JP2001287470A - 被熱転写シート - Google Patents

被熱転写シート

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JP2001287470A
JP2001287470A JP2000105514A JP2000105514A JP2001287470A JP 2001287470 A JP2001287470 A JP 2001287470A JP 2000105514 A JP2000105514 A JP 2000105514A JP 2000105514 A JP2000105514 A JP 2000105514A JP 2001287470 A JP2001287470 A JP 2001287470A
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Japan
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sheet
heat transfer
thermal transfer
transfer sheet
image forming
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JP2000105514A
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Hiroyuki Murakami
寛之 村上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写記録方式において、被熱転写シートに
関する正確な識別情報を常に読み取れるようにし、常
時、高品位な熱転写画像が得られるようにする。 【解決手段】 基材シート1上に染料受容層2が形成さ
れてなる被熱転写シートに磁気記録領域3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、熱転写記録方式に
おいて画像が形成される印画紙等の被熱転写シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】昇華性分散染料を使用した熱転写インク
シートを、図5に示すような基材シート1と画像形成層
2とからなる被熱転写シートの画像形成層2に重ね合わ
せ、その重ね合わせ部分をインクリボン側からサーマル
ヘッドで画像信号に応じて加熱することにより、昇華性
分散染料を被熱転写シートの画像形成層2に移行させて
染料画像を形成する熱転写記録方式が広く行われてい
る。
【0003】ところで、熱転写プリンタに用いる被熱転
写シートが複数の種類になる場合、熱転写プリンタ側で
被熱転写シートの種類(光沢紙、マット紙、普通紙等)
や記録特性(写真モード、グラフィックモード、文書モ
ード等)を識別する必要がある。従来、被熱転写シート
の種類や記録特性を識別する手法としては、被熱転写シ
ートと組み合わせて使用する熱転写インクシートカセッ
トに機械的あるいは光学的に読み取り可能な識別情報を
設けておき、そのカセットを熱転写プリンタに装着した
際に読み取られる識別情報を、予め熱転写プリンタのメ
モリに記憶させておいた信号パターンと照合することで
識別している。具体的には、熱転写インクシートカセッ
トにコードリングを設けて識別している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被熱転
写シートの識別情報を熱転写インクシートカセットに設
ける場合、熱転写プリンタに熱転写インクシートカセッ
トを装着した時に確実に識別情報を読み取れるようにす
るために、機械的あるいは光学的スイッチが確実に動作
するような新たな機構を設ける必要がある。
【0005】また、熱転写インクシートカセットに設け
られた識別情報は、使用中の書き換えが不可能であるた
め、例えば、熱転写インクシートの残り画面数は熱転写
プリンター側でカウントする必要があり、更に、使用途
中の熱転写インクシートカセットを入れ替えた時は画面
数のカウントが不可能になるという問題がある。
【0006】更に、熱転写インクシートカセットに識別
情報をコードリング方式で設けた場合、コードリングの
複製やコードリングの移し替えを容易に行うことができ
るので、正確な識別情報が得られず、印画品位の著しい
低下が生ずるおそれがある。
【0007】加えて、以上説明した従来の識別手法は、
被熱転写シート自体を直接に識別しているのではないた
めに、熱転写プリンタや熱転写インクシートにマッチン
グしない被熱転写シートを使用した場合であっても、そ
れを認識することができず、結果的に印画品位の低下を
招くという問題がある。
【0008】本発明は、以上の従来の技術の課題を解決
しようとするものであり、熱転写記録方式において、被
熱転写シートに関する正確な識別情報を常に読み取れる
ようにし、常時、高品位な熱転写画像が得られるように
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、被熱転写シ
ートに関する識別情報を、熱転写インクシート側ではな
く被熱転写シート自体から得られるようにすることによ
り上述の目的が達成できること、そのためには被熱転写
シートに磁気記録領域を設け、その領域に磁気情報を書
き込めばよいことを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0010】即ち、本発明は、基材シート上に画像形成
層が形成されてなる被熱転写シートであって、磁気記録
領域を有することを特徴とする被熱転写シートを提供す
