JP4545601B2 - 複合容器 - Google Patents

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本発明は、複合容器と、とくに薄肉のレフィル容器とポンプ付外層容器とからなる複合容器に関するものである。
ポンプ付外容器と薄肉のレフィル容器とからなり、レフィル容器に、下端部に液体吸入口を形成した吸上げ筒兼用支柱11を設け、レフィル容器の剛性を強化した複合容器は、従来より知られており(特許文献1参照)、また、レフィル容器として、パウチ状の液体収納袋をポンプ付外容器に収納し、ポンプを下降させ、吸込み用パイプの先端を収納袋に突き刺して液体内に挿入するようにした液注出複合容器も、従来より知られている(特許文献2参照)。
特開2002−224599号公報 特開平09−95376号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の容器では、レフィル容器の口部に吸上げ筒兼用支柱11を取付けるため、部品が増え、取付け作業も簡単ではないので、レフィル容器のコストが高くなるという問題があった。
また、レフィル容器を外容器内に収納するようにしているので、外容器自体も部品が多くなり、コストがかさむという問題があった。
上記特許文献2記載の容器では、パウチ状収納袋を外容器内に収納し、ポンプ部材を上下動させているので、外容器の部品が多く構造が複雑であるという問題があった。
また、収納袋の交換にあたって、収納袋を外容器の容器本体内に入れ、ポンプ部材を取着した蓋体を螺着し、さらに、ポンプ部材を押下げなければならず、収納袋の交換が簡単にできないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、レフィル容器を、上端周縁にフランジを設けた薄肉のカップ状容器として、外装容器に設けた押圧操作板を押圧することによって、レフィル容器とポンプ付外装容器とを簡単に装着、取外しができるようにした複合容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、複合容器として、ポンプを取着した外装容器と、薄肉のレフィル容器とからなる複合容器であって、レフィル容器は、上端にフランジを設け、その上面にシールを貼着したカップ状容器であり、外装容器は、上記フランジに係合してレフィル容器を保持する押圧操作板が設けられており、押圧操作板は、胴壁に廻動軸となるヒンジ部を残して上下に穿設された溝孔によって形成され、ヒンジ部に対して、一方には、レフィル容器のフランジに係合可能な支持部が設けられ、他方には、押圧操作板を廻動する押圧部が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
複合容器として、レフィル容器が、大気導入孔を穿孔した外層と内層とからなるデラミ容器であることを特徴とする構成を採用する。
複合容器として、レフィル容器は、底壁が胴壁下端より一定高さ上方に設けられており、底壁下面に連結片を介して把持リングを設けたことを特徴とする構成、または、レフィル容器は、底壁が中央を凹部とした湾曲面によって形成され、周辺部に糸底が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
外装容器として、容器が、口筒部を立設した頂壁と胴壁とからなり、口筒部には、ポンプが装着され、頂壁から口筒部内周に沿って、レフィル容器内に連通するように空気導入管が垂設されていることを特徴とする構成を採用し、さらに、空気導入管は、レフィル容器内に連通する連通孔を設けるとともに、該連通孔より下方にポンプの下端部が嵌挿される嵌挿環を介して、ポンプの吸込みパイプに代わる吸込み筒が連設されていることを特徴とする構成を付加する。
外装容器として、容器が、口筒部を立設した頂壁と胴壁とからなり、胴壁下端の対向する位置に、山形状の切欠窓が穿設されていることを特徴とする構成を採用する。
外装容器として、押圧操作板のヒンジ部の上方に支持部が設けられ、下方は押圧部となっており、支持部は、内方に突出する支持片であることを特徴とする構成を採用する。
