JP2000201467A - フラットタイプ2相振動モ―タ - Google Patents

フラットタイプ2相振動モ―タ

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JP2000201467A
JP2000201467A JP11207301A JP20730199A JP2000201467A JP 2000201467 A JP2000201467 A JP 2000201467A JP 11207301 A JP11207301 A JP 11207301A JP 20730199 A JP20730199 A JP 20730199A JP 2000201467 A JP2000201467 A JP 2000201467A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルの構造の簡素化で、より経済的な製作で
きるとともに、コイルの鎖交磁束量を増加させて、トル
クが増大されるようにする。 【解決手段】下部基板に備えられるステータマグネット
の極数を少なくとも2極以上になるようにし、上部基板
に接合されるアマチュアコイルは、上部基板において電
気角でπ/2の位相差を有する構造に備え、整流子のセ
グメントと接触する一対のブラシは、πの電気角で離隔
されるようにするとともに、ブラシによっては少なくと
もひとつのセグメントに基本的に接続されることで、不
起動点の発生や、非通電区間が除去されるようにしつ
つ、コイルの鎖交磁束量を増加させて駆動トルクが向上
されるにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造の簡素化でよ
り経済的な製作を提供しつつ、コイルに流れる鎖交磁束
量を増加させてトルクが増大させるようにするフラット
タイプ2相式振動モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いの意思を伝達及び交換するのを一般
的に通信といい、こうした通信のための手段として主に
使用されている代表的なものが電話や郵便、ファクシミ
リである。
【0003】このような通信手段で特に最近、注目する
に値する発展をなしている分野が無線通信技術である。
【0004】無線通信技術は、電線のような通信連結手
段を必要としないために、いくら外振誤差があっても、
互いの直接的な通話や意思伝達を可能にするたいへん革
新的な技術分野であるといえる。
【0005】こうした無線通信技術でも最も代表的なも
のが個人携帯通信装置であり、こうした個人携帯通信の
ための装備として主に使用されているのが携帯電話機又
はポケットベルである。
【0006】特に、音声通信が可能な携帯電話機は、一
般の有線電話機を代替しつつ、最近では全世界的に使用
者が爆発的に増加しており、衛星を利用しながら、全世
界をひとつの通信領域圏に束ねることがきるようにな
り、まさに、通信革命を主導している。
【0007】そして、ポケットベルは、メッセージの伝
達を文字のみでするために、携帯電話機に比べ、多少、
メッセージ伝達効率が落ちるが、装備の購入と維持費用
が相対的に低廉という利点があり、携帯電話機とともに
多くの使用量を維持している。
【0008】この他にも、多様な技術面から、個人携帯
通信装置の装備が研究・開発されており、こうした通信
技術はコンピュータ分野とともに未来の先端産業として
注目を浴びている。
【0009】一方、こうした通信装備で必ず必要となる
機能のなかのひとつが、音声又はメッセージを送った
り、受けたりする送受信機能であり、この他にも信号の
到着を知らせる着信機能である。
【0010】こうした着信機能として、主に使用されて
いるのはメロディやベルのような発音機能又は機器を振
動させる振動機能である。
【0011】即ち、使用者が予め着信に必要な機能であ
るメロディやベル、又は振動を選択しておけば、着信
時、選択された機能が作動し、使用者は着信を感知する
ことができるのである。
【0012】こうした着信有形中でも、特に、振動機能
は、まず、多くの人々が群がる公共の場で他人に騒音公
害の被害を与えないようにするための配慮、という意味
合いから提供されている。
【0013】これは、最近の携帯電話機やポケットベル
の使用者が急増し、これに伴う騒音公害問題が社会問題
にまで発展しており、その弊害がたいへん深刻であるた
め、ついには、法的にまで制限する状況までなってい
る。
【0014】一方、従来使用されている振動機能は、機
器内に別途に装着される振動モータによって振動するよ
うになるが、こうした振動モータの最も代表的なもの
が、図1に示す扁平型振動モータである。
【0015】こうした扁平型振動モータは、底部に下部
ケース1が備えられ、下部ケース1の中央には、シャフ
ト1aが固定され、下部ケース1の上面には、下部基板
1bが付着され、下部基板1bの上面には中央の一定の
直径の部分が上下に貫通されて開口を形成し、N・S極
