JP2001106482A - クレーンの同調作動方法および装置 - Google Patents

クレーンの同調作動方法および装置

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JP2001106482A
JP2001106482A JP28658899A JP28658899A JP2001106482A JP 2001106482 A JP2001106482 A JP 2001106482A JP 28658899 A JP28658899 A JP 28658899A JP 28658899 A JP28658899 A JP 28658899A JP 2001106482 A JP2001106482 A JP 2001106482A
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crane
potentiometer
adjusting means
winch
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Yoshiaki Fujimoto
吉明 藤本
Nobuhiro Koga
信洋 古賀
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手動操作でも簡単に同調調整ができるクレーン
の同調作動方法および装置を提供する。 【解決手段】ロープを巻上げ・巻下げするためのドラム
2、3を油圧モータ4、5により回転駆動すると共に油
圧モータ4、5の回転数を出力処理手段(傾転レギュレ
ータ9、10)により制御するウインチシステムを複数
有するクレーンにおいて、各ウインチシステムの出力処
理手段による油圧モータ4、5の回転数を制御するため
の制御用信号を出力するものであって、各油圧モータ
4、5の回転数を同一特性で変化させるポテンショメー
タ14と、各ウインチシステムの出力処理手段による油
圧モータ4、5の回転数を制御するための制御用信号を
出力するものであって、各油圧モータ4、5の回転数を
各々の油圧モータの特性に応じて補正するポテンショメ
ータ15とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り荷を共吊りす
るクレーンの同調作動方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に大重量の吊り荷を吊上げ、吊下げ
する場合、1つのクレーンの主巻ドラムと補巻ドラムを
用いた共吊り法が用いられている。このような共吊り作
業においては、吊り荷が傾かないように吊上げ、吊下げ
することが要求される。
【0003】ところで、従来当初のクレーンにおいて
は、主巻側と補巻側との操作系が独立していたため、両
側のドラムにおける操作状況を調整しつつ操作を行う必
要があって、非常に困難な操作を強いられていた。
【0004】しかも、主巻側のウインチシステムと補巻
側のウインチシステムに、全く同一の指令を与えるよう
に構成しても、両システムがそれぞれ固有に持つ特性の
差の影響により、主巻側と補巻側とで全く同じ吊上げ、
吊下げ速度を確保することが不可能である。更に、ドラ
ムによるロープの巻上げ・巻下げ速度が、ロープのドラ
ムにおける巻層数により変化するため、主巻側と補巻側
とで吊上げ、吊下げ速度を同調させて操作を行うこと
は、高度な熟練度が要求される。
【0005】そこで、吊り荷が傾かないようにすべく、
図4に示すように、各ドラムD1、D2におけるロープ
の巻層数を検出するロープ層数検出手段A1、A2を設
け、巻層数の変化によるロープの巻上げ・巻下げ速度の
変化が生じる状態となっても、自動的に主巻側のウイン
チシステムと補巻側のウインチシステムとの吊上げ、吊
下げ速度を揃えるようにする第1従来技術が提案されて
いる(特開平9−132386)。
【0006】また、図5に示すように、主巻側と補巻側
のウインチシステムに設けられたパイロット(操作)ラ
インに各々、ポテンショメータ122、123と減圧弁
120、121との組合せによる減圧手段を設け、手動
のポテンショメータ122、123を操作して、各減圧
弁120、121に指令信号を送り、各油圧モータ10
7、108の回転を調整する第2従来技術が提案されて
いる(特開平7−41287)。
【0007】更に、図6に示すように、油圧モータ20
5、206に作用する負荷を、負荷検出用の圧力センサ
217、218、219、220により検出することに
より、自動で主巻側と補巻側のウインチシステムにおけ
る同調制御が行えるようにする第3従来技術(特許番
号:第2875133号)や、第3従来技術と同様に、
図7に示すように、巻上モータ306、307に作用す
る負荷を負荷検出器319、320により検出すること
により、自動で主巻側と補巻側のウインチシステムにお