外装容器の別実施例として、頂壁の周縁部に凹部を形成する切欠部が設けられ、切欠部に面して頂壁から垂直壁が垂設され、押圧操作板の押圧部の少なくとも一部が胴壁の切欠部側上端から上方に突出して垂直壁に当接可能となっており、押圧操作板のヒンジ部の下方には支持部が設けられ、支持部は、内方に突出する支持片であることを特徴とする構成、または、頂壁の周縁部に凹部を形成する切欠部が設けられ、切欠部に面して頂壁から垂直壁が垂設され、押圧操作板の上端に支持部が切欠部に面して設けられ、レフィル容器のフランジの係合状態が外方から観察可能となっていることを特徴とする構成を採用する。
外装容器の別実施例として、容器が、外層と内層とからなるデラミ容器であって、外層に押圧操作板が設けられており、押圧操作板に水平な支持面を形成する凹部により支持部が形成されていることを特徴とする構成を採用する。
外装容器の別実施例として、押圧操作板を形成する溝孔において、ヒンジ部より上方の溝孔の水平部の上下端縁は、内方にコ字形に突出され、押圧操作板の上端は支持部となっていることを特徴とする構成を採用する。
レフィル容器として、上端にフランジを設けた容器本体を使用し、ポンプを取着した外装容器の胴壁に、上記フランジに係合してレフィル容器を保持する支持部を設けた押圧操作板を形成し、押圧操作板を押圧操作することによって、支持部とフランジを係脱自在としたから、レフィル容器の装着、取外しが、きわめて簡単にできるようになった。
レフィル容器は、上端にフランジを突設したカップ状容器であるので、熱成形によって容器に成形することができ、薄肉にすることもできる。
また、内容物を充填した後に、フランジの上面にシールを貼着することによって内容物を収納しているので、容器を過剰包装することもなく、使用後の廃棄も減容して廃棄できる。
ポンプ付外装容器は、反復使用するので、省資源、廃棄物の減容に役立てることができる。
本発明は、ポンプ付外装容器と、薄肉のカップ状レフィル容器とから構成される複合容器であり、内容液として、シャンプー、リンス、ボディソープ等の家庭用品、その他が使用される。
次に、様々な実施例について図面を参照して説明する。
図1において、AはポンプBを取着した外装容器、Cはレフィル容器である。
外装容器Aは、中央に口筒部1を立設した頂壁2と、胴壁3とからなっており、口筒部1の外周には、ねじ4が螺設されている。
胴壁3は、断面円形となっており、対向する位置に一対となる押圧操作板5が設けられている。
図1、2に示すように、押圧操作板5は、水平に配置されたヒンジ部6の上下に穿孔された上方のコ字形の溝孔7と、下方のU字形の溝孔8に囲まれた壁面によって形成され、ヒンジ部6を軸に、下方の押圧部9を押圧することによって廻動可能になっている。
押圧操作板5の上端縁内面には、上面10を水平面とした支持片11が突設されており、押圧操作板5の溝孔7の上方には、頂壁2と胴壁3の内面にリブ12が突設されている。
胴壁3の押圧操作板5下方には、胴壁3下端から少なくとも指先が挿入できる巾と、一定の高さを有する山形状の切欠窓13が穿設されている。
外装容器Aは、射出成形によって成形されている。
図1、2に示すように、ポンプBは、ピストンを内蔵したシリンダー15と、シリンダー15の下端に連設された吸込みパイプ16とを具えており、ピストンの上端には、吐出ノズルを設けたノズルヘッド17が取着されている。
ポンプBは、内周にねじ4に螺合するねじ18aを螺設した取付キャップ18によって外装容器Aの口筒部1に取着されている。
ポンプBは、ノズルヘッド17の押下げ操作に応じて、吸込みパイプ16を通じてレフィル容器C内の内容液を吸上げ、吐出ノズルから吐出する公知のものであるので、詳しい説明は省略する。
図1、3に示すように、レフィル容器Cは、断面円形の胴壁20と底壁21とから構成されており、胴壁20の上端には、フランジ22が突設されている。
該フランジ22上面には、中央にポンプBのシリンダー15より小径の開口23を穿孔したシール24が溶着されており、シール24には、開口23を覆うように摘み25を設けたシール26が貼着されている。
レフィル容器は、熱成形によって薄肉のカップ状成形品に成形されている。
次に、本実施例の複合容器の使用態様と作用効果について説明する。
レフィル容器Cには、内容物を充填した後に、中央にシール26を貼着したシール24が胴壁20のフランジ22上面に溶着され、内容物が充填されたレフィル容器Cが得られる。
