
アミン、トリイソプロパノールアミン等が挙げられる。
好ましいMとしては、水素原子、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム等のアルカリ金属、アンモニウムイオン、
モノエタノールアミンイオン、ジエタノールアミンイオ
ン、トリエタノールアミンイオン、モノイソプロパノー
ルアミンイオン、ジイソプロパノールアミンイオン、ト
リイソプロパノールアミンイオン等のアルカノールアミ
ンイオン等が挙げられる。
【0014】前記式(1)において、nは1〜4の整数
で、通常、nが1〜4の化合物の混合物として存在す
る。なお、nは高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)、薄層クロマトグラフィー(TLC)、質量分析法
(ESI−MSスペクトル)等の方法により判別出来
る。
【0015】本発明の、前記式(2)で表される化合物
をスルホン化することにより得られる水溶性の染料組成
物または前記式(1)で表される化合物又はその塩は、
例えば前記式(2)で表される3’−オキシベンゾキノ
フタロン誘導体をスルホン化することにより得られる。
【0016】前記式(2)で表される3’−オキシベン
ゾキノフタロン誘導体は通常一般式(3)で表されるキ
ノリン誘導体とナフタリン−2,3−ジカルボン酸また
はその無水物あるいはイミド類とを加熱し、所望により
さらにハロゲン化することにより得られる。(式(2)
の化合物の合成法の詳細については、特公昭53−16
009号公報参照。)
【0017】
【化5】
【0018】(式中、Rは水素原子、カルボン酸または
ハロゲン原子を示す。)
【0019】こうして合成された3’−オキシベンゾキ
ノフタロン誘導体は通常前記式(2)で表されるような
骨格で示されるが、堀口博著「綜説合成染料」308頁
に記載されているように一般的にキノフタロン化合物は
構造異性体をとることが知られており、式(2)も構造
異性体をとることが考えられる。
【0020】本発明の、キノフタロン系水溶性染料組成
物は、前記式(2)で表される3’−オキシベンゾキノ
フタロン誘導体を、例えば発煙硫酸中でスルホン化する
ことにより得られる。発煙硫酸の使用量は式(2)の化
合物に対し重量比で3〜15倍量が好ましく、より好ま
しくは5〜10倍量である。15倍量以上使用してもス
ルホン化反応自体は特に問題とはならないが多量の酸性
廃液が副生し工業的に不利であり、また3倍量以下では
式(2)の化合物が溶解不良となり撹拌不良または異常
反応が起こるおそれがある。発煙硫酸の濃度は通常5〜
65重量%、好ましくは10〜45重量%である。反応
温度は通常0〜100℃、好ましくは10〜80℃であ
る。また反応時間は反応温度により変わるが通常30分
〜20時間、好ましい態様においては1〜10時間であ
る。このスルホン化は、TLCにより式(2)の化合物
がなくなった時点を終点とする。反応終了後、反応液を
氷水中にあけ、酸析または塩析後、濾過、乾燥すること
により式(2)のスルホン化物を含有する水溶性の染料
組成物が得られる。この染料組成物は、通常前記式
(1)で示される化合物を含有する。式(1)における
スルホン酸基の数は前記のように1〜4個の混合物であ
り、また置換位置も複数考えられることからスルホン化
されて得られる化合物は多種類混在しているが、後記す
る本発明のインク組成物を得るための色素としては何ら
差し支えない。
【0021】こうして得られる化合物は、通常遊離酸の
形であるいはその塩の形で得られる。遊離酸とするに
は、例えば常法により酸析すればよい。また、遊離酸の
形の化合物を水と共に撹拌しながら、例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アンモニア
