JP2000203705A - 収納装置 - Google Patents

収納装置

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JP2000203705A
JP2000203705A JP535099A JP535099A JP2000203705A JP 2000203705 A JP2000203705 A JP 2000203705A JP 535099 A JP535099 A JP 535099A JP 535099 A JP535099 A JP 535099A JP 2000203705 A JP2000203705 A JP 2000203705A
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JP535099A
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English (en)
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Yoshimi Niihara
良美 新原
Hidetaka Yoshioka
英貴 吉岡
Makoto Oya
誠 大矢
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2209/00Indexing codes relating to order picking devices in General
    • B65G2209/04Indication location means

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無人搬送車1のパレット台車2における収納
棚5の各収納部5aに対して部品が出し入れされたこと
を、安価な構成で確実に検出する。 【解決手段】 検出線11cが各収納部5の開口の前側
を通過するように上下方向に配列された5つの第1の光
電センサ11,11,…と、検出線12cが各収納部5
の開口の前側を通過しかつ第1の光電センサ11の検出
線11cと各収納部5の開口の前側で交差するように水
平方向に配列された4つの第2の光電センサ12,1
2,…とを備え、この第1及び第2の光電センサ11,
12を、各々、配列方向に相隣接するもの同士が時分割
で検出線11c,12cを放出するように構成し、第1
の光電センサ11の検出線11c及び第2の光電センサ
12の検出線12cの両方の遮断により、該両検出線1
1c,12cが交差する箇所に対応する収納部5aに対
して部品の出し入れが行われたことを検出するように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の出し入れ用
開口をそれぞれ有する複数の収納部が設けられた収納棚
を備え、該収納棚の収納部に対する物品の出し入れを検
出するようにした収納装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場の生産ライン等では、部
品を格納庫から生産ラインの各ステーションに搬送する
無人搬送車が使用されており、この搬送車は、例えば特
開平10−120112号公報や特公平6−20929
号公報に示されているように、物品の出し入れ用開口を
それぞれ有する複数の収納部が設けられた収納棚を備え
たパレット台車と、このパレット台車を牽引する牽引車
とで構成されている。そして、部品を格納庫から取り出
してパレット台車の収納棚の各収納部に部品を入れた
後、牽引車でパレット台車を牽引して生産ラインの各ス
テーションに搬送するようにしている。
【0003】上記のような搬送車を使用して部品を搬送
する場合、部品を確実に搬送するために、パレット台車
の収納棚における各収納部の床面に、部品が収納された
ときにその部品の重量によりON/OFF状態が変化す
るリミットスイッチを設けることがある。このことによ
り、格納庫では、作業者が所定の収納部に部品を収納し
たかを確認することができ、生産ラインの各ステーショ
ンでは、作業者が所定の収納部から部品を取り出したか
を確認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うにリミットスイッチで部品の出し入れを検出するもの
では、特に軽量の部品を収納した場合にはON/OFF
状態が変化しない場合があり、部品の出し入れを確実に
検出することは困難である。また、各収納部毎にリミッ
トスイッチとその配線とが必要となりコストアップを招
くと共に、比較的大きなスペースを必要とし、収納棚が
大きくなるという問題がある。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記無人搬送車のパレ
ット台車のような収納棚を備え、この収納棚の収納部に
対する物品の出し入れを検出するようにした収納装置に
対して、その検出方法に工夫を凝らすことによって、安
価でかつ大きなスペースを必要としない構成で、物品の
出し入れの検出を確実に行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、光センサを用いてその検出線の遮
断により収納部に対して物品の出し入れが行われたこと
を検出するようにした。
【0007】具体的には、請求項1の発明では、物品の
出し入れ用開口をそれぞれ有する複数の収納部が設けら
れた収納棚を備え、該収納棚の収納部に対する物品の出
し入れを検出するようにした収納装置を対象とする。
【0008】そして、検出線が上記収納棚における収納
部の開口の前側を通過するように所定の方向に配列され
た複数の第1の光センサと、検出線が上記収納部の開口
の前側を通過しかつ上記第1の光センサの検出線と収納
部の開口の前側で交差するように配列された第2の光セ
ンサとを備え、上記第1及び第2の光センサは、各々、
配列方向に相隣接するもの同士が互いに特性の異なる検
出線を放出するように構成され、上記第1の光センサの
検出線及び第2の光センサの検出線の両方の遮断によ
り、該両検出線が交差する箇所に対応する収納部に対し