一方、外装容器Aには、その口筒部1に、取付キャップ18によりポンプBが取着され、ポンプ付外装容器Aとレフィル容器Cとして市販される。
使用にあたって、レフィル容器Cのポンプ付き外装容器Aへの装着には、まず、摘み25を摘んで、シール26をシール24天面からはがし、開口23を開孔する。
次いで、外装容器Aの胴壁3の押圧操作板5の押圧部9を手指で押圧しながら、ポンプBの吸込みパイプ16を開口23に差込み、リブ12がレフィル容器Cのフランジ22に当接するまで外装容器Aを押下げ、次いで、押圧操作板5への押圧を解くと、押圧操作板5はヒンジ部6を中心に反転して、支持片11がフランジ22の下面に係合して、レフィル容器Cを定位置に締着させることができる。
内容液の吐出にあたって、公知のポンプと同様にして、ノズルヘッド17を上下動操作すると、レフィル容器Cから内容液を吸上げ、吐出ノズルから吐出することができる。
その際、胴壁3下端に山形の切欠窓13が設けられているから、残液の量を複合容器の外側から視認することができる。
内容液を使いきったときには、押圧操作板5の押圧部9を押圧すると、ヒンジ部6を軸に押圧操作板5が廻動して、支持片11がレフィル容器Cのフランジ22から離れ、外装容器Aを持ち上げると、レフィル容器Cを外装容器Aから取出すことができる。
その際、切欠窓13から手指を差込み、レフィル容器Cを掴んで引出すことができる。
したがって、外装容器Aへのレフィル容器Cの装着、取外しは、押圧操作板5を押圧操作するだけで、きわめて簡単にできるようになっている。
次いで、ポンプ付き外装容器Aに新しいレフィル容器Cを装着し、複合容器として前と同様に使用する。
使い終わったレフィルC容器は、減容させて廃棄することができる。
ポンプ付きの外装容器Aは、反復使用でき、レフィル容器Cは、薄肉の成形品であるので、省資源、廃棄物の減容に役立てることができる。
次に、外装容器と、レフィル容器の形状を変更した第2実施例について説明する。
第2実施例は、ポンプの押下げ操作にあたって、レフィル容器内が負圧になったときに、充分な空気を容器内に流入できるようにしたものである。
第1実施例と同一の構成については、同一の符号に添字aを付して簡単に説明し、相違点を中心に説明する。
図4、5において、Aaは外装容器、Baはポンプ、Caはレフィル容器である。
外装容器Aaは、中央に口筒部1aを立設した頂壁2aと胴壁3aとからなっており、口筒部1aの内周縁に沿って空気導入管30が垂設され、その下方は縮径部31となっており、ポンプBaのシリンダーとの間に、エアを通す間隙をおくとともに、下端は斜めにカットされている。
外容器Aaの押圧操作板5aは、前記第1実施例と同一の形状を有しているが、レフィル容器の支持部は、図5に示すように、上端を水平とした一対の縦リブ11aによって形成されており、その上方には、頂壁2aと胴壁3aの内面に、リブ12aが架設されている。
その他の外装容器AaとポンプBaの構成は、前第1実施例と同一であるので、説明は省略する。
レフィル容器Caは、上端にフランジ32を設け、上部近くに段部33を設けた傾斜する胴壁34と、底壁35とからなっている。
フランジ32には、第1実施例と同様に、中央に空気導入管30の外径より小径の開口23aを穿孔したシール24aが溶着されており、シール24aには、開口23aを覆うように、シールが貼着されている(図示しない)。
次に、本実施例の作用効果について説明する。
レフィル容器Caの外装容器Aaへの装着や、取外しにあたっては、第1実施例と同様の作用効果をもたらすことができる。
使用にあたっては、空気導入管30を通じて、ポンプBaのシリンダー15aに設けられた空気孔より空気が流入されるので、ノズルヘッドの操作時には、空気が流入され、レフィル容器内が負圧となることはなく、内容液の吐出が容易に行われることになる。
上記実施例では、ポンプBaの周りに空気導入管30を配設したが、図6に示すように、ポンプBaの吸込みパイプをなくし、空気導入管を延長してその下方に筒体を連設して、該筒体を吸込みパイプに代えるようにしてもよい。
図6に示すように、空気導入管30は、拡径部36aと縮径部36bとからなり、拡径部36aの下部端部には連通孔37が設けられている。
