JP2000199513A - 落下防止ボルト及び落下防止ボルトを用いた加工装置 - Google Patents

落下防止ボルト及び落下防止ボルトを用いた加工装置

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JP2000199513A
JP2000199513A JP11001574A JP157499A JP2000199513A JP 2000199513 A JP2000199513 A JP 2000199513A JP 11001574 A JP11001574 A JP 11001574A JP 157499 A JP157499 A JP 157499A JP 2000199513 A JP2000199513 A JP 2000199513A
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JP
Japan
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bolt
hole
adapter
machine body
ring
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JP11001574A
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English (en)
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Taizo Kato
泰蔵 加藤
Hiroshi Oishi
広 大石
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボルト15取り外し時の煩雑な手作業とボルト
15の脱落、ボルト15取り付け時の煩雑な仮取付と仮
取付時のボルト15の脱落、及び煩雑なボルト15取り
付け,取り外し作業を必要とするアダプタ12の交換作
業の簡素化を目的とする。 【解決手段】ボルト1を、ボルト1の貫通部4に設けら
れた溝2と、機械本体11の貫通穴13内でボルト1を
保持可能に貫通穴13と適合するボルト1貫通部5の溝
2に設置されたOリング3とを有する落下防止ボルト1
としたことを特徴とすると共に、加工装置のアダプタ1
2と機械本体11とを前記落下防止ボルト1にて締結し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貫通穴を有する第
1の部材とネジ穴を有する第2の部材を締結するために
用いられるボルトに適用される。又、加工用ワークが設
置される締結用ネジ部を有したアダプタと、貫通穴を有
する機械本体とがボルトを用いて締結される加工装置に
適用される。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の技術に係るボルトの取付け
状態を示す。図4において、加工装置等では使用するワ
ークの種類に応じてアダプタ12を選択して機械本体1
1に取付け、ワークの種類を変更する場合には、アダプ
タ12も交換するといった構造が用いられている。
【0003】機械本体11には貫通穴13が、アダプタ
12にはネジ部14が設けられており、ボルト15には
アダプタ12のネジ部14と嵌合するネジ部17が設け
られると共に、アダプタ12がボルト15を介して機械
本体11に締結される状態において、ボルト15の頭部
18が機械本体11下面と当接して機械本体11とアダ
プタ12とを締結可能とするように長さが調節された、
機械本体11の貫通穴13を貫通するボルト15の貫通
部16とが設けられている。
【0004】アダプタ12を交換する際には、ボルト1
5のネジ部17の一部がアダプタ12のネジ部14に嵌
合している状態までレンチ等の工具を用いてボルト15
を緩め、作業者が手19によってボルト15を緩めなが
ら取り外す。
【0005】その後アダプタ12を交換して機械本体1
1上に戴置し、再度手作業により機械本体11の貫通穴
13を通して、ボルト15を回転させることによりボル
ト15のネジ部17の一部をアダプタ12のネジ部14
に嵌合させて仮取付し、レンチ等の工具により締め付け
を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のアダプタ12の
交換において、ボルト15取り外し時には、工具を用い
てボルト15をある程度まで緩めるものの、最終的には
作業者が手19によってボルト15を緩めながら取り外