が交互に着磁された多極のマグネット2が付着され、マ
グネット2の貫通された中央の開口部には下端が下部基
板1bに付着され、上端にはマグネット2より高く位置
される2つのブラシ3が互いに異なる角度で備えられて
いる。
【0016】また、シャフト1aには、上部にベアリン
グ1cが結合され、ベアリング1cの外周面にはロータ
が設けられている。このロータは主として上部基板4
と、この上部基板4の上面に接合された複数個の巻線コ
イル5及び絶縁物6からなり、上部基板4は、特に円形
の平板を所定の角度で切断した扇形形状であり、ベアリ
ング1cには偏心支持される構造で結合されている。
【0017】また、上部基板4の底面にはベアリング1
cに支持される内側端部から等間隔に複数個のセグメン
トが形成された整流子7が付着され、整流子7のセグメ
ントには下部基板1bに一端が付着されたブラシ3の他
端部が接触されるように構成されている。
【0018】一方、シャフト1aの上端部には下向きに
開放されるカップ形状の上部ケース8が結合され、下部
ケース1の上部に設けられる部品がカバーされるように
なるため、外部の干渉から内部を保護する。
【0019】以上のような、振動モータは、下部基板1
bを介して入力される電源が一対のブラシ3を介して整
流子7に接続され、整流子7に入力される電流は、再び
上部基板4を介して巻線コイル5に伝達され、巻線コイ
ル5と下部ケース1とに付着させたマグネット2間の相
互作用によって電磁気力が発生し、シャフト1aを中心
にロータを偏心回転させて振動が発生されるようにす
る。
【0020】このとき、ロータの振動力は、シャフト1
aを介して下部ケース1と上部ケース8とに伝達され、
ケースを通じて着信感知が可能になる。
【0021】こうした振動モータの大部分は、図2に示
すような3相駆動方式や、最近ではより構造を簡素化す
ることで、小型化を可能にする研究が多方面でなされて
おり、こうした研究の一環として提案されたものが単相
駆動モータと2相駆動モータである。
【0022】単相駆動モータは、上部基板に単相のコイ
ルのみを形成し、このコイルと互いに対向するマグネッ
ト間の相互作用によってコイルが装着されている上部基
板4が偏心回動しつつ、振動が発生されるようにする。
こうした方式では、コイルがマグネットのあるひとつの
磁極の範囲内に位置するようになるとき、駆動力がゼロ
になり、トルクが発生しない不起動点を有するようにな
る。
【0023】こうした駆動力の喪失を解消させるために
提案されたのは、適切な位置に別途のコギング発生手段
が備えられるようにする技術である。しかし、モータ内
での空間的な制約と不起動点の正確な位置設定等に困難
を伴うため、現実に適用されることはほとんどない。
【0024】一方、2相駆動モータは、3相駆動方式で
のコイルを3相から2相に減らす方式から出発し、種々
の提案がされている。こうした2相駆動方式として、最
近に知られた技術のなかのひとつが、図3に示される特
開平9−9596号公報に記載されている技術である。
【0025】特開平9−9596号公報に記載された技
術の最大の特徴は、第1,第2のu相電機子コイル5
a,5bと第1,2のv相電機子コイル5c,5dが互
いに電気角で2πの位相になるよう配置し、各u相電機
子コイル5a,5bと各v相電機子コイル5c,5d間
には互いに電気角がπ/2の位相で配置されるようにし
て、合計が4つの電機子コイルが回転子に偏心配置され
るようにしている点である。
【0026】即ち、第1のu相電機子コイル5aとv相
電機子コイル5cは、π/2の位相角度を有し、軸方向
に互いに重なるように形成され、第2のu相電機子コイ
ル5bと第2のv相電機子コイル5dもπ/2の位相角
度を有し、軸方向に互いに重なるように形成され、同じ
位相を有するコイル同士は、電気角で2πの位相を有す
る構成である。
【0027】従って、第1のu相電機子コイル5aを基
準にしたとき、順次的に第1のu相電機子コイル5aか
ら電気角でπ/2の角度には第1のv相電機子コイル5
cが配設され、この第1のv相電機子コイル5cから電
気角で3π/2の角度には、第2のu相電機子コイル5
bが配設され、第2のu相電機子コイル5bから電気角
でπ/2の角度には第2のv相電機子コイル5dが配設
される構成である。
【0028】このとき、互いに電気角でπ/2の位相角
に配設される第1のu相電機子コイル5aと第1のv相
電機子コイル5c、そして、第2のu相電機子コイル5
bと第2のv相電機子コイル5dは、互いに一部が重な
りつつ、上部には第1のv相電機子コイル5cと第2の
u相電機子コイル5bが位置し、下部には第1のu相電
機子コイル5aと第2のv相電機子コイル5dが位置さ
れるようにする。
【0029】従って、第1のu相電機子コイル5aと第
2のv相電機子コイル5dは、互いに電気角で5π/2
の角度で位相差を有するようになり、これを機械角でみ
ると、150°になる。
【0030】そして、上述の構造とは異なり、コイル間