て物品の出し入れが行われたことを検出するように構成
されているものとする。
【0009】上記の構成により、作業者が収納部に対し
て物品の出し入れを行えば、その作業者の手や物品によ
り光センサの検出線が遮断され、物品の重量や形状に関
係なくその出し入れを確実に検出することができる。し
かも、検出線の放出方向に収納部の開口が並ぶようにす
れば、光センサの使用数を低減することができる。ま
た、第1及び第2の光センサの検出線が収納部の開口の
前側で交差するようにしているので、第1及び第2の光
センサのいずれか一方における検出線の放出方向に並ぶ
2つの収納部に対して作業者が両手で同時に物品の出し
入れを行っても、必ず他方の光センサの検出線が遮断さ
れるので、どの収納部に対しても物品の出し入れの検出
を行うことができる。さらに、第1及び第2の光センサ
は、各々、配列方向に相隣接するもの同士が互いに特性
の異なる検出線を放出するように構成されているので、
相隣接する光センサ間の距離が小さくても、隣接する光
センサにより誤作動するのを防止することができる。よ
って、省スペースでかつ簡単・安価な構成で、収納部に
対する物品の出し入れを確実に把握することができる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、収納棚の収納部の開口は、上下方向と水平方向と
にマトリックス状に配列され、第1の光センサは、上下
方向に配列されていて、検出線を水平方向に放出するよ
うに構成され、第2の光センサは、水平方向に配列され
ていて、検出線を上下方向に放出するように構成されて
いるものとする。このことにより、光センサの使用数を
最も低減させることができ、コストを最小限に抑えるこ
とができる。
【0011】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、第1及び第2の光センサは、各々、配列方
向に相隣接するもの同士が時分割にて検出線を放出する
ことで検出線の特性を互いに異ならせるように構成され
ているものとする。
【0012】こうすることで、配列方向に相隣接する光
センサの検出線の特性をソフトウエアにより時間的に容
易に異ならせることができると共に、全て同じ光センサ
を使用することができる。
【0013】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、収納棚は、移動可能に構成され、上記収納棚が収
納部に物品を収納した状態で移動している際に物品の出
し入れを検出したとき、上記収納部の物品が飛び出した
と判断するように構成されているものとする。このこと
により、収納棚の移動中において物品の落下を確実に検
出することができ、この収納装置を無人搬送車等に適用
する場合に有効なものとすることができる。
【0014】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、収納部の物品が飛び出したと判断したときに、収
納棚の移動を停止させるように構成されているものとす
る。
【0015】このことで、収納棚の移動の停止により異
常を知らせることができると共に、工場の無人搬送車等
の場合には、物品が落下した状態のままで生産ラインの
各ステーションに移動するのを防止することができる。
【0016】請求項6の発明では、請求項3の発明にお
いて、収納棚は、複数の作業エリア間を移動しかつ該作
業エリア毎に対応して物品が出し入れされる収納部が設
定されるように構成され、上記作業エリアにおいて上記
収納棚の該作業エリアに対応して設定された全ての収納
部に対して物品の出し入れを検出していない状態のとき
に、収納棚の収納部に対して次の作業エリアで物品の出
し入れが行われるのを禁止するように構成されているも
のとする。この発明により、作業エリアにおいて物品の
出し入れを行うべき収納部に対する作業者の作業忘れを
防止することができる。
【0017】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、収納棚が次の作業エリアに移動するのを禁止する
ことで、収納棚に対して次の作業エリアで物品の出し入
れが行われるのを禁止するように構成されているものと
する。このことで、次の作業エリアでの物品の出し入れ
を確実に禁止することができる。
【0018】請求項8の発明では、請求項3の発明にお
いて、外部装置と通信可能なハンディ端末機と、上記収
納棚の収納部に対応して設けられた表示手段と、上記ハ
ンディ端末機と接続され、該ハンディ端末機からの指令
入力により、上記外部装置からハンディ端末機を介して
送られた情報に基づいて上記表示手段を作動させること
で、所定の物品に関して出し入れすべき収納部を指示す
る制御手段とを備え、上記制御手段は、該制御手段が指
示した全ての収納部に対して物品の出し入れを検出して
いない状態のときに、ハンディ端末機からの新たな指令
入力を規制するように構成されているものとする。
【0019】このことにより、生産管理を行うホストコ
ンピュータ等の外部装置からの情報に基づいて表示手段
により所定の物品に関して出し入れすべき収納部が指示
されるので、作業者はその指示された収納部に対して物
品を出し入れすればよく、作業能率を向上させることが
できる。そして、指示された全ての収納部に対して物品
の出し入れが検出されていないと、次の指令は受け付け
られないので、指示された収納部に対する出し入れ作業
忘れを防止することができる。
【0020】請求項9の発明では、請求項1又は2の発
明において、第1及び第2の光センサは、各々、配列方
向に相隣接するもの同士が互いに異なる波長の検出線を
放出することで検出線の特性を互いに異ならせるように
構成されているものとする。また、請求項10の発明で
は、請求項1又は2の発明において、第1及び第2の光
センサは、各々、配列方向に相隣接するもの同士が互い
に異なる変調周波数の検出線を放出することで検出線の
特性を互いに異ならせるように構成されているものとす
る。これらの発明により、配列方向に相隣接する光セン