縮径部36bの下端には、ポンプBaのシリンダー15aの下端部が嵌挿される嵌挿環38が設けられ、その下方には、吸込み筒39が連設されている。
内容液の吐出にあたっては、吸込み筒39を介して、内容液をポンプBaのシリンダー内に吸上げられ、吐出ノズルより吐出される。
そのときには、シリンダーに設けた空気孔より空気導入管30を通じて空気が容器内に導入される。
また、レフィル容器Caとして、図7に示すように、空気導入孔40を設けた外層41と内層42とからなるデラミ容器を用いてもよい。
容器の成形は、積層シートの熱成形によって成形され、成形後に空気導入孔40が穿孔される。
使用にあたって、内容液の吐出に応じて容器内が負圧になると、空気導入孔40から空気が導入され、内層42が剥離するので、レフィル容器Caの外層41の形状は変形しない。
上記第2実施例では、いずれの場合にも、内容液の吐出に応じて、レフィル容器内に空気が導入され、レフィル容器の変形を阻止するという作用効果を得ることができる。
次に、外装容器の押圧操作板の形状を変更するとともに、レフィル容器の底面に把持リングを設けた第3実施例について説明する。
図8において、Abは外装容器、Bbはポンプ、Cbはレフィル容器である。
外装容器Abは、中央に口筒部1bを立設した頂壁2bと胴壁3bとからなっており、口筒部1bの内周縁に沿って、空気導入管45が垂設されている。
空気導入管45は、上方の拡径部45aと下方の縮径部45bとからなり、拡径部45aの下端部には、連通孔46が設けられ、縮径部45bの下端部には、ポンプBbのシリンダー15bの下端部が嵌挿される嵌挿環47が設けられている。
嵌挿環47の下方には、吸込み筒48が連設されている。
前記第2実施例の変形例と同様に、ポンプBbの吸込みパイプをなくし、シリンダー15bの下端が、吸込み筒48に嵌挿されるようになっている。
図8、9に示すように、頂壁2bの周縁部には、対向する位置に切欠部49が配設され、切欠部49に面して、頂壁2bから垂直壁50が垂設されており、該垂直壁50の下端は、胴壁3bの切欠部49側上端との間に、所定の間隔をおいて位置している。
胴壁3bの切欠部49側上端からヒンジ部51を残すようにして、一対の溝孔52が穿設され、ヒンジ部51の下方には、U字形の溝孔53が穿設されている。
溝孔52と溝孔53に囲まれた部分によって、押圧操作板5bが形成されており、切欠部49側の端部には、支持片54が設けられている。
レフィル容器Cbは、第2実施例と同様に、上端にフランジ55を設けた胴壁56と、該胴壁56下端から一定高さの位置に設けられた底壁57とを具えており、底壁57の下面には、連結片を介して把持リング58が連設されている。
レフィル容器Cbは、第1実施例、第2実施例と異なり、射出成形によって成形されている。
レフィル容器Cbの交換にあたっては、指先でレフィル容器Cbの胴壁56の下端部と把持リング58を掴んでレフィル容器を保持できるので、レフィル容器Cbの持ち運び、外装容器への出し入れが容易にできるようになった。
さらにまた、レフィル容器Cbを外装容器の下方から装着、取外しができるので、交換作業が一層便利に行えるようになった。
次に、押圧操作板の構成を変更した第4実施例について説明する。
図10において、Acは外装容器、Bcはポンプ、Ccはレフィル容器である。
ポンプBc、レフィル容器Ccは、前記第2実施例と同様であるので、説明を省略し、外装容器Acについて、前記各実施例と相違する点を中心に説明する。
図10、11に示すように、外装容器Acは、口筒部1cを立設した頂壁2cと胴壁3cとからなっており、頂壁2c周縁部には、対向する位置に、切欠部60が設けられている。
切欠部60に面して頂壁2cから垂直壁61が垂設されており、垂直壁61に対向して胴壁3cの切欠部60側上端から突出部62が突設されている。
突出部62の両側には、切欠部60の上端からヒンジ部63に至る溝孔64が穿設され、ヒンジ部63の下方には、溝孔64に対向して、U字形の溝孔65が穿設されている。
溝孔65の下端近くには、内方に上面を水平面として支持片66が設けられており、突出部62とヒンジ部63の下方の溝孔65に囲まれた壁面によって、押圧操作板67が形成されている。
