JP2000202388A - 包装容器のクリ―ニング装置と包装容器のクリ―ニング方法 - Google Patents

包装容器のクリ―ニング装置と包装容器のクリ―ニング方法

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JP2000202388A
JP2000202388A JP11012049A JP1204999A JP2000202388A JP 2000202388 A JP2000202388 A JP 2000202388A JP 11012049 A JP11012049 A JP 11012049A JP 1204999 A JP1204999 A JP 1204999A JP 2000202388 A JP2000202388 A JP 2000202388A
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packaging container
air
inner nozzle
opening
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Choji Nakamura
長次 中村
Shozo Yokota
昭三 横田
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MASEMACHITSUKU KK
Original Assignee
MASEMACHITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装容器からの異物の排出効率を高める。 【解決手段】 クリーニング装置10を、ノズルホルダ
12とインナノズル13とアウタノズル14とコイルば
ね15とで構成する。インナノズル13の内部にエア排
出通路17を形成する。インナノズル13とアウタノズ
ル14との間にエア吹き出し通路18を形成する。イン
ナノズル13とアウタノズル14の先端間に、エア吹き
出し通路18に連なるエア吹き出し口18aを設け、該
エア吹き出し口18aを、包装容器11の内周面11b
に向けて拡径する円錐状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビンやプラスチッ
クケース,缶などの包装容器に、食品や飲料,医薬品,
化粧品を始めとする各種の内容物を充填するに当たり、
包装容器内の材料粉や髪の毛等の異物などを、エアブロ
ーとエアバキュームとでクリーニングする包装容器のク
リーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内容物を充填する前の包装容器には、成
形時のバリや材料粉,搬送時の紙粉や作業者の髪の毛な
どが静電気によって付着していることがあり、このよう
な異物が包装容器に付着したまま内容物を充填して販売
することは好ましくない。特に、内容物が食品や飲料,
医薬品,化粧品といった飲食物や身体に塗ったり貼りつ
けたりするものでは、製品や販社の信頼性を損なうばか
りか、衛生面や安全面からも避けなければならないため
に、例えば図6に示す如き、内容物充填前の包装容器の
内部を、エアブローとエアバキュームとでクリーニング
するクリーニング装置が知られている。
【0003】このクリーニング装置1は、包装容器2の
開口部2aに係着されるノズルホルダ3に小径のガイド
パイプ4を連設し、該ガイドパイプ4とノズルホルダ3
とにエアノズル5を移動可能に挿通して、該エアノズル
5の先端吹き出し口5aを、ノズルホルダ3から包装容
器2の中心軸上に突出配置し、ノズルホルダ3の内部
に、エアノズル5の吹き出し口5aをリング状に囲うエ
ア排出チャンバ6と、該チャンバ6とノズルホルダ外部
のバキュームホース(図示しない)とを連通するエア排
出通路7とを設けており、包装容器2の内部をクリーニ
ングする際には、包装容器2の開口部2aをノズルホル
ダ3の円錐状の先端側外周面3aで閉塞し、エアノズル
5を包装容器2の中心軸に沿って下降させながら、エア
ノズル5の吹き出し口5aから包装容器2内に圧縮空気
を吹き出し、髪の毛などの異物を巻き込んだ包装容器2
内の圧縮空気をエア排出チャンバ6に吸引し、さらにエ
ア排出通路7からバキュームホースを通して外部へ排出
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エアノ
