JP2000168213A - インクリボンを用いたプリンタおよびインクリボンならびにインクリボンの管理方法 - Google Patents

インクリボンを用いたプリンタおよびインクリボンならびにインクリボンの管理方法

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JP2000168213A
JP2000168213A JP10344599A JP34459998A JP2000168213A JP 2000168213 A JP2000168213 A JP 2000168213A JP 10344599 A JP10344599 A JP 10344599A JP 34459998 A JP34459998 A JP 34459998A JP 2000168213 A JP2000168213 A JP 2000168213A
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Hiroyuki Murakami
寛之 村上
Masanobu Hida
正信 肥田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボン残量を正しく表示するとともに
不正インクリボンによる印刷を防止する。 【解決手段】 インクリボンカセットに収容された熱転
写インクリボン4には磁気塗料を塗布して磁性層12が
形成され、磁性層12にはインクリボン4による印刷可
能回数があらかじめ磁気的に記録されている。マイクロ
コンピュータ22は印刷を実行するごとに、インクリボ
ン4の磁性層12に記録されているこれまでの印刷実行
回数を磁気ヘッド18および再生回路23を通じて取得
し、印刷実行回数に1を加えた上で記録回路20および
磁気ヘッド18を通じて磁性層12に記録する。また、
印刷可能回数を同様に磁性層12から読み取り、印刷実
行回数との差をインクリボン4の残量として液晶表示装
置25に表示する。そして、印刷実行回数が印刷可能回
数に到達している場合には印刷を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボンを用
いたプリンタおよびインクリボンならびにインクリボン
の管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタでは、熱により
溶融もしくは昇華して印刷媒体上に移行する染料の層状
のシートが表面に多数配設されたインクリボンを用いて
印刷を行い、インクリボンはリールに巻回しカセットに
収容して本体に装填され、1回の印刷実行ごとにインク
リボンをリールより繰り出し、新たな前記染料シートに
より印刷が行われる。このようなプリンタでは、インク
リボンの残量をユーザに知らせるため、新しいインクリ
ボンカセットがプリンタ本体に装填されると、そのこと
を検出して、まず未使用のインクリボンカセットによる
印刷可能回数を例えば内蔵の液晶表示装置に表示し、以
降、印刷が行われるごとに液晶表示装置に表示する回数
を1ずつ減少させるという方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、例えば途中まで使用したインクリボンカセットを装
填した場合でも、未使用のインクリボンカセットを装填
した場合と同様に、未使用のインクリボンカセットによ
る印刷可能回数が残量として表示されてしまい、実際の
残量とは異なった値が表示されることになり、正しい残
量の表示は不可能となる。
【0004】また、従来のプリンタでは、使用済みのイ
ンクリボンカセットでインクリボンを巻き戻してプリン
タ本体に装填した場合でも、インクリボンが使用済みの
ものか否かを識別できないため、未使用のインクリボン
と同様に印刷が実行される。しかし、使用済みのインク
リボンでは無論良好な印刷品質は得られず、したがっ
て、そのように不正に巻き戻されたインクリボンカセッ
トを知らずに入手したユーザは、印刷用紙などの印刷媒
体を無駄に消耗する結果となる。さらに、カセット内の
インクリボンが粗悪品などに詰め替えられた場合にも同
様の問題が生じ、その上、プリンタ本体の破損を招く虞
もある。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、新しいインクリボン以外
のインクリボンを装填した場合でもインクリボンの残量
を正しく表示でき、さらに、インクリボンの巻き戻しや
詰め替えなどが行われた不正なインクリボンカセットな
