JP2001232504A - 超音波振動加工機の刃物着脱装置 - Google Patents
超音波振動加工機の刃物着脱装置Info
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- Y10T279/17—Socket type
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- Y10T279/17598—Fixed cam and moving jaws
- Y10T279/17606—Threaded sleeve and body
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 超音波振動加工機において、刃物交換を簡
易、迅速且つ確実に行なうことができ、超音波振動体を
構成するシャンクに対する質量添加を伴わないこと。 【解決手段】 刃物１の基端をコレット１６に挿着し、
コレットのテーパ面１６Ａを超音波振動加工機のシャン
ク１５に設けたテーパ孔１５Ａにテーパ結合する、刃物
着脱装置において、シャンクとコレットの一方には螺合
し、他方には軸方向に係合し、シャンクとコレットの一
方に対する螺動操作によりコレットをシャンクのテーパ
孔に引き込み装着可能とするとともに、シャンクとコレ
ットから分離できるコレット装着具２１を有するととも
に、シャンクとコレットの一方に対する螺動操作により
コレットをシャンクのテーパ孔から引き抜き離脱可能と
するとともに、シャンクとコレットから分離できるコレ
ット離脱具を有する。ことを特徴とする。
易、迅速且つ確実に行なうことができ、超音波振動体を
構成するシャンクに対する質量添加を伴わないこと。 【解決手段】 刃物１の基端をコレット１６に挿着し、
コレットのテーパ面１６Ａを超音波振動加工機のシャン
ク１５に設けたテーパ孔１５Ａにテーパ結合する、刃物
着脱装置において、シャンクとコレットの一方には螺合
し、他方には軸方向に係合し、シャンクとコレットの一
方に対する螺動操作によりコレットをシャンクのテーパ
孔に引き込み装着可能とするとともに、シャンクとコレ
ットから分離できるコレット装着具２１を有するととも
に、シャンクとコレットの一方に対する螺動操作により
コレットをシャンクのテーパ孔から引き抜き離脱可能と
するとともに、シャンクとコレットから分離できるコレ
ット離脱具を有する。ことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動加工機
の刃物着脱装置に関する。
の刃物着脱装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】超音波振動加工機において、ドリルやエ
ンドミルカッタ等の刃物を該加工機の超音波振動体を構
成するシャンク（主軸）に着脱する刃物着脱装置とし
て、図１２に示すものがある。図１２の刃物着脱装置
は、刃物１の基端をコレット２（円錐管の上端側と下端
側から交互に数条のスリット２Ａを設けたもの）に挿着
し、このコレット２のテーパ面をシャンク３のテーパ孔
にテーパ結合するに際し、シャンク３に螺着した着脱ナ
ット４の突起５Ａをコレット２のリング溝５Ｂに係合
し、着脱ナット４をシャンク３に対して螺動することに
より、コレット２をシャンク３のテーパ孔に引き込み装
着し、又は引き抜き離脱可能とするものである。
ンドミルカッタ等の刃物を該加工機の超音波振動体を構
成するシャンク（主軸）に着脱する刃物着脱装置とし
て、図１２に示すものがある。図１２の刃物着脱装置
は、刃物１の基端をコレット２（円錐管の上端側と下端
側から交互に数条のスリット２Ａを設けたもの）に挿着
し、このコレット２のテーパ面をシャンク３のテーパ孔
にテーパ結合するに際し、シャンク３に螺着した着脱ナ
ット４の突起５Ａをコレット２のリング溝５Ｂに係合
し、着脱ナット４をシャンク３に対して螺動することに
より、コレット２をシャンク３のテーパ孔に引き込み装
着し、又は引き抜き離脱可能とするものである。
【０００３】図１２の刃物着脱装置によれば、刃物交換
に熟練を要することなく、これを迅速且つ確実に行なう
ことができる。
に熟練を要することなく、これを迅速且つ確実に行なう
ことができる。
【０００４】
【発明が解決しようする課題】然しながら、従来技術で
は、超音波振動体を構成するシャンク３に大外径の着脱
ナット４を常に取付けてあり、この着脱ナット４が超音
波振動体の振動に悪影響を与える質量添加となり、これ