ズル5からの圧縮空気は、包装容器2の中心軸上を底面
2bへ垂直に吹き出すだけで、この圧縮空気を受けない
内周面2cにした付着の異物はもとより、底面2b上の
異物も、エアノズル5からの圧縮空気が充分に達しない
と排出は極めて困難であった。また、包装容器2が深い
場合には、エアノズル5を下降させて、包装容器2の底
面2bへ圧縮空気を吹き付けているが、ノズルホルダ3
に設けたエア排出チャンバ6は、包装容器2の開口部2
aに固定されたままで、ノズル5の吹き出し口5aから
距離が離れてしまうため、底面2b上の異物を圧縮空気
で吹き上げたとしても、エア排出チャンバ6で充分に吸
引することができない。
【0005】本発明は、このような実情を背景にしてな
されたもので、その目的とするところは、包装容器から
の異物の排出効率を高めることのできる包装容器のクリ
ーニング装置と包装容器のクリーニング方法を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的に従って、請
求項1の発明では、包装容器の内部をエアブローとエア
バキュームとでクリーニングする包装容器のクリーニン
グ装置であって、前記包装容器の開口部を囲繞する筒状
のノズルホルダと、該ノズルホルダの内部に先端側を内
外同心円状に保持されるインナノズルとアウタノズルと
を備え、該インナノズルの内部をエア排出通路とし、該
インナノズルと前記アウタノズルとの間にエア吹き出し
通路を形成すると共に、該インナノズルとアウタノズル
の先端間に、エア吹き出し通路に連なるエア吹き出し口
を設け、該エア吹き出し口を、前記包装容器の内周面に
向けて拡径する円錐状に形成する。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、インナノズルの先端内部に、エア排出通路に連続
して円錐状に拡径するエア排出口を形成する。請求項3
の発明では、請求項1または2の発明において、インナ
ノズルの先端外周面を先拡がりのテーパ状に形成し、ア
ウタノズルに、インナノズルの先端外周面と当接して、
インナノズルとアウタノズルの先端を同心円状に保持す
る筒状のガイドホルダを設ける。
【0008】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れかの発明において、ノズルホルダの先端に、包装容器
の開口部内に突出し、該開口部の内周に当接して開口部
を拡径する先細り状のテーパガイド面と、該テーパガイ
ド面の外側で、拡径した包装容器の開口部と全周に亙っ
て当接する外側ガイド面とを備えたガイド溝を周設す
る。
【0009】請求項5の発明では、包装容器の内部をエ
アブローとエアバキュームとでクリーニングする包装容
器のクリーニング方法であって、前記包装容器の開口部
を筒状のノズルホルダにて囲繞し、該ノズルホルダの内
部にインナノズルとアウタノズルの先端側を内外同心円
状に保持させて、両ノズルの先端を前記包装容器の内部
に挿通し、前記インナノズルとアウタノズル間のエア吹
き出し通路に圧縮空気を送給して、該圧縮空気を、前記
エア吹き出し通路に連続して両ノズルの先端間で円錐状
に拡径するエア吹き出し口から前記包装容器の内周面へ
吹き付け、該吹き付けによって前記圧縮空気を包装容器
内部で対流させると共に、該圧縮空気を前記インナノズ
ルの先端に開口するエア排出口よりインナノズル内部の
エア排出通路を通して排出する。
【0010】さらに請求項6の発明では、請求項5の発
明において、インナノズルとアウタノズルとを包装容器
の軸線方向へ移動させ、該インナノズルとアウタノズル
の移動に伴って、圧縮空気の吹き付けと排出とを行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を、図1
〜図5に基づいて説明する。図中、図1はクリーニング
装置で包装容器内を洗浄する様子を示す概略図、図2は
図1の要部拡大縦断面図、図3はクリーニング装置と包
装容器とを分離した状態を示す概略図、図4は図1のI
V−IV断面図、図5は同じく図1のV−V断面図であ
る。
【0012】クリーニング装置10は、包装容器11の
開口部11aを囲繞する筒状のノズルホルダ12と、内
外同心円状に配設されるインナノズル13及びアウタノ
ズル14と、ノズルホルダ12を包装容器11へ適度な