どを識別して印刷を行わないようにできるインクリボン
を用いたプリンタ、インクリボン、ならびにインクリボ
ンの管理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、熱により溶融もしくは昇華して印刷媒体上
に移行する染料の層が表面に形成されたインクリボンを
用いて印刷を行い、前記インクリボンはリールに巻回し
て本体に装填されるプリンタであって、前記インクリボ
ンに磁性層が形成されており、プリンタ本体に装填され
た前記インクリボンの前記磁性層に近接配置され前記磁
性層に情報を磁気的に記録しかつ前記磁性層から情報を
磁気的に読み取る磁気ヘッドと、与えられた電気信号に
もとづいて前記磁気ヘッドを電気的に駆動し情報を前記
磁性層に記録する記録回路と、前記磁気ヘッドが前記磁
性層から情報を読み取って出力する信号から前記磁性層
に記録された情報を表す電気信号を生成する再生回路と
を備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、熱により溶融もしくは昇
華して印刷媒体上に移行する染料の層が表面に形成され
リールに巻回してプリンタ本体に装填されるインクリボ
ンであって、磁性層が形成されていることを特徴とす
る。また、本発明は、熱により溶融もしくは昇華して印
刷媒体上に移行する染料の層状のシートが表面に多数配
設されたインクリボンを用いて印刷を行い、前記インク
リボンはリールに巻回して本体に装填され、1回の印刷
実行ごとに前記インクリボンをリールより繰り出し、新
たな前記染料シートにより印刷を行うプリンタにおいて
インクリボンを管理する方法であって、前記インクリボ
ンに磁性層を形成し、前記磁性層に、前記インクリボン
の管理に係わる情報を磁気的に記録し、必要に応じて前
記磁性層に記録された磁気情報から前記インクリボンの
管理に係わる情報を再生することを特徴とする。
【0008】したがって、本発明では、インクリボンに
形成された磁性層に、そのインクリボンによる印刷可能
回数や、すでに実行した印刷の回数などの管理情報を記
録しておき、インクリボンの残量を表示する際はその情
報を磁性層から読み出して残量を算出すればよく、未使
用のインクリボンが装填された場合に限らず常に正しい
残量を表示することができる。また、使用済みのカセッ
トで、インクリボンが巻き戻されたり、詰め替えられて
いても、磁性層に記録された印刷実行回数は印刷可能回
数に到達しているので、そのことから印刷を行わないよ
うにすることができ、ユーザは印刷媒体を無駄に消耗せ
ずに済むとともにプリンタ本体の破損などを防止でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明によるインク
リボンを用いたプリンタの一例を示す要部構成図、図2
は本発明によるインクリボンの一例を示す斜視図、図3
は図2のインクリボンを収容したインクリボンカセット
を示す斜視図である。以下ではこれらの図面を参照して
本発明のインクリボンを用いたプリンタおよびインクリ
ボンの一例について説明すると同時に本発明のインクリ
ボンの管理方法について説明する。
【0010】図1に示した本実施の形態例のプリンタ2
は、熱により溶融もしくは昇華して印刷媒体上に移行す
る染料の層が表面に形成されたインクリボン、すなわち
熱転写インクリボンを用いて印刷を行うものである。図
3に示したように、インクリボン4はリール6に巻回し
て、図2に示したインクリボンカセット8内に収容さ
れ、インクリボンカセット8はプリンタ本体の所定箇所
に装填される。インクリボン4は、図2に詳しく示した
ように、例えば合成樹脂から成る帯状のフィルム14上
に、熱により溶融もしくは昇華して印刷媒体上に移行す
る染料の層状のシートを、フィルム14の延在方向に多
数並べて配設したものであり、連続して配設された例え
ば3枚の染料シート16A、16B、16Cがそれぞれ
イエロー、マジェンタ、シアンの各染料によって形成さ
れ、1回の印刷にこれら3枚の染料シート16A、16
B、16Cを使用することで染料シート大の1枚の画像
のカラー印刷が行われる。
【0011】そして、インクリボン4には、染料シート
と重ならない側端部近傍の矩形領域、より詳しくは本実
施の形態例ではイエローの染料シート16A近傍の矩形
領域に磁気塗料を塗布して磁性層12が形成されてい
る。本実施の形態例では、この磁性層12に、あらかじ
めインクリボンカセット8、したがってインクリボン4
により印刷可能な回数が磁気的に記録されている。磁性
層12を形成するための上記磁気塗料としては、γ−F