が超音波振動源の発振エネルギの増大や振動効率の悪化
をきたし、ひいては超音波振動加工機の致命的な欠陥と
なる。
は、超音波振動体を構成するシャンク３に大外径の着脱
ナット４を常に取付けてあり、この着脱ナット４が超音
波振動体の振動に悪影響を与える質量添加となり、これ
が超音波振動源の発振エネルギの増大や振動効率の悪化
をきたし、ひいては超音波振動加工機の致命的な欠陥と
なる。
【０００５】本発明の課題は、超音波振動加工機におい
て、刃物交換を簡易、迅速且つ確実に行なうことがで
き、超音波振動体を構成するシャンクに対する質量添加
を伴わないことにある。
て、刃物交換を簡易、迅速且つ確実に行なうことがで
き、超音波振動体を構成するシャンクに対する質量添加
を伴わないことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、刃物の基端をコレットに挿着し、該コレットのテー
パ面を超音波振動加工機のシャンクに設けたテーパ孔に
テーパ結合する、超音波振動加工機の刃物着脱装置にお
いて、シャンクとコレットの一方には螺合し、他方には
軸方向に係合し、シャンクとコレットの一方に対する螺
動操作によりコレットをシャンクのテーパ孔に引き込み
装着可能とするとともに、シャンクとコレットから分離
できるコレット装着具を有するとともに、シャンクとコ
レットの一方には螺合し、他方には軸方向に係合し、シ
ャンクとコレットの一方に対する螺動操作によりコレッ
トをシャンクのテーパ孔から引き抜き離脱可能とすると
ともに、シャンクとコレットから分離できるコレット離
脱具を有してなるようにしたものである。
は、刃物の基端をコレットに挿着し、該コレットのテー
パ面を超音波振動加工機のシャンクに設けたテーパ孔に
テーパ結合する、超音波振動加工機の刃物着脱装置にお
いて、シャンクとコレットの一方には螺合し、他方には
軸方向に係合し、シャンクとコレットの一方に対する螺
動操作によりコレットをシャンクのテーパ孔に引き込み
装着可能とするとともに、シャンクとコレットから分離
できるコレット装着具を有するとともに、シャンクとコ
レットの一方には螺合し、他方には軸方向に係合し、シ
ャンクとコレットの一方に対する螺動操作によりコレッ
トをシャンクのテーパ孔から引き抜き離脱可能とすると
ともに、シャンクとコレットから分離できるコレット離
脱具を有してなるようにしたものである。
【０００７】請求項２に記載の本発明は、請求項１に記
載の本発明において更に、前記コレットがコレット離脱
具と螺合するねじ部を備え、該コレット離脱具がシャン
クの端面に衝合し得るようにしたものである。
載の本発明において更に、前記コレットがコレット離脱
具と螺合するねじ部を備え、該コレット離脱具がシャン
クの端面に衝合し得るようにしたものである。
【０００８】請求項３に記載の本発明は、請求項１に記
載の本発明において更に、前記コレットがコレット抜き
駒を係着し得るリング溝を備え、コレット離脱具がシャ
ンクに螺合するとともに上記コレット抜き駒の端面に衝
合し得るようにしたものである。
載の本発明において更に、前記コレットがコレット抜き
駒を係着し得るリング溝を備え、コレット離脱具がシャ
ンクに螺合するとともに上記コレット抜き駒の端面に衝
合し得るようにしたものである。
【０００９】
【作用】請求項１の発明によれば下記、の作用があ
る。 超音波振動体を構成するシャンクへのコレットの装着
時には、コレット装着具を用いてコレットを強固にシャ
ンクのテーパ孔に引き込み装着する。他方、シャンクか
らのコレットの離脱時には、コレット離脱具を用いてコ
レットをシャンクのテーパから引き抜き離脱できる。こ
れらにより、コレットに挿着した刃物を簡易、迅速且つ
確実に交換できる。
る。 超音波振動体を構成するシャンクへのコレットの装着
時には、コレット装着具を用いてコレットを強固にシャ
ンクのテーパ孔に引き込み装着する。他方、シャンクか
らのコレットの離脱時には、コレット離脱具を用いてコ
レットをシャンクのテーパから引き抜き離脱できる。こ
れらにより、コレットに挿着した刃物を簡易、迅速且つ
確実に交換できる。
【００１０】コレット装着具とコレット離脱具は、コ
レットの装着後と離脱後にシャンクとコレットから直ち
に分離でき、超音波振動体の振動に悪影響を与える質量
添加にならない。従って、コレット装着具とコレット離
脱具が、超音波振動源の発振エネルギの増大や振動効率
の悪化を招くものになることがなく、超音波振動加工機
の加工性能の安定を図ることができる。
