JP2000203137A - インクリボン及びプリンタ装置 - Google Patents

インクリボン及びプリンタ装置

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JP2000203137A
JP2000203137A JP11010839A JP1083999A JP2000203137A JP 2000203137 A JP2000203137 A JP 2000203137A JP 11010839 A JP11010839 A JP 11010839A JP 1083999 A JP1083999 A JP 1083999A JP 2000203137 A JP2000203137 A JP 2000203137A
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Japan
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dye
ink ribbon
layer
sheet
ink
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Akihiko Konno
昭彦 今野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサーマーク部を確実に検出する。 【解決手段】 シート状基材の一方の面に形成され、染
料を主体とするインク層と、上記シート状基材の一方の
面に形成されたセンサーマーク部とを備えてなるインク
リボンにおいて、上記センサーマーク部が磁性層を有す
ることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙等の被熱転
写体とともに用いられ、インク層及びセンサーマーク部
を有するインクリボン及びこのインクリボンを有するプ
リンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ装置に入力された画像情報等を印
画紙等の被熱転写シート上に現像する方法としては、昇
華性染料や熱溶融染料を用いる方法が用いられている。
【0003】この熱転写方法では、昇華性染料や熱溶融
染料を有する染料層が形成された熱転写シート(インク
リボン)と、上記染料を受容するための受容層が形成さ
れた被熱転写シート(印画紙)とを、染料層と受容層と
が対向するように重ね合わせ、サーマルヘッドにより、
画像信号に応じて点状に熱を印加する。これにより、染
料層の染料が昇華または溶融して印画紙の受容層に移行
し、印画紙上に画像が現れることになる。この方法によ
れば、連続的な階調のフルカラー画像を形成することが
できるので、ビデオ面像等をハードコピーする方法とし
て注目されている。
【0004】このような手法に用いられるインクリボン
は、図6に示すように、シート状の基材100上の所定
の領域に、イエロー染料層101、マゼンタ染料層10
2及びシアン染料層103が順次形成されるとともに、
これらイエロー染料層101、マゼンタ染料層102及
びシアン染料層103の層間にセンサーマーク部104
が形成されてなる。また、このインクリボンには、シー
ト状基材100のセンサーマーク部104が形成された
面とは反対側の面にバックコート層が形成されている。
【0005】このインクリボンにおいて、センサーマー
ク部104は、位置を認識するために配されるものであ
り、光学式センサにより検出されるものである。すなわ
ち、光学式センサは、照射した光の透過濃度の変化を検
出することによりセンサーマーク部104の有無を検出
することができる。
【0006】このように光学式センサによりセンサーマ
ーク部104を検出することによって、プリンタ装置内
におけるインクリボンの位置や、サーマルヘッドとイン
クリボンとの相対的な位置を制御することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなインクリボンにおいては、センサーマーク部104
として、長期間の保存においても印画に対して影響を与
えないこと、また、光学式センサが確実に読み取ること
ができることが要求される。このため、従来より、イン
クリボンにおいて、センサーマーク部104の厚みを最
適化したり、センサマーク部104を構成する塗料の分
散時間を最適化するといった手法を講じていた。
【0008】しかしながら、これらの手法によっても、
光学式センサがセンサーマーク部104を読み飛ばして
しまったり、長期間に亘って保存したような場合に印画
紙に対して悪影響を及ぼしてしまうといった不都合は十
分に解決されていない。例えば、センサーマーク部10
4の厚さが厚過ぎる場合、インクリボンの長期保存によ
ってセンサーマーク部104の形状が巻かれているリボ
ン内で接触する部分に形状転写し、印画時にセンサーマ
ーク部104の形状のムラが発生する。また、反対に薄
過ぎると透過濃度が不足し、センサーがセンサーマーク
部104を確実に検知できずにインクリボンの印画位置
を適切に制御できないことにより、規定の枚数を印画で
きない等のトラブルが発生している。