水、メチルアミン、モノエタノールアミンを添加して中
和すれば、各々ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム
塩、アンモニウム塩、メチルアミン塩、モノエタノール
アミン塩が得られる。
【0022】本発明の水性イエローインク組成物は、前
記式(2)の化合物のスルホン化された化合物またはそ
の塩を含有する染料組成物、より好ましい態様において
は、式(1)の化合物を水又は水溶性有機溶剤に溶解し
たものである。インクのpHは4〜11が好ましい。よ
り好ましいpHは5〜10である。この水性インク組成
物をインクジェット記録用プリンタで使用する場合、色
素成分としては金属陽イオンの塩酸塩、硫酸塩等の無機
物の含有量は少ないものを用いるのが好ましく、その含
有量の目安は例えば、塩化ナトリウムと硫酸ナトリウム
の総含量として1重量%以下である。無機物の少ない色
素成分を製造するには、例えば逆浸透膜による通常の方
法又は色素成分の乾燥品あるいはウェットケーキをメタ
ノール及び水の混合溶媒中で撹拌し、濾過、乾燥する等
の方法で脱塩処理すればよい。
【0023】本発明の水性インク組成物は水を媒体とし
て調製されるが、本発明の染料組成物または式(1)の
化合物は該水性インク組成物中に、好ましくは0.1〜
20重量%、より好ましくは0.5〜10重量%、更に
好ましくは1〜8重量%程度含有される。本発明の水性
インク組成物にはさらに水溶性有機溶剤やインク調製剤
を含有していても良い。その含有量は水溶性有機溶剤0
〜30重量%、好ましくは5〜30重量%、インク調製
剤0〜5重量%、好ましくは0〜2重量%程度である。
【0024】本発明のインク組成物は、蒸留水及びイオ
ン交換水等の不純物を除去した水に、本発明の染料組成
物又は式(1)の化合物を必要により、下記水溶性有機
溶剤、インク調製剤と共に添加混合することにより調製
される。また、水と下記水溶性有機溶剤、インク調製剤
等との混合物に本発明の染料組成物又は式(1)の化合
物を添加、溶解してもよい。また必要ならインク組成物
を得た後で濾過を行い、狭雑物を除去してもよい。
【0025】使用し得る水溶性有機溶剤としては、例え
ばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパ
ノール、ブタノール、イソブタノール、第二ブタノー
ル、第三ブタノール等のC1 〜C4 アルカノール、N,
N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセト
アミド等のカルボン酸アミド、ε−カプロラクタム、N
−メチルピロリジン−2−オン等のラクタム類、尿素、
1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン又は1,3
−ジメチルヘキサヒドロピリミド−2−オン等の環式尿
素、アセトン、メチルエチルケトン、2−メチル−2−
ヒドロキシペンタン−4−オン等のケトン又はケトアル
コール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル、エチレングリコール、1,2−又は1,3−プロピ
レングリコール、1,2−又は1,4−ブチレングリコ
ール、1,6−ヘキシレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、チオジグリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等のC2 〜C6 アルキレン単位
を有するモノー、オリゴー又はポリアルキレングリコー
ル又はチオグリコール、グリセリン、ヘキサン−1.
