JP3577564B2 - 印字用テープ収納カセット及びテープ印字装置 - Google Patents

印字用テープ収納カセット及びテープ印字装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁力テープを収容した印字用テープ収容カセット及びその収容テープに印字を行うテープ印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テープに印字を施すテーププリンタ又はラベルプリンタと通称される事務用機器(又は家庭用文具)が市販され広く利用されている。
【0003】
図13は、そのような印字用テープの構成とテーププリンタの内部構成を模式的に示している。このテーププリンタ1は、同図に示すように、長尺の印字用テープ2をプラテンロール3とサーマルヘッド4とが圧接する印字部に繰り出すと共に、インクリボン5を供給ロール6から巻き取りロール7に巻き取りながら移動させつつ、サーマルヘッド4により、テープ状用紙2に例えば「テーププリンタ」の如く印字する。これを、カッタ8a、8bによって所定の長さに切断して、図の丸印A内に示すようなテープ(又はラベル)9を作成する。
【0004】
上記の印字用テープ2は、図の拡大円内のラベル9に示すように、印字層9aに接着層9bを介して剥離紙9cが積層された状態のテープ状の印字用紙として供給され、所望の印字を施されて所定の長さに切り出される。このラベル9の剥離紙9cを剥がして取り除き、接着層9bにより所望の対称物に固着させる。
【0005】
従来より、このような印字ラベルは、一旦物に貼り付けたならば強固に接着して容易に剥がすことはできない。すなわち、これを剥がして再度貼り直すようには設計されていない。
【0006】
また、近年では、シート状のマグネット材が知られている。このマグネットシートは、適宜の大きさに切り取ったものに例えばサインペン等で適宜の内容を記入し、これをホワイトボード(鉄板)やその他の磁性体に張り付けて使用する。そこで、このようなマグネットシートをテープ印字装置により印字して使用する提案がなされている(実開平3−64743)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当該公報を精査するに、近年実用化されているテープ印字装置に具体的に適用する点については全く追求がなされておらず、また、それについて何らの示唆も表明されていない。
【0008】
一般に、市販のテープ印字装置では、テープ本体をカセット内に収納して印字に用いる形態をとっており、また、全体として携帯可能な小型の装置となっている。このため、テープの搬送経路も小型化のため複雑に構成されており、したがって、上記公報に記載された技術思想を、現今広く市販され使用されている型のテープ印字装置に単に取り入れるだけでは、直ちに実用化できるという訳のものではない。テープ印字装置にマグネットテープを適用するには、テープの厚さや磁力について、また使用するインクについて充分に配慮する必要がある。
【0009】
すなわち、市販のテープ印字装置にマグネットテープを適用して実用化のための試験を行ってみると、マグネットテープの着磁層は合成樹脂層やゴム状部材で構成されている関係上テープ全体として腰がなく、このため搬送中の姿勢が不安定になり、その結果として印字ずれが発生するという問題があることが判明した。したがって、印字搬送中の印字部におけるテープの張設に工夫を要することが判明した。
【0010】
更に、この種の印字装置では印字のために熱転写方式を採用するのが一般的であるが、従来のインクリボンのインクはマグネットテープに印字することを想定していないため、マグネットテープに印字すると印字された文字や画像がぼけてしまうという新たな問題が発生した。
【0011】
インクリボンは、一般に、コンデンサ紙、グラシン紙、又はポリエステルやポリイミドなどの樹脂フィルム等を基体(ベースフィルム)として、この上にインク層を塗布して形成される。インク層は、ワックス類あるいは樹脂類に顔料等の着色剤が混入されて成るが、被印字媒体へ転写される際、熱転写方式では特に発現する現象であるが、表面に照りを発生する。この照りを抑えるためには、インク層に照りを抑止する添加剤を混入したものと、光沢コントロール層をベースフィルムとインク層間に配置したものとがある。
【0012】
インク層に着色剤として混入される顔料は、例えば黒インクの場合であれば、カーボンブラックや酸化鉄系の顔料が用いられることが多い。また、光沢コントロール層にも、艶消し効果のために酸化鉄系の顔料が配合されることが多い(特開昭61−84287)。
【0013】
上記実用化のための試験において、マグネットテープに印字した際に発生する上述した印字の「ぼやけ」は、インク層や光沢コントロール層に含まれている酸化鉄系の顔料とマグネットテープの磁力による作用によって発現するものであることが発見された。
【0014】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、マグネットテープへの印字を支障なく実現する印字用テープカセット及びテープ印字装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以下に、本発明の印字用テープカセット及びテープ印字装置の構成を述べる。
先ず、請求項1記載の発明の印字用テープカセットは、印字形成されるべく保持リールに巻回された長尺状の被印字媒体を収容し、印字装置の装着部に着脱自在に装着される印字用テープカセットであって、上記被印字媒体は、表面にインク受容性向上表面処理を施した印字テープ層と磁性体が分散されて磁化された磁力層とを積層して成る磁力テープであり、上記磁力層は、上記磁力テープが上記保持リールに巻回されることにより上記印字テープ層と接触した際に磁力層の一部が上記印字テープ層の表面へ結合付着して移行するのを防止すべく結合性低下処理を施して成るように構成される。
【0016】
そして、上記結合性低下処理は、例えば請求項2記載のように、ふっ素樹脂コーティング処理であり、また、例えば請求項3記載のように、皺(しぼ)加工処理である。そして、上記皺(しぼ)加工処理は、例えば請求項4記載のように、該処理により形成される凹凸が上記印字テープ層表面のインク受容性向上処理により形成される凹凸よりも大きく形成されている。
【0017】
次に、請求項5記載の発明の印字用テープカセットは、印字形成されるべく保持リールに巻回された長尺状の被印字媒体を収容し、印字装置の装着部に着脱自在に装着される印字用テープカセットであって、上記被印字媒体は、表面にインク受容性向上表面処理を施した印字テープ層と磁性体が分散されて磁化された磁力層とを積層して成る磁力テープであり、該磁力テープ搬送方向と直交する幅方向に沿った方向に磁化されて構成される。