ける同調制御が行えるようにする第4従来技術(特開平
10−87282)も提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1従来技
術は、図4に示すように、ドラムD1、D2におけるロ
ープの巻層数の変化によるロープの巻上げ・巻下げ速度
に変化が生じないようにロープ層数検出手段A1、A2
にて巻層数の検出を行い、自動的にロープの巻上げ・巻
下げ速度における補正を行うものであるが、実際のロー
プの巻上げ・巻下げ速度を検出していないため、主巻側
と補巻側の両側のウインチシステムにおける固有の差に
よる速度差を解消することができない。また、ロープの
巻上げ・巻下げ速度の目標値は可変抵抗Gにより調整で
きるものの、主巻側と補巻側でのバラツキを調整する機
能が無いため、前記目標値は全てコントローラBの内部
に設定された計算式に支配される。つまり、両側のウイ
ンチシステムによってその固有差が大きく異なる場合に
は、ウインチシステム毎にコントローラBの内部に設定
された計算式に補正を加える必要がある。しかも、ドラ
ムD1、D2におけるロープの巻層数を直接にドラムD
1、D2から検出する手段の実現は容易ではない。この
ことは、ドラムのロープ巻層数検出装置としての公知技
術(特開平10−59688)にも記載されており、例
えば超音波方式或いはローラ接触方式をドラムにおける
ロープ巻層数の検出に採用した場合にあっても、それぞ
れ問題を有している故に実用化が困難である。
【0009】ところで、前記公知技術(特開平10−5
9688)は、図8に示すように、ロープ405を巻き
取りまたは繰り出すドラム404の回転数Wdを回転検
出器406により検出し、シーブ402Aの回転数Ws
を回転検出器407により検出し、回転数Wsとシーブ
402Aの直径dに基づいてロープ速度Vを算出し、ロ
ープ速度Vと回転数Wdとからドラム404の繰出半径
Rを求め、その繰出半径Rと巻層との関係より巻層を求
める方式である。
【0010】しかし、この方式では、制御対象がロープ
405の巻上げ・巻下げ速度であるにも係わらず、ロー
プ405の巻上げ・巻下げ速度から逆算するため、ロー
プ405の巻上げ・巻下げ速度自体が安定した状態であ
ることを前提としたものである。つまり、負荷変動など
で速度変化が生じた場合は対応できないという不都合が
ある。
【0011】一方、第1従来技術では、自動化を目的と
しているため、ロープ巻層数の検出は絶対に必要な機能
であり、例えばロープ巻層数の検出に故障等により支障
が生じ、検出値が実際のロープ巻層数よりも少ない値と
なった場合、自動的にドラムD1、D2の回転速度を上
げる方向へコントローラBが働くため、事故に繋がる危
険性もある。
【0012】また、第2従来技術においては、図5に示
すように、主巻側と補巻側それぞれの油圧モータ10
7、108の回転をポテンショメータ122、123で
調整する機能を有しており、ブーム起伏用油圧モータ1
08と巻上げ用油圧モータ107とを対象としているも
のの、共吊りクレーン操作のように主巻側と補巻側が共
に巻上げ用のモータに置き換えた場合にも、同調調整が
可能である。但し、両油圧モータシステムが独立してい
るため、オペレータは両方のポテンショメータ122、
123を調整の都度操作を行う必要がある。
【0013】そこで、第2従来技術を共吊りクレーン装
置に適用することが考えられるが、以下のような難点が
ある。一般的には、クレーン操作において、オペレータ
の右手はエンジンスロットルを握っており、一方の左手
で操作される操作レバーが戻り止め固定が可能である故
に、左手のみしか空いていない。よって、オペレータは
2つのドラムの回転速度を調整するために、片手で2つ
のポテンショメータを操作する必要があり、非常にコン
トロールし難いという難点がある。
【0014】また、第3従来技術および第4従来技術と
も、上述したように油圧モータに作用する負荷を検出す
ることにより、自動で同調制御が行えるようにする技術
であるが、自動で同調制御を場合には、ドラムのロープ
巻層数の変化、或いはロープの巻上げ・巻下げ速度を検
出する必要があるため、ウインチシステムが大掛かりに
なる。しかも、ドラムの動きは検出信号に支配されるた
め、その検出信号に誤差があったり、或いは検出手段に
故障時のトラブルが有ると、場合によっては、ドラムの
回転速度は増速し、事故に繋がる危険性もある。このよ
うなことは、第1従来技術においても起こり得る。例え
ば、ロープを径が異なるものに変更した場合、その変更
に際して計算式の係数を変更する必要があり、万一その
変更を怠ったとき、或いは間違った変更値に修正したと
きは、同様に危険な動作をする可能性がある。
【0015】また、上記第3従来技術および第4従来技
術による自動同調制御の場合には、自動化では両速度を
一定にコントロールすることは可能であるが、相対的な