る。
【0011】また、本発明は、熱転写プリンタ用給紙カ
セットに、この被熱転写シートの複数枚が重ねて納めら
れている被熱転写シートカセットを提供する。
【0012】更に、本発明は、被熱転写シート給紙部、
被熱転写シート搬送部、熱転写インクシート搬送部及び
画像形成部を備えた熱転写プリンタであって、被熱転写
シート給紙部には前述の被熱転写シートが格納されてお
り、格納された被熱転写シートは被熱転写シート搬送部
により画像形成部に搬送され、画像形成部に搬送された
被熱転写シートの画像形成層に対しては、熱転写インク
シート搬送部から画像形成部に搬送された熱転写インク
シートを接触させ、その接触部を画像形成部に備えられ
たサーマルヘッドで加熱することにより熱転写インクシ
ート中の色材を熱溶融もしくは昇華により被熱転写シー
トの画像形成層に移行させて色材画像を形成する熱転写
プリンタにおいて、被熱転写シートの磁気記録領域に対
して磁気情報を再生・記録・消去することのできる磁気
ヘッドが設けられていることを特徴とする熱転写プリン
タを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の被熱転写シート
は、基材シート上に画像形成層が形成され、表面、裏面
あるいは側面のいずれかに、被熱転写シートの種類及び
印画可能画面数や印画情報(日時、内容等)を管理する
磁気記録領域が設けられた構造を有する。磁気記録領域
の数、大きさ、厚み、形状、設置場所については特に制
限はないが、図1に示すように、片面に画像形成層2が
形成された基材シート1の表面の搬送方向(矢印の方
向)の端部に比較的小面積の磁気記録領域3を設けるこ
とが好ましい。このような位置に設けることにより、印
画開始前に必要な情報を取り込むことが可能となり、印
画の失敗を避けることができ、印画コストの増大を抑制
することができる。
【0014】なお、磁気記録領域3の数、大きさ、厚
み、形状、設置場所等については、被熱転写シート毎に
相違させてもよい。
【0015】磁気記録領域3の磁気情報の読み出し及び
消去、あるいは磁気記録領域3への磁気情報の書き込み
は、熱転写プリンタに設けた記録再生消去コンビネーシ
ョン型磁気ヘッドで行うことができる。
【0016】更に、本発明の被熱転写シートには、印画
開始点あるいは印画終了点を示すセンサーマークを設け
ることが好ましい。この場合、図2に示すように、セン
サーマーク4が、被熱転写シートの基材シート1側表面
の搬送方向端部に、磁気記録領域3と重ならないように
設けることが好ましい。センサーマーク4の検出は、機
械的あるいは光学的な公知の検出手段を採用すればよ
い。
【0017】本発明の被転写シートにおける磁気記録領
域3は、磁性粉を有機溶媒の存在下でバインダー樹脂に
分散させてなる磁気塗料を例えば基材シート表面に塗布
し乾燥することにより形成することができる。
【0018】磁性粉としては、γ−Fe23、Co被着
γ−Fe23、Co含有Fe23、Fe34、Co被着
γ−Fe34、CrO2等の酸化物系磁性粉が挙げられ
る。また、バリウムフェライト等の六方晶系フェライト
やFe52等の炭化鉄、窒化鉄等も使用可能である。更
に、Fe、Co、Ni、Fe−Co、Fe−Ni、Fe
−Co−B、Fe−Co−Cr−B、Mn−Bi、Mn
−Al、Fe−W−V等のメタル系磁性粉も挙げられ
る。更に、これらの磁性粉の特性を改善する目的でA
l、Si、Ti、Cr、Mn、Cu、Zn等の金属成分
を更に添加してもよい。
【0019】バインダー樹脂としては、変成または未変
成の塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノキシ樹
脂あるいはポリエステル樹脂の他、セルロースアセテー
トブチレートなどのセルロースエステル等の熱可塑性樹
脂を用いることができる。更に、他の熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂等を用
いてもよい。
【0020】磁気記録領域3を形成するための磁気塗料
には、磁気記録領域3の耐久性の向上を更に図るために
必要に応じて硬化剤を添加することができる。このよう
な硬化剤としては多官能性イソシアネートが使用可能で
あり、特にトリレンジイソシアネート(TDI)が好適
である。硬化剤の添加量は、使用する全樹脂量を100
重量部とした場合、20重量部から100重量部とする
ことが好ましい。
【0021】磁気記録領域3を形成するための磁気塗料
には、必要に応じてレシチン等の分散剤、ステアリン酸
等の潤滑剤、カーボンブラック等の帯電防止剤、防錆剤
等を添加してもよい。
【0022】本発明の被転写シートの基材シート1とし
ては、公知の基材シートを使用することができ、例え
ば、二軸延伸ポリオレフィンフィルム、PETフィルム
等の熱可塑性樹脂フィルムセルロース繊維からなる紙等
の従来から公知の材料を挙げることができる。これらの
基材シートには、必要に応じて種々の無機顔料を含有さ
せてもよい。
【0023】基材シート1の厚みとしては、一般に20
〜400μm、好ましくは50〜300μmである。
【0024】画像形成層2は、昇華熱転写方式の場合に
は熱拡散又は昇華性染料で染着可能な樹脂から形成す
る。このような樹脂としては、ポリエステル、セルロー
スエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等を挙
げることができる。また、熱溶融転写方式の場合には、
溶融移行する色材(樹脂ベースインク)を受容する公知
の材料から形成する。
【0025】また、画像形成層2の層厚は、一般に0.
