JPH1098640A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH1098640A
JPH1098640A JP8271809A JP27180996A JPH1098640A JP H1098640 A JPH1098640 A JP H1098640A JP 8271809 A JP8271809 A JP 8271809A JP 27180996 A JP27180996 A JP 27180996A JP H1098640 A JPH1098640 A JP H1098640A
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JP
Japan
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photographing
mirror member
optical
subject
optical path
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Application number
JP8271809A
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English (en)
Inventor
Takao Yamaguchi
孝夫 山口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダ光学系に関連する構成を簡易で且
つコンパクトにするとともに、カメラ内部のスペースを
より有効に活用して、カメラ全体をコンパクト化する。 【解決手段】 フィルタ部材2およびミラー部材4は、
駆動装置6により駆動される。撮影時には、ミラー部材
4が光軸に対して45°の状態から90°の状態に回動
して、光軸に対して直交する状態を保ったまま撮影光路
から側方の退避位置に退避するとともに、フィルタ部材
2が退避位置から撮影光路内に挿入される。被写体観察
時には、フィルタ部材2が撮影光路内から側方の退避位
置に退避するとともに、ミラー部材4が退避位置から光
軸に対して直交する状態で撮影光路内に移動してからほ
ぼ45°回動し、光軸に対してほぼ45°傾斜した状態
に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラにおけるフ
ァインダ光学系の改良に係り、特に、固体撮像素子等の
撮像素子によって得た画像情報を記録媒体に記録する電
子カメラに好適なファインダ構造を有するカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルカメラ等と称され、被
写体像を、例えばCCD(電荷結合素子)撮像素子等の
固体撮像素子により撮像し、被写体の静止画像(スティ
ル画像)または動画像(ムービー画像)の画像データを
得て、IC(集積回路)カードまたはビデオフロッピー
ディスク等にディジタル的に記録するタイプのカメラが
急速に普及しつつある。この場合、ICカードとして
は、PCMCIA(Personal Computer Memory Card In
ternational Association :PCメモリカード国際協
会)規格に従ったICカードであるPCカードが一般に
用いられている。
【0003】この種のデジタルカメラには、銀塩フィル
ムを用いる在来のカメラ、すなわち銀塩カメラの一眼レ
フ(一眼レフレックスカメラ)のボディーおよび光学系
を基本にして、ディジタルカメラの構成部品を組み込ん
だ比較的大型のものと、銀塩カメラにおけるレンジファ
インダ−レンズシャッタ式のコンパクトカメラに相当す
る比較的小型のものとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、民生用のカ
メラとしては、小型化が必須条件であり、小型化の面で
は、後者すなわち銀塩カメラにおけるコンパクトカメラ
に対応するタイプが有利である。しかしながら、コンパ
クトカメラに相当するタイプであっても、撮影レンズ系
とファインダレンズ系とが別々に構成されると、そのフ
ァインダ光学系のための大きなスペースが必要となる。
このディジタルカメラのように電子的な撮像・記録を行
う電子カメラにおいて撮影範囲を確認するためのファイ
ンダシステムとしては、従来、光学的にビューファイン
ダを構成した光学式ビューファインダ、あるいは固体撮
像素子により取り込んだ画像を、液晶ディスプレイ等に
モニタ表示する電子式モニタファインダが一般に用いら
れている。
【0005】上述した従来の2つの方式、すなわち光学
式ビューファインダおよび電子式モニタファインダに
は、それぞれ次のような欠点がある。まず、前者、すな
わち光学式ファインダの欠点としては、次の2点があげ
られる。
【0006】(a) 撮影レンズ系とは別のファインダ光学
系を必要とし、特に撮影レンズ系にズームレンズ等を用