レットの装着後と離脱後にシャンクとコレットから直ち
に分離でき、超音波振動体の振動に悪影響を与える質量
添加にならない。従って、コレット装着具とコレット離
脱具が、超音波振動源の発振エネルギの増大や振動効率
の悪化を招くものになることがなく、超音波振動加工機
の加工性能の安定を図ることができる。
【００１１】請求項２の発明によれば下記の作用があ
る。 コレットが、コレット離脱具と螺合するねじ部を備
え、該コレット離脱具がシャンクの端面に衝合し得るも
のとすることにより、コレット離脱具を用いるだけの簡
素な構成により、コレットをシャンクから離脱できる。
る。 コレットが、コレット離脱具と螺合するねじ部を備
え、該コレット離脱具がシャンクの端面に衝合し得るも
のとすることにより、コレット離脱具を用いるだけの簡
素な構成により、コレットをシャンクから離脱できる。
【００１２】請求項３の発明によれば下記の作用があ
る。 コレットが、コレット抜き駒を係着し得るリング溝を
備え、コレット離脱具がシャンクに螺合するとともに常
時コレット抜き駒の端面に衝合し得るものとすることに
より、コレット離脱具はシャンクの端面に衝合すること
なくコレットをシャンクから離脱できる。超音波振動加
工機の加工スペースが小スペースのとき、シャンクの端
面径を小径にせざるを得ないが、この端面がコレット離
脱具の衝合により塑性変形する虞がなく、シャンクの使
用性、寿命を良好化できる。
る。 コレットが、コレット抜き駒を係着し得るリング溝を
備え、コレット離脱具がシャンクに螺合するとともに常
時コレット抜き駒の端面に衝合し得るものとすることに
より、コレット離脱具はシャンクの端面に衝合すること
なくコレットをシャンクから離脱できる。超音波振動加
工機の加工スペースが小スペースのとき、シャンクの端
面径を小径にせざるを得ないが、この端面がコレット離
脱具の衝合により塑性変形する虞がなく、シャンクの使
用性、寿命を良好化できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は超音波振動加工機を示す一
部破断正面図、図２はシャンクへのコレット装着状態を
示す断面図、図３はコレット装着具の使用状態を示す断
面図、図４はコレット離脱具の使用状態を示す断面図、
図５はコレットを示す模式図、図６はコレット装着具を
示す模式図、図７はコレット離脱具を示す模式図、図８
はコレット装着／離脱具を示す模式図、図９はコレット
離脱具とコレット抜き駒の使用状態を示す断面図、図１
０は図９の底面図、図１１はコレットを示す模式図、図
１２は従来例を示す模式図である。
部破断正面図、図２はシャンクへのコレット装着状態を
示す断面図、図３はコレット装着具の使用状態を示す断
面図、図４はコレット離脱具の使用状態を示す断面図、
図５はコレットを示す模式図、図６はコレット装着具を
示す模式図、図７はコレット離脱具を示す模式図、図８
はコレット装着／離脱具を示す模式図、図９はコレット
離脱具とコレット抜き駒の使用状態を示す断面図、図１
０は図９の底面図、図１１はコレットを示す模式図、図
１２は従来例を示す模式図である。
【００１４】（第１実施形態）（図１〜図８） 図１の超音波振動加工機１０は、超音波振動体１１をね
じり振動子１２とコーン１３（超音波振動の伸縮拡大伝
達体）とホーン１４のボルト結合体にて構成し、コーン
１３のフランジ状取付部１３Ａを刃物台（不図示）に取
付け可能とし、ホーン１４をシャンク１５（主軸）とし
ている。
じり振動子１２とコーン１３（超音波振動の伸縮拡大伝
達体）とホーン１４のボルト結合体にて構成し、コーン
１３のフランジ状取付部１３Ａを刃物台（不図示）に取
付け可能とし、ホーン１４をシャンク１５（主軸）とし
ている。
【００１５】超音波振動加工機１０は、図１、図２に示
す如く、ドリル、エンドミルカッタ、タップ、ホーニン
グバー等の刃物１の基端をコレット１６に挿着し、コレ
ット１６のテーパ面１６Ａをシャンク１５のテーパ孔１
５Ａにテーパ結合可能としている。コレット１６は、図
５に示す如く、円錐管の上端側と下端側から交互に数条
のスリット１６Ｂ、１６Ｃを付与し、シャンク１５のテ
ーパ孔１５Ａへの装着状態下で弾性的に縮径して刃物１
の基端を緊結可能としている。コレット１６は、テーパ
面１６Ａに連なる大径部にねじ部１６Ｄを備える。
す如く、ドリル、エンドミルカッタ、タップ、ホーニン
グバー等の刃物１の基端をコレット１６に挿着し、コレ
ット１６のテーパ面１６Ａをシャンク１５のテーパ孔１