サの検出線の特性を容易に異ならせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図2は、本発明の実施形態に係る収
納装置が適用された無人搬送車1を示し、この無人搬送
車1は、自動車製造工場内で使用されるものであって、
自動車部品(物品)の出し入れ用開口をそれぞれ有する
複数の収納部5a,5a,…が設けられた収納棚5を備
えかつ移動可能に構成されたパレット台車2と、このパ
レット台車2を牽引する牽引車3とで構成されている。
上記パレット台車2の収納棚5における各収納部5a
は、パレット台車2の左側(収納棚5としては前側とな
る)に5行4列のマトリックス状に開口するように設け
られている。つまり、各収納部5aの開口は、上下方向
と水平方向とにマトリックス状に配列されている。上記
牽引車3は、所謂AGVと呼ばれるものであって、工場
内の床面に予め敷設されたテープや番地板等に従って自
動走行するようになっている。
【0022】上記無人搬送車1は、図2では、組立ライ
ンから離れた部品格納庫内に設けられた部品積み込みエ
リア(作業エリア)に位置しており、この部品積み込み
エリアには、上記組立ラインで使用される各種部品が一
時的に格納される部品棚51が設けられている。この部
品積み込みエリアでは、作業者が上記部品棚51から部
品を取り出して上記パレット台車2の収納棚5における
所定の収納部5aに積み込んで収納する作業が行われる
ようになっている。そして、部品が各収納部5aに収納
されると、上記パレット台車2が牽引車3により牽引さ
れながら移動することで、組立ラインの各ステーション
に部品を搬送することができるようになっている。この
各ステーションでは、作業者が上記収納棚5の所定の収
納部5aから部品を取り出して自動車ボディに組み付け
る作業が行われるようになっている。つまり、各ステー
ションは、部品取り出しエリア(作業エリア)とされて
いる。
【0023】図3は、通信ネットワークを示すブロック
図であり、生産計画に基づく作業編成の作成や工場全体
の管理を行うホストコンピュータ20と、このホストコ
ンピュータ20から受信した生産情報を所定量だけ所定
の期間保存する生産情報ファイルサーバ21と、この生
産情報ファイルサーバ21から生産情報を読み出して部
品の供給管理を行う部品管理用コンピュータ22とが、
LAN(ローカルエリアネットワーク)等の通信回線2
3で接続されて、相互通信が可能なようになされてい
る。この通信回線23は、トークンリングを構成してお
り、この通信回線23により接続されたコンピュータ及
びサーバは、所定の時間間隔で渡されるトークンに従っ
てデータを送出するようになっている。
【0024】上記ホストコンピュータ20は、工場の生
産管理用の生産情報を作成して、この生産情報を上記通
信回線23を介して複数の生産工場や組立ラインに供給
するものである。上記生産情報には、組立ラインにおい
て自動車ボディに種々の部品を組み付けるための情報
(各自動車毎の、車体番号、発注番号、車種情報、種々
の仕様情報、組立ラインで組み付けられる部品のリス
ト、自動車ボディの組立ラインへの投入時期、生産順序
等)が含まれている。
【0025】上記部品管理用コンピュータ22は、該コ
ンピュータ22と接続された無線中継器25を介して複
数のハンディ端末機26,26,…(図3では1つのみ
示す)と無線通信可能に構成されている。この各ハンデ
ィ端末機26は、上記部品積み込みエリア及び各部品取
り出しエリアにおいて作業する作業者が持っているもの
であって、図2に示すように、上記収納棚5の上面にお
ける左端部(「左」及び「右」は、各収納部5の開口側
(前側)から見た左右をいう。以下同じ。)に設けた光
通信カプラ7に接続可能に構成され、この光通信カプラ
7にハンディ端末機26が接続されたときに、ハンディ
端末機26下面に設けた端末側カプラ48と光通信を行
なうようになっている。また、ハンディ端末機26は、
牽引車3の内部に設けられた牽引車制御ユニット27と
無線通信を行って牽引車3の動作を指示することができ
るようになっている。
【0026】上記収納棚5に設けた光通信カプラ7は、
収納棚5左側面に設けられた台車コントローラ8に接続
され、この台車コントローラ8は、収納棚5の各収納部
5aの開口の上側にそれぞれ設けた各表示ランプ9の点
灯/非点灯制御と、後述の各第1及び第2の光電センサ
11,12による部品出し入れ検出制御と、収納棚5上
面に設けられたプラズマディスプレイ等の表示器13の
表示制御とを行うようになっている。また、台車コント
ローラ8には、収納棚5左側面に設けられかつ作業者が
操作可能な押しボタンスイッチ(P/B)15が接続さ
れている。この押しボタンスイッチ15は、部品積み込
みエリア及び各部品取り出しエリアにおいて作業が終了
したときに作業者が押してONさせるようになってお
り、この押しボタンスイッチのONが検知されると、牽
引車3が次のエリアに移動するようになっている。尚、
上記光通信カプラ7にはバーコードリーダ(BC/R)
16が接続され、このバーコードリーダにより、上記部
品棚51に予め貼り付けられた個々の部品の番号を表す
バーコードラベルを読み取って部品管理用コンピュータ
22に不足部品の補充を要求することができるようにな
っている。
【0027】ここで、上記部品管理用コンピュータ22
のハードウエア構成を図4により説明する。すなわち、
部品管理用コンピュータ22は、CPU31と、CRT
等のディスプレイ32と、入力手段であるキーボード3
3と、起動用プログラム等を記憶しているROM34
と、各種処理結果を一時的に記憶するRAM35と、上
記ハンディ端末機26と通信を行うためのプログラム等
を記憶するハードディスクドライブ等の記憶装置36
と、他のコンピュータ等と通信回線23を介して通信す
るための通信インターフェース37と、処理結果等を印
刷するプリンタ38と、上記無線中継器25との出入力
インターフェースであるモデム39とを備え、これらが
内部バス40を介して接続されており、上記CPU31
は上記記憶装置36に記憶したプログラムに従って部品
管理用コンピュータ22全体を制御するように構成され