いている場合、ファインダ光学系にもズームレンズを構
成しなければならず、レンズ枚数も多くなるとともに、
ズーム作動機構等も複雑になり、必要とするファインダ
光学系による占有スペースが大きくなるばかりでなく製
造コストの低減化が困難である。
【0007】(b) ファインダ光学系を構成するレンズ
は、コストの面からプラスチックレンズを使用すること
が多いが、これは撮影系レンズ系を構成するレンズに比
べて、屈折率が低くレンズ系としての全長が長くなる。
しかもファインダ光学系では、さらに接眼系のレンズ系
も必要となるので、さらに構成上寸法が大きくなる。
【0008】次に、後者、すなわち電子式モニタファイ
ンダの欠点としては、次の3点があげられる。 (a) ファインダ表示用液晶ディスプレイが必要となり、
そのドライバ回路およびバックライト部等を含めると、
製造コストが高くなる。 (b) また、上述したドライバ回路およびバックライト部
等の部分もスペース的に大きなウェイトを占める。特
に、表示を見易くし、外部からも観察できるようにする
ためには、大きな液晶画面が必要となるため、一層大き
なスペースを必要とする。 (c) 液晶ディスプレイおよびバックライト等は、消費電
力も大きく、カメラを構成するためには、大容量の電
源、すなわち大容量の電池が必要となる。このため電源
部の大きさ、重さが増大し、携帯性を重視するカメラに
とっては、大きな負担となる。
【0009】また、例えば、特開平1−101534号
公報には、電子カメラに、在来の銀塩フィルムを用いる
一眼レフカメラ(一眼レフレックスカメラ)で広く使用
されているペンタダハプリズムを用いて光学式のファイ
ンダ光学系を構成すると、次に述べるような理由によ
り、前記一眼レフカメラと同程度の視野率および視野倍
率を得るのが困難となり、装置全体の小型化を図るのが
困難であることが指摘されている。
【0010】(a) 一般に、CCD撮像素子等の固体撮像
素子の有効画面は、在来の35mm銀塩フィルムに比し
て、4分の1前後と小さく、前記ペンタダハプリズムを
用いてファインダ光学系を構成しようとすると、光路長
が長くなりすぎ、高視野率および高視野倍率を得るのが
困難となる。
【0011】(b) 固体撮像素子の背後に、電気的処理回
路系を配置するための空間を多く必要とし、撮影レンズ
系の像面からカメラの最後端までの距離が長くなる。こ
のため、ファインダ光学系の瞳位置をカメラの後方に延
長した構成としなければならず、そのため高視野率およ
び高視野倍率を得るのが困難となる。
【0012】(c) 固体撮像素子の前方に、撮影レンズ系
で導かれる撮像光束の高周波成分を減衰させるためのロ
ーパスフィルタ、入射光の赤外波長成分をカットするた
めの赤外光カットフィルタ、および保護ガラス等の光学
部材を配置しなければならず、そのための空間を必要と
する。したがって、撮像レンズ系による撮像光路からと
ファインダ光学系によるファインダ光路を分岐する分岐
点と、像面(被写体像結像面)との間の距離を長くとる
必要があり、装置全体が大型化する。
【0013】また、上記特開平1−101534号公報
においては、上述した問題に対し、電子カメラにおい
て、前述したローパスフィルタおよび赤外光カットフィ
ルタを像面(被写体像結像面)前方に保持したままで、
光路分岐用のレフレックスミラーすなわちクイックリタ
ーンミラーを配する構成が開示されている。しかしなが
ら、この場合にも、クイックリターンミラーがローパス
フィルタおよび赤外光カットフィルタの前方で動作する
こと等を考慮すると、撮影レンズのバックフォーカスを
長くしておかねばならず、カメラの大型化を抑制するこ
とは困難である。
【0014】この種の電子カメラを、よりコンパクトに
するため、撮影レンズ系をファインダレンズ系の対物レ
ンズ部分に共用して小型化を実現することが考えられて
いる。但し、デジタルカメラ等の電子カメラでは、銀塩
カメラとは異なり、撮影レンズ系と像面との間には、高
周波数成分を減衰させるためのローパスフィルタ、およ
び入射光の赤外波長成分をカットする赤外光カットフィ
ルタが配置されるため、全体をコンパクトにし、且つ銀
塩カメラにおけるクイックリターンミラーまたはそれに
相当するものを配置することはできない。
【0015】そこで、本出願人は、先に、ローパスフィ
ルタと赤外光カットフィルタとを一体に構成したフィル
タ部材と撮影レンズ系からの光をファインダ接眼光学系
に導くためのミラーとを撮影レンズ系と像面との間に交
互に挿入するようにしたカメラを提案した。すなわち、
前記フィルタ部材とミラーとを一体的に構成して両者を
連動させ、撮影時には、光路から前記ミラーを退避させ
るとともに、前記フィルタ部材を光路内に挿入し、被写
体観察時には、前記フィルタ部材を前記光路から退避さ
せるとともに、前記ミラーを前記光路内に挿入するよう
にしている。
【0016】このようにすると、撮影レンズ系と像面と
