JP3615497B2 - 扁平型振動モータ - Google Patents

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    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/26DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings
    • H02K23/30DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings having lap or loop windings

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、又はポケベル等に内蔵されてベル機能とともに着信手段として使用される振動モータに関し、より詳しくは、2相の半波駆動時に現れる機構的な誤差による非通電状態が回避されて安定した駆動が持続的に維持される扁平型振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な通信機器で必ず必要となる機能のひとつが着信機能である。
【0003】
即ち、通話又はメッセージを受信するためには、通信機器の使用者が受信していることを感じ取らなければならないため、着信機能が必要となる。この着信機能で最も多く使われているのがメロディやベルのような音と、機器を震えさせる振動である。
【0004】
換言すれば、使用者が予め着信に必要とした機能を選択しておけば、着信時には選択された機能が作動し、使用者に着信を知らせるのである。
【0005】
こうした着信機能のうちで、特に、振動機能は多くの人々が殺到した場所で着信音による迷惑を掛けないようにするための配慮として主に使われている。
【0006】
着信機能のうち、メロディやベルのような音機能は、主に内部に予め入力された多様な種類のメロディやベルを小型のスピーカを介して外部に伝達して着信を感知できるようにしている。一方、振動機能は、小型の振動モータを駆動させて振動力が機器のケースに伝えられて機器を振動させるのが一般的である。
【0007】
本発明は、このような着信機能のうち、特に、振動機能を遂行する振動モータに関し、図1は、こうした振動モータの代表的な構造である扁平型振動モータを示した断面図である。
【0008】
扁平型振動モータは、底部に下部ケース1を具備し、下部ケース1の中央にはシャフト2が固定され、下部ケース1の上部面には下部基板3が付着され、その下部基板3には外部からの電源を入力する回路が印刷されている。
【0009】
この下部基板3は、通常、下部ケース1の上部面に微細に凹入された溝に挟まれて付着されている。このように下部基板3が付着された下部ケース1の上部面の外側には、中央が一定の直径で上下に貫通されたドーナツ形状のマグネット4を、円形の周面に等間隔でN・S極が交互となるように着磁されている。
【0010】
そして、マグネット4の貫通された中央空間部の下方に設けられる下部基板3には入力端子と出力端子にそれぞれ一端が連結し、他端はマグネット4の上部面より高く位置される一対のブラシ5が一定の角度で離隔して設けられている。
【0011】
一方、下部ケース1の外周縁の端部には上部から下部ケース1をカバーする上部ケース6が結合されている。この上部ケース6は、下部ケース1で下端が軸支持されているシャフト2の上端を同様に軸支持している。
【0012】
このように下部ケース1によって支持されるシャフト2と下部基板3、そしてマグネット4、一対のブラシ5、及び上部ケース6は、振動モータでの固定子を構成する。この固定子に対して、回転可能に設けられているのが上部基板7、 整流子8、及び捲線コイル9からなる回転子である。
【0013】
上部基板7は、円形の平板を任意の角度に切り欠いてシャフト2にベアリング7aによって偏心回転可能に支持された印刷回路基板である。
【0014】
このような上部基板7で回路が印刷された底面には、ベアリング7aによって支持されるシャフト2の部位に対応するように多数のセグメントからなる整流子8が一体に設けられ、整流子8のセグメントには下端部が下部基板3に連結した状態である一対のブラシ5の上端部が接触して弾力支持されている。
【0015】
そして、上部基板7で回路が印刷されない上部面には捲線コイル9が付着されている。この捲線コイル9は、振動モータの駆動方式、即ち、単相、2相、又は3相の駆動方式によって一つのコイル、又は2以上のコイルとして設けられるようにし、特に、2以上のコイルとして設けられる場合には各コイル間が一定の角度に離隔されている。
【0016】
一方、上部基板7の捲線コイル9が付着されていない面には上部基板7での 捲線コイル間の絶縁と偏心荷重の増大のため、絶縁物7bが一体に設けられている。こうした絶縁物7bは、上部基板7の製作時、上部基板7に付着される整流子8と捲線コイル9とともにインサート射出によって同時に形成される。
【0017】
