JP2000203224A - タイヤ滑り止め具の構造 - Google Patents

タイヤ滑り止め具の構造

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JP2000203224A
JP2000203224A JP11006131A JP613199A JP2000203224A JP 2000203224 A JP2000203224 A JP 2000203224A JP 11006131 A JP11006131 A JP 11006131A JP 613199 A JP613199 A JP 613199A JP 2000203224 A JP2000203224 A JP 2000203224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
chain
metal
metal chain
shoulder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11006131A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Sekiguchi
関口  巧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製チェーンと非金属製チェーンとを特定
の位置に配設して組み合わせて構成することにより氷雪
路上を走行する際の耐久性及び乗り心地性を向上させた
タイヤ滑り止め具の構造を提供することにある。 【解決手段】 滑り止め具本体1は、タイヤWの接地踏
面部中央Waに装着する金属製チェーン2と、タイヤW
のショルダーWbからサイド部にかけて装着する非金属
チェーン3(ゴムまたはウレタン材料から構成される)
とで構成されている。前記金属製チェーン2の両端末部
は、非金属チェーン3に埋設されて一体的に構成され、
金属製チェーン2は、タイヤの接地幅Hの少なくとも4
0〜70%に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ滑り止め
具の構造にかかわり、更に詳しくは滑り止め具本体を金
属チェーンと非金属チェーンとを組み合わせることによ
り、耐久性及び乗り心地性を向上させたタイヤ滑り止め
具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、氷雪路上を走行する際、タイヤに
滑り止め具としての滑り止め用チェーンを装着すること
が行われているが、この滑り止め用のチェーンとして、
金属製チェーンと非金属製チェーン(ゴム製またはウレ
タン製)が知られている。金属製チェーンについては、
従来からJIS型が主流を占めているが、近年では装着
性を考慮したワンタッチ式チェーンも市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、耐久性及
び乗り心地性については、非金属製チェーンよりも金属
製チェーンの方が明らかに劣っていることが問題となっ
ている。更に、金属製チェーンの乗り心地向上として、
従来からラダータイプ(梯子状の形態)から近年では亀
甲形タイプのものが増えているが、やはり耐久性及び乗
り心地性(振動)についての課題は残されているのが現
状である。特に、耐久性については、タイヤショルダー
付近において切断が多く見受けられる。
【0004】また、従来の金属製チェーンの場合、走行
時にチェーンが路面に当たる時に発生する騒音と、チェ
ーン本体の動きによるよって騒音する騒音とが問題とな
っていた。更に、従来の金属製チェーンは、各部の加締
めの向きにより本体の表裏面の区別がされているが、極
めて判り難く、タイヤに対して誤って表裏面を反対に装
着してしまうと特にタイヤショルダーからサイドにかけ
て傷等の破損が多発すると言う問題があった。
【0005】このため、乗り心地性等の対策として、タ
イヤセンター付近のみを樹脂製としたものや、耐久性向
上を目的として、個々の金属製リンクに樹脂等でコート
した物、更にラダー部全体にゴムを加硫接着したものが
提案されている。しかし、タイヤセンター付近のみを樹
脂製としたもは、やはりタイヤショルダー付近において
切断等の問題があり、また全体を樹脂コートしたもの
は、制動性等において問題がある。即ち、金属製チェー
ンにおいては、路面との接触時に個々のリンクが動くこ
とで雪上及び氷上での性能を確保しているが、全体的に
樹脂等でコートしてしまうと個々のリンクの動きがなく
なり、本来の金属製チェーンの性能である制動性能及び
登坂性能が低下してしまうと言う問題があった。
【0006】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、金属製チェーンと非金属製チェー
ンとを特定の位置に配設して組み合わせて構成すること
により氷雪路上を走行する際の耐久性及び乗り心地性を
向上させたタイヤ滑り止め具の構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、滑り止め具本体を、タイヤの接地踏面部
中央を金属製チェーンにより構成すると共に、タイヤの
ショルダー付近を非金属チェーンにより構成したことを
要旨とするものである。この発明は、上記のように構成
され、タイヤの接地踏面部中央は従来と同様に金属製チ
ェーンにより構成すると共に、タイヤショルダー付近か
らサイドにかけて非金属製チェーンを配設することによ
り、金属製チェーンの制動性等の性能を低下させること
なく耐久性を向上させ、更に乗り心地性(振動等)も向
上させることが出来るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。図1は、滑り止め具本体1を
タイヤWに装着した状態のこの発明の第1実施形態を示
し、前記滑り止め具本体1は、タイヤWの接地踏面部中