の間には、フィルタ部材およびミラーのいずれか一方の
みが配置されることになり、全体をコンパクトに構成す
ることができる。しかしながら、前記フィルタ部材およ
びミラーを一体として移動させるため、大がかりな機構
を必要とし、構成が大型化し且つ複雑化する。
【0017】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、ファインダ光学系に関連する構成を簡易で且つ
コンパクトにするとともに、カメラ内部のスペースをよ
り有効に活用して、カメラ全体のコンパクト化を実現し
得るカメラを提供することを目的としている。特に、請
求項1の発明の目的は、フィルタ部材およびミラー部材
の退避スペースを有効に活用して、コンパクトな構造に
て、被写体光束を撮影レンズ系からファインダ接眼光学
系へ導光し得るカメラを提供することにある。
【0018】また、特に請求項2の発明の目的は、ミラ
ーの部材退避スペースを縮小して、コンパクトな構造に
て、被写体光束を撮影レンズ系からファインダ接眼光学
系へ導光し得るカメラを提供することにある。また、特
に請求項3の発明の目的は、撮影光路からファインダ接
眼光学系への漏光を有効に防止することができ、撮影光
量の損失が少ないカメラを提供することにある。請求項
4の発明の目的は、特に、ミラー部材の退避を、簡易な
構造にて容易に行うことが可能なカメラを提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係るカメラは、上述した目的を達成するために、被
写体光学像を結像させるための撮影レンズ系と、前記撮
影レンズ系による被写体光学像の結像面に配置されて該
被写体光学像を撮像する撮像素子と、撮影時に前記撮影
レンズ系と撮像素子との間に配置され、前記撮影レンズ
で導かれる光束の高周波成分を減衰させるローパスフィ
ルタおよび入射光の赤外波長成分をカットする赤外光カ
ットフィルタが一体に構成されるフィルタ部材と、被写
体観察時に前記撮影レンズ系と撮像素子との間に配置さ
れ、前記撮影レンズ系からの光束を反射するミラー部材
と、前記フィルタ部材およびミラー部材を駆動し、被写
体観察時には、前記フィルタ部材を撮影光路から側方の
退避位置に退避させるとともに前記ミラー部材を該撮影
光路内に光軸に対してほぼ45°傾斜させて挿入して前
記撮影レンズ系からの光束を反射して撮影光軸にほぼ直
交する方向に導き、且つ撮影時には、前記ミラー部材を
前記撮影光路から前記退避位置近傍に該ミラー部材のミ
ラー面が光軸方向にほぼ直交する状態として退避させる
とともに、前記フィルタ部材を該撮影光路内に前記光軸
が垂直に交わるように挿入して前記撮影レンズ系からの
光束を通過させて前記撮像素子に導くようにする駆動制
御手段と、前記被写体観察時に前記ミラー部材により反
射されて導かれた光束を用いて観察用被写体像を形成す
るファインダ接眼光学系とを具備することを特徴として
いる。
【0020】請求項2に記載した本発明に係るカメラ
は、上述した目的を達成するために、被写体光学像を結
像させるための撮影レンズ系と、前記撮影レンズ系によ
る被写体光学像の結像面に配置されて該被写体光学像を
撮像する撮像素子と、撮影時に前記撮影レンズ系と撮像
素子との間に配置され、前記撮影レンズで導かれる光束
の高周波成分を減衰させるローパスフィルタおよび入射
光の赤外波長成分をカットする赤外光カットフィルタが
一体に構成されるフィルタ部材と、被写体観察時に前記
撮影レンズ系と撮像素子との間に配置され、前記撮影レ
ンズ系からの光束を反射するミラー部材と、前記フィル
タ部材およびミラー部材を駆動し、被写体観察時には、
前記フィルタ部材を撮影光路から側方に退避させるとと
もに前記ミラー部材を該撮影光路内に光軸に対してほぼ
45°傾斜させて挿入して前記撮影レンズ系からの光束
を反射して撮影光軸にほぼ直交する方向に導き、且つ撮
影時には、前記ミラー部材を前記撮影光路から該ミラー
部材のミラー面が光軸に平行となる状態として退避させ
るとともに、前記フィルタ部材を該撮影光路内に前記光
軸が垂直に交わるように挿入して前記撮影レンズ系から
の光束を通過させて前記撮像素子に導くようにする駆動
制御手段と、前記被写体観察時に前記ミラー部材により
反射されて導かれた光束を用いて観察用被写体像を形成
するファインダ接眼光学系とを具備することを特徴とし
ている。
【0021】請求項3に記載した本発明に係るカメラ
は、前記駆動制御手段が、撮影時に、前記撮影光路から
前記ファインダ接眼光学系への光路を前記ミラー部材に
より遮蔽する位置に前記ミラー部材を退避させる手段を
含むことを特徴としている。請求項4に記載した本発明
に係るカメラは、前記駆動制御手段が、前記ミラー部材
の退避時に、該ミラー部材を回動させる手段を含むこと
を特徴としている。
【0022】
【作用】すなわち、本発明の請求項1によるカメラは、
撮影レンズと撮像素子との間に、前記撮影レンズで導か
れる光束の高周波成分を減衰させるローパスフィルタお
