JP2000203794A - 油圧アクチュエ―タの同調制御装置 - Google Patents

油圧アクチュエ―タの同調制御装置

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JP2000203794A
JP2000203794A JP11006785A JP678599A JP2000203794A JP 2000203794 A JP2000203794 A JP 2000203794A JP 11006785 A JP11006785 A JP 11006785A JP 678599 A JP678599 A JP 678599A JP 2000203794 A JP2000203794 A JP 2000203794A
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load
speed
actuators
hydraulic actuator
ratio
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JP11006785A
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English (en)
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Koji Funato
孝次 船渡
Kenichiro Date
謙一郎 伊達
Kazuhisa Ishida
和久 石田
Masami Ochiai
正巳 落合
Teruo Igarashi
照夫 五十嵐
Akira Nakayama
中山  晃
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各油圧モータ2A,2Bの請け負う負荷の比率
を適正に保ったままウインチを同調して駆動させる。 【解決手段】主巻ウインチ4と補巻ウインチ5のシーブ
64,65に荷重検出器11A,11Bと回転量検出器1
2A,12Bをそれぞれ設け、各ロープ41,51の張力
T4,T5と移動速度v4,v5を検出する。検出された張力
T4,T5に基づいて各油圧モータ2A,2Bの請け負う負
荷の比率T5/T4の適正値Lからのずれ量(負荷偏差d
T)を算出し、この負荷偏差dTに基づいて各ロープ4
1,51の目標速度v4'',v5''を算出する。検出された
ロープ41,51の移動速度v4,v5と目標速度v4'',v
5''との速度偏差dvに基づいて、電磁比例減圧弁71
〜74にコントローラ20から制御信号I4,I5を出力
し、これによって、ロープ速度v4,v5が目標速度v
4'',v5''となるように制御(速度補償)されるととも
に、各油圧モータ2A,2Bに作用する負荷の比率T5/
T4は適正値Lに保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば連続壁工法
における掘削用バケットを、複数のウインチドラムにそ
れぞれ巻回された複数のウインチロープにより昇降させ
るような場合において、各ウインチドラムを同調させる
制御を行う油圧アクチュエータの同調制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平6−294405号公報に
は、複数のウインチドラムのそれぞれに巻回されたウイ
ンチロープ(例えば主巻ロープ、補巻ロープ)により吊
り荷を昇降させる際に、ウインチを同調させる制御を行
う同調制御装置が開示されている。この装置によると、
各油圧モータの負荷の検出値(実負荷)と、予め設定さ
れた設定負荷配分によって決まる目標負荷との偏差(負
荷偏差)を求め、その偏差がゼロとなるように操作レバ
ーによる基準速度指令に補正を加えて各ウインチの駆動
を制御する。これによって、各ウインチは同調制御さ
れ、吊り荷は水平に昇降される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の装置では、負荷の偏差のみに基づいて油圧モー
タの駆動を制御するので、吊り荷の水平が安定に維持さ
れないことがある。すなわち、負荷偏差が生じて初めて
同調させるような制御が行われ、負荷偏差が一旦ゼロに
なると再び偏差が生じるまでは同調させるような制御は
行われないので、負荷偏差は繰り返し発生することとな
り、これによって吊り荷の動きは不安定となる。その結
果、例えば大深度掘削作業においては、負荷偏差の繰り
返しによって掘削装置が初期地点から徐々に斜めに進入
するおそれがあり、高精度の掘削作業が困難となる。
【0004】また、上記公報記載の装置では、負荷配分
設定器などによって負荷配分の値が設定されるが、複雑
な形状の吊り荷の負荷配分を求めるのは手間がかかるば
かりか、同一形状の吊り荷であってもその個体差等によ
り形状が微妙に異なるため負荷配分を正確に求めること
は困難であり、同調制御の精度が低下する。
【0005】本発明の目的は、同調制御の精度を高めて
吊り荷を適正に昇降させることのできるクレーンの同調
制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応づけて説明する。 (1) 請求項1の発明は、油圧アクチュエータの同調
制御装置に適用されるものであって、正逆方向に駆動可
能な少なくとも第1および第2の油圧アクチュエータ2
A,2Bと、該各アクチュエータ2A,2Bに流れる油を
それぞれ制御する制御弁3A,3Bと、各アクチュエー
タ2A,2Bの駆動速度指令値v8,v9,v10を出力する
操作手段8,9,10と、各アクチュエータ2A,2Bに
作用する負荷T4,T5をそれぞれ検出する負荷検出手段
11A,11Bと、各アクチュエータ2A,2Bの駆動速
度v4,v5をそれぞれ検出する速度検出手段12A,12
Bと、第1の油圧アクチュエータ2Aに作用する負荷に
対する第2の油圧アクチュエータ2Bに作用する負荷の
比率Lを設定する負荷比率設定手段26,27と、負荷
検出手段11A,11Bからの検出値による第1の油圧
アクチュエータ2Aに作用する負荷に対する第2の油圧
アクチュエータ2Bに作用する負荷の比率T5/T4と、
負荷比率設定手段26,27によって設定された負荷の
比率L1,L2との偏差dTを求め、この偏差dTと操作
手段8,9,10からの駆動速度指令値v8,v9,v10に基
づいて第1および第2の油圧アクチュエータ2A,2B
を同調駆動させる目標速度v4'',v5''を演算し、速度
検出手段12A,12Bによって検出された速度v4,v5