ている。
【0028】また、上記ハンディ端末機26のハードウ
エア構成を図5により説明する。すなわち、ハンディ端
末機26は、CPU41と、液晶表示器等のディスプレ
イ42と、入力手段であるキーボード43と、上記部品
管理用コンピュータ22と通信を行うプログラムや起動
用プログラム等を記憶しているROM44と、各種処理
結果を一時的に記憶するRAM45と、上記バーコード
リーダ16との通信インターフェースであるバーコード
リーダインターフェース46と、上記無線中継器25と
通信を行う無線送受信ユニット47と、上述の如く、収
納棚5に設けた光通信カプラ7と光通信を行う端末側カ
プラ48とを備え、これらが内部バス49を介して接続
されており、上記CPU41は上記ROM44に記憶し
たプログラムに従ってハンディ端末機26全体を制御す
るように構成されている。尚、上記ハンディ端末機26
は、不図示のバッテリで駆動されるようになっている。
【0029】上記パレット台車2の収納棚5の前側に
は、図1に示すように、上下方向に5つの第1の光電セ
ンサ11,11,…が配列されていると共に、水平方向
に4つの第2の光電センサ12,12,…が配列されて
いる。この各第1及び第2の光電センサ11,12は、
検出線11c,12cをそれぞれ放出する投光部11
a,12aとこの投光部11a,12aから放出された
検出線11c、12cをそれぞれ受光する受光部11
b,12bとで構成されている。この各第1の光電セン
サ11の投光部11aは、最も左側に位置する収納部5
aの開口列の左側に該開口に対応して上下方向に配列さ
れており、各受光部11bは、最も右側に位置する収納
部5aの開口列の右側に該開口に対応して水平方向に配
列されている。この各第1の光電センサ11の投光部1
1aから放出された検出線11cは、同じ高さの位置で
水平方向に並ぶ4つの収納部5a,5a,…の開口の前
側を通過して各受光部11bに達するようになってい
る。一方、各第2の光電センサ12の投光部12aは、
最も下側の収納部5aの開口列の下側に該開口に対応し
て水平方向に配列されており、各受光部12bは、最も
上側の収納部5aの開口列の上側に該開口に対応して水
平方向に配列されている。この各第2の光電センサ12
の投光部12aから放出された検出線12cは、上下方
向に並ぶ5つの収納部5a,5a,…の開口の前側を通
過しかつ上記各第1の光電センサ11の投光部11aか
ら放出された検出線11cと各収納部5aの開口の前側
で垂直に交差して各投光部12bに達するようになって
いる。そして、後述の如く、上記第1及び第2の光電セ
ンサ11,12は、各々、配列方向に相隣接する投光部
11a,11a、12a,12a同士が時分割にて検出
線11c,11c、12c,12cを放出することで互
いに特性の異なる検出線11c,11c、12c,12
cを放出するように構成され、第1の光電センサ11の
投光部11aから放出される検出線11c及び第2の光
電センサ12の投光部12aから放出される検出線12
cの両方の遮断により、各収納部5aに対する部品の出
し入れを検出するようになっている。
【0030】また、上記収納棚5前面における各収納部
5aの開口の上側には、各収納部5aに対応して設けら
れた表示手段としての表示ランプ9が設けられ、上記台
車コントローラ8(制御手段)は、後述の如く、ハンデ
ィ端末機26からの指令により、上記ホストコンピュー
タ20(外部装置)から部品管理用コンピュータ22、
無線中継器25及びハンディ端末機26を介して送られ
た情報に基づいて所定の表示ランプ9を点灯させること
で、所定の部品に関して出し入れすべき収納部5aを指
示するようになっている。つまり、部品積み込みエリア
においては、所定の部品に関して収納すべき収納部5a
に対応する表示ランプ9を点灯させることにより、作業
者の部品積み込み作業を支援するようになっている。ま
た、部品取り出しエリアにおいては、所定の部品に関し
てどの収納部5aから部品を取り出せばよいかを表示ラ
ンプ9の点灯により表示することで、作業者の部品取り
出し作業を支援するようになっている。
【0031】次に、上記台車コントローラ8において上
記各第1及び第2の光電センサ11,12により各収納
部5aに対する部品出し入れ検出をどのように行うかを
図6のフローチャートにより説明する。尚、このフロー
チャートでは、第1の光電センサ11の投光部11aを
H−PHT(I)とし、受光部11bをH−PHR
(I)(Iは上側から順に1、2、…、5)としてい
る。また、第2の光電センサ12の投光部12aをV−
PHT(J)とし、受光部12bをV−PHR(J)
(Jは左側から順に1、2、3、4)としている。
【0032】先ず、ステップS1で第1及び第2の光電
センサ11,12の数HN,VNを設定する。つまり、
HN=5,VN=4に設定して、ステップS2に進んで
出力データD(I,J)を0に初期化する。そして、ス
テップS3でカウンタIを1にセットした後、ステップ
S4でカウンタJを1にセットする。
【0033】続いて、ステップS5に進んで最も上側に
位置する第1の光電センサ11の投光部11aから検出
線11cを放出させ、ステップS6で最も左側に位置す
る第2の光電センサ12の投光部12aから検出線12
cを放出させる。そして、ステップS7で上記第1の光
電センサ11の受光部11bに上記投光部11aから放
出された検出線11cが入力されたか否かを判定する。
この判定がYESのときにはステップS10に進む一
方、NOのときにはステップS8に進んで、上記第2の
光電センサ12の受光部12bに上記投光部12aから
放出された検出線12cが入力されたか否かを判定す
る。この判定がYESのときにはステップS10に進む
一方、NOのときにはステップS9に進んで出力データ
D(I,J)を1にする。つまり、上記ステップS7及
びステップS8の両方の判定がNOとなるのは、第1の
光電センサ11の検出線11c及び第2の光電センサ1
2の検出線12cの両方が遮断されたためであり、この
ことで、この両検出線11c,12cが交差する箇所に
対応する収納部5a(I=1,J=1では左上角部に位
