JP7316633B2 - 吐出ポンプ付き液体充填容器 - Google Patents

吐出ポンプ付き液体充填容器 Download PDF

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Description

この発明は、内容物として例えばシャンプー、リンス、ハンドソープ、ボディソープ、化粧水、洗剤、消臭剤等の液体を充填包装してなり、液体を吐出する吐出ポンプを備えている、吐出ポンプ付き液体充填容器に関する。
例えばシャンプー、リンス、ハンドソープ、ボディソープ、化粧水、洗剤、消臭剤等の液体製品は、一般に、プラスチックボトル等よりなる本体容器と、本体容器の口部に装着される吐出ポンプとを備えた吐出ポンプ付き液体充填容器の形態で販売される。
そして、本体容器に充填された液体がなくなると、例えば下記の特許文献1に示すように、パウチ等の軟包材よりなる詰め替え用容器に当該液体が充填包装されてなる詰め替え用液体充填容器を消費者が購入して、空になった本体容器にその口部から詰め替え用液体充填容器内の液体を注入して補充するようになされている。
上記の包装システムによれば、本体容器および吐出ポンプを繰り返し使用することができるので、それによってコストの削減およびゴミの減量化が図られることから、広く普及している。
しかしながら、上記の包装システムの場合、詰め替え用容器を構成しているパウチ等の軟包材が柔軟で、滑りやすく、手で持ちにくいものであるため、内容物である液体を空の本体容器に注入する際の作業性に問題があり、液体が溢れてしまうこともあった。また、上記の包装システムの場合、本体容器を繰り返し使用するものであるため、衛生面でも問題があった。
そこで、上記の問題を解決する手段として、下記の特許文献2に示すように、液体が充填されたカップの開口縁部にシート状の蓋を施してなるカートリッジを本体容器に収容し、下向きの突き刺し管を有する本体蓋を本体容器の開口部に螺合して、カートリッジの蓋に突き刺し管を突き刺し、さらに、本体蓋に設けられたポンプ装着口部に吐出ポンプを螺合して、吐出ポンプ下端の液体吸上げ用チューブを突き刺し管に挿通させるようになされた液体注出容器が提案されている。
この液体注出容器によれば、内容物の詰め替えに際しては、本体容器内に収容されたカートリッジを取り替えて、本体容器の開口部に螺合した本体蓋の突き刺し管でカートリッジの蓋を突き刺した後、本体蓋のポンプ装着口部に螺合した吐出ポンプ下端の液体吸上げ用チューブを突き刺し管に挿通させればよいので、詰め替え作業が容易となる。また、上記の液体注出容器では、液体が充填されたカップが使い捨てであるので、衛生面でも優れている。
特開平9-328145号公報 特許第5087336号公報
しかしながら、上記特許文献2記載の液体注出容器の場合、カップおよび蓋よりなるカートリッジに加えて、本体容器、突き刺し管を有する本体蓋、および吐出ポンプが必要となって、過剰包装となる上、構造も複雑なものとなるので、コストが嵩むという問題があった。また、上記の液体注出容器の場合、本体容器と本体蓋、および、本体蓋と吐出ポンプが、それぞれ螺合によって連結一体化される構造であって、専用品とする必要があるため、汎用性に劣るという問題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、詰め替え方式の吐出ポンプ付き液体充填容器として、詰め替え作業が容易であって、衛生的である上、容器の構成および構造が単純で、コストが抑えられ、汎用性にも優れているものを提供することを目的としている。
この発明は、上記の目的を達成するために、以下の態様からなる。
1)開口周縁にフランジを有しかつ内容物として液体が充填されているカップ状の容器本体と、
容器本体の開口を塞ぐように容器本体のフランジに封緘されているシート状の蓋と、
周縁部が容器本体のフランジに嵌め被せられて蓋を上方から覆っているオーバーキャップと、
垂直筒状のシリンダ、シリンダの下端に接続されている液体吸上げ用チューブ、シリンダの上に設けられているポンプヘッド、およびシリンダの周囲に間隔をおいて同心状に設けられている取付用スリーブを有している吐出ポンプとを備えており、
蓋は、吸上げ用チューブおよびシリンダを突き刺して挿通しうる材料よりなり、
オーバーキャップは、シリンダが挿通されるシリンダ挿通孔と、シリンダ挿通孔の周囲に設けられて取付用スリーブを支持するスリーブ支持部とを有している、吐出ポンプ付き液体充填容器。