2.6−トリオール等のポリオール(トリオール)、エ
チレングリコールモノメチルーエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエー
テル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル等の多価アル
コールのC1〜C4 アルキルエーテル、γーブチロラク
トン又はジメチルスルホキシド等があげられる。これら
の水溶性有機溶剤は2種以上併用しても良い。
【0026】有利な水溶性有機溶剤としては、N−メチ
ルピロリジン−2−オン、C2 〜C6 アルキレン単位を
有するモノ、ジ又はトリアルキレングリコール(例えば
モノ、ジ又はトリエチレングリコール、ジプロピレング
リコール等)、ジメチルスルホキシド等が挙げられ、特
に、N−メチルピロリジン−2−オン、ジエチレングリ
コール、ジメチルスルホキシドの使用が好ましい。
【0027】インク調製剤としては、例えば防腐防黴
剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、水溶性紫外線
吸収剤、水溶性高分子化合物、染料溶解剤、界面活性剤
などがあげられる。
【0028】防腐防黴剤としては、例えばデヒドロ酢酸
ソーダ、ソルビン酸ソーダ、2−ピリジンチオール−1
−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタ
クロロフェノールナトリウム等があげられる。
【0029】pH調整剤としては、調合されるインクに
悪影響を及ぼさずに、インクのpHを4〜11の範囲に
制御できるものであれば任意の物質を使用することがで
きる。その例として、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミンなどのアルカノールアミン、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属の水酸化物、水酸化アンモニウム、あるいは炭酸リ
チウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ
金属の炭酸塩などが挙げられる。
【0030】キレート試薬としては、例えばエチレンジ
アミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、
ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、
ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラシル二酢
酸ナトリウムなどがあげられる。防錆剤としては、例え
ば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグルコー
ル酸アンモニア、ジイソプロピルアンモニウムニトライ
ト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルア
ンモニウムニトライトなどがあげられる。水溶性高分子
化合物としては、例えばポリビニルアルコール、セルロ
ース誘導体、ポリアミン、ポリイミン等があげられる。
水溶性紫外線吸収剤としては、例えばスルホン化された
ベンゾフェノン、スルホン化されたベンゾトリアゾール
等があげられる。染料溶解剤としては、例えばεーカプ
ロラクタム、エチレンカーボネート、尿素等があげられ
る。界面活性剤としては、例えばアニオン系、カチオン
系、ノニオン系等の公知公用の界面活性剤があげられ
る。
【0031】本発明のインクジェット記録方法における
被記録材としては、例えば紙、フィルム等の情報伝達用
シート、繊維及び皮革等が挙げられる。情報伝達用シー
トについては、表面処理されたもの、具体的にはこれら
の基材にインク受容層を設けたものが好ましい。インク
受容層は、例えば上記基材にカチオンポリマーを含浸あ
るいは塗工することにより、また多項質シリカ、アルミ
ナゾルや特殊セラミックス等のインク中の色素を吸着し
得る無機微粒子をポリビニルアルコールやポリビニール
ピロリドン等の親水性ポリマーと共に上記基材表面に塗
工することにより設けられる。このようなインク受容層
を設けたものは通常インクジェット専用紙(フィルム)
や光沢紙(フィルム)と呼ばれ、例えばピクトリコ(旭
硝子社製)、カラーBJペーパー、カラーBJフォトフ
ィルムシート(いずれもキャノン社製)、カラーイメー
ジジェット用紙(シャープ社製)、スーパーファイン専
用光沢フィルム(セイコーエプソン社製)ピクタファイ