【0009】このように、従来のインクリボンにおいて
は、光学式センサがセンサーマーク部104を読み飛ば
してしまい、プリンタ装置内における位置を正確に制御
することができないことがあった。このため、従来のイ
ンクリボン及びプリンタ装置では、印画紙等の被熱転写
シート上に所定の画像を形成することができなかった
り、規定枚数を印画できないといった問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上述したような問題点
を鑑みて案出されたものであり、センサーマーク部が確
実に検出されるインクリボン及びこのセンサーマーク部
を確実に読み取ることのできるプリンタ装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成した
本発明に係るインクリボンは、シート状基材の一方の面
に形成され、染料を主体とするインク層と、上記シート
状基材の一方の面に形成されたセンサーマーク部とを備
えてなるインクリボンにおいて、上記センサーマーク部
が磁性層を有することを特徴とするものである。
【0012】以上のように構成された本発明に係るイン
クリボンでは、センサーマーク部が磁性層を有している
ため、センサーマーク部に対して情報を磁気信号として
記録することができる。そして、インクリボンは、プリ
ンタ装置内でセンサーマーク部に記録された磁気信号が
検出される。
【0013】また、上述した目的を達成した本発明に係
るプリンタ装置は、シート状基材の一方の面に形成さ
れ、染料を主体とするインク層及び上記シート状基材の
一方の面に形成され、磁性層を有するセンサーマーク部
を備えてなるインクリボンと、上記インクリボンのイン
ク層の染料を被熱転写体に熱転写するサーマルヘッド
と、上記インクリボンのセンサーマーク部を検出する磁
気ヘッドとを備えることを特徴とするものである。
【0014】以上のように構成された本発明に係るプリ
ンタ装置では、磁気ヘッドによりセンサーマーク部の磁
性層に記録された信号を検出する。また、このプリンタ
装置では、磁気ヘッドによりセンサーマーク部の磁性層
に対して磁気信号を記録することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクリボン
の具体的な実施の形態について図面を参照して詳細に説
明する。
【0016】本実施の形態に示すインクリボンは、印画
紙等の被熱転写シートと組み合わされてプリンタ装置に
用いられるものである。このインクリボンは、図1に示
すように、シート状基材1と、このシート状基材1の一
主面の所定の領域に配設された複数の染料インク層2
と、これら複数の染料インク層2の間に配設されたセン
サーマーク部3と、シート状基材1の他主面上に配設さ
れたバックコート層4とを有している。
【0017】このインクリボンにおいては、染料インク
層2がシアン2a、イエロー2b及びマゼンタ2cから
構成されている。そして、センサーマーク部3は、これ
らシアン2a、イエロー2b及びマゼンタ2cの間隙に
略線状に形成されている。センサーマーク部3は、例え
ば、位置を認識するために配されるものであり、詳細を
後述するプリンタ装置に配設された磁気ヘッドにより検
出されるものである。このため、センサーマーク部3
は、少なくとも磁性層を有するような構成とされる。
【0018】このセンサーマーク部3を構成する磁性層
としては、磁性材料と樹脂とを主体とする磁性塗料を塗
布することにより形成される。このとき、磁性材料とし
ては、γ−Fe23、Co被着γ−Fe23、Co含有
Fe23、Fe34、Co被着γ−Fe34、CrO2
等の磁性粉末が挙げられる。また、磁性材料としては、
バリウムフェライト等の六方晶系フェライトやFe52
等の炭化鉄、窒化鉄等も使用可能である。さらに、磁性
材料としては、例えば、Fe、Co、Ni、Fe−C
o、Fe−Ni、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr−
B、Mn−Bi、Mn−Al、Fe−Co−V等の金属
磁性材料が挙げられる。さらにまた、磁性材料として
は、磁気的な特性を改善する目的でAl、Si、Ti、
Cr、Mn、Cu、Zn等の金属成分が添加されたもの
であって良い。
【0019】また、磁性塗料を構成する樹脂としては、
変成又は非変成の塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、
フェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂及びセルロースアセ
テートブチレート等のセルロースエステル等を用いるこ
とができる。また、この樹脂としては、熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂等を
何れを用いてもよい。
【0020】さらに、この磁性塗料には、センサーマー
ク部3の耐久性を向上させるために硬化剤を添加するこ
とができる。この硬化剤としては、多官能性イソシアネ
ート等を使用することができ、特に、トリレンジイソシ
アネート(TDI)系の硬化剤を使用することが好まし