2)オーバーキャップは、シリンダと取付用スリーブとの間に下方から挿入される環状立上り壁を有しており、環状立上り壁の上端開口によって前記シリンダ挿通孔が形成されており、環状立上り壁の下端の周囲の部分によって前記スリーブ支持部が形成されている、前記1)の吐出ポンプ付き液体充填容器。
3)オーバーキャップが、互いに嵌め合わせられる下オーバーキャップおよび上オーバーキャップよりなり、
下オーバーキャップは、前記環状立上り壁および前記スリーブ支持部を有する略水平な下カバー壁と、下カバー壁の周縁から下方にのびかつ容器本体のフランジに嵌め被せられる嵌合部を有するスカート壁とを備えており、
上オーバーキャップは、取付用スリーブが挿通されるスリーブ挿通孔を頂部に有する上方凸状の上カバー壁を備えている、前記2)の吐出ポンプ付き液体充填容器。
4)下オーバーキャップのスカート壁の高さ中間部に外面側が上向きとなる環状段差部が形成されているとともに、スカート壁における環状段差部の下方部分に前記嵌合部が形成されており、
上オーバーキャップは、上カバー壁の下端から外向きにのびかつ下オーバーキャップの下カバー壁の周縁部上面に重ねられる中間水平壁と、中間水平壁の外周縁から下方にのびかつ下オーバーキャップのスカート壁における環状段差部よりも上方部分に嵌め被せられる嵌合用垂下壁とをさらに備えている、前記3)の吐出ポンプ付き液体充填容器。
5)前記1)~4)のいずれか1つの吐出ポンプ付き液体充填容器に用いられる詰め替え兼用の液体充填容器であって、
開口周縁にフランジを有しかつ内容物として液体が充填されているカップ状の容器本体と、
容器本体の開口を塞ぐように容器本体のフランジに封緘されているシート状の蓋とを備えており、
容器本体のフランジは、オーバーキャップの周縁部が嵌め被せられるようなものとなされており、
蓋は、吐出ポンプの吸上げ用チューブおよびシリンダを突き刺して挿通しうる材料よりなる、詰め替え兼用液体充填容器。
前記1)の吐出ポンプ付き液体充填容器にあっては、内容物として液体が充填されかつフランジに封緘された蓋によって開口が塞がれた容器本体のフランジに、オーバーキャップの周縁部を嵌め被せて、吐出ポンプの液体吸上げ用チューブおよびシリンダを蓋に上方から突き刺して挿通させ、吐出ポンプのシリンダをオーバーキャップのシリンダ挿通孔に挿通させるとともに、吐出ポンプの取付用スリーブをオーバーキャップのスリーブ支持部によって支持することにより、液体を吐出ポンプによって吐出可能な使用状態となされる。
従って、前記1)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、詰め替え用液体充填容器として、液体が充填された容器本体のフランジに蓋を封緘してなるものを用意して、使用済みのものと取り替えれば、オーバーキャップおよび吐出ポンプをそのまま利用して、前記と同様の手順で詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、液体が充填された容器本体は、1回のみの使用で廃棄され、繰り返し使用されることがないので、衛生的である。
また、前記1)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、容器の構成および構造が単純であるので、コストが抑えられる上、オーバーキャップおよび吐出ポンプについては繰り返し使用することができるので、ゴミの減容化にもつながる。
さらに、前記1)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、オーバーキャップと吐出ポンプとの連結が、螺合ではなく、単純な支持構造によるものであるので、使用する吐出ポンプの種類を選ばず、汎用性にも優れている。
前記2)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、オーバーキャップに設けられた立上り壁により、液体が充填された容器本体内に外部から水等が侵入するのが効果的に防止されるので、例えば浴室や洗面所等の水回りでも衛生的に使用することができる。
また、前記2)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、オーバーキャップに設けられた立上り壁がシリンダと取付用スリーブとの間に下方から挿入されるとともに、環状立上り壁の下端の周囲の部分によって形成されたスリーブ支持部により、取付用スリーブの下端が支持されるため、吐出ポンプを安定的に支持することができる。