【0018】
また、上記磁力テープは、例えば請求項6記載のように上記保持リールに巻回されるテープ搬送方向終端部分を上記磁力層を積層しない補助テープで構成され、また、例えば請求項記載のように幅方向の少なくとも一端部に沿って非着磁領域を形成されている。
【0019】
そして、上記の印字用テープ収納カセットは、例えば請求項記載のように、印字用のインクリボンを更に備え、該インクリボンに形成されたインクが非磁性体インクであるように構成される。
【0020】
次に、請求項記載の発明のテープ印字装置は、印字形成されるべく保持リールに巻回された長尺状の被印字媒体である磁力テープを収容した印字用テープカセットと、該印字用テープカセットを着脱自在に装着する装着部と、上記磁力テープを上記印字用テープカセットから搬送しつつ上記磁力テープの一面側から確認できる文字・記号等を印字し所定長に切断して印字の施された磁力テープを作成可能な印字手段と、上記磁力テープが搬送され印字される際に該磁力テープを巻き戻し方向へ付勢すべく接触回転する磁性体搬送補助ローラとを備えて構成される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施の形態における印字用テープカセットに係るテーププリンタ(テープ印字装置)の斜視図である。同図には、上方に、印字用テープカセットを示し、その下に、この印字用テープカセット(以下、単にテープカセットという)が装着されて用いられるテーププリンタを示している。
【0022】
同図に示すように、テーププリンタ10は匡体11の上面下方にキー入力部12を備え、このキー入力部12には、カーソルキー、書式設定キー、印刷キー、取消しキー、機能キー、印字倍率キー、大文字小文字選択キー、シフトキー、単漢字キー、変換キー、無変換キー、実行キー、かな入力と英数字入力を兼用する文字入力キー等からなる複数の操作キー13が配設されている。
【0023】
また、キー入力部12の左上には液晶表示装置からなる表示部14が配設され、その右方に、テープカセット収納部15が形成されている。尚、同図には、テープカセット収納部15を、内部が見えるように蓋部材を取り除いて示している。このテープカセット収納部15には、サーマルヘッド16が上下に回動自在に配設され、このサーマルヘッド16に対向してプラテンローラ17がサーマルヘッド16方向に付勢されて配設されている。
【0024】
そして、サーマルヘッド16を取り巻くようにガイド板18、テープ搬送補助駆動軸20、テープリール支持ピン19、インクリボン巻き取り駆動軸21、テープカッタ22(22a、22b)が配設されている。テープカッタ22の右方にはテープ排出口23が形成されている。
【0025】
上記のテープカセット収納部15に、テープカセット25が収納されると、磁力印字テープ26を巻着するテープカセット25内のリール孔27にテープリール支持ピン19が係合し、同じくテープカセット25内のインクリボン巻き取りリール孔28に、インクリボン巻き取り駆動軸21が係合している。
【0026】
また、このようにテープカセット25をテープカセット収納部15に装着する際には、磁力印字テープ26の先端を指でつまんで、テープ排出口23のスリットに挿入し、印字箇所をサーマルヘッド16とプラテンローラ17とが対向する間隙に挿入して装着初期状態を設定する。
【0027】
ここで磁力印字テープ26に許容される厚さとしては、好ましくは50〜100μm、厚くても350μmまでが好ましいが、勿論、これより厚くてもよい。いずれにしても、磁力印字テープ26は、従来の剥離紙付きの印字テープのように台紙が無く、腰(剛性)が無い。もっとも、あまりに腰が有るようではリールに巻回して保持することができない。上記の磁力印字テープ26は元来が腰が無いために前述したように搬送中の姿勢が不安定になって印字ずれという不具合の原因となる虞がある。また、着磁テープであることからくる不具合も予想される。
【0028】
しかしながら、本実施の形態においては、このような問題は、全て解消されるように構成されている。尚、これについては後述する。
図2(a) は、上記の磁力印字テープ26を収容した上記テープカセット25の外観平面図を示し、図2(b) は、そのテープカセット25が上記のテーププリンタ10のカセット収納部15に装着された状態における断面図を示している。同図(a),(b) に示すように、テープカセット25には、底部の所定位置(図の例では中央)に、磁力テープ用のカセットであることを示すカセット種別認識用の溝36が形成されている。同図(b) に示すように、テープカセット25がテーププリンタ10のテープカセット収納部15に装着されると、テーププリンタ10の不図示のセンサが、カセット溝36を検知して、磁力テープ用のカセットが装着されたことを認識する。
【0029】
このテープカセット25は、テープリール31に磁力印字テープ26を巻着し、インクリボンリール32には非磁性のインク層を形成されたインクリボン33を巻着している。テープカセット25の上部に形成されている凹部34の開口部には、磁力印字テープ26とインクリボン33が重ねて差し渡される。
【0030】
上記凹部34に差し渡された磁力印字テープ26とインクリボン33の下方にテーププリンタ10のサーマルヘッド16が挿通されて配置され、このサーマルヘッド16に対向し、磁力印字テープ26及びインクリボン33をサーマルヘッド16との間に挟んで、プラテンローラ17が配置される。
【0031】
上記のインクリボン33については、インク及びバインダーに磁性金属粉等を混入することを除外している。すなわち、これまで広く使用されていたインクリボンは照り防止のために酸化鉄(磁性体)系の顔料を用いることが一般的になっているが、本実施の形態においては、印字のぼやけの問題を解消するため、非磁性化を優先して、そのような磁性体系の顔料を削除して着色剤の混入を行っている。また、本実施の形態における印字テープの使用方法、例えばホワイトボードへ張り付ける等の使用方法からみて、印字面に多少の照りが出現していても視覚上では問題がなく、むしろ艶消し印字のものよりも表示性が高いことが試験上経験されている。もちろん、必要とあれば、酸化鉄系の顔料に代えた染料や、非磁性の添加剤等を加えて艶消しを行うようにすればよい。
【0032】
図2(b) に示す上記構成のインクリボン33は、インク転写済み部分33′がインクリボン巻き取りリール35に巻き取られることによって、未使用部分がインクリボンリール32から引き出されて印字部に供給される。