い。このとき、硬化剤の添加重は、使用する全樹脂量を
100重量部とした場合、20重量部から100重量部
とすることが好ましい。
【0021】さらにまた、この磁性塗料には、必要に応
じて、レシチン等の分散剤、ステアリン酸等の潤滑剤、
カーボンブラック等の帯電防止剤及び防錆剤等が加えら
れても良い。これらの原材料としては従来公知の材料が
いずれも使用可能であり何ら限定されるものではない。
【0022】一方、このインクリボンにおいて、シート
状基材1としては、従来公知の材料を何れも使用するこ
とができ、例えば、ポリエステルフィルム、ポリスチレ
ンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスルホンフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィル
ム、アラミドフィルム等が例示される。なお、このシー
ト状基材1としては、厚さが1〜30μm、更には2〜
10μmのものが好ましい。
【0023】染料インク層2は、例えばイエロー、マゼ
ンタ、シアンの各色の昇華染料を含有し、各色に対応す
る部分を有するものであり、この他、ブラックの昇華染
料を含有し、ブラックに対応する部分を有しても良い。
また、染料インク層2は、ブラックに対応する部分のみ
により構成されても良い。この染料インク層2に使用さ
れる染料としては、この種のインクリボンの染料インク
層中の染料として使用されるものであれば何れも使用可
能であり、以下に示すようなものが例示される。すなわ
ち、イエロー系の染料としては、アゾ系、ジスアゾ系、
メチン系、スチリル系、ピリドン・アゾ系等及びその混
合系が挙げられ、マゼンタ系の染料としては、アゾ系、
アントラキノン系、スチリル系、複素環系アゾ色素等及
びその混合系が挙げられ、シアン系の染料としては、ア
ントラキノン系、ナフトキノン系、複素環系アゾ色素、
インドアニリン系等及びその混合系が挙げられる。
【0024】また、染料インク層2中には、これら染料
の他、バインダー樹脂等が含有されている。バインダー
樹脂としては、この種の熱転写シートの熱転写染料層中
のバインダー樹脂として使用されるものであれば何れも
使用可能であり、以下に示すようなものが例示される。
すなわち、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセト
アセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン等のビニル
系樹脂や各種ウレタン樹脂等が挙げられる。
【0025】以上のように構成されたインクリボンは、
図2に概略的に示すようなプリンタ装置10に用いられ
る。このプリンタ装置10において、インクリボンは、
一対のスプール11に巻回されて筐体12内に収容さ
れ、リボンカセット13として使用される。すなわち、
リボンカセット13は、インクリボンが巻回されるとと
もに掛け合わされる一対のスプール11と、これら一対
のスプール11が回転自在に配設される筐体12とを備
える。
【0026】そして、このプリンタ装置10は、このリ
ボンカセット13と、周面に印画紙14を巻回させるプ
ラテンロール15と、インクリボンを介してプラテンロ
ール15と対向する位置に配設されたサーマルヘッド1
6及び磁気ヘッド17とから構成されている。また、こ
のプリンタ装置10では、基端部18が回動自在に固定
されるとともに、他端部19にサーマルヘッド16及び
磁気ヘッド17を支持する支持部材20が配設されてお
り、この支持部材20を押さえる弾性部材21が配設さ
れている。さらに、このプリンタ装置10において、サ
ーマルヘッド16及び磁気ヘッド17は、図3、図4及
び図5に示すように、一体に形成されている。
【0027】また、このプリンタ装置10では、リボン
カセット13がプラテンロール15上を覆うように配設
されている。そして、このプリンタ装置10では、プラ
テンロール15の周面に印画紙14が巻回され、リボン
カセット13内のインクリボンと当該印画紙14とが対
向するように配設されている。
【0028】さらに、このリボンカセット13には、筐
体12の一主面にサーマルヘッド16及び磁気ヘッド1
7が挿入される開口部(図示せず。)が形成されてい
る。そして、サーマルヘッド16及び磁気ヘッド17
は、筐体12に形成された開口部内に挿入され、インク
リボンを所定の圧力で押圧し、当該インクリボンの一部
を印画紙14に当接させる。
【0029】上述のように構成されたプリンタ装置10
では、印画紙14上に形成する画像に応じた画像信号に
基づいて、駆動信号がサーマルヘッド16に供給され、
当該サーマルヘッド16がこの駆動信号に基づいてイン
クリボンの所定の領域を加熱する。これにより、インク
リボンのインク層2は、染料が溶融或いは昇華すること
となり、印画紙上に画像を形成することができる。
【0030】このとき、このプリンタ装置10では、印
画開始の位置決め、インクリボンのスタート信号、印画
紙の種類、インク層の位置、ラミネート層の有無、イン
クリボンの終点位置等の情報を磁気信号としてセンサー
マーク部3に記録している。そして、プリンタ装置10