弾発力で押圧するコイルばね15とを備えており、イン
ナノズル13とアウタノズル14の下部はノズルホルダ
12の内部に保持されている。
【0013】ノズルホルダ12には、筒状部12aの上
縁を覆う上底壁12bに通し孔12cが穿設され、該通
し孔12cにアウタノズル14を挿通して、該アウタノ
ズル14下端の大径部14aを上底壁12bの内面に係
止することにより、インナノズル13とアウタノズル1
4とを一体的に保持している。筒状部12aの下端外周
には厚肉のフランジ12dが周設されており、該フラン
ジ12dの下面外周側に比較的大きな面取り12eが施
されている。面取り12eの上部には縦方向の外側ガイ
ド面12fが連設され、該外側ガイド面12fの内周側
にノズルホルダ12の下方中心方向へ先細り状に突出す
るテーパガイド面12gが連設されており、外側ガイド
面12fとテーパガイド面12gとで、本形態例のガイ
ド溝16が構成される。
【0014】ガイド溝16の外側ガイド面12fは包装
容器11よりも大径に、テーパガイド面12gの先端は
包装容器11よりも小径にそれぞれ形成されており、包
装容器11のクリーニングにあたって、ノズルホルダ1
2をインナノズル13やアウタノズル14と一体に下降
させると、ガイド溝16のテーパガイド面12gが包装
容器11の開口部11a内に突出し、該テーパガイド面
12gが開口部11aの内周縁に当接して開口部11a
を拡径し、該開口部11aをテーパガイド面12gと外
側ガイド面12fとの三角形の段部に密着させて包装容
器11内を密閉し、クリーニング装置10が図1の実線
に示すクリーニング作業の初期状態となる。コイルばね
15は、前述の如くノズルホルダ12を包装容器11へ
適度な弾発力で押圧して、ガイド溝16による開口部1
1aの閉塞状態を維持する。
【0015】インナノズル13の下端には、下端面13
aをガイド溝16のテーパガイド面12gと同じ角度で
外側へ面取りした逆漏斗状の拡径部13bが形成され、
該拡径部13bの上部外周におねじ13cが刻設されて
おり、これら拡径部13bとおねじ13cは、アウタノ
ズル14下部の大径部14a内に配設される。インナノ
ズル13の内部はエア排出通路17として用いられ、ま
た拡径部13b内の拡径空間部を、包装容器11内のエ
アをエア排出通路17へ導入するためのエア排出口17
aとなしている。
【0016】アウタノズル14は、大径部14aの下側
が内外二重のガイドホルダ14b,14cに分割されて
おり、内側ガイドホルダ14bには複数の通孔14dと
めねじ14eとが形成されると共に、内側ガイドホルダ
14bよりも下方へ延びる外側ガイドホルダ14cの下
端面14fを、インナノズル13の拡径部13bのテー
パ状外周面13dと同じ角度で外側へ面取りしている。
【0017】インナノズル13とアウタノズル14の下
部は、おねじ13cとめねじ14eとの螺合にて連結さ
れ、同時に内側ガイドホルダ14bの下端がインナノズ
ル13の拡径部13bのテーパ状外周面13dに当接す
る。連結されたインナノズル13とアウタノズル14と
の間には、エア吹き出し通路18が形成され、さらにイ
ンナノズル13の拡径部13bのテーパ状外周面13d
とアウタノズル14の外側ガイドホルダ14cの下端面
14fとの間に、エア吹き出し口18aが形成される。
【0018】エア吹き出し通路18の下側は、内側ガイ
ドホルダ14bの複数の通孔14dと、内外両ガイドホ
ルダ14b,14c間の間隙19とが担っており、該間
隙19の下側にエア吹き出し口18aが連通している。
エア吹き出し口18aは、拡径部13bのテーパ状外周
面13dと外側ガイドホルダ14cの下端面14fとの
形状から、下端の開口へ向けて周状に拡径する円錐状に
形成されており、図1の実線及び想像線に示すクリーニ
ング作業状態に、包装容器11の内周面11bに対して
下向きの所定角度θとなるようセッティングされてい
る。
【0019】アウタノズル14の内側ガイドホルダ14
bは、その下端を前述の如くインナノズル13の拡径部
13bのテーパ状外周面13dに当接させることによっ
て、おねじ13cとめねじ14eとの螺合を緩み止め
し、同時にインナノズル13とアウタノズル14とを同
一中心軸上に保持して、エア吹き出し通路18とエア吹
き出し口18aの寸法をそれぞれ全周に亙って均一に維
持している。
【0020】インナノズル13とアウタノズル14は、