がこの目標速度v4'',v5''となるように各アクチュエ
ータ2A,2Bの駆動を制御する制御手段20,71〜7
4とを備えることにより上述した目的は達成される。 (2) 請求項2の発明は、負荷比率設定手段11A,
11Bが、各アクチュエータ2A,2Bの停止時におけ
る負荷検出手段11A,11Bからの検出値に基づい
て、第1の油圧アクチュエータ2Aに作用する負荷に対
する第2の油圧アクチュエータ2Bに作用する負荷の比
率L2を自動的に設定するものである。 (3) 請求項3の発明は、速度検出手段12A,12
Bからの検出値v4,v5と目標速度v4'',v5''との差d
vが所定値αを越えると、制御手段20,71〜74が
目標速度v4'',v5''に応じて各アクチュエータ2A,2
Bの駆動を制御するものである。 (4) 請求項4の発明は、油圧アクチュエータの同調
制御装置に適用されるものであって、正逆方向に駆動可
能な少なくとも第1および第2の油圧アクチュエータ2
A,2Bと、該各アクチュエータ2A,2Bに流れる油を
それぞれ制御する制御弁3A,3Bと、各アクチュエー
タ2A,2Bの駆動速度指令値v8,v9,v10を出力する
操作手段8,9,10と、各アクチュエータ2A,2Bに
作用する負荷T4,T5をそれぞれ検出する負荷検出手段
11A,11Bと、各アクチュエータ2A,2Bの停止時
における負荷検出手段11A,11Bからの検出値に基
づいて、第1の油圧アクチュエータ2Aに作用する負荷
に対する第2の油圧アクチュエータ2Bに作用する負荷
の比率L2を自動的に設定する負荷比率設定手段27
と、負荷検出手段11A,11Bからの検出値による第
1の油圧アクチュエータ2Aに作用する負荷に対する第
2の油圧アクチュエータ2Bに作用する負荷の比率T5
/T4と、負荷比率設定手段27によって設定された負
荷の比率L2との偏差dTを求め、この偏差dTと操作
手段8,9,10からの駆動速度指令値v8,v9,v10に基
づいて第1および第2の油圧アクチュエータ2A,2B
を同調駆動させる目標速度v4'',v5''を演算し、この
目標速度v4'',v5''に応じて各アクチュエータ2A,2
Bの駆動を制御する制御手段20,71〜74とを備え
ることにより上述した目的は達成される。 (5) 請求項5の発明は、第1および第2の油圧アク
チュエータ2A,2Bの各々が、主巻および補巻ロープ
41,51の巻回された主巻および補巻ウインチドラム
42,52をそれぞれ駆動して主巻および補巻ロープ4
1,51にそれぞれ接続された吊り荷66を昇降させる
油圧モータ2A,2Bであって、制御手段20,71〜7
4が、主巻および補巻ロープ41,51の最大巻き取り
速度または最大繰り出し速度v4max,v5maxと、主巻お
よび補巻ロープ41,51の掛け数N4,N5とに基づいて
吊り荷66の最大移動速度w4max,W5maxをそれぞれ演
算し、その移動速度w4max,w5maxの小さい方の油圧モ
ータ2A,2Bに対する操作手段8,9,10からの駆動
指令値v8,v9,v10を基準として目標速度v4'',v5''
を演算するものである。 (6) 請求項6の発明は、図7に示すように、負荷検
出手段11A,11Bからの検出値による第1の油圧ア
クチュエータ2Aに作用する負荷に対する第2の油圧ア
クチュエータ2Bに作用する負荷の比率T5/T4と、負
荷比率設定手段26,27によって設定された負荷の比
率L1,L2との偏差|dT|が所定値β1を越え、かつそ
の状態が所定時間t1以上継続すると、制御手段20,7
1〜74が各アクチュエータ2A,2Bの駆動を停止さ
せるものである。 (7) 請求項7の発明は、図9に示すように、負荷検
出手段11A,11Bによって検出された負荷T4,T5が
所定値β3を越え、かつその状態が所定時間t1以上継続
すると、制御手段20,71〜74が各アクチュエータ
2A,2Bの駆動を停止させるものである。 (8) 請求項8の発明は、図8に示すように、速度検
出手段12A,12Bによって検出された速度v4,v5
と、目標速度v4'',v5''との差|dv|が所定値β2を
越え、かつその状態が所定時間t1以上継続すると、制
御手段20,71〜74が各アクチュエータ2A,2Bの
駆動を停止させるものである。 (9) 請求項9の発明は、図10に示すように、速度
検出手段12A,12Bによって検出された速度v4,v5
が所定値β4を越え、かつその状態が所定時間以上継続
すると、制御手段20,71〜74が各アクチュエータ
2A,2Bの駆動を停止させるものである。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わる同調制御装置の構成を示す油圧回路図であ
り、図2は、その同調制御装置が適用される掘削用クレ
ーンの側面図である。図2に示すように、掘削用クレー
ンは、走行体61と、走行体61上に搭載された旋回可
能な旋回体62と、旋回体62に起伏可能に支持された
ブーム63と、ブーム63の先端に設けられたシーブ6
4,65とを有し、シーブ64を経由した主巻ロープ4
1およびシーブ65を経由した補巻ロープ51によって
掘削装置66が吊り下げられる。なお、図示は省略する
が、シーブ64,65と吊り荷66の間にはロープ41,
51が所定回数N4,N5掛け回される。主巻ロープ4
1、補巻ロープ51は旋回体62に搭載された主ウイン
チ4、補ウインチ5にそれぞれ巻回され、ウインチ4,
5の駆動によってロープ41,51が巻き取りまたは繰
り出されて掘削装置66が昇降される。その際、掘削装
置66が水平に昇降するように、ウインチ4,5の駆動
を後述の如く制御する。なお、ブーム63先端部にはペ
ンダントロープ67が接続されており、旋回体62に搭
載された起伏ウインチ68の駆動により起伏ロープ69
が巻き取りまたは繰り出されるとペンダントロープ67
を介してブーム63が起伏される。
【0009】図1に示すように、本実施の形態に係わる
同調制御装置は、主巻ウインチ4および補巻ウインチ5
の駆動をそれぞれ制御するように構成されている。すな
わち、油圧回路は、原動機Mによってそれぞれ駆動され
る油圧ポンプ1A,1Bと、油圧ポンプ1A,1Bから吐
出される圧油によってそれぞれ駆動する油圧モータ2
A,2Bと、ポンプ1A,1Bからモータ2A,2Bに供
給される圧油の流れをそれぞれ制御する方向制御弁3
A,3Bと、方向制御弁3A,3Bのパイロットポートに
パイロット圧を供給する油圧源6A,6Bと、方向制御
弁3A,3Bのパイロットポートに供給されるパイロッ
ト圧をそれぞれ制御する電磁比例減圧弁71〜74(以