５Ａにテーパ結合可能としている。コレット１６は、図
５に示す如く、円錐管の上端側と下端側から交互に数条
のスリット１６Ｂ、１６Ｃを付与し、シャンク１５のテ
ーパ孔１５Ａへの装着状態下で弾性的に縮径して刃物１
の基端を緊結可能としている。コレット１６は、テーパ
面１６Ａに連なる大径部にねじ部１６Ｄを備える。
【００１６】このとき、超音波振動加工機１０にあって
は、刃物１の基端が挿着されたコレット１６を、シャン
ク１５のテーパ孔１５Ａに着脱するに際し、コレット装
着具２１とコレット離脱具２２を用いる。
は、刃物１の基端が挿着されたコレット１６を、シャン
ク１５のテーパ孔１５Ａに着脱するに際し、コレット装
着具２１とコレット離脱具２２を用いる。
【００１７】コレット装着具２１は、図３に示す如く、
シャンク１５の外周ねじ部１５Ｂに螺合するねじ部２１
Ａと、コレット１６の端面に軸方向で係合する衝合面２
１Ｂと、刃物１の挿通孔２１Ｃを備える。これにより、
コレット装着具２１は、シャンク１５に対する螺動操作
によるねじの推力により、コレット１６をシャンク１５
のテーパ孔１５Ａに引き込み圧入して装着（緊着固定）
可能とする。コレット１６とシャンク１５のテーパ孔１
５Ａはそれらのテーパ結合による緊迫力、及び摩擦力に
より刃物１をシャンク１５に緊締するものとなり、刃物
１を超音波振動加工に供用可能とする。そして、コレッ
ト装着具２１は、コレット１６をシャンク１５のテーパ
孔１５Ａに装着した後には、シャンク１５のねじ部１５
Ｂに対して逆転することにより直ちに分離できる。図６
はコレット装着具２１を示す。
シャンク１５の外周ねじ部１５Ｂに螺合するねじ部２１
Ａと、コレット１６の端面に軸方向で係合する衝合面２
１Ｂと、刃物１の挿通孔２１Ｃを備える。これにより、
コレット装着具２１は、シャンク１５に対する螺動操作
によるねじの推力により、コレット１６をシャンク１５
のテーパ孔１５Ａに引き込み圧入して装着（緊着固定）
可能とする。コレット１６とシャンク１５のテーパ孔１
５Ａはそれらのテーパ結合による緊迫力、及び摩擦力に
より刃物１をシャンク１５に緊締するものとなり、刃物
１を超音波振動加工に供用可能とする。そして、コレッ
ト装着具２１は、コレット１６をシャンク１５のテーパ
孔１５Ａに装着した後には、シャンク１５のねじ部１５
Ｂに対して逆転することにより直ちに分離できる。図６
はコレット装着具２１を示す。
【００１８】コレット離脱具２２は、図４に示す如く、
コレット１６のねじ部１６Ｄに螺合するねじ部２２Ａ
と、シャンク１５の端面に軸方向で係合する衝合面２２
Ｂと、刃物１の挿通孔２２Ｃを備える。これにより、コ
レット離脱具２２は、コレット１６に対する螺動操作に
よるねじの推力により、コレット１６をシャンク１５の
テーパ孔１５Ａから引き抜き離脱可能とする。そして、
コレット離脱具２２は、コレット１６をシャンク１５の
テーパ孔１５Ａから離脱した後には、シャンク１５とコ
レット１６から直ちに分離できる。図７はコレット離脱
具２２を示す。
コレット１６のねじ部１６Ｄに螺合するねじ部２２Ａ
と、シャンク１５の端面に軸方向で係合する衝合面２２
Ｂと、刃物１の挿通孔２２Ｃを備える。これにより、コ
レット離脱具２２は、コレット１６に対する螺動操作に
よるねじの推力により、コレット１６をシャンク１５の
テーパ孔１５Ａから引き抜き離脱可能とする。そして、
コレット離脱具２２は、コレット１６をシャンク１５の
テーパ孔１５Ａから離脱した後には、シャンク１５とコ
レット１６から直ちに分離できる。図７はコレット離脱
具２２を示す。
【００１９】尚、コレット装着具２１とコレット離脱具
２２は一体化され、図８に示すコレット装着／離脱具２
３の形態で用いることもできる。
２２は一体化され、図８に示すコレット装着／離脱具２
３の形態で用いることもできる。
【００２０】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 超音波振動体を構成するシャンク１５へのコレット１
６の装着時には、コレット装着具２１を用いてコレット
１６を強固にシャンク１５のテーパ孔１５Ａに引き込み
装着する。他方、シャンク１５からのコレット１６の離
脱時には、コレット離脱具２２を用いてコレット１６を
シャンク１５のテーパから引き抜き離脱できる。これら
により、コレット１６に挿着した刃物１を簡易、迅速且
つ確実に交換できる。
がある。 超音波振動体を構成するシャンク１５へのコレット１
６の装着時には、コレット装着具２１を用いてコレット