図1の実線に示すクリーニング作業の初期位置から、ノ
ズルホルダ12を包装容器11の開口部11aに残した
ままさらに一体的な下降が可能で、インナノズル13と
アウタノズル14とが、包装容器11の中心軸に沿って
ノズルホルダ12の下方を昇降するのに伴い、両ノズル
13,14に設定されたエア排出通路17とエア吹き出
し通路18とが一体的に昇降移動する。
【0021】本形態例は、以上のように構成されてお
り、クリーニング装置10は、エア排出通路17に吸引
装置が、またエア吹き出し通路18に圧縮空気発生装置
(いずれも図示しない)がそれぞれ接続され、包装容器
11の内部をクリーニングする前において、包装容器1
1の上方(図3の実線)に待機している。
【0022】そして、クリーニング装置10をON操作
すると、クリーニング装置10の全体が下降して、ノズ
ルホルダ12のガイド溝16に包装容器11の開口部1
1aが収容されて行き、前述の如く、ガイド溝16のテ
ーパガイド面12gが包装容器11の開口部11a内に
突出し、該テーパガイド面12gが開口部11aの内周
縁に当接して開口部11aを拡径し、該開口部11aが
テーパガイド面12gと外側ガイド面12fとの三角形
の段部に密着して包装容器11を覆いながら、クリーニ
ング装置10がクリーニング作業の初期状態に位置する
(図1の実線,図3の想像線)。
【0023】クリーニング装置10のエア吹き出し口1
8aは、この状態において包装容器11内の開口部11
aの近傍に位置し、該包装容器11の内周面11bに対
して下向きの所定角度θでセッティングされる。次に、
圧縮空気発生装置よりエア吹き出し通路18へ圧縮空気
が供給され、包装容器11内のエアが吸引装置にてエア
排出通路17を通して吸引される。
【0024】圧縮空気発生装置からの圧縮空気は、エア
吹き出し通路18の下部で通孔14dと間隙19とを通
り、さらにエア吹き出し口18aに入って包装容器11
の内周面11bの全周に下向きの所定角度θで吹き出
す。包装容器11へ吹き出した圧縮空気は、内周面11
bに沿って下降し、吸引装置による吸引によってエア排
出口17aの下方で包装容器11の中央部側へUターン
し、エア排出口17aへ導かれて行く対流A(図1の矢
印)を形成する。
【0025】包装容器11の内周面11bの開口部11
aの近傍に付着する成形時のバリや材料粉,搬送時の紙
粉や作業者の髪の毛などの異物は、エア吹き出し口18
aから下向きに吹き出した圧縮空気によって内周面11
bから直接吹き落とされ、さらに圧縮空気の対流Aに乗
ってエア排出口17aに吸引され、該エア排出口17a
よりエア排出通路17を通して吸引装置へ排出されて行
く。
【0026】次に、インナノズル13とアウタノズル1
4とが、ノズルホルダ12を包装容器11の開口部11
aに残したまま、図1の実線に示すクリーニング作業の
初期位置から下降し、これにより、エア排出通路17と
エア吹き出し通路18とが包装容器11の下方向へ一体
的に移動して、包装容器11の内周面11bの下側に付
着している異物を対流Aによって順次クリーニングして
行く。インナノズル13とアウタノズル14とは、図1
の想像線に示す下降限で停止し、この状態において、包
装容器11の底面11cと該底面11c近傍の内周面1
1bの異物を圧縮空気の対流Aによってクリーニングす
る。
【0027】包装容器11は、このようにして内部全体
がクリーニングされ、下降限のインナノズル13とアウ
タノズル14は、図1の実線に示すクリーニング作業の
初期位置まで上昇し、さらに包装容器11の開口部11
aに位置するノズルホルダ12を伴って図3の実線に示
す待機位置まで上昇して、1サイクルの作業を終了す
る。
【0028】本形態例は以上のように、エア吹き出し通
路18に連なるエア吹き出し口18aを円錐状に拡径す
る形状に形成し、該エア吹き出し口18aの全周から圧
縮空気を下向きの所定角度θで吹き出して、包装容器1
1の内周面11bや底面11cに直接吹き付けるように
したから、包装容器11の内周面11bと底面11cの
異物を確実に吹き落として外部に排出することができ
る。また、内周面11bで反射した圧縮空気は、包装容
器11の中央部へ集まって上昇する対流Aとなるので排
出効率が高く、しかも異物の吹き落としにつながらない
圧縮空気の無駄な吐出が殆どないので、クリーニング装
置10の小型・軽量化が図れると共に、圧縮空気発生装