下、電磁比例弁と呼ぶ)と、油圧モータ2A,2Bから
の駆動トルクによってそれぞれ巻上巻下駆動されるウイ
ンチドラム42,52と、オペレータが主巻ウインチ4
の巻上巻下指令を入力する主操作レバー8と、補巻ウイ
ンチ5の巻上巻下指令を入力する補操作レバー9と、後
述する同調制御の際に主巻ウインチ4と補巻ウインチ5
に対してそれぞれ巻上巻下を指令する同調レバー10
と、電磁比例弁71〜74の駆動を制御するコントロー
ラ20とを有している。なお、本実施の形態においては
後述するように、同調レバー10の操作のみならず、主
操作レバー8と補操作レバー9の操作によっても同調制
御を行うことができる。また、図示は省略するが各ウイ
ンチ4,5にはウインチドラム42,52を制動するブレ
ーキ装置が設けられている。
【0010】操作レバー8〜10はいわゆる電気レバー
であり、コントローラ20にはその操作方向と操作量に
応じた電気信号が入力される。コントローラ20ではこ
の電気信号を速度指令v8〜v10に置き換えて、さらに
その速度指令v8〜v10を基準として後述するような処
理を実行し、電磁比例弁71〜74のソレノイドに制御
信号I4,I5を出力して電磁比例弁71〜74の減圧度
(1次圧P1に対する2次圧P2の減圧の割合(P1−P
2)/P1)を制御する。電磁比例弁71〜74の減圧度
は制御信号I4,I5の増加に応じて徐々に小さくなるよ
うに設定されている。したがって、電磁比例弁71〜7
4の2次圧P2の増加関数であるモータ2A,2Bの回転
数、すなわちロープ速度vと制御信号I4,I5の間には
図3に示すような所定の対応関係が成立している。
【0011】シーブ64,65の回転軸にはロープ41,
51からの各荷重を検出する荷重検出器11A,11B
と、シーブ64,65の各回転量θ1,θ2を検出する回転
量検出器12A,12Bとがそれぞれ設けられている。
荷重検出器11A,11Bは例えばピン型のロードセル
であり、その荷重検出値をコントローラ20に入力して
各ロープ41,51の張力T4,T5を演算する。回転量検
出器12A,12Bは例えばシーブ1回転あたり所定の
パルスを出力するパルスエンコーダであり、このパルス
をコントローラ20のカウンタでカウントすることによ
りシーブ回転量θ1,θ2を検出する。そして、このシー
ブ回転量θ1,θ2を時間微分(dθ/dt)してシーブ
半径を乗じることでロープ速度v4,v5を演算する。
【0012】コントローラ20には、上述した操作レバ
ー8〜10と、荷重検出器11A,11Bと、回転量検
出器12A,12Bの他、シーブ64,65と吊り荷66
の間の各ロープ41,51の掛け数N4,N5を設定する掛
け数設定器21と、同調制御を指令する同調スイッチ2
2と、主/補操作レバーと同調レバーのいずれを優先す
るかを選択する優先度切換スイッチ23と、エラー信号
を解除するリセットスイッチ24と、ロープ張力T4に
対するロープ張力T5の割合L(=T5/T4:これを負
荷比率と呼ぶ)の手動/自動設定を切り換える負荷比率
切換スイッチ25と、オペレータが手動で負荷比率L2
を入力する手動設定器26と、自動で負荷比率L1を設
定する自動設定器27とが接続されている。手動設定器
26は例えばボリューム式のスイッチであり、そのボリ
ュームを正転させると負荷比率L2が増加し、逆転させ
ると負荷比率L2が減少する。また、自動設定器27は
例えばモーメンタリースイッチであり、スイッチがオン
操作されたときの荷重検出器11A,11Bからの検出
値による負荷比率L(そのときの実際の負荷比率)を新
たな設定値L1としてコントローラ20に記憶する。
【0013】図4〜6は、コントローラ20で実行され
る処理を説明するためのフローチャートである。このフ
ローチャートは例えばエンジンキースイッチ(不図示)
のオンによってスタートする。図4に示すように、ま
ず、ステップS1でモータ容量やポンプ吐出量、ドラム
径、減速比等を考慮してドラム42,52に対するロー
プ41,51の巻き取りまたは繰り出し速度の最大値で
あるロープ最高速度v4max,v5maxを演算する。次い
で、ステップS2で掛け数設定器21からの信号によっ
てロープ掛け数N4,N5を読み込み、ステップS3でロ
ープ最高速度v4max,v5maxをロープ掛け数N4,N5で除
してロープ41,51先端の速度、すなわち吊り荷の移
動速度の最大値である吊り荷最高速度w4max,w5maxを
演算する。続いて、ステップS4で同調スイッチ22が
オンか否か、すなわち、同調指令がなされているか否か
を判定し、肯定されるとステップS5に進む。
【0014】ステップS5では優先度切換スイッチ23
からの信号を読み込んで、スイッチ23がどちらに操作
されているか、すなわち主/補操作レバー8,9と同調
レバー10のどちらが優先されるかを判定する。ステッ
プS5で同調レバー10が優先と判定されるとステップ
S6に進み、同調レバー10からの信号を読み込んで、
その操作量に応じたロープ41,51の指令速度v10を
演算する。次いで、ステップS7で主巻側の吊り荷最高
速度w4maxが補巻側の吊り荷最高速度w5maxより小さい
か否かを判定する。ステップS7が肯定されるとステッ
プS8に進み、否定されるとステップS9に進む。ステ
ップS8,ステップS9では吊り荷最高速度w4max,w5m
axの小さい方のロープ41,51を基準として指令値v1
0に対する基準速度v4',v5'を演算する。すなわち、ス
テップS8では主巻基準速度v4'を指令速度v10とし、
補巻基準速度v5'を指令速度v10にロープ掛け数の比N
5/N4を乗じた値v10・N5/N4とする。また、ステップ
S9では補巻基準速度v5'を指令速度v10とし、主巻基
準速度v4'を指令速度v10にロープ掛け数の比N4/N5
を乗じた値v10・N4/N5とする。このように吊り荷最
高速度w4max,w5maxの小さい方のロープ41または5
1を基準として基準速度v4',v5'を演算することで、
基準速度v4'≦吊り荷最高速度w4maxおよび基準速度v
5'≦吊り荷最高速度w5maxが常に成立する。
【0015】一方、ステップS5で主/補操作レバー
8,9が優先と判定されるとステップS10に進み、主
/補操作レバー8,9からの信号を読み込んで、その操
作方向が同じか否かを判定する。ステップS10が肯定
されるとステップS11に進み、主/補操作レバー8,
9からの信号を読み込んで、各操作量に応じたロープ4
1,51の指令速度v8,v9をそれぞれ演算する。次い
で、ステップS12でステップS7と同様、主巻側の吊
り荷最高速度w4maxが補巻側の吊り荷最高速度w5maxよ