従って、外部から電源が下部基板3を介して入力されると、下部基板3に下端が連結したブラシ5を介して整流子8に誘導され、整流子8では上部基板7に印刷された回路に沿って捲線コイル9に供給されるようにし、捲線コイル9で発生する磁束とマグネット4で発生する磁束間の相互作用によって電磁気力を発生させるようになり、回転可能に支持される回転子が偏心回転される。
【0018】
このような回転子の偏心回転力は、側圧を誘発するようになり、こうした側圧は、シャフト2を介して下部ケース1と上部ケース6に伝達される。特に、下部ケース1は、機器の固定構造物に付着されているため、下部ケース1を介して伝えられる側圧が機器を震わせて振動が感知されるようにする。
【0019】
このような振動力発生のために振動モータに適用される駆動方式は、大部分、3相の駆動方式が一般的であるが、最近ではより多様な駆動方式としての駆動が提案されたり、構成をより簡素化した2相、又は単相の駆動方式が紹介されたりしている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、3相の駆動方式とは異なり、2相又は単相の駆動方式では、振動モータの連続的な駆動力維持が難しく、安定した駆動性の解決が課題として残る。
【0021】
即ち、単相の駆動方式では捲線コイルとマグネットの相互作用によって回転子を駆動させるとき、捲線コイルで電流の方向が反転されて極性が変換される瞬間、駆動力が喪失される不起動点が発生するようになる。
【0022】
このため、単相の駆動方式では現在、別途のコギング発生装置を具備して不起動点で適切なコギングを発生させて持続的に円滑な駆動を隨行させている。しかし、こうしたコギング発生装置は、たいへん微細な大きさであるため、正確な位置に同一にコギング発生装置を具備させるのは、たいへん困難である。
【0023】
従って、モータ製作時、生産性が落ちるだけでなく、特に大量生産時にはコギング発生装置の位置の偏差が微細に発生しつつ、モータごとにトルク偏差が発生する問題がある。
【0024】
一方、2相の駆動方式では、電源の入力時、上部基板7に設けられる2相の捲線コイル9のうち少なくとも一つの捲線コイル9に電流が誘導されなければならないが、これには整流子8に接続される一対のブラシ5が常に一定の接続角度を維持しなければならない。
【0025】
即ち、マグネット4の極数によって決定される整流子8のセグメントの数をn個としたとき、一対のブラシ5の角度は、360゜をn/2で分けた角度を必ず維持しなければならない。
【0026】
例を挙げて説明すると、セグメントの数が4個であるときは、図2のように、ブラシ5の角度は、必ず180゜にならなければならず、セグメントの数が8個であるときには図3のようにブラシ5の角度は必ず90゜にならなければならない。
【0027】
このように、角度から外れ、それより小さかったり、大きかったりする状態になるときには、図4又は図5のように、一対のブラシ5が互いに他の位相を有する捲線コイル9にそれぞれ接続されるため、捲線コイル9には電流が流れない非通電区間が発生する。
【0028】
従って、2相駆動方式では、整流子8のセグメントにブラシ5が弾力的に接触するようになる接続角度をセグメントの数に従って一定の角度で正確に維持しなければならない。
【0029】
だが、実際、モータを製作するとき、一対のブラシ5を正確に一定の角度に形成させる作業は、ほとんど不可能なため、製作されたモータでの機構的な誤差発生で大量に生産されるとき、製品間の駆動性能に偏差が発生し、不良品が多数生産される問題がある。
【0030】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、上部基板に付着される捲線コイルが4相に設けられるようにしつつ、それら各捲線コイルが中性点で共通接続されるようにしてブラシの接続角度に関係なく2相の半波駆動特性と4相駆動特性を同時に示しつつ安定した駆動性を発揮させる点にある。
【0031】
また、本発明は、整流子のセグメントと接触するブラシの接続角度をより一層余裕があるように設置してブラシの組立性を向上させ、ひいては製造作業の能率を向上させる点に他の目的がある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、下部ケースと、前記下部ケースの上部をカバーする上部ケースと、前記下部ケースと上部ケースの中心間を連結するシャフトと、前記下部ケースの上側面に設けられる下部基板と、前記下部基板の外側であって前記下部ケースの上側面に設けられて2以上の偶数個の磁極が着磁されたマグネットと、前記シャフトの周囲に設けられ、かつ偏心するように形成された上部基板と、前記上部基板の底面で軸中心の周縁部において、マグネットの磁極数の2倍のセグメントを備えてなる整流子と、一端は前記下部基板に固定され、他端は前記整流子に接触されて互いにπ/2より大きく3π/2より小さい電気角で接続角度を有する一対のブラシと、前記上部基板の上部面に設けられて順次通電される4個のアマチュアコイルからなり、前記4個のアマチュアコイルは、一対ずつ二重に捲線されつつ通電される順序によって順次π/2の電気的位相差を有し、各アマチュアコイルが中性点で共通接続される捲線コイルと、を備えることを特徴とする。