【0033】
図3(a),(b) は、上記のテープカセット25に収容されている磁力印字テープ26の構成を2例(26−1、26−2)示す拡大断面図である。同図(a) に示す磁力印字テープ26−1は被印字面体部41と磁性体部42から成る。一方の被印字面体部41は例えば40μm程度のPET樹脂等のフィルム層43の表面(図で下面)に、印字性(インク受容性)を向上させるための表面処理、すなわち、ポリエステル系の樹脂からなる表面処理層44がコーティングにより形成されて成る。
【0034】
また、他方の磁性体部42は、例えば塩化ポリエチレン等の樹脂や天然ゴム、ネオプレン、イソプレン、NBR(ニトルブタジェンゴム)、SBR(スチレンブタジェンゴム)等のゴム系高分子中に、マグネタイト、フェライト、酸化コバルト等の強磁性体粉末を混入させてなる100〜300μmのシート状の磁性体層45から成り、表面(図では上面)には、ふっ素コーティング層46が形成されている。
【0035】
そして、これら、被印字面体部41と磁性体部42を上述の表面を外側にして、アクリル系接着材層47を介して接着させ、強力磁場中で磁化することにより磁力印字テープ26−1が完成する。
【0036】
尚、磁性体層45自体を予めシート状に形成して、磁力印字テープとして切り出し、これをアクリル系接着材層47により樹脂フィルム層43の裏面に貼着させてもよい。例えば、樹脂系の磁力テープとしては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレエン、塩化ポリエチレン、酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂を結着剤とした複合樹脂マグネット材料を用いて構成できる。すなわち、これらを圧延ローラ等により加熱圧延し、これに含有される強磁性体粉末の磁化方向をシート面に対して直角な方向に揃えて配合することにより磁力テープを形成する。上記強力磁性体粉末としては、Baフェライト、Srフェライト等のフェライト粉末、アルニコ磁石(Fe−Cr−Co)系磁石粉末、希土類コバルト磁石粉末、希土類鉄磁石粉末等の公知のものを用いることができる。
【0037】
より具体的には、例えば200°Cで30〜50ポイズの溶融粘度を有するポリアミド樹脂とバリウムフェライト粉末の80〜90重量%及びステアリン酸亜鉛やポリエチレンワックスを0.1〜1重量%添加したものを、150〜180°Cに加温して混練し、厚さ0.1〜0.5に圧延成形し、圧延後直ちに着磁器により10000エルステッドの配向磁場を印加し、これを冷却して磁力シートを得ることができる。この磁力シートの表面磁束密度としては、700〜1600G(ガウス)が得られ、いずれも本発明の印字用磁力テープとして使用することができる。
【0038】
また、同図(b) に示す磁力印字テープ26−2は、PET樹脂フィルム層43、その表面処理層44、アクリル系接着材層47、磁性体層45までは、同図(a) の磁力印字テープ26−1と同様であるが、その表面には、ふっ素コーティング加工ではなく、皺(しぼ)加工面48が形成されている。
【0039】
皺(しぼ)加工は、同図(c) に示すように、PET樹脂フィルム層43、表面処理層44、アクリル系接着材層47、及び磁性体層45からなる予め作成してあるテープ49を、圧延ローラ対51で圧延して形成する。圧延ローラ対51の一方の圧延ローラ51aは、周面に皺(しぼ)が形成されたしぼローラからなる。このような圧延により、テープ49の平滑な面52が皺(しぼ)加工面48に形成される。これによって得られる皺(しぼ)加工済みテープ53を、図2(b) に示したように、テープリール31に小巻きにして、テープカセット25に収納する。
【0040】
尚、上記のように予めテープ49に作成しておいてから圧延皺(しぼ)加工を行うのではなく、テープ49の積層工程に続く仕上げ工程に行なってもよく、また、他の部材を積層する前に磁性体シート(磁性体層45)のみを先に圧延皺(しぼ)加工して、それから、他部材を図3(b) のように積層するようにしてもよい。
【0041】
また、皺(しぼ)加工は上記の圧延に限らず、磁性体層45表面を適宜の薬品により処理して粗面化することでも形成できる。
このように、図3(a) 又は同図(b) に示すように、磁性体層45の表面をふっ素コーティングしたり、又は皺(しぼ)加工しているのは、図2(b) に示すように、磁力印字テープ26をテープリール31に小巻きしてテープカセット25に収容した後に発生することが実験により判明したブロッキングの問題を防止するためである。
【0042】
ブロッキングは、磁力印字テープ26をテープリール31に巻着させたことにより、磁性体層45の外側に順次巻着されて磁性体層45と接触する印字面(インク受容性向上表面処理層44)に、磁性体層45中に分散・含有されている磁粉が結合して移転することをいい、このようにブロッキングが発生すると、印字面が汚れ、印字画像が正しく形成されず画質を著しく低下させてしまうものである。
【0043】
本例では、このような問題のあることを発見し、これを解決すべく、磁力印字テープに種々の処理を施して試験した結果、上記のように磁性体層45の表面をふっ素コーティングして磁性体層45内に磁粉を閉じこめることにより、ブロッキングの発生を防止する極めて良好な結果が得られている。
【0044】
また、更に、ふっ素コーティングをしなくても、磁性体層45の表面に皺(しぼ)加工を施すだけでも、上記と全く同様にブロッキングの発生を阻止することができることが判明した。尚、皺(しぼ)加工の凹凸の粗さは、印字面のインク受容性向上表面処理層44の表面の凹凸よりも粗く形成するとよいことも判明している。
【0045】
ところで、印字テープとして使用する上記の磁力印字テープ26を作成するに当っては、先ずマグネットシート(磁性体シート)を作成または既存のものを購入して、これをテープ状に加工したものを用いることになる。このマグネットシートには、その着磁面に、磁石のS極とN極が交互に隣りあって、ある一定の幅で設けられている着磁線という方向(向き)がある。
【0046】
このマグネットシートをテープ状に加工する際に、上記の着磁線に注目して加工するようにしないと、この場合も、完成した磁力印字テープ26をテープリール31に小巻きしてテープカセット25に収容する前後に、下記に示すような不具合が発生することが判明した。
【0047】