の重なる構造が上部には第1,第2のu相電機子コイル
5a,5bが位置されるようし、下部には第1,第2の
v相電機子コイル5c,5dが位置されるようにする構
成も可能である。
【0031】一方、マグネットの極数と整流子のセグメ
ント数及びブラシの角度は、3相駆動モータと同一であ
るため、ほとんどの3相駆動モータがマグネットを6極
にし、整流子のセグメント又は磁極数と同一数として6
個になるようにし、ブラシは電気角でπとして形成され
るため、機械角では60°の角度幅を有するようにす
る。
【0032】従って、電気角でπ/2の位相を有する2
個の電機子コイルが互いに上下に一部重なるようにし、
こうした一対の電機子コイルが両側に互いに対応するよ
うに形成され、特に、上部に備えられる電機子コイル間
は、電気角で3π/2の間隔で離隔され、4個のコイル
が配置されていることで、結局、モータは、2相に駆動
させる特性を有するようにする。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術の構造は、3相駆動モータで単純に一相のコイルを省
略し、u相電機子コイルとv相電機子コイルのみで構成
されるようにしつつ、これらu相電機子コイルとv相電
機子コイルは、電気角でπ/2の位相差を有し、同一の
位相を有する電機子コイル間は、電気角で2πの間隔に
離隔されるようにする構成であるため、互いに異なる位
相を有する電機子コイル間は、互いに一部が重なる積層
構造としての形成が不可避である。
【0034】従って、3相のコイルのなかで、一相のコ
イルのみを省略するようになる構成の特性上、駆動トル
クが低下するほかなく、モータに装着されるコイルの装
着空間には限界があるため、コイルの巻線数が小さくな
るだけでなく、コイルの形成作業にもたいへん難解な問
題が生じる。
【0035】また、ブラシがセグメント間を通過するよ
うになる時には一側のセグメントにブラシが衝突しつ
つ、はねる現象が発生し、騒音が誘発されもする。この
ため、ブラシの湾曲部の半径を大きくする構造も提案さ
れたが、そのようにするとブラシに加えられるテンショ
ンの低下を招き、同時に非通電区間が生じるという問題
が生じる。
【0036】本発明の第1の目的は、各相のコイル巻線
数を多くすることを可能にし、コイルに流れる鎖交磁束
量が増加されることで、駆動トルクをより増大させるこ
とにある。
【0037】本発明の第2の目的は、モータ製作を容易
に遂行させることにある。
【0038】本発明の第3の目的は、モータ駆動時、不
起動点と非通電区間とが取り除かれることで、安定した
駆動性を保障することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、下部基板に備えられるステータマグネ
ットの極数を少なくとも2n極以上になるようにし、上
部基板に接合されるアマチュアコイルは、上部基板にお
いて電気角でπ/2の位相差を有する構造で設置され、
整流子のセグメントと接触される一対のブラシはπの電
気角で離隔されるようにすることで、上部基板に接合さ
れるアマチュアコイルの数を減少させながら、不起動点
の発生又は非通電区間が取り除かれるようにする。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明は、2相の振動モータに関
するもので、特に、ステータマグネットの極数とアマチ
ュアコイルのピッチ及び互いに異なる位相を有するコイ
ル間の位相角、そして、整流子のセグメント数を適切に
調合することで、コイルを介した磁束量を増大させてト
ルクの効率が向上されるとともに、安定した2相平衡駆
動が可能となるようにする2相振動モータに関するもの
である。
【0041】即ち、下部ケースの上面には下部基板が固
定され、この下部基板の上部には、ステータマグネット
が取付けられ、下部ケースの中央にはシャフトが支持さ
れ、シャフトの上端には上部ケースが結合され、下部ケ
ースの上部に備えられる部品を外部から安定して保護し
ている。
【0042】そして、シャフトには回転可能に上部基板
が偏心されて結合されており、上部基板の上面にはアマ
チュアコイルが付着され、その底面には多数個のセグメ
ントとしての整流子を備えるとともに、下部基板及び整
流子のセグメント間は、一対のブラシによって連結され
るようにして、電気的信号が円滑に伝達されるようにす
る。
【0043】こうした構成で、本発明は、ステータマグ
ネットを2n極(nは1以上の整数)以上に形成され、
このステータマグネットと相互作用するアマチュアコイ
ルは、互いに異なる位相を有する2相のコイルで備えら
れ、各コイルのピッチは、π/2〜πの電気角をなし、
互いに異なる位相を有するコイル間は、電気角でπ/2
の位相差を有するようにし、このとき、各コイルに電気
的に連結される整流子は、ステータマグネットの極数の
2倍の数であるセグメントとして形成されており、下部
基板と整流子間を連結するブラシは、πの電気角に離隔
される一対の構造に形成されるようにする点に主な特徴