よび入射光の赤外波長成分をカットする赤外光カットフ
ィルタが一体に構成されるフィルタ部材を配置し、被写
体観察時には、前記フィルタ部材を撮影光路から側方の
退避位置に退避させるとともにミラー部材を該撮影光路
内に光軸に対してほぼ45°傾斜させて挿入して前記撮
影レンズからの光束を側方に反射して、観察用被写体像
を形成するファインダ接眼光学系に導き、且つ撮影時に
は、前記ミラー部材を前記撮影光路から前記退避位置近
傍に該ミラー部材のミラー面が光軸方向にほぼ直交する
状態として退避させるとともに前記フィルタ部材を該撮
影光路内に前記光軸が垂直に交わるように挿入して前記
撮影レンズ系からの光束を通過させて前記撮像素子に導
くように駆動する。
【0023】このような構成により、フィルタ部材とミ
ラー部材とを交互に撮影光路に挿入・退避させるととも
に、該ミラー部材の傾斜角を挿入時に45°と退避時に
90°と変化させて、前記ミラー部材を前記フィルタと
ほぼ共通の退避位置に退避させる簡易な構成で、被写体
光束を有効に撮影レンズ系からファインダ接眼光学系へ
導くことができ、小さなスペースでフィルタ部材および
ミラー部材を有効に動作させることができる。
【0024】また、本発明の請求項2によるカメラは、
撮影レンズと撮像素子との間に、前記撮影レンズで導か
れる光束の高周波成分を減衰させるローパスフィルタお
よび入射光の赤外波長成分をカットする赤外光カットフ
ィルタが一体に構成されるフィルタ部材を配置し、被写
体観察時には、前記フィルタ部材を撮影光路から側方に
退避させるとともにミラー部材を該撮影光路内に光軸に
対してほぼ45°傾斜させて挿入して前記撮影レンズか
らの光束を撮影光軸とほぼ直交する方向に反射して、観
察用被写体像を形成するファインダ接眼光学系に導き、
且つ撮影時には、前記ミラー部材を前記撮影光路から該
ミラー部材のミラー面が光軸に平行となる状態として退
避させるとともに前記フィルタ部材を該撮影光路内に前
記光軸が垂直に交わるように挿入して前記撮影レンズ系
からの光束を通過させて前記撮像素子に導くように駆動
する。
【0025】このような構成により、フィルタ部材とミ
ラー部材とを交互に撮影光路に挿入・退避させるととも
に、該ミラー部材の傾斜角を挿入時に45°と退避時に
光軸に平行と変化させて、前記ミラー部材を狭い退避ス
ペースで退避させる簡易な構成で、被写体光束を有効に
撮影レンズ系からファインダ接眼光学系へ導くことがで
き、小さなスペースでフィルタ部材およびミラー部材を
有効に動作させることができる。本発明の請求項3によ
るカメラは、撮影時に、撮影光路からファインダ接眼光
学系への光路をミラー部材により遮蔽する位置に前記ミ
ラー部材を退避させる。
【0026】このような構成により、特に簡易な構成
で、ファインダ接眼光学系から撮影光路への漏光を有効
に防止することができ、有害光となる漏光を低減するこ
とができる。本発明の請求項4によるカメラは、ミラー
部材の退避時に該ミラー部材を回動させて退避させる。
このような構成により、特に簡易な構成で、ミラー部材
の退避動作を簡易化することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、図面
を参照して本発明のカメラを詳細に説明する。図1〜図
3は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラの要部の
構成を示している。図1は、撮影およびファインダに関
連するカメラの主要な光学系全体の構成を模式的に示す
被写体観察時の斜視図、図2は、撮影時の光学系の構成
を模式的に示す斜視図、そして図3は、ミラー部材の作
動機構の一部の詳細な構成を模式的に示す斜視図であ
る。
【0028】図1に示すカメラは、撮影レンズ系1、フ
ィルタ部材2、CCD撮像素子3、ミラー部材4、ファ
インダ接眼光学系5および駆動装置6を具備している。
撮影レンズ系1は、撮影時に、被写体からの入射光に基
づいてCCD撮像素子3の入力面に被写体光学像を結像
させるための光学系である。この撮影レンズ系1は、フ
ァインダ光学系における対物レンズ系を兼ねている。フ
ィルタ部材2は、撮影レンズ系1で導かれる光束の高周
波成分を減衰させるためのローパスフィルタと入射光の
赤外波長成分をカットするための赤外光カットフィルタ
とが積層されるなどして、一体に構成されている。
【0029】このフィルタ部材2は、光軸方向について
撮影レンズ系1とCCD撮像素子3との中間に配置さ
れ、図1および図2に示すように、光軸に対して直角方
向に進退移動可能に設けられている。図1は、フィルタ
部材2が撮影光路から側方に退避した状態を示してお
り、これは被写体観察時の状態である。図2は、フィル
タ部材2が撮影光路内の撮影レンズ系1とCCD撮像素
子3との間に挿入された状態を示しており、これは撮影
時の状態である。
【0030】CCD撮像素子3は、固体撮像素子であ