図4(a) は、テープリール31に小巻きした試作磁力印字テープ55の断面を、分かり易いようにn巻き目を中心に下のn−1巻き目と上のn+1巻き目の3層だけを取り出して示している。同図(b),(c) は、この場合に発生する虞のある不具合を示している。同図(c) に示すように、この例では、上述したマグネットシートの着磁線の方向(向き)が磁力印字テープ55の長手方向に一致するようにテープ全体が形成されている。
【0048】
この磁力印字テープ55が同図(a) に示すようにテープリール31に小巻きされると、各巻き目の内と外とでS極とS極、N極とN極というように同じ極同士が重ねられることになり、これらが反撥し合って、同図(b) に示すように巻き目にずれが発生する。すると、同図(c) に示すように、この磁力印字テープ55の搬送中等に、テープコアを中心に同図(c) に矢印Bで示すように一方にずれ出して円錐状に突出すれば、テープの外側程、矢印Cに示すように反対側にずれ出してすり鉢状の凹形が形成される。
【0049】
このように、マグネットシートの着磁線の方向を磁力印字テープの長手方向に一致するようにテープ全体を構成すると、小巻きされたテープがずれ出して、取り扱いにも困り、テープカセットからの引き出しにも困るという不具合が生ずる。この問題を、本発明においては予め解決している。これを第2の実施の形態として以下に説明する。
【0050】
図5(a) は、第2の実施の形態におけるテープカセットを示す斜視図であり、内部に収容されている磁力印字テープを示すため側面の蓋を取り除いて示している。そして、同図(b) は、その磁力印字テープの磁性体層の構成を示す斜視図である。この図5(b) に示す磁力印字テープ50の構成は、磁性体層45′を除いて他の部分は、図3(b) に示した磁力印字テープ26の構成と同様であるので、それらの部分には図3(b) と同一の番号を付与して示している。また、図5(a) に示すテープカセットの構成は、図2(b) に示したテープカセットの構成と同様であるので、これも図2(b) と同一の番号を付与して示している。
【0051】
同図(b) に示すように、磁力印字テープ50の磁性体層45′における着磁面56には、2mm間隔の着磁線57が形成されており、この磁力印字テープ50は、その着磁線57の方向をテープの幅方向に一致させて形成されている。これにより、この磁力印字テープ50を、テープパンケーキ状に巻き上げても、各層の巻き径が順次大きくなって巻き重ねられていくので、図4(a) に示したように巻き目の内と外とで同一極が重なることは殆どなく、また、あったとしても、反撥力は、図4(b) の場合のようにテープ幅方向に働くのではなく、テープの長手方向に働く。
【0052】
したがって、図5(a) に示すように、磁力印字テープ50がテープリール31に巻き上げられてテープカセット25内に収容された後で、インクリボン33を用いて印字され、内部で移動が生じても、例えば図4(c) に示したように正しく巻かれているはずのパンケーキ状のテープが円錐状に幅方向にずれ出してしまうというような不都合なことは、解消される。
【0053】
次に、上述の図1及び図2(b) に示したテーププリンタの駆動機構について説明する。
図6(a) は、図1及び図2(b) に示したテーププリンタの各部を駆動する駆動機構を示す図であり、同図(b) は側面図、同図(c) は上面図である。これらの図に示す駆動機構は、図1に示した匡体11のテープカセット収納部15の底部下方及びその周囲に配置されている。また、図6(a),(b),(c) には、駆動機構との位置関係を示すために、図1に示したサーマルヘッド16、プラテンローラ17、テープリール支持ピン19、テープ搬送補助駆動軸20及びインクリボン巻き取り駆動軸21を示している。
【0054】
上記のサーマルヘッド16は、その後端部を、略鉛直に配置されたヘッドアーム61の上端を回動自在に支持する支点軸62に支持されてヘッドアーム61に係止している。ヘッドアーム61には、長手方向に沿って長溝穴63が穿設され、この長溝穴63に不図示のカムのピンが滑動自在に嵌入している。このヘッドアーム61の下端と本体フレーム間に引きバネ64が介装されヘッドアーム61を反時計回り方向に付勢している。また、他方ではヘッドアーム61の上端近傍と本体フレーム間に他の引きバネ65が介装されて、ヘッドアーム61を時計回り方向に付勢している。
【0055】
不図示のカムが駆動され長溝穴63に嵌入しているピンが図の左方に移動すれば、ヘッドアーム61が、つまりサーマルヘッド16が、支点軸62を支点として時計回り方向に回動して非印字位置に定位し、一方、不図示のカムピンが図の右方に移動すれば、ヘッドアーム61、つまりサーマルヘッド16が、支点軸62を支点として反時計回り方向に回動して、その先端の印字部(発熱体アレイ)が、テープ26とインクリボン33(図2(a) 参照)を介してプラテンローラ17に圧接する。
【0056】
また、テープリール支持ピン19は、これも不図示の駆動系に連結するテープ巻戻し用ギア66に係合して回転駆動され、そして、インクリボン巻き取り駆動軸21は、これも不図示の駆動系に連結しているインクリボン巻取り用ギア67に係合して回転駆動される。
【0057】
また、プラテンローラ17は、プラテンギア68を備え、このプラテンギア68が変速ギア69の小径ギアに噛合している。変速ギア69の大径ギアはテープ送り用モータ71の駆動ギア72に噛合している。これにより、ステッピングモータ71が正逆両方向に回転すると、変速ギア69を介して、プラテンローラ17が正逆両方向に回転駆動される。
【0058】
そして、これら諸装置の上方の、本体フレームとの間に裁断駆動機構が配置される。この裁断駆動機構としては、DCモータ(ステッピングモータでもよい)73が配設され、この駆動軸にウォームギア74が固設され、このウォームギア74にウォームホイール75が噛合する。ウォームホイール75と一体な小径ギア76には、減速ギア77の大径ギアが噛合し、この減速ギア77の小径ギアに、傘歯車78と一体の平歯車79が噛合する。そして、傘歯車78には他の傘歯車81が噛合している。これにより、DCモータ73により駆動される傘歯車78の横方向(プリンタ本体の平面方向)に沿った回転が、傘歯車81の縦方向(プリンタ本体の垂直方向)に沿った回転に変換される。
【0059】
この傘歯車81にはカッターカム82が同軸に連結される。カッターカム82には、同図(b) に示すように(同図(b) は図の左方がプリンタ本体上面、右方がプリンタ本体下面となる)、その円周面に接してマイクロスイッチ83がプリンタ本体のフレームに配設されている。マイクロスイッチ83は、カッターカム82の円周面上の所定の一ヶ所に設けられた凹部により、カッターカム82の初期位置を検知して、その検知信号を後述する制御回路に出力する。