がある。
【0044】換言すれば、本発明は、ステータマグネッ
トを2n個以上の極数、即ち、2極4極、6極、8極等
に形成されるようにしつつ、ステータマグネットの相互
に作用されるアマチュアコイルは、各コイルのピッチが
π/2〜πの電気角をなし、互いの位相を異ならしめる
コイル間には電気角でπ/2の位相差を有する2相の構
造が採用される。
【0045】これは、ステータマグネットの極数に従
い、1極に対する電気角と機械角が異なる特性を勘案し
てアマチュアコイルの各コイルピッチを電気角でπ/2
〜πの範囲で形成されるようにし、これら位相が異なる
コイル間には同一にπ/2の電気角に位相差を有するよ
うにすることで、2相半波駆動特性を有するようにす
る。
【0046】そして、こうしたステータマグネットとア
マチュアコイルの構成に従い、整流子の端子である各セ
グメントの個数がそれぞれ異なって形成され、その数
は、ステータマグネットの極数に2倍数に形成されるよ
うにする。従って、整流子のセグメントは、ステータマ
グネットが2極であるときは、4個のセグメントにな
り、4極であるときは8個のセグメントになり、6極で
あるときは12個のセグメントからなるように構成され
る。
【0047】このように形成される整流子の各セグメン
トは、互いに電気角で、π/2の位相角を有するアマチ
ュアコイルに電気的に連結され、互いに異なる位相角を
有するアマチュアコイルとは整流子の回転方向に交互に
接続される。
【0048】即ち、互いに異なる位相角のコイルをaコ
イルとbコイルとするとき、整流子はaコイルの+端子
からbコイルの+端子、そして、aコイルの−端子とb
コイルの−端子の順に接続されるセグメントの構造にな
る。
【0049】一方、整流子に電源を供給する手段をブラ
シとし、こうしたブラシは、下部基板に下端が固定さ
れ、上端は整流子のセグメントと接触が可能に端部をセ
グメント側に湾曲するように形成される。こうしたブラ
シは、一対の入力端子及び出力端子を備えている。
【0050】このように備えられる一対のブラシを本発
明ではπの電気角として離隔させる。
【0051】即ち、ステータマグネットが2極である場
合には、ひとつの極に該当する電気角πが機械角として
は180°になり、4極である場合にはひとつの極に該
当する電気角πが機械角としては90°であり、6極で
ある場合にはひとつの極に該当する電気角πが機械角と
して60°になり、8極である場合、ひとつの極に該当
する電気角πは機械角で45°になるため、結局一対の
ブラシの間隔は、電気角としては、同一のπでありなが
らも実際の機械角は、180°、90°、60°、45
°として各場合で異なる角度を示す。
【0052】一方、本発明の多様な実施可能な構造で、
特に、性能実験によって最も安定した駆動性を示したの
がステータマグネットを4極にした場合であったため、
これに従い本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0053】(実施形態1)図4は、本発明に伴う実施
形態1を図示したもので、実施形態1では、ステータマ
グネット20を4極にし、アマチュアコイル50は互い
に異なる位相を有する2つのコイル50a,50bとし
て形成される。これら各コイル50a,50bのピッチ
は、機械角で90°(電気角でπ)をなしつつ、各コイ
ル50a,50b間は、中心角が機械角で135°(電
気角として3π/2)に離隔されて形成されるようにす
る。
【0054】このとき、各コイル50a,50bのピッ
チと各コイル50a,50b間の中心角の距離を電気角
に変換すると、ピッチはπになり、位相角は電気角でπ
/2の位相差を有するようになる。
【0055】一方、コイル50a,50b間の位相角を
単純に電気角でπ/2としてのみすると、これを単純に
機械角に変えると場合、角度は45°になるため、上部
基板40でコイル50a,50bは、結局互いに異なる
位相を有する2個のコイル50a,50bが互いに重な
る現象が生じる。これは構造的にも製作が混乱するだけ
でなく、駆動効率を半減させる作用をするようになる。
【0056】従って、実施形態1では、2個のコイル5
0a,50b間を電気角としては、同一のπ/2である
が、一側のコイルを機械角で180°で反転させるよう
にすると、一側のコイルと同一の電気的特性を有する位
置になり、この位置で電気角でπ/2分、移動させる
と、互いに異なる位相を有するコイルが電気角として
は、π/2の位相を有する構成となる。
【0057】このとき、位相を異ならしめる両側のコイ
ル50a,50bの中心角における距離を測定すると、
機械角で135°になる。
【0058】このようなステータマグネット20及びア
マチュアコイル50を形成した構成で互いに異なる位相
を有する2個のコイル50a,50bと連結される整流
子70のセグメント71は、図5に示すように、ステー
タマグネット20の極数を2倍した数である8個として
形成されるようにし、こうしたセグメント71と接触さ