り、撮影レンズ系1により、入力面に形成される被写体
光学像を撮像し、電気的な画像情報に変換して、図示し
ていない画像情報処理部に供給する。なお、画像情報処
理部は、撮影時には、与えられた画像情報をPCカード
またはビデオフロッピーディスク等の記録媒体に記録す
る。ミラー部材4は、入射光を全反射するミラー面が形
成された板状のミラーである。このミラー部材4は、フ
ィルタ部材2と同様に、光軸方向について撮影レンズ系
1とCCD撮像素子3との中間に配置され、図1および
図2に示すように、光軸に対して接離する方向に移動可
能に且つ光軸に対する角度を変更可能として設けられて
いる。
【0031】すなわち、該ミラー部材4は、被写体観察
時には、図1に示すように、撮影レンズ系1とCCD撮
像素子3との間に、光軸に対してほぼ45°傾斜した状
態で挿入される。このミラー部材4は、撮影時には、図
2に示すように、撮影光路の側方に光軸方向にミラー面
がほぼ直交する状態で退避する。ファインダ接眼光学系
5は、像反転系51および接眼レンズ52を備えてお
り、対物レンズとしての撮影レンズ系1とともにファイ
ンダ光学系を形成する。像反転系51は、ミラー部材4
にて反射された被写体光束を接眼レンズ52に導くとと
もに、撮影レンズ系1により形成される被写体像を反転
させて正立像とする光学系を一体に形成したものであ
る。接眼レンズ52は、像反転系51にて形成された被
写体光学像を観察するための光学系である。
【0032】駆動装置6は、フィルタ部材2およびミラ
ー部材4を駆動制御する駆動制御手段である。駆動装置
6は、被写体観察および撮影等のカメラ操作に連動し
て、フィルタ部材2とミラー部材4とを交互に且つ相補
的に挿入・退避させるように駆動制御する。すなわち、
この駆動装置6の制御により、被写体観察時には、図1
に示すように、フィルタ部材2を、光軸から離れる方向
に移動させて、撮影光路の側方の退避位置に退避させる
とともに、ミラー部材4を、前記退避位置から移動させ
て撮影光路内に挿入し且つ回動させて光軸に対してほぼ
45°傾斜させて設定する。また、駆動装置6の制御に
より、撮影時には、図2に示すように、ミラー部材4
を、光軸から離れる方向に移動させて、撮影光路の側方
の前記退避位置に光軸に対してミラー面がほぼ直交した
状態で退避させるとともに、フィルタ部材6を前記退避
位置から移動させて撮影光路内に挿入し光軸が垂直に交
わる状態に設定する。この場合、図1および図2に示す
ように、フィルタ部材2およびミラー部材4退避位置
は、ほぼ共通の空間を占有する。
【0033】なお、駆動装置6は、ミラー部材4の退避
に際し、ミラー部材4を、まず、ミラー面が光軸に対し
てほぼ直交する状態に回動させてから、光軸から離れる
方向に移動させて、撮影光路の側方に退避させる。この
ための駆動機構の具体的な構成の一例を、図3に示す。
すなわち、ミラー部材4は、撮影光路内の挿入位置にお
いては、一側辺が回動可能に支持され、且つ他側辺に設
けられた突起4aが側板61に形成した円弧状のガイド
溝61aに係合しており、該ガイド溝61aによりガイ
ドされて、光軸に対してミラー面がほぼ45°〜90°
に交わる範囲で回動可能となっている。
【0034】また、ミラー部材4は、光軸に対してミラ
ー面が90°に交わる状態で、光軸から離れる方向に延
びる一対のガイドレール62および63に、前記一側辺
および他側辺が係合し、光軸に対して接離する方向にス
ライド移動し得るように支持されている。駆動装置6
は、ミラー部材4の退避に際し、撮影光路内においてミ
ラー部材4を、ガイド溝61に沿って光軸に対して45
°傾斜した状態から90°の状態に回動し、さらにガイ
ドレール62および63に沿って側方にスライド移動さ
せて前記退避位置に退避させる。
【0035】次に、このように構成されたカメラの具体
的な動作を説明する。既に述べたように、フィルタ部材
2およびミラー部材4は、駆動装置6により駆動され
て、撮影時には、ミラー部材4が光軸に対して45°の
状態から90°の状態に回動して、光軸に対してほぼ直
交する状態を保ったまま撮影光路から側方の退避位置に
退避するとともに、フィルタ部材2が退避位置から撮影
光路内に挿入され、且つ被写体観察時には、フィルタ部
材2が撮影光路内から側方の退避位置に退避するととも
に、ミラー部材4が退避位置から撮影光路内に移動し
て、ほぼ45°回動し、光軸に対してほぼ45°傾斜し
た状態に設定される。
【0036】したがって、撮影時には、被写体より撮影
レンズ系1に入射した光線は、図2に示すようにフィル
タ部材2を通過してCCD撮像素子3に達する。撮影レ
ンズ系1は、被写体光学像をCCD撮像素子3の入力面
上に結像させる。フィルタ部材2は、上述したように、
ローパスフィルタと赤外光カットフィルタとを組み合わ
せたものであるので、被写体からの光束はフィルタ部材
2により、高周波成分が減衰され且つ赤外波長成分が除
去されて、CCD撮像素子3に入射する。CCD撮像素