置も吐出能力の小さい安価なもので済む。
【0029】さらに、包装容器11が深いために、エア
吹き出し口18aを昇降移動した場合にも、エア排出口
17aがこれと一体に移動して、エア吹き出し口18a
とエア排出口17aとの設定間隔が変わらないようにし
たので、圧縮空気の対流Aによる排出効率を低下させず
に済む。また、ノズルホルダ12のガイド溝16を外側
ガイド面12fとテーパガイド面12gとで形成して、
包装容器11の開口部11aに密着するようにしたか
ら、包装容器11のホールド性が高まって包装容器11
を安定することができ、しかも包装容器11内の機密性
が高まって外部の不要なエアが入り込まないので、異物
の排出効率を一層高めることができる。
【0030】尚、包装容器が比較的浅く、圧縮空気の対
流が包装容器の底面へ届く場合には、インナノズルとア
ウタノズルを包装容器内に下降させずにクリーニングす
ることができる。また、上述の形態例では、エア吹き出
し口を周状に連続した形状で説明したが、本発明のエア
吹き出し口は、複数の放射状リブを挟んだ断続した形状
であってもよく、さらにこれらの放射状リブを一方向へ
湾曲した形状とすることにより、圧縮空気を渦流として
吹き出すこともできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る包装
容器のクリーニング装置または包装容器のクリーニング
方法によれば、エア吹き出し口を円錐状に拡径する形状
に形成して、圧縮空気を包装容器の内周面に直接吹き付
けるようにしたから、包装容器の内周面に付着する異物
を確実に吹き落とすことができる。包装容器の内周面に
吹き付けられた圧縮空気は、包装容器の中央へ向かう対
流となり、包装容器内の異物を乗せてインナノズル先端
のエア排出口より外部へ排出されるので、異物の排出効
率を従来よりも高めることができる。さらに、異物の吹
き落としにつながらない圧縮空気の無駄な吐出が殆どな
いので、クリーニング装置の小型・軽量化が図れると共
に、圧縮空気発生装置も吐出能力の小さい安価なもので
済むので、経済性にも優れている。
【0032】また、インナノズルの先端外周面を円錐形
に形成し、アウタノズルには、インナノズルの先端外周
面と当接して、インナノズルとアウタノズルの先端を同
心円状に保持する筒状のガイドホルダを設けたことによ
り、インナノズルとアウタノズルの連結状態を良好に保
ちながら、インナノズルとアウタノズルとを同一中心軸
上に保持して、エア吹き出し通路やエア吹き出し口の寸
法をそれぞれ全周に亙って均一に維持するので、精度が
高く且つ効率のよいクリーニング作業を行うことができ
る。
【0033】さらに、ノズルホルダの先端に、包装容器
の開口部内に突出し、該開口部の内周に当接して開口部
を拡径する先細り状のテーパガイド面と、該テーパガイ
ド面の外側で、拡径した前記包装容器の開口部と全周に
亙って当接する外側ガイド面とを備えたガイド溝を周設
したことにより、包装容器を高いホールド性で安定して
保持することができ、しかも包装容器内の機密性が高ま
って外部の不要なエアが入り込まないので、異物の排出
効率を一層高めることができる。
【0034】また包装容器が深く、圧縮空気の対流が包
装容器の底面へ届かない場合には、インナノズルとアウ
タノズルとを、包装容器の軸線に沿って底面方向へ移動
させることにより、底面上の異物の排出が可能であり、
しかもインナノズルとアウタノズルによってエア吹き出
し口を移動した場合にも、エア排出口がこれと一体に移
動するので、エア吹き出し口とエア排出口との設定間隔
が変わらないで済み、圧縮空気の対流による排出効率が
低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示すクリーニング装置で包
装容器内を洗浄する様子を示す概略図
【図2】本発明の一形態例を示す図1の要部拡大縦断面
【図3】本発明の一形態例を示すクリーニング装置と包
装容器とを分離した状態を示す概略図
【図4】本発明の一形態例を示す図1のIV−IV断面
【図5】本発明の一形態例を示す図1のV−V断面図
【図6】従来のクリーニング装置と包装容器内を示す概
略図