置する収納部5a)に対して部品の出し入れが行われた
と判断することができ、出力データD(I,J)が1に
なっていると、部品の出し入れが行われたことになる。
【0034】次いで、ステップS10でカウンタJに1
をプラスした後、ステップS11でJがVNよりも大き
いか否かを判定する。この判定がNOのときには、ステ
ップS5に戻ってステップS5〜ステップS11の動作
を繰り返す。つまり、最も上側に位置する収納部5aに
おいて左側から順に部品の出し入れが行われたか否かを
判定していく。このことで、水平方向に相隣接する第2
の光電センサ12,12の投光部12a,12a同士
は、時分割にて検出線11c,11cを放出することに
なる。
【0035】一方、上記ステップS11の判定がYES
のときには、ステップS12に進んでカウンタIに1を
プラスした後、ステップS13でIがHNよりも大きい
か否かを判定する。この判定がNOのときには、上記ス
テップS4に戻ってステップS4〜ステップS13の動
作を繰り返す。つまり、最も上側に位置する全ての収納
部5a,5a,…について部品の出し入れ判定を行う
と、順次その下側の列についても同様に部品の出し入れ
が行われたか否かを判定していく。このことで、上下方
向に相隣接する第1の光電センサ11,11の投光部1
1a,11a同士は、時分割にて検出線11c,11c
を放出することになる。
【0036】上記ステップS13の判定がYESのとき
(最も下側に位置する全ての収納部5a,5a,…につ
いて部品の出し入れ判定を終了したとき)には、ステッ
プS14に進んで検出動作停止指令を受けたか否かを判
定し、この判定がNOのときには、ステップS3に戻っ
て再び上記検出動作をし続ける一方、YESのときに
は、検出動作を停止させる。
【0037】上記部品出し入れ検出処理は、牽引車3が
部品積み込みエリア及び各部品取り出しエリア間を収納
棚5の各収納部5aに部品を収納した状態で移動してい
るときに行われ、このときに部品の出し入れを検出する
と、収納部5aの部品が飛び出したと判断して牽引車3
を停止させるように構成されている。具体的には、図7
のフローチャートに基づいて行われる。すなわち、ステ
ップT1で牽引車3の起動指令が入力されたか否かを判
定し、この判定がNOのときには、起動指令が入力され
るまで待ち続ける一方、YESのときには、ステップT
2に進む。そして、ステップT2〜ステップT14にお
いて部品出し入れ検出を行う。つまり、ステップT2〜
ステップT14は、図6のフローチャートのステップS
1〜ステップS13と同じである。そして、ステップT
15において牽引車3の走行制御を行った後、ステップ
T16で牽引車3の停止指令が入力されたか否かを判定
する。この判定がYESのときにはステップT18に進
んで牽引車3を停止させる一方、NOのときには、ステ
ップT17に進んで出力データD(I,J)が1になっ
ているか否か、つまり部品の出し入れが行われたか否か
を判定する。この判定がNOのときには、ステップT4
に戻ってステップT4〜ステップT17の動作を繰り返
す一方、YESのときには、部品が飛び出したと判断し
て、停止指令を入力したときと同様にステップT18に
進んで牽引車3を強制的に停止させる。尚、このように
収納部5aの部品が飛び出したと判断して牽引車3を停
止させたときには、ブザー等により警報を発するように
してもよい。
【0038】また、上記部品出し入れ検出処理は、牽引
車3が部品積み込みエリア及び各部品取り出しエリアに
停止しているときにも行われ、その各エリアに対応して
設定された全ての収納部に対して部品の出し入れを検出
していない状態のときに、収納棚5の各収納部5aに対
して次のエリアで部品の出し入れが行われるのを禁止す
る(具体的には、牽引車3が次のエリアに移動するのを
禁止して警告する)ようになっている(図9のフローチ
ャートのステップU22、ステップU23及びステップ
U27参照)。すなわち、部品積み込みエリアにおいて
は、例えば全ての収納部5a,5a,…に対して部品を
積み込むようにしていた場合に、その全ての収納部5
a,5a,…に部品が入れられたことを検出していない
ときには、作業者が押しボタンスイッチ15を押すこと
で移動指令を受けたとしても部品取り出しエリアへの移
動が禁止され、全ての収納部5a,5a,…に対して部
品が入れられたことを検出すれば、部品取り出しエリア
へ移動するようになっている。一方、各部品取り出しエ
リアでは、該各部品取り出しエリア毎に所定の収納部5
aから部品を取り出すように決められており、その決め
られた収納部5a全てから部品が取り出されたことを検
出していないときには、次のエリアへの移動が禁止され
る。
【0039】さらに、上記部品出し入れ検出処理は、上
記ハンディ端末機26による部品積み込み作業及び部品
取り出し作業の支援時にも行われるようになっている。
この部品積み込み作業の支援時における処理を図8及び
図9により説明する。尚、部品取り出し作業の支援時に
おける処理は、部品積み込み作業の支援時と同様である
ので省略する。
【0040】先ず、ステップU1で部品要求指令が有る
か否かを判定する。つまり、作業者がハンディ端末機2
6を手に取って所定の部品についての番号とそのパレッ
ト台車の識別IDとをキーボードから入力したか否かを
判定する。この判定がNOのときには、入力を待ち続け
る一方、YESのときには、ステップU2に進んで、当
該部品情報がハンディ端末機26のRAM45内に無い
か否かを判定する。この判定がNOのときには、ステッ
プU5に進む一方、YESのときには、ステップU3に
進んで、このパレット台車2のID情報と情報送信指令
とを部品管理用コンピュータ22に送信する。そして、
ステップU4で、部品管理用コンピュータ22から無線
中継器25を介して送信される部品情報を無線送受信ユ
ニット47で受信してRAM45に記憶する。
【0041】次いで、ステップU5で、ハンディ端末機
26をパレット台車2の収納棚5の光通信カプラ7に接
続する旨のコメントを表示器13に表示し、作業者がこ
の表示内容に従ってハンディ端末機26を光通信カプラ