１６を強固にシャンク１５のテーパ孔１５Ａに引き込み
装着する。他方、シャンク１５からのコレット１６の離
脱時には、コレット離脱具２２を用いてコレット１６を
シャンク１５のテーパから引き抜き離脱できる。これら
により、コレット１６に挿着した刃物１を簡易、迅速且
つ確実に交換できる。
【００２１】コレット装着具２１とコレット離脱具２
２は、コレット１６の装着後と離脱後にシャンク１５と
コレット１６から直ちに分離でき、超音波振動体の振動
に悪影響を与える質量添加にならない。従って、コレッ
ト装着具２１とコレット離脱具２２が、超音波振動源の
発振エネルギの増大や振動効率の悪化を招くものになる
ことがなく、超音波振動加工機１０の加工性能の安定を
図ることができる。
２は、コレット１６の装着後と離脱後にシャンク１５と
コレット１６から直ちに分離でき、超音波振動体の振動
に悪影響を与える質量添加にならない。従って、コレッ
ト装着具２１とコレット離脱具２２が、超音波振動源の
発振エネルギの増大や振動効率の悪化を招くものになる
ことがなく、超音波振動加工機１０の加工性能の安定を
図ることができる。
【００２２】コレット１６が、コレット離脱具２２と
螺合するねじ部１６Ｄを備え、該コレット離脱具２２が
シャンク１５の端面に衝合し得るものとすることによ
り、コレット離脱具２２を用いるだけの簡素な構成によ
り、コレット１６をシャンク１５から離脱できる。
螺合するねじ部１６Ｄを備え、該コレット離脱具２２が
シャンク１５の端面に衝合し得るものとすることによ
り、コレット離脱具２２を用いるだけの簡素な構成によ
り、コレット１６をシャンク１５から離脱できる。
【００２３】（第２実施形態）（図９〜図１１） 第２実施形態が第１実施形態と異なる点は、コレット１
６に代わるコレット３１と、コレット離脱具２２に代わ
るコレット離脱具３２と、コレット抜き駒３３を用いた
ことにある。尚、コレット３１の装着用としては前述の
コレット装着具２１を用いることができる。
６に代わるコレット３１と、コレット離脱具２２に代わ
るコレット離脱具３２と、コレット抜き駒３３を用いた
ことにある。尚、コレット３１の装着用としては前述の
コレット装着具２１を用いることができる。
【００２４】コレット３１は、図１１に示す如く、コレ
ット１６と同様のテーパ面３１Ａとスリット３１Ｂ、３
１Ｃを備えるとともに、コレット抜き駒３３が係着し得
るリング溝３１Ｄを備える。このとき、コレット抜き駒
３３は、図９、図１０に示す如く、コレット３１のリン
グ溝３１Ｄに横方向から係脱し得るＣ字状係着片３３Ａ
を備える。
ット１６と同様のテーパ面３１Ａとスリット３１Ｂ、３
１Ｃを備えるとともに、コレット抜き駒３３が係着し得
るリング溝３１Ｄを備える。このとき、コレット抜き駒
３３は、図９、図１０に示す如く、コレット３１のリン
グ溝３１Ｄに横方向から係脱し得るＣ字状係着片３３Ａ
を備える。
【００２５】コレット離脱具３２は、図９、図１０に示
す如く、シャンク１５のねじ部１５Ｂ（コレット装着具
２１のためのねじ部１５Ｂでもある）に螺合するねじ部
３２Ａと、コレット３１に係着された上述のコレット抜
き駒３３の端面に衝合し得る衝合面３２Ｂを備える。こ
れにより、コレット離脱具３２は、シャンク１５に対す
る螺動操作により、コレット抜き駒３３を介して、コレ
ット３１をシャンク１５のテーパ孔１５Ａから引き抜き
離脱可能とする。そして、コレット離脱具３２とコレッ
ト抜き駒３３は、コレット３１をシャンク１５のテーパ
孔１５Ａから離脱した後には、直ちに、コレット抜き駒
３３をコレット３１から分離し、コレット離脱具３２を
シャンク１５から離脱できる。
す如く、シャンク１５のねじ部１５Ｂ（コレット装着具
２１のためのねじ部１５Ｂでもある）に螺合するねじ部
３２Ａと、コレット３１に係着された上述のコレット抜
き駒３３の端面に衝合し得る衝合面３２Ｂを備える。こ
れにより、コレット離脱具３２は、シャンク１５に対す
る螺動操作により、コレット抜き駒３３を介して、コレ
ット３１をシャンク１５のテーパ孔１５Ａから引き抜き
離脱可能とする。そして、コレット離脱具３２とコレッ
ト抜き駒３３は、コレット３１をシャンク１５のテーパ
孔１５Ａから離脱した後には、直ちに、コレット抜き駒
３３をコレット３１から分離し、コレット離脱具３２を
シャンク１５から離脱できる。
【００２６】尚、コレット離脱具３２によるコレット３
１の離脱操作に際し、コレット抜き駒３３とコレット３
１のリング溝３１Ｄとの係着が解けないように、コレッ