り小さいか否かを判定し、肯定されるとステップS13
に、否定されるとステップS14に進む。ステップS1
3,ステップS14では吊り荷最高速度w4max,w5maxの
小さい方のロープ41,51を基準として指令値v8,v9
に対する基準速度v4',v5'をそれぞれ演算する。すな
わち、ステップS13では主巻基準速度v4'を主操作レ
バー8からの指令速度v8とし、補巻基準速度v5'を主
操作レバー8からの指令速度v8にロープ掛け数の比N5
/N4を乗じた値v8・N5/N4とする。また、ステップS
14では補巻基準速度v5'を補操作レバー9からの指令
速度v9とし、主巻基準速度v4'を補操作レバー9から
の指令速度v9にロープ掛け数の比N4/N5を乗じた値v
9・N4/N5とする。以上の処理によって各ロープ41,
51の基準速度v4',v5'を演算すると図5のステップ
S16に進む。
【0016】また、ステップS4あるいはステップS1
0のいずれかが否定されると、同調制御は行わないと判
定してステップS15に進む。ステップS15では、ス
テップS11と同様、主/補操作レバー8,9からの操
作量に応じた指令速度v8,v9を演算し、図5のステッ
プS28に進む。
【0017】図5のステップS16では、荷重検出器1
1A,11Bからの信号を取り込んでロープ張力T4,T5
を演算する。次いで、ステップS17で負荷比率切換ス
イッチ25からの信号を読み込んで、スイッチが手動/
自動のどちらに操作されているかを判定する。ステップ
S17で手動と判定されるとステップS18に進み、負
荷比率設定器25からの信号L2を読み込んでそれを負
荷比設定値L(=L2)として設定する。また、ステッ
プS17で自動と判定されるとステップS19に進み、
自動設定器27の操作によってコントーラ20に記憶さ
れた値L1を負荷比設定値L(=L1)として設定する。
次いで、ステップS20において、ロープ掛け数の比N
5/N4に補巻のロープ張力T5を乗じたものを負荷比設定
値Lで除して補巻のロープ張力T5を基準にした本来あ
るべき主巻のロープ張力T4'(これを目標ロープ張力と
呼ぶ)を算出し、この目標ロープ張力T4'を主巻のロー
プ張力T4から減算して負荷偏差dTを演算する。この
場合、ロープ張力T4が目標ロープ張力T4'より大きい
と(すなわち負荷偏差dT>0)、主巻側に設定値Lで
決まるロープ張力より大きな張力が作用していることと
なり、逆にロープ張力T4が目標ロープ張力T4'より小
さいと(すなわち負荷偏差dT<0)、補巻側に設定値
Lで決まるロープ張力より大きな張力が作用しているこ
ととなる。また、ロープ張力T4が目標ロープ張力T4'
に等しいと(すなわち負荷偏差dT=0)、各ロープ4
1,51には設定値Lで決まるロープ張力どおりの張力
が作用していることとなる。
【0018】続いてステップS21で、操作レバー8〜
10からの信号によって操作レバー8〜10が巻上操作
されているか否かを判定する。ステップS21が肯定さ
れるとステップS22に進み、負荷偏差dTが0より大
きいか否かを判定する。ステップS22が肯定されると
ステップS23に進み、否定されるとステップS24に
進む。ステップS23,ステップS24では設定値Lに
対する張力の小さい方のロープ速度v4',v5'を基準と
し、設定値Lで決まるロープ張力より大きい張力が作用
している方のロープ速度v4',v5'を補正してそれぞれ
目標速度v4'',v5''を演算する。すなわち、巻上時に
dT>0の場合は、主巻ロープ41の請け負う負荷配分
が本来請け負うべきものより大きいから主巻ロープ41
の速度を下げてその負荷配分を下げる必要がある。した
がって、ステップS23では補巻目標速度v5''を補巻
基準速度v5'とし、主巻目標速度v4''を主巻基準速度
v4'から負荷偏差dT×所定のゲインGを減算した値と
する。dT≦0の場合は、補巻ロープ51の請け負う負
荷配分が本来請け負うべきものより大きいから補巻ロー
プ51の速度を下げてその負荷配分を下げる必要があ
る。したがって、ステップS24では主巻目標速度v
4''を主巻基準速度v4'とし、補巻目標速度v5''を補巻
基準速度v5'から負荷偏差dT×所定のゲインGを減算
した値とする。
【0019】一方、ステップS21が否定されるとステ
ップS25に進み、負荷偏差dTが0より大きいか否か
を判定する。ステップS25が肯定されるとステップS
26に進み、否定されるとステップS27に進む。ステ
ップS26,ステップS27ではステップS23,ステッ
プS24とは逆に、設定値Lに対する張力の大きい方の
ロープ速度v4',v5'を基準とし、設定値Lで決まるロ
ープ張力より小さい張力が作用している方のロープ速度
v4',v5'を補正してそれぞれ目標速度v4'',v5''を演
算する。すなわち、巻下時にdT>0の場合は、主巻ロ
ープ41の請け負う負荷配分が本来請け負うべきものよ
り大きいから補巻ロープ51の速度を下げて主巻ロープ
41の負荷配分を下げる必要がある。したがって、ステ
ップS26では主巻目標速度v4''を主巻基準速度v4'
とし、補巻目標速度v5''を補巻基準速度v5'から負荷
偏差dT×所定のゲインGを減算した値とする。dT≦
0の場合は、補巻ロープ51の請け負う負荷配分が本来
請け負うべきものより大きいから主巻ロープ41の速度
を下げて補巻ロープ51の負荷配分を下げる必要があ
る。したがって、ステップS27では補巻目標速度v
5''を補巻基準速度v5'とし、主巻目標速度v4''を主巻
基準速度v4'から負荷偏差dT×所定のゲインGを減算
した値とする。また、図4のステップS15の処理が終
了すると図5のステップS28に進み、主/補操作レバ
ー8,9からの指令速度v8,v9を目標速度v4'',v5''
とする。以上の処理によって目標速度v4'',v5''を演
算すると図6のステップS29に進む。
【0020】図6のステップS29では、図3に示すよ
うなロープ速度v4,v5と制御信号I4,I5との関係を用
いて、目標速度v4'',v5''に対応した制御信号(基準
信号)I4',I5'を演算する。次いで、ステップS30
で回転量検出器12A,12Bからの信号を読み込んで
ロープ速度v4,v5を演算し、ステップ31でそのロー
プ速度v4,v5を目標速度v4'',v5''から減じて速度偏
差dv4,dv5を演算する。次いで、ステップS32で
速度偏差dv4,dv5の絶対値|dv4|,|dv5|が予
め設定された所定値αより大きいか否かを判定する。こ
のステップはセンサ12A,12Bの故障等による速度
