JP2000199924A - 一眼レフカメラのファインダ光学系 - Google Patents

一眼レフカメラのファインダ光学系

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JP2000199924A
JP2000199924A JP11001820A JP182099A JP2000199924A JP 2000199924 A JP2000199924 A JP 2000199924A JP 11001820 A JP11001820 A JP 11001820A JP 182099 A JP182099 A JP 182099A JP 2000199924 A JP2000199924 A JP 2000199924A
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optical axis
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finder
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Hiroyasu Ozaki
弘康 尾崎
Takayuki Ito
孝之 伊藤
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C3/00Glass compositions
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/12Reflex cameras with single objective and a movable reflector or a partly-transmitting mirror

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦点距離をあまり長くすることなくアイピー
スレンズをカメラ後端面近傍に配置することが可能な一
眼レフカメラのファインダ光学系を、提供する。 【構成】ミラーボックス3の後方には、フォーカルプレ
ンシャッタユニット4,CCD5及び記録媒体6が、順
番に配置されている。ミラーボックス3の上方には、ピ
ントグラス7及びペンタゴナルダハプリズム8が配置さ
れている。このペンタゴナルダハプリズム8の射出面8
dの後方には、ガラスブロック9及びアイピースレンズ
10が、順番に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子カメラやある種の
銀塩フィルム用カメラのように撮像面からカメラ後端面
までの距離が長い一眼レフカメラに用いられるファイン
ダー光学系に、関する。
【0002】
【従来の技術】一眼レフカメラでは、ミラーボックスの
上面に配置されたピントグラスに投影された被写体像を
アイレベルで正立像として観察可能にするためのファイ
ンダ光学系として、多くの場合、ミラーボックスの上方
に配置されたペンタゴナルダハプリズムとこのペンタゴ
ナルダハプリズムの射出面の後方に配置されたアイピー
スレンズとからなるファインダ光学系が、採用されてい
る。このようなファインダ光学系によると、ピントグラ
スのほぼ中心を直交するファインダ光軸は、ペンタゴナ
ルダハプリズム内を通過することによって撮影レンズの
撮影光軸と平行に後方へ折り曲げられて、アイピースレ
ンズに入る。そして、このアイピースレンズにより、ピ
ントグラス上に投影された被写体像が拡大され、撮影者
による観察に供されるのである。
【0003】ところで、近年における電子カメラの一般
化に伴い、電子カメラの構成と一眼レフカメラの構成と
を組み合わせることによって、電子カメラ特有の画像処
理の利便性等の利点と一眼レフカメラ特有の撮像範囲と
ファインダ視野の一致等の利点とを両立させることが、
行われている。例えば、従来の一眼レフカメラの裏蓋
を、CCD,電子回路及び記録媒体(メモリカード又は
フロッピーディスクドライブ)等を内蔵した電子カメラ
バックに交換することによって電子カメラ化すること
が、行われている。また、一眼レフカメラボディを電子
カメラ専用に設計して、従来フィルムが配置されていた
位置にCCD及び記録媒体を配置することも、行われて
いる。
【0004】図2は、これらの一眼レフ式デジタルカメ
ラに共通する構成の概略図である。この図2に示すよう
に、クイックリターンミラー11を収容するミラーボッ
クス12の背後には、フォーカルプレンシャッタ13,
CCD14及び記録媒体15が、順番に配置されてい