23、Co被着γ−Fe23、Co含有Fe23、F
34、Co被着γ−Fe34、CrO4などの磁性粉
末によるものを用いることができる。また、バリウムフ
ェライトなどの六方晶系フェライトやFe52などの炭
化鉄、窒化鉄などの磁性粉末により形成したものを用い
ることも可能である。さらに、Fe、Co、Ni、Fe
−Co、Fe−Ni、Fe−Co−B、Fe−Co−C
r−B、Mn−Bi、Mn−Al、Fe−Co−Vなど
の金属磁性粉末により形成した磁性塗料を用いることも
可能である。そして、磁性塗料の特性を改善する目的で
Al、Si、Ti、Cr、Mn、Cu、Znなどの金属
成分を添加した磁性塗料を用いることも可能である。
【0012】さらに、磁性塗料には必要に応じてレシチ
ンなどの分散剤、ステアリン酸などの潤滑剤、カーボン
ブラックなどの帯電防止剤、防錆剤などが加えられてい
てもよい。これらの原材料としては従来公知の材料がい
ずれも使用可能であり何ら限定されるものではない。主
たる磁性粉末と配合される樹脂としては、変成または非
変成の塩化ビニール樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノキ
シ樹脂あるいはポリエステル樹脂の他セルロースアセテ
ートブチレートなどのセルロースエステルを用いること
ができるし、さらに特定の使用方式を有する熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化樹脂な
どを用いてもよい。
【0013】このような樹脂に対しては、いっそう耐久
性の向上を図るために必要に応じて硬化剤を添加するこ
とができる。この硬化剤としては多官能性イソシアネー
トが使用可能であり、特にトリレンジイソシアネート
(TDI)が好適である。硬化剤の添加量は、使用する
全樹脂量を100重量部とした場合、20重量部から1
00重量部とすることが好ましい。
【0014】プリンタ2は、図1に示したように、磁気
ヘッド18を内蔵し、磁気ヘッド18は不図示の支持手
段により、磁性層12に接しつつインクリボン4と平行
に矢印Xの方向に移動可能に支持され、そして不図示の
駆動手段によりマイクロコンピュータ22の制御のもと
で矢印Xの方向に駆動される。磁気ヘッド18に接続さ
れた記録回路20はマイクロコンピュータ22よりイン
ターフェース21を通じて供給されるデジタル信号にも
とづいて磁気ヘッド18を電気的に駆動し磁性層12に
磁気的に情報を記録する。マイクロコンピュータ22が
記録回路20に供給するデジタル信号は論理”1”およ
び論理”0”を表す信号を配列して成るシリアルデータ
であり、例えば印刷実行回数などの数字を表している。
したがって、磁性層12には、このような論理”1”お
よび論理”0”を表す磁気情報が一列に配列した状態で
記録される。
【0015】一方、再生回路23は、磁気ヘッド18が
上記駆動手段により駆動され、その結果、磁性層12か
ら情報を読み取って信号を出力したとき、その信号から
磁性層12に記録されていた情報を表す電気信号を生成
し、インターフェース21を通じてマイクロコンピュー
タ22に出力する。消去回路24は、マイクロコンピュ
ータ22の制御のもとで磁気ヘッド18を電気的に駆動
し、磁性層12に記録されている磁気情報を消去する。
マイクロコンピュータ22に接続された液晶表示装置2
5は、インクリボン4の残量などを表示するためのもの
である。
【0016】次に、このように構成されたプリンタ2、
およびインクリボン4を収容したインクリボンカセット
8を用いていかにインクリボン4を管理するかについて
説明する。まず、印刷に関する基本的な動作について説
明すると、マイクロコンピュータ22は、印刷を行う場
合、不図示のリール駆動手段を制御してインクリボンカ
セット8のリール6を回転させ、インクリボン4をリー
ル6から繰り出して新しいイエローの染料シート16A
をカセット8のリボン窓26の中央部に配置する。つづ
いて、リボン窓26を通じて印刷用紙をインクリボン4
に押圧し、一方、リボン窓26と反対側の不図示の窓を
通じて加熱手段をインクリボン4に押圧し、加熱手段と
印刷用紙とでインクリボン4を挟んだ状態にして、画像
の各部の明暗に応じた温度でインクリボン4の各部を加
熱する。これにより、染料が熱により例えば溶融して印
刷用紙に転写され、イエローの染料による画像が印刷用
紙上に形成される。
【0017】マイクロコンピュータ22はこのような動
作をマジェンタ、シアンの各染料シート16B、Cごと