前記3)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、オーバーキャップが、互いに嵌め合わせられる下オーバーキャップおよび上オーバーキャップよりなるので、上下各オーバーキャップの形状が単純化されて、例えばシート材のプレス成形品によって安価に製造することができる。
また、前記3)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、上オーバーキャップの上方凸状の上カバー壁によって、容器の外観を立体的で意匠性の高いものとすることができる。
さらに、前記3)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、上オーバーキャップにおける上カバー壁の頂部に形成されたスリーブ挿通孔に、吐出ポンプの取付用スリーブが挿通されるため、オーバーキャップによって吐出ポンプをより一層安定した状態に支持することができる。
前記4)の吐出ポンプ付き液体充填容器によれば、下オーバーキャップのスカート壁おける環状段差部の下方部分に形成された嵌合部によって、容器本体のフランジとの嵌合が確実に行われる上、下オーバーキャップのスカート壁における環状段差部よりも上方部分に、上オーバーキャップの嵌合用垂下壁を嵌め被せることにより、上下オーバーキャップどうしの嵌合が行われるため、嵌合作業を容易に行うことができ、また、嵌合構造によって容器の外観が損なわれず、優れた意匠性が得られる。
前記5)の詰め替え兼用液体充填容器によれば、前記オーバーキャップおよび吐出ポンプと組み合わせることにより、詰め替え作業が容易でかつ衛生的な詰め替え式の包装システムを安価に提供することができる。
この発明の実施形態に係る吐出ポンプ付き液体充填容器を示す半裁垂直断面図である。 同吐出ポンプ付き液体充填容器を分解して示す斜視図である。 同吐出ポンプ付き液体充填容器のその他の実施態様を示す半裁垂直断面図である。
この発明の実施形態を、図面を参照して以下に説明する。
図1および図2は、この発明の実施形態に係る吐出ポンプ付き液体充填容器を示したものである。
図示の吐出ポンプ付き液体充填容器(1)は、開口周縁にフランジ(23)を有しかつ内容物として液体(C)が充填されているカップ状の容器本体(2)と、容器本体(2)の開口を塞ぐように容器本体(2)のフランジ(23)に封緘されているシート状の蓋(3)と、周縁部が容器本体(2)のフランジ(23)に嵌め被せられて蓋(3)を上方から覆っているオーバーキャップ(4)と、垂直筒状のシリンダ(51)、シリンダ(51)の下端に接続されている液体吸上げ用チューブ(52)、シリンダ(51)の上に設けられているポンプヘッド(53)、およびシリンダ(51)の周囲に間隔をおいて同心状に設けられている取付用スリーブ(54)を有している吐出ポンプ(5)とを備えている。
容器本体(2)は、底壁(21)と、底壁(21)の周縁から上方にのびる周壁(22)と、周壁(22)の上端から径方向外方に短くのびるフランジ(23)とを備えている。底壁(21)は、平面より見て円形であって、やや上方凸状に湾曲させられている。底壁(21)下面の周縁部には脚部(211)が設けられている。周壁(22)は、上端に向かって次第に径が大きくなるテーパ筒状となされている。フランジ(23)は、ほぼ水平な平坦状のものとなされている。なお、カップ状の容器本体の形状は、図示のものには限定されず、適宜変更可能であり、例えば横断面が楕円形や四角形等の多角形のものであってもよい。
容器本体(2)は、好ましくは、薄肉のプラスチック成形品によって形成される。これにより、製造コストが抑えられ、廃棄時にゴミの減容化を図ることができる。また、詳しい図示は省略したが、容器本体(2)の周壁(22)外面に、表面に所要の印刷が施されたインモールドラベルを貼り付けるようにしてもよく、それによって容器本体(2)に加飾性が施され、また、光、水分、ガス等に対するバリア性が補強されて、内容物の品質保持機能も向上する。
蓋(3)は、容器本体(2)の上端開口よりもやや大きい円形状のものであって、吐出ポンプ(5)の液体吸上げ用チューブ(52)およびシリンダ(51)を突き刺して挿通しうるシートよりなる。より具体的には、蓋(3)は、フィルム、紙、金属箔等を積層してなるシートよりなる。特に、アルミニウム箔等の金属箔を含むシートを蓋(3)の材料として使用すれば、蓋(3)のバリア性が高められて、内容物の品質保持機能が向上する点で好適である。
