JP2000204037A - 筋萎縮性側索硬化症治療薬 - Google Patents
筋萎縮性側索硬化症治療薬Info
- Publication number
- JP2000204037A JP2000204037A JP11005635A JP563599A JP2000204037A JP 2000204037 A JP2000204037 A JP 2000204037A JP 11005635 A JP11005635 A JP 11005635A JP 563599 A JP563599 A JP 563599A JP 2000204037 A JP2000204037 A JP 2000204037A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trientine
- agent
- lateral sclerosis
- amyotrophic lateral
- therapeutic agent
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 次式(I):
【化1】
H2 NCH2 CH2 NHCH2 CH2 NHCH2 CH2 NH2 (I)
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を有効
成分として含有する筋萎縮性側索硬化症治療薬。 【効果】 筋萎縮性側索硬化症の治療に有用であり、か
つ安全性の高い医薬が提供される。
成分として含有する筋萎縮性側索硬化症治療薬。 【効果】 筋萎縮性側索硬化症の治療に有用であり、か
つ安全性の高い医薬が提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筋萎縮性側索硬化
症(ALS)の治療に有用な医薬に関する。
症(ALS)の治療に有用な医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、10
万人当たり3〜5人程度の頻度で、40〜60歳代の人
に発症し、全身の骨格筋の萎縮、脱力又は麻痺を生じ、
発症後3〜5年で呼吸不全を生じ死に至るという神経難
病である。その原因として、ウイルス感染によって起こ
るというウイルス説、環境由来の有毒物質によって起こ
るという中毒説、何らかの神経栄養因子の欠乏によって
起こるという神経栄養因子欠乏説、運動神経を攻撃し、
変性壊死を生じる自己抗体ができているという自己免疫
性説、興奮性アミノ酸、特にグルタミン酸の作用が異常
に亢進した結果起こるというグルタミン酸過剰説、SO
D−1遺伝子の変異が何らかの原因になって起こるとい
うSOD−1変異説等の仮説が挙げられているが、未だ
その原因は不明である。また、筋萎縮性側索硬化症に対
して対症療法薬は用いられているが、有効な治療薬は未
だ存在せず、早急な治療薬の開発が望まれている。
万人当たり3〜5人程度の頻度で、40〜60歳代の人
に発症し、全身の骨格筋の萎縮、脱力又は麻痺を生じ、
発症後3〜5年で呼吸不全を生じ死に至るという神経難
病である。その原因として、ウイルス感染によって起こ
るというウイルス説、環境由来の有毒物質によって起こ
るという中毒説、何らかの神経栄養因子の欠乏によって
起こるという神経栄養因子欠乏説、運動神経を攻撃し、
変性壊死を生じる自己抗体ができているという自己免疫
性説、興奮性アミノ酸、特にグルタミン酸の作用が異常
に亢進した結果起こるというグルタミン酸過剰説、SO
D−1遺伝子の変異が何らかの原因になって起こるとい
うSOD−1変異説等の仮説が挙げられているが、未だ
その原因は不明である。また、筋萎縮性側索硬化症に対
して対症療法薬は用いられているが、有効な治療薬は未
だ存在せず、早急な治療薬の開発が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、筋萎縮性側
索硬化症の治療に有用な医薬を提供することを目的とす
る。
索硬化症の治療に有用な医薬を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決すべく鋭意研究を行った結果、次式(I):
題を解決すべく鋭意研究を行った結果、次式(I):
【0005】
【化2】 H2 NCH2 CH2 NHCH2 CH2 NHCH2 CH2 NH2 (I) で表される化合物[トリエチレンテトラミン(トリエン
チン)]が、筋萎縮性側索硬化症の治療に有用であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち 本発明
は、次式(I):
チン)]が、筋萎縮性側索硬化症の治療に有用であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち 本発明
は、次式(I):
【0006】
【化3】 H2 NCH2 CH2 NHCH2 CH2 NHCH2 CH2 NH2 (I) で表される化合物[トリエチレンテトラミン(トリエン
チン)](以下、「トリエンチン」という。)又はその
薬学的に許容される塩を有効成分として含有する筋萎縮
性側索硬化症治療薬である。
チン)](以下、「トリエンチン」という。)又はその
薬学的に許容される塩を有効成分として含有する筋萎縮
性側索硬化症治療薬である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の筋萎縮性側索硬化症治療
薬の有効成分としては、フリー塩基であるトリエンチン
の他に、例えばトリエンチン2塩酸塩(塩酸トリエンチ
ン)やトリエンチン4塩酸塩のような薬学的に許容され
る塩を用いることができる。トリエンチンは現在、塩酸
塩として出生約5万人に一人の割合で発生するといわれ
る非常に稀な、常染色体性劣性遺伝の先天性代謝異常疾
患であるウィルソン病の治療に用いられている薬剤であ
る。
薬の有効成分としては、フリー塩基であるトリエンチン
の他に、例えばトリエンチン2塩酸塩(塩酸トリエンチ