ズレを補正することはできない。例えば、吊り荷が片方
に傾いた状態では、傾いたまま同調作動することになる
という欠点がある。
【0016】ところで、一般に2つのドラムによるロー
プの巻上げ・巻下げ速度を同調させる操作が困難な理由
は、各ドラムの操作が独立しているためだからである。
各ロープの巻上げ・巻下げ速度の増減調整を、独立した
それぞれの操作レバーで複合操作するにはかなりの熟練
度を要する。一方、オペレータは、種々不安のある自動
化よりも、思い通りの操作が簡単にできる機能の実用化
を望んでいる。つまり、簡単に2つのロープの巻上げ・
巻下げ速度を同調調整できる操作手段があれば、自動化
する必要もなく、より汎用的に展開することも可能であ
る。
【0017】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、手動操作でも簡単に同調調整
ができるクレーンの同調作動方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のクレーンの同調
作動方法は、ロープを巻上げ・巻下げするためのドラム
を油圧モータにより回転駆動すると共に油圧モータの回
転数を出力処理手段により制御するウインチシステムを
複数有するクレーンにおいて、各ウインチシステムの出
力処理手段による油圧モータの回転数を制御するための
制御用信号を出力する第1調整手段および第2調整手段
を設けておき、第1調整手段を操作して各ウインチシス
テムにおける油圧モータの回転数を同一特性で変化させ
ると共に、第2調整手段を操作して各ウインチシステム
における油圧モータの回転数を各々のウインチシステム
の特性に応じて補正し、各ドラムの回転速度を変化させ
てロープの巻上げ・巻下げ速度を同調させることを特徴
とする。
【0019】本発明のクレーンの同調作動装置は、ロー
プを巻上げ・巻下げするためのドラムを油圧モータによ
り回転駆動すると共に油圧モータの回転数を出力処理手
段により制御するウインチシステムを複数有するクレー
ンにおいて、各ウインチシステムの出力処理手段による
油圧モータの回転数を制御するための制御用信号を出力
するものであって、各油圧モータの回転数を同一特性で
変化させる第1調整手段と、各ウインチシステムの出力
処理手段による油圧モータの回転数を制御するための制
御用信号を出力するものであって、各油圧モータの回転
数を各々のウインチシステムの特性に応じて補正する第
2調整手段とを具備することを特徴とする。
【0020】本発明のクレーンの同調作動方法および装
置による場合には、第2調整手段の操作により各油圧モ
ータの回転数を各々のウインチシステムの特性に応じて
補正しておき、その状態で第1調整手段を操作すれば、
手動操作でも簡単に同調調整ができる。その結果、ロー
プの巻上げ・巻下げ速度を一定に保つだけでなく、互い
の位置ずれも簡単に補正することができる。よって、従
来の自動化同調方法では、例えば2つのウインチシステ
ムにおける両ロープの巻上げ・巻下げ速度を同じにする
目的を達成できるものの、互いのずれ量を修正する機能
がなく、つまり、吊り荷が片側に傾いていても修正でき
ず、傾いたまま同じスピードで降下或いは上昇するよう
になっていたのを、本発明により防止することができ
る。
【0021】本発明のクレーンの同調作動装置におい
て、前記油圧モータが傾転角制御により回転数を変化さ
せるものであり、かつ、前記第1調整手段および前記第
2調整手段が出力した制御用信号を受けて二次圧が変化
する比例弁および該比例弁からの二次圧により該油圧モ
ータが傾転角を制御する制御手段を前記出力処理手段と
して備える構成、または、前記油圧モータが、油圧パイ
ロット式コントロールバルブの流量制御作用により回転
数を変化させるものであり、かつ、前記第1調整手段お
よび前記第2調整手段が出力した制御用信号を受けてコ
ントロールバルブの開度調整を行うパイロット圧を制御
する比例弁を前記出力処理手段として備える構成とする
ことができる。
【0022】この構成にあっては、複雑な自動調整手段
も必要無く、またドラムにおけるロープの巻層数変化お
よび各ウインチシステムでの固有差の影響を受けても簡
単に補正操作ができると共に、複雑なシステムとするこ
とを必要としないため、万一故障などが発生しても危険
動作になることはない。換言すれば、簡単なシステム構
成となっているため、万一異常が発生しても危険方向へ
自動的に作動することを防止することが可能になる。
【0023】また、本発明のクレーンの同調作動装置に
おいて、前記第1調整手段および前記第2調整手段がポ
テンショメータからなる構成とすることができる。
【0024】また、本発明のクレーンの同調作動装置に
おいて、前記ウインチシステムを2つ備えると共に第2
調整手段がポテンショメータからなり、該ポテンショメ
ータにおける正側負側の片方の操作により一方のウイン
チシステムにおける油圧モータの回転数が増加し、該ポ