る。また、ミラーボックス12の上方には、ピントグラ
ス16及びペンタゴナルダハプリズム17が、順番に配
置されている。さらに、このペンタゴナルダハプリズム
17の射出面17aの背後には、アイピースレンズ18
が、配置されている。このような構成を有する一眼レフ
式電子カメラにおいては、当然のことながら、撮影レン
ズ19による像面(CCD14の撮像面)からカメラ後
端面Cまでの距離が、一般の銀塩フィルム用一眼レフカ
メラに比べて、大幅に長くなっている。
【0005】なお、近年においては、銀塩フィルムを使
用する一眼レフカメラにおいても、フィルム面の後側に
様々な電子回路,動作機構を搭載したり、特殊なアタッ
チメントを取り付けたりすることがよくあるので、フィ
ルム面からカメラ後端面までの距離が、従来のシンプル
な一眼レフカメラに比べて大幅に長くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上列挙した様な、撮
像面からカメラ後端面までの距離が長い一眼レフカメラ
では、アイピースレンズ18に関して以下のような問題
がある。
【0007】即ち、図2において破線で示した位置Aに
アイピースレンズ18を配置した場合,即ち、一般の銀
塩フィルム用一眼レフカメラにおけるアイピースレンズ
の配置位置と同位置にアイピースレンズ18を配置した
場合、アイピースレンズ18の射出面よりもCCD14
及び記録媒体15が収容されている部分が後方に大きく
張り出すこととなるので、カメラを構えた時にこの部分
が撮影者の頬に当たってしまって、アイピースに目を接
近させることができず、アイピースレンズ18を覗き難
くなるという問題を生じる。この問題を回避するため
に、アイピースレンズ18のアイポイントを長くしてカ
メラ後端面と同位置に射出瞳が形成されるようにする
と、今度は、アイピースレンズ18のレンズ径,更に、
ペンタゴナルダハプリズムの外径をも大きくしなければ
ならなくなるので、カメラ全体が大型化するという問題
を生じてしまう。
【0008】これに対して、レンズ径等を大きくせずに
覗き易くするために、図2における実線Bの位置にアイ
ピースレンズ18を配置した場合には、このアイピース
レンズ18の焦点距離を、Aの位置に配置する場合より
も長くしなければならない(即ち、AB間の距離分だけ
焦点距離を長くしなければならない。)。その結果、フ
ァインダー倍率が低下してしまって、被写体に対する見
かけ視界が小さくなってしまうという問題を生じてしま
う。
【0009】本発明は、撮影レンズによる像面からカメ
ラ後端面までの距離が長い一眼レフカメラにおける上記
問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、焦点
距離をあまり長くすることなくアイピースレンズをカメ
ラ後端面近傍に配置することを可能にし、それによっ
て、ファインダ倍率が高くしかもコンパクトで覗き易い
ファインダ光学系を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の手段を採用した。即ち、請求項1
記載の発明は、撮影光学系によって形成された被写体像
をこの撮影光学系の光軸上に配置された撮像面にて撮影
する一眼レフカメラのファインダ光学系であって、前記
撮影光学系と前記撮像面との間に配置されることによっ
て前記撮像光学系の撮影光軸をファインダ光軸として折
り曲げる第1反射光学部材と、このファインダ光軸を再
度折り曲げることによってこのファインダ光軸を前記撮
影光軸と平行な方向に向ける第2反射光学部材と、この
第2反射光学部材によって前記撮影光軸と平行な方向に
向けられたファインダ光軸上に配置された空気よりも高
い屈折率を有する透明部材のブロックと、この透明部材
のブロックを通り抜けた前記ファインダ光軸上に配置さ
れたアイピースレンズとを、備えることを特徴とする。
【0011】このように構成されると、ファインダ光軸
上における撮像面との等価面からアイピースレンズまで
の光路長は、透明部材のブロックが無い場合と比較し
て、ファインダ光軸上における当該ブロックの厚さの実
寸と空気換算長との差分だけ短くなったのと等価であ
る。従って、アイピースレンズの焦点距離は、当該ブロ
ックが無い場合に必要な焦点距離よりも、この差分だけ
短くて済む。その結果、ファインダ倍率をあまり下げる
ことなく、第2反射光学部材とアイピースレンズとの距
離を長くすることができる。そのため、アイピースレン
ズのレンズ径を大きくしなくても良いので、カメラ全体