ン(日立マクセル社製)等が挙げられる。なお、普通紙
にも適用できることはもちろんである。
【0032】また繊維についてはナイロン、絹及びウー
ル等のポリアミド繊維が好ましく、不織布や布状のもの
が好ましい。これらの繊維については、本発明のインク
組成物を該繊維に、好ましくはインクジェット方法によ
り付与した後、飽和蒸気加熱(例えば約80〜120
℃)あるいは高温蒸熱(例えば約150〜180℃)の
固着工程を経ることで該繊維内部に色素を染着させるこ
とができ、鮮明性、耐光性及び耐洗濯性に優れた染色物
を得ることができる。
【0033】本発明の水性インク組成物は溶解安定性が
高く、貯蔵中沈殿の分離が生じない。また本発明の水性
インク組成物をインクジェットプリンタにおいて使用す
る場合、噴射ノズルの目詰まりを生ずることがなく、比
較的長い時間(一定の再循環下における使用または断続
的に中間的遮断下での使用)においても本発明の水性イ
ンク組成物は物理的性質の変化を生じない。
【0034】本発明の容器は上記の水性イエローインク
組成物を含有する。また、本発明のインクジェットプリ
ンタは、この水性イエローインク組成物を含有する本発
明の容器がインクタンク部分にセットされたものであ
る。さらに、本発明の着色体は、上記の式(2)の化合
物のスルホン化された化合物またはその塩を含有する染
料組成物(または式(1)の化合物)で、好ましくは上
記の水性イエローインク組成物を調製し、これを用いて
着色されたものである。
【0035】本発明の水性インク組成物は、鮮明で、J
NC(社団法人 日本印刷産業機械工業)の標準イエロ
ー色に近似したイエロー色であり、他のマゼンタ、シア
ンのインクと共に用いる事で、広い可視領域の色調を色
出しする事ができる。また、耐光性及び耐水性の優れた
既存のマゼンタ、シアン、ブラックと共に用いることで
耐光性及び耐水性に優れた記録物を得ることができる。
【0036】
【実施例】以下に本発明を更に実施例により具体的に説
明する。尚、本文中「部」及び「%」とあるのは、特別
の記載のない限り重量基準である。
【0037】実施例1 30%発煙硫酸300部中に撹拌しながら30℃以下で
式(2)の化合物(X=H)50部を徐々に仕込み溶解
する。次いで、60℃に昇温後60〜65℃にて5時間
反応を行った。反応後、冷却し得られた反応液を氷水1
リットル中に注加し発煙硫酸を分解後、撹拌しながら食
塩30部を徐々に添加する。室温にて2時間撹拌し色素
分を十分に析出させた後、析出した結晶をろ取し10%
の食塩水150部で洗浄してウエットケーキ77部を得
た。乾燥して式(1)(X=H、M=Na、n=1、
2、3及び4の混合物で、n=2が主成分)で示される
染料組成物39部を黄色結晶として得た。続いて得られ
たドライケーキ20部をメタノール50部とともに加熱
還流を1時間行った後室温まで冷却し、析出した結晶を
ろ別し、少量のメタノールで洗浄後、乾燥して式(1)
(X=H、M=Na)で示される化合物の脱塩品12部
を赤色結晶として得た。極大吸収波長:460nm,4
37nm(水溶液中)。pH=6〜9における水に対す
る溶解性が100g/l以上。
【0038】以下に、実施例1で得られた染料組成物の
高速液体クロマトグラフィーのデータを示す。カラム;
イナートシル ODS−2,4.6φ×250mm、溶離
液;A:5mMol/l酢酸アンモニウム水溶液,B:アセ
トニトリル、流量;0.7ml/min、温度;40℃、検
出;UV−254nm、グラジェントモードは、アセトニ
トリル初期濃度10%から15分かけて40%にあげ、
更に15分間展開する。
【0039】 No. RT(保持時間) AREA(面積) CONC(面積比率) 1 2.48 13652 0.361 2 2.64 11340 0.300 7 4.72 21252 0.561 8 4.81 280343 7.406 11 8.39 11613 0.307 13 10.12 1244555 32.878 18 12.77 46937 1.240 19 12.91 198429 5.242 20 13.65 51073 1.349 21 13.80 912951 21.118 22 14.56 319980 8.453 23 14.74 512185 13.531 26 16.67 146957 3.882 30 22.79 5482 0.145 31 23.21 8608 0.227 Total(計) 3785357 100.000
【0040】実施例2 30%発煙硫酸800部中に撹拌しながら25℃以下で