検出値v4,v5の異常を判定するものであり、異常時の
検出値v4,v5を考慮して所定値αが決定される。ステ
ップS32が否定され、すなわち速度偏差dv4,5が正
常と判定されるとステップS33に進み、速度偏差dv
4,dv5に所定のゲインKを乗じた補正信号K×dv4,
K×dv5を各基準信号I4',I5'からそれぞれ減算して
制御信号I4,I5を演算する。一方、ステップS32が
肯定され、すなわち速度偏差dv4,dv5が異常と判定
されるとステップS34に進み、速度偏差dv4,dv5
を考慮することなく基準基本I4',I5'をそのまま制御
信号I4,I5として演算する。次いで、ステップS35
で操作レバー8〜10の巻上/巻下操作に対応した電磁
比例弁71〜74のソレノイド、すなわち巻上時には電
磁比例弁72,74のソレノイド、巻下時には電磁比例
弁71,73のソレノイドにそれぞれ制御信号I4,I5を
出力し、リターンする。
【0021】次に、本実施の形態の動作をより具体的に
説明する。その前提として、負荷比率切換スイッチ25
を自動側に切り換え、優先度切換スイッチ23を同調レ
バー側へ切り換えるものとする。負荷比率Lを自動で設
定する場合には、まず、水準計などを用いて吊り荷66
の水平出しを行い、次いで、自動設定器(スイッチ)2
7を操作する。このとき検出されているロープ張力T4,
T5に基づいてコントローラ20は負荷比率L2をT5/
T4により算出して記憶する。
【0022】ここで、同調スイッチ22をオンし、同調
レバー10を巻上側へ操作すると、初期状態では負荷偏
差dT=0なので、吊り荷最高速度の小さいの方のロー
プ(例えば主巻ロープ41)が同調レバー10の操作量
に応じた速度v10(=目標速度v4'')となるように、
電磁比例弁72のソレノイドに制御信号I4(=基準信
号I4')が出力され、また、吊り荷最高速度の大きい方
のロープ(例えば補巻ロープ51)が同調レバー10の
操作量とロープ掛け数の比に応じた速度v10×N5/N4
(=目標速度v5'')となるように、電磁比例弁74の
ソレノイドに制御信号I5(=基準信号I5')が出力さ
れる。これによって、電磁比例弁72,74の減圧度が
制御され、油圧源6A,6Bからの圧油(1次圧P1)は
電磁比例弁72,74の減圧度に応じた2次圧P2に減圧
されて制御弁3A,3Bのパイロットポートへ供給され
る。この圧油の供給によって制御弁3A,3Bはそれぞ
れ位置(イ)側に切り換えられ、油圧ポンプ1A,1B
からの圧油は制御弁3A,3B、カウンタバランス弁C
VA,CVBおよび保持管路L1A,L1Bを介して油圧
モータ2A,2Bに供給され、油圧モータ2A,2Bは巻
上方向に駆動される。その結果、ウインチドラム42,
52が巻上駆動されてロープ41,51が巻き取られ、
同調レバー10の操作量に応じた速度(目標速度)で吊
り荷66は上昇する。
【0023】このとき、何らかの原因で例えば主巻側の
ロープ張力T4が相対的に大きくなり、負荷偏差dT>
0になると、主巻ロープ41の目標速度v4''が減少し
て速度偏差dv4が発生し、電磁比例弁72のソレノイ
ドにはその速度偏差dv4に応じた制御信号I4(減速信
号)が出力される(ステップS33,ステップS3
5)。これによって、主巻側のロープ速度v4が減速
し、ロープ速度v4は目標速度v4''となるように制御さ
れるとともに、目標速度v4''は負荷偏差dTの値に応
じて演算されるので(ステップS23)、負荷偏差dT
は減少し、ロープ張力T4,T5の比T5/T4が負荷比設
定値L(=L2)となるように制御される。
【0024】上述したのとは逆に主巻側のロープ張力T
4が相対的に小さくなり、負荷偏差dT<0になると、
補巻ロープ51の目標速度v5''が減少して速度偏差d
v5が発生し、電磁比例弁74のソレノイドにはその速
度偏差dv5に応じた制御信号I5(減速信号)が出力さ
れる。これによって、補巻側のロープ速度v5が減速
し、ロープ速度v5は目標速度v5''となるように制御さ
れるとともに、目標速度v5''は負荷偏差dTの値に応
じて演算されるので(ステップS24)、負荷偏差dT
は増加し、ロープ張力T4,T5の比T5/T4が負荷比設
定値Lとなるように制御される。
【0025】一方、同調レバー10を巻下側へ操作する
と、その操作量に応じた制御信号I4,I5(=基準信号
I4',I5')が各電磁比例弁71,73のソレノイドに出
力され、これによって、油圧源6A,6Bからの圧油は
電磁比例弁71,73で減圧されて制御弁3A,3Bのパ
イロットポートへ供給され、制御弁3A,3Bは位置
(ロ)側に切り換えられる。すると、油圧ポンプ1A,
1Bからの圧油は制御弁3A,3bを介して油圧モータ
2A,2Bに供給され、油圧モータ2A,2Bが巻下駆動
されてロープ41,51が繰り出され、レバー操作量に
応じた速度(目標速度)で吊り荷66は下降する。
【0026】このとき、主巻側のロープ張力T4が相対
的に大きく(dT>0)または小さく(dT<0)なる
と、主巻ロープ41の目標速度v4''が減少、または補
巻ロープ51の目標速度v5''が減少して速度偏差dv4
またはdv5が発生し、電磁比例弁71,73のソレノイ
ドにはその速度偏差dv4,dv5に応じた制御信号I4,
I5が出力される。これによって、前述したのと同様、
ロープ張力T4,T5の比T5/T4が負荷比設定値Lとな
るように制御される。
【0027】次に、優先度切換スイッチ23を主/補操
作レバー側に操作した場合について説明する。この場
合、主/補操作レバー8,9を同一方向に巻上または巻
下操作すると、吊り荷最高速度wmaxの小さい方のロー
プ(例えば主巻ロープ41)は対応する主操作レバー8
の操作量に応じた速度v8(=目標速度v8'')となるよ
うに、また、吊り荷最高速度wmaxの大きい方のロープ
(例えば補巻ロープ51)は主操作レバー8の操作量と
ロープ掛け数の比に応じた速度v8×N5/N4(=目標速
度v5'')となるように、電磁比例弁72,74のソレノ
イドまたは電磁比例弁71,73のソレノイドに制御信
号I4,I5(=基準信号I4',I5')が出力される。ここ
で、負荷偏差dTが生じた場合には、前述したのと同
様、速度偏差dv4,dv5に応じた制御信号I4,I5が電
磁比例弁71〜74のソレノイドに出力され、これによ
って、ロープ張力T4,T5の比T5/T4が負荷設定値L
となるように制御される。
【0028】同調スイッチ22をオフ、あるいは主/補
操作レバー8,9を互いに逆方向に操作すると、負荷偏
差dTの値に拘わらず、操作レバー8,9の操作量に応