頂壁2cには、口筒部1cに沿って空気導入管68が垂設されており、その外側には、切欠部60に対応する位置に、支持片66に保持されたレフィル容器のフランジ69上面近くに達する長さを有する一定巾のリブが垂設されている。
レフィル容器Ccの装着、取外しにあたって、突出部62を押圧すると、ヒンジ部63を軸にして押圧操作板67が廻動し、支持片66が胴壁3cの内周面まで後退するので、レフィル容器Ccの出し入れが妨げなくできる。
レフィル容器Ccの装着時には、突出部62の押圧を解くと、押圧操作板67が復元して、支持片66がレフィル容器Ccのフランジ69の下面に係合し、レフィル容器Ccを簡単に装着することができる。
次に、湯水の侵入を防止するようにした外装容器を具えた第5実施例について説明する。
図12において、Adは外装容器、Bdはポンプ、Cdはレフィル容器である。
ポンプBdは第1実施例と同一であり、レフィル容器Cdは第2実施例の変形例と同様のデラミ用器であるので、詳しい説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
外装容器Adは、外層70と内層71とから構成されたデラミ容器であって、口筒部1dを立設した頂壁2dと胴壁3dとからなっている。
図12、13に示すように、胴壁3dの上方の所定位置の外層70には、ヒンジ部72を残して上方にコ字形の溝孔73が、下方にU字形の溝孔74が穿設され、溝孔73、74に囲まれる部分によって押圧操作板75が形成されている。
溝孔73の内側には、内方に突出する水平な支持面76を形成した凹部77が設けられて、レフィル容器Cd上端のフランジの支持部78が形成されている。
ヒンジ部72の下方のU字形部分は、押圧部79となっている。
レフィル容器Cdは、大気導入孔を穿孔した外層と内層とからなる積層シートの熱成形によって成形されたデラミ容器であり、胴壁上端に設けられたフランジ80は、水平な支持面76に載置、保持されるようになっている。
本実施例の外装容器Adは、積層ブロー成形によって成形されたデラミ容器となっており、外層70のみに溝孔73、74が穿設されているので、押圧操作時には、溝孔73の水平部分とU字形の溝孔74の下方部分の一定範囲の内層71が外層70から剥離して、操作に影響を与えることはなく、また、レフィル容器Cdの装着使用中には、外装容器の上方から湯水が注がれても、内部に湯水が浸入することが防止される。
次に、外装容器Adを単層とした場合の変形実施例について説明する。
上記実施例では、外装容器として、デラミ容器を用いているが、単層の容器であってもよい。
その場合には、図14に示すように、押圧操作板75aを形成するコ字形の溝孔、U字形の溝孔を、スリット73a、74aとして穿孔する。
押圧操作時には、上記第5実施例と同様に、湯水の侵入を防止することができる。
次に、押圧操作部の構成を変更した第6実施例について説明する。
図15、16において、Aeは外装容器、Beはポンプ、Ceはレフィル容器である。
ポンプBeは、第1実施例と同一であり、レフィル容器Ceは、第2実施例の変形例と同様のデラミ容器であるので、詳しい説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
外装容器Aeは、口筒部1eを立設した頂壁2eと胴壁3eとからなっている。
胴壁3eの上方部には、ヒンジ部85を残してその上下にコ字形の溝孔86とU字形の溝孔87が穿設され、溝孔86と溝孔87に囲まれた壁面によって押圧操作板88が形成されている。
コ字形の溝孔86の水平部86aの上下の端縁は、内方にコ字形に突出しており、押圧操作板88の端縁は、レフィル容器Ce上端のフランジ89の支持部90となっている。
ヒンジ部85の下方は、押圧部91となっており、溝孔86の水平部86aの上端縁は、胴壁3eから内方に延びる突出部92となっている。
レフィル容器Ceの装着、取外しにあたっては、押圧操作板88を押圧操作することによって、前記各実施例と同様に、簡単に装着、取外しができ、また、支持部90が胴壁3eの外周より内方に位置しているので、湯水の侵入を防止することができる。
次に、前記第6実施例の複合容器において、レフィル容器の構成を変更した第7実施例について説明する。