ト離脱具３２の衝合面３２Ｂにコレット抜き駒３３の端
面の外径が着座し得る凹状のくぼみを設けることができ
る。
１の離脱操作に際し、コレット抜き駒３３とコレット３
１のリング溝３１Ｄとの係着が解けないように、コレッ
ト離脱具３２の衝合面３２Ｂにコレット抜き駒３３の端
面の外径が着座し得る凹状のくぼみを設けることができ
る。
【００２７】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 超音波振動体を構成するシャンク１５へのコレット３
１の装着時には、コレット装着具２１を用いてコレット
３１を強固にシャンク１５のテーパ孔１５Ａに引き込み
装着する。他方、シャンク１５からのコレット３１の離
脱時には、コレット離脱具３２とコレット抜き駒３３を
用いてコレット３１をシャンク１５のテーパ孔１５Ａか
ら引き抜き離脱できる。これらにより、コレット３１に
挿着した刃物１を簡易、迅速且つ確実に交換できる。
がある。 超音波振動体を構成するシャンク１５へのコレット３
１の装着時には、コレット装着具２１を用いてコレット
３１を強固にシャンク１５のテーパ孔１５Ａに引き込み
装着する。他方、シャンク１５からのコレット３１の離
脱時には、コレット離脱具３２とコレット抜き駒３３を
用いてコレット３１をシャンク１５のテーパ孔１５Ａか
ら引き抜き離脱できる。これらにより、コレット３１に
挿着した刃物１を簡易、迅速且つ確実に交換できる。
【００２８】コレット装着具２１とコレット離脱具３
２及びコレット抜き駒３３は、コレット３１の装着後と
離脱後にシャンク１５とコレット３１から直ちに分離で
き、超音波振動体の振動に悪影響を与える質量添加にな
らない。従って、コレット装着具２１とコレット離脱具
３２及びコレット抜き駒３３が、超音波振動源の発振エ
ネルギの増大や振動効率の悪化を招くものになることが
なく、超音波振動加工機１０の加工性能の安定を図るこ
とができる。
２及びコレット抜き駒３３は、コレット３１の装着後と
離脱後にシャンク１５とコレット３１から直ちに分離で
き、超音波振動体の振動に悪影響を与える質量添加にな
らない。従って、コレット装着具２１とコレット離脱具
３２及びコレット抜き駒３３が、超音波振動源の発振エ
ネルギの増大や振動効率の悪化を招くものになることが
なく、超音波振動加工機１０の加工性能の安定を図るこ
とができる。
【００２９】コレット３１が、コレット抜き駒３３を
係着し得るリング溝３１Ｄを備え、コレット離脱具３２
がシャンク１５に螺合するとともに常時コレット抜き駒
３３の端面に衝合し得るものとすることにより、コレッ
ト離脱具３２はシャンク１５の端面に衝合することなく
コレット３１をシャンク１５から離脱できる。超音波振
動加工機１０の加工スペースが小スペースのとき、シャ
ンク１５の端面径を小径にせざるを得ないが、この端面
がコレット離脱具３２の衝合により塑性変形するおそれ
がなく、シャンク１５の使用性、寿命を良好化できる。
係着し得るリング溝３１Ｄを備え、コレット離脱具３２
がシャンク１５に螺合するとともに常時コレット抜き駒
３３の端面に衝合し得るものとすることにより、コレッ
ト離脱具３２はシャンク１５の端面に衝合することなく
コレット３１をシャンク１５から離脱できる。超音波振
動加工機１０の加工スペースが小スペースのとき、シャ
ンク１５の端面径を小径にせざるを得ないが、この端面
がコレット離脱具３２の衝合により塑性変形するおそれ
がなく、シャンク１５の使用性、寿命を良好化できる。
【００３０】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【００３１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、超音波振
動加工機において、刃物交換を簡易、迅速且つ確実に行
なうことができ、超音波振動体を構成するシャンクに対
する質量添加を伴うことがない。
動加工機において、刃物交換を簡易、迅速且つ確実に行
なうことができ、超音波振動体を構成するシャンクに対
する質量添加を伴うことがない。
【図１】図１は超音波振動加工機を示す一部破断正面図
である。
である。
【図２】図２はシャンクへのコレット装着状態を示す断
面図である。
面図である。
【図３】図３はコレット装着具の使用状態を示す断面図
である。
である。
【図４】図４はコレット離脱具の使用状態を示す断面図
である。
である。
【図５】図５はコレットを示す模式図である。
【図６】図６はコレット装着具を示す模式図である。