【0033】
また、本発明における前記捲線コイルの各アマチュアコイルは、コイルピッチが電気角でπであることを特徴とする。
【0034】
また、前記捲線コイルの各アマチュアコイルは、コイルピッチが電気角でπ/2であることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明は、図6に示すように、上部基板70の上部面に配置される捲線コイル90を、互いに他の位相を有する4個のアマチュアコイル91,92,93,94として具備しつつ、これらアマチュアコイル91,92,93,94は中性点で同時に接続されるようにし、2相の駆動特性とともに4相の駆動特性を同時に備えた振動モータである。
【0036】
即ち、図7に示すように、扁平型振動モータで固定子は、下部ケース10、上部ケース20、シャフト30、下部基板40、マグネット50、ブラシ60とから構成され、回転子は、ベアリングによって偏心支持される上部基板70、整流子80及び捲線コイル90とから構成されている。
【0037】
下部ケース10には上部ケース20が結合され、下部ケース10の上部がカバーされるようにし、下部ケース10と上部ケース20との中央部は、シャフト30によって連結されて堅固な結合状態が維持されている。
【0038】
下部ケース10の上側面の中央部上には、外部から電源が誘導されるように 回路が印刷された下部基板40が挿入接合されている。この下部基板40の外側には、下部ケース10の上側面の外周縁部に円形のマグネット50が付着されている。
【0039】
このときマグネット50は、周面にN、S極が2n個、即ち、2個、4個、6個…が交互に着磁されている。なお、マグネット50の極数に伴って内部の部品数が増減されるを勘案して部品構成が簡素化できるようにマグネット50の極数は2〜6個として形成することが最も望ましい。
【0040】
下部ケース10と上部ケース20の中央を連結するシャフト30には、円形の平板を所定の角度に切り欠いた上部基板70が回転可能に支持されている。
【0041】
このときの上部基板70は、一側面、即ち、底面に回路が印刷されている印刷回路基板であって、一側に重さの中心が偏心される不均衡な状態であるため、回転時には偏心駆動する駆動部材である。
【0042】
このように、上部基板70の底面には軸中心部の周縁部に多数のセグメントからなる整流子80が備えられるようにし、セグメントは、通常、マグネット50の磁極数の2倍である個数で形成されるのが一般的である。
【0043】
一方、下部基板40と整流子80との間には、一端が下部基板40に固定されて電気的に連結し、他端は上部基板70側の整流子80にすべり接触されるようにする一対のブラシ60が設けられている。
【0044】
一対のブラシ60間は、一定の角度で離隔され、このときのブラシ60間の離隔角度は、電気角でπ/2より大きく3π/2より小さい範囲内で維持されるようにしている。
【0045】
一対のブラシ60のうち一側のブラシ60は、下部基板40を介して誘導される電源が整流子80に伝達されるようにする電源入力機能を、他側のブラシ60は、他の一つの整流子80に誘導される電源を下部基板40に伝達する電源出力機能を各々遂行する。
【0046】
以上のような構成は、従来の振動モータとほぼ同一であるが、但し、本発明では、整流子80が設けられる上部基板70の底面と対応する上部面に、底面側に印刷された回路と各々接続される捲線コイル90を具備している。この捲線コイル90における均一な電気的位相差を有する4個のアマチュアコイルの一例として、図面でのAコイル91、Bコイル92、Cコイル93、Dコイル94として構成されるようにする。
【0047】
特に、捲線コイル90は、ブラシ60と整流子80のセグメント間の接続によって電源が入力される順に、Aコイル91、Bコイル92、Cコイル93、Dコイル94として配列され、各アマチュアコイルは、一端が上部基板70の 印刷された回路と連結し、他端は中性点Cで互いに共通接続されるようにする。
【0048】
一方、上部基板70で各アマチュアコイルは、通電される順序によって順次互いにπ/2の電気的位相差を有することが本発明の特徴的構成である。
【0049】
即ち、Aコイル91に対してはBコイル92とDコイル94が、Bコイル92に対してはAコイル91とCコイル93が、Cコイル93に対してはBコイル92とDコイル94が、そして、Dコイル94に対してはCコイル93とAコイル91が各々π/2の電気的位相差を有するように構成されている。
【0050】
このように電気的位相差を有するようにするため、上部基板70で各アマチュアコイルは、次の実施形態のように多様な配置構成が可能である。
【0051】
図8の実施形態では、マグネット50が2極の極性からなる構成での適用例が図示されている。
【0052】