式(2)の化合物(X=H)100部を徐々に仕込み溶
解する。次いで、55℃に昇温後54〜56℃にて6時
間反応を行った。反応後、30℃まで冷却し得られた反
応液を氷水2リットル中に注加し発煙硫酸を分解後、撹
拌しながら食塩120部を徐々に添加する。室温にて5
時間撹拌し色素分を十分に析出させた後、析出した黄色
結晶をろ取し10%の食塩水で洗浄してウエットケーキ
520部を得た。次いで得られたウェットケーキを水1
250部に溶解後20%水酸化ナトリウム溶液にて中和
し、食塩300部を添加し再塩析を行う。析出してくる
橙色結晶を濾取しウェットケーキ390部を得た。次い
で得られたウェットケーキを1600部のメタノールと
ともに50〜55℃で1時間撹拌した後室温まで冷却後
分散している結晶を濾別し少量のメタノールで洗浄後、
乾燥して式(1)(X=H、M=Na、n=1、2、3
及び4の混合物で、n=2が主成分)で示される染料組
成物150部を得た。極大吸収波長:460nm,43
7nm(水溶液中)。pH=6〜9における水に対する
溶解性が100g/l以上、塩化ナトリウムと硫酸ナト
リウムの総含有量:0.2重量%以下。
【0041】以下に、実施例2で得られた染料組成物の
高速液体クロマトグラフィーのデータを示す。クロマト
グラフィーの条件は実施例1と同様。
【0042】 No. RT(保持時間) AREA(面積) CONC(面積比率) 1 2.49 5792 0.112 5 5.18 264148 5.124 6 5.53 490146 9.508 7 6.38 7006 0.136 8 9.16 20004 0.388 10 10.32 2442878 47.389 14 12.83 34263 0.665 15 12.97 119328 2.315 16 13.71 67149 1.303 17 13.88 806642 15.648 18 14.65 212231 4.117 19 14.81 571626 11.089 20 16.71 113751 2.207 Total(計) 5154964 100.000
【0043】実施例3 15%発煙硫酸93.3部中に撹拌しながら30℃以下
で式(2)の化合物(X=H)15部を徐々に仕込み溶
解する。次いで60%発煙硫酸26.6部添加し反応液
中の発煙硫酸濃度を25%に調整したのち昇温し54〜
56℃にて6時間反応を行った。反応後、30℃まで冷
却し得られた反応液を氷水500部中に注加し発煙硫酸
を分解後、撹拌しながら食塩60部を徐々に添加する。
室温にて5時間撹拌し色素分を十分に析出させた後、析
出した黄色結晶をろ取し15%の食塩水で洗浄してウエ
ットケーキ56.4部を得た。次いで得られたウェット
ケーキを実施例2と同様の脱塩処理を行うことにより式
(1)(X=H、M=Na、n=1、2、及び3の混合
物、n=2が主成分)で示される橙色の染料組成物17
部を得た。極大吸収波長:459nm,435nm(水
溶液中)。pH=6〜9における水に対する溶解性が1
00g/l以上、塩化ナトリウムと硫酸ナトリウムの総
含有量:0.2重量%以下。
【0044】以下に、実施例3で得られた染料組成物の
高速液体クロマトグラフィーのデータを示す。クロマト
グラフィーの条件は実施例1と同様。
【0045】 No. RT(保持時間) AREA(面積) CONC(面積比率) 2 2.48 57655 0.314 3 2.54 67778 0.369 4 2.88 21638 0.118 6 3.62 10946 0.060 8 4.91 431102 2.347 9 5.16 2065221 11.243 10 6.02 8487 0.046 12 8.56 77621 0.423 13 9.61 6405 0.035 14 9.99 4424165 24.086 22 12.65 110812 0.603 23 12.77 679197 3.698 24 13.56 5055074 27.521 26 14.41 720307 3.921 27 14.59 3326373 18.109 34 16.46 1185477 6.454 40 22.73 72176 0.393 41 23.15 47761 0.260 Total(計) 18368195 100.000
【0046】実施例4 (A)インクの作成 下記表1に記載の各成分を混合溶解し、0.45μmの
メンブランフィルターでろ過することにより本発明のイ
ンクジェット用水性インク組成物を得た。本発明の水性
インク組成物は、貯蔵中、沈殿分離が生じず、また長期
間保存後においても物性の変化は生じなかった。