れる端子である一対のブラシ30は、機械角で90°
(電気角としてはπ)として離隔される形状で配置され
ている。
【0059】このとき、8個のセグメント71は、上部
基板40が回転する方向に互いに異なる位相角を有する
コイル50a,50bの+端子と−端子とが順次的に交
互に連結され、図5で例示するように、アマチュアコイ
ル50の位相角が互いに異なる2個のコイル50a,5
0bをそれぞれaコイル50a,bコイル50bとした
とき、これらコイル50a,50bには、それぞれ入力
端及び出力端があるため、aコイル50aの入力端を+
aとし、その出力端を−aとし、bコイル50bの入力
端を+bとし、その出力端を−bとすると、セグメント
71は回転する方向に+a、+b、−a、−bの順に配
列される。
【0060】従って、一対のブラシ30を90°の角度
をもって形成させた状態でステータマグネット20及び
アマチュアコイル50間の相互作用によって上部基板4
0が回転するようになると、一対のブラシ30は、少な
くともaコイル50a又はbコイル50bのある一側又
は両コイル50a,50bに同時に電源を供給するよう
にしつつ、連続的な駆動が可能となる。
【0061】即ち、2個のコイル50a,50bのなか
で、少なくとも一方のコイルの入力端及び出力端に電源
が供給さえされると、常に、ステータマグネット20と
の相互作用によって電磁気力を発生させつつ、連続的な
駆動性を有するようになるため、モータの安定された駆
動性を維持することができる。
【0062】一方、セグメント71に接触される一対の
ブラシ30は、セグメント71から次のセグメント71
に移動していくとき、セグメント間が分離されているた
め、この間をブラシ30が通過するときには、セグメン
ト71との接触が瞬間的に断絶する場合が発生する。
【0063】また、一側のセグメント71からセグメン
ト間の間隙に落ち、他側のセグメント71に接触される
ときには、セグメント71との衝突衝撃によってブラシ
30の接触端部がはねて、騒音を誘発させる問題が生じ
る。
【0064】こうした状態はブラシ30の接触端部が互
いに異なる断層構造を形成している両側のセグメント7
1とそれらのセグメント71との間の所定の間隔で離隔
されたスロット部72とを通過するとき、瞬間的に両側
のセグメント71から同時にスロット部に落ちる瞬間に
発生する構造的問題である。
【0065】このため、本実施形態では、図6でのよう
に、ブラシ30の湾曲された接触端部31をブラシ30
の長さ方向に対してクロスされる方向に形成されるスロ
ット部72に対して斜線方向に傾斜させながら、少なく
とも、一側のセグメント71と接触するか、両側のセグ
メント71に同時に接触する形状に形成される。
【0066】また、図7のように、ブラシ30の端部を
ヨーク形状に形成し、両側にかけられた端部にそれぞれ
湾曲される接触端部31が形成されるようにしつつ、こ
れら接触端部31は、スロット部72を中心に両側で互
いに離隔されるようにして形成されることで、少なくと
も、一側のセグメント71と接触するか、両側のセグメ
ント71に同時に接触する形状に形成することもでき
る。
【0067】そして、ブラシ30は、従前のような構造
がそのまま維持されるようにしつつ、図8でのようにセ
グメント71間のスロット部72をセグメント71の外
側から内側に直線形状に形成されるようにし、ブラシ3
0に接触される部位を基準にスロット部72が互いに異
なる線上、即ち、外側から形成されるスロット部72と
内側から形成されるスロット部72とが互いに異なる直
線上に位置するように形成し、ブラシ30の接触端部3
1に接触される部位で外側から形成されるスロット部7
2と内側から形成されるスロット部72の端部間がブラ
シ30の長さ方向にあうようにして少なくとも一側のセ
グメント71と接触されるか、両側のセグメント71に
同時に接触される形状に形成することもできる。
【0068】また、スロット部72は、図9に示すよう
に、セグメント71の外側から内側にブラシ30の湾曲
された接触端部31に斜線にあう形状に傾斜して形成さ
れてもよい。
【0069】以上の実施形態1の構成によって、一対の
ブラシ30を介して供給される電流は、aコイル50a
又はbコイル50b及び両コイル50a,50bに同時
に流れるようになり、ステータマグネット20との相互
作用による電磁気力が持続的に発生し、このとき発生す
る電磁気力によってシャフトに回転可能に支持される上
部基板40が回転するようになるため、上部基板40の
偏心回動による振動作用が安定して遂行される。
【0070】(実施形態2)図10は、本発明の実施形
態2を示すもので、実施形態2では、ステータマグネッ
ト20を前述の実施形態1と同一の4極に形成しつつ、
アマチュアコイル50を互いに異なる位相を有する2相
のコイル50a,50bであるaコイル50a及びbコ
イル50bがそれぞれ入力側コイルである+aコイルと
+bコイル、そして、出力側コイルである−aコイルと