は、磁気ヘッド17によりセンサーマーク部3に記録さ
れた磁気信号を検出することができる。このように、磁
気ヘッド17を用いてセンサーマーク部3を検出する場
合には、磁気信号を用いて各情報を記録しているため、
従来のプリンタ装置のように光学式センサを用いる場合
と比較して読取りの信頼性が向上することとなる。
【0031】また、このプリンタ装置10では、光学式
センサを配設する必要がなく、また、インクリボンのス
タート部及びエンド部を検出する検出装置を必要としな
いため、装置全体を小型化及び簡略化することができ
る。特に、このプリンタ装置10では、サーマルヘッド
16と磁気ヘッド17とを一体に構成しているため、更
に小型化されたものとなっている。
【0032】なお、上述したインクリボンは、シート状
基材1上にインク層2及びセンサーマーク部3を有する
ような構成であったが、本発明に係るインクリボンは、
このような構成に限定されるものではない。すなわち、
本発明に係るインクリボンは、インク層及びセンサーマ
ーク部の他に、シート状基材1上にラミネート層を有す
るような構成であっても良い。このラミネート層とは、
サーマルヘッドにより印画紙上に転写されて、当該印画
紙上に形成された画像を保護する保護層となるものであ
る。
【0033】また、上述したインクリボンでは、センサ
ーマーク部3がインク層の間に配設されたような構成で
あったが、本発明に係るインクリボンは、このような構
成に限定されるものではない。すなわち、本発明に係る
インクリボンは、センサーマーク部3がシート状基材1
の幅方向の少なくとも一方の端部に、シート状基材1の
長手方向と平行に配設されたような構成であってもよ
い。この場合、センサーマーク部3は、シート状基材1
の長手方向に沿って連続した帯状に形成されることにな
り、より多量の情報を記録することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0035】実施例 <センサーマーク部用塗科の調製> 先ず、下記組成で示される原材料を配合し、連続ニーダ
で混練した後、サンドミルにて任意の時間分散後、5μ
m口径のフィルターで濾過し、センサーマーク部用塗料
を調整した。
【0036】 ・Co含有金属磁性粉 100重量部 (同和鉱業社製 BET比表面積:40m2/g) ・ポリエステルポリウレタン樹脂(極性基SO3Na含有) 30重量部 (東洋紡績社製 商品名「UR−8300」) ・ブチルステアレート(潤滑剤) 5重量部 ・溶剤 メチルエチルケトン 150重量部 トルエン 150重量部 ・ポリイソシアネート(硬化剤) 20重量部 (日本ポリウレタン社製 商品名「コロネートL−50E」)
【0037】<バックコート層用塗料の調製>次に、下
記組成で示される原材料を配合し、ディソルバーにて2
時間撹拌後、50μm口径のフィルターを通し、バック
コート層用塗料を調整した。また、硬化剤はバックコー
ト層塗布の1時間前に配合した。
【0038】 ・ポリビニルブチラール 100重量部 (積水化学社製 商品名「エスレックBX−55z」) ・潤滑剤 炭酸カルシウム(白石工業社製 商品名「白艶華DD」)10重量部 リン酸エステル 10重量部 (東邦化学工業社製 商品名「フォスファノ−ルRD−720」) リン酸エステル 20重量部 (第一工業製薬社製 商品名「プライサーフA208S」) ・溶剤 メチルエチルケトン 800重量部 トルエン 800重量部 ・硬化剤 ポリイソシアネート 50重量部 (日本ポリウレタン工業社製 商品名「コロネートL−50E」)
【0039】<イエローインク用塗料>次に、下記組成
で示される原材料を配合し、ディソルバーにて2時間撹
拌後、50μm口径のフィルターを通し、イエローイン
ク用塗料を調整した。
【0040】 ・イエロー染料 100重量部 (住友化学社製 商品名「ESC−155」) ・ポリビニルブチラール 100重量部 (電気化学工業社製 商品名「3000K」) ・溶剤 メチルエチルケトン 900重量部 トルエン 900重量部
【0041】<マゼンタインク用塗料>次に、下記組成
で示される原材料を配合し、ディソルバーにて2時間撹
拌後、50μm口径のフィルターを通し、マゼンタイン
ク用塗科を調整した。
【0042】 ・マゼンタ染料 50重量部 (住友化学社製 商品名「ESC−451」) ・ポリビニルブチラール 50重量部 (電気化学工業社製 商品名「3000K」) ・溶剤 メチルエチルケトン 900重量部 トルエン 900重量部
【0043】<シアンインク用塗料>次に、下記組成で
示される原材料を配合し、ディソルバーにて2時間撹拌
後、50μm口径のフィルターを通し、シアンインク用
塗科を調整した。
【0044】 ・シアン染料 100重量部 (サンド社製 商品名「フォロンブルーSR−PI」) ・ポリビニルブチラール 100重量部 (電気化学工業社製 商品名「3000K」) ・溶剤 メチルエチルケトン 900重量部 トルエン 900重量部
【0045】<各塗料の塗布>次に、上述した各塗料
を、厚さ6μmのシート状基材(東レ社製 商品名「ル
ミラー」)上に塗布した。具体的には、先ず、シート状