ン)やトリエンチン4塩酸塩のような薬学的に許容され
る塩を用いることができる。トリエンチンは現在、塩酸
塩として出生約5万人に一人の割合で発生するといわれ
る非常に稀な、常染色体性劣性遺伝の先天性代謝異常疾
患であるウィルソン病の治療に用いられている薬剤であ
る。
【0008】しかし、このトリエンチンが筋萎縮性側索
硬化症の治療に有用であるという知見は今まで知られて
おらず、本発明者らによってはじめて明らかにされたも
のである。本発明の筋萎縮性側索硬化症治療薬には、ト
リエンチンと同様に、ウィルソン病に有効であることが
知られているアスコルビン酸又はその薬学的に許容され
る塩もしくはエステル(例えば、アスコルビン酸ナトリ
ウム、アスコルビン酸ステアリン酸エステル)を配合す
ることができる。
硬化症の治療に有用であるという知見は今まで知られて
おらず、本発明者らによってはじめて明らかにされたも
のである。本発明の筋萎縮性側索硬化症治療薬には、ト
リエンチンと同様に、ウィルソン病に有効であることが
知られているアスコルビン酸又はその薬学的に許容され
る塩もしくはエステル(例えば、アスコルビン酸ナトリ
ウム、アスコルビン酸ステアリン酸エステル)を配合す
ることができる。
【0009】以下、トリエンチンの投与量及び製剤化に
ついて説明する。トリエンチンはそのまま、あるいは慣
用の製剤担体と共に動物及び人に投与することができ
る。投与形態としては、特に制限がなく、必要に応じ適
宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤、経皮吸収型製剤等
の非経口剤が挙げられる。
ついて説明する。トリエンチンはそのまま、あるいは慣
用の製剤担体と共に動物及び人に投与することができ
る。投与形態としては、特に制限がなく、必要に応じ適
宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤、経皮吸収型製剤等
の非経口剤が挙げられる。
【0010】経口剤として所期の効果を発揮するために
は、患者の年齢、体重、疾患の程度により異なるが、通
常成人でトリエンチンの重量として500mg〜5gを1
日数回に分けて服用することが適当である。医薬用担体
は、投与形態及び剤形に応じて選択することができる
が、経口剤の場合は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マ
ンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスター
チ、無機塩等を用いて常法に従って製造される。また、
経口剤の調製にあたっては、更に結合剤、崩壊剤、界面
活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料
等を配合することができる。これらの具体例としては、
以下に示すものが挙げられる。
は、患者の年齢、体重、疾患の程度により異なるが、通
常成人でトリエンチンの重量として500mg〜5gを1
日数回に分けて服用することが適当である。医薬用担体
は、投与形態及び剤形に応じて選択することができる
が、経口剤の場合は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マ
ンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスター
チ、無機塩等を用いて常法に従って製造される。また、
経口剤の調製にあたっては、更に結合剤、崩壊剤、界面
活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料
等を配合することができる。これらの具体例としては、
以下に示すものが挙げられる。
【0011】(結合剤)デンプン、デキストリン、アラ
ビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロー
ス、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロ
ゴール。 (崩壊剤)デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロー
ス、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
ビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロー
ス、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロ
ゴール。 (崩壊剤)デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロー
ス、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
【0012】(界面活性剤)ラウリル硫酸ナトリウム、
大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート
80。 (滑沢剤)タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂
肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレ
ングリコール。 (流動性促進剤)軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニ
ウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム。
大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート
80。 (滑沢剤)タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂
肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレ
ングリコール。 (流動性促進剤)軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニ
ウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム。
【0013】また、経口用の液剤として、懸濁剤、乳
剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与することが
でき、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を配
合してもよい。一方、非経口剤、特に注射剤として、所
期の効果を発揮するためには、患者の年齢、体重、疾患
の程度により異なるが、通常成人でトリエンチンの重量
として1日50〜500mgまでの静脈内注射、点滴によ
る静脈内注射、皮下注射、筋肉内注射等により投与する
ことが適当である。
剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与することが
でき、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を配
合してもよい。一方、非経口剤、特に注射剤として、所
期の効果を発揮するためには、患者の年齢、体重、疾患
の程度により異なるが、通常成人でトリエンチンの重量
として1日50〜500mgまでの静脈内注射、点滴によ
る静脈内注射、皮下注射、筋肉内注射等により投与する
ことが適当である。
【0014】この非経口剤は、常法に従って製造され、
希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ
糖水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイ
ズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール等を用いることができる。更に、必要
に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。ま
た、この非経口剤は安定性の点から、バイアル等に充填
後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使
用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することもでき
る。更に、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐
剤、無痛化剤等を加えてもよい。その他の非経口剤とし
ては、直腸内投与のための坐剤、経皮吸収型製剤(粘着
プラスタータイプの硬膏剤、パップ剤)等が挙げられ、
常法に従って製造される。
希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ
糖水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイ
ズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール等を用いることができる。更に、必要
に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。ま
た、この非経口剤は安定性の点から、バイアル等に充填
後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使
用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することもでき
る。更に、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐
剤、無痛化剤等を加えてもよい。その他の非経口剤とし
ては、直腸内投与のための坐剤、経皮吸収型製剤(粘着
プラスタータイプの硬膏剤、パップ剤)等が挙げられ、
常法に従って製造される。
【0015】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものでは
ない。 (実施例1)実験動物には、筋萎縮性側索硬化症のモデ
ル動物である、ヒト由来の変異SOD−1遺伝子を導入
したトランスジェニックマウス(B6SJL−TgN
(SOD1−G93A)1Gurdl)を用いた。
明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものでは
ない。 (実施例1)実験動物には、筋萎縮性側索硬化症のモデ
ル動物である、ヒト由来の変異SOD−1遺伝子を導入
したトランスジェニックマウス(B6SJL−TgN
(SOD1−G93A)1Gurdl)を用いた。
【0016】コントロール群としてオス1匹とメス3
匹、トリエンチン投与群としてオス1匹とメス4匹を使
用し、コントロール群には純水と標準飼料を、トリエン
チン投与群には0. 2%塩酸トリエンチンを含む純水
を、それぞれ生後45日より自由摂取させた。週2回体
重と後肢の運動麻痺の程度を測定した。運動麻痺の程度
の測定は、マウスの尻尾をつかんで持ち上げたときに両
後肢の伸びにわずかな左右差が見られる時点をオンセッ
ト(発症日)、両後肢とも完全に動かなくなる時点をエ
ンドポイント(生存日数)とした。その結果を表1に示
す。
匹、トリエンチン投与群としてオス1匹とメス4匹を使
用し、コントロール群には純水と標準飼料を、トリエン
チン投与群には0. 2%塩酸トリエンチンを含む純水
を、それぞれ生後45日より自由摂取させた。週2回体
重と後肢の運動麻痺の程度を測定した。運動麻痺の程度
の測定は、マウスの尻尾をつかんで持ち上げたときに両
後肢の伸びにわずかな左右差が見られる時点をオンセッ
ト(発症日)、両後肢とも完全に動かなくなる時点をエ
ンドポイント(生存日数)とした。その結果を表1に示
す。
【0017】
【表1】
【0018】前記の結果から、トリエンチンはトランス