【0060】
このカッターカム82には、上記の初期位置にあるとき最下端となる縁部に、ピン84が突設される。このピン84は、テープカッタ22の可動刃22aと一体な回動アーム85の長孔86に滑動自在に嵌入し、先端が長孔86の外で屈折して、長孔86との係合から逸脱しないように形成されている。カッターカム82が上述したように、DCモータ73によって、ウォームギア74、ウォームホイール75、小径ギア76、減速ギア77、平歯車79、傘歯車78、及び傘歯車81を介して反時計回り方向に回転駆動されると、ピン84によってテープカッタ22の回動アーム85が支点軸87を支点にして上下に回動し、これにより、可動刃22aがカッタ22の固定刃22bに対して開閉する。
【0061】
図7は、上記各部の駆動を制御する制御部の構成ブロック図である。同図に示すように、制御部は、CPU(中央演算処理装置)からなる制御装置90を備えている。制御装置90には、図1に示した表示部14及びキー入力部12が接続されており、更に、ROM(読み出し専用メモリ)91、RAM(読み書き自在なメモリ)92、カウンタ93、イメージリーダ94、カセット溝検出回路95、テープ位置検出回路96、インクリボン検出回路97、ヘッド駆動回路98、モータ駆動回路99、押圧機構駆動回路100、及びカッタ駆動回路101が接続されている。
【0062】
上記のROM91には、テーププリンタ10の動作を制御するプログラムが格納されている。制御装置90は、ROM91から読み出した上記プログラムに基づいて各部の動作を制御する。RAM92には、特には図示しないが、画像データ領域、印刷データ領域、フラグ領域、ワーク領域等が設けられており、これら領域に、制御装置90により所定のデータが一時的に格納されて用いられる。カウンタ93は、例えば連番号を自動的に発生して印字するときなどに、初期設定の数値を順次インクリメントしながら用いられる。
【0063】
イメージリーダ94は、CCD(固体撮像素子、光電変換素子)等からなるスキャナで構成され、通常のテーププリンタとして用いられる場合に、ラベル印刷用の例えば顔写真等のイメージを、外部から読み込んで作成する場合等に用いられる。カセット溝検出回路95には、カセット溝センサ102が接続されている。カセット溝センサ102は、磁力印字テープ26を収容したテープカセット25に形成されているカセット溝36を検知してその検出信号を出力する。カセット溝検出回路95は、その検出結果を制御装置90に通知する。
【0064】
テープ位置検出回路96には、図1には図示を省略したが、テープ位置センサ103が接続されている。テープ位置センサ103は、例えば印字テープの幅や印刷開始位置マーク等を検知してその検出信号を出力する。テープ位置検出回路96は、その検出結果を制御装置90に通知する。インクリボン検出回路97には、リボン位置センサ104が接続されている。リボン位置センサ104は、フルカラー印刷時におけるインクリボンのマゼンタ、シアン、イエロー等のインク色の印刷開始位置を検知してその検出信号を出力する。インクリボン検出回路97は、その検出結果を制御装置90に通知する。ヘッド駆動回路98には、サーマルヘッド16が接続されている。ヘッド駆動回路98は、制御装置90からの制御に基づいてサーマルヘッド16を発熱駆動する。
【0065】
モータ駆動回路99は、図6(a) に示したテープ送り用モータ71を駆動するドライバである。これにより、プラテンローラ17、テープリール支持ピン19、テープ搬送補助駆動軸20及びインクリボン巻き取り駆動軸21がギア列及びクラッチ機構を介して駆動される。
【0066】
押圧機構駆動回路100には、モータ又はソレノイド等からなるヘッド押圧機構105が接続されている。押圧機構駆動回路100は、ヘッド押圧機構105を正逆両方向に駆動して、印字時にはサーマルヘッド16をプラテンローラ17に圧接する方向へ回動させ、フルカラー印字で三原色を塗り重ねるため印字テープを逆送りするとき又は印字が終了したときにはサーマルヘッド16をプラテンローラ17から離隔する方向へ回動させる。
【0067】
カッタ駆動回路101は、図6(a),(b),(c) に示したDCモータ73を駆動するドライバである。カッタ駆動回路101は、印字処理の進行に応じ、図6(a),(b),(c) に示した駆動伝達機構を介して、印字済みのテープを所定の長さに切断するようテープカッタ22を開閉駆動する。
図8(a) 〜(f) は、上記DCモータ73によって駆動されるカッターカム82とテープカッタ22の可動刃22aによるテープ裁断の動作を示す動作状態図である。同図(a) は、図6(b) を簡略な形で再掲したものであり、カッターカム82が初期位置に在る状態を示している。このカッターカム82の位置は、マイクロスイッチ83により検出されることは前述した。つまり、組立時には必ずこの初期位置で、マイクロスイッチ83がカッターカム82の凹部に当接するように組み付ける。この状態で、ピン84は長孔86のほぼ中間位置に停止しており、これにより、回動アーム85が水平に停止している。また、これにより可動刃22aが固定刃22bに対して最大に開いている。
【0068】
DCモータ73が回転を開始すると、カッターカム82の回転に伴われてピン84が、図8(a) の矢印A1に示すように反時計回り方向に円移動を開始する。そして、同図(b) の矢印A2及び同図(c) の矢印A3に示すように円移動が進行してピン84が長孔86の右端に到達したとき、可動刃22aが固定刃22bとによる剪断動作(テープ26′の裁断)を開始する。
【0069】
カッターカム82の継続する回転により、同図(d) の矢印A4に示すように、ピン84が更に円移動して長孔86の左方に戻りながら更に回動アーム85を引き起こし、これにより、可動刃22aの反時計回り方向への回動が更に進行して、可動刃22aと固定刃22bとが完全に閉じられる。これにより、カッター22の剪断動作が完了する。このカッター22による裁断の完了位置は、例えば50mmの最大幅を有するテープを完全に裁断するための位置である。
【0070】
更に、カッターカム82が回転を続け、ピン84が、同図(e) の矢印A5、及び同図(f) の矢印A6に示すように、円移動を続けることにより、回動アーム85が押し下げられて下方に回動する。これにより、可動刃22aが時計回り方向へ回動を開始して、固定刃22bに対して開き始める。そして、同図(f) から同図(a) の初期状態に戻って可動刃22aが固定刃22bに対して全開し、マイクロスイッチ83により位置を検出されて、その初期位置に停止する。