基材の一方の主面にバックコート層塗料を厚さが1μm
となるように塗布し、60℃にて48時間硬化処理を行
った。次に、シート状基材の他方の面にセンサーマーク
部用塗料を幅10mm、厚さ2μmとなるように塗布
し、その後、イエローインク用塗科、マゼンタインク用
塗料及びシアンインク用塗科をそれぞれ0.7μmとな
るように塗布し、実施例1に示すインクリボンを作製し
た。
【0046】<センサーマーク部への書き込み>センサ
ーマーク部に対して書き込む信号は、8ビット構成と
し、以下のように振り分けを行った。
【0047】1ビット目:”1”=イエローインク・・
・・・・・印画位置決め 2ビット目:”1”=リボン1画面目・・・・・・・新
規リボンのスタート信号 3ビット目:”1”=リボン最終画面・・・・・・・リ
ボン終了信号 4ビット目:”1”=スタンダード印画紙・・・・・印
画紙種類検出信号 5ビツト目:”1”=ホワイトステッカー印画紙・・印
画紙種類検出信号 6ビット目:”1”=ポストカード印画紙・・・・・印
画紙種類検出信号 7ビット目:”1”=ラミネート層有り・・・・・・・
ラミネート層有無の検出 8ビット目:”1”=マゼンタインク、シアンインク、
ラミネート層頭出し
【0048】<特性評価>特性評価には、プリンタ装置
としてソニー株式会社製、商品名「UP一1800」の
サーマルヘッドに磁気ヘッドを組み込むように改造した
ものを用い、又、印画紙としてスタンダード印画紙、ホ
ワイトステッカー印画紙、及びポストカード印画紙を用
いた。
【0049】この実施例1のインクリボンでは、イエロ
ーインクの位置決めを行っていたものを1ビット目で検
出できるため、光センサーを用いずに印画することがで
きる。また、このインクリボンでは、インクリボンの終
了を、3ビット目で検出できるため、インクリボンにエ
ンドマークを貼り付けることなしに印画することができ
る。さらに、このインクリボンでは、印画紙の種類(ス
タンダード印画紙、ホワイトステッカー印画紙、及びポ
ストカード印画紙等)やラミネート層の有無の検出を行
うためのコードリングを配設することなく、4ビット目
から7ビット目までを検出することによってそれぞれの
印画を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るインクリボンでは、センサーマーク部が磁性層を有
するため、この磁性層に対して情報を磁気信号として記
録することができる。このため、このインクリボンは、
センサーマーク部に記録された情報が磁気信号であるた
め、確実に検出されることとなる。したがって、このイ
ンクリボンは、優れた信頼性を有することとなる。
【0051】また、本発明に係るプリンタ装置では、磁
気ヘッドによりセンサーマーク部の磁性層に記録された
信号を検出することができる。このように、このプリン
タ装置は、磁気信号として記録された情報を検出するた
め、確実に信号を検出することができる。したがって、
このプリンタ装置は、優れた信頼性を有するものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクリボンの要部断面図であ
る。
【図2】本発明に係るプリンタ装置の概略構成図であ
る。
【図3】サーマルヘッド及び磁気ヘッドの平面図であ
る。
【図4】サーマルヘッド及び磁気ヘッドの正面図であ
る。
【図5】サーマルヘッド及び磁気ヘッドの側面図であ
る。
【図6】従来のインクリボンの要部平面図である。
【符号の説明】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材の一方の面に形成され、染
    料を主体とするインク層と、上記シート状基材の一方の
    面に形成されたセンサーマーク部とを備えてなるインク
    リボンにおいて、 上記センサーマーク部は、磁性層を有することを特徴と
    するインクリボン。
  2. 【請求項2】 上記センサーマーク部は、上記シート状
    基材の長手方向に対して直交する方向に配設されたこと
    を特徴とする請求項1記載のインクリボン。
  3. 【請求項3】 シート状基材の一方の面に形成され、染
    料を主体とするインク層と、上記シート状基材の一方の
    面に形成され、磁性層を有するセンサーマーク部とを備
    えてなるインクリボンと、 上記インクリボンのインク層の染料を被熱転写体に熱転
    写するサーマルヘッドと、 上記インクリボンのセンサーマーク部を検出する磁気ヘ
    ッドとを備えることを特徴とするプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 上記サーマルヘッドと上記磁気ヘッドと
    は、一体に形成されてなることを特徴とする請求項3記
    載のプリンタ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104191843A (zh) * 2014-08-13 2014-12-10 湖州市道场乡资产经营有限公司 一种循环使用型色带

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