【0047】 表1 上記実施例1で得られた染料組成物(色素成分) 2.0部 (脱塩処理した物を使用) 水 79.0部 グリセリン 5.0部 尿素 5.0部 N−メチル−2−ピロリドン 4.0部 IPA(イソプロピルアルコール) 3.0部 ブチルカルビトール 2.0部 計 100.0部
【0048】(B)インクジェットプリント インクジェットプリンタ(商品名 NEC社PICTY
80L)を用いて、普通紙(プリンタペーパーA4 T
LB5A4S(キャノン社製))、専用紙A(Colo
r BJ Paper LC101(キャノン社
製))、専用紙B(カラーイメージジェット用コート紙
STX73A4(シャープ社製))、光沢フィルムA
(専用光沢フィルム MJA4SP6(セイコーエプソ
ン社製))及び光沢フィルムB(カラーBJフォトシー
トフィルムCA−101(キャノン社製))の5種の被
記録材料にインクジェット記録を行った。本発明の水性
イエローインク組成物(式(1)のXが水素原子、Mが
ナトリウム塩)の記録画像の色相、鮮明性、耐光性及び
耐水性の試験結果を表2にす。
【0049】比較対象としてインクジェット用イエロー
色素として多用されているアゾ系色素のC.I. Acid Yell
ow 17(比較例1)を用いる他は前記と同様のインク組
成で本発明のイエローインク組成物と光学濃度が合うよ
うに調整した比較用インク組成物の記録画像の色相、鮮
明性、耐光性及び耐水性試験結果を表2に示す。また、
JNCのJAPAN Colorの標準イエローのカラ
ーサンプルの色相及び鮮明性を表2に示す(紙はJapan
Color Standard Paper)。
【0050】(C)記録画像の評価 色相評価 記録画像の色相、鮮明性:記録紙をCOMSEK−V測
色システム(日本化薬社製)を用いて測色し、L*
*、b*値を算出。色相はJNCのJAPANColo
rの標準イエローのカラーサンプルとの比較、鮮明性は
*=((a* 2+(b*21/2で評価した。 耐光試験 カーボンアークフェードメーター(スガ試験機社製)を
用い、記録画像に40時間照射した。判定級は、JIS
L−0841に規定されたブルースケールの等級に準
じて判定するとともに、上記の測色システムを用いて試
験前後の色差(ΔE)を測定した。 耐水試験 水を張ったビーカー中に記録が行われた記録材料を入
れ、2分間撹拌した後取り出し風乾し、試験前後の変化
をJIS変褪色グレースケールで判定するとともに、上
記の測色システムを用いて試験前後の色差を測定した。
【0051】 表2 実施例1 色相 鮮明性 耐光性 耐水性 記録材料 L* a* b* (C*) 判定値(ΔE) 判定値(ΔE) 普通紙 85.6 -1.2 77.1 77.1 5級(1.5) 2級(45.9) 専用紙A 85.0 4.2 89.5 89.6 4-5級(6.3) 5級(2.0) 専用紙B 86.4 2.5 97.0 97.0 4-5級(6.4) 4-5級(7.3) 光沢フィルムA 88.1 -3.6 93.5 93.6 5級(1.1) 4級(10.6) 光沢フィルムB 89.5 -4.6 114.2 114.2 4-5級(5.0) 4-5級(5.1) 比較例1 記録材料 普通紙 89.0 -12.1 80.0 80.9 4-5級(4.5) 1級(76.8) 専用紙A 89.0 -8.0 86.6 87.0 3級(33.5) 3級(15.7) 専用紙B 91.0 -12.1 97.1 97.9 3級(29.4) 2級(39.6) 光沢フィルムA 91.8 -14.6 90.1 91.3 3-4級(17.6) 4-5級(6.2) 光沢フィルムB 93.1 -15.6 102.5 103.7 2級(64.6) 4-5級(4.7) JNC標準イエロー 86.5 -6.6 91.1 91.3 − −
【0052】表2から、本発明のキノフタロン系色素を
用いて作製されたインク組成物は、JNCの標準イエロ
ーの色相に非常に近似しており、インクジェット用イエ
ローインクとして適している。
【0053】表2より、本発明のインク組成物は、普通
紙や専用紙での耐水性が良好で、特に専用紙における耐
水性は極めて良好である。又、耐光性も良好であり、記
録材料(普通紙も含む)によって差がみられず安定した
品質を供給することが可能なインク組成物である。一方
アゾ系色素を用いて作製した比較用インク組成物では普
通紙や専用紙での耐水性が不良であり、また専用紙Aや
光沢フィルムBにおける耐光性の不良など使用する被記
録材料によって品質に大きな差が生じている。