【0071】
上記のように構成されるテーププリンタ10において、制御装置90に制御されて実行される印字処理の動作を以下に説明する。図2(b) に示すように、テープカセット25がテーププリンタ10のテープカセット収納部15に装着されて、キー入力部12の操作キー13から印字実行の指示が入力されることにより印字が実行される。
【0072】
先ず、上記テープカセット収納部15への装着の際、テープリール31から引き出され凹部34においてインクリボン33と重ねて差し渡されている磁力印字テープ26に、サーマルヘッド16が上方に回動してその先端に配設されている発熱体がインクリボン33を介して圧接し、これにより、プラテンローラ17との間に、インクリボン33と磁力印字テープ26とを圧接・挟持する。
【0073】
このように、テープリール31から引き出された磁力印字テープ26は、印字面にブロッキングも発生しておらず、左右にずれたりすることもなく正しい姿勢を保ちながらガイド板18に案内され、プラテンローラ17の搬送方向への回転に伴われて搬送される。
【0074】
サーマルヘッド16は、画像情報(印字情報)に応じて発熱体アレイを発熱させ、インクリボン33のインクを磁力印字テープ26の印字面に熱転写する。
上記のように磁力印字テープ26が印字面にブロッキングも無く、左右にずれることもなく正しい姿勢を保ちながら搬送されることにより、印字面の汚れによる転写不良等の無い、且つ位置ずれ等の不具合のない適正な印字(転写)が行われ、磁力印字テープ26の印字済み部分26′は、テープカッタ22を通過してテープ排出口23から外部に繰り出される。テープ排出口23から適宜の長さに繰り出された印字済み部分(図2(b) の印字済み部分26′及び図5(b) の印字済み部分50′参照)は、テープカッタ22(22a、22b)により切り落とされる。
【0075】
このように、磁力印字テープに対して、テープ印字装置により、普通紙の場合と同様に特に留意すべき特別な作業手順を踏まなくても、通常に印字を行って、印字付き磁力テープを何等の不都合もなく手軽に作成することができるようになる。
【0076】
ところで、一般に印字テープの終端部分は、通常、自由状態でテープリールに単に巻き付けておく場合もあれば、弱い接着剤又は粘着テープでテープリールに仮止めしてあるもの、或は強い接着剤で固定させてあるものなど様々である。いずれにしても、テープカセット内に収容された印字テープが本発明のような磁力印字テープではない普通の印字テープである場合は、最後に小さな切り残しが出来てプリンタ本体側の隙間などに落ち込んでも容易に取り出すことができる。
【0077】
しかし、本発明のようにテープカセットに収容する印字テープが磁力印字テープである場合は、小さな切り残し片がプリンタ本体側の隙間などに落ち込むと、磁力で装置本体に吸着してしまい、取り除くことが容易ではないことが予測される。勿論、終端部をテープリールに強接着させればよいが、それであると、比較的高価な磁力印字テープのカッタからテープリールまでの長さが、未使用のままテープカセットと共に使用済みとして廃棄されることになって、ユーザに対して不親切である。
【0078】
そこで、磁力印字テープの終端に無駄がなく且つ小さな切り残しがプリンタ本体側に落ち込んでも支障の生じない形状で磁力印字テープを巻着したテープカセットを更に開発することとした。これを、第3の実施の形態として以下に説明する。
【0079】
図9(a) は、第3の実施の形態におけるテープカセットに収容される磁力印字テープを示す斜視図であり、同図(b) はその終端の切り残し状態を説明する図である。同図(a) に示すように、この磁力印字テープ107は、被印字面体部41側の終端部108に、補助テープ109が接着剤等で固定されている。そして、この補助テープ109の他端部110が、テープリール31に弱い接着剤又は粘着テープでテープリールに仮止めされている。あるいは強い接着剤で固定されている。この磁力印字テープ107の磁性体部42の磁性体層の構成は、図3(a) に示した磁力印字テープ26−1又は図3(b) に示した磁力印字テープ26−2又は図5(b) に示した磁力印字テープ50の磁性体層の構成と同様である。
【0080】
この磁力印字テープ107は、図9(b) に示すように、最後の部分107′への印字が終了してテープカッタ22(22a、22b)により裁断されたとき、補助テープ109があることにより、磁性体部分の切り残し終端107−1は極めて小さくて無駄がなく、且つ裁断後も補助テープ109に保持されているため図の破線107−2で示すように矢印Fに示すプリンタ本体側の隙間等へ落ち込むことがない。また落ちても、テープカセットをプリンタ本体から取り外したとき、これと一緒に取り出すことができる。
【0081】
尚、上述した実施の形態では、いずれも磁力印字テープの磁性体部42の着磁を全面にわたって施しているが、これに限ることなく、例えば縁部分には磁力を持たせない構成とすることもできる。これを第4の実施の形態として、以下に説明する。
【0082】
図10は、そのように形成された第4の実施の形態としての磁力印字テープを裏面(着磁面)から見た部分図である。同図に示す磁力印字テープ111は、テープの幅方向両端112a及び112bを除く幅L部分を着磁領域として形成している。この幅Lの着磁領域の形成は、強力磁場において幅Lの領域のみ磁化する方法でも形成でき、また、磁性体含有高分子を予めベースフィルム部分に対して幅Lの部分にだけ積層する方法によっても形成できる。また、非着磁領域をテープの幅方向両端とせず片方の端部112aのみ又は112bだけとしてもよい。いずれの場合も、これによって、印字テープを例えばホワイトボード等に張り付けた後にこれを剥がすとき、幅方向の端部が指先でつまみ易くなって便利である。
【0083】
尚、上述した磁力印字テープを用いて印字を実行するテーププリンタとして、通常のテーププリンタを用いて説明したが、磁力印字テープが特に厚さの薄いテープ、例えば全体の厚さが150μm以下のテープである場合には、テープが磁力で折り重なったまま搬送されるなどして位置ずれを起こす虞がある。したがって、これを防止する機構をテープカセットに設け、これを駆動して補助する機構をプリンタ本体側に設けるようにしてもよい。以下、これを、第5の実施の形態として説明する。
【0084】
図11は、第5の実施の形態におけるテーププリンタ(印字装置)の斜視図である。同図には、上方に、このテーププリンタに装着されて用いられる磁力印字テープを収容したテープカセットも示している。
【0085】