7に接続すると、ステップU6で、上記部品情報をRA
M45より読み込んで台車コントローラ8へ出力する。
そして、台車コントローラ8はこの部品情報を受けて、
ステップU7で部品名と数量とを表示器13に表示し、
ステップU8でその部品を収納すべき収納部5aに対応
する表示ランプ9を点灯させる。
【0042】続いて、ステップU9〜ステップU21に
おいて図6のフローチャートのステップS1〜ステップ
S13と同じ処理を行って部品出し入れ検出を行う。そ
して、ステップU22において、作業者が部品の積み込
み作業を終了して押しボタンスイッチ15を押したか否
かを判定する。この判定がYESのときには、ステップ
U23に進んで、ステップU8において表示ランプ9を
点灯させた収納部5aに対応する出力データD(I,
J)が0であるか否かを判定する。この判定がNOのと
きには、ステップU24に進んでハンディ端末機26か
ら牽引車制御ユニット27へ走行開始指令を送信して終
了する。すなわち、押しボタンスイッチ15が押された
ときに、台車コントローラ8は、該台車コントローラ8
が部品を収納するように指示した収納部5a全てに対し
て部品が入れられたことを検出すれば、作業者がハンデ
ィ端末機26を光通信カプラ7から取り外すことで牽引
車3は部品取り出しエリアに移動する。
【0043】一方、上記ステップU22の判定がNOの
ときには、ステップU25に進んで、次の部品要求が有
るか否かを判定する。この判定がNOのときには、上記
ステップU11に戻ってステップU11〜ステップU2
2及びステップU25の動作を繰り返す。つまり、部品
出し入れ検出動作をし続ける。そして、上記ステップU
25の判定がYESのときには、ステップU26に進ん
で、上記ステップU23と同様に、ステップU8におい
て表示ランプ9を点灯させた収納部5aに対応する出力
データD(I,J)が0であるか否かを判定する。この
判定がNOのとき、つまり、台車コントローラ8が部品
を収納するように指示した収納部5a全てに対して部品
が入れられたことを検出した状態のときには、ステップ
U2に戻って、新たな部品について収納すべき収納部5
aを表示ランプ9の点灯により指示すると共に、部品出
し入れ検出動作を行って上記と同じ判定を行う。
【0044】上記ステップU26の判定がYESのとき
には、ステップU27に進んで警告を行う。すなわち、
台車コントローラ8が部品を収納するように指示した収
納部5a全てに対して部品が入れられたことを検出して
いない状態のときには、ハンディ端末機26からの新た
な部品要求指令入力を規制するように構成されている。
この警告は、例えば、ブザー等により警報を発したり、
上記表示ランプ9を点滅させたりすることにより行う。
また、上記ステップU23の判定がYESのときにも、
ステップU27に進んで同様の警告を行う。尚、この警
告は、作業者が押しボタンスイッチ15を押したり、部
品が収納されていない収納部5aに部品を収納したりす
ることで解除するようにすればよい。
【0045】したがって、上記実施形態では、第1及び
第2の光電センサ11,12を使用して収納棚5の各収
納部5aに対する部品の出し入れを検出するようにして
いるので、部品の重量や形状に関係なくその出し入れを
確実に検出することができ、しかも、リミットスイッチ
等を設ける場合のように収納部5aと同じ数の光電セン
サ11,12を設ける必要はなく、コストを低減するこ
とができる。また、配列方向に相隣接する投光部11
a,11a、12a,12a同士が時分割にて検出線1
1c,11c、12c,12cを放出するようにしてい
るので、収納部5aが小さくて相隣接する投光部11
a,11a、12a,12a間の距離が小さくても、隣
接する検出線11c,12cを受光して誤作動するよう
なことはない。この結果、ハンディ端末機26による部
品積み込み作業の支援等を確実に行って、トラブルが発
生するのを防止することができる。
【0046】尚、上記実施形態では、第1及び第2の光
電センサ11,12として、投光部11a,12aと受
光部11b,12bとが分離したものを使用したが、投
光部と受光部とが一体となった光電スイッチを使用する
ようにしてもよい。この場合、上記投光部11a,12
aを設けた位置にその光電スイッチを配置し、上記受光
部11b,12bを設けた位置に光電スイッチから放出
された検出線をその光電スイッチに戻すために反射させ
る光反射板を配置すればよい。そして、このときのフロ
ーチャートは、図10のようになる。但し、このフロー
チャートでは、第1の光電センサ11の光電スイッチを
H−PHS(I)(Iは上側から順に1、2、…、5)
とし、第2の光電センサ12の光電スイッチをV−PH
S(I)(Iは左側から順に1、2、3、4)としてい
る。
【0047】すなわち、ステップV1〜ステップV4
で、図6のフローチャートのステップS1〜S4と同様
の処理を行った後、ステップV5で最も上側に位置する
第1の光電センサ11の光電スイッチを有効(作動)状
態にし、ステップV6で最も左側に位置する第2の光電
センサ12の光電スイッチを有効状態にする。そして、
ステップV7で上記第1の光電センサ11の光電スイッ
チに検出線が入力されたか否かを判定する。この判定が
YESのときにはステップV10に進む一方、NOのと
きにはステップV8に進んで、上記第2の光電センサ1
2の光電スイッチに検出線が入力されたか否かを判定す
る。この判定がYESのときにはステップV10に進む
一方、NOのときにはステップV9に進んで出力データ
D(I,J)を1にする。次のステップV10で上記第
1の光電センサ11の光電スイッチを無効(非作動)状
態にし、ステップV11で上記第2の光電センサ12の
光電スイッチを無効状態にする。次のステップV12〜
ステップV16は、図6のフローチャートのステップS
10〜S14と同様である。このように、光電スイッチ
を使用しても、上記実施形態と同様のフローチャートと
なる。
【0048】また、上記実施形態では、配列方向に相隣
接する投光部11a,11a、12a,12a同士が時
分割にて検出線を放出するようにしたが、同時に検出線