蓋(3)は、その周縁部下面が容器本体(2)のフランジ(23)上面に封緘されている。封緘手段としては、例えば、熱融着、超音波融着、高周波融着等が挙げられる。
なお、蓋の形状も、図示のような円形状に限らず、容器本体のフランジの形状等に応じて、適宜の形状となされる。
オーバーキャップ(4)は、互いに嵌め合わせられる下オーバーキャップ(4a)および上オーバーキャップ(4b)よりなる。上下各オーバーキャップ(4a)(4b)は、繰り返し使用するために必要な強度、嵌合を可能とする程度の可撓性、さらには浴室や洗面所等の水回りでの使用に耐えうる耐水性などが求められることから、通常、樹脂成形品によって形成されており、コストを考慮すると、1層または2層以上のシート材をプレス成形加工してなるものが好適である。
下オーバーキャップ(4a)は、平面より見て円形をしたほぼ水平な下カバー壁(41)と、下カバー壁(41)の周縁から下方にのびるスカート壁(42)とを備えている。なお、下オーバーキャップの下カバー壁やスカート壁の平面形状は、図示のような円形には限定されず、容器本体のフランジの形状等に応じて、例えば楕円形や四角形等の多角形となされる場合もある。
下カバー壁(41)の中心部には、吐出ポンプ(5)のシリンダ(51)と取付用スリーブ(54)との間に下方から挿入される環状立上り壁(411)が形成されている。そして、環状立上り壁(411)の上端開口によって、吐出ポンプ(5)のシリンダ(51)が挿通されるシリンダ挿通孔(411a)が形成されている。また、下カバー壁(41)における環状立上り壁(411)の下端の周囲の平坦部分によって、取付用スリーブ(54)の下端を支持するスリーブ支持部(412)が形成されている。環状立上り壁(411)の上部は、内側に向かって横断面略逆U形に折り返されており、その下向き先端部分がシリンダ(51)の外周面に当接または近接させられている。つまり、下カバー壁(41)におけるシリンダ挿通孔(411a)の周縁部分によって、シリンダ(51)が外側から支持されるようになっている。下カバー壁(41)とスカート壁(42)とが交差するコーナー部分には、アールが付けられている。なお、環状立上り壁は、図示のような横断面円形のものには限定されず、吐出ポンプの取付用スリーブの形状等に応じて、例えば四角形等の多角形の横断面を有するものとなされていてもよい。
スカート壁(42)の高さ中間部に、外面側が上向きとなるほぼ水平な環状段差部(421)が形成されている。環状段差部の平面形状は、図示のような円形とする他、容器本体のフランジの形状等に応じて、例えば楕円形や四角形等の多角形とする場合もある。また、スカート壁(42)における環状段差部(421)の下方部分に、容器本体(2)のフランジ(23)の先端部に蓋(3)の周縁部とともに嵌め被せられる嵌合部(422)が形成されている。嵌合部(422)は、径方向内方に向かって開口した略コ字形の横断面を有するものである。嵌合部(422)の下側部分には、複数の水平筋状の係止爪(422a)が、スカート壁(42)の内面側に突出するように周方向に間隔をおいて形成されている。これらの係止爪(422a)がフランジ(23)の先端部下面に係り止められることにより、嵌合状態が保持されるようになっている。スカート壁(42)における嵌合部(422)よりも下方部分(423)は、下外向きに傾斜した末広がり状となされている。
上オーバーキャップ(4b)は、取付用スリーブ(54)が挿通されるスリーブ挿通孔(431)を頂部に有するドーム状の上カバー壁(43)と、上カバー壁(43)の下端から径方向外向きにのびかつ下オーバーキャップ(4a)における下カバー壁(41)の周縁部上面に重ねられる中間水平壁(44)と、中間水平壁(44)の外周縁から下方にのびかつ下オーバーキャップ(4a)のスカート壁(42)における環状段差部(421)よりも上方部分(424)に嵌め被せられる嵌合用垂下壁(45)とを備えている。
上カバー壁(43)は、取付用スリーブ(54)の高さとほぼ等しい高さを有している。なお、上カバー壁(43)の正面形状は、上方凸状のものであればよく、図示のようなドーム状には限定されない。また、上カバー壁(43)の平面形状も、図示のような円形には限定されず、容器本体のフランジの形状等に応じて、例えば楕円形や四角形等の多角形となされる場合もある。上カバー壁(43)の頂部におけるスリーブ挿通孔(431)の周縁部は、下方に略L形に折り曲げられていて、取付用スリーブ(54)の外周面の上端部と当接または近接させられている。つまり、上カバー壁(43)におけるスリーブ挿通孔(431)の周縁部分によって、取付用スリーブ(54)が外側から支持されるようになっている。