ジェニックマウスにおける筋萎縮性側索硬化症の発症を
有意に遅らせ、エンドポイントに関して延長する傾向が
あることが明らかになった。更に、0. 2%塩酸トリエ
ンチン含有純水投与によるトリエンチンの投与量は、約
30mg/kg/day であった。また、トリエンチンは、マウ
スにおいて1256mg/kg/day でわずか6%の胎児異常
が見られたにすぎなかった。
ジェニックマウスにおける筋萎縮性側索硬化症の発症を
有意に遅らせ、エンドポイントに関して延長する傾向が
あることが明らかになった。更に、0. 2%塩酸トリエ
ンチン含有純水投与によるトリエンチンの投与量は、約
30mg/kg/day であった。また、トリエンチンは、マウ
スにおいて1256mg/kg/day でわずか6%の胎児異常
が見られたにすぎなかった。
【0019】従って、トリエンチンは安全性が高く、筋
萎縮性側索硬化症治療薬として有用である。なお、前記
マウス4匹について、0. 2%塩酸トリエンチン含有純
水と0.8%アスコルビン酸ナトリウム含有標準飼料を
併せて投与して併用効果を検討したが、トリエンチン単
独投与群との間で有意差は認められなかった。
萎縮性側索硬化症治療薬として有用である。なお、前記
マウス4匹について、0. 2%塩酸トリエンチン含有純
水と0.8%アスコルビン酸ナトリウム含有標準飼料を
併せて投与して併用効果を検討したが、トリエンチン単
独投与群との間で有意差は認められなかった。
【0020】(実施例2)コントロール群として使用す
るトランスジェニックマウスをオス1匹とメス6匹の計
7匹とし、トリエンチン投与群として使用するトランス
ジェニックマウスをオス1匹とメス5匹の計6匹とする
以外は、実施例1と同様に実験を行ったところ、表2に
示す結果を得た。
るトランスジェニックマウスをオス1匹とメス6匹の計
7匹とし、トリエンチン投与群として使用するトランス
ジェニックマウスをオス1匹とメス5匹の計6匹とする
以外は、実施例1と同様に実験を行ったところ、表2に
示す結果を得た。
【0021】
【表2】
【0022】t−検定において、オンセット(発症日)
及びエンドポイント(生存日数)のいずれにおいても有
意差が認められた。 (実施例3) コーンスターチ 44g 結晶セルロース 40g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0. 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g トリエンチン 10g 計 100g
及びエンドポイント(生存日数)のいずれにおいても有
意差が認められた。 (実施例3) コーンスターチ 44g 結晶セルロース 40g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0. 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g トリエンチン 10g 計 100g
【0023】前記の処方に従って〜を均一に混合
し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得
た。 (実施例4) 結晶セルロース 84. 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g トリエンチン 10g 計 100g
し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得
た。 (実施例4) 結晶セルロース 84. 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g トリエンチン 10g 計 100g
【0024】前記の処方に従って、及びの一部を
均一に混合し、圧縮成型した後、粉砕し及びの残量
を加えて混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mg
の錠剤を得た。 (実施例5) 結晶セルロース 79. 5g 10%ヒドロキシプロピルセルロース エタノール溶液 50g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g トリエンチン 10g 計 145g
均一に混合し、圧縮成型した後、粉砕し及びの残量
を加えて混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mg
の錠剤を得た。 (実施例5) 結晶セルロース 79. 5g 10%ヒドロキシプロピルセルロース エタノール溶液 50g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g トリエンチン 10g 計 145g
【0025】前記の処方に従って、及びを均一に
混合し、常法によりねつ和し、押し出し造粒機により造
粒し、乾燥・解砕した後、及びを混合し、打錠機に
て圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。この錠剤一
錠には、トリエンチンが20mg含有されており、成人1
日25〜50錠を数回にわけて服用する。
混合し、常法によりねつ和し、押し出し造粒機により造
粒し、乾燥・解砕した後、及びを混合し、打錠機に
て圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。この錠剤一
錠には、トリエンチンが20mg含有されており、成人1
日25〜50錠を数回にわけて服用する。
【0026】 (実施例6) コーンスターチ 84g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0. 5g トリエンチン 10g 計 100g
【0027】前記の処方に従って〜を均一に混合
し、圧縮成型機にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、
篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、トリエン
チンが100mg含有されており、成人1日5〜10gを
数回にわけて服用する。 (実施例7) 結晶セルロース 86. 5g 10%ヒドロキシプロピルセルロース エタノール溶液 35g トリエンチン 10g 計 131. 5g
し、圧縮成型機にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、
篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、トリエン
チンが100mg含有されており、成人1日5〜10gを
数回にわけて服用する。 (実施例7) 結晶セルロース 86. 5g 10%ヒドロキシプロピルセルロース エタノール溶液 35g トリエンチン 10g 計 131. 5g
【0028】前記の処方に従って〜を均一に混合
し、ねつ和した。押し出し造粒機により造粒後、乾燥
し、篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、トリ
エンチンが100mg含有されており、成人1日5〜10
gを数回にわけて服用する。
し、ねつ和した。押し出し造粒機により造粒後、乾燥
し、篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、トリ
エンチンが100mg含有されており、成人1日5〜10
gを数回にわけて服用する。
【0029】前記の処方に従って〜を均一に混合
し、200mgを2号カプセルに充填した。このカプセル
剤1カプセルには、トリエンチンが20mg含有されてお
り、成人1日25〜50カプセルを数回にわけて服用す
る。
し、200mgを2号カプセルに充填した。このカプセル
剤1カプセルには、トリエンチンが20mg含有されてお
り、成人1日25〜50カプセルを数回にわけて服用す
る。
【0030】前記の処方に従ってを及びに溶解
し、これにとの溶液を加えて乳化し、注射剤を得
た。 (実施例10) コーンスターチ 42g 結晶セルロース 37g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0. 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g アスコルビン酸ナトリウム 5g トリエンチン 10g 計 100g 前記の処方に従って〜を均一に混合し、打錠機にて
圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。
し、これにとの溶液を加えて乳化し、注射剤を得
た。 (実施例10) コーンスターチ 42g 結晶セルロース 37g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0. 5g ステアリン酸マグネシウム 0. 5g アスコルビン酸ナトリウム 5g トリエンチン 10g 計 100g 前記の処方に従って〜を均一に混合し、打錠機にて
圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、筋萎縮性側索硬化症の
治療に有用であり、かつ安全性の高い医薬を提供するこ
とができる。
治療に有用であり、かつ安全性の高い医薬を提供するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤村 晴俊 大阪府堺市浜寺諏訪森町東1−22 (72)発明者 佐古田 三郎 兵庫県芦屋市川西町11−2−104 (72)発明者 柳原 武彦 京都府京都市左京区鹿谷西寺前町27 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 BA18 MA01 MA02 MA06 ZA94 4C206 FA01 MA02 MA04 MA55 ZA94
Claims (2)
- 【請求項1】 次式(I): 【化1】 H2 NCH2 CH2 NHCH2 CH2 NHCH2 CH2 NH2 (I) で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を有効
成分として含有する筋萎縮性側索硬化症治療薬。 - 【請求項2】 更に、アスコルビン酸又はその薬学的に
許容される塩もしくはエステルを含有する請求項1記載
の筋萎縮性側索硬化症治療薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11005635A JP2000204037A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 筋萎縮性側索硬化症治療薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11005635A JP2000204037A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 筋萎縮性側索硬化症治療薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000204037A true JP2000204037A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11616615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11005635A Pending JP2000204037A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 筋萎縮性側索硬化症治療薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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