じた速度v8,v9を目標速度v4'',v5''とし(ステップ
S28)、ロープ速度v4,v5がこの目標速度v4'',v
5''となるように対応する電磁比例弁71〜74のソレ
ノイドに制御信号I4,I5が出力される。
【0029】このように本実施の形態によると、負荷偏
差dTに基づいて目標速度v4'',v5''を演算し、ロー
プ速度v4,v5がこの目標速度となるように制御(いわ
ゆる速度補償)したので、ロープ張力T4,T5の比が負
荷比設定値Lとなるように制御されるとともに、吊り荷
66が水平になった場合(負荷偏差dT=0)でも速度
補償は続行されるので、その水平状態が安定して維持さ
れる。この場合、吊り荷最高速度w4max,w5maxを考慮
して目標速度v4'',v5''を演算するようにしたので、
目標速度v4'',v5''は常にロープ最高速度v4max,v5m
ax以下となり、ロープ速度v4,v5を目標速度v4'',v
5''に制御することが物理的に可能となる。また、負荷
比設定値Pを自動的に算出可能としたので、設定値Pを
手動で入力するなどの手間が省けるとともに、設定値P
の精度も向上し、したがって、吊り荷66の水平精度も
向上する。
【0030】なお、上述した同調制御装置には、ロープ
張力T4,T5またはロープ速度v4,v5に何らかの異常が
認められたときに制御動作を停止するといった安全装置
を付加することも考えられる。この点について以下説明
する。
【0031】図7は、本実施の形態に係わる同調制御装
置に付加された安全装置の処理の一例を示すフローチャ
ートであり、このフローチャートは図6のステップS3
8の処理に続いて実行されるものとする。図7に示すよ
うに、まずステップS101で操作レバ−8〜10から
の信号を読み込んで操作レバー8〜10が操作されてい
るか否かを判定する。ステップS101が肯定されると
ステップS102に進み、荷重検出器11A,11Bか
らの信号を読み込んでロープ張力T4,T5を演算し、次
いで、ステップS103で前述したのと同様にして負荷
偏差dTを演算する。ステップS104ではその負荷偏
差dTの絶対値|dT|と予め設定された許容値β1と
の比較を行い、|dT|>β1と判定されるとステップ
S105に進み、タイマ処理を実行する。このタイマ処
理は、初期状態つまり初めての処理においてタイマをセ
ットして計時を開始し、以降処理が繰り返される度に計
時された時間tを読み込むというものである。次いで、
ステップS106に進み、計時された時間tと予め設定
された時間t1との大小を比較する。ステップS106
でt<t1と判定されるとリターンし、以降同様な処理
が繰り返される。ステップS106でt≧t1と判定さ
れるとステップS107に進み、電磁比例弁71〜74
のソレノイドに制御信号I4,I5(停止信号)を出力し
て、ウインチ4,5の動作を停止する。一方、ステップ
S101が否定され、あるいはステップS104でと判
定されるとステップS108に進み、タイマtをリセッ
トして(t=0)リターンする。なお、動作停止を解除
する場合にはリセットスイッチ24を操作すればよい。
【0032】図8は、図7の変形例である。図8におい
て、図7と同一の箇所には同一の符号を付し、以下では
その相違点を主に説明する。図8に示すように、ステッ
プS112で回転量検出器12A,12Bからの信号を
読み込んでロープ速度v4,v5を演算する。次いで、ス
テップS113で前述したのと同様にして速度偏差dv
4,dv5を演算する。ステップS114ではその速度偏
差dv4,dv5の絶対値|dv4|,|dv5|と予め設定
された許容値β2との比較をそれぞれ行い、|dv4|≧
β2あるいは|dv5|>β2と判定されるとステップS
105に進んでタイマ処理を実行する。次いで、ステッ
プS106で計時された時間tが許容時間t1より大き
いと判定されると、ステップS107に進んでウインチ
4,5の動作を停止する。
【0033】図7、8においては負荷偏差|dT|ある
いは速度偏差|dv|を許容値β1,β2と比較するよう
にしたが、図9、10に示すようにロープ張力T4,T5
あるいはロープ速度v1,v2そのものを許容値β3,β4と
比較するようにしてもよい(ステップS134,ステッ
プS144)。
【0034】このように同調制御装置に安全装置を付加
し、負荷偏差|dT|、速度偏差|dv4|,|dv5
|、負荷T4,T5、速度v4,v5などが所定値β1〜β4を
越えた場合に自動的にウインチ4,5の動作を停止する
ようにしたので、吊り荷66の姿勢変化を所定値内に抑
えることができ、吊り荷66の水平精度を向上すること
ができる。また、単に負荷偏差|dT|や速度偏差|d
v4|,|dv5|などが所定値β1〜β4を越えただけで
なく、その状態が所定時間t1継続したときに動作を停
止するようにしたので、頻繁な動作の停止を防止するこ
とができる。
【0035】なお、上記実施の形態においては、目標速
度v4'',v5''の算出にあたり、負荷偏差dTにゲイン
Gを乗じたものを補正値として基準速度v4',v5'から
減じるようにしたが(ステップS23,ステップS24,
ステップS26,ステップS27)、負荷偏差dTにゲ
インGを乗じたものにさらに掛け数N4,N5を乗じたも
のを補正値として基準速度v4',v5'から減じるように
してもよい。これによって、掛け数N4,N5の増加など
に伴いロープ張力T4,T5が減少し、負荷偏差dTの算
出値が小さくなった場合の補正値の減少、つまり応答性
の低下を防ぐことができる。
【0036】また、上記実施の形態においては、補巻の
ロープ張力T5を基準にして本来あるべき主巻のロープ
張力T4'を求め、そのロープ張力T4'と実際のロープ張
力T4との偏差dTに基づいて目標速度v4'',v5''を算
出するようにしたが、主巻のロープ張力T4を基準にし
て本来あるべき補巻のロープ張力T5'を求め、そのロー
プ張力T5'と実際のロープ張力T5との偏差dTに基づ
いて目標速度v4'',v5''を算出するようにしてもよ
い。さらに、上記実施の形態においてはロープ張力T4,
T5を負荷として検出したが、これに代えて油圧モータ
2A,2Bの前後差圧、保持管路L1A,L1B、ウイン
チ駆動系のトルク等をモータ負荷として検出し、その検
出値に基づいて目標速度v4'',v5'を算出するようにし
てもよい。さらにまた、シーブ64,65の回転量θ1,
θ2に基づいてロープ速度v4,v5を算出するようにした
が、他の方式によってロープ速度v4,v5を算出するよ
うにしてよい。また、上記実施の形態においては、主ウ
インチ4および補ウインチ5の各ドラム42,52を駆