すことが必要なため、作業が煩雑となる上に、緩めなが
ら取り外す際に誤ってボルト15を床等に落とすことも
あり、又、ボルト15のネジ部17とアダプタ12のネ
ジ部14との嵌合が完全に外れるまで工具を用いてボル
ト15を緩めた場合には、ボルト15のネジ部17とア
ダプタ12のネジ部14との嵌合が完全に外れた時点、
又は、工具取外し時にボルト15が床等に落ちるという
問題があった。
【0007】又、ボルト15取り付け時には、作業者が
手作業によってボルト15を回転させて仮取付すること
が必要で、作業が煩雑であると共に、ボルト15を回転
させての仮取付時には、誤ってボルトを床等に落として
しまうという問題があった。。
【0008】近年の多品種少量生産に対応するには、ワ
ークの変更は日常茶飯事であり、アダプタ12の交換の
ためのボルトの取付け,取り外しもまた頻繁に行われ、
上記ボルトの取付け,取り外しという作業の煩雑さ及び
ボルトの落下は大きな問題となっている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、貫通穴を有
する第1の部材とネジ穴を有する第2の部材を締結する
ために、貫通部とネジ部を有するボルトにおいて、ボル
トの貫通部に設けられた溝と、第1の部材の貫通穴内で
ボルトを保持可能に貫通穴と適合するボルト貫通部の溝
に設置されたボルト保持手段とを有する落下防止用ボル
トであることを特徴とした。
【0010】又、加工用ワークが設置されたアダプタ
と、アダプタに設けられた締結用ネジ部と、アダプタが
設置される機械本体と、機械本体に設けられた貫通穴
と、機械本体の貫通穴を貫通する貫通部とアダプタ締結
用ネジ部と嵌合するネジ部とを有して機械本体とアダプ
タを締結するボルトを有する加工装置において、上記第
1の手段に係る落下防止用ボルトにより機械本体とアダ
プタを締結する加工装置であることを特徴とした。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係るボルトの断面
図を、図2に本発明に係るボルト取付け時のボルトの取
付け状態を示す断面図を、図3に本発明に係るボルト締
結時のボルトの取付け状態を示す断面図を各々示す。
【0012】図1において、ボルト1の貫通部5には溝
2が設けられており、この溝2にはOリング3が配置さ
れる。このOリング3は、外径が機械本体11の貫通穴
13内径よりも僅かに大きく、内径がボルト1の貫通部
5の溝2外径よりも僅かに小さくなっている。
【0013】図2に示す通り、ボルト1の取付けは、ま
ず、機械本体11の貫通穴13にボルト1を挿入する。
挿入されたボルト1のOリング3外径は、機械本体11
の貫通穴13内径よりも大きいため、図3に示す通り貫
通穴13内でOリング3は直径方向に圧縮され、この圧
縮に対するOリング3の反発力により生じるOリング3
と貫通穴13との摩擦力により、ボルト1は機械本体1
1の貫通穴13内に保持される。その後ボックスレンチ
等の工具により、ボルト1の締め付けを行う。
【0014】又、ボルト1の取外しはこの逆で、締め付
けられたボルト1を工具により、ボルト1のネジ部4と
アダプタ12のネジ部14との嵌合が外れるまで緩め
る。緩められたボルト1は、上記取付け時と同様にOリ
ング3と貫通穴13との摩擦力によりボルト1が機械本
体11の貫通穴13内に保持され、保持されたボルト1
を貫通穴13より引き抜くことによりボルト1の取外し
が完了する。
【0015】ここで、ボルト1の溝2が浅い溝であった
り、又、ボルト1の溝2外径に対するOリング3内径の
差が機械本体11の貫通穴13内径に対するOリング3
外径の差よりも小さい場合、ボルト1取付け時にOリン
グ3がボルト1の溝2から外れて機械本体11の貫通穴
13内に入らず、ボルト1が貫通穴13内に保持されな
かったり、ボルト1取外し時に、Oリング3と貫通穴1
3との摩擦力に抗しきれず、Oリング3がボルト1の溝
2から外れ、貫通穴13内にOリングのみが取り残され
たりするため、ボルト1取付け,取外し時にOリング3
が溝2から外れないよう、溝2深さ,Oリング3内径,
Oリング3外径を決めることが必要である。
【0016】次に、アダプタ12交換時の作業について
述べる。装着されているアダプタ12を外す場合、上記
ボルト1の取り外しと同様に締め付けられたボルト1を
工具により、ボルト1のネジ部4とアダプタ12のネジ
部14との嵌合が外れるまで緩める。上記の通りボルト
1を緩めると、ボルト1はそのネジ部4がアダプタ12
のネジ部14との嵌合が外れた状態で機械本体11の貫
通部13に保持されるため、この状態でボルト1を引き