中間水平壁(44)と嵌合用垂下壁(45)とが交差するコーナー部分は、下カバー壁(41)とスカート壁(42)とが交差するコーナー部分のアールと合致するように、アールが付けられている。
上オーバーキャップ(4b)の嵌合用垂下壁(45)、および下オーバーキャップ(4a)のスカート壁(42)における環状段差部(421)よりも上方部分(424)は、両者(45)(424)の嵌合状態が容易に外れないように、下方に向かって径方向内方に所要角度(例えば垂直面に対して約5°前後)傾斜させられている。
嵌合用垂下壁(45)の下端部(451)は、径方向外方に向かって水平にのびるように略L形に折り曲げられ、下オーバーキャップ(4a)のスカート壁(42)における環状段差部(421)の上面に重ねられるようになっている。
吐出ポンプ(5)としては、汎用品が好適に用いられる。
詳しい図示は省略したが、シリンダ(51)の内部には、バルブ、バネ等のポンプ機能を奏する部品が内蔵されている。シリンダ(51)の上端部には、シリンダ(51)の外径よりも大きい外径を有するカラー(55)が取り付けられている。カラー(55)の上部には雄ねじ(551)が設けられている。
液体吸上げ用チューブ(52)の材料、サイズ、形態などは特に限定されないが、蓋(3)への突き刺しを容易にするために、下端部が斜めにカットされて尖った形態となされていてもよい。
ポンプヘッド(53)は、カラー(55)から上方に突出した中空状のピストンロッド(531)と、ピストンロッド(531)の上端部に接続された押圧体(532)と、押圧体(532)の外周部から径方向外方にのびた吐出ノズル(533)とを有している。押圧体(532)は、周縁部から下方にのびる垂下壁(532a)を有しており、この垂下壁(532a)に、カラー(55)上部の雄ねじ(551)にねじ嵌められる雌ねじ(図示略)が形成されている。
取付用スリーブ(54)は、略垂直筒状のものであって、その上端部から径方向内方にのびる環状内方突出部(541)が、シリンダ(51)外周面の上端部に取り付けられた保持リング(56)によって支えられることにより、シリンダ(51)上部の周囲に回動自在に取り付けられている。取付用スリーブ(54)には、各種液体充填容器の口部に設けられた雄ねじにねじ嵌められる雌ねじ(542)が設けられている。なお、取付用スリーブは、図示のような雌ねじ付きのものとする他、容器の口部に強制嵌合されるタイプのものであっても構わない。
この発明に適用可能な吐出ポンプは、図示のようなディスペンサーポンプには限定されず、その他、例えばトリガータイプのものであってもよい。また、内容物の吐出形態についても、液状、霧状、泡状のいずれでもよい。
上記の吐出ポンプ付き液体充填容器(1)によれば、例えば、以下のような詰め替え式の包装システムを構成することができる。
すなわち、まず、詰め替え兼用液体充填容器(10)として、内容物である液体(C)が充填された容器本体(2)のフランジ(23)に蓋(3)を封緘してなるものを用意する。そして、上記詰め替え兼用液体充填容器(10)にオーバーキャップ(4)および吐出ポンプ(5)を添えたものを、使用者が最初に購入するセット商品として販売に供する。
上記セット商品を購入した使用者は、詰め替え兼用液体充填容器(10)のフランジ(23)先端部に、互いに嵌め合わせられた下オーバーキャップ(4a)および上オーバーキャップ(4b)よりなるオーバーキャップ(4)の嵌合部(422)を嵌め被せておいてから、吐出ポンプ(5)の液体吸上げ用チューブ(52)およびシリンダ(51)を、上オーバーキャップ(4b)のスリーブ挿通孔(431)および下オーバーキャップ(4a)のシリンダ挿通孔(411a)を通じて、蓋(3)に上方から突き刺して挿通させる。すると、下オーバーキャップ(4a)の環状立上り壁(411)がシリンダ(51)と取付用スリーブ(54)との間に下方から挿入されて、取付用スリーブ(54)の下端が下オーバーキャップ(4a)のスリーブ支持部(412)によって支持されるとともに、下オーバーキャップ(4a)のシリンダ挿通孔(411a)にシリンダ(51)が挿通され、上オーバーキャップ(4b)のスリーブ挿通孔(431)に取付用スリーブ(54)が挿通される。こうして、吐出ポンプ(5)が簡単にかつ安定した状態で詰め替え兼用液体充填容器(10)に装着される。使用者は、吐出ポンプ(5)の押圧部(532)を手で押し下げることによって、内容物である液体(C)を吐出ノズル(533)から吐出させて使用することができる。