動する油圧モータ2A,2Bに同調制御を適用した場合
について説明したが、油圧モータ2A,2B以外の油圧
アクチュエータ、例えば油圧シリンダにも同様に適用す
ることができる。この場合、油圧モータ2A,2Bや油
圧シリンダは2つに限らず3つ以上であってもよい。
【0037】また、上記実施の形態においては、ロープ
41,51の移動速度v4,v5に着目して同調制御を行っ
たが、モータ2A,2Bの駆動速度と相関関係を有する
ものならばロープ速度v4,v5以外のものに着目して制
御を行うようにしてもよい。また、上記実施の形態にお
いては、電磁比例弁71〜74の減圧度を制御すること
でウインチ4,5の駆動を制御するようにしたが、この
他のもの(例えば油圧ポンプ1A,1Bの傾転角)を制
御してウインチ4,5の駆動を制御するようにしてもよ
い。さらに、上記実施の形態においてはロープ速度v4,
v5が目標速度v4'',v5''となるように速度補償すると
ともに、負荷比率Lを自動的に設定することで同調制御
の精度を高めるようにしたが、この速度補償と負荷比率
Lの自動設定とを必ずしも併用する必要はなく、いずれ
か一方を行うだけでも同調精度の向上を達成することが
できる。
【0038】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、油圧モータ2A,2Bがアクチュエータを、主/補
操作レバー8,9と同調レバー10が操作手段を、荷重
検出器11A,11Bが負荷検出手段を、回転量検出器
12A,12Bが速度検出手段を、手動設定器26と自
動設定器27が負荷比率設定手段を、コントローラ20
と電磁比例弁71〜74が制御手段をそれぞれ構成す
る。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、負荷検出手段によって検出された第1の
油圧アクチュエータに作用する負荷に対する第2の油圧
アクチュエータに作用する実負荷の比率と負荷比率設定
手段によって設定された設定値との偏差を求め、この偏
差と操作手段からの駆動速度指令値に基づいて目標速度
を演算し、アクチュエータの駆動速度がこの目標速度と
なるように制御したので、アクチュエータは速度補償さ
れることとなり、したがって、偏差の大きさに拘わらず
(たとえ偏差がゼロであっても)常に実負荷の比率が設
定値となるように制御され、同調制御の精度が向上す
る。また、請求項4の発明によれば、第1の油圧アクチ
ュエータに作用する負荷に対する第2の油圧アクチュエ
ータに作用する負荷の比率を自動的に設定し、その設定
値と負荷検出手段によって検出された実負荷の比率との
偏差に基づいてアクチュエータを同調制御するようにし
たので、負荷の比率の設定値がより正確なものとなり、
同調制御の精度が向上する。
【0040】さらに、請求項3の発明によれば、速度検
出手段からの検出値と目標速度との差が所定値を越える
と目標速度に応じて制御弁の駆動を制御するようにした
ので、センサの故障等により速度検出手段からの検出値
に誤りがあった場合などにはアクチュエータは速度補償
されず、不要な制御が防止される。さらにまた、請求項
5の発明によれば、ウインチロープの最大巻き取り/繰
り出し速度とロープ掛け数に基づいて算出された吊り荷
の最大移動速度の小さい方の油圧モータに対する操作手
段からの指令値を基準として目標速度を演算ずるように
したので、目標速度は常にロープの最大巻き取り/繰り
出し速度以下となる。また、請求項6〜9の発明によれ
ば、負荷検出手段や速度検出手段からの検出値、または
その検出値によって算出された負荷の比率の偏差や速度
の偏差が設定値を越え、かつその状態が所定時間以上継
続すると各アクチュエータの駆動を停止するようにした
ので、常に吊り荷の姿勢変化などを所定値以内に抑える
ことができ、同調制御の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる同調制御装置を用
いたウインチ装置の油圧回路図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる同調制御装置を搭
載したクレーンの側面図。
【図3】本発明の実施の形態に係わる同調制御装置を構
成するコントローラからの制御信号とロープ速度との関
係を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係わる同調制御装置の処
理の一例であるフローチャートの一部を示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係わる同調制御装置の処
理の一例であるフローチャートの一部(図4の続き)を
示す図。
【図6】本発明の実施の形態に係わる同調制御装置の処
理の一例であるフローチャートの一部(図5の続き)を
示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係わる同調制御装置にお
いて、とくに安全装置に係わる処理の一例を示すフロー
チャート。
【図8】図7の変形例を示すフローチャート。
【図9】さらに別の変形例を示すフローチャート。
【図10】さらにまた別の変形例を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1A,1B 油圧ポンプ 2A,2B 油圧モータ 3A,3B 方向制御弁 4 主巻ウインチ 5 補巻ウインチ 41 主巻ロープ 51 補巻ロープ 42,52 ウインチドラム 8 主操作レバー 9 補操作レバー 10 同調レバー 11A,11B 荷重検出器 12A,12B 回転量検出器 20 コントローラ 21 掛け数設定器 22 同調スイッチ 23 優先度切換スイッチ 24 リセットスイッチ 25 負荷比率切換スイッチ 26 手動設定器 27 自動設定器 71〜74 電磁比例減圧弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 和久 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 落合 正巳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 五十嵐 照夫 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 中山 晃 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3F204 AA04 BA10 CA05 FA02 FB01 FC01 FC08 FD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆方向に駆動可能な少なくとも第1お