図17において、Afは外装容器、Bfはポンプ、Cfはレフィル容器である。
外装容器Afは、第6実施例と同一であるので、同じ符号、または添字fを付して図示し、説明を省略する。
外装容器Afの口筒部1fには、上端にフランジ95を設けた空気導入管96が装着されている。
ポンプBfは、第1実施例と同一の構成を有しており、そのシリンダー15fが空気導入管96に挿入されるようにして、取付キャップを介して口筒部1fに取着されている。
レフィル容器Cfは、上端にフランジ97を突設した胴壁98と、胴壁98につづき、中央を凹部とした湾曲面によって成形された底壁99とからなり、底壁99の周辺には、糸底100が垂設されている。
レフィル容器Cfの使用にあたっては、底壁99が、中央が凹んだ湾曲面となっているので、内容液が少なくなると、中央部に溜まるので、内容液を最後まで吐出し、使い切ることができる。
また、底壁99の周辺部に、糸底100が設けられているので、レフィル容器を簡単に掴むことができ、交換作業が容易にできるようになった。
前記各実施例では、外装容器とレフィル容器を断面円形としたが、楕円形、角形であってもよく、断面円形に限定されない。
前記各実施例では、押圧操作板を180°の間隔をおいて対向する位置に配設するようにしたが、90°の間隔で4個所、或いは、指先で操作しやすい適宜の位置に一対の押圧操作板を設け、それに対応する位置に、もう一方の押圧操作板を配設するようにしてもよい。
そうすることによって、レフィル容器のフランジに対する支持部を増やし、押圧操作の容易性とともに、保持の確実性を固めることができる。
したがって、外装容器を保持しつつ押圧操作ができるものであれば、押圧操作板の数、位置は、実施例に限定されない。
さらにまた、前記各実施例では、ポンプに吐出ノズルを設けたノズルヘッドを取着しているが、噴霧器、その他の液注出部材を取着してもよく、吐出ノズルに限定されない。
本発明は、レフィル容器として、上端にフランジを設けた薄肉のカップ状容器を用い、ポンプ付きの外装容器に、フランジ下面に係合し容器を保持する押圧操作板を設けているので、簡単な操作でレフィル容器の装着、取外しが容易にできるようになっている。
レフィル容器は、薄肉のカップ状容器であるので、製造が容易であり、内容物として、シャンプー、リンス、ボディソープ、ハンドソープ、洗剤等、家庭用のポンプ付複合容器のレフィル容器として広く利用できるようになった。
本発明第1実施例の複合容器の断面立面図である。 複合容器の側面図である。 レフィル容器の断面立面図である。 第2実施例の複合容器の断面立面図である。 複合容器の側面図である。 複合容器の別実施例の説明図である。 レフィル容器の別実施例の説明図である。 第3実施例の複合容器の断面立面図である。 複合容器の説明図で、(a)は側面図、(b)は切欠部の上面図である。 第4実施例の複合容器の断面立面図である。 複合容器の説明図で、(a)は側面図、(b)は切欠部の上面図である。 第5実施例の複合容器の断面立面図である。 複合容器の側面図である。 押圧操作板の別実施例の説明図で、(a)は断面立面図、(b)は側面図、(c)は図(a)のa部の断面立面図である。 第6実施例の複合容器の断面立面図である。 複合容器の側面図である。 第7実施例の複合容器の断面立面図である。
符号の説明
A、Aa、Ab、Ac、Ad、Ae、Af 外装容器
B、Ba、Bb、Bc、Bd、Be、Bf ポンプ
C、Ca、Cb、Cc、Cd、Ce、Cf レフィル容器
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f 口筒部
2、2a、2b、2c、2d、2e 頂壁
3、3a、3b、3c、3d、3e 胴壁
5、5a、5b、67、75、75a、88 押圧操作板
6、6a、51、63、72、85 ヒンジ部
7、7a、73、86 溝孔
8、8a、53、65、74、87 溝孔
9、79、91 押圧部
11、54、66 支持片
12 リブ
13 切欠窓
15、15a、15b、15f シリンダー
16 吹込みパイプ
17 ノズルヘッド
18 取付キャップ
20、34、56、98 胴壁
21、35、57、99 底壁
22、32、55、69、80、89、95、97 フランジ
23、23a 開口
24、24a、26 シール