に繰り返し、印刷用紙上にカラー画像を形成して、1回
の印刷動作を完了する。なお、インクリボン4には、本
実施の形態例ではイエローの染料シート16Aの前方に
2本の黒色のマーカ4Aが形成されており、プリンタ本
体にはこのマーカ4Aを光学的に検出するセンサが設け
られ、マイクロコンピュータ22はこのセンサの検出結
果にもとづいて、染料シート16A、B、Cの位置制御
を行う。
【0018】そして、本実施の形態例のプリンタ2で
は、1回の印刷動作を行うごとに、マイクロコンピュー
タ22は磁気ヘッド18の駆動手段を制御して磁気ヘッ
ド18を移動させ、インクリボンカセット8の管理情報
としての仕様情報と使用履歴情報とを再生回路23を通
じて読み出す。仕様情報は具体的には本実施の形態例で
は上述したインクリボンカセット8による印刷可能回数
であり、一方、使用履歴情報はインクリボンカセット8
によりすでに実行した印刷の回数である。なお、印刷実
行回数の記録については後に説明する。
【0019】マイクロコンピュータ22は、印刷可能回
数とすでに実行した印刷の回数を読み出すと、まず、印
刷実行回数に1を加算し、新たなな印刷実行回数を取得
し、その印刷実行回数を上記印刷可能回数から減じた数
値を、インクリボン4の残量として液晶表示装置25に
表示させる。ユーザはこの表示を見て現在装填されてい
るインクリボンカセット8によって後、何回印刷できる
かを把握することができる。マイクロコンピュータ22
はまた、このとき上記駆動手段を制御して磁気ヘッド1
8を移動させ、消去回路24を制御してすでに記録され
ている印刷実行回数を消去するとともに記録回路20に
上記新たに取得した印刷実行回数の信号を供給して新た
な印刷実行回数を磁性層12に記録させる。
【0020】さらに、本実施の形態例のプリンタ2で
は、マイクロコンピュータ22は新たに印刷を開始する
場合、磁性層12より印刷可能回数とともに印刷実行回
数を読み取り、読み取った印刷実行回数が印刷可能回数
より少ない場合にのみ印刷動作を行い、印刷実行回数が
印刷可能回数に到達しているときは、印刷を中止すると
ともに装填されているインクリボンカセット8のインク
リボン4を使い切った旨をユーザに通知する警告メッセ
ージを液晶表示装置25に表示する。ここで、印刷実行
回数が印刷可能回数に到達したことが検出されるのは、
実際にインクリボン4を使い切った場合に検出されるだ
けでなく、使用済みのインクリボンカセット8でインク
リボン4を巻き戻したり、使用済みのインクリボンに詰
め替えた場合にもそのことが検出される。したがって、
本実施の形態例では不正なインクリボンの使用が回避さ
れることになる。
【0021】このように、本実施の形態例では、印刷を
1回実行するごとに、インクリボン4の磁性層12にこ
れまでの印刷実行回数が磁気的に記録されるので、記録
された情報をもとに、未使用のインクリボンカセット8
が装填された場合に限らず、常に正しい残量を表示する
ことができる。また、使用済みのインクリボン4が巻き
戻されたり、詰め替えられていても、磁性層12に記録
された印刷実行回数は印刷可能回数に到達しているの
で、マイクロコンピュータ22は、そのことから印刷を
行わず、ユーザは印刷媒体を無駄に消耗せずに済むとと
もにプリンタ本体の破損などを防止できる。
【0022】なお、本実施の形態例では、磁性層12に
は印刷可能回数および印刷実行回数を記録するとした
が、インクリボン4に形成された染料シート16A、1
6B、16Cの総数や、未使用の染料シート16A、1
6B、16Cの数などを記録するようにしても、それら
の数値から印刷可能回数や印刷実行回数を把握できるの
で、同様の効果を得ることが可能である。また、仕様情
報としてインクリボン4の種類を記録したり、使用履歴
情報としてインクリボン4をプリンタに装填した年月日
や時刻などを記憶しておくことも可能であり、インクリ
ボンをより詳細に管理する上で有効である。
【0023】さらに、本実施の形態例では、1回印刷を
行うごとに印刷実行回数を磁性層12に記録するとした
が、通常は印刷実行回数をプリンタ本体に設けたメモリ
などに保持させておき、例えばインクリボンカセット8
がプリンタ本体から取り出される場合にのみ、インクリ
ボンカセット8の磁性層12に印刷実行回数を記録する
構成とすることも可能である。
【0024】また、磁性層12に記録する情報は、不正
な解析などを防止するため、暗号化しておくことも有効
である。そして、印刷実行回数が印刷可能回数に到達し
たとき、その旨を表す情報自体を磁性層12に記録して