央Waに装着する金属製チェーン2と、タイヤWのショ
ルダーWbからサイド部にかけて装着する非金属チェー
ン3(ゴムまたはウレタン材料から構成される)とで構
成されている。前記金属製チェーン2の両端末部は、非
金属チェーン3に埋設されて一体的に構成され、金属製
チェーン2は、タイヤの接地幅Hの少なくとも40〜7
0%に設定されている。
【0009】前記金属製チェーン2は、タイヤの接地幅
Hの70%以上であると、金属製チェーン部分が長くな
り、この発明品の目的である耐久性及び乗り心地の効果
を得ることが出来ない。また金属製チェーンでの破損箇
所で多く見られる場所は、タイヤのショルダー付近であ
るため、そこの位置には金属製チェーンを配置しないの
が望ましい。また接地幅Hの40%以下の場合には、金
属製チェーン本来の性能、即ち、制動性能を得ることが
出来ない。従って上記の範囲に設定するのが好ましいの
である。
【0010】図2は、亀甲形タイプの滑り止め具本体1
の平面図であり、また図3はラダー形タイプの滑り止め
具本体1の平面図である。構成は、上記第1実施形態と
同様であり、非金属チェーン3は、バンドフック4を介
してインナーロープ5a及びアウターロープ5bに固定
される。
【0011】次に、図4及び図5は、この発明の第2実
施形態を示し、この実施形態は、タイヤWのショルダー
Wbからサイド部の非金属チェーン3aは、金属チェー
ン6にゴムまたはウレタン等のゴム状弾性体7を被覆し
て構成したものである。この実施形態も、上記第1実施
形態と同様に、金属製チェーン2は、タイヤの接地幅H
の少なくとも40〜70%に設定されている。
【0012】以上のように構成することで、金属製チェ
ーン2の制動性等の性能を低下させることなく耐久性を
向上させ、更に乗り心地性(振動等)も向上させること
が出来るものである。また上記のように、タイヤショル
ダー付近は非金属製チェーン3により構成し、非金属製
チェーン3の表裏面には、それぞれのパターン(タイヤ
と接触側(裏面側)には密着防止用のディンプル等が加
工され、また路面側(表面側)にはパターン(模様)が
加工されている)があるため、チェーンの表裏面の確認
が容易となり、装着性を向上させることが出来るもので
ある。
【0013】
【発明の効果】この発明は、上記のように滑り止め具本
体を、タイヤの接地踏面部中央を金属製チェーンにより
構成すると共に、タイヤのショルダー付近を非金属チェ
ーンにより構成したので、以下のような優れた効果を奏
するものである。 .従来の金属製チェーンに比べて、耐久性及び乗り心
地性が向上した。 .タイヤチェーン(非金属部)の表裏面が明確化し、
装着性が向上した。 .走行時の騒音が減少した。即ち、この発明の滑り止
め具本体は、金属部分を必要最小限度にして構成したの
で、金属チェーンが路面に当接する部分が減少すると共
に、チェーン本体の動きも減少し、従って走行中での騒
音を抑えることが出来た。 .従来の金属製チェーンは、タイヤショルダー付近に
擦れによる傷が多く見られたが、その部分を非金属製と
することでタイヤの損傷が減少した。即ち、この発明の
滑り止め具本体では、タイヤショルダー付近を非金属製
とすることで仮に表裏面を反対に取付けたとしてもタイ
ヤの破損を減少させることが出来るものである。 .ラダー部全体にゴムを加硫接着させたタイプに比
べ、制動性及び登坂性能が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】滑り止め具本体をタイヤに装着した状態のこの
発明の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】亀甲形タイプの滑り止め具本体の平面図であ
る。
【図3】ラダー形タイプの滑り止め具本体の平面図であ
る。
【図4】この発明の第2実施形態を示す正面図である。
【図5】図4のAーA矢視断面図である。
【符号の説明】
1 滑り止め具本体 2 金属製チェーン 3,3a 非金属製チェーン 4 バンドフック 5a インナーロープ 5b アウターロープ 6 金属製チェーン 7 ゴム状弾性体 W タイヤ Wa 接地踏面部中央 Wb ショルダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製材料または非金属材料から成るタ
    イヤ滑り止め具の構造において、 前記滑り止め具本体を、タイヤの接地踏面部中央を金属
    製チェーンにより構成すると共に、タイヤのショルダー
    付近を非金属チェーンにより構成して成るタイヤ滑り止
    め具の構造。
  2. 【請求項2】 前記タイヤのショルダー側の非金属チェ
    ーンは、金属チェーンにゴム状弾性体を被覆して構成し
    た請求項1に記載のタイヤ滑り止め具の構造。
  3. 【請求項3】 前記金属製チェーンは、タイヤの接地幅
    の少なくとも40〜70%に設定した請求項1または2
    に記載のタイヤ滑り止め具の構造。
JP11006131A 1999-01-13 1999-01-13 タイヤ滑り止め具の構造 Pending JP2000203224A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273201A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用滑り止め具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273201A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用滑り止め具
JP4595627B2 (ja) * 2005-03-30 2010-12-08 横浜ゴム株式会社 タイヤ用滑り止め具

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