テンショメータのもう片方の操作により他方のウインチ
システムにおける油圧モータの回転数が減少するように
なっている構成、または、前記ウインチシステムを2つ
備えると共に第2調整手段がポテンショメータからな
り、該ポテンショメータの正側操作と負側操作とにおい
て両方のウインチシステムにおける油圧モータの回転数
が共に増減同方向に変化するようになっている構成、ま
たは、前記ウインチシステムを2つ備えると共に第2調
整手段がポテンショメータからなり、該ポテンショメー
タの正側負側の片方の操作により、一方のウインチシス
テムにおける油圧モータの回転数が増加すると共に他方
のウインチシステムにおける油圧モータの回転数が減少
し、該ポテンショメータのもう片方の操作により、一方
のウインチシステムにおける油圧モータの回転数が減少
すると共に他方のウインチシステムにおける油圧モータ
の回転数が増加するようになっている構成とすることが
できる。
【0025】このような構成とした場合には、第1調整
手段の操作で両ドラム(または両ロープ)の速度を設定
した後、両ドラム(または両ロープ)の速度バランスは
第2調整手段のみで行える。つまり、第2調整手段は操
作に応じて片側の油圧モータ傾転を増やすと共にもう片
方の油圧モータの傾転を減らすように働く。よって、両
ドラム(または両ロープ)の速度の偏差補正、速度バラ
ンス調整が簡単に一つの第2調整手段で行える。
【0026】また、本発明のクレーンの同調作動装置に
おいて、前記第1調整手段がポテンショメータからな
り、その操作量に対する出力電流値の関係を複数レベル
で切換えて、各ウインチシステムにおける油圧モータの
使用トルク域を調節する切換手段を備える構成とするこ
とができる。
【0027】この構成にあっては、吊り荷の重量に応じ
て最適なトルク域で巻上げ・巻下げを行うことが可能と
なる。つまり、両方のドラムを使用する程の大重量の吊
り荷を共吊りする作業においては、高速域では吊り荷が
上がらなくなる虞れがあって高トルク側(低速側)での
み速度調整できればよく、また共吊りの荷は全て大重量
とは限らない故に、切換手段により吊り荷に応じて専用
の速度域(または専用のトルク域)に調整できるように
することが可能となる。この場合において、吊る荷重に
応じて調整幅をより多く変化できるようにすれば、更に
作業範囲の拡大化が図れる。
【0028】また、本発明のクレーンの同調作動装置に
おいて、前記切換手段は、通常クレーン作業モードと共
吊り作業モードとに切り換える機能を備える構成とする
ことができる。
【0029】この構成にあっては、通常クレーン作業
と、大重量の吊り荷を共吊りする共吊り作業との両方に
クレーンを併用する場合、切換手段を設けていると両作
業の一方を選択して行うことが可能となる。このように
切換え選択を可能とした場合には、通常クレーン作業に
おける油圧モータの傾転変化幅に対して共吊り作業で必
要とする傾転変化幅は小さいため、共吊り作業での傾転
変化幅で通常クレーン作業を行うよりも、通常クレーン
作業に応じた油圧モータの傾転変化幅で通常クレーン作
業を行う方が作業性の向上を図れる点で好ましいからで
ある。但し、クレーンの作業対象を通常クレーン作業に
限定すれば、切換手段は省略可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 (第1実施形態)図1は、第1実施形態に係るクレーン
の同調作動装置を備えたクレーンを示す回路構成図であ
る。
【0031】このクレーンは、吊り荷1を吊上げ・吊下
げるための2本のロープ17、18を備え、ロープ17
は主巻側の油圧モータ4にて回転駆動される主巻側のド
ラム2に巻回され、ロープ18は補巻側の油圧モータ5
にて回転駆動される補巻側のドラム3に巻回されてい
る。各油圧モータ4と5は、エンジンで駆動される油圧
ポンプ8を油圧源として駆動されるようになっている。
より詳細には、油圧ポンプ8の吐出側に各油圧モータ
4、5毎に設けたコントロールバルブ6および7を、各
コントロールバルブ6と7とに対応して設けた操作レバ
ーを操作することによりパイロット圧信号を制御し、油
圧ポンプ8から各油圧モータ4、5への圧油の供給方向
および圧油供給量が調整されるようになっている。つま
り、このクレーンは、主巻側と補巻側の2つのウインチ
システムを備えた構成のものである。
【0032】前記油圧モータ4、5には、内部容量を調
整する傾転角調整機構が存在し、外部指令により傾転が
調整可能となっている。油圧モータ4、5は、その傾転
角を上げ方向にすると内部容量がアップし、回転トルク
も増えるが、回転速度は減少する。逆に、傾転角を下げ
方向にすると内部容量がダウンし、回転トルクは減る
が、回転速度は増加する特性を持つものである。
【0033】油圧モータ4、5の傾転角は、外部の電磁
比例減圧弁11、12の出力圧に応じて各傾転レギュレ