図12(a) は、そのテープカセットがテーププリンタのカセット収納部に装着された状態における断面図を示し、同図(b) は、テーププリンタの各部を駆動する駆動機構を示す図である。
【0086】
尚、上記の図11及び図12(a),(b) に示す構成は、新たに加えられた補助機構を除いて、その他の部分は、図1、図2(b) 及び図6(a) に示した構成と同一であるので、説明に必要な部分と新たに加えられた部分にのみ番号を付与し、その他の部分には番号を省略して示し、説明も省略する。
【0087】
図11及び図12(a),(b) に示すように、この実施の形態においては、テープカセット114の内部に、テープ搬送補助ローラ115が配設される。このテープ搬送補助ローラ115に、プリンタ本体116側のテープ搬送補助駆動軸117が係合する。上記のテープ搬送補助ローラ115は、適宜の磁性体によって形成されており、テープリール31から凹部34までの間において、磁力印字テープ26(又は50又は107、以下、26で代表する)の表面に滑接している。上記プリンタ本体側のテープ搬送補助駆動軸117は不図示の駆動系に連結する搬送補助駆動ギア118に係合して回転駆動される。
【0088】
上記の構成において、テーププリンタ116が図7に示した制御装置90に制御されて実行する印字処理の動作について、要点のみを以下に説明する。
先ず、テープカセット114がテーププリンタ116のテープカセット収納部15に装着されて、キー入力部12の操作キー13から印字実行の指示が入力されることにより印字が実行される。上記テープカセット114のテープカセット収納部15への装着の際、テープリール31から引き出され凹部34においてインクリボン33と重ねて差し渡されている磁力印字テープ26に、サーマルヘッド16が上方に回動してその先端に配設されている発熱体がインクリボン33を介して圧接し、これにより、プラテンローラ17との間に、インクリボン33と磁力印字テープ26とを圧接・挟持する。
【0089】
テープ搬送補助ローラ115は、テープカセット114内において磁力印字テープ26に滑接しながら反時計回り方向に回転し、このテープ搬送補助ローラ115が磁性体であることにより、磁力印字テープ26磁力が作用して、磁力印字テープ26が搬送方向とは反対方向へ引き戻されるように付勢される。
【0090】
この逆搬送方向への付勢力により、磁力印字テープ26は弛みなく適宜に張設され、正しい姿勢を保ちながらガイド板18に案内され、プラテンローラ17の搬送方向への回転に伴われて搬送される。サーマルヘッド16は、画像情報(印字情報)に応じて発熱体アレイを発熱させ、インクリボン33のインクを磁力印字テープ26の印字面に熱転写する。
【0091】
上記のように磁力印字テープ26が印字部(凹部34)に弛みなく張設され正しい姿勢を保ちながら搬送されることにより、位置ずれ等の不具合のない適正な印字(転写)が行われ、磁力印字テープ26の印字済み部分26′は、テープカッタ22(22a、22b)を通過してテープ排出口23から外部に繰り出される。テープ排出口23から適宜の長さに繰り出された印字済み部分26′は、テープカッタ22により切り落とされる。
【0092】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、磁性体層を設けた印字テープをテープカセットに収容するので、裏面磁石付きのラベルテープを容易に印字することができて便利である。また、磁性体層の表面にふっ素コーティング又は皺(しぼ)加工を施すので、テープリールに小巻きされた磁力印字テープの印字面にブロッキング等の不具合が発生せず、したがって、常に良質の画像を印字することができる。また、磁性体層の着磁線の方向をテープ幅方向に一致するようにテープを作成するので、テープリールに小巻きされた磁力印字テープが幅方向にずれ出すことがなく、したがって、常に位置ずれのない良質な画像を印字することができる。また、テープ終端に補助テープを設けるので、印字最終部分の切り残しがプリンタ本体内に落下することがなく、したがって、落下小片が磁力吸着して取り出し困難となる不具合が防止される。
【0093】
また、テープカセット内に磁性体からなるテープ搬送補助ローラを配設し、これと係合して回転駆動する搬送補助ローラ駆動軸をテーププリンタ本体側に設けて、印字搬送の際にはテープ搬送補助ローラを逆搬送方向に回転させるので、テープ搬送補助ローラの磁性体に作用する磁力印字テープの磁力によって磁力印字テープが逆搬送方向に付勢され、これによって、磁力印字テープが弛みなく適宜に張設されて正しい姿勢を保つことができ、したがって、腰の弱い磁力印字テープを用いた場合でも位置ずれの無い正しい印字を行うことができる。
【0094】
また、インクリボンのインクへの混入剤に酸化鉄系等の磁性体材料を用いないので、インク溶融時に磁力印字テープの磁力の作用によってインクが散ることがなく、したがって、ぼやけのない輪郭の明瞭な印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における印字用テープカセット(テープカセット)に係るテーププリンタ(テープ印字装置)の斜視図である。
【図2】(a) は第1の実施の形態におけるテープカセットの外観平面図、(b) はテープカセットがテーププリンタのカセット収納部に装着された状態を示す断面図である。
【図3】(a),(b) は図2のテープカセットに収容されている磁力印字テープの構成を2例示す拡大断面図、(c) は磁力印字テープの圧延皺(しぼ)加工を説明する模式図である。
【図4】(a) はテープリールに小巻きした磁力印字テープの断面を分かり易く3層だけ示す図、(b),(c) はこの場合に発生する虞のある不具合を示す図である。
【図5】(a) は第2の実施の形態におけるテープカセットを示す斜視図、(b) はそれに収容される磁力印字テープの磁性体層の構成を示す斜視図である。
【図6】(a) は図1のテーププリンタの各部を駆動する駆動機構を示す図であり、(b) は側面図、(c) は上面図である。
【図7】テーププリンタの各部の駆動を制御する制御部の構成ブロック図である。
【図8】(a) 〜(f) はDCモータによって駆動されるカッターカムとカッターの可動刃によるテープ裁断の基本動作を示す動作状態図である。
【図9】(a) は第3の実施の形態におけるテープカセットに収容される磁力印字テープを示す斜視図、(b) はその終端の切り残し状態を説明する図である。
【図10】第4の実施の形態としての磁力印字テープを裏面(着磁面)から見た部分図である。
【図11】第5の実施の形態におけるテーププリンタの斜視図である。