また、浴室や洗面所等の水回りでの使用に際して、容器(1)に水がかかることがあるが、オーバーキャップ(4)、特に下オーバーキャップ(4a)の環状立上り壁(411)により、容器本体(2)内に水が侵入するのが効果的に防止され、衛生的に使用することができる。
容器本体(2)内の液体(C)が空になったら、使用者は、新たに購入した詰め替え兼用液体充填容器(10)に、先に購入したオーバーキャップ(4)および吐出ポンプ(5)を、上記と同様の手順で付け替えればよい。
図3は、この発明の実施形態に係る吐出ポンプ付き液体充填容器のその他の実施態様を示すものである。
図示の吐出ポンプ付き液体充填容器(1X)では、オーバーキャップ(4X)が下オーバーキャップ(4a)のみで構成されており、その他は図1および図2に示す実施態様と同一である。
この実施態様の場合でも、下オーバーキャップ(4a)によって、吐出ポンプ(5)の保持機能および使用中の容器本体(2)内への水の侵入防止機能等が奏されることから、詰め替え式の吐出ポンプ付き液体充填容器(1X)として支障なく使用することができる。また、この実施態様では、部品点数が少なくなることから、さらにコストを削減することもできる。
この発明は、内容物として例えばシャンプー、リンス、ハンドソープ、ボディソープ、化粧水、洗剤、消臭剤等の液体を充填包装してなり、液体を吐出する吐出ポンプを備えている、詰め替え方式の吐出ポンプ付き液体充填容器として好適に用いられる。
(1)(1X):吐出ポンプ付き液体充填容器
(2):容器本体
(23):フランジ
(3):蓋
(4)(4X):オーバーキャップ
(4a):下オーバーキャップ
(41):下カバー壁
(411):環状立上り壁
(411a):シリンダ挿通孔
(412):スリーブ支持部
(42):スカート壁
(421):環状段差部
(422):嵌合部
(424):スカート壁における環状段差部よりも上方部分
(4b):上オーバーキャップ
(43):上カバー壁
(431):スリーブ挿通孔
(44):中間水平壁
(45):嵌合用垂下壁
(5):吐出ポンプ
(51):シリンダ
(52):液体吸上げ用チューブ
(53):ポンプヘッド
(54):取付用スリーブ

Claims (3)

  1. 開口周縁にフランジを有しかつ内容物として液体が充填されているカップ状の容器本体と、
    容器本体の開口を塞ぐように容器本体のフランジに封緘されているシート状の蓋と、
    周縁部が容器本体のフランジに嵌め被せられて蓋を上方から覆っているオーバーキャップと、
    垂直筒状のシリンダ、シリンダの下端に接続されている液体吸上げ用チューブ、シリンダの上に設けられているポンプヘッド、およびシリンダの周囲に間隔をおいて同心状に設けられている取付用スリーブを有している吐出ポンプとを備えており、
    蓋は、吸上げ用チューブおよびシリンダを突き刺して挿通しうる材料よりなり、
    オーバーキャップは、互いに嵌め合わせられる下オーバーキャップおよび上オーバーキャップよりなり、
    下オーバーキャップは、シリンダが挿通されるシリンダ挿通孔を有する略水平な下カバー壁と、下カバー壁の周縁から下方にのびかつ容器本体のフランジに嵌め被せられる嵌合部を有するスカート壁とを備えており、
    上オーバーキャップは、取付用スリーブが挿通されるスリーブ挿通孔を頂部に有する上方凸状の上カバー壁を備えている、吐出ポンプ付き液体充填容器。
  2. オーバーキャップの下カバー壁は、シリンダと取付用スリーブとの間に下方から挿入される環状立上り壁を有しており、環状立上り壁の上端開口によって前記シリンダ挿通孔が形成されている、請求項1記載の吐出ポンプ付き液体充填容器。
  3. 下オーバーキャップのスカート壁の高さ中間部に外面側が上向きとなる環状段差部が形成されているとともに、スカート壁における環状段差部の下方部分に前記嵌合部が形成されており、
    上オーバーキャップは、上カバー壁の下端から外向きにのびかつ下オーバーキャップの下カバー壁の周縁部上面に重ねられる中間水平壁と、中間水平壁の外周縁から下方にのびかつ下オーバーキャップのスカート壁における環状段差部よりも上方部分に嵌め被せられる嵌合用垂下壁とをさらに備えている、請求項1または2記載の吐出ポンプ付き液体充填容器。
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