ータ9、10が作用して比例的に変化する。電磁比例減
圧弁11、12には、各ポテンショメータ14、15の
指定に応じた電流値がコントローラ16から与えられ、
電磁比例減圧弁11、12は電流値に応じた油圧信号を
出力する。
【0034】コントローラ16には切換スイッチ13が
接続されている。この切換スイッチ13は、一般のクレ
ーン作業(通常クレーン作業)モードと共吊り作業モー
ドとの一方に切り換えるものであり、例えばスイッチを
オン側にすると共吊り作業モードに、オフ側にすると通
常クレーン作業モードになる。
【0035】上記ポテンショメータ14、15は、操作
により電流値がそれぞれ図2(A)、(B)のように変
化する仕様とする。つまり、ポテンショメータ14、1
5が回転型のものとすると、摘みを右に回転するに従っ
て電流が増えてドラム2、3の回転速度がアップ(トル
クダウン)するように構成されている。この図2
(A)、(B)に示す特性は通常クレーン作業モード用
に使用され、一方、切換スイッチ13により共吊り作業
モードが選択された場合には、ポテンショメータ14に
おける特性は図2(C)の破線に示す特性(通常クレー
ン作業用の特性)から実線で示す特性に切り換えられ、
ポテンショメータ15における特性は図2(D)に切り
換えられる。このようにするのは、大重量の吊り荷1を
吊り上げる場合、回転トルクが小さい高速域では吊り荷
1が上がらないため、全調整幅を有効に使用する理由で
高トルク域のみに変化させるべく、破線特性から実線特
性に変えるためである。
【0036】前記切換スイッチ13により共吊り作業モ
ードが選択された場合におけるポテンショメータ14、
15による制御内容は後述する。一方、通常クレーン作
業モードが選択された場合には、ポテンショメータ1
4、15の摘み操作による制御内容は以下のように行わ
れる。
【0037】通常クレーン作業では、主巻側と補巻側の
ウインチシステムをそれぞれ独立してコントロールでき
るように、ポテンショメータ14の指令が電磁比例減圧
弁11へ出力され、主巻側の油圧モータ4における傾転
角をコントロールし、主巻側のドラム2の回転数および
回転速度を調整する。同様に、ポテンショメータ15の
指令が電磁比例減圧弁12へ出力され、補巻側の油圧モ
ータ5における傾転角をコントロールし、補巻側のドラ
ム3の回転数および回転速度を調整する。なお、本実施
形態での特性は、電磁比例減圧弁11、12への電流値
が増えるに従って電磁比例減圧弁11、12の二次圧が
増加し、傾転角が減少(速度アップ、トルクダウン)方
向に働くものとする。
【0038】次に、このように構成された第1実施形態
のクレーンの動作内容を以下に説明する。
【0039】切換スイッチ13を共吊り作業モード側に
切り換える。その切換え信号を受けてコントローラ16
は、共吊り作業モードと判断し、出力処置を以下のよう
に変える。
【0040】まず、ポテンショメータ14における電流
値の特性は、切換スイッチ13の操作に従い、図2
(C)の特性とする。そして、ポテンショメータ14
は、図2(C)の特性で決められた電流値を、電磁比例
減圧弁11、12に同時に出力する。つまり、本実施形
態では、ポテンショメータ14のみの操作で、コントロ
ーラ16は主巻側と補巻側のドラム2、3の目標速度を
ほぼ決める。
【0041】次に、ポテンショメータ15を操作する。
ポテンショメータ15の中央位置を基準に、摘みを右に
回転させると補正電流値がアップし、摘みを左に回転さ
せると補正電流値がダウンするという逆特性である図2
(D)の特性を元に、コントローラ16は電流値を計算
する。
【0042】ここで、摘みの位置がXであるとする。こ
の時の図2(D)の特性による補正電流値をΔIとする
と、図2(C)の特性で得られた電流値のうち、主巻側
の電流値にΔIを加算して電磁比例減圧弁11に出力す
ると共に、補巻側の電流値からΔIを減算して電磁比例
減圧弁12に出力する。つまり、ポテンショメータ14
で決められた主巻側の速度に対し、ポテンショメータ1
5の操作分のみ主巻側の油圧モータ4の回転を速くし、
補巻側の油圧モータ5の回転をその分遅くする。
【0043】逆に、ポテンショメータ15の摘みの位置
が中央位置に対し、左側に回転すると、主巻側の電流値
にその補正分を減算して主巻側の油圧モータ4の回転速
度を遅くし、補巻側はその補正分を加算して補巻側の油
圧モータ5の回転速度を速くする。
【0044】よって、ポテンショメータ14により速度
の絶対値を決めれば、後はポテンショメータ15の操作
のみで同調操作が簡単に行えるとともに、吊り荷1の傾
きも簡単に修正することができる。ウインチシステムの
固有差或いはドラムにおけるロープ巻層数の変化などの
影響を受けても、調整が簡単なため、容易に対応するこ
とができる。
【0045】また、図2(C)の特性の縦軸電流値の変
化幅に対し、図2(D)の特性の縦軸補正電流値の幅は