このときの各アマチュアコイルは、各々ピッチが電気角でπ/2をなし、同じ方向に捲線させたコイル同士は、上部基板70の同一平面上で電気角でπ/2の幅だけ離隔させて配置されるようにし、既に配置されたコイルには各々捲線方向が反対であるコイルを二重に捲線させるようにするのである。
【0053】
ここで、 前記上部基板は所定の角度を有する扇状であることを特徴とする。
【0054】
又、前記二重に捲線される各アマチュアコイルは、通常、ポリエチレン、又はそれに該当する非導電性絶縁物で被覆されるように構成されている。
【0055】
このとき、前記コイルに覆われる被覆の厚さは、必要とする絶縁電圧によって変わるが、大部分の場合にはコイル捲線直径の1/10、又は 1/100以下になる程度に薄く覆われることが望ましい。
【0056】
一方、上記のように被覆された一対のアマチュアコイルを二重に捲線させた状態で所定温度を有する熱を加えると、コイルが巻かれた状態を維持できるようになる。
【0057】
このようにして、上部基板70には捲線方向が反対の2個のコイルを結合した一対の結合体が備えられ、これらコイル結合体間は、電気角でπ/2の幅ほど離隔されるようにして離隔させた幅に応じた電気的位相差を有するようにする。
【0058】
例を挙げて説明すると、図8に示すように、上部基板70で一側にはAコイル91を具備し、このAコイル91から電気角でπ/2ぐらい離隔させた位置にはAコイル91と同じ方向に捲線させたBコイル92が設けられるようにする。
【0059】
そして、Aコイル91とBコイル92には、各々二重でAコイル91及びBコイル92とは、コイルの捲線方向が反対であるCコイル93とDコイル94が捲線されるようにしている。
【0060】
従って、Aコイル91とBコイル92が電気角でπ/2の間隔ほど離隔され、Aコイル91とBコイル92にはCコイル93とDコイル94が各々二重に捲線される構成によって、Aコイル91とBコイル92との間、Bコイル92とCコイル93との間、Cコイル93とDコイル94との間、Dコイル94とAコイル91との間には、電気的信号周期が離隔させた間隔と同様のπ/2の位相差を示すようになるのである。
【0061】
このように、互いに反対方向にコイルを捲線させた一対のコイル結合体を互いにπ/2の電気的位相差を有するようにし、捲線コイル90を具備させる構成は、マグネット50が4極である構造でも適用が可能である。
【0062】
但し、マグネット50が4極である構造では、各コイルのピッチが電気角でπ又はπ/2である場合のどちらも可能である。
【0063】
但し、マグネット50が4極である構造でコイルピッチがπである場合は、マグネット50が2極である構成で電気角でπ/2である場合と機械角としては同一である。
【0064】
即ち、図9に示すように、電気角でコイルピッチをπとして形成すると、マグネット50が2極である場合のように、コイル結合体間を電気角でπ/2になるように形成させることができない。
【0065】
即ち、マグネット50が4極である構成では、コイルピッチが電気角でπである一対のコイル結合体間を単純に電気角でπ/2ほど離隔させるならば、これらコイル結合体間は、一部が重なるようになる問題が発生する。
【0066】
このように一対のコイル結合体が重なるようになると、結局、捲線コイル90の幅が広すぎるようになり、これはモータ内での空間的制限のため、到底適用するのは困難である。
【0067】
従って、捲線コイル90は、前述の図面のように、コイル結合体間を電気角でπ/2である場合と同じ電気的特性を有する3π/2ほど離隔されるようにすることが最も望ましい。
【0068】
これをより詳細に説明すれば、2個のコイルが定方向にπ/2の電気的位相差を有する場合の電気的特性は、逆方向にπ/2の電気的位相差を有する場合の電気的特性と同一であり、このような逆方向のπ/2の電気的位相差は、4相の構造でみれば、定方向に3π/2の電気的位相差を有する位置と同一である。
【0069】
例えば、全体の電気的位相角が2πであるとき、位相角がゼロである位置で捲線コイル90が配置される上部基板70の回転方向に従って、3π/2の位置にあるコイルは、逆に3π/2の位置にあるコイルを基準にみれば、位相角がゼロである位置のコイルは、結局、上部基板70の回転方向に対してπ/2の電気的位相差を示す。
【0070】
即ち、2個のコイルのうち、どのコイルを基準とするかによって位相角は、3π/2であることもでき、π/2になることもできるが、本実施形態では、3π/2の位相角を有するようにすることで、コイル間の電気的位相差がπ/2に維持されるようにしているのである。
【0071】
従って、捲線コイル90の各コイルピッチをπの電気角で大きく形成させるようになる構造では、2個のコイル間を、二重に捲線させた一対のコイル結合体間を電気角で3π/2の位相角ほど離隔させるようにして一対のコイル結合体が上部基板70で同一平面上に配置されるようにし、これで機器内部での捲線コイル90形成のための空間的限界を克服する。
【0072】
一方、マグネット50が4極である構造での場合は、4個の互いに他の位相を有する4個のコイルが各コイルのピッチがより縮小されるようにすることで、上部基板70ですべてが同一平面上に配置されるようにすることができる。