のサイズを抑えることができる。また、撮像面からカメ
ラ後端面までの距離が長い場合であっても、そのカメラ
後端面の近傍にアイピースレンズを配置することができ
るので、覗きやすくなる。
【0012】本発明において、撮像面は、銀塩フィルム
がセットされる面であっても良いし、CCD等の撮像素
子の撮像面であっても良い。また、第1反射光学部材
は、撮影時のみ撮影光軸から待避するクイックリターン
ミラーであっても良いし、常時撮影光軸中に配置されて
いるハーフミラーであっても良い。また、第2反射光学
部材は、一又は複数の反射鏡から構成されていても良い
し、プリズムであっても良い。この第2反射光学部材
は、ダハ面を備えるペンタゴナルダハプリズム又はペン
タミラーとすることも可能である。また、透明部材のブ
ロックは、最低限空気よりも高屈折率の透明部材から構
成されていれば良いが、ガラスから構成されれば、屈折
率が他の材料よりも高くなるので望ましい。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1の
第2反射光学部材がプリズムであり、前記透明部材のブ
ロックがこのプリズムの射出面と前記アイピースレンズ
の入射面との間に配置されていることで、特定したもの
である。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項1の
透明部材のブロックがガラスから形成されていること
で、特定したものである。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項2の
第2反射光学部材がペンタゴナルダハプリズムであるこ
とで、特定したものである。
【0016】また、請求項5記載の発明は、請求項1の
ファインダ光軸に沿った前記透明部材のブロックの厚さ
の実寸をd,前記アイピースレンズの焦点距離をfeと
した場合に、式 0.2<d/fe<0.6 を満たすことで、特定したものである。この条件式は、
透明部材のブロックの厚さの実寸範囲をアイピースレン
ズの焦点距離によって正規化したものである。この条件
式の上限を越えると、透明部材のブロックが厚くなりす
ぎて、アイピースレンズがカメラ後端から突出してしま
う。一方、この条件式の下限を越えると、アイピースレ
ンズの焦点距離が長くなってしまうので、ファインダ倍
率が低くなってしまう。従って、その範囲内に設定する
ことが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。この実施の形態は、本発明によ
る一眼レフカメラのファインダ光学系を、一眼レフ式デ
ジタルカメラに適用したものである。
【0018】図1は、この一眼レフ式デジタルカメラの
主要構成の配置を示す概略構成図である。図1に示され
る撮影レンズ1は、図示せぬ焦点調整機構又は撮影者の
マニュアル操作によってピント調整されることによっ
て、主要被写体の像を、CCD5の撮像面5a上に形成
する。このCCD5は、この撮像によって得られた電荷
を、画像信号として図示せぬ画像処理回路へ出力する。
この画像処理回路にて必要な処理を受けた画像信号は、
このCCD5の背後に配置された記録媒体6に記録され
る。この記録媒体6は、例えばフラッシュメモリ等のメ
モリカードであるが、フロッピーディスクがセットされ
るフロッピーディスクドライブであっても良い。
【0019】撮影レンズ1とCCD5との間の光路上に
は、撮影レンズ1側から順番に、ミラーボックス3及び
フォーカルプレンシャッタユニット4が配置されてい
る。このミラーボックス3は、クイックリターンミラー
2を内蔵している。この第1反射光学部材としてのクイ
ックリターンミラー2は、そのフォーカルプレンシャッ
タユニット4側の縁に設定された軸を中心に回動し、撮
影レンズ1の光軸(撮影光軸)に対して45度の角度を
なしてその光路と交わる観察位置と、光路から待避した
撮影位置との間で、移動可能となっている。また、フォ
ーカルプレンシャッタユニット4は、クイックリターン
ミラー2が撮影位置に待避している間に、所定露光時間
に該当する露光量を撮像面5aに露光するフォーカルプ
レンシャッタを、内蔵している。このフォーカルプレン
シャッタが開いている間に、上述のCCD5は、撮像を
行うのである。
【0020】一方、ミラーボックス3の上方(図1にお
ける上方,以下、同じ)には、クイックリターンミラー
2によって90度折り曲げられた撮影レンズ1の光軸
(以下、「ファインダ光軸」という)と直交するよう
に、ピントグラス7が固定されている。このピントグラ