小さく設定している。これは、図2(C)の特性により
主巻側と補巻側のウインチシステムにおけるドラム回転
の絶対速度を決めるとともに、図2(D)の特性によ
り、補正の微調整分のみを行えるようにしたためであ
る。
【0046】このように第1実施形態による場合には、
両ドラム2、3の回転速度の微調整を、ポテンショメー
タ15を手動操作することによりバランス調整すること
が可能になる。
【0047】なお、第1実施形態では、主巻側のウイン
チシステムにおけるドラムの巻き速度を補正で増加した
分、補巻側のウインチシステムにおけるドラムの巻き速
度を減少させているが、要は主巻側と補巻側のウインチ
システムにおけるドラム速度偏差を調整できれば良い。 (第2実施形態)第1実施形態では、図2(D)の特性
により同じ補正分を主巻側と補巻側とで増減する方式と
したが、第2実施形態では、主巻側と補巻側のウインチ
システムに応じた別々の特性を2つ設け、それぞれポテ
ンショメータ15の操作に応じて補正を加える場合であ
る。なお、第2実施形態では、ポテンショメータ15の
操作に伴う特性が異なるのみで、他の構成は第1実施形
態と同様にしている。
【0048】図3(E)は主巻側におけるポテンショメ
ータ15の操作に伴う特性で、図3(E′)は補巻側の
特性である。
【0049】ポテンショメータ15の操作に応じて図3
(E)の特性および図3(E′)の特性、つまりポテン
ショメータ15の操作により主巻側のウインチシステム
も補主巻側のウインチシステムも共に補正電流値が増加
する同特性に設定すれば、両ドラム4、5共に回転速度
が増える(トルクが減少する)方向へ補正が働く。すな
わち、ポテンショメータ15の摘みを中央位置から右に
操作した分、補巻側ドラム5の回転速度は変化無く、主
巻側ドラム4は回転速度がアップし、逆にポテンショメ
ータ15の摘みを中央位置から左に回転すると、主巻側
ドラム4の回転速度は変化無く、補巻側ドラム5は回転
速度がアップする。なお、図3(E)の特性および図3
(E′)の特性において、補正電流値の変化割合は、主
巻側、補主巻側のウインチシステムの特性に応じて異な
っていてもよい。
【0050】したがって、軽負荷で回転トルクに余裕が
あり、かつ、ポテンショメータ14の操作により予め主
巻側と補巻側のドラム4、5の最低速度を決めて、ポテ
ンショメータ15により速度アップ分のみを補正する場
合には、有効となる。
【0051】逆に、重負荷で回転トルクに余裕が無い場
合には、上記図3(E)、(E′)の特性に代えて、図
3(F)、(F′)の特性、つまりポテンショメータ1
5の操作により主巻側のウインチシステムも補主巻側の
ウインチシステムも共に補正電流値が減少する同特性を
用いるのが好ましい。図3(F)は主巻側におけるポテ
ンショメータ15の操作に伴う特性で、図3(F′)は
補巻側の特性である。なお、図3(F)の特性および図
3(F′)の特性において、補正電流値の変化割合は、
主巻側、補主巻側のウインチシステムの特性に応じて異
なっていてもよい。
【0052】この場合、ポテンショメータ14の操作に
より予め主巻側と補巻側のドラム4、5の最高速度の絶
対値のみを決めて、ポテンショメータ15における主巻
側を図3(F)の特性に、補巻側を図3(F′)の特性
にすることで、速度減速側(トルクアップ側)のみの補
正を効かせることも可能である。
【0053】また、主巻側と補巻側のウインチシステム
で、ロープのシーブ掛け数が異なる場合には、図3
(G)、(G′)に示す特性、つまりポテンショメータ
15の操作により主巻側のウインチシステムで補正電流
値が増加すると補巻側のウインチシステムで補正電流値
が減少し、主巻側のウインチシステムで補正電流値が減
少すると補巻側のウインチシステムで補正電流値が増加
する特性を用いるのが好ましい。図3(G)は主巻側に
おけるポテンショメータ15の操作に伴う特性で、図3
(G′)は補巻側の特性である。なお、図3(G)の特
性および図3(G′)の特性において、補正電流値の変
化割合は、主巻側、補主巻側のウインチシステムの特性
に応じて、図示例とは異なっていてもよい。
【0054】主巻側と補巻側のウインチシステムでロー
プのシーブ掛け数が異なる場合は、ポテンショメータ1
5における主巻側を図3(G)の特性に、補巻側を図3
(G′)の特性のように補正特性を変えれば、補正を逆
方向に行い得るので、両ウインチシステムにおけるドラ
ム4、5の回転数の調整が行い易い。なお、主巻側と補
巻側のウインチシステムにおけるロープのシーブ掛け数
をコントローラ16に入力し、コントローラ16側で自
動的に特性を切換えるようにすることも可能である。
【0055】なお、上記第1、第2実施形態では、油圧
モータ4、5の傾転角をコントロールして油圧モータ
4、5の回転速度を制御することにより同調調整してい
るが、本発明はこれに限らず、油圧モータの傾転角をコ
ントロールする代わりに、各コントロールバルブ6、7