子3は、入力面で受光した光学情報を、画像情報として
一旦蓄積して、電気的な画像情報として出力し、先に述
べた画像情報処理部(図示していない)に供給する。
【0037】被写体観察時には、被写体より撮影レンズ
系1に入射した光線は、図1に示すように光軸に対して
ほぼ45°傾斜したミラー部材4のミラー面により側方
(撮影光軸に対してほぼ直交する方向)に反射されて、
ファインダ接眼光学系5に導入される。ファインダ接眼
光学系5は、入射された被写体光束を像反転系51によ
り導くとともに、撮影レンズ系1により形成される倒立
被写体像を反転させ、ユーザが接眼レンズ52を介して
正立正像の被写体像を観察することができるようにす
る。
【0038】このようにすれば、ミラー部材4を光軸に
対してほぼ直交する状態としてフィルタ部材2の退避位
置とほぼ共通の退避位置に退避させるので、例えばミラ
ー部材4を光軸に対してほぼ45°傾斜した状態を保っ
たまま退避させるのに比して、退避および挿入動作にか
かわるカメラ内のスペースを有効に利用することができ
る。なお、ミラー部材4のミラー面の少なくとも一部を
ハーフミラー面とし、被写体観察時に、画像情報処理部
(図示していない)が、該ハーフミラー面を透過した被
写体光を用いて合焦状態を検出しオートフォーカス制御
に供するようにしてもよい。
【0039】この場合、被写体観察時と撮影時とにそれ
ぞれ挿入されるフィルタ部材2とミラー部材4とを通過
する光路長が相違することにより結像面の誤差が生ずる
おそれがある。これを回避するため、この場合のミラー
部材4の背面に光路長を補償するための等価ガラスを添
設してもよい。しかし、このようにすると、被写体観察
時にミラー部材4がほぼ45°傾斜していることによる
被写体像位置のずれが生ずるおそれがある。この被写体
像位置のずれは、予め計算により予測し且つ実験により
計測することが可能であるので、これらが無視できない
大きさとなる場合には、必要に応じて、画像情報処理部
により補正処理することができる。
【0040】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
カメラの要部の構成を示しており、撮影時の光学系を模
式的に示す側面図である。図4に示すカメラは、図1〜
図3と同様の撮影レンズ系1、フィルタ部材2、CCD
撮像素子3およびファインダ接眼光学系5を具備してい
る。また、図4に示すカメラは、図1〜図3のミラー部
材4および駆動装置6とは若干異なるミラー部材7およ
び駆動装置8を備えている。
【0041】ミラー部材7は、ミラー面が光軸にほぼ直
交した状態で側方にスライド移動するのではなく、光軸
に対してほぼ45°傾斜した状態から光軸に対してミラ
ー面がほぼ平行となる状態まで回動して、撮影光路から
退避する。そして、退避位置は、ファインダ接眼光学系
5から撮影光路に至る光路をミラー部材7が遮蔽する位
置とする。駆動装置8は、フィルタ部材2およびミラー
部材7を駆動制御する駆動制御手段である。駆動装置8
は、被写体観察および撮影等のカメラ操作に連動して、
フィルタ部材2とミラー部材7とを交互に且つ相補的に
挿入・退避させるように駆動制御する。
【0042】すなわち、この駆動装置8の制御により、
被写体観察時には、フィルタ部材2を、光軸から離れる
方向に移動させて、撮影光路の側方の退避位置に退避さ
せるとともに、ミラー部材7を、ファインダ接眼光学系
5からの光路を塞ぐ退避位置から回動させて撮影光路内
に挿入し、光軸に対してほぼ45°傾斜させて設定す
る。また、駆動装置8の制御により、撮影時には、図4
に示すように、ミラー部材7を、回動させて撮影光路の
側方の前記退避位置に光軸に対してミラー面が平行とな
る状態で退避させ、撮影光路ヘの光路を遮蔽するととも
に、フィルタ部材2を前記退避位置から移動させて撮影
光路内に挿入し光軸が垂直に交わる状態に設定する。
【0043】次に、このように構成されたカメラの具体
的な動作を説明する。上述したように、フィルタ部材2
およびミラー部材7は、駆動装置8により駆動されて、
撮影時には、ミラー部材7が退避するとともにフィルタ
部材2が撮影光路内に挿入され、被写体観察時には、フ
ィルタ部材2が撮影光路から退避するとともにミラー部
材7が光軸に対してほぼ45°傾斜した状態で撮影光路
内に挿入される。したがって、撮影時には、被写体より
撮影レンズ系1に入射した光線は、フィルタ部材2を通
ってCCD撮像素子3に達する。被写体からの光束は、
フィルタ部材2により、高周波成分が減衰され且つ赤外
波長成分が除去されて、CCD撮像素子3に入射する。
CCD撮像素子3は、入力面で受光した光学情報を、画
像情報として一旦蓄積して、電気的な画像情報として画
像情報処理部(図示していない)に供給する。
【0044】被写体観察時には、被写体より撮影レンズ
系1に入射した光線は、光軸に対してほぼ45°傾斜し
たミラー部材7により側方に反射されて、ファインダ接