おき、印刷を行う場合には、その情報が磁性層12に記
録されているか否かにもとづいて印刷の実行を制御する
構成とすることも可能である。さらに、磁性層12は1
箇所だけでなく、複数箇所に形成してもよい。その場合
には、記録できる情報量を多くすることができ、また、
同一の情報を各磁性層に重複して記録し、ある磁性層で
情報を消失したような場合には、他の磁性層に記録され
ている情報を用いることで、インクリボン管理の信頼性
を高めることができる。
【0025】また、本実施の形態例では磁気ヘッド18
を駆動手段により移動させるとしたが、磁気ヘッド18
は固定とし、インクリボン4の繰り出し時にインクリボ
ン4の移動を利用して磁性層12に対する情報の記録再
生を行うことも可能である。そのような構成とした場合
には、磁気ヘッド18の駆動手段は不要になり、また磁
気ヘッド18の支持機構も簡素なもので済む。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、インク
リボンに形成された磁性層に、そのインクリボンによる
印刷可能回数や、すでに実行した印刷の回数などの管理
情報を記録しておき、インクリボンの残量を表示する際
はその情報を磁性層から読み出して残量を算出すればよ
く、未使用のインクリボンが装填された場合に限らず常
に正しい残量を表示することができる。また、使用済み
のカセットで、インクリボンが巻き戻されたり、詰め替
えられていても、磁性層に記録された印刷実行回数は印
刷可能回数に到達しているので、そのことから印刷を行
わないようにすることができ、ユーザは印刷媒体を無駄
に消耗せずに済むとともにプリンタ本体の破損などを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクリボンを用いたプリンタの
一例を示す要部構成図である。
【図2】本発明によるインクリボンの一例を示す斜視図
である。
【図3】図2のインクリボンを収容したインクリボンカ
セットを示す斜視図である。
【符号の説明】 2……プリンタ、4……インクリボン、6……リール、
8……インクリボンカセット、12……磁性層、14…
…フィルム、16A、16B、16C……染料シート、
18……磁気ヘッド、20……記録回路、22……マイ
クロコンピュータ、23……再生回路、24……消去回
路、25……液晶表示装置、26……リボン窓。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱により溶融もしくは昇華して印刷媒体
    上に移行する染料の層が表面に形成されたインクリボン
    を用いて印刷を行い、前記インクリボンはリールに巻回
    して本体に装填されるプリンタであって、 前記インクリボンに磁性層が形成されており、 プリンタ本体に装填された前記インクリボンの前記磁性
    層に近接配置され前記磁性層に情報を磁気的に記録しか
    つ前記磁性層から情報を磁気的に読み取る磁気ヘッド
    と、 与えられた電気信号にもとづいて前記磁気ヘッドを電気
    的に駆動し情報を前記磁性層に記録する記録回路と、 前記磁気ヘッドが前記磁性層から情報を読み取って出力
    する信号から前記磁性層に記録された情報を表す電気信
    号を生成する再生回路とを備えたことを特徴とするイン
    クリボンを用いたプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記磁性層は、前記インクリボンの側端
    部近傍で、前記染料層と重ならない箇所に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のインクリボンを用い
    たプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インクリボンはリールに巻回してカ
    セット内に収容されていることを特徴とする請求項1記
    載のインクリボンを用いたプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記磁気ヘッドを、前記磁性層とほぼ平
    行に移動可能な状態で支持する支持手段と、前記磁気ヘ
    ッドを移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載のインクリボンを用いたプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記磁性層に記録される情報はデジタル