の操作パイロット信号を電磁比例減圧弁11、12にて
調整して油圧モータ4、5の回転速度を制御する方式を
採用しても同調調整を行うことは可能である。
【0056】また、上記第1、第2実施形態では、ポテ
ンショメータ14、15を通常クレーン作業と共吊り作
業とに兼用としたが、本発明はこれに限らず、各作業毎
に当然個別に別途取り付けても良い。つまり、通常クレ
ーン作業用に2つのポテンショメータを設け、かつ、共
吊り作業に2つのポテンショメータ、合計4つのポテン
ショメータを設けるようにしてもよい。
【0057】また、上述した第1、第2実施形態では、
通常クレーン作業との併用を考え、切換スイッチ13を
設けると共にポテンショメータ14、15における各特
性を通常クレーン作業用と共吊り作業用に設定したが、
共吊り専用機とすれば切換手段は必要なく、ポテンショ
メータ14、15における特性も共吊り用のみ設定して
おけば良い。
【0058】また、上述した第1、第2実施形態では、
切換スイッチ13をオンオフの2状態に切換えると、ポ
テンショメータ14においては通常クレーン作業用と共
吊り作業用に切換えられる構成としているが、本発明は
これに限らず、切換スイッチ13を3以上の状態で切換
えるようにし、通常クレーン作業用と共吊り作業用とに
切換えられ、かつ、共吊り作業用において2レベル以上
で特性を切換えられるようにしてもよい。このようにす
ると、吊り荷の重さに応じた最適な巻上げ・巻下げ速度
(またはトルク域)を確保することが容易となり、作業
範囲の拡大化が図れることとなる。
【0059】また、上記実施形態では2つのウインチシ
ステムを備えたクレーンに適用しているが、本発明はこ
れに限らず、3つ以上のウインチシステムを備えたクレ
ーンにも適用することができることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による場合に
は、第2調整手段の操作により各油圧モータの回転数を
各々のウインチシステムの特性に応じて補正しておき、
その状態で第1調整手段を操作すれば、手動操作でも簡
単に同調調整ができるので、巻上げ・巻下げ速度を一定
に保つだけでなく、互いの位置ずれも簡単に補正するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るクレーンの同調作動装置を
備えたクレーンを示す回路構成図である。
【図2】第1実施形態に係るクレーンの同調作動装置に
備わった2つのポテンショメータの出力特性を示す図で
あり、(A)は通常クレーン作業時における一方のポテ
ンショメータの出力特性を示す図、(B)は通常クレー
ン作業時における他方のポテンショメータの出力特性を
示す図、(C)は共吊り作業時における一方のポテンシ
ョメータの出力特性を示す図、(D)は共吊り作業時に
おける他方のポテンショメータの出力特性を示す図であ
る。
【図3】第2実施形態に係るクレーンの同調作動装置に
備わった2つのポテンショメータの出力特性を示す図で
あり、(E)は共吊り作業時における一方のポテンショ
メータの出力特性を示す図、(E′)は共吊り作業時に
おける他方のポテンショメータの出力特性を示す図、
(F)は共吊り作業時における一方のポテンショメータ
の出力特性を示す図、(F′)は共吊り作業時における
他方のポテンショメータの出力特性を示す図である。
(G)は共吊り作業時における一方のポテンショメータ
の出力特性を示す図、(G′)は共吊り作業時における
他方のポテンショメータの出力特性を示す図である。
【図4】第1従来技術における油圧回路を示す図であ
る。
【図5】第2従来技術における油圧回路を示す図であ
る。
【図6】第3従来技術における油圧回路を示す図であ
る。
【図7】第4従来技術における油圧回路を示す図であ
る。
【図8】公知技術(特開平10−59688)における
油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
2、3 ドラム 4、5 油圧モータ 6、7 コントロールバルブ 11、12 傾転レギュレータ 13 切換スイッチ 14、15 ポテンショメータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープを巻上げ・巻下げするためのドラ
    ムを油圧モータにより回転駆動すると共に油圧モータの
    回転数を出力処理手段により制御するウインチシステム
    を複数有するクレーンにおいて、 各ウインチシステムの出力処理手段による油圧モータの
    回転数を制御するための制御用信号を出力する第1調整
    手段および第2調整手段を設けておき、第1調整手段を
    操作して各ウインチシステムにおける油圧モータの回転
    数を同一特性で変化させると共に、第2調整手段を操作
    して各ウインチシステムにおける油圧モータの回転数を