ス7の上面は、クイックリターンミラー2に関してCC
D5の撮像面5aと等価なピント面7aとなっているの
で、このクイックリターンミラー2が観察位置にある時
には、CCD5によって撮影されるべき像が、このピン
ト面7aに形成される。
【0021】このピントグラス7の上方には、第2反射
光学部材としてのペンタゴナルダハプリズム8が、固定
されている。このペンタゴナルダハプリズム8は、ピン
トグラス7に対向した入射面8a,ファインダ光軸に対
して67.5度の角度で交わる第1反射面(ダハ面)8
b,この第1反射面8bによって折り曲げられたファイ
ンダ光軸を後方へ45度折り曲げることによってこのフ
ァインダ光軸を撮影レンズ1の撮影光軸と平行な方向に
向ける第2反射面8c,及び、この第2反射面8cによ
って折り曲げられたファインダ光軸に対して直交する射
出面8dを、有する。このペンタゴナルダハプリズム8
をその射出面8dからのぞき込むと、ピント面7aに形
成された被写体の像(倒立像)が、左右上下に反転され
た正立像として観察される。
【0022】このペンタゴナルダハプリズム8における
射出面8bの後方には、ファインダ光軸に沿って順番
に、ファインダ光軸に直交する平行平面である入射端面
及び射出面を有するガラスブロック9,及びアイピース
レンズ10が配置されている。このガラスブロック9
は、空気よりも高い屈折率(n:n>1)を有する透明
部材(より具体的には、屈折率1.4〜2.0程度のガ
ラス材料)からなり、ペンタゴナルダハプリズム8とア
イピースレンズ10との間の空間を埋めている。このガ
ラスブロック9のファインダ光軸に沿った厚さの空気換
算長(d/n)はその実寸(d)よりも短いので、ピン
ト面7aからアイピースレンズ10の入射端面までのフ
ァインダ光軸に沿った光路長は、その差分(d−d/
n)だけ短くなったのと等価になっている。従って、ア
イピースレンズ10の焦点距離(fe)は、ガラスブロ
ック9がない場合に必要とされる焦点距離よりも、(d
−d/n)だけ短くて済む。なお、このガラスブロック
9のメリットを最大限に生かすには、このガラスブロッ
ク9をペンタゴナルダハプリズム8の射出面8dに貼り
合わせることが望ましい。また、ガラスブロックの入射
端面,射出面は、ファインダ光軸に対して直交している
ことが望ましいが、それによる像の歪み等のデメリット
を他の手段によって解決ができる限りファインダ光軸に
対して直交してなくても良い。
【0023】このアイピースレンズ10の焦点距離(f
e)とガラスブロック9の厚さの実寸(d)とは、以下
の条件式を満たすことが望ましい。
【0024】0.2<d/fe<0.6 この条件の上限を越えてガラスブロック9が厚くなる
と、アイピースレンズ10がカメラ後端面より突出して
しまう問題が生じる。一方、この条件の下限を越える程
ガラスブロックが薄くなると、アイピースレンズ10の
焦点距離を短くすることができないので、ファインダ倍
率が下がるという問題が生じる。従って、両者の比は、
上記条件式の範囲内に設定されることが望ましい。
【0025】以上説明したように、本実施形態によるフ
ァインダ光学系は、高屈折率な透明材料であるガラスブ
ロック9がペンタゴナルダハプリズム8とアイピースレ
ンズ10との間に挿入されているので、ガラスブロック
9が無い場合と比較して、このガラスブロック9のファ
インダ光軸に沿った厚さの実寸と空気換算長との差分だ
けアイピースレンズ10の焦点距離を短くすることがで
きる。従って、像面からカメラ端面までの距離が長い一
眼レフカメラにおいて、アイピースレンズ10をカメラ
端面の近傍に配置することによって、覗き易さを維持し
たままレンズ径10が大きくなるのを防いだ場合でも、
ファインダ倍率が低下してしまうことを抑えることがで
きる。
【0026】以下、本実施形態によるファインダ光学系
を35mmサイズの撮像面5aを有する電子カメラに適
用した場合における各部の寸法の実施例を、2例列挙す
る。
【0027】
【実施例1】ペンタゴナルダハプリズム8の射出面8d
からアイピースレンズ10の射出面までの距離(L)を
40.00mm確保するために、厚さの実寸(d)が3
0.92mmであるガラスブロック9を挿入した。この
場合、ガラスブロック9の屈折率(n)は1.5である
ので、そのファインダ光軸に沿った実寸と空気換算長と
の差分(d−d/n)は10.31mmとなる。従っ
て、アイピースレンズ10の焦点距離は、ガラスブロッ
ク9がない場合に必要な焦点距離よりも10.31mm
だけ短い73.71mmにすることができた。この場合