    よび第2の油圧アクチュエータと、 該各アクチュエータに流れる油をそれぞれ制御する制御
    弁と、 前記各アクチュエータの駆動速度指令値を出力する操作
    手段と、 前記各アクチュエータに作用する負荷をそれぞれ検出す
    る負荷検出手段と、 前記各アクチュエータの駆動速度をそれぞれ検出する速
    度検出手段と、 前記第1の油圧アクチュエータに作用する負荷に対する
    前記第2の油圧アクチュエータに作用する負荷の比率を
    設定する負荷比率設定手段と、 前記負荷検出手段からの検出値による前記第1の油圧ア
    クチュエータに作用する負荷に対する前記第2の油圧ア
    クチュエータに作用する負荷の比率と、前記負荷比率設
    定手段によって設定された負荷の比率との偏差を求め、
    この偏差と前記操作手段からの駆動速度指令値に基づい
    て前記第1および第2の油圧アクチュエータを同調駆動
    させる目標速度を演算し、前記速度検出手段によって検
    出された速度がこの目標速度となるように前記各アクチ
    ュエータの駆動を制御する制御手段とを備えることを特
    徴とする油圧アクチュエータの同調制御装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷比率設定手段は、前記各アクチ
    ュエータの停止時における前記負荷検出手段からの検出
    値に基づいて、前記第1の油圧アクチュエータに作用す
    る負荷に対する前記第2の油圧アクチュエータに作用す
    る負荷の比率を自動的に設定することを特徴とする請求
    項1に記載の油圧アクチュエータの同調制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記速度検出手段から
    の検出値と前記目標速度との差が所定値を越えると、前
    記目標速度に応じて前記各アクチュエータの駆動を制御
    することを特徴とする請求項1または2に記載の油圧ア
    クチュエータの同調制御装置。
  4. 【請求項4】 正逆方向に駆動可能な少なくとも第1お
    よび第2の油圧アクチュエータと、 該各アクチュエータに流れる油をそれぞれ制御する制御
    弁と、 前記各アクチュエータの駆動速度指令値を出力する操作
    手段と、 前記各アクチュエータに作用する負荷をそれぞれ検出す
    る負荷検出手段と、 前記各アクチュエータの停止時における前記負荷検出手
    段からの検出値に基づいて、前記第1の油圧アクチュエ
    ータに作用する負荷に対する前記第2の油圧アクチュエ
    ータに作用する負荷の比率を自動的に設定する負荷比率
    設定手段と、 前記負荷検出手段からの検出値による前記第1の油圧ア
    クチュエータに作用する負荷に対する前記第2の油圧ア
    クチュエータに作用する負荷の比率と、前記負荷比率設
    定手段によって設定された負荷の比率との偏差を求め、
    この偏差と前記操作手段からの駆動速度指令値に基づい
    て前記第1および第2の油圧アクチュエータを同調駆動
    させる目標速度を演算し、この目標速度に応じて前記各
    アクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする油圧アクチュエータの同調制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の油圧アクチュエー
    タの各々は、主巻および補巻ロープの巻回された主巻お
    よび補巻ウインチドラムをそれぞれ駆動して前記主巻お
    よび補巻ロープにそれぞれ接続された吊り荷を昇降させ
    る油圧モータであって、前記制御手段は、前記主巻およ
    び補巻ロープの最大巻き取り速度または最大繰り出し速
    度と、前記主巻および補巻ロープの掛け数とに基づいて
    前記吊り荷の最大移動速度をそれぞれ演算し、その移動
    速度の小さい方の前記油圧モータに対する前記操作手段
    からの駆動指令値を基準として前記目標速度を演算する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    油圧アクチュエータの同調制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記負荷検出手段から
    の検出値による前記第1の油圧アクチュエータに作用す
    る負荷に対する前記第2の油圧アクチュエータに作用す
    る負荷の比率と、前記負荷比率設定手段によって設定さ
    れた負荷の比率との偏差が所定値を越え、かつその状態
    が所定時間以上継続すると、前記各アクチュエータの駆
    動を停止させることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の油圧アクチュエータの同調制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記負荷検出手段によ
    って検出された負荷が所定値を越え、かつその状態が所
    定時間以上継続すると、前記各アクチュエータの駆動を
    停止させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の油圧アクチュエータの同調制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記速度検出手段によ
    って検出された速度と、前記目標速度との差が所定値を
    越え、かつその状態が所定時間以上継続すると、前記各
    アクチュエータの駆動を停止させることを特徴とする請
    求項1〜3、5〜7のいずれか1項に記載の油圧アクチ
    ュエータの同調制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記速度検出手段によ
    って検出された速度が所定値を越え、かつその状態が所
    定時間以上継続すると、前記各アクチュエータの駆動を
    停止させることを特徴とする請求項1〜3、5〜8のい
    ずれか1項に記載の油圧アクチュエータの同調制御装
    置。
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