【0073】
このとき、各コイルは、捲線方向がすべて同一である。
【0074】
一方、4個のアマチュアコイルを上部基板70の回転方向で各々π/2の電気的位相差を有するように配置し、下部基板40と整流子80のセグメントとの間を連結する一対のブラシ60間の接続角度をマグネット50が2極であるときと、4極であるときとを分けて説明すると、次のとおりである。
【0075】
このとき、一対のブラシ60間の接続角度は、π/2より大きく3π/2より小さい範囲に限定されるようにする。
【0076】
図10は、マグネット50が2極である構造で、整流子80に接続されるブラシ60の接続角度が電気角でπ/2より大きく3π/2より小さい範囲(機械角では90゜より大きく270゜より小さい範囲)内に配置されるようにする回路を概略的に示している。4個のアマチュアコイル、即ち、Aコイル91、Bコイル92、Cコイル93、Dコイル94は、整流子80のaセグメント、bセグメント、cセグメント、dセグメントに各々の一端が回路的に連結され、他端は中性点Cで共通接続されるようにする構造を図示している。
【0077】
このような接続構造で、図11は、ブラシ60の接続角度がπ/2より大きくπより小さな電気角をなすようにしたときの作用を図示したもので、上部電極70の回転によるブラシ60と整流子80のセグメント間の接続関係は、次の表1に示すとおりである。
【0078】
【表1】
Figure 0003615497
【0079】
表1に示すように、マグネット50が2極である構造で整流子80のセグメントに連結する入力側ブラシ60と出力側ブラシ60は、その接続される整流子80のセグメントとコイルを介して持続的に通電状態を維持させる。
【0080】
即ち、入力側ブラシ60が図11に図示したとおり、正確にaセグメントと接続されていれば、出力側ブラシ50は、b又はcセグメントと接続されたり、bとcセグメントに同時に接続される状態となる。
【0081】
従って、電源が1つのセグメントを介して入力されても、中性点Cを過ぎつつ、1つ又は2つのセグメントを介して出力されるため、捲線コイル90は通電状態になり、こうした捲線コイル90とマグネット50の相互作用によって駆動力を誘発させ、上部基板70がシャフト30を基準に回転するようになる。
【0082】
これとは反対に、入力側ブラシ60が2つのセグメントに同時に接続される状態になると、出力側ブラシ60は、取りあえず1つのセグメントとのみ接続されるため、電流は2つのセグメントと2つのコイルを介して中性点Cを過ぎ、1つのコイルとセグメントを経て、出力側ブラシ60を介して出力される。
【0083】
即ち、大部分の場合は、図面に示したように、1つのセグメントとコイルを介して中性点Cを過ぎて1つのコイルとセグメントを介して電流が流れつつ、捲線コイル90が通電される状態になるが、どちらか片方のブラシ60が2個のセグメントに同時に接続される場合には、2個のセグメントを介して電流が入力されたり、出力されたりしながら、捲線コイル90を通電させるようになる。そのため、結局、捲線コイル90には、通電状態が持続的に維持されつつ、捲線コイル90とマグネット50の相互作用によって駆動力を誘発させ、上部基板70を回転させるようになるのである。
【0084】
そして、図12は、マグネット50が2極である構造で整流子80に接続されるブラシ60の接続角度がπより大きく3π/2より小さい電気角の範囲(機械角では180゜より大きく270゜より小さい範囲)内に配置されるようにする回路を概略的に図示している。上部電極70の回転によるブラシ60と整流子80のセグメント間の接続関係は、次の表2に示すとおりである。
【0085】
【表2】
Figure 0003615497
【0086】
表2に示すように、マグネット50が2極である構造でブラシ60の接続角度をπよりは大きく、3π/2よりは小さい電気角の範囲内に位置させるようになる場合にも上記実施形態の構造と同様に、捲線コイル90を持続的に通電状態に維持させるようになる。
【0087】
即ち、入力側ブラシ60が図12に示したとおり、正確に一つのセグメントであるaセグメントと接続されているようになれば、出力側ブラシ60はc又はdセグメントと接続されたり、c及びdセグメントに同時に接続される状態となる。
【0088】
また、入力側ブラシ60が2つのセグメントに同時に接続される状態になると、出力側ブラシ60は必ず1つのセグメントとのみ接続される状態となる。
【0089】
従って、上部基板70の回転角度がいかなる状態になっても、捲線コイル90には電流が円滑に流れつつ、マグネット50との相互作用によって駆動力を誘発させて上部基板70を持続的に回転させるようになるのである。
【0090】
一方、整流子80のセグメントと接続される一対のブラシ60間の接続角度が図13のように、正確にπの電気角(機械角で180゜)をなせば、ブラシ60には各々1つのセグメントのみ接続されたり、各々のブラシ60に2個のセグメントが同時に接続される状態となる。