におけるd/feの値は、0.42になるので、上記条
件を満たした高倍率のファインダ光学系とすることがで
きた。
【0028】
【実施例2】ペンタゴナルダハプリズム8の射出面8d
からアイピースレンズ10の射出面までの距離(L)を
41.47mm確保するために、厚さの実寸(d)が3
2.50mmであるガラスブロック9を挿入した。この
場合、ガラスブロック9の屈折率(n)は1.5である
ので、そのファインダ光軸に沿った実寸と空気換算長と
の差分(d−d/n)は10.83mmとなる。従っ
て、アイピースレンズ10の焦点距離は、ガラスブロッ
ク9がない場合に必要な焦点距離よりも10.83mm
だけ短い79.57mmにすることができた。この場合
におけるd/feの値は、0.41になるので、上記条
件を満たした高倍率のファインダ光学系とすることがで
きた。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成した本発明による一眼
レフカメラのファインダ光学系によると、焦点距離をあ
まり長くすることなくアイピースレンズをカメラ後端面
近傍に配置することが可能になる。従って、このファイ
ンダ光学系は、ファインダ倍率があまり低くならなくて
済み、また、アイピースレンズのレンズ径が小さくて良
いので、全体としてコンパクトとなり、しかも、覗き易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である一眼レフ式デジタ
ルカメラの主要構成の配置を示す概略構成図
【図2】 従来の一眼レフレフ式デジタルカメラの主要
構成の配置を示す概略構成図
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 クイックリターンミラー 5 CCD 8 ペンタゴナルダハプリズム 9 ガラスブロック 10 アイピースレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) 9A001 Fターム(参考) 2H018 AA21 2H087 KA14 LA11 PA17 RA41 2H088 EA25 HA21 HA23 KA05 MA20 4G062 AA04 BB01 MM02 NN01 5C022 AA13 AC02 AC42 AC54 9A001 KK16 KK54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影光学系によって形成された被写体像
    を、この撮影光学系の光軸上に配置された撮像面にて撮
    影する一眼レフカメラのファインダ光学系であって、 前記撮影光学系と前記撮像面との間に配置されることに
    よって、前記撮像光学系の撮影光軸をファインダ光軸と
    して折り曲げる第1反射光学部材と、 このファインダ光軸を再度折り曲げることによってこの
    ファインダ光軸を前記撮影光軸と平行な方向に向ける第
    2反射光学部材と、 この第2反射光学部材によって前記撮影光軸と平行な方
    向に向けられたファインダ光軸上に配置された空気より
    も高い屈折率を有する透明部材のブロックと、 この透明部材のブロックを通り抜けた前記ファインダ光
    軸上に配置されたアイピースレンズとを備えることを特
    徴とする一眼レフカメラのファインダ光学系。
  2. 【請求項2】前記第2反射光学部材はプリズムであり、
    前記透明部材のブロックは、このプリズムの射出面と前
    記アイピースレンズの入射面との間に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の一眼レフカメラのファイ
    ンダ光学系。
  3. 【請求項3】前記透明部材のブロックはガラスから形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の一眼レフカ
    メラのファインダ光学系。
  4. 【請求項4】前記第2反射光学部材はペンタゴナルダハ
    プリズムであることを特徴とする請求項2記載の一眼レ
    フカメラのファインダ光学系。
  5. 【請求項5】前記ファインダ光軸に沿った前記透明部材
    のブロックの厚さの実寸をd,前記アイピースレンズの
    焦点距離をfeとした場合に、式 0.2<d/fe<0.6 を満たすことを特徴とする請求項1記載の一眼レフカメ
    ラのファインダ光学系。
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