を放出するようにしてもよい。但し、この場合には、相
隣接する投光部11a,11a、12a,12aから放
出される検出線11c,12cの波長を互いに異ならせ
たり、変調周波数を互いに異ならせたりすることで、そ
の特性を変えるようにする必要がある。
【0049】さらに、上記実施形態では、部品管理用コ
ンピュータ22とハンディ端末機26との通信方式とし
て無線回線を採用したが、これに限られるものではな
く、部品管理用コンピュータ22とハンディ端末機26
とをケーブル接続するようにしても本発明を適用するこ
とができる。この場合、LAN等の通信回線23に直結
してもよく、或いは通信回線23の下位の通信回線を構
成し、この通信回線に収容するようにしてもよい。
【0050】また、上記実施形態では、部品の積み込み
及び取り出しのいずれか一方のみが行われる作業エリア
しか設けなかったが、その両方が行われる作業エリアを
設けるようにしてもよい。
【0051】加えて、上記実施形態では、収納装置を自
動車製造工場で使用される無人搬送車1に適用したが、
これに限らず、収納棚5が移動不能な場合にも適用する
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、収納棚の収納部に対する物品の出し入れを検出
するようにした収納装置に対して、所定の方向に配列さ
れた複数の第1の光センサと、検出線がこの第1の光セ
ンサの検出線と収納部の開口の前側で交差するように配
列された第2の光センサとを備え、これら第1及び第2
の光センサを、各々、配列方向に相隣接するもの同士が
互いに特性の異なる検出線を放出するように構成し、第
1の光センサの検出線及び第2の光センサの検出線の両
方の検出線の遮断により、該両検出線が交差する箇所に
対応する収納部に対して物品の出し入れが行われたこと
を検出するように構成したので、省スペースでかつ簡単
・安価な構成で、収納部に対する物品の出し入れを確実
に検出することができる。
【0053】請求項2の発明によると、収納棚の収納部
の開口を、上下方向と水平方向とにマトリックス状に配
列し、第1の光センサを、上下方向に配列して、検出線
を水平方向に放出するように構成し、第2の光センサ
を、水平方向に配列して、検出線を上下方向に放出する
ように構成したことにより、コストを最小限に抑えて収
納部に対する物品の出し入れを効果的に検出することが
できる。
【0054】請求項3の発明によると、第1及び第2の
光センサを、各々、配列方向に相隣接するもの同士が時
分割にて検出線を放出することで検出線の特性を互いに
異ならせるように構成したことにより、全て同じ光セン
サを用いても、検出線の特性を容易に異ならせることが
できる。
【0055】請求項4の発明によると、収納棚が収納部
に物品を収納した状態で移動している際に物品の出し入
れを検出したとき、収納部の物品が飛び出したと判断す
るように構成したことにより、この収納装置を無人搬送
車等に適用する場合に最適なものとなる。
【0056】請求項5の発明によると、収納部の物品が
飛び出したと判断したときに、収納棚の移動を停止させ
るように構成したことにより、移動先におけるトラブル
を未然に防止することができる。
【0057】請求項6の発明によると、作業エリアにお
いて収納棚の該作業エリアに対応して設定された全ての
収納部に対して物品の出し入れを検出していない状態の
ときに、収納棚の収納部に対して次の作業エリアで物品
の出し入れが行われるのを禁止するように構成したこと
により、物品の出し入れを行うべき収納部に対する作業
者の作業忘れを防止することができる。
【0058】請求項7の発明によると、収納棚が次の作
業エリアに移動するのを禁止することで、収納棚に対し
て次の作業エリアで物品の出し入れが行われるのを禁止
するように構成したことにより、次の作業エリアでの物
品の出し入れを確実に禁止することができる。
【0059】請求項8の発明によると、ハンディ端末機
と接続され、該ハンディ端末機からの指令入力により、
外部装置からハンディ端末機を介して送られた情報に基
づいて表示手段を作動させることで、所定の物品に関し
て出し入れすべき収納部を指示する制御手段を備え、こ
の制御手段を、該制御手段が指示した全ての収納部に対
して物品の出し入れを検出していない状態のときに、ハ
ンディ端末機からの新たな指令入力を規制するように構
成したことにより、収納棚の収納部に対する部品の取り
出し支援を行うことができると共に、指示された収納部
に対する出し入れ作業忘れを防止することができる。
【0060】請求項9の発明では、第1及び第2の光セ
ンサを、各々、配列方向に相隣接するもの同士が互いに
異なる波長の検出線を放出することで検出線の特性を互
いに異ならせるように構成した。また、請求項10の発
明では、互いに異なる変調周波数の検出線を放出するこ
とで検出線の特性を互いに異ならせるように構成した。
したがって、これらの発明によると、配列方向に相隣接
する光センサの検出線の特性を容易に異ならせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無人搬送車の台車パレットを収納棚の収納部の
開口側から見た拡大図である。
【図2】本発明の実施形態に係る収納装置が適用された
無人搬送車を示す斜視図である。
【図3】通信ネットワークを示すブロック図である。
【図4】部品管理用コンピュータのハードウエア構成を
示すブロック図である。
【図5】ハンディ端末機のハードウエア構成を示すブロ
ック図である。
【図6】台車コントローラにおける部品出し入れ検出処
理を示すフローチャートである。
【図7】牽引車の移動中の処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】ハンディ端末機による部品積み込み作業の支援
時の処理を示すフローチャートである。
【図9】ハンディ端末機による部品積み込み作業の支援
時の処理を示すフローチャートである。
【図10】第1及び第2の光電センサとして光電スイッ