抜くこと無くアダプタを外すことができる。
【0017】次にアダプタ12を装着する場合は、上記
の状態で外したアダプタ12に代えて必要とされるアダ
プタ12を機械本体11上に戴置する。この状態でも、
ボルト1は機械本体11の貫通部13に保持されたまま
となっているため、工具によりボルト1を締め付ければ
アダプタ12が機械本体11に締結されて、アダプタ1
2の交換が完了する。
【0018】
【発明の効果】上記の通り本発明では、機械本体11の
貫通穴13にボルト1を挿入するだけでボルト1が貫通
穴13に保持されるため、ボルト1取付け時の仮取付け
が単に貫通穴13にボルト1を挿入するだけで済むと共
に、仮取付け時にボルト1を落とすことも無く、取付け
作業が簡素化される。
【0019】同様に取り外し作業においても、ボルト1
のネジ部4とアダプタ12のネジ部14とが嵌合してい
なくともボルト1が機械本体11の貫通穴13に保持さ
れるため、ボルト1のネジ部4をアダプタ12のネジ部
14との嵌合が完全に外れるまで工具によりボルト1を
緩め、その後ボルト1を引き抜くだけで取り外しがで
き、ボルト1を回転させながら引き抜くという煩雑な作
業も無く、又、ボルト1を落とすことも無くなり、取外
し作業が簡素化される。
【0020】又、アダプタ12の交換作業において、ア
ダプタ12取り外し時には、ボルト1のネジ部4とアダ
プタ12のネジ部14との嵌合が外れた状態でも、ボル
ト1は機械本体11の貫通穴13に保持されるため、こ
の状態でアダプタ12を交換することにより機械本体1
1からのボルト1の取り外し作業が不要となる。
【0021】さらに、交換したアダプタ12取付け時に
は、アダプタ12を機械本体11上に戴置した際に、既
にボルト1が貫通穴13に保持された状態になっている
ため、工具による締め付け作業だけで済み、仮取付け等
の新たなボルト1取付け作業が不要となる。
【0022】以上、本発明によりアダプタ12交換時に
おいて、機械本体11へのボルト1取付け,取外し作業
が不要となるため、アダプタ12の交換作業は著しく簡
素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るボルトの断面図。
【図2】 本発明に係るボルトの取付け状態を示す断面
図(ボルト取付け時)。
【図3】 本発明に係るボルトの取付け状態を示す断面
図(ボルト締結時)。
【図4】 従来の技術に係るボルトの取付け状態を示す
断面図。
【符号の説明】
1 本発明に係るボルト 2 本発明に係るボルトに設けられた溝 3 Oリング 4 ボルトのネジ部 5 ボルトの貫通部 6 ボルトの頭部 11 機械本体 12 アダプタ 13 機械本体側貫通部 14 アダプタ側ネジ部 15 従来の技術に係るボルト 16 従来の技術に係るボルトの貫通部 17 従来の技術に係るボルトのネジ部 18 従来の技術に係るボルトの頭部 19 作業者の手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通穴を有する第1の部材と、ネジ穴を有
    する第2の部材と、第1の部材と第2の部材を締結する
    ために、貫通部とネジ部を有するボルトにおいて、ボル
    トの貫通部に設けられた溝と、第1の部材の貫通穴内で
    ボルトを保持可能に貫通穴と適合するボルト貫通部の溝
    に設置されたボルト保持手段とを有することを特徴とし
    た落下防止ボルト。
  2. 【請求項2】加工用ワークが設置されるアダプタと、ア
    ダプタに設けられた締結用ネジ部と、アダプタが設置さ
    れる機械本体と、機械本体に設けられた貫通穴と、機械
    本体の貫通穴を貫通する貫通部とアダプタ締結用ネジ部
    と嵌合するネジ部とを有して機械本体とアダプタを締結
    するボルトとを有する加工装置において、前記ボルト
    が、ボルトの貫通部に設けられた溝と、機械本体の貫通
    穴内でボルトを保持可能に貫通穴と適合するボルト貫通
    部の溝に設置されたボルト保持手段とを有する落下防止
    ボルトであることを特徴とした落下防止ボルトを用いた
    加工装置。
JP11001574A 1999-01-07 1999-01-07 落下防止ボルト及び落下防止ボルトを用いた加工装置 Withdrawn JP2000199513A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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