25 摘み
30、30a、45、68、96 空気導入管
33 段部
37、46 連通孔
38、47 嵌挿環
39、48 吸込み筒
40 空気導入孔
41、70 外層
42、71 内層
49、60 切欠部
52 溝孔
58 把持リング
61 垂直壁
64 溝孔
73a、74a スリット
77 凹部
78、90 支持部
100 糸底

Claims (12)

  1. ポンプを取着した外装容器と、薄肉のレフィル容器とからなる複合容器であって、
    レフィル容器は、上端にフランジを設け、その上面にシールを貼着したカップ状容器であり、
    外装容器は、上記フランジに係合してレフィル容器を保持する押圧操作板が設けられており、
    押圧操作板は、胴壁に廻動軸となるヒンジ部を残して上下に穿設された溝孔によって形成され、ヒンジ部に対して、一方には、レフィル容器のフランジに係合可能な支持部が設けられ、他方には、押圧操作板を廻動する押圧部が設けられていることを特徴とする複合容器。
  2. レフィル容器が、大気導入孔を穿孔した外層と内層とからなるデラミ容器であることを特徴とする請求項1記載の複合容器
  3. レフィル容器は、底壁が胴壁下端より一定高さ上方に設けられており、底壁下面に連結片を介して把持リングを設けたことを特徴とする請求項1記載の複合容器。
  4. レフィル容器は、底壁が中央を凹部とした湾曲面によって形成され、周辺部に糸底が設けられていることを特徴とする請求項1記載の複合容器。
  5. 容器が、口筒部を立設した頂壁と胴壁とからなり、
    口筒部には、ポンプが装着され、
    頂壁から口筒部内周に沿って、レフィル容器内に連通するように空気導入管が垂設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の外装容器。
  6. 空気導入管は、レフィル容器内に連通する連通孔を設けるとともに、該連通孔より下方にポンプの下端部が嵌挿される嵌挿環を介して、ポンプの吸込みパイプに代わる吸込み筒が連設されていることを特徴とする請求項5記載の外装容器。
  7. 容器が、口筒部を立設した頂壁と胴壁とからなり、
    胴壁下端の対向する位置に、山形状の切欠窓が穿設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の外装容器。
  8. 押圧操作板のヒンジ部の上方に支持部が設けられ、下方は押圧部となっており、支持部は、内方に突出する支持片であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の外装容器。
  9. 頂壁の周縁部に凹部を形成する切欠部が設けられ、切欠部に面して頂壁から垂直壁が垂設され、
    押圧操作板の押圧部の少なくとも一部が胴壁の切欠部側上端から上方に突出して垂直壁に当接可能となっており、押圧操作板のヒンジ部の下方には支持部が設けられ、支持部は、内方に突出する支持片であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の外装容器。
  10. 頂壁の周縁部に凹部を形成する切欠部が設けられ、切欠部に面して頂壁から垂直壁が垂設され、
    押圧操作板の上端に支持部が切欠部に面して設けられ、レフィル容器のフランジの係合状態が外方から観察可能となっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の外装容器。
  11. 容器が、外層と内層とからなるデラミ容器であって、
    外層に押圧操作板が設けられており、押圧操作板に水平な支持面を形成する凹部により支持部が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の外装容器。
  12. 押圧操作板を形成する溝孔において、ヒンジ部より上方の溝孔の水平部の上下端縁は、内方にコ字形に突出され、
    押圧操作板の上端は支持部となっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の外装容器。
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