−bコイルである4個のコイルとして構成されるように
することが最も際立った特徴である。
【0071】このとき、各コイル50a,50bのピッ
チは、電気角でπ/2であり、これを機械角でみると、
45°になり、各コイル50a,50b間の中心角は、
機械角で45°の間隔に配列されるようにする。
【0072】換言すれば、一側からまず入力側コイルで
ある+aコイル、+bコイルが巻線方向が互いに反対に
なるように並んで配列され、続いて出力側コイルである
−aコイル、−bコイルが、巻線方向が互いに反対にな
るように配列され、このとき、同一の位相を有する+a
コイルと−aコイル、そして、+bコイルと−bコイル
どうしは、互いに同じ方向の巻線構造を有しつつ、直列
に連結される構造に配列されるようにする。
【0073】このようにアマチュアコイル50a,50
bを4個が並ぶように配列されると、結局、互いに異な
る位相を有するaコイル50aとbコイル50b間の位
相差は、上述の実施形態1と同一にπ/2の電気角をな
す。
【0074】このようなコイル構造を有する実施形態2
で整流子70のセグメント71の数と一対のブラシ30
間の間隔は実施形態1と同一である。
【0075】また、実施形態2で整流子70のセグメン
ト71とブラシ30の接触端部31との間の安定した接
続が維持されるようにするために、図6又は図7のよう
に、ブラシ30の接触端部31形状を改善させるか、図
8又は図9のように、セグメント71間のスロット部7
2の形状を改善する構造によって通電が安定的に遂行さ
れるようにする。
【0076】図11は、本発明による2相のコイルにお
けるトルク波形の特性を示したもので、このとき発生す
る2相のコイルであるaコイルとbコイルのトルク波形
は、実施形態1と実施形態2ですべて同一である。
【0077】符号EaとEbとは、コイルaとbとに印
加される電圧の波形を示すもので、モータの特性上、コ
イルに印加される電圧は、物理的なトルク発生を誘発す
るようになるため、結局、EaとEbとの波形は、トル
ク波形に対応している。
【0078】従って、aコイルでの波形と、bコイルで
のトルク波形に照らし、両コイル間は電気角でπ/2の
位相差を有する構成であることと解することができ、こ
うした各コイルに流れるようになる電流は、図12のよ
うに、互いに交互に流れつつ、特に電流の流れがaコイ
ルからbコイルに、又はbコイルからaコイルに転換さ
れるときには各コイルに同時に電流が流れるようになる
瞬間が存在するようになる。したがって各コイルには電
流の通電がまったく断絶される期間が生じないで安定し
た通電性が維持される特性を有するようになる。
【0079】このような互いに異なる位相を有するコイ
ルに電流が流れるようになりつつ、モータからは図13
に示すとおり、合成トルクが発生するようになるが、こ
れは、単相のモータで出力される合成トルクに比べ、駆
動トルクが安定的で、持続的に生成されることがわか
る。
【0080】即ち、単相のモータでは、電流の流れが変
換される時点で駆動力を喪失するようになる不起動点が
発生されるに対して、本発明では、こうした不起動点が
完全に除去され、常に安定した駆動性を示す特性を有す
るようになる。
【0081】そして、整流子のセグメント及びブラシの
接続構造を改善させることで、電流の流れが変換される
時点で電流供給が断絶される非通電区間の発生が除去さ
れるため、持続的で安定的な通電性を維持することがで
きるようになる。
【0082】さらに、従来の3相駆動モータを改善した
2相駆動モータはコイルピッチが機械角で60°を維持
しなければならず、互いに異なる位相を有するコイルを
互いに一部が重なりつつ、上下に積層されることで、モ
ータの空間的な制約によってコイルの厚さが薄くなるほ
かない問題があるのに対し、本発明は、コイルピッチを
機械角で90°又は45°になるようにしながら、2個
のコイル又は4個のコイルが同一の平面上に並んで配置
されるようになるため、ひとつのコイルが有する厚さが
より厚くなるとともに、同一の位相を有するコイルのコ
イル巻線数がより増加され、コイルに流れる鎖交磁束量
を増加させるようになる、という利点がある。
【0083】即ち、3相駆動モータの変型である2相駆
動モータでのコイルは、各コイルのピッチが機械角で6
0°であり、こうした同一位相のコイルを2つで形成す
るようになるため、総120°を有する構成であるのに
比べ、本発明の構成では、実施形態1の場合、コイルの
ピッチが機械角で90°であり、厚さは従前と同一の空
間で形成されたとするとき、従前には上下に2個のコイ
ルが積層される構成であるのに反し、本実施形態ではひ
とつのコイルでのみ形成される。従って、機械角で90
°のピッチを有するコイルが2個であることと同一であ
るため、総180°のピッチを有する形状である。実施
形態2の場合、コイルのピッチは機械角で45°であ
り、厚さは実施形態1と同様の方法とするとき、機械角
45°のピッチを有するコイルが2つであることと同一