【図７】図７はコレット離脱具を示す模式図である。
【図８】図８はコレット装着／離脱具を示す模式図であ
る。
る。
【図９】図９はコレット離脱具とコレット抜き駒の使用
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図１０】図１０は図９の底面図である。
【図１１】図１１はコレットを示す模式図である。
【図１２】図１２は従来例を示す模式図である。
１０ 超音波振動加工機 １５ シャンク １５Ａ テーパ孔 １６ コレット １６Ｄ ねじ部 ２１ コレット装着具 ２２ コレット離脱具 ３１ コレット ３１Ｄ リング溝 ３２ コレット離脱具 ３３ コレット抜き駒
フロントページの続き (72)発明者 渡部 純 静岡県浜松市和田町５−２ 富士工業株式 会社内 Ｆターム(参考） 3C032 JJ07 JJ16
Claims (3)
- 【請求項１】 刃物の基端をコレットに挿着し、該コレ
ットのテーパ面を超音波振動加工機のシャンクに設けた
テーパ孔にテーパ結合する、超音波振動加工機の刃物着
脱装置において、 シャンクとコレットの一方には螺合し、他方には軸方向
に係合し、シャンクとコレットの一方に対する螺動操作
によりコレットをシャンクのテーパ孔に引き込み装着可
能とするとともに、シャンクとコレットから分離できる
コレット装着具を有するとともに、 シャンクとコレットの一方には螺合し、他方には軸方向
に係合し、シャンクとコレットの一方に対する螺動操作
によりコレットをシャンクのテーパ孔から引き抜き離脱
可能とするとともに、シャンクとコレットから分離でき
るコレット離脱具を有してなることを特徴とする超音波
振動加工機の刃物着脱装置。 - 【請求項２】 前記コレットがコレット離脱具と螺合す
るねじ部を備え、該コレット離脱具がシャンクの端面に
衝合し得る請求項１記載の超音波振動加工機の刃物着脱
装置。 - 【請求項３】 前記コレットがコレット抜き駒を係着し
得るリング溝を備え、コレット離脱具がシャンクに螺合
するとともに上記コレット抜き駒の端面に衝合し得る請
求項１記載の超音波振動加工機の刃物着脱装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000048134A JP2001232504A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 超音波振動加工機の刃物着脱装置 |
| DE10108571A DE10108571A1 (de) | 2000-02-24 | 2001-02-22 | Schneidwerkzeug-Befestigungs- und Lösevorrichtung für eine Ultraschall-Schwingungsbearbeitungsvorrichtung |
| US09/792,859 US20010017448A1 (en) | 2000-02-24 | 2001-02-22 | Cutting tool attaching and detaching apparatus of ultrasonic vibration machining device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000048134A JP2001232504A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 超音波振動加工機の刃物着脱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001232504A true JP2001232504A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18570264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000048134A Pending JP2001232504A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 超音波振動加工機の刃物着脱装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20010017448A1 (ja) |
| JP (1) | JP2001232504A (ja) |