眼光学系5に導入される。このようにすれば、ミラー部
材7を光軸に対して平行な状態として退避させるので、
例えばミラー部材4を光軸に対してほぼ45°傾斜した
状態を保ったまま退避させるのに比して、退避および挿
入動作にかかわるカメラ内のスペースを有効に利用する
ことができる。さらに、ミラー部材7の退避位置を、フ
ァインダ接眼光学系5から撮影光路内に至る光路を退避
中のミラー部材7が閉塞するように設定することによ
り、ファインダ接眼光学系からの有害な光が撮影光路中
に侵入するのを防止することができ、しかも漏光防止の
ための特別な遮蔽機構を設ける必要もない。
【0045】なお、駆動装置8は、ミラー部材7の退避
に際し、ミラー部材7を、ミラー面が光軸に対して平行
となる状態に回動させるだけでよいが、撮影レンズ系1
がバックフォーカスにより、後方に突出していて、ミラ
ー部材7の回動のためのスペースが充分でない場合に
は、いわゆるスイングバックミラーのように回動支点を
後方に向けて円弧状に移動させつつ回動させたり、回動
させずに一旦撮影光路から退避させてから回動させた
後、退避位置に移動させるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、請求光の発明によれ
ば、撮影レンズと撮像素子との間に、前記撮影レンズで
導かれる光束の高周波成分を減衰させるローパスフィル
タおよび入射光の赤外波長成分をカットする赤外光カッ
トフィルタが一体に構成されるフィルタ部材を配置し、
被写体観察時には、前記フィルタ部材を撮影光路から側
方の退避位置に退避させるとともにミラー部材を該撮影
光路内に光軸に対してほぼ45°傾斜させて挿入して前
記撮影レンズからの光束を撮影光軸にほぼ直交する方向
に反射して、観察用被写体像を形成するファインダ接眼
光学系に導き、且つ撮影時には、前記ミラー部材を前記
撮影光路から前記退避位置近傍に該ミラー部材のミラー
面が光軸方向にほぼ直交する状態として退避させるとと
もに前記フィルタ部材を該撮影光路内に前記光軸が垂直
に交わるように挿入して前記撮影レンズ系からの光束を
通過させて前記撮像素子に導くように駆動することによ
り、前記ミラー部材を前記フィルタとほぼ共通の退避位
置に退避させ、ファインダ光学系に関連する構成を簡易
で且つコンパクトにするとともに、カメラ内部のスペー
スをより有効に活用して、カメラ全体のコンパクト化を
実現し得るカメラを提供することができる。
【0047】また、請求項2の発明のカメラによれば、
撮影レンズと撮像素子との間に、前記撮影レンズで導か
れる光束の高周波成分を減衰させるローパスフィルタお
よび入射光の赤外波長成分をカットする赤外光カットフ
ィルタが一体に構成されるフィルタ部材を配置し、被写
体観察時には、前記フィルタ部材を撮影光路から側方に
退避させるとともにミラー部材を該撮影光路内に光軸に
対してほぼ45°傾斜させて挿入して前記撮影レンズか
らの光束を撮影光軸にほぼ直交する方向に反射して、観
察用被写体像を形成するファインダ接眼光学系に導き、
且つ撮影時には、前記ミラー部材を前記撮影光路から該
ミラー部材のミラー面が光軸に平行となる状態として退
避させるとともに前記フィルタ部材を該撮影光路内に前
記光軸が垂直に交わるように挿入して前記撮影レンズ系
からの光束を通過させて前記撮像素子に導くように駆動
することにより、ミラー部材の退避スペースを縮小し
て、コンパクトな構造にて、被写体光束を撮影レンズ系
からファインダ接眼光学系へ導光し得るカメラを提供す
ることができる。
【0048】さらに、本発明の請求項3のカメラによれ
ば、撮影時に、撮影光路からファインダ接眼光学系への
光路をミラー部材により遮蔽する位置に前記ミラー部材
を退避させることにより、特に簡易な構成で、撮影光路
からファインダ接眼光学系への漏光を有効に防止するこ
とができ、撮影光量の損失が少ないカメラを提供するこ
とができる。また、本発明の請求項4のカメラによれ
ば、ミラー部材の退避時に該ミラー部材を回動させて退
避させることにより、ミラー部材の退避を、簡易な構造
にて容易に行うことが可能なカメラを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの被写
体観察時の要部の構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1のカメラの撮影時の構成を模式的に示す斜
視図である。
【図3】図1のカメラのミラー部材の駆動機構の一部の
詳細な構成を模式的に示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るカメラの撮影
時の要部の構成を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ系 2 フィルタ部材 3 CCD撮像素子 4,7 ミラー部材 4a 突起 5 ファインダ接眼光学系 6,8 駆動装置 51 像反転系 52 接眼レンズ 61 側板 61a ガイド溝 62,63 ガイドレール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光学像を結像させるための撮影レ