で、こうした同一の位相を有するコイルが2つであるた
め、結局、機械角で45°のピッチを有するコイルが4
個であることと同様になり、結果的に、総180°のピ
ッチを有する形状になる。
【0084】従って、コイルの巻線範囲が従来は120
°に限定されていたが、本発明では、180°に拡大さ
せるようになる利点があるため、結果的に、同一位相を
有するコイルの巻線数がさらに多くなることがわかる。
そのため、コイルの鎖交磁束量が増加され、モータの駆
動トルクを増大させる効果がある。
【0085】また、従来の3相駆動モータを改善した構
造によっては、ひとつの位相コイルを除去することで、
不完全な不平衡駆動の特性を現すようになるのに反し、
本発明の2相駆動モータでは、より安定した2相平衡駆
動の特性を現すようになる、という利点がある。
【0086】
【発明の効果】上述したように、本発明は、電気的に相
互作用するステータマグネットの極数と、アマチュアコ
イルの各コイルピッチ及び各コイル間の位相差を一定に
設定することで、2相半波の駆動特性を現すようにしつ
つ、整流子のセグメント、又はマグネット極数に2倍数
に形成されるようにして、互いに異なる位相を有するコ
イルでの鎖交磁束量を増加させ、駆動トルクが向上され
るようにするとともに、外部からの電源を各コイルと連
結されるようにする整流子とブラシとの改善で非通電区
間が除去されるようにすることで、コイルに安定された
電源供給と、それによる安定され、持続的な駆動を提供
するようになる有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な扁平型振動モータの構造を示す断面
図。
【図2】一般的な3相駆動モータでのコイルとマグネッ
トの組立図。
【図3】従来の2相駆動モータの一例を示すコイル配置
図。
【図4】本発明に従う一実施形態を示すコイルとマグネ
ットとの配置図。
【図5】図4の構造に従う整流子のセグメントとブラシ
との接触状態を示す配置図。
【図6】本発明に従う整流子のセグメントとブラシとの
接触構造を図示した底面図。
【図7】本発明に従う整流子のセグメントとブラシとの
接触構造を図示した底面図。
【図8】本発明に従う整流子のセグメントとブラシとの
接触構造を図示した底面図。
【図9】本発明に従う整流子のセグメントとブラシとの
接触構造を図示した底面図。
【図10】本発明に従う整流子のセグメントとブラシと
の接触構造を図示した底面図。
【図11】本発明に従うトルク波形図。
【図12】本発明に従うコイルに電流通電の状態図。
【図13】本発明に従う合成トルク波形図。
【符号の説明】
20…ステータマグネット、30…ブラシ、31…接触
端部、40…上部基板、50…アマチュアコイル、50
a…コイル、50b…コイル、70…整流子、71…セ
グメント、72…スロット部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ケースの上面に付着されている下部
    基板と、 前記下部基板の上部に設けられている少なくとも2n極
    (nは1以上の整数)のステータマグネットと、 前記下部ケースと上部ケースとの間に支持されるシャフ
    トと、 前記シャフトに偏心して支持され、回転可能に結合され
    る上部基板と、 前記上部基板で各相が電気角でπ/2の位相差を有する
    ように取付けられている2相のアマチュアコイルと、 前記上部基板の前記シャフトが結合される中心側の周縁
    部に付着され、マグネットの磁極数の2倍の数のセグメ
    ントからなる整流子と、 下端は下部基板に取付けられ、上端は整流子のセグメン
    トに接触されるように電気角でπの間隔をもって形成さ
    れる一対のブラシとを備えたフラットタイプ2相振動モ
    ータ。
  2. 【請求項2】 下部ケースの上面に付着されている下部
    基板と、 前記下部基板の上部に設けられている4極のステータマ
    グネットと、 前記下部ケースと上部ケースとの間に支持されるシャフ
    トと、 前記シャフトに偏心して支持され、回転可能に結合され
    る上部基板と、 前記上部基板で各コイルのピッチが機械角で90°であ
    り、互いに異なる位相を有する2個のコイル間の中心角
    が機械角で135°であり、両コイル間は電気角でπ/
    2の位相差を有する2個のアマチュアコイルと、 前記上部基板の前記シャフトが結合される中心側の周縁
    部に付着され、8個のセグメントからなる整流子と、 下端は下部基板に取付けられ、上端は整流子のセグメン
    トに接触されるように電気角で90°の間隔をもって形
    成される一対のブラシとを備えたフラットタイプ2相振
    動モータ。
  3. 【請求項3】 前記ブラシは、湾曲された接触端部がブ
    ラシの長さ方向に対してクロスされる方向に形成される
    スロット部に対して斜線方向に傾斜されつつ、少なくと
    も一側のセグメントと接触されるか、両側のセグメント