【0091】
即ち、入力側ブラシ60と出力側ブラシ60が各々1つのセグメントとのみ接続される場合には、上部基板70が回転しつつ、各アマチュアコイルからは各々π/2の電気的位相角を有する信号が出力されるが、図面の一点鎖線で表示された状態のように、入力側ブラシ60と出力側ブラシ60が整流子80の互いに隣接した2個のセグメントに同時に接続される状態になると、捲線コイル90の4個のアマチュアコイルには、同時に電流が流れるようになる。
【0092】
このように、一対のブラシ60に1つのセグメントのみ接続されつつ駆動される場合には4相の駆動特性を示すようになるが、一対のブラシ60に各々2つのセグメントが同時に接続されて駆動される場合には、2相の半波駆動特性を示すようになる。
【0093】
以上のように、マグネット50が2極である構成で、上部基板70に4個のアマチュアコイルをπ/2の電気的位相差が生じるように配置すると、捲線コイル90には常に電流が誘導されつつ、持続的に駆動力を発生させるようになる。そのため、ブラシ60の形成時、一対のブラシ間の離隔角度設定に余裕が生まれ、製作が容易になる。
【0094】
図14は、マグネット50が4極である構造での整流子80のセグメントと捲線コイル90間の接続関係を図示したものである。
【0095】
即ち、マグネット50が4極になると、整流子80のセグメントは、通常、マグネット50の極数の2倍となる8個に形成されるのであるが、回転する方向に4個のセグメントは、順次、4個のアマチュアコイルと回路的に連結し、これらアマチュアコイルは、中性点Cで共通接続されている。
【0096】
そして、アマチュアコイルに直接連結しない残り4個のセグメントは、各々アマチュアコイルと電気的に連結したセグメント等と回路的に連結して実際の構造は、マグネット50が2極であるときと類似している。
【0097】
このように、整流子80のセグメントが8個である構成でのブラシ接続角度は、前記実施形態等と同様で、π/2より大きく3π/2より小さい範囲の電気角(機械角では90゜より大きく270゜より小さい範囲)内に配置されるようにする。
【0098】
これをマグネット50が2極である構成と同様に、整流子80に接続されるブラシ60の接続角度をπの電気角を基準にπ/2より大きくπより小さい場合と、πより大きく3π/2より小さい場合を各々わけて説明すると、次のとおりである。
【0099】
図15は、マグネット50が4極である構成で整流子80のセグメントに接続されるブラシ60の接続角度を電気角でπ/2より大きくπより小さい範囲(機械角では45゜より大きく90゜より小さい範囲)内に位置させるときの実施形態を図示した回路図で、上部電極70の回転によるブラシ60と整流子80のセグメント間の接続関係は、次の表3に示すとおりである。
【0100】
【表3】
Figure 0003615497
【0101】
即ち、表3に示すように、一対のブラシ60の接続角度を電気角でπ/2より大きくπより小さい角度の範囲内に位置させるようになるとき、一対のブラシ60と4個のセグメント、即ち、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントとの接続関係は、表1とほぼ同一である。
【0102】
但し、本実施形態では、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントに続き、a’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントが設けられる構成に差異があるけれども、このときのa’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントは、各々aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントに回路的に連結しているため、結局、一対のブラシ60がa’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントに接続される場合、電流は一 旦aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントを介して捲線コイル90に誘導されて、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントに直接接続されるときと同様の作動性を示すようになる。
【0103】
即ち、ブラシ60は、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメント,a’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントの順で接続されるが、a’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントに接続されるブラシ60を介して入力又は出力される電流は、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントを介して必ず電流が 入力又は出力される、といった差があるに過ぎない。