| DE (1) | DE10108571A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112935941A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-06-11 | 河南理工大学 | 一种新型集成式单激励超声振动刀柄 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2957243B1 (fr) * | 2010-03-12 | 2012-04-13 | Conception Des Applic Des Tech Electroniques Soc Pour | Instrument vibratoire a outil interchangeable |
| CN104349738B (zh) * | 2012-06-06 | 2017-05-03 | 奥林巴斯株式会社 | 超声波振动产生传递单元的连接机构和超声波振动产生传递单元的制造方法 |
| FR3024028B1 (fr) * | 2014-07-23 | 2016-08-19 | Patrick Lesage | Instrument vibratoire a moyens perfectionnes de changement d'outil |
| WO2020025288A1 (de) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | Inventio Ag | Vorrichtung und ein verfahren zum entfernen eines werkzeugs aus einem werkzeughalter |
| CN108788342A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-13 | 四川大学 | 一种用于超声电火花加工的电极丝夹头 |
| CN109773229B (zh) * | 2018-12-25 | 2020-01-17 | 北京航空航天大学 | 一种应用于气钻的高精度超声锪窝装置 |
| CN111515423B (zh) * | 2020-04-02 | 2021-04-06 | 上海工程技术大学 | 一种纵扭复合超声振动钻床 |
| CN114260764A (zh) * | 2021-12-18 | 2022-04-01 | 凯思英精密科技(苏州)有限公司 | 一种用于放气阀门组件的弯杆加工用抛光设备 |
| CN115846707B (zh) * | 2023-03-02 | 2023-05-23 | 山东华云机电科技有限公司 | 金属表面加工刀具头装置 |
-
2000
- 2000-02-24 JP JP2000048134A patent/JP2001232504A/ja active Pending
-
2001
- 2001-02-22 DE DE10108571A patent/DE10108571A1/de not_active Withdrawn
- 2001-02-22 US US09/792,859 patent/US20010017448A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112935941A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-06-11 | 河南理工大学 | 一种新型集成式单激励超声振动刀柄 |
| CN112935941B (zh) * | 2021-03-24 | 2022-06-17 | 河南理工大学 | 一种新型集成式单激励超声振动刀柄 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20010017448A1 (en) | 2001-08-30 |
| DE10108571A1 (de) | 2001-08-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061117 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090416 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090421 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091027 |