    情報であることを特徴とする請求項1記載のインクリボ
    ンを用いたプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記デジタル情報は論理”1”または論
    理”0”を表す情報を配列して成ることを特徴とする請
    求項5記載のインクリボンを用いたプリンタ。
  7. 【請求項7】 熱により溶融もしくは昇華して印刷媒体
    上に移行する染料の層が表面に形成されリールに巻回し
    てプリンタ本体に装填されるインクリボンであって、 磁性層が形成されていることを特徴とするインクリボ
    ン。
  8. 【請求項8】 前記磁性層は、前記インクリボンの側端
    部近傍で、前記染料層と重ならない箇所に形成されてい
    ることを特徴とする請求項7記載のインクリボン。
  9. 【請求項9】 前記インクリボンはリールに巻回してカ
    セット内に収容されていることを特徴とする請求項7記
    載のインクリボン。
  10. 【請求項10】 熱により溶融もしくは昇華して印刷媒
    体上に移行する染料の層状のシートが表面に多数配設さ
    れたインクリボンを用いて印刷を行い、前記インクリボ
    ンはリールに巻回して本体に装填され、1回の印刷実行
    ごとに前記インクリボンをリールより繰り出し、新たな
    前記染料シートにより印刷を行うプリンタにおいてイン
    クリボンを管理する方法であって、 前記インクリボンに磁性層を形成し、 前記磁性層に、前記インクリボンの管理に係わる情報を
    磁気的に記録し、 必要に応じて前記磁性層に記録された磁気情報から前記
    インクリボンの管理に係わる情報を再生することを特徴
    とするインクリボンの管理方法。
  11. 【請求項11】 前記管理情報は前記インクリボンの仕
    様および使用履歴のいずれか一方または両方に係わる情
    報を含むことを特徴とする請求項10記載のインクリボ
    ンの管理方法。
  12. 【請求項12】 前記仕様情報は前記インクリボンによ
    る印刷可能回数に係わる情報を含むことを特徴とする請
    求項11記載のインクリボンの管理方法。
  13. 【請求項13】 前記使用履歴情報は、前記インクリボ
    ンによりすでに実行した印刷の回数に係わる情報を含む
    ことを特徴とする請求項11記載のインクリボンの管理
    方法。
  14. 【請求項14】 前記仕様情報は前記インクリボンによ
    る印刷可能回数に係わる情報を含み、前記使用履歴情報
    は前記インクリボンによりすでに実行した印刷の回数に
    係わる情報を含み、前記印刷可能回数および前記印刷実
    行回数に係わる情報を前記磁性層より読み出し、前記印
    刷可能回数および前記印刷実行回数を把握して、前記印
    刷可能回数より前記印刷実行回数を減じた値をもとに前
    記インクリボンの残量に係わる数値を表示することを特
    徴とする請求項11記載のインクリボンの管理方法。
  15. 【請求項15】 前記仕様情報は前記インクリボンによ
    る印刷可能回数に係わる情報を含み、前記使用履歴情報
    は前記インクリボンによりすでに実行した印刷の回数に
    係わる情報を含み、前記印刷可能回数および前記印刷実
    行回数に係わる情報を前記磁性層より読み出し、前記印
    刷可能回数および前記印刷実行回数を把握して前記印刷
    可能回数より前記印刷実行回数が少ない場合にのみ前記
    インクリボンにより印刷を行うことを特徴とする請求項
    11記載のインクリボンの管理方法。
JP10344599A 1998-12-03 1998-12-03 インクリボンを用いたプリンタおよびインクリボンならびにインクリボンの管理方法 Pending JP2000168213A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7760945B2 (en) 2005-04-26 2010-07-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Thermal transfer type image forming apparatus and method of indicating/detecting remaining amount of ink ribbon

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