【0104】
従って、マグネット50が4極に形成されつつ、整流子80のセグメントが8個になる構成でも上部基板70の捲線コイル90には常に電流が流れるようになり、マグネット60との相互作用によって持続的に駆動力を生成するようになる。
【0105】
図16は、マグネット50が4極である構成で整流子80のセグメントに接続されるブラシ60の接続角度を電気角でπより大きく3π/2より小さい範囲(機械角では90゜より大きく180゜より小さい範囲)内に位置させるときの実施形態を示した回路図で、上部電極70の回転によるブラシ60と整流子80のセグメント間の接続関係は次の表4のとおりである。
【0106】
【表4】
Figure 0003615497
【0107】
表4に示すように、一対のブラシ60の接続角度を電気角でπより大きく3π/2より小さい角度範囲内に位置させるときにも、一対のブラシ60と4個のセグメント、即ち、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントとの接続関係は表2とほぼ同一である。
【0108】
但し、本実施形態では、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントに続き、a’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントが設けられる8個のセグメントからなる構成に差異があるけれども、このときのa’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントは、各々aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントに直接 回路的に連結しているため、結局、一対のブラシ60は、a’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントに接続される場合、電流は、一旦aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントを介して捲線コイル90に誘導され、aセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメントに直接接続されるときと同様の作動性を有する。
【0109】
換言すれば、整流子80が上部基板70の回転方向にaセグメント,bセグメント,cセグメント,dセグメント,a’セグメント,b’セグメント,c’セグメント,d’セグメントの順に配列され、この整流子80に一対のブラシ60が電気角でπより大きく3π/2より小さい角度を維持したまま、接続されるようにすると、一対のブラシ60は、少なくとも2個以上の捲線コイル90、即ち、入力側アマチュアコイルと出力側アマチュアコイルに各々接続されつつ、通電状態を維持するようになるため、本発明のモータは、2相の駆動特性を備えれば持続的な駆動が可能になる。
【0110】
一方、一対のブラシ60が、整流子80に接続される角度が正確にπを維持するようになると、大部分の駆動状態では、2相の駆動特性を備えるが、各ブラシ60が同時に2個のセグメントに同時接続される状態になると、4個の捲線コイル90にはすべて電流が通じるようになりつつ、4相の駆動特性を示すようになる。
【0111】
従って、前記の実施形態を介して回転部材である上部基板70に4個の捲線コイル90を具備しつつ、これら捲線コイル90が中性点Cで共通接続されるようにするとともに、順次、一定の電気角で配置されるようにすると、一対のブラシ80の接続角度に従ってπに設定したときは2相の駆動特性とともに間欠的に4相の駆動特性を示す。ブラシ80の接続角度がπ/2より大きくπより小さい角度や、πより大きく3π/2より小さい角度に設定されたときには2相の駆動特性のみを示しながら安定的に駆動力が発生される、といった駆動性を発揮することがわかる。
【0112】
図17は、本発明に係る駆動特性を示した動作図表を示したもので、捲線コイル90の各アマチュアコイル91,92,93,94は、電気的にπ/2の位相差を有し、図面でcコイルとdコイルの前に付けた「−」の表示は、捲線コイル90の捲線方向が反対であることを示したものである。
【0113】
詳述したとおり、本発明は、4個の捲線コイル90を中性点Cで共通接続されるようにしつつ、これら捲線コイル90からは信号周期がπ/2の電気的位相差が起こるようにして、従来のモータ製作で最も困難な一対のブラシ50間の角度設定を余裕もって設定することができるようになる、といった効果を奏する。
【0114】
特に、本発明の捲線コイル90は、従来の2相の駆動モータに適用した捲線コイルと同じ捲線数を維持した状態で単純にコイルを4個に分離し、捲線方向が互いに反対であるコイル同士が二重に捲線される構造であるため、製作的な面では従来の2相の駆動モータとほとんど同じでありながらも、その大きさは、より一層小型化させることができる、といった効果を奏する。