【0054】以上のことから本発明の染料組成物を用い
たイエローインク組成物は、適用範囲が広い非常に優れ
たインクジェット用イエローインク組成物の作製が可能
である。
【0055】
【発明の効果】本発明の染料組成物は極めて水溶解性に
優れ、水溶液は経時でも安定であり、インク組成物製造
過程でのメンブランフィルターに対するろ過性が良好と
いう特徴を有し、インクジェット用色素として高濃度の
インクが作製可能である。さらに、カラーバリューも高
い。又、この染料組成物を使用した本発明のインク組成
物は長期間保存後の結晶析出、物性変化、色変化等もな
く、貯蔵安定性が良好である。又、本発明のインク組成
物をインクジェット記録用のイエローインク組成物とし
て使用した印刷物は耐光性及び耐水性に優れ、マゼン
タ、シアン及びブラック染料と共に用いることで耐光性
及び耐水性に優れたインクジェット記録が可能である。
更に印刷面は鮮明でJNCで定める標準イエローに近い
色相であり、他のマゼンタ、シアンのインクと共に用い
る事で、広い可視領域の色調を色出しする事ができる。
従って、本発明のインク組成物はインクジェット記録用
のイエローインク組成物として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 67/44 C09D 11/00 C09D 11/00 B41J 3/04 102Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(2) 【化1】 (式中、Xは水素原子、塩素原子あるいは臭素原子を示
    す。)で表される化合物をスルホン化することにより得
    られる化合物またはその塩を含有する水溶性染料組成
    物。
  2. 【請求項2】式(2)で示される化合物のスルホン化に
    より得られる化合物またはその塩が式(1) 【化2】 (式中、Xは水素原子、塩素原子あるいは臭素原子を示
    す。Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
    有機アミンのカチオンまたはアンモニウムイオンを示
    す。nは1〜4の整数である。)で表される請求項1に
    記載の水溶性染料組成物。
  3. 【請求項3】式(2)で示される化合物のスルホン化に
    より得られる化合物またはその塩が、式(2)で示され
    る化合物を5〜65重量%発煙硫酸中、反応温度を0〜
    100℃でスルホン化して得られる化合物またはその塩
    である請求項1または2に記載の水溶性染料組成物。
  4. 【請求項4】式(2)で示される化合物のスルホン化に
    より得られる化合物またはその塩が、式(2)で示され
    る化合物を10〜45重量%発煙硫酸中、反応温度を1
    0〜80℃でスルホン化して得られる化合物またはその
    塩である請求項1ないし3記載の水溶性染料組成物。
  5. 【請求項5】色素成分として、請求項1ないし4記載の
    染料組成物を含有することを特徴とする水性イエローイ
    ンク組成物。
  6. 【請求項6】水及び水溶性有機溶剤を含有する請求項5
    に記載の水性イエローインク組成物。
  7. 【請求項7】染料組成物中の塩化ナトリウムと硫酸ナト
    リウムの総含有量が1重量%以下である請求項5又は6
    に記載の水性イエローインク組成物。
  8. 【請求項8】インクジェット記録用である請求項5ない
    し7のいずれか一項に記載の水性イエローインク組成
    物。
  9. 【請求項9】インク滴を記録信号に応じて吐出させて被
    記録材に記録を行うインクジェット記録方法において、
    インクとして請求項5ないし8のいずれか一項に記載の
    水性イエローインク組成物を使用することを特徴とする
    インクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】被記録材が情報伝達用シートである請求
    項9に記載のインクジェット記録方法。
  11. 【請求項11】請求項5ないし8のいずれか一項に記載
    の水性イエローインク組成物を含有する容器。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の容器を有するインク
    ジェットプリンタ。
  13. 【請求項13】請求項1ないし4に記載の染料組成物を
    有する着色体。
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