    各々のウインチシステムの特性に応じて補正し、各ドラ
    ムの回転速度を変化させてロープの巻上げ・巻下げ速度
    を同調させることを特徴とするクレーンの同調作動方
    法。
  2. 【請求項2】 ロープを巻上げ・巻下げするためのドラ
    ムを油圧モータにより回転駆動すると共に油圧モータの
    回転数を出力処理手段により制御するウインチシステム
    を複数有するクレーンにおいて、 各ウインチシステムの出力処理手段による油圧モータの
    回転数を制御するための制御用信号を出力するものであ
    って、各油圧モータの回転数を同一特性で変化させる第
    1調整手段と、 各ウインチシステムの出力処理手段による油圧モータの
    回転数を制御するための制御用信号を出力するものであ
    って、各油圧モータの回転数を各々のウインチシステム
    の特性に応じて補正する第2調整手段とを具備すること
    を特徴とするクレーンの同調作動装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧モータが傾転角制御により回転
    数を変化させるものであり、かつ、前記第1調整手段お
    よび前記第2調整手段が出力した制御用信号を受けて二
    次圧が変化する比例弁および該比例弁からの二次圧によ
    り該油圧モータが傾転角を制御する制御手段を前記出力
    処理手段として備えることを特徴とする請求項2に記載
    のクレーンの同調作動装置。
  4. 【請求項4】 前記油圧モータが、油圧パイロット式コ
    ントロールバルブの流量制御作用により回転数を変化さ
    せるものであり、かつ、前記第1調整手段および前記第
    2調整手段が出力した制御用信号を受けてコントロール
    バルブの開度調整を行うパイロット圧を制御する比例弁
    を前記出力処理手段として備えることを特徴とする請求
    項2に記載のクレーンの同調作動装置。
  5. 【請求項5】 前記第1調整手段および前記第2調整手
    段がポテンショメータからなることを特徴とする請求項
    2乃至4のいずれかに記載のクレーンの同調作動装置。
  6. 【請求項6】 前記ウインチシステムを2つ備えると共
    に第2調整手段がポテンショメータからなり、該ポテン
    ショメータにおける正側負側の片方の操作により一方の
    ウインチシステムにおける油圧モータの回転数が増加
    し、該ポテンショメータのもう片方の操作により他方の
    ウインチシステムにおける油圧モータの回転数が減少す
    るようになっていることを特徴とする請求項2乃至5の
    いずれかに記載のクレーンの同調作動装置。
  7. 【請求項7】 前記ウインチシステムを2つ備えると共
    に第2調整手段がポテンショメータからなり、該ポテン
    ショメータの正側操作と負側操作とにおいて両方のウイ
    ンチシステムにおける油圧モータの回転数が共に増減同
    方向に変化するようになっていることを特徴とする請求
    項2乃至5のいずれかに記載のクレーンの同調作動装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ウインチシステムを2つ備えると共
    に第2調整手段がポテンショメータからなり、該ポテン
    ショメータの正側負側の片方の操作により、一方のウイ
    ンチシステムにおける油圧モータの回転数が増加すると
    共に他方のウインチシステムにおける油圧モータの回転
    数が減少し、該ポテンショメータのもう片方の操作によ
    り、一方のウインチシステムにおける油圧モータの回転
    数が減少すると共に他方のウインチシステムにおける油
    圧モータの回転数が増加するようになっていることを特
    徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のクレーンの
    同調作動装置。
  9. 【請求項9】 前記第1調整手段がポテンショメータか
    らなり、その操作量に対する出力電流値の関係を複数レ
    ベルで切換えて、各ウインチシステムにおける油圧モー
    タの使用トルク域を調節する切換手段を備えることを特
    徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載のクレーンの
    同調作動装置。
  10. 【請求項10】 前記切換手段は、通常クレーン作業モ
    ードと共吊り作業モードとに切り換える機能を備えるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のクレーンの同調作動装
    置。
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