【図12】(a) は第5の実施の形態におけるテーププリンタのカセット収納部にテープカセットが装着された状態を示す断面図、(b) はテーププリンタの各部を駆動する駆動機構を示す図である。
【図13】従来の印字用テープの構成とテーププリンタの内部構成を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 テーププリンタ
2 テープ状の用紙
3 プラテンロール
4 サーマルヘッド
5 インクリボン
6 供給ロール
7 巻き取りロール
8a、8b カッタ
9 ラベル
10 テーププリンタ
11 匡体
12 キー入力部
13 操作キー
14 表示部
15 テープカセット収納部
16 サーマルヘッド
17 プラテンローラ
18 テープ案内ローラ
19 テープリール支持ピン
20 テープ搬送補助駆動軸
21 インクリボン巻き取り駆動軸
22 テープカッタ
22a 可動刃
22b 固定刃
23 テープ排出口
25 テープカセット
26(26−1、26−2) 第1の実施の形態に係る磁力印字テープ
26′ 磁力印字テープ印字済み部分
27 リール孔
28 インクリボン巻き取りリール孔
31 テープリール
32 インクリボンリール
33 インクリボン
33′ インクリボン転写済み部分
34 凹部
35 インクリボン巻き取りリール
36 カセット溝
41 被印字面体部
42 磁性体部
43 樹脂フィルム層
44 インク受容性向上表面処理層
45、45′ 磁性体シート状部材層(磁性体層)
46 ふっ素コーティング層
47 アクリル系接着材層
48 皺(しぼ)加工面
49 皺(しぼ)加工前のテープ
50 第2の実施形態に係る磁力印字テープ
50′ 磁力印字テープ印字済み部分
51 圧延ローラ対
51a 圧延ローラ(皺(しぼ)ローラ)
52 平滑な面
53 皺(しぼ)加工済みテープ
55 試作磁力印字テープ
56 着磁面
57 着磁線
61 ヘッドアーム
62 支点軸
63 長溝穴
64、65 引きバネ
66 テープ巻戻し用ギア
67 インクリボン巻取り用ギア
68 プラテンギア
69 変速ギア
71 テープ送り用モータ
72 駆動ギア
73 DCモータ(又はステッピングモータ)
74 ウォームギア
75 ウォームホイール
76 小径ギア
77 減速ギア
78、81 傘歯車
79 平歯車
82 カッターカム
83 マイクロスイッチ
84 ピン
85 回動アーム
86 長孔
87 支点軸
90 CPU(中央演算処理装置、制御装置)
91 ROM(読み出し専用メモリ)
92 RAM(読み書き自在なメモリ)
93 カウンタ
94 イメージリーダ
95 カセット溝検出回路
96 テープ位置検出回路
97 インクリボン検出回路
98 ヘッド駆動回路
99 モータ駆動回路
100 押圧機構駆動回路
101 カッタ駆動回路
102 カセット溝センサ
103 テープ位置センサ
104 リボン位置センサ
105 ヘッド押圧機構
107 第3の実施の形態に係る磁力印字テープ
107′ 最終印字済み部分
107−1 切り残し部分
107−2 仮想される落下部分
108 テープ終端部
109 補助テープ
110 テープ他端部
111 第4の実施の形態に係る磁力印字テープ
112a、112b 幅方向端部
114 第5の実施の形態におけるテープカセット
115 テープ搬送補助ローラ
116 第5の実施の形態におけるテーププリンタ
117 テープ搬送補助駆動軸
118 駆動ギア

Claims (9)

  1. 印字形成されるべく保持リールに巻回された長尺状の被印字媒体を収容し、印字装置の装着部に着脱自在に装着される印字用テープカセットであって、
    前記被印字媒体は、表面にインク受容性向上表面処理を施した印字テープ層と磁性体が分散されて磁化された磁力層とを積層して成る磁力テープであり、
    前記磁力層は、前記磁力テープが前記保持リールに巻回されることにより前記印字テープ層と接触した際に磁力層の一部が前記印字テープ層の表面へ結合付着して移行するのを防止すべく結合性低下処理を施して成ることを特徴とする印字用テープ収納カセット。
  2. 前記結合性低下処理は、ふっ素樹脂コーティング処理であることを特徴とする請求項記載の印字用テープ収納カセット。
  3. 前記結合性低下処理は、皺(しぼ)加工処理であることを特徴とする請求項記載の印字用テープ収納カセット。
  4. 前記皺(しぼ)加工処理は、該処理により形成される凹凸が前記印字テープ層表面のインク受容性向上処理により形成される凹凸よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項記載の印字用テープ収納カセット。
  5. 印字形成されるべく保持リールに巻回された長尺状の被印字媒体を収容し、印字装置の装着部に着脱自在に装着される印字用テープカセットであって、
    前記被印字媒体は、表面にインク受容性向上表面処理を施した印字テープ層と磁性体が分散されて磁化された磁力層とを積層して成る磁力テープであり、該磁力テープ搬送方向と直交する幅方向に沿った方向に磁化されていることを特徴とする印字用テープ収納カセット。
  6. 前記磁力テープは、前記保持リールに巻回されるテープ搬送方向終端部分を前記磁力層を積層しない補助テープで構成されることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の印字用テープ収納カセット。
  7. 前記磁力テープは、幅方向の少なくとも一端部に沿って非着磁領域を形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の印字用テープ収納カセット。
  8. 印字用のインクリボンを更に備え、該インクリボンに形成されたインクが非磁性体インクであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の印字用テープ収納カセット。
  9. 印字形成されるべく保持リールに巻回された長尺状の被印字媒体である磁力テープを収容した印字用テープカセットと、
    該印字用テープカセットを着脱自在に装着する装着部と、
    前記磁力テープを前記印字用テープカセットから搬送しつつ前記磁力テープの一面側から確認できる文字・記号等を印字し所定長に切断して印字の施された磁力テープを作成可能な印字手段と、
    前記磁力テープが搬送され印字される際に該磁力テープを巻き戻し方向へ付勢すべく接触回転する磁性体搬送補助ローラとを備えることを特徴とするテープ印字装置。
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