【0115】
また、本発明では整流子80のセグメントに接続する一対のブラシ60間の接続角度を、余裕をもって設定することができるようにし、ブラシ60の組立をより一層簡便に遂行することができる、といった効果を奏する。
【0116】
そして、前記捲線コイル90の各アマチュアコイル間を中性点Cで共通に接続されるようにし、従来の2相の駆動モータで引き起こされた被通電区間が完全に除去され、安定した駆動性の維持が可能になる、といった効果を奏する。
【0117】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明は単相の駆動モータでの不起動点と2相の駆動モータでの非通電区間、そして3相の駆動モータでの複雑な構成を同時に回避しつつ、捲線コイルの単純な構造改善によって、まったく新しい次元のモータを提供するとともに、モータの大量生産時の機構的な誤差による不良がほとんど発生しないため、生産性が向上し生産の効率性を増大させる一方、安定した駆動性を提供して性能に対する信頼性を向上させるという、非常に有用な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な扁平型振動モータの構造を示した縦断面図である。
【図2】一般的な2相駆動振動モータで4個のセグメントからなる整流子とブラシと捲線コイル間の接続状態を示した回路図である。
【図3】一般的な2相駆動振動モータで8個のセグメントからなる整流子、ブラシ、及び捲線コイル間の接続状態を図示した回路図である。
【図4】4個のセグメントが設けられる2相の駆動振動モータでブラシの接続角度が180゜以下であるときのブラシ、整流子、及び捲線コイル間の回路図である。
【図5】4個のセグメントが設けられる2相の駆動振動モータでブラシの接続角度が180゜以下であるときのブラシ、整流子、及び捲線コイル間の回路図である。
【図6】本発明に従う捲線コイルの捲線される状態を示した構造図である。
【図7】本発明に係る振動モータの分解斜視図である。
【図8】本発明のマグネットが2極である構造で捲線コイルの形成構造を示した要部図である。
【図9】本発明のマグネットが4極である構造で捲線コイルの一実施形態を示した要部図である。
【図10】本発明に係るブラシ、整流子、及び捲線コイル間の回路図である。
【図11】本発明に係るマグネットが2極である構造で一対のブラシ間の接続角度がπ/2より大きくπより小さいときの回路図である。
【図12】本発明に係るマグネットが2極である構造で一対のブラシ間の接続角度がπより大きく3π/2より小さいときの回路図である。
【図13】本発明に係るマグネットが2極である構造で一対のブラシ間の接続角度がπであるときの回路図である。
【図14】本発明に係るマグネットが4極である構造で整流子のセグメント間の接続状態を図示した回路図である。
【図15】本発明に係るマグネットが4極である構造で一対のブラシ間の接続角度がπ/2より大きくπより小さいときの回路図である。
【図16】本発明に係るマグネットが2極である構造で一対のブラシ間の接続角度がπより大きく3π/2より小さいときの回路図である。
【図17】本発明に係る駆動特性図である。
【符号の説明】
10 下部ケース
20 上部ケース
30 シャフト
40 下部基板
50 マグネット
60 ブラシ
70 上部基板
80 整流子
90 捲線コイル
91,92,93,94 アマチュアコイル

Claims (4)

  1. 下部ケースと、
    前記下部ケースの上部をカバーする上部ケースと、
    前記下部ケースと上部ケースの中心との間を連結するシャフトと、
    前記下部ケースの上側面に設けられる下部基板と、
    前記下部基板の外側であって前記下部ケースの上側面に設けられて2以上の偶数個の磁極が着磁されたマグネットと、
    前記シャフトの周囲に設けられ、かつ偏心するように形成された上部基板と、
    前記上部基板の底面で軸中心の周縁部において、マグネットの磁極数の2倍のセグメントを備えてなる整流子と、
    一端は前記下部基板に固定され、他端は前記整流子に接触されて互いにπ/2より大きく3π/2より小さい電気角で接続角度を有する一対のブラシと、
    前記上部基板の上部面に設けられて順次通電される4個のアマチュアコイルからなり、前記4個のアマチュアコイルは、一対ずつ二重に捲線されつつ通電される順序によって順次π/2の電気的位相差を有し、各アマチュアコイルが中性点で共通接続される捲線コイルと、
    を備えることを特徴とする扁平型振動モータ。
  2. 前記上部基板は所定の角度を有する扇状であることを特徴とする、請求項1記載の扁平型振動モータ。
  3. 前記捲線コイルの各アマチュアコイルは、コイルピッチが電気角でπである、請求項1記載の扁平型振動モータ。
  4. 前記捲線コイルの各アマチュアコイルは、コイルピッチが電気角でπ/2である、請求項1記載の扁平型振動モータ。
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