5〜30μm、好ましくは3〜10μmである。
【0026】本発明の被熱転写シートの流通形態として
は、その複数枚を袋に入れた状態で流通させる場合や、
最近では使用に際しての利便性を考慮して図3(a)に
示すように、熱転写プリンタ用給紙カセット21に複数
の被熱転写シート10を重ねた状態て納めた被熱転写シ
ートカセットとして流通されている。この場合、磁気記
録領域3を、被熱転写シート10の同じ位置ではなく互
いに重ならないように設けることが好ましい(図3
(b))。これにより、熱転写プリンタ用給紙カセット
に被熱転写シートをスムーズに納めることができる。
【0027】本発明の被熱転写シート並びに被熱転写シ
ートカセットに対応できる熱転写プリンタとしては、被
熱転写シートに設けられた磁気記録領域に対して磁気情
報を再生・記録・消去することのできる磁気ヘッドが設
けられている以外、従来の熱転写プリンタと略同一の構
成を有するものが挙げられる。そのような熱転写プリン
タのブロック図を図4に示す。
【0028】この熱転写プリンタは、被熱転写シート給
紙部A、被熱転写シート搬送部B、熱転写インクシート
搬送部C及び画像形成部Dを備えており、更に、被熱転
写シートの磁気記録領域に対して磁気情報を再生・記録
・消去することのできる磁気ヘッドEを備えている。磁
気ヘッドEの設置位置に特に制限はないが、通常は画像
形成部Dの直前が好ましい。
【0029】このような熱転写プリンタにおいては、被
熱転写シート給紙部Aには本発明の被熱転写シート10
が格納されている。この場合、被熱転写シート10は被
熱転写シートカセットとして格納されていてもよい。被
熱転写シート給紙部Aに格納された被熱転写シート10
は被熱転写シート搬送部Bにより画像形成部Dに搬送さ
れる。被熱転写シート10の磁気記録領域に対し、画像
形成部Dの直前に設置された磁気ヘッドEにより磁気情
報が再生、記録あるいは消去される。画像形成部Dで
は、搬送されてきた被熱転写シート10の画像形成層に
対して、熱転写インクシート搬送部Cから画像形成部D
に搬送された熱転写インクシート11が接触し、その接
触部が画像形成部Dに備えられたサーマルヘッド12
で、磁気情報を勘案した条件下で加熱され、それにより
熱転写インクシート11中の色材が熱溶融もしくは昇華
により被熱転写シート10の画像形成層に移行し、色材
画像が形成される。
【0030】このような熱転写プリンタで本発明の被熱
転写シートに画像形成をすると、被熱転写シート自体の
識別が可能になるので、印画条件を最適化することが容
易となり、高品位の画像形成を行うことができる。しか
も、不良な画像形成を防止することができるので、印画
コストを低減することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】本発明の被熱転写シートによれば、昇華
型あるいは熱溶融型の熱転写記録方式において、被熱転
写シートに関する正確な識別情報を常に読み取れるの
で、常時、高品位な熱転写画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被熱転写シートの斜視図である。
【図2】本発明の被熱転写シートの斜視図である。
【図3】被熱転写シートカセットの断面模式図(同図
(a))及び磁気記録領域の設置場所の説明図(同図
(b))である。
【図4】熱転写プリンタのブロック図である。
【図5】従来の被熱転写シートの断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート、2 画像形成、3 磁気記録領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シート上に画像形成層が形成されて
    なる被熱転写シートであって、磁気記録領域を有するこ
    とを特徴とする被熱転写シート。
  2. 【請求項2】 磁気記録領域が、被熱転写シートの基材
    シート側表面の搬送方向端部に設けられている請求項1
    記載の被熱転写シート。
  3. 【請求項3】 更に、印画開始点を示すセンサーマーク
    が設けられている請求項1又は2記載の被熱転写シー
    ト。
  4. 【請求項4】 センサーマークが、被熱転写シートの基
    材シート側表面の搬送方向端部に、磁気記録領域と重な
    らないように設けられている請求項3記載の被熱転写シ
    ート。
  5. 【請求項5】 熱転写プリンタ用給紙カセットに、請求
    項1〜4のいずれかに記載の被熱転写シートの複数枚が
    重ねて納められている被熱転写シートカセット。
  6. 【請求項6】 被熱転写シート給紙部、被熱転写シート
    搬送部、熱転写インクシート搬送部及び画像形成部を備
    えた熱転写プリンタであって、被熱転写シート給紙部に
    は請求項1〜4のいずれかに記載の被熱転写シートが格
    納され、格納された被熱転写シートは被熱転写シート搬
    送部により画像形成部に搬送され、画像形成部に搬送さ
    れた被熱転写シートの画像形成層に対しては、熱転写イ
    ンクシート搬送部から画像形成部に搬送された熱転写イ
    ンクシートを接触させ、その接触部を画像形成部に備え
    られたサーマルヘッドで加熱することにより熱転写イン
    クシート中の色材を熱溶融もしくは昇華により被熱転写
    シートの画像形成層に移行させて色材画像を形成する熱
    転写プリンタにおいて、被熱転写シートの磁気記録領域
    に対して磁気情報を再生、記録又は消去することのでき
    る磁気ヘッドが設けられていることを特徴とする熱転写
    プリンタ。
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