    に同時に接触される形状であることを特徴とする請求項
    2に記載のフラットタイプ2相振動モータ。
  4. 【請求項4】 前記ブラシは、端部をヨーク形状に形成
    され、両側にかけられた端部にそれぞれ湾曲される接触
    端部がスロット部を中心に両側で互いに離隔されるよう
    に形成され、少なくとも一側のセグメントと接触される
    か、両側のセグメントに同時に接触される形状であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のフラットタイプ2相振
    動モータ。
  5. 【請求項5】 前記セグメント間のスロット部は、前記
    セグメントの外側から内側に直線形状に形成されるよう
    にし、ブラシに接触する部位を基準に外側から形成され
    る前記スロット部と内側から形成される前記スロット部
    が互いに異なる直線上に位置するようにするとともに、
    前記ブラシの接触端部では外側から形成される前記スロ
    ット部と内側から形成される前記スロット部との端部間
    が前記ブラシの長さ方向にあうようにし、少なくとも一
    側のセグメントと接触するか、両側のセグメントに同時
    に接触する形状であることを特徴とする請求項2に記載
    のフラットタイプ2相振動モータ。
  6. 【請求項6】 前記セグメント間のスロット部は、セグ
    メントの外側から内側へブラシの湾曲された接触端部に
    斜線にあう形状に傾斜されて形成され、少なくとも一側
    のセグメントと接触するか両側のセグメントに同時に接
    触する形状であることを特徴とする請求項2に記載のフ
    ラットタイプ2相振動モータ。
  7. 【請求項7】 下部ケースの上面に付着されている下部
    基板と、 前記下部基板の上部に設けられている4極のステータマ
    グネットと、 前記下部ケースと上部ケースとの間に支持されるシャフ
    トと、 前記シャフトに偏心して支持され、回転可能に結合され
    る上部基板と、前記上部基板で各コイルのピッチが機械
    角で45°であり、各コイルは機械角で45°に離隔さ
    れつつ、電気角でπ/2の位相差を有し、同一の位相を
    有するコイルどうしは直列に連結され、かつ、互いに異
    なる位相を有する入力側コイルと互いに異なる位相を有
    する出力側コイルが連続的に配列されている4個のアマ
    チュアコイルと、 前記上部基板の前記シャフトが結合される中心側の周縁
    部に付着され、8個のセグメントからなる整流子と、 下端は下部基板に取付けられ、上端は整流子のセグメン
    トに接触されるように電気角で90°の間隔をもって形
    成される一対のブラシとを備えたフラットタイプ2相振
    動モータ。
  8. 【請求項8】 前記ブラシは、湾曲された接触端部がブ
    ラシの長さ方向に対してクロスされる方向に形成される
    スロット部に対して斜線方向に傾斜されつつ、少なくと
    も一側のセグメントと接触されるか、両側のセグメント
    に同時に接触される形状であることを特徴とする請求項
    7に記載のフラットタイプ2相振動モータ。
  9. 【請求項9】 前記ブラシは、端部をヨーク形状に形成
    され、両側にかけられた端部にそれぞれ湾曲される接触
    端部がスロット部を中心に両側で互いに離隔されるよう
    に形成され、少なくとも一側のセグメントと接触される
    か、両側のセグメントに同時に接触される形状であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のフラットタイプ2相振
    動モータ。
  10. 【請求項10】 前記セグメント間のスロット部は、前
    記セグメントの外側から内側に直線形状に形成されるよ
    うにし、ブラシに接触する部位を基準に外側から形成さ
    れる前記スロット部と内側から形成される前記スロット
    部が互いに異なる直線上に位置するようにするととも
    に、前記ブラシの接触端部では外側から形成される前記
    スロット部と内側から形成される前記スロット部との端
    部間が前記ブラシの長さ方向にあうようにし、少なくと
    も一側のセグメントと接触するか、両側のセグメントに
    同時に接触する形状であることを特徴とする請求項7に
    記載のフラットタイプ2相振動モータ。
  11. 【請求項11】 前記セグメント間のスロット部は、セ
    グメントの外側から内側へブラシの湾曲された接触端部
    に斜線にあう形状に傾斜されて形成され、少なくとも一
    側のセグメントと接触するか両側のセグメントに同時に
    接触する形状であることを特徴とする請求項7に記載の
    フラットタイプ2相振動モータ。
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