    ンズ系と、 前記撮影レンズ系による被写体光学像の結像面に配置さ
    れて該被写体光学像を撮像する撮像素子と、 撮影時に前記撮影レンズ系と撮像素子との間に配置さ
    れ、前記撮影レンズで導かれる光束の高周波成分を減衰
    させるローパスフィルタおよび入射光の赤外波長成分を
    カットする赤外光カットフィルタが一体に構成されるフ
    ィルタ部材と、 被写体観察時に前記撮影レンズ系と撮像素子との間に配
    置され、前記撮影レンズ系からの光束を反射するミラー
    部材と、 前記フィルタ部材およびミラー部材を駆動し、被写体観
    察時には、前記フィルタ部材を撮影光路から側方の退避
    位置に退避させるとともに前記ミラー部材を該撮影光路
    内に光軸に対してほぼ45°傾斜させて挿入して前記撮
    影レンズ系からの光束を反射して撮影光軸にほぼ直交す
    る方向に導き、且つ撮影時には、前記ミラー部材を前記
    撮影光路から前記退避位置近傍に該ミラー部材のミラー
    面が光軸方向にほぼ直交する状態として退避させるとと
    もに、前記フィルタ部材を該撮影光路内に前記光軸が垂
    直に交わるように挿入して前記撮影レンズ系からの光束
    を通過させて前記撮像素子に導くようにする駆動制御手
    段と、 前記被写体観察時に前記ミラー部材により反射されて導
    かれた光束を用いて観察用被写体像を形成するファイン
    ダ接眼光学系とを具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体光学像を結像させるための撮影レ
    ンズ系と、 前記撮影レンズ系による被写体光学像の結像面に配置さ
    れて該被写体光学像を撮像する撮像素子と、 撮影時に前記撮影レンズ系と撮像素子との間に配置さ
    れ、前記撮影レンズで導かれる光束の高周波成分を減衰
    させるローパスフィルタおよび入射光の赤外波長成分を
    カットする赤外光カットフィルタが一体に構成されるフ
    ィルタ部材と、 被写体観察時に前記撮影レンズ系と撮像素子との間に配
    置され、前記撮影レンズ系からの光束を反射するミラー
    部材と、 前記フィルタ部材およびミラー部材を駆動し、被写体観
    察時には、前記フィルタ部材を撮影光路から側方に退避
    させるとともに前記ミラー部材を該撮影光路内に光軸に
    対してほぼ45°傾斜させて挿入して前記撮影レンズ系
    からの光束を反射して撮影光軸にほぼ直交する方向に導
    き、且つ撮影時には、前記ミラー部材を前記撮影光路か
    ら該ミラー部材のミラー面が光軸に平行となる状態とし
    て退避させるとともに、前記フィルタ部材を該撮影光路
    内に前記光軸が垂直に交わるように挿入して前記撮影レ
    ンズ系からの光束を通過させて前記撮像素子に導くよう
    にする駆動制御手段と、 前記被写体観察時に前記ミラー部材により反射されて側
    方に導かれた光束を用いて観察用被写体像を形成するフ
    ァインダ接眼光学系とを具備することを特徴とするカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 駆動制御手段は、撮影時に、撮影光路か
    らファインダ接眼光学系への光路をミラー部材により遮
    蔽する位置に前記ミラー部材を退避させる手段を含むこ
    とを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 駆動制御手段は、ミラー部材の退避時
    に、該ミラー部材を回動させる手段を含むことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6536960B2 (en) 1999-12-15 2003-03-25 Minolta Co., Ltd. Image-sensing apparatus
US6961089B2 (en) 1999-12-24 2005-11-01 Minolta Co., Ltd. Digital camera that displays a previously captured image on an LCD when a half-mirror is in motion
GB2456902A (en) * 2008-01-25 2009-08-05 Gen Electric Processes for forming a permanent hydrophilic surface on a porous membrane

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