チを使用した場合の部品出し入れ検出処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 無人搬送車(収納装置) 5 収納棚 5a 収納部 8 台車コントローラ(制御手段) 9 表示ランプ(表示手段) 11 第1の光電センサ(第1の光センサ) 12 第2の光電センサ(第2の光センサ) 11c,12c 検出線 26 ハンディ端末機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大矢 誠 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3C042 RE07 3F022 FF01 LL07 MM01 MM08 MM26 MM35 MM66 MM70 NN32 PP06 QQ12 9A001 JJ47 JZ44

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の出し入れ用開口をそれぞれ有する
    複数の収納部が設けられた収納棚を備え、該収納棚の収
    納部に対する物品の出し入れを検出するようにした収納
    装置であって、 検出線が上記収納棚における収納部の開口の前側を通過
    するように所定の方向に配列された複数の第1の光セン
    サと、 検出線が上記収納部の開口の前側を通過しかつ上記第1
    の光センサの検出線と収納部の開口の前側で交差するよ
    うに配列された第2の光センサとを備え、 上記第1及び第2の光センサは、各々、配列方向に相隣
    接するもの同士が互いに特性の異なる検出線を放出する
    ように構成され、 上記第1の光センサの検出線及び第2の光センサの検出
    線の両方の遮断により、該両検出線が交差する箇所に対
    応する収納部に対して物品の出し入れが行われたことを
    検出するように構成されていることを特徴とする収納装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の収納装置において、 収納棚の収納部の開口は、上下方向と水平方向とにマト
    リックス状に配列され、 第1の光センサは、上下方向に配列されていて、検出線
    を水平方向に放出するように構成され、 第2の光センサは、水平方向に配列されていて、検出線
    を上下方向に放出するように構成されていることを特徴
    とする収納装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の収納装置におい
    て、 第1及び第2の光センサは、各々、配列方向に相隣接す
    るもの同士が時分割にて検出線を放出することで検出線
    の特性を互いに異ならせるように構成されていることを
    特徴とする収納装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の収納装置において、 収納棚は、移動可能に構成され、 上記収納棚が収納部に物品を収納した状態で移動してい
    る際に物品の出し入れを検出したとき、上記収納部の物
    品が飛び出したと判断するように構成されていることを
    特徴とする収納装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の収納装置において、 収納部の物品が飛び出したと判断したときに、収納棚の
    移動を停止させるように構成されていることを特徴とす
    る収納装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の収納装置において、 収納棚は、複数の作業エリア間を移動しかつ該作業エリ
    ア毎に対応して物品が出し入れされる収納部が設定され
    るように構成され、 上記作業エリアにおいて上記収納棚の該作業エリアに対
    応して設定された全ての収納部に対して物品の出し入れ
    を検出していない状態のときに、収納棚の収納部に対し
    て次の作業エリアで物品の出し入れが行われるのを禁止
    するように構成されていることを特徴とする収納装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の収納装置において、 収納棚が次の作業エリアに移動するのを禁止すること
    で、収納棚に対して次の作業エリアで物品の出し入れが
    行われるのを禁止するように構成されていることを特徴
    とする収納装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の収納装置において、 外部装置と通信可能なハンディ端末機と、 上記収納棚の収納部に対応して設けられた表示手段と、 上記ハンディ端末機と接続され、該ハンディ端末機から
    の指令入力により、上記外部装置からハンディ端末機を
    介して送られた情報に基づいて上記表示手段を作動させ
    ることで、所定の物品に関して出し入れすべき収納部を
    指示する制御手段とを備え、 上記制御手段は、該制御手段が指示した全ての収納部に
    対して物品の出し入れを検出していない状態のときに、
    ハンディ端末機からの新たな指令入力を規制するように
    構成されていることを特徴とする収納装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2記載の収納装置におい
    て、 第1及び第2の光センサは、各々、配列方向に相隣接す
    るもの同士が互いに異なる波長の検出線を放出すること
    で検出線の特性を互いに異ならせるように構成されてい
    ることを特徴とする収納装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2記載の収納装置におい
    て、 第1及び第2の光センサは、各々、配列方向に相隣接す
    るもの同士が互いに異なる変調周波数の検出線を放出す
    ることで検出線の特性を互いに異ならせるように構成さ
    れていることを特徴とする収納装置。
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