【符号の説明】 10…クリーニング装置 11…包装容器 11a…包装容器11の開口部 12…ノズルホルダ 12a…筒状部 12d…フランジ 12e…面取り 12f…外側ガイド面 12g…テーパガイド面 13…インナノズル 13a…下端面 13b…逆漏斗状の拡径部 13c…おねじ 14…アウタノズル 14a…大径部 14b…内側ガイドホルダ 14c…外側ガイドホルダ 14d…エア吹き出し通路18の一部を担う通孔 14e…めねじ 14f…下端面 15…コイルばね 16…ガイド溝 17…エア排出通路 17a…エア排出口 18…エア吹き出し通路 18a…エア吹き出し口 19…エア吹き出し通路18の一部を担う間隙 A…圧縮空気の対流 θ…エア吹き出し口18aの傾斜角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装容器の内部をエアブローとエアバキ
    ュームとでクリーニングする包装容器のクリーニング装
    置であって、前記包装容器の開口部を囲繞する筒状のノ
    ズルホルダと、該ノズルホルダの内部に先端側を内外同
    心円状に保持されるインナノズルとアウタノズルとを備
    え、該インナノズルの内部をエア排出通路とし、該イン
    ナノズルと前記アウタノズルとの間にエア吹き出し通路
    を形成すると共に、該インナノズルとアウタノズルの先
    端間に、エア吹き出し通路に連なるエア吹き出し口を設
    け、該エア吹き出し口を、前記包装容器の内周面に向け
    て拡径する円錐状に形成したことを特徴とする包装容器
    のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記インナノズルの先端内部に、前記エ
    ア排出通路に連続して円錐状に拡径するエア排出口を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の包装容器のク
    リーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記インナノズルの先端外周面を先拡が
    りのテーパ状に形成し、前記アウタノズルに、インナノ
    ズルの先端外周面と当接して、インナノズルとアウタノ
    ズルの先端を同心円状に保持する筒状のガイドホルダを
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の包装
    容器のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルホルダの先端に、前記包装容
    器の開口部内に突出し、該開口部の内周に当接して開口
    部を拡径する先細り状のテーパガイド面と、該テーパガ
    イド面の外側で、拡径した前記包装容器の開口部と全周
    に亙って当接する外側ガイド面とを備えたガイド溝を周
    設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の包装容器のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 包装容器の内部をエアブローとエアバキ
    ュームとでクリーニングする包装容器のクリーニング方
    法であって、前記包装容器の開口部を筒状のノズルホル
    ダにて囲繞し、該ノズルホルダの内部にインナノズルと
    アウタノズルの先端側を内外同心円状に保持させて、両
    ノズルの先端を前記包装容器の内部に挿通し、前記イン
    ナノズルとアウタノズル間のエア吹き出し通路に圧縮空
    気を送給して、該圧縮空気を、前記エア吹き出し通路に
    連続して両ノズルの先端間で円錐状に拡径するエア吹き
    出し口から前記包装容器の内周面へ吹き付け、該吹き付
    けによって前記圧縮空気を包装容器内部で対流させると
    共に、該圧縮空気を前記インナノズルの先端に開口する
    エア排出口よりインナノズル内部のエア排出通路を通し
    て排出することを特徴とする包装容器のクリーニング方
    法。
  6. 【請求項6】 前記インナノズルとアウタノズルとを、
    前記包装容器の軸線方向へ移動させ、該インナノズルと
    アウタノズルの移動に伴って、前記圧縮空気の吹き付け
    と排出とを行うことを特徴とする請求項5に記載